JP3219284U - 梱包資材 - Google Patents
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Abstract
【課題】卸店などが小売店のニーズに応じて多品種少量の商品を、その時々に組み合わせて搬送したり、搬送後の展示を容易にすることが可能な梱包資材を提供する。
【解決手段】パレット20を最下部に設置して台とし、その上に薄皿状のトレイ30を置き、このトレイ30上に組仕切り40を載置すると、フィルム等で梱包可能で、かつ、輸送できる状態となり、利便性の高い新しい梱包資材として利用できる。最下段にパレット20を配置し、その上にトレイ30、トレイパッド、組仕切り40、逆さにしたトレイ30を配置することで一段の収納状態となる。これを例えば三段分繰り返して積み重ねる。
【選択図】図1
【解決手段】パレット20を最下部に設置して台とし、その上に薄皿状のトレイ30を置き、このトレイ30上に組仕切り40を載置すると、フィルム等で梱包可能で、かつ、輸送できる状態となり、利便性の高い新しい梱包資材として利用できる。最下段にパレット20を配置し、その上にトレイ30、トレイパッド、組仕切り40、逆さにしたトレイ30を配置することで一段の収納状態となる。これを例えば三段分繰り返して積み重ねる。
【選択図】図1
Description
本考案は、梱包資材に関する。
従来、梱包資材として、段ボール箱が知られている。
一般に、内部に空間を有する段ボール箱に被梱包物を収容して搬送し、店舗などの展示場所で箱から被梱包物を取り出し、別に用意される展示棚に載置して展示する。
一方、特許文献1に開示されるように、搬送用の段ボールがそのまま展示に使用可能となる段ボールも知られている。
一般に、内部に空間を有する段ボール箱に被梱包物を収容して搬送し、店舗などの展示場所で箱から被梱包物を取り出し、別に用意される展示棚に載置して展示する。
一方、特許文献1に開示されるように、搬送用の段ボールがそのまま展示に使用可能となる段ボールも知られている。
上述した従来の梱包資材の場合、展示場所で箱から被梱包物を取り出し、別に用意される展示棚に載置して展示するが、その手間が大きい。また、梱包資材としての段ボール箱をその場において邪魔物として残ってしまうため、その処理の作業も必要となるという課題があった。
また、特許文献1に示すように、搬送用の段ボールをそのまま展示に使用する場合、収容する商品は同一のものを前提としており、卸店などが小売店のニーズに応じて多品種少量の商品を、その時々に組み合わせて搬送して展示に使用するということはできなかった。
本考案は、前記課題にかんがみてなされたもので、卸店などが小売店のニーズに応じて多品種少量の商品を、その時々に組み合わせて搬送したり、搬送後の展示を容易にすることが可能な梱包資材の提供を目的とする。
また、特許文献1に示すように、搬送用の段ボールをそのまま展示に使用する場合、収容する商品は同一のものを前提としており、卸店などが小売店のニーズに応じて多品種少量の商品を、その時々に組み合わせて搬送して展示に使用するということはできなかった。
本考案は、前記課題にかんがみてなされたもので、卸店などが小売店のニーズに応じて多品種少量の商品を、その時々に組み合わせて搬送したり、搬送後の展示を容易にすることが可能な梱包資材の提供を目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1にかかる考案は、最下部に設置される台となるパレットと、底板と、同底板の縁部で起立される壁材とを有する薄皿状のトレイと、前記トレイの底板に載置されて底板上部の空間を鉛直方向に仕切る組仕切りとを具備する構成としてある。
また、請求項2にかかる考案は、請求項1に記載の梱包資材において、前記パレットは、天板と、天板の下に固定されて底上げする脚部を備える構成としてある。
また、請求項2にかかる考案は、請求項1に記載の梱包資材において、前記パレットは、天板と、天板の下に固定されて底上げする脚部を備える構成としてある。
さらに、請求項3にかかる考案は、請求項2に記載の梱包資材において、前記脚部は、所定の厚みを有する矩形箱形の形状であり、天板の下面に対して複数個を貼着して固定されている構成としてある。
さらに、請求項4にかかる考案は、請求項3に記載の梱包資材において、前記脚部は、下駄の歯のように複数個を平行に貼着している構成としてある。
さらに、請求項4にかかる考案は、請求項3に記載の梱包資材において、前記脚部は、下駄の歯のように複数個を平行に貼着している構成としてある。
