JP3070846U - 食品収納用容器 - Google Patents
食品収納用容器Info
- Publication number
- JP3070846U JP3070846U JP2000000564U JP2000000564U JP3070846U JP 3070846 U JP3070846 U JP 3070846U JP 2000000564 U JP2000000564 U JP 2000000564U JP 2000000564 U JP2000000564 U JP 2000000564U JP 3070846 U JP3070846 U JP 3070846U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- container
- wall surface
- flange
- side wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】容器本体に蓋体を嵌めて内容物を包装するプラ
スチックシート製の食品収納用容器において、収納した
食品の汁などが漏れ出し難い構造とする。 【解決手段】容器本体(1)と蓋体(2)の周縁を外方
に張り出したフランジ部とし、両体のフランジ部が重ね
合わされて容器が密閉されるように形成し、容器本体
(1)の内周壁に、底面(3)に対する側壁面(4)の
傾き角よりも開き勝手で外方に膨出し、さらに狭まり勝
手で内方に傾斜した傾斜面を介してフランジ部に連なっ
た凹面部(6)を設け、これと面接触するように蓋体
(2)のフランジ部の下方の側壁面に外方に膨出した凸
面部(11)を設ける。
スチックシート製の食品収納用容器において、収納した
食品の汁などが漏れ出し難い構造とする。 【解決手段】容器本体(1)と蓋体(2)の周縁を外方
に張り出したフランジ部とし、両体のフランジ部が重ね
合わされて容器が密閉されるように形成し、容器本体
(1)の内周壁に、底面(3)に対する側壁面(4)の
傾き角よりも開き勝手で外方に膨出し、さらに狭まり勝
手で内方に傾斜した傾斜面を介してフランジ部に連なっ
た凹面部(6)を設け、これと面接触するように蓋体
(2)のフランジ部の下方の側壁面に外方に膨出した凸
面部(11)を設ける。
Description
【0001】
本考案は、上面を開口した容器本体に別体に成形された蓋体を装着して食品を 包装するのに用いられるプラスチック製の容器に関する。
【0002】
薄いプラスチックシートを成形した蓋付きの容器において、蓋体を容器本体に 被せた状態を維持できるよう、シートの弾性を利用して蓋体の周縁部を容器本体 の周縁部に圧接嵌合する構造のものが知られている。
【0003】 図6はその一例を示しており、これは容器本体61の上部に肩段部62を設け るとともに、その上部に壁面を逆テーパ状に傾斜させた嵌合凹部63と周壁縁部 を水平に張り出したフランジ部64を設け、蓋体65には前記肩段部62に接合 する段部66、嵌合凹部63に嵌合する嵌合凸部67及び前記フランジ部64と 重なり合うフランジ部68を設け、前記肩段部62とフランジ部64の間に嵌合 凸部67を嵌め入れることにより蓋体65が容器本体61に装着するようにした ものである。
【0004】
従来の容器のように、容器本体61内に蓋体65を圧嵌する構造では、蓋体6 5が容器本体61から取り外れ難いものの、蓋体65を容器本体61に取り付け た状態で肩段部62とフランジ部64の間に圧入された蓋体65の縁部が撓んで 、肩段部62と段部66の間や嵌合凹部63と嵌合凸部67の間に隙間ができや すいという問題があった。そのため、惣菜などの汁を含む食品の包装に用いる場 合には、収納した食品の汁などが前記隙間から外部に漏れ出る危険性を考慮し、 容器をストレッチフィルムFで包んで販売に供しているのが現状である。
【0005】 本考案は従来技術のこのような問題点に鑑み、プラスチック製の食品収納用容 器において、包装した食品の汁などが従来のものよりも、より漏れ出し難いよう にすることを課題とする。
【0006】
従来構造の容器は、蓋体の嵌合凸部が容器本体の嵌合凹部よりも若干大き目の 寸法に成形され、嵌合凸部を肩段部とフランジ部の間に圧入すると、嵌合凸部は 肩段部とフランジ部の間で弾性変形して嵌合凹部に圧嵌するが、その反面、弾性 変形に伴って蓋体の表面と容器本体の表面との間に隙間がどうしても生じてしま う。
