JPS6013774Y2 - 中箱 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、折曲げて形成腰品物を収納後外箱に嵌め込
まれる中箱に関するものである。

従来、靴下、ハンカチーフ、タオルなどは、頂板部に透
視窓を有する中箱に単数収納し、この中箱をトレー状外
箱に複数並べて嵌め込み店頭に陳列されている。

ところが、この中箱は、通常、差込み片を有する最も小
さい側板部を蓋とした偏平な角筒体で、品物の収納並び
に取出しに手間がかかり、且つ底板部が外箱と二重で紙
材料が無駄であるなどの欠点があった。

この考案の目的は、前述のような欠点を解消することに
ある。

即ちこの考案は、側板部下縁に達する比較的大きい切欠
部を底面に設け、品物の収納並びに取出しを容易にする
と共に、紙材料を節約することができるようにした中箱
である。

以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

この考案の中箱Ａは、第１図に示す展開図のように、下
方中央に円形透視窓１を有する長方形状頂板部２と、こ
の頂板部２の四辺縁に折れ線３を介して延びる狭幅の縦
側板部４及び横側板部５と、一方の縦側板部４の下半端
縁に折れ線６を介して横方向に延びる底板部７及び他方
の縦側板部４に止着するのり代８と、下方横側板部５の
端縁に折れ線９を介して延び前記底板部７に係合する差
込み片１０とを連成した紙片１１を折曲げ、第２図に示
すように、偏平な箱体を形成したもので、この箱体の底
面には、下半分に底板部７、上半分には上方横側板部５
の下縁に達する方形状切欠部１２が設けられている。

さらに、前記中箱Ａには、縦側板部４の下縁に折れ線１
３を介して折込み片１４が連成され、紙片１１の表側印
刷面上全面にセロハンなどの透明シート１５が透視窓１
を覆い展着されている。

前記中箱Ａは、図示のように、靴下用のほか、収納すべ
き適宜折畳んだ品物に合せてその大きさく縦×横×高さ
）を適宜選択することができる。

なお、この中箱Ａは、切欠部１２を底面の上半に設ける
ようにするのが望ましい。

この考案に係る中箱は、以上のような構成であり、例え
ば靴下用として使用する場合には、第３図に示すように
、収納すべき一足の靴下Ｂを両スリット２１に挿通支持
した台紙Ｃを切欠部１２から収納し、横側板部５を折り
曲げ、第４図に示すように、トレー状外箱りに複数並べ
て嵌め込む。

収納された靴下Ｂは、中箱Ａの底面に大きい切欠部１２
があるが外箱りの底面で保護されるため汚れたり、ずれ
動くようなことはない。

以上述べたように、この考案の中箱によると、底面に大
きい切欠部が設けられているため、この切欠部を利用し
て品物の収納並びに取出しが容易になると共に、紙材料
を節約することができるなどの利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案の一実施例を示す展開図、第２図は
同上の組立縦断側面図、第３図は使用状態を示す底面か
ら見た斜視図、第４図は上から見た斜視図である。 １・・・・・・透視窓、２・・・・・・頂板部、３．６
．９． １３・・・・・・折れ線、４・・・・・・縦側
板部、５・・・・・・横側板部、７・・・・・・底板部
、８・・・・・・のり代、１１・・・・・・紙片、１２
・・・・・・切欠部、１５・・・・・・透明シート、Ａ
・・・・・・中箱、Ｃ・・・・・・台紙、Ｄ・・・・・
・外箱。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 透視窓を有する方形状頂板部と、この頂板部の縦横辺縁
   に延びる側板部と、一方の縦側板部の一部端縁に延びる
   底板部及び他方の縦側板部に止着するのり代とを連成し
   た紙片を折り曲げて箱体を構成腰この箱体の底面には、
   前記底板部に隣接し横側板部の下縁に達する切欠部を設
   けた中箱。