JP2019094088A - 伸張シート及び収納容器 - Google Patents
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Abstract
Description
この種の収納容器として、特許文献1には、収納物を挟んだ両側から伸縮自在な樹脂フィルムで挟持する技術が開示されている。特許文献2には、非伸縮性の基材に切込みを付与することで形成した伸張シートを有する収納容器が開示されている。
[2] 前記基材は矩形状に形成され、前記第1切込みと前記第2切込みとは、それぞれの中点で交差し、前記カットパターンの前記中点と、前記基材の長辺方向で隣り合う前記カットパターンとの最短距離は、前記長辺方向に沿って段階的に増加している、[1]記載の伸張シート。
[3] 前記基材は矩形状に形成され、前記第1切込みと前記第2切込みとは、それぞれの中点で交差し、前記カットパターンの前記中点と、前記基材の短辺方向で隣り合う前記カットパターンとの最短距離は、前記短辺方向に沿って段階的に増加している、[1]または[2]記載の伸張シート。
[4] 前記最短距離の段階的な増加に応じて、前記第1切込みと前記第2切込みとの交差角度は段階的に変化している、[2]または[3]記載の伸張シート。
[5] 前記最短距離の段階的な増加に応じて、前記基材の厚さ方向に延び前記中点を通る軸線周りのカットパターンの回転角度は段階的に変化している、[2]または[3]記載の伸張シート。
[6] 前記カットパターンは、前記第1切込みと前記第2切込みとの交差部を基準点として、前記基準点が第1方向及び前記第1方向と直交する第2方向に沿ってそれぞれ複数配列され、前記第1方向で隣り合う前記カットパターン同士の前記基準点は、前記第1方向に距離d1で離間するとともに前記第2方向に距離d2(d2≦d1)で離間し、前記第2方向で隣り合う前記カットパターン同士の前記基準点は、前記第2方向に距離d3(d2≦d3)で離間するとともに前記第1方向に距離d4(d4≦d3、d4≦d1)で離間したときに、距離d1は、距離d4の非整数倍であり、距離d3は、距離d2の非整数倍である、[1]から[5]のいずれか一項に記載の伸張シート。
[7] 空洞を囲む基板で形成され収納容器であって、前記基板の一部は、[1]から[6]のいずれか一項に記載の伸張シートである、収納容器。
[8] 前記伸長シートは、水平面に対して傾斜して配置されている、[7]記載の収納容器。
[9] 前記伸張シートは、前記基板に上方に開口して形成された開口部を覆って設けられている、[7]または[8]記載の収納容器。
[10] 前記伸張シートの基材は、上方に臨んで配置された前記基板である、[7]または[8]記載の収納容器。
まず、図1及び図2を参照して伸張シートの第1実施形態について説明する。
図1は、伸張シート50の平面図である。
図1に示すように、伸張シート50は、平面視矩形状の基材51に形成された複数のカットパターンCPを有している。基材51は、一例として、非伸縮性のシートである。基材51は、例えば、紙、合成紙、プラスチックフィルム、織布、不織布、金属薄膜等により形成されている。
また、基材をレーザー加工することにより、製造してもよい。
以下、実施例を示して本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施することができる。
基材として、ポリエステル不織布を用い、[表1]に示すカットパターンを有する実施例1、比較例1〜2の伸張シートについて落下試験及び実輸送試験を実施した。基材は、長辺方向の長さ約230mm、短辺方向の長さ約190mmの矩形状とした。カットパターンは、長辺方向約190mm、短辺方向約150mmの領域に配置した。伸張シートは、天面に開口を有する包装箱(長さ220mm、幅160mm、高さ130mm)における天面に開口を覆うように、周縁部をホットメルトで接着した。開口の大きさは、長辺方向を180mm、短辺方向を120mmとした。
上記各例の伸張シートを天面に貼設し、当該伸張シートにブドウ又はブドウを模したダミー(重量:500g)を収納した包装箱を落下試験機を用いて高さ23cmから自由落下させた際の最大振幅(mm)を測定するとともに、上記の自由落下を繰り返した。伸張シートが破れてブドウ又はブドウを模したダミーが包装箱の底部に接触するまでに要する自由落下回数を計数した。
宅配便等による配送時には、包装箱の積み降ろしの際に大きな荷重が包装箱に加わることが判明しており、通常の配送では最大10回程度の積み降ろしが生じることを想定し、ブドウ又はブドウを模したダミーが包装箱の底部に接触するまでの自由落下回数が10回未満を×とし、10回以上、20回未満を△とし、20回以上を○とした。
上記実施例1及び比較例1の伸張シートを天面に貼設し、当該伸張シートにブドウ又はブドウを模したダミーを収納した包装箱を宅配便にて輸送した。
宅配便にて着荷した際にシートが破れてブドウ又はブドウを模したダミーが包装箱の底部に接触していた場合を×とし、底部に接触していなかった場合を○とした。
[表2]に長さL、距離d2、d4、距離d1、d3と、Z方向の伸張量及び伸張状態との関係を示す。[表2]に示す実施例1は、長さLが10mm、距離d2、d4が5mm、距離d1、d3が15mmである。実施例2は、長さLが10mm、距離d2、d4が4mm、距離d1、d3が14mmである。実施例3は、長さLが9mm、距離d2、d4が4mm、距離d1、d3が13mmである。実施例4は、長さLが11mm、距離d2、d4が5mm、距離d1、d3が16mmである。
次に、伸張シート50の第2実施形態について、図3乃至図7を参照して説明する。これらの図において、図1及び図2に示す第1実施形態の構成要素と同一の要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
[表3]に角度βとZ方向の伸張量との関係を示す。[表3]における実施例5は、基準点Pを中心として実施例1のカットパターンCPを+θZ方向(反時計回り方向)に5度回転させたカットパターンである。[表3]における実施例6は、基準点Pを中心として実施例1のカットパターンCPを−θZ方向(時計回り方向)に5度回転させたカットパターンである。[表3]における実施例7は、基準点Pを中心として実施例1のカットパターンCPを+θZ方向に10度回転させたカットパターンである。
[表3]、図4及び図5に示されるように、回転角が大きく角度βが小さいほど第1切込みCP1同士の間隔(すなわち、第1切込みCP1間の基材51の幅)及び第2切込みCP2同士の間隔(すなわち、第2切込みCP2間の基材51の幅)が広くなり、Z方向の伸張量が小さいことが確認できた。逆に、回転角が小さく角度βが大きいほど第1切込みCP1同士の間隔(すなわち、第1切込みCP1間の基材51の幅)及び第2切込みCP2同士の間隔(すなわち、第2切込みCP2間の基材51の幅)が狭くなり、Z方向の伸張量が大きいことが確認できた。
[表4]に交差角α、実施例1における距離cを基準とする距離cのスケール(比)、及びZ方向の伸張量との関係を示す。[表4]における実施例8は、交差角αを53度としてスケールを0.5倍としたパターンである。[表4]における実施例9は、交差角αを74度としてスケールを0.75倍としたパターンである。[表4]における実施例10は、交差角αを103度としてスケールを1.25倍としたパターンである。[表4]における実施例11は、交差角αを113度としてスケールを1.5倍としたパターンである。[表4]における実施例12は、交差角αを127度としてスケールを2.0倍としたパターンである。
[表4]、図6及び図7に示されるように、カットパターンCPが交差角αが90度でスケール1.0のときに、Z方向の伸張量が最大値となり、交差角α及びスケールがこの値から離れるほどZ方向の伸張量が小さくなることが確認できた。
次に、第3実施形態として、上記第2実施形態で説明した伸張シート50を用いた収納容器について、図8乃至図11を参照して説明する。これらの図において、図3乃至図7に示す第2実施形態の構成要素と同一の要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
次に、第4実施形態として、上記第2実施形態で説明した伸張シート50を用いた収納容器について、図12及び図13を参照して説明する。これらの図において、図8乃至図11に示す第3実施形態の構成要素と同一の要素については同一符号を付し、その説明を省略する。
収納容器1は、外トレー10、内枠30及び伸張シート50を備えている。内枠30は、外トレー10の内部に上方から装着される。伸張シート50は、内枠30の上端側に貼付される。外トレー10及び内枠30は、例えば、段ボールのブランクシートを折り曲げることによりそれぞれ作製される。図12において、伸張シート50は、内枠30に貼設されて縁部が折り曲げられた状態が示されている。
図13に示すように、収納容器1においては、伸張シート50に収納対象物Fが宙吊り状態で収納されている。
Claims (10)
- 直線状に延びる第1切込みと第2切込みとが交差して十字状に形成されたカットパターンが基材に二次元的に複数配列され、
前記カットパターンの第1切込みは、隣り合うカットパターンの前記第1切込みの延長線から離間して配置され、
前記カットパターンの第2切込みは、隣り合うカットパターンの前記第2切込みの延長線から離間して配置されている、伸張シート。 - 前記基材は矩形状に形成され、
前記第1切込みと前記第2切込みとは、それぞれの中点で交差し、
前記カットパターンの前記中点と、前記基材の長辺方向で隣り合う前記カットパターンとの最短距離は、前記長辺方向に沿って段階的に増加している、請求項1記載の伸張シート。 - 前記基材は矩形状に形成され、
前記第1切込みと前記第2切込みとは、それぞれの中点で交差し、
前記カットパターンの前記中点と、前記基材の短辺方向で隣り合う前記カットパターンとの最短距離は、前記短辺方向に沿って段階的に増加している、請求項1または2記載の伸張シート。 - 前記最短距離の段階的な増加に応じて、前記第1切込みと前記第2切込みとの交差角度は段階的に変化している、請求項2または3記載の伸張シート。
- 前記最短距離の段階的な増加に応じて、前記基材の厚さ方向に延び前記中点を通る軸線周りのカットパターンの回転角度は段階的に変化している、請求項2または3記載の伸張シート。
- 前記カットパターンは、前記第1切込みと前記第2切込みとの交差部を基準点として、前記基準点が第1方向及び前記第1方向と直交する第2方向に沿ってそれぞれ複数配列され、
前記第1方向で隣り合う前記カットパターン同士の前記基準点は、前記第1方向に距離d1で離間するとともに前記第2方向に距離d2(d2≦d1)で離間し、
前記第2方向で隣り合う前記カットパターン同士の前記基準点は、前記第2方向に距離d3(d2≦d3)で離間するとともに前記第1方向に距離d4(d4≦d3、d4≦d1)で離間したときに、
距離d1は、距離d4の非整数倍であり、
距離d3は、距離d2の非整数倍である、請求項1から5のいずれか一項に記載の伸張シート。 - 空洞を囲む基板で形成され収納容器であって、
前記基板の一部は、請求項1から6のいずれか一項に記載の伸張シートである、収納容器。 - 前記伸張シートは、水平面に対して傾斜して配置されている、請求項7記載の収納容器。
- 前記伸張シートは、前記基板に上方に開口して形成された開口部を覆って設けられている、請求項7または8記載の収納容器。
- 前記伸張シートの基材は、上方に臨んで配置された前記基板である、請求項7または8記載の収納容器。
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