JP3015966U - 食料品ケース - Google Patents

食料品ケース

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JP3015966U
JP3015966U JP1995003201U JP320195U JP3015966U JP 3015966 U JP3015966 U JP 3015966U JP 1995003201 U JP1995003201 U JP 1995003201U JP 320195 U JP320195 U JP 320195U JP 3015966 U JP3015966 U JP 3015966U
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plate
inner bag
case
outer box
food
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JP1995003201U
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浩 鈴木
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三邦株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 折り畳み可能でかつ迅速に開くことができ,
匂い洩れや液洩れしない,食料品ケースを提供するこ
と。 【構成】 内袋2とこれを収納し折り畳み可能な外箱3
とよりなる。内袋2は,外箱3の中に貼着されており,
開口部21には閉止部25を有する。外箱3は,底板3
1,前板32,左板33,右板34,後板35,蓋板3
6よりなる。前板32は,左右の内方折り曲げ部325
を有する。左板33及び右板34は,それぞれ左方折り
曲げ部337と右方折り曲げ部347とを有している。
折り畳み状態においては,前板32,左板33,右板3
4は,各折り曲げ部325,337,347をケースの
内方側へ折り曲げ,かつ蓋板36がこれら上に重ねられ
ており,その内部には内袋2が収納されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,食料品を収納するケースであって,特に持ち運び及び使用前の保管 に便利な食料品ケースに関する。
【0002】
【従来技術】
例えばパーティなどにおいて出される料理は少なからず残るのが通常である。 このように残った料理のほんどは残飯として処理されることが多いが,まだ十分 に料理として扱えるものも少なくない。そのため,パーティ出席者等が持ち帰っ て再利用することが望ましい。
【0003】 そして,上記残り料理を持ち帰るためには,これらの食料品を入れるための食 料品ケースが必要である。従来の食料品ケースとしては,図9に示すごとく,容 器部92と蓋部93とを一体的に形成した樹脂製の食料品ケース90がある。こ の食料品ケース90おいては,容器部92と蓋部93の連結部95がいわゆるイ ンテグラルヒンジを構成し,これを基点にして蓋部93が開閉される。
【0004】 また,蓋部93が閉じた状態を維持するためには,容器部92と蓋部93の周 囲に係合部を設けることもあるが,輪ゴムやホッチキス等によって止めることも 多い。 この食料品ケース90は,例えばスーパーやデパートの食料品売り場において も使用されている。
【0005】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来の食料品ケース90においては,次の問題がある。 即ち,上記食料品ケース90は,使用状態の形態に予め成形してある。そのた め,その使用前の保管時において大きなスペースが必要である。 また,上記食料品ケース90は密封構造でない。そのため,例えば水分を多く 含む食料品を入れた場合には外部に液洩れしやすく,また匂いのきつい食料品を 入れた場合にはその匂いが外部に洩れやすい。
【0006】 本考案は,かかる従来の問題点に鑑みてなれたもので,折り畳み可能でかつ迅 速に開くことができ,匂い洩れや液洩れしない,食料品ケースを提供しようとす るものである。
【0007】
【課題の解決手段】
