JPS6014705Y2 - 物品収納台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、主として各種商品等を箱詰めにする際、如
何なる形状の商品をも、それに手易く適合させて定位置
に定着させ得る物品収納台に関するものである。

従来商品を箱詰めにするに際しては四方を下方に折り下
げた折曲脚のある台紙へ、収納する商品毎の形状に合わ
せた切穴を設けて、その切穴へ商品を嵌め込み、もって
箱詰めにした際の商品の揺動を防止することが行われて
いたものである。

しかし、この従来の切穴を設けた台紙では特定の商品し
か適合しないため、予め用意した詰合せしかできないと
いう不便があり、異種の詰合せをするには、その種類に
応じた台紙を用意しなければならない不便が存したもの
である。

この考案は、単一の台紙へ、如何なる形状、いかなる種
類の商品をも、手易く所望の定位置へ定着することがで
きるよう考案したものであり、以下その構成をその実施
例に従って説明する。

すなわち基台１の略々全面へ、双互に隣接の切目と僅か
な間隙を置くよう多数の小な単個の切目２を設けるとと
もに、その基台上面へたわみのある布・紙等３を取り付
けるのである。

基台は通常段ボールの如きものを用いるが、折り曲げが
可能な材料なら他のものを用いても良いことは勿論であ
る。

基台１を箱内に浮かせるよう基台の四方の側辺を下カベ
折り曲げて脚４，５．６を設けたり、対向する三方の側
辺を下方へ折り曲げて脚を設けたりする等は任意である
。

基台１に設けた多数の切目はＸ字状にしたり、また弧状
の切目にしたりするとは任意であり、要するに各単個の
切目相互の間隙が僅かな間隙を置いて隣接するうにすれ
ば良いのである。

これを用いるには、収容する物品自体或は指等によって
、基台の該当個所をたわみのある布・紙等の上から押圧
するのである。

すると基台には、その略々全面へ、隣接の切目と僅かな
間隙を置くよう多数の切目が設けられているので、適度
に切目や切目間の間隙が折れ曲りかつちぎれて所望形状
の凹みを形成するのである。

その凹みに物品を収納すると、基台の上にたわみのある
布・紙等が配しであるので、凹みに合わせて布・紙等が
物品の形状に適合し、醜さもなく美麗である。

以上のとおり、この考案になる物品収納台は、如何なる
形状の商品をもその形状に適合して定位置を与えて保護
し、しかも美観を損することない、実用性高い考案であ
る。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示すものであり、第１図はそ
の平面図、第２図は縦断面図、第３図はたわみある布を
配し、物品を収納した縦断面図、第４図は部分平面図で
ある。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 対向する側辺を下方へ折り曲げて脚を形成した基台の略
   々全面へ、双互に隣接の切目と僅かな間隙を置くよう多
   数の小さな単個の切目を設けるとともに、その基台上面
   へたわみのある布、紙等を取り付けた物品収納台。