さらに、請求項5にかかる考案は、請求項2〜請求項4のいずれかに記載の梱包資材において、前記脚部は、複数の紙を一定間隔でのり付けし、次の紙とはその半分の間隔をずらしてのり付けすることを複数枚だけ繰り返し、紙同士を引き離すように広げて厚み方向の荷重を支える構成としてある。
さらに、請求項6にかかる考案は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の梱包資材において、前記トレイは、底板となる一枚の矩形の段ボールの縁部を所定長さだけ起立させることで周縁の壁材を形成した構成としてある。
さらに、請求項6にかかる考案は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の梱包資材において、前記トレイは、底板となる一枚の矩形の段ボールの縁部を所定長さだけ起立させることで周縁の壁材を形成した構成としてある。
さらに、請求項7にかかる考案は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の梱包資材において、前記トレイの底面側を印刷面として所定の装飾を印刷しておき、同トレイの底板上に段ボール板のトレイパッドを載置すると共に、同トレイパッドは、上面の側を印刷面として所定の装飾を印刷した構成としてある。
さらに、請求項8にかかる考案は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の梱包資材において、前記組仕切りは、複数の矩形段ボール板に互いに反対方向から切り込みを形成し、切り込み同士を対面させて互いに交差するように組み合わせて形成した構成としてある。
さらに、請求項8にかかる考案は、請求項1〜請求項7のいずれかに記載の梱包資材において、前記組仕切りは、複数の矩形段ボール板に互いに反対方向から切り込みを形成し、切り込み同士を対面させて互いに交差するように組み合わせて形成した構成としてある。
さらに、請求項9にかかる考案は、請求項8に記載の梱包資材において、前記組仕切りは、少なくとも一方向に二枚の段ボール板を備えてトレイ上に6つ以上の被梱包物を仕分けて載置可能した構成としてある。
さらに、請求項10にかかる考案は、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の梱包資材において、前記パレットと前記トレイの設置面積がほぼ一致し、前記トレイと前記組仕切りとを一組として一段の棚として使用し、最上段の前記組仕切りの上面には前記トレイを逆さにして蓋とする構成としてある。
さらに、請求項10にかかる考案は、請求項1〜請求項9のいずれかに記載の梱包資材において、前記パレットと前記トレイの設置面積がほぼ一致し、前記トレイと前記組仕切りとを一組として一段の棚として使用し、最上段の前記組仕切りの上面には前記トレイを逆さにして蓋とする構成としてある。
さらに、請求項11にかかる考案は、請求項10に記載の梱包資材において、前記パレットから最上段のトレイに至る高さで、側面の角を覆う角被覆板を備える構成としてある。
さらに、請求項12にかかる考案は、請求項11に記載の梱包資材において、前記パレットから最上段のトレイに至る側面の角を角被覆板にて覆った状態で上方と下方から薄皿状の上蓋と下蓋と装着する構成としてある。
さらに、請求項12にかかる考案は、請求項11に記載の梱包資材において、前記パレットから最上段のトレイに至る側面の角を角被覆板にて覆った状態で上方と下方から薄皿状の上蓋と下蓋と装着する構成としてある。
前記のように構成した請求項1にかかる考案においては、パレットを最下部に設置して台とし、その上に薄皿状のトレイを置き、このトレイ上に組仕切りを載置する。トレイは、底板と、その縁部で起立される壁材とを有しており、この底板上に組仕切りを載置することで、底板上部の空間を鉛直方向に仕切ることができる。すなわち、トレイの上に仕切られる複数のコンパートメントが形成されるので、その数だけ被梱包物を載置できる。
このようにすることで、トレイと組仕切りとを一組として一段の棚として使用できる。また、最上段の組仕切りの上面についてはトレイを逆さにして蓋とする。
この状態でフィルム状の梱包資材で捲回すれば、被梱包物を載置したまま一体化でき、搬送できる。また、展示場所では、捲回しているフィルム状の梱包資材を切って取り除くと、薄皿状のトレイに複数の被梱包物が載置された状態で、パレットの上に置いてあることになり、そのまま展示できる。
この状態でフィルム状の梱包資材で捲回すれば、被梱包物を載置したまま一体化でき、搬送できる。また、展示場所では、捲回しているフィルム状の梱包資材を切って取り除くと、薄皿状のトレイに複数の被梱包物が載置された状態で、パレットの上に置いてあることになり、そのまま展示できる。
また、前記のように構成した請求項2にかかる考案においては、前記パレットは、トレイを載置する天板に加えて、この天板の下に脚部を固定されており、同脚部にて天板を底上げすることで、搬送時に天板の下からのショックから被梱包物を守り、また、展示時には底上げして被梱包物を視認しやすくする。
さらに、前記のように構成した請求項3にかかる考案においては、脚部として所定の厚みを有する矩形箱形の形状とすることで、天板の下面に対して複数個を貼着して固定でき、厚みの割りに軽量とでき、また、脚部同士の間に空間を形成することでパレット下部に搬送のための道具も挿入できる。
さらに、前記のように構成した請求項3にかかる考案においては、脚部として所定の厚みを有する矩形箱形の形状とすることで、天板の下面に対して複数個を貼着して固定でき、厚みの割りに軽量とでき、また、脚部同士の間に空間を形成することでパレット下部に搬送のための道具も挿入できる。
さらに、前記のように構成した請求項4にかかる考案においては、前記脚部は、下駄の歯のように複数個を平行に貼着してあり、輸送業界における一般的な木製のパレットを小さくしたような外観とした装飾性を持たせている。
さらに、前記のように構成した請求項5にかかる考案においては、前記脚部は、複数の紙を一定間隔でのり付けし、次の紙とはその半分の間隔をずらしてのり付けすることを複数枚だけ繰り返し、紙同士を引き離して広げて形成してある。このようにすると断面があたかも六角形の蜂の巣形状となり、軽量であって厚み方向の荷重を支えることができるようになる。
さらに、前記のように構成した請求項5にかかる考案においては、前記脚部は、複数の紙を一定間隔でのり付けし、次の紙とはその半分の間隔をずらしてのり付けすることを複数枚だけ繰り返し、紙同士を引き離して広げて形成してある。このようにすると断面があたかも六角形の蜂の巣形状となり、軽量であって厚み方向の荷重を支えることができるようになる。
さらに、前記のように構成した請求項6にかかる考案においては、前記トレイの形状の一例としては、底板となる一枚の矩形の段ボールの縁部を所定長さだけ起立させることで周縁の壁材を形成している。
さらに、前記のように構成した請求項7にかかる考案においては、一枚の矩形の段ボールの縁部を所定長さだけ起立させる簡易な構成としており、このときにトレイの底面側を印刷面として所定の装飾を印刷しておくことで、縁部を起立させると外側に装飾面が現れる。一方で、トレイの底板の上面は非装飾面となってしまう。このため、トレイの底板の上には段ボール板のトレイパッドを載置すると共に、同トレイパッドは、上面の側を印刷面として所定の装飾を印刷しておく。このようにすることで、被梱包物はトレイパッドの印刷面の側に置かれることになり、展示時に展示棚として華やかさを増すことになる。
さらに、前記のように構成した請求項7にかかる考案においては、一枚の矩形の段ボールの縁部を所定長さだけ起立させる簡易な構成としており、このときにトレイの底面側を印刷面として所定の装飾を印刷しておくことで、縁部を起立させると外側に装飾面が現れる。一方で、トレイの底板の上面は非装飾面となってしまう。このため、トレイの底板の上には段ボール板のトレイパッドを載置すると共に、同トレイパッドは、上面の側を印刷面として所定の装飾を印刷しておく。このようにすることで、被梱包物はトレイパッドの印刷面の側に置かれることになり、展示時に展示棚として華やかさを増すことになる。
さらに、前記のように構成した請求項8にかかる考案においては、前記組仕切りは、複数の矩形段ボール板に互いに反対方向から切り込みを形成し、切り込み同士を対面させて互いに交差するように組み合わせて形成する。
さらに、前記のように構成した請求項9にかかる考案においては、前記組仕切りは、少なくとも一方向に二枚の段ボール板を備えてトレイ上に6つ以上の被梱包物を仕分けて載置可能している。組仕切りの組み合わせ方は、これらに限られるものではなく、載置する被梱包物の数だけトレイの底板にマス目を形成するように組み合わせれば良い。
さらに、前記のように構成した請求項9にかかる考案においては、前記組仕切りは、少なくとも一方向に二枚の段ボール板を備えてトレイ上に6つ以上の被梱包物を仕分けて載置可能している。組仕切りの組み合わせ方は、これらに限られるものではなく、載置する被梱包物の数だけトレイの底板にマス目を形成するように組み合わせれば良い。