本考案は,食料品を持ち運ぶためのケースであって, 食料品を入れるための内袋と該内袋を収納し折り畳み可能な外箱とよりなり, 上記内袋は,上記外箱の中に一体的に貼着されていると共にその開口部には密 封用の閉止部を有してなり, また上記外箱は,底板と,該底板の前部に設けた前板と,上記底板の左右にお いてそれぞれ設けた左板及び右板と,上記底板の後部に設けた後板と,該後板か ら延設した蓋板とよりなり, 上記前板は,左下隅及び右下隅から前板開口端の中央付近へそれぞれ伸びる左 右の内方折り曲げ部を有し, 一方上記左板及び右板は,後下隅から,開口端の中央付近へそれぞれ伸びる左 方折り曲げ部と右方折り曲げ部とを有しており, また,折り畳み状態においては,上記前板,左板,右板は,上記内方折り曲げ 部,左方折り曲げ部,右方折り曲げ部をケースの内方側へ折り曲げ,かつ上記蓋 板がこれら前板,左板,右板の上に重ねられており,その内部には上記内袋が収 納されていることを特徴とする食料品ケースにある。
【0008】 本考案において最も注目すべきことは,上記外箱は上記内袋を収納して折り畳 み可能なことである。そして,上記内袋は上記外箱の中に,例えば接着剤により 一体的に貼着されていると共に,その開口部には密封用の閉止部を有することで ある。また,折り畳み状態においては,上記のごとく折り曲げられていることで ある。
【0009】 上記内袋における上記閉止部は,胴部よりも厚みの厚い先端部を有する凸係合 帯と,該凸係合帯と係合可能な凹係合帯とよりなるチャックであることが好まし い。これにより,確実に匂い洩れや液洩れを防止することができる。また,その 他の閉止部としては,例えば粘着剤を塗布してその粘着力により密封するもの或 いはファスナーがある。
【0010】 また,上記内袋は透明であることが好ましい。これにより,内袋の中に入れた 食料品の状態を容易に確認することができる。 また,上記外箱は紙製であり,また上記内袋は柔軟性の樹脂フィルムであるこ とが好ましい。これにより,安価で取扱易い食料品ケースを容易に製造すること ができる。 また,内袋は柔軟性があるので,使用前において外箱を折り畳んでおく際に偏 平状になり,全体厚みを薄くすることができる。
【0011】 また,上記内方折り曲げ部,左方折り曲げ部,右方折り曲げ部は,上記底板に 対して角度45°で設けてあることが好ましい。これにより,折り曲げ完了時に は底板上に前板,更にその上に左板,右板,後板,蓋板を順次重ね合わせたとき ,これらは全て底板の大きさの範囲内におさまる。そのため,保管が容易である 。なお,蓋板の前方は,長く出る。
【0012】
【作用および効果】
本考案の食料品ケースにおいては,上記外箱は容易に折り畳むことが可能であ る。即ち,折り畳む際には,例えばまず上記前板の内方折り曲げ部を食料品ケー スの内方側へ折り曲げる。次いで上記左板,右板における左方折り曲げ部及び右 方折り曲げ部をケースの内方側へ折り曲げる。最後に上記蓋板を前板,左板,右 板の上に重ねる。
【0013】 このように折り畳まれた状態においては,使用時に比べてその体積及び高さ( 厚み)が小さくなる。それ故,使用前における保管時や運搬時に必要なスペース を小さくすることができ,例えばパーティ会場の隅などの小さなスペースに保管 しておくことができる。 また,食料品ケースを使用する際には,上記折り畳み手順とは逆の順序で,上 に重なっている部分から順に開いていくことによって,簡単,迅速に開くことが できる。
【0014】 また,上記内袋は上記外箱の中に一体的に貼着されている。そのため,食料品 を入れる際には,外箱を開けば,直ちに内袋を開くことができ,食料品の詰め込 みが容易である。それ故,例えばパーティー会場において,その終了時にコンパ ニオンが,早急に残りの料理を詰める場合にも極めて便利である。 また,内袋は上記のように貼着されているため,食料品ケースを持ち運ぶ際に ,内袋内の食料品が外箱の中で動きまわることを防止することができる。それ故 ,持ち運びを容易に行うことができる。
【0015】 また,上記内袋はその開口部に上記閉止部を有する。そのため,この閉止部を 閉じることによって内袋を密封することができる。それ故,食料品の匂い洩れや 液洩れの防止を図ることができる。
【0016】 したがって,本考案によれば,折り畳み可能でかつ迅速に開くことができ,匂 い洩れや液洩れしない,食料品ケースを提供することができる。
【0017】
【実施例】
本考案の実施例にかかる食料品ケースにつき,図1〜図8を用いて説明する。 本例の食料品ケース10は,図1に示すごとく,食料品を入れるための内袋2 と該内袋2を収納し折り畳み可能な外箱3とよりなる。
【0018】 上記内袋2は,図1,図2に示すごとく,上記外箱3の中に一体的に貼着され ていると共にその開口部21には密封用の閉止部25(図2)を有してなる。 また,上記内袋2は透明なポリエチレンフィルムよりなり,図1に示すごとく ,その底部29の4か所の固定部290を底板32上に接着している。そして, 図2,図3に示すごとく,その開口部21には,上記閉止部25としてのチャッ クを有する。
