JPS6025385Y2 - 蓋付トレ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は蓋付トレーに関するものである。

従来からの蓋付トレーはトレ一本体の上縁に外に張り出
した水平フラップ上にこれに対応する蓋板をヒートシー
ルしたもの、またはトレー本体上断面これと同形の筒状
外筒に挿入して側面をテープ止めしたものあるいはトレ
一本体上の蓋板の対向する一対の先端から下方へのフラ
ップをトレ一本体の壁に差込む方式等がある。

しかし本考案はトレーの蓋が極めて簡単に取付けられる
ことが特徴であって以下本考案を図示の実施例によって
説明する。

本考案のトレーは主として紙製のものであり、必要に応
じて内面はプラスチックフィルムをラミネートしたもの
が使用される。

第１図イは方形トレ一本体Ａのブランクシートであり１
は底板、２は前面板、３は背面板でありまた４、５は側
板である。

それぞれ底の四辺を順に折目６，７，８．９を介して設
けられる。

トレーは通常上面は底より幅広に構成され、内容物の収
納と店頭の展示効果を上げるようになっている。

上記前、背面板と側板との間にはトレーの外方で折畳み
側板に貼着される様にフラップが設けられる。

すなわち正面板２の両側には側板４，５との間にそれぞ
れ折目１０．１−１および１２，１３を介して折畳みフ
ラップ１４．１５を、その中心の折目ａ、 ａにより折
畳み可能に設ける。

また背面板３と両側板４，５の間にそれぞれ折目１６．
１７および１８，１９を介して折畳みフラップ２０．２
１−を、中心に折畳み用折目す、 ｂで折畳み可能に設
ける。

また正面板２および背面板３のよ縁にはそれぞれ折目２
２．２３を介して内方に水平に折込まれるフラップ２４
．２５を設ける。

一方側板４，５の上縁にもそれぞれ折目２６．２７を介
して内方への水平折込フラップ２８．２９を設けるとと
もに対向する側板上のフラップ２８．２９には蓋の差込
片用切込３−０．３１を設ける。

またフラップ２４．２５にも切込を設けても良い。

一方蓋板Ｂはトレーの上縁面と同じ形状とし、トレ一本
体Ａの側板４，５上の内方への水平折込２８．２９上に
夫々設けた差込片用の切込３０゜３１に挿入できる位置
に蓋の外方に向けて差込片３２．３３を切込みまたは切
欠きによって設ける。

第２図はトレ一本体Ａと蓋板Ｂとの組合せ関係を示す説
明図であり第３図は蓋体Ｂをトレ一本体Ａに差込片の挿
入によりセットした状態の説明図である。

この差込みはトレーの前面および背面の水面折込みフラ
ップ２４．２５上に設けてもよい。

すなわち差込片を蓋板に設け（図示せず）これに対応す
るトレーの水平折込みフラップ２４．２５に切込み（図
示せず）を設けて蓋のセットをより安定堅固にすること
もある。

以上述べたように本考案の蓋付トレーは方形トレ一本体
上縁にそれぞれ内方に水平に折込まれるフラップを設け
、かつ対向する上記フラップの一対にはそれぞれ差込片
用の切込みを設ける一方、蓋板は上記トレ一本体上縁面
と同形の板であり、かつ上記差込用切込みに挿入できる
一対の差込片を上記トレー差込用切込に対応した位置に
外方に向けて設けであるので、内容物の収納が極めて容
易であり店頭効果もよく原材料紙の節約と相俟って蓋板
のセットも著しく簡単になし得るものである６

【図面の簡単な説明】

第１図イは本考案の蓋付トレーにおけるトレ一本体の展
開図、口は蓋の説明図、第２図はトレ一本体と蓋との関
係の説明図、第３図は組立後の外観を示す説明図である
。 １・・・・霧・底板、２・・・・・・前面板、３・・・
・・・背面板、４．５・・・・・・側板、６，７，８，
９・・・・・・折目、１０．１１，１２，１３・・・・
・・折目、１４．１５・・・・・・折畳みフラップ、１
６．１７，１８．１９・・・・・・折目、２０，２１・
・・・・・折畳みフラップ、２２．２３・・・・・・折
目、２４．２５・・・・・・水平折込フラップ、２６．
２７・・・・・・折目、２Ｂ４２９・・・・・・水平折
込フラップ、３０，３１・・・・・・蓋の差込片、Ａ・
・・・・・トレ一本体、Ｂ・・・・・・基板、ａ、 ｂ
・・・・・・折畳フラップの中心線折目。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 方形トレ一本体上縁にそれぞれ内方に水平に折込まれる
   フラップを設け、かつ対向する上記フラップの少なくと
   も一対にはそれぞれ切込みを設ける一方、蓋板は上記ト
   レ一本体上縁面と同形の板であり、かつ上記切込みに挿
   入できる少なくとも一対の差込片を上記切込に対応した
   位置に設けてなる蓋付トレー。