【0007】 そこで、本発明の食品収納用容器は、容器本体と蓋体の周縁を外方に張り出し たフランジ部とし、両体のフランジ部が重ね合わされて容器が密閉されるように 形成されており、さらに容器本体の側壁面上部からフランジ部に至る周縁と、蓋 体の側壁面からフランジ部に至る周縁を互いに面接触する相似形状に形成した。 これによれば、容器本体と蓋体の縁部が互いに相似形状に形成してあり、蓋体 を容器本体に取り付けた状態で両縁部が面接触状態で接合するので、容器内部が 確実に密閉される。
【0008】 上記構成において、容器本体の内周壁に、底面に対する側壁面の傾き角よりも 開き勝手で外方に膨出し、且つ当該膨出部分よりも狭まり勝手で内方に傾斜した 傾斜面を介してフランジ部に連なった凹面部を設け、蓋体のフランジ部の下方の 側壁面に外方に膨出した凸面部を設け、蓋体を容器本体に取り付けた状態で蓋体 の前記凸面部が容器本体の前記凹面部に接合するように形成することがより好ま しい。 これによれば、蓋体を容器本体に取り付けた状態で、蓋体はその凸面部を前記 凹面部に接合させて容器本体の開口面内に圧嵌するので、容器を傾けても蓋体が 外れ落ちたりせずに、容器内部を密閉する。
【0009】 前記構成では、容器本体に取り付けられた蓋体の上下方向への支持は、両体の フランジ部同士が重なり合うことによって行われるので、従来例の如き容器本体 の肩段部とフランジ部とで蓋体を支持することによる蓋体壁面の変形は生じるこ とがない。
【0010】 また、容器本体と蓋体の周縁はそれぞれ壁面を湾曲又は角折れさせて形成され るが、壁面を角折れさせた折れ部は、折れ部を挟んで隣接した壁面同士のなす角 を鈍角に設定すれば、蓋体を容器本体に取り付けたときの両体の接触(接合)面 積を大きくすることができ、密閉度が高くなる。
【0011】
本考案の好適な実施例を図面を参照して説明する。 図中、符号1は容器本体、2は蓋体であり、両体は収納する物品の種類などに より、延伸ポリスチレンや耐衝撃性ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレ ン、ポリエチレンテレフタレートなどの適宜なプラスチックを用い、圧空乃至真 空成形などのサーモフォーミング法により成形することができる。
【0012】 図1〜図3に示された実施例において、容器本体1は、平面視略矩形の底面3 の周囲に上方に開拡しつつ適宜高さの側壁面4が立ち上がって収納部5が画成さ れ、側壁面4の上部内周に外方に膨出した凹面部6が設けられ、さらにその上部 に周壁面を適宜な幅水平状に外方へ張り出してなるフランジ部7が設けられ、フ ランジ部7の端部を下向きに折り返して形成してある。
【0013】 詳しくは、凹面部6は、底面3に対する側壁面4の傾き角よりも開き勝手で外 方に膨出した湾曲面61と、この湾曲面61から上方に連なって延びていて膨出 部分よりも狭まり勝手で内方に傾斜しつてフランジ部7に連なった傾斜面62と を有し、後述する蓋体2の凸面部11が、前記傾斜面62を乗り越えて凹面部6 内に嵌入することにより両面部が面接触状態で接合するように設けてある。 また、凹面部6とフランジ部7はテーパ面部8を介して連ねてあり、凹面部6 とテーパ面部8の折れ角、テーパ面部8とフランジ部7の折れ角をそれぞれ鈍角 に設定してある。
【0014】 蓋体2は、略矩形の天面9から側壁面10を下方に開拡しつつ延出させ、その 周縁に湾曲面で外方に膨出しながら側壁面10を上方に折り返して前記凹面部6 に接合するよう形成された凸面部11が設けられ、さらに凸面部11に連ねて周 壁面を適宜な幅水平状に外方へ張り出してなるフランジ部12が設けられ、フラ ンジ部12の端部を下向きに折り返して形成してある。
【0015】 詳しくは、蓋体2の周縁形状は、容器本体1の側壁面6の上部内側からフラン ジ部7に至る周縁形状と相似形状に形成され、これにより両体の周縁部同士が面 接触するように設けてある。 また、側壁面10と凸面部11はテーパ面部13を介して、テーパ面部13上 部の周壁面とフランジ部12はテーパ面部14を介して連ねてあり、側壁面10 とテーパ面部13の折れ角、テーパ面部13と凸面部11の折れ角、周壁面とテ ーパ面部14の折れ角、テーパ面部14とフランジ部12の折れ角の何れもが鈍 角に設定してある。
【0016】 図4及び図5には容器本体と蓋体の周縁部の形状を変形した実施例が示してあ る。 本例の容器本体1は、底面3の周囲に上方に開拡しつつ適宜高さの側壁面4が 立ち上がって収納部5が画成され、側壁面4の上部内周に、前記実施例と同様に 湾曲面61と傾斜面61からなる外方に膨出した凹面部6が設けられ、さらにそ の上部に周壁面を外方に湾曲させながらフランジ部7を水平状に張り出し、さら にフランジ部7の端部を湾曲面によって下方に折り返して形成してある。