【0019】 このチャックからなる閉止部25は,図3に示すごとく,ポリエチレンフィル ムに一体的に成形されており,胴部251よりも厚みの厚い先端部252を有す る凸係合帯250と,これと係合可能な凹係合帯255とよりなる。
【0020】 また上記外箱3は,図1に示すごとく,底板31と,該底板31の前部に立設 した前板32と,上記底板31の左右においてそれぞれ立設した左板33及び右 板34と,上記底板31の後部に立設した後板35と,該後板35の上端から延 設した蓋板36とよりなる。 また,上記外箱3としては,コートボールを用いている。また,外箱3は,長 さ210mm,幅150mm,高さ90mmである。
【0021】 上記前板32は,図1に示すごとく,左下隅323及び右下隅324から前板 開口端321の中央付近へそれぞれ伸びる左右の内方折り曲げ部325,325 を有する。即ち,前板32は,図4に示すごとく,上記左右の内方折り曲げ部3 25,325に挟まれる中央台形部3201と,その両側に位置する左右の前三 角部3203,3204とを有する。
【0022】 また,図1,図4に示すごとく,前板32の前板開口端321の中央部には, 上記蓋板36と係合するための山状の突部328を設けてある。一方上記蓋板3 6に設けた先端つば部360には,外箱閉止時に,上記突部328と係合可能な 切欠き368を設けてある。
【0023】 一方上記左板33及び右板34は,図1,図4に示すごとく,後下隅336, 346から,開口端331,341の中央付近へそれぞれ伸びる左方折り曲げ部 337と右方折り曲げ部347とを有している。即ち,図4に示すごとく,左板 33及び右板34は,それぞれ上記左方折り曲げ部337及び右方折り曲げ部3 47より前方の左台形部3301及び右台形部3401と,左方折り曲げ部33 7及び右方折り曲げ部347より後方の左三角部3302と右三角部3402と を有する。
【0024】 また,左板33及び右板34の開口端331,341には,使用時における左 板33及び右板34の形状を真っ直ぐにするためのつば部339,349を有す る。 また,上記左右の内方折り曲げ部325,325,左方折り曲げ部337,右 方折り曲げ部347は,それぞれ上記左下隅323,右下隅324,後下隅33 6,後下隅346より,上記底板に対して角度45°で設けてある。
【0025】 次に,本例における作用効果につき説明する。 本例の食料品ケース10においては,上記外箱3は容易に折り畳むことができ る。即ち,折り畳む際には,図4,図5に示すごとく,まず上記前板32の中央 台形部3201を上記内方折り曲げ部325,325に沿ってケース内方側へ折 り曲げる。このとき,左板33,右板34も前板32の移動に伴い,ケース内方 側に少し曲げられる。
【0026】 次いで,図6,図7に示すごとく,左板33及び右板34の左台形部3301 及び右台形部3401をさらにケース内方側へ折り曲げる。これにより,各板は ,底板31の上に順次重なった状態となる。
【0027】 即ち,底板31上の内袋(図示略)の上には,前板32の中央台形部3201 ,左右の前三角部3203,3204,左右の右台形部3301及び左台形部3 401,左右の右三角部3302,左三角部3402,後ろ板35が順次重なる 。 最後に,図8に示すごとく,蓋板36を重ねることによって,折り畳み状態に することができる。
【0028】 このように折り畳まれた状態においては,使用時に比べてその体積及び高さ( 厚み)が小さくなる。それ故,使用前における保管時や運搬時に必要なスペース を小さくすることができ,例えばパーティ会場の隅などの小さなスペースに保管 しておくことができる。 また,食料品ケース10を使用する際には,上記折り畳み手順とは逆の順序で ,上に重なっている部分から順に開いていくことによって簡単,迅速に開くこと ができる。
【0029】 また,上記内袋2は上記外箱3の中に一体的に貼着されている。そのため,食 料品を入れる際には,外箱を開けば,直ちに内袋を開くことができ,食料品の詰 め込みが容易である。また,内袋は上記のように貼着されているため,持ち運ぶ 際に,内袋2の中の食料品が外箱3の中で動きまわることを防止することができ る。それ故,持ち運びを容易に行うことができる。
【0030】 また,上記内袋2はその開口部21に上記閉止部25としてのチャックを有す る。そのため,この閉止部25の上記凸係合帯250と凹係合帯255を嵌合さ せることによって内袋2を密封することができる。それ故,食料品の匂い洩れや 液洩れの防止を図ることができる。
【0031】 また,本例においては,上記内方折り曲げ部325,左方折り曲げ部337, 右方折り曲げ部347が上記のように角度45°で設けてあるため,折り曲げ完 了時には底板31の上に前板32,更にその上に左板33,右板34,後板35 ,蓋板36を順次重ね合わせたとき,これらは全て底板31の大きさの範囲にお さまる(図7,図8)。そのため,保管が容易である。なお,蓋板36の前方は ,長く出る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の食料品ケースの斜視図。
【図2】実施例における,内袋の正面図。
【図3】図2のA−A線矢視断面図。
【図4】実施例の食料品ケースの折り畳み手順におけ
る,初期の状態の斜視図。
【図5】実施例の食料品ケースの折り畳み手順におけ
る,初期の状態の平面図。
【図6】実施例の食料品ケースの折り畳み手順におけ
る,後期の状態の斜視図。
【図7】実施例の食料品ケースの折り畳み手順におけ
る,後期の状態の平面図。
【図8】実施例の食料品ケースの折り畳み完了状態にお
ける斜視図。
【図9】従来例の食料品ケースの斜視図。
【符号の説明】
10...食料品ケース, 2...内袋, 21...開口部, 25...閉止部, 3...外箱, 31...底板, 32...前板, 323...左下隅, 324...右下隅, 325...内方折り曲げ部, 33...左板, 336...後下隅, 337...左方折り曲げ部, 34...右板, 346...後下隅, 347...右方折り曲げ部, 35...後板, 36...蓋板,

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食料品を持ち運ぶためのケースであっ
    て,食料品を入れるための内袋と該内袋を収納し折り畳
    み可能な外箱とよりなり,上記内袋は,上記外箱の中に
    一体的に貼着されていると共にその開口部には密封用の
    閉止部を有してなり,また上記外箱は,底板と,該底板
    の前部に設けた前板と,上記底板の左右においてそれぞ
    れ設けた左板及び右板と,上記底板の後部に設けた後板
    と,該後板から延設した蓋板とよりなり,上記前板は,
    左下隅及び右下隅から前板開口端の中央付近へそれぞれ
    伸びる左右の内方折り曲げ部を有し,一方上記左板及び
    右板は,後下隅から,開口端の中央付近へそれぞれ伸び
    る左方折り曲げ部と右方折り曲げ部とを有しており,ま
    た,折り畳み状態においては,上記前板,左板,右板
    は,上記内方折り曲げ部,左方折り曲げ部,右方折り曲
    げ部をケースの内方側へ折り曲げ,かつ上記蓋板がこれ
    ら前板,左板,右板の上に重ねられており,その内部に
    は上記内袋が収納されていることを特徴とする食料品ケ
    ース。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記内袋における上
    記閉止部は,胴部よりも厚みの厚い先端部を有する凸係
    合帯と,該凸係合帯と係合可能な凹係合帯とよりなるチ
    ャックであることを特徴とする食料品ケース。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記内袋は透
    明であることを特徴とする食料品ケース。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項において,
    上記外箱は紙製であり,また上記内袋は柔軟性の樹脂フ
    ィルムであることを特徴とする食料品ケース。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項において,
    上記内方折り曲げ部,左方折り曲げ部,右方折り曲げ部
    は,上記底板に対して角度45°で設けてあることを特
    徴とする食料品ケース。
JP1995003201U 1995-03-20 1995-03-20 食料品ケース Expired - Lifetime JP3015966U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012144268A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Abeshin:Kk 包装容器
KR200492176Y1 (ko) * 2019-12-24 2020-08-24 (주) 에어로싸 포장박스 결합형 포장비닐팩

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