JP3013280U - ペーパー組合わせ型ティッシュケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は折たたみケースに定量のティッシ
ュペーパーを複数個組合わせたセットティッシュケース
を提供する。 【構成】 折たたみティッシュケースは厚紙又は合成樹
脂素材で成され、ケース体（１）は矩形状を成して長手
方向側面の四辺左右には折り側板（２）（２）を、上下
には折り上側板（３）と折り下側板（４）を形成し、そ
の下折り側板（４）の中ほど上部に横切れ込みの差込み
穴（５）を設け、さらにその対向側の折り上側板（３）
には差込み穴（５）に差込まれる突片（６）を形成した
ケース体（１）に、一回分づつ圧縮したティッシュペー
パー（８）をパックしたもの複数個とを一組として一体
パックして本考案が構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この考案は折たたみケースに定量のティッシュペーパーを複数個組合わせたセ ットティッシュケースに関する。

【０００１】

【従来の技術】

従来、紙箱に納められたティッシュは日常生活に欠かすことができないほど生 活に密着したものであり、その多くは厚紙で形成された紙箱の中に一定量のティ ッシュが順次引き出されるように重ね折りした内容物が納められ、使用時は上部 のビニール付き取り出し口より引き出すだけでポップアップ式に引き出される構 成としたものが市場に提供されているのが代表的なティッシュペーパーである。 また、最近は省資源ということで中味のティッシュを定量分パックしたもの複 数個をパックしたものが売られており、それを合成樹脂材や木箱などで形成され た通常一般のティッシュボックスごと入れて使うために提供されている装飾ティ ッシュケースに、前述の中味を一定量パックしたティッシュを一回分ずつ入れて 使い、資源の無駄ゴミを少しでも減少させ、かつ環境にも考慮したタイプもまだ 量は多くはないが市場に増え始めている。

【０００２】

【考案が解決しょうとする課題】

このように、資源やゴミの減少対策として中味のティッシュペーパーのみをパ ックしたものも提供され始めているが、まだ大多数は中味が紙箱に納められてい る一般型が汎用タイプとして最も多用されているが、しかし、消費者も一般タイ プを使用しながらも今の現状をみて、なんらかの資源やゴミの量の減少を進めて いきたいと考えているようにはなっている。 ただ、実際には前述のようなティッシュペーパーのみパックしたタイプを利用 する人々はまだまだ少なく、その要因としては中味だけを買って収納するための 専用ケースが必要なことと、それらを使う時は通常のティッシュボツクスごと入 れるための装飾的なケースなどを用いることになるが、それらは別途に求める必 要があり、価格も高い等の理由であらためてそれを買ってまで使たいと思う人々 もまだ多くはない要因の一つである。さらに中味とケースをセットでと言う方も いるが、今ある収納ケース自体は布製は除いて合成樹脂材や木製で成るティッシ ュケースは固定箱タイプであるためにかさばり、中味のティッシュと気軽に組合 わせてセットで売るには大変かさばり、また重く価格も高いものとなる。さらに 運送や保管に於いても場所をとるため、中味とセットでと言うことは現実性が全 く考えられず、この点でも中味のみパックしたものが普及しにくい大きな要因で あり、さらによい方策が求められている。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

以上のような不便や欠点を解消するために、この考案は次のような構成として いる。 まず、この考案の折たたみティッシュケースに使用される中身のティッシュは 一回分の中味を圧縮パックしたもの複数個を一組とし、それに組合される専用折 たたみケースはいずれも容易に組み立てできるようにするために、厚紙などで形 成されたケースの左右側面が差込み穴と突片で組立てられるタイプ、上下板が薄 板で側面が柔軟材で形成されて伸縮するタイプ、さらに側面がジャバラ素材で伸 縮形成するタイプを考案した折たたみケースと、前記の定量分パックティッシュ 複数個を一体にしてパックした構成としている。

【０００４】

【作用】

この考案に於ける折りたたみティッシュケースに於いて、第１実施例タイプの 素材は厚紙又は合成樹脂薄板素材で成され、その長手方向左右側面の折り上側板 （３）と折り下側板（４）部を開放部としたケース体（１）を形成し、その差込 み穴（５）に突片（６）を差込むだけで容易に組立てられるもので、第２実施例 タイプは上板（９）及び下板（１１）は薄板で成され、側面部は柔らかい柔軟シ ート（１５）素材で形成されたケースであるため高さは伸縮自在に折たためられ 、かつ中味の量に添って自動的にケース体（１）の高さも低くなるので、ティッ シュも最後まで取り出しやすい。 さらに第３実施例タイプもケース体（１）を形成する側面はジヤバラ側板（１ ６）で成されているので、第２実施例同様に折たたみ及び取り出し方法もきわめ て容易にできるものとなる特徴あるケースで、これらの折たたみケース体（１） に、一回分を圧縮したティッシュペーパー（８）をパックしたもの複数個をいず れかのケース体（１）と一体にセットパックした構成としているために、従来の ようにそのつど個別にケースに入れて包装されていた無駄を大幅に削減されるこ とになる。

【０００５】

【実施例】

この考案の実施例を図面を参照にして説明する。 第１実施例 この考案の第１実施例を図１に示す一部分解斜視図を参照にして説明する。 まず、折たたみティッシュケースは厚紙又は合成樹脂素材で成され、ケース体 （１）は矩形状を成して長手方向側面の四辺左右には折り側板（２）（２）を、 上下には折り上側板（３）と折り下側板（４）を形成し、その下折り側板（４） の中ほど上部に横切れ込みの差込み穴（５）を設け、さらにその対向側の折り上 側板（３）には差込み穴（５）に差込まれる突片（６）を形成したケース本体（ １）に、一回分づつのティッシュペーパー（８）を圧縮パックしたもの複数個と 一つのケース体（１）とを一組として一体パックして本考案が構成されている。

【０００６】 以上のように形成されたケース体（１）を組み立てるときは、ケース本体部（ ７）を引き起してボックスを形成しした上で、長手方向左右の一方側の折り側板 （２）（２）を内側に折り、さらに下折り側板（４）も折つた上で、折り上側板 （３）を折り曲げて突片（６）を前記の折り下側板（４）の差込み穴（５）に差 込むと一方側は組み立てられる。 その上で、セツトされている一回分のティッシュペーパー（８）を他方の側面 開口部よりケース本体部（７）内に納めてから、一方側の組み立てと同様の要領 で突片（６）を差込み穴（５）に差込むと、ティッシュペーパー（８）を収納し たケース体（１）が構成される。 尚、この折たたみケース体（１）とセットされるティッュペーパー（８）は一 回分づつ圧縮パックされたものが約５〜１０個を一組として一体にパツクされて この考案が構成されるものである。

【０００７】 第２実施例 この考案の実施例に於ける折たたみケース体を図２に示す斜視図を参照にして 説明する。 第２実施例のケース体（１）は、上下の板が薄板で成るもので、その上板（９ ）には取出し口（１０）を設け、底板となる下板（１１）の中央部に約１０セン チ四方位の大きさのティッシュ収納口（１２）を設け、その一方側は固定し他方 部は任意に取り外し自在にできる接着部（１３）を付けたシート蓋（１４）を設 けた上下板の側面部は、ビニールや布などの薄くて柔らかい柔軟シート（１５） でケース体（１）を構成している。 尚、下板（１１）の収納口（１２）の蓋はシート蓋（１４）としているが、こ れ以外のいずれの蓋であっても差し支えないものである。また収納口（１２）は 下板（１１）の底部全体が開く大きさではないが、ティッシュの短辺幅に近い位 の開口幅があれば楽に入れられる。 さらに、この考案のケース体（１）を形成している側面の柔軟シート（１５） はしなやかで柔軟であるのでケース体（１）は通常は薄い板状になっているが、 ケース体（１）を裏返してのち下板（１１）のシート蓋（１４）の接着部（１３ ）位を引き剥して開口し、ティッシュペーパー（８）をケース本体部（７）に入 れてシート蓋（１４）を付けるとケース体（１）柔軟シート（１５）は伸長して 立体構成され、かつ中味が減るにしたがいケース高が低くなりティッシュを最後 まで取出しやすい。

【０００８】 第３実施例 この考案の第３実施例を図３に示す一部欠損斜視図を参照にして説明する。 この考案に於いてのケース体（１）の側面部は、伸縮自在のジヤバラ側板（１ ６）を成し、その上板（９）には取出し口（１０）を設け、さらに底部は長手辺 の一方に固定され、他方は開閉自在になる底蓋（１７）を成すべく合成樹脂材等 で一体成型で形成してケース体（１）を構成している。 この考案に於いてのティッシュケース（８）収納は、裏返した上で底蓋（１７ ）を開けてケース本体部（７）内に納めて底蓋（１７）を閉じると、ジヤバラ側 板（１６）が伸長して立体型にケース体（１）が構成される。 また、この考案も側面はジヤバラ側板（１６）を採用しているので中身が減る にしたがいケース体（１）は低くなるので最後までティッシュは取出しやすい。 以上のようにこの考案は構成されているが、いずれの実施例も構成素材は厚紙 や合成樹脂材いずれでもよく、また作製方法も接着組み立てでも一体成型でもい ずれの技術でもよい。 さらに、この考案に於ける一回分のティッシュペーパー（８）は圧縮パックさ れたものが最も好ましいが、特に圧縮されたものでなくても差し支えないもので ある。 このような各実施例に示した折たたみケース体（１）と、圧縮パックしたティ ッシュペーパー（８）を複数個組合わせて一体パックして本考案は構成される。

【０００９】

【考案の効果】

本考案はこのような構成としているので、次のような効果や長所を提供できる ものである。 イ、機能的に形成された折たたみティッシュケースと複数分のティッシュが一体 にパックされた構成であるので、そのつどケースに包装されたような無駄を大 幅に軽減できるので資源の無駄を防ぎ、その分ユーザーに安価に提供できる。 ロ、折たたみケースの組み立ては簡単であり、しかもセットされたティッシュの 相当回数分は十分使えるので最後までケースの機能をなんら損ねることなく使 え、かつ捨てるにも簡単に薄板状にしてかさばらずにて捨てられる。 ハ、パックされたティッシュペーパーは数多くても圧縮パックされているのでコ ンパクトにして、しかもケースも折たたんだ状態で一組として一体パックされ ているので、数量に比べてコンパクトにでき、その輸送や保管に於けるコスト 削減はきわめて大きく企業コストは計り知れないほどの効果が大きい。 ニ、一定量のティッシュに対して一つのケースで済むことにより資源の無駄を軽 減するために、ユーザーも省資源や環境保護の意識が自然に高まる効果が身に つくようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の第実施例を示す一部分解斜視図。

【図２】この考案の第２実施例のケース体を示す一部欠
損斜視図。

【図３】この考案の第３実施例のケース体を示す一部欠
損斜視図。

【図４】この考案のティッシュペーパーとケース体の一
体パック例図。

【符号の説明】

１・・・ケース体 ３・・・折り上側板 ４・・・折り下側板 ８・・・ティッシュペーパー ９・・・上板 １１・・下板 １５・・柔軟シート １６・・ジヤバラ側板

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 折たたみ型ケースと一定枚数のティッシ
   ュペーパーを重ね折りして連続で引き出せる一回分のテ
   ィッシュペーパー複数個を一体にパックして組合わせた
   構成であるペーパー組合わせ型ティッシュケース。
2. 【請求項２】 折たたみ型ティッシュケースの左右側面
   が、差込み穴と突片で組立てができる構成である請求項
   １記載のペーパー組合わせ型ティッシュケース。
3. 【請求項３】 折たたみ型ティッシュケースの上板と下
   板が薄板で成り、側面が柔軟シート素材で形成されたケ
   ースの下板に収納口を設けた構成である請求項１記載の
   ペーパー組合わせ型ティッシュケース。
4. 【請求項４】 折たたみ型ティッシュケースの側面がジ
   ヤバラで伸縮し、底面に底蓋付き収納口を形成した構成
   である請求項１記載のペーパー組合わせ型ティッシュケ
   ース。
5. 【請求項５】 組合される一回分のティッシュペーパー
   が圧縮パックされて形成される構成である請求項１〜請
   求項４のうちいずれか１項に記載のペーパー組合わせ型
   ティッシュケース。