【0017】 また、蓋体2は、天面9から側壁面10を外方に膨出しつつ上方に湾曲させて 前記凹面部6に接合する膨出した凸面部11が設けられ、さらに凸面部11に連 ねて周壁面を外方に湾曲させながらフランジ部12を水平状に張り出し、フラン ジ部12の端部を湾曲面によって下方に折り返して形成してある。 蓋体2の周縁形状が、容器本体1の周縁形状と相似形状に形成され、これによ り両体の周縁部同士が面接触するように設けてあることは前記実施例と同様であ る。
【0018】 このように形成された両実施例の容器によれば、図3及び図5に示されている ように、容器本体1と蓋体2のフランジ部7,12が重なり合って蓋体2が容器 開口面内に支持され、蓋体2の凸面部11が容器本体1の凹面部6内に圧入して 容器本体内周面に接合するので、蓋体2は容器本体1内に固定されて容器を密閉 し、容器取り扱い中に容器本体1から外れたり容器本体1との接合部分に隙間を 生じさせたりすることなく安定的に止着する。 また、容器本体1と蓋体2の周縁部同士が面接触状態で接合しているので、フ ランジ部同士や凹凸面部の接合部分に隙間ができることはなく、収納した食品の 汁などが容器外部に漏れ出すことはない。
【0019】 なお、図示した容器の形態は一例であり、その形状や大きさなどは収納品など に応じて適宜に選定してよい。また、蓋体は内容物が見えるように透明となし、 その表面に曇り止め加工を施すことができる。
【0020】
本考案の食品収納用容器は、容器本体と蓋体の周縁部同士が面接触状態で接合 しているので、食品を密封状態で包装することができ、この種従来の容器よりも 、収納した食品の汁などが容器外部に漏れ出し難くなっている。
【図1】本考案の食品収納用容器の一実施例の開蓋状態
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】図1の容器の開蓋状態の要部拡大断面図であ
る。
る。
【図3】図1の容器の閉蓋状態の要部拡大端面図であ
る。
る。
【図4】本考案の食品収納用容器の他の実施例の開蓋状
態の要部拡大断面図である。
態の要部拡大断面図である。
【図5】図4の容器の閉蓋状態の要部拡大端面図であ
る。
る。
【図6】従来の容器の閉蓋状態の要部拡大断面図であ
る。
る。
1 容器本体 2 蓋体 3 底面 4 側壁面 5 収納部 6 凹面部 61 湾曲面 62 傾斜面 7 フランジ部 8 テーパ面部 9 天面 10 側面面 11 凸面部 12 フランジ部 13 テーパ面部 14 テーパ面部
Claims (4)
- 【請求項1】 容器本体と蓋体の周縁を外方に張り出し
たフランジ部とし、両体のフランジ部が重ね合わされて
容器が密閉されるように形成されたプラスチック製の食
品収納用容器において、容器本体の側壁面上部からフラ
ンジ部に至る周縁と、蓋体の側壁面からフランジ部に至
る周縁が互いに面接触する相似形状に形成されているこ
とを特徴とする食品収納用容器。 - 【請求項2】 容器本体の内周壁に、底面に対する側壁
面の傾き角よりも開き勝手で外方に膨出し、且つ当該膨
出部分よりも狭まり勝手で内方に傾斜した傾斜面を介し
てフランジ部に連なった凹面部を設け、蓋体のフランジ
部の下方の側壁面に外方に膨出した凸面部を設け、蓋体
を容器本体に取り付けた状態で蓋体の前記凸面部が容器
本体の前記凹面部に接合することを特徴とする請求項1
に記載の食品収納用容器。 - 【請求項3】 容器本体に取り付けられた蓋体の上下方
向への支持は、両体のフランジ部同士が重なり合うこと
によって行われる請求項1又は2に記載の食品収納用容
器。 - 【請求項4】 容器本体と蓋体の周縁はそれぞれ湾曲し
た壁面と角折れさせた壁面とを有してなり、前記壁面を
角折れさせた折れ部は、折れ部を挟んで隣接した壁面同
士のなす角を鈍角に設定して形成された請求項1〜3の