さらに、前記のように構成した請求項10にかかる考案においては、前記パレットと前記トレイの設置面積がほぼ一致し、前記トレイと前記組仕切りとを一組として一段の棚として使用し、最上段の前記組仕切りの上面には前記トレイを逆さにして蓋とする。この状態でフィルム状の梱包資材で捲回すれば、被梱包物を載置したまま一体化できるし、このときにパレットもトレイも蓋も全て同じ大きさの設置面積であるから、フィルムを巻き付けたときにパレットもトレイも蓋も、全ての外周面に対して直にフィルムが巻き付くことになり、固定しやすくなる。この結果、搬送中に荷崩れすることもない。さらに、トレイを逆さまにして蓋とできるので、部品種類を増やさないで良い。なお、一段毎にトレイを蓋としてもよい。
さらに、前記のように構成した請求項11にかかる考案においては、前記パレットから最上段のトレイに至る高さの角被覆板により、側面の角を覆うので、フィルムを巻き付けるときに全体が安定し、梱包時に荷崩れしにくくなる。
さらに、前記のように構成した請求項12にかかる考案においては、前記パレットから最上段のトレイに至る側面の角を角被覆板にて覆った状態でフィルムを巻き付け、さらに上方と下方から薄皿状の上蓋と下蓋を装着するので、全体的に安定した梱包となり、搬送時に荷崩れしにくくなる。
さらに、前記のように構成した請求項12にかかる考案においては、前記パレットから最上段のトレイに至る側面の角を角被覆板にて覆った状態でフィルムを巻き付け、さらに上方と下方から薄皿状の上蓋と下蓋を装着するので、全体的に安定した梱包となり、搬送時に荷崩れしにくくなる。
以上説明したように本考案は、搬送や、搬送後の展示を容易にすることが可能となる。
以下、図面にもとづいて本考案の実施形態を説明する。
図1は、本考案の一実施形態にかかる梱包資材の展示時の状態を正面図により示している。
同図において、本梱包資材10は、構成パーツとして、パレット20と、トレイ30と、組仕切り40とを備えている。
図2は、パレット20を斜視図により示している。
図1は、本考案の一実施形態にかかる梱包資材の展示時の状態を正面図により示している。
同図において、本梱包資材10は、構成パーツとして、パレット20と、トレイ30と、組仕切り40とを備えている。
図2は、パレット20を斜視図により示している。
パレット20は、最下部に設置される台となる部材である。パレット20は、天板21と、この天板21の下に固定されて底上げする脚部22とを備えている。
図3は、脚部22を斜視図により示しており、図4は脚部22の断面の一部を断面図により示している。
脚部22は、所定の厚みを有する矩形箱形の形状であり、天板21の下面に対して複数個を貼着して固定されている。本実施例においては、脚部22は、下駄の歯のように3個を平行に貼着している。
図3は、脚部22を斜視図により示しており、図4は脚部22の断面の一部を断面図により示している。
脚部22は、所定の厚みを有する矩形箱形の形状であり、天板21の下面に対して複数個を貼着して固定されている。本実施例においては、脚部22は、下駄の歯のように3個を平行に貼着している。
図4に示すように、脚部22は、複数の帯状の紙22a,22bを一定間隔でのり付けし、次の紙22cとはその半分の間隔をずらしてのり付けすることを複数枚だけ(22a〜22d)繰り返し、さらに、紙同士(22a〜22d)を引き離すように広げてある。これにより、それぞれは薄い紙でありながら厚み方向の荷重を支えるようにしてある。
図5と図6は、トレイ30を上方から見た状態と、下方から見た状態での斜視図により示している。
トレイ30は、底板31aと、同底板31aの縁部で起立される壁材31bとを有する薄皿状に形成されている。本実施例のトレイ30では、底板31aとなる一枚の矩形の段ボールの縁部を所定長さだけ起立させることで周縁の壁材31bを形成してある。
トレイ30は、底板31aと、同底板31aの縁部で起立される壁材31bとを有する薄皿状に形成されている。本実施例のトレイ30では、底板31aとなる一枚の矩形の段ボールの縁部を所定長さだけ起立させることで周縁の壁材31bを形成してある。
図5と図6に示すように、トレイ30は、その底面側を印刷面としてあり、所定の装飾を印刷してある。このため、上方から見ると底面と周壁の外面に印刷が施されている。これを逆にして蓋として使用する場合には、天井面と周壁の外面に印刷が施されていることになる。
図7は、トレイパッドを斜視図により示している。
トレイパッド32は、トレイ30の底板31a上に載置可能な段ボール板である。このトレイパッド32は、その上面の側を印刷面として所定の装飾を印刷してある。トレイ30の底板31a上にトレイパッド32を載置した場合、トレイ30は、底面側だけでなく上面側も印刷面となるため、被梱包物をトレイ30内に載置したときに装飾性が向上する。
トレイパッド32は、トレイ30の底板31a上に載置可能な段ボール板である。このトレイパッド32は、その上面の側を印刷面として所定の装飾を印刷してある。トレイ30の底板31a上にトレイパッド32を載置した場合、トレイ30は、底面側だけでなく上面側も印刷面となるため、被梱包物をトレイ30内に載置したときに装飾性が向上する。
図8は、組仕切りを斜視図により示しており、図9は、組仕切りを組み付けた状態を斜視図により示している。
組仕切り40は、トレイ30の底板31aに載置されて底板31a上部の空間を鉛直方向に仕切るものである。この場合、トレイ30の底板31a上にトレイパッド32が載置される場合は、同トレイパッド32上に載置されるが、トレイパッド32を介して間接的に底板31aに載置されているということになる。
組仕切り40は、トレイ30の底板31aに載置されて底板31a上部の空間を鉛直方向に仕切るものである。この場合、トレイ30の底板31a上にトレイパッド32が載置される場合は、同トレイパッド32上に載置されるが、トレイパッド32を介して間接的に底板31aに載置されているということになる。
組仕切り40は、複数の矩形段ボール板に切り込み41を形成してある。切り込み41を基準として複数の矩形段ボール板を互いに反対方向から、切り込み41同士を対面させ、互いに交差するように組み合わせて形成される。
図9に示すように、組仕切り40として、一方向に二枚の段ボール板を用意し、この二枚の段ボール番と交差するように二枚の段ボール板を用意すると、トレイ30上には、合計6つの被梱包物を仕分けて載置可能となる。二枚の段ボール板を交差させるだけなら4マスの収納領域を形成でき、二枚の段ボール板と一枚の段ボール板を交差させると6マスの収納領域を形成でき、二枚の段ボール板と二枚の段ボール板を交差させると9マスの収納領域を形成でき、三枚の段ボール板と三枚の段ボール板を交差させると16マスの収納領域を形成できる。
図9に示すように、組仕切り40として、一方向に二枚の段ボール板を用意し、この二枚の段ボール番と交差するように二枚の段ボール板を用意すると、トレイ30上には、合計6つの被梱包物を仕分けて載置可能となる。二枚の段ボール板を交差させるだけなら4マスの収納領域を形成でき、二枚の段ボール板と一枚の段ボール板を交差させると6マスの収納領域を形成でき、二枚の段ボール板と二枚の段ボール板を交差させると9マスの収納領域を形成でき、三枚の段ボール板と三枚の段ボール板を交差させると16マスの収納領域を形成できる。
図10は、9マスの収納領域を経営する組仕切り40を使用し、トレイ30上に9つの非梱包物を載置した状態を示している。
図11は、一段分の収納状態を示す斜視図である。
パレット20とトレイ30の設置面積はほぼ一致する。すなわち、パレット20の天板21とトレイ30の底板31aはほぼ同面積である。トレイ30と組仕切り40とを一組として一段の棚として使用し、最上段の組仕切り40の上面にはトレイ30を逆さにして蓋とする。
図11は、一段分の収納状態を示す斜視図である。
パレット20とトレイ30の設置面積はほぼ一致する。すなわち、パレット20の天板21とトレイ30の底板31aはほぼ同面積である。トレイ30と組仕切り40とを一組として一段の棚として使用し、最上段の組仕切り40の上面にはトレイ30を逆さにして蓋とする。
図12は、三段の収納状態を示す斜視図である。
最下段にパレット20を配置し、その上にトレイ30、トレイパッド32、組仕切り40、逆さにしたトレイ30を配置することで一段の収納状態となる。これを三段分繰り返して積み重ねる。トレイ30を逆さにして蓋にするにあたっては、各段ごとに蓋を装着するようにしても良いし、任意の段に装着するようにしても良いし、最上段にだけ装着するようにしても良い。
最下段にパレット20を配置し、その上にトレイ30、トレイパッド32、組仕切り40、逆さにしたトレイ30を配置することで一段の収納状態となる。これを三段分繰り返して積み重ねる。トレイ30を逆さにして蓋にするにあたっては、各段ごとに蓋を装着するようにしても良いし、任意の段に装着するようにしても良いし、最上段にだけ装着するようにしても良い。
図13〜図15は、梱包過程を示す斜視図である。
パレット20の上に、三段分のトレイ30とトレイパッド32と組仕切り40と逆さにしたトレイ30を積み重ね、非梱包物が動かないように側面を覆うようにフィルムを巻き付ける。巻き付け終えた状態を図13に示している。このときに、非梱包物が商品であるときは販促物品であるポップ50を一緒に巻き付けても良い。この状態をパレットセットとも呼ぶ。
パレット20の上に、三段分のトレイ30とトレイパッド32と組仕切り40と逆さにしたトレイ30を積み重ね、非梱包物が動かないように側面を覆うようにフィルムを巻き付ける。巻き付け終えた状態を図13に示している。このときに、非梱包物が商品であるときは販促物品であるポップ50を一緒に巻き付けても良い。この状態をパレットセットとも呼ぶ。
次に、搬送時にパレットセットがつぶれないようにパレット20から最上段のトレイ30に至る高さで、側面の角を覆う角被覆板61により、上下方向における四つの角を外側から覆う。そして、この角被覆板61の外側を覆うようにフィルムを巻き付ける。巻き付け終えた状態を図14に示している。
さらに、パレット20から最上段のトレイ30に至る側面の角を角被覆板61にて覆った状態で、上方と下方から薄皿状の上蓋62aと下蓋62bとを装着する。そして、上下方向に同上蓋62aと下蓋62bとが外れないように上面、側面、下面、側面とを覆うようにベルト63を巻き付けて固定する。ベルト63は、上蓋62aと下蓋62bとが外れないようにするとともに、搬送時に持ちやすくする機能も果たす。
さらに、パレット20から最上段のトレイ30に至る側面の角を角被覆板61にて覆った状態で、上方と下方から薄皿状の上蓋62aと下蓋62bとを装着する。そして、上下方向に同上蓋62aと下蓋62bとが外れないように上面、側面、下面、側面とを覆うようにベルト63を巻き付けて固定する。ベルト63は、上蓋62aと下蓋62bとが外れないようにするとともに、搬送時に持ちやすくする機能も果たす。
例えば、卸店から小売店へと商品を卸す場合、これまでは同じ商品あるいは1セットとなる組の商品だけが梱包された一つの段ボールごとに卸店から小売店へ輸送する。そして、小売店が複数の段ボールから商品を取り出し、商品ごとにグループ化して自分の店舗の棚に展示して販売するのが常であった。
しかし、本考案の梱包資材を使用するときは、卸店が小売店で展示しやすいように、一種類あるいは予めアソートした商品を用意し、組仕切り40で仕切られたトレイ30上の収納領域にセットして一段の梱包セットを作る。そして、数セットを用意したらパレット20上に載置し、一つのパレットセットにする。その後、フィルムや角被覆板61や上蓋62aや下蓋62bを使用し、図12〜図15に示すようにして梱包し、小売店に輸送する。
しかし、本考案の梱包資材を使用するときは、卸店が小売店で展示しやすいように、一種類あるいは予めアソートした商品を用意し、組仕切り40で仕切られたトレイ30上の収納領域にセットして一段の梱包セットを作る。そして、数セットを用意したらパレット20上に載置し、一つのパレットセットにする。その後、フィルムや角被覆板61や上蓋62aや下蓋62bを使用し、図12〜図15に示すようにして梱包し、小売店に輸送する。
小売店では、フィルムや角被覆板61や上蓋62aや下蓋62bを取り外せば、図12に示すように注文した商品がすぐに展示できる状態となり、そのままあるいは適宜アレンジして自分の店舗に展示して販売の準備ができるようになる。
このように、本実施例によれば、パレット20を最下部に設置して台とし、その上に薄皿状のトレイ30を置き、このトレイ30上に組仕切り40を載置すると、フィルム等で梱包可能で、かつ、輸送できる状態となり、利便性の高い新しい梱包資材として利用できる。
このように、本実施例によれば、パレット20を最下部に設置して台とし、その上に薄皿状のトレイ30を置き、このトレイ30上に組仕切り40を載置すると、フィルム等で梱包可能で、かつ、輸送できる状態となり、利便性の高い新しい梱包資材として利用できる。
なお、本考案は前記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・前記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・前記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって前記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・前記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が前記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本考案の一実施例として開示されるものである。
・前記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・前記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって前記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・前記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が前記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本考案の一実施例として開示されるものである。
10…梱包資材、20…パレット、21…天板、22…脚部、22a〜22d…紙、30…トレイ、31a…底板、31b…壁材、32…トレイパッド、40…組仕切り、50…ポップ、61…角被覆板、62a…上蓋、62b…下蓋、63…ベルト。
Claims (12)
- 最下部に設置される台となるパレットと、
底板と、同底板の縁部で起立される壁材とを有する薄皿状のトレイと、
前記トレイの底板に載置されて底板上部の空間を鉛直方向に仕切る組仕切りとを具備することを特徴とする梱包資材。 - 前記パレットは、天板と、天板の下に固定されて底上げする脚部を備える
ことを特徴とする前記請求項1に記載の梱包資材。 - 前記脚部は、所定の厚みを有する矩形箱形の形状であり、天板の下面に対して複数個を貼着して固定されている
ことを特徴とする前記請求項2に記載の梱包資材。 - 前記脚部は、下駄の歯のように複数個を平行に貼着していることを特徴とする前記請求項3に記載の梱包資材。
- 前記脚部は、複数の紙を一定間隔でのり付けし、次の紙とはその半分の間隔をずらしてのり付けすることを複数枚だけ繰り返し、紙同士を引き離すように広げて厚み方向の荷重を支えるようにしてあることを特徴とする前記請求項2〜請求項4のいずれかに記載の梱包資材。
- 前記トレイは、底板となる一枚の矩形の段ボールの縁部を所定長さだけ起立させることで周縁の壁材を形成してあることを特徴とする前記請求項1〜請求項5のいずれかに記載の梱包資材。
- 前記トレイの底面側を印刷面として所定の装飾を印刷しておき、同トレイの底板上に段ボール板のトレイパッドを載置すると共に、同トレイパッドは、上面の側を印刷面として所定の装飾を印刷してあることを特徴とする前記請求項1〜請求項6のいずれかに記載の梱包資材。
- 前記組仕切りは、複数の矩形段ボール板に互いに反対方向から切り込みを形成し、切り込み同士を対面させて互いに交差するように組み合わせて形成されることを特徴とする前記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の梱包資材。
- 前記組仕切りは、少なくとも一方向に二枚の段ボール板を備えてトレイ上に6つ以上の被梱包物を仕分けて載置可能とさせることを特徴とする前記請求項8に記載の梱包資材。
- 前記パレットと前記トレイの設置面積がほぼ一致し、前記トレイと前記組仕切りとを一組として一段の棚として使用し、最上段の前記組仕切りの上面には前記トレイを逆さにして蓋とすることを特徴とする前記請求項1〜請求項9のいずれかに記載の梱包資材。
- 前記パレットから最上段のトレイに至る高さで、側面の角を覆う角被覆板を備えることを特徴とする前記請求項10に記載の梱包資材。
- 前記パレットから最上段のトレイに至る側面の角を角被覆板にて覆った状態で上方と下方から薄皿状の上蓋と下蓋を装着することを特徴とする前記請求項11に記載の梱包資材。
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JP2018003775U Active JP3219284U (ja) | 2018-09-28 | 2018-09-28 | 梱包資材 |
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2018
- 2018-09-28 JP JP2018003775U patent/JP3219284U/ja active Active
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