何れかに記載の食品収納用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000000564U JP3070846U (ja) | 2000-02-08 | 2000-02-08 | 食品収納用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000000564U JP3070846U (ja) | 2000-02-08 | 2000-02-08 | 食品収納用容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3070846U true JP3070846U (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=43204213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000000564U Expired - Fee Related JP3070846U (ja) | 2000-02-08 | 2000-02-08 | 食品収納用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3070846U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012101831A (ja) * | 2010-11-11 | 2012-05-31 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 包装用容器 |
JP2012176774A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Sekisui Plastics Co Ltd | 包装容器の蓋体、包装容器の容器本体、および包装容器 |
-
2000
- 2000-02-08 JP JP2000000564U patent/JP3070846U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012101831A (ja) * | 2010-11-11 | 2012-05-31 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 包装用容器 |
JP2012176774A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Sekisui Plastics Co Ltd | 包装容器の蓋体、包装容器の容器本体、および包装容器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5934472A (en) | Processor tray | |
RU2566276C2 (ru) | Металлическая банка с отслаиваемой крышкой | |
JP2002542996A (ja) | 蓋整列特徴部を有する積み重ね可能な自己支持容器 | |
US3380608A (en) | Molded integral cap and container | |
JP7011277B2 (ja) | 包装用容器の内外嵌合構造及びそれを備えた包装用容器 | |
JP2009018866A (ja) | 包装用容器および蓋体 | |
CA2012259C (en) | Airtight lid with flip top feature | |
JP2017056961A (ja) | 包装用容器 | |
JP3009863B2 (ja) | 電子レンジ用食品容器 | |
JP5698275B2 (ja) | 蓋体と該蓋体を備えた包装用容器 | |
JP3070846U (ja) | 食品収納用容器 | |
JP2014201353A (ja) | 易開封容器 | |
JP2007186230A (ja) | 包装用容器 | |
JP2004513037A (ja) | 実質的に三角形の上蓋 | |
JP4895631B2 (ja) | 包装用容器 | |
JP7202086B2 (ja) | 包装用容器 | |
JP4929336B2 (ja) | 包装用容器 | |
CN214931381U (zh) | 一种食品罐 | |
JP3069609U (ja) | 食品収納用容器 | |
JP3225022B2 (ja) | 容器の蓋体 | |
JP2012101828A (ja) | 容器 | |
JP2010058838A (ja) | 食品容器 | |
JP3939790B2 (ja) | 包装用容器 | |
JP5431833B2 (ja) | 納豆容器 | |
JP2002193292A (ja) | 包装用容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |