JP3069609U - 食品収納用容器 - Google Patents

食品収納用容器

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JP3069609U
JP3069609U JP1999009443U JP944399U JP3069609U JP 3069609 U JP3069609 U JP 3069609U JP 1999009443 U JP1999009443 U JP 1999009443U JP 944399 U JP944399 U JP 944399U JP 3069609 U JP3069609 U JP 3069609U
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JP
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lid
flange
container
container body
food storage
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Application number
JP1999009443U
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English (en)
Inventor
輝義 三宅
Original Assignee
中国パール販売株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】容器本体に蓋体を内嵌合させて内容物を包装す
るプラスチック製の食品収納用容器において、収納した
食品の汁などが漏れ出し難い構造とする。 【解決手段】容器本体(1)と蓋体(2)の周縁を水平
状に外方に張り出したフランジ部(7,12)とし、蓋
体(2)が容器本体(1)の内周壁に設けた嵌合部
(6)に嵌合され、両体のフランジ部(7,12)が重
ね合わされて容器が密閉されるように形成し、さらに容
器本体(1)のフランジ部(7)内に,蓋体(2)のフ
ランジ部(12)が嵌まる凹段部(7a)を設け、蓋体
(2)を取り付けたときにフランジ部(12)がフラン
ジ部(7)内に略面一に収まるように形成する。フラン
ジ部(12)には開封用の摘み片(13)を突設させ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、上面を開口した容器本体に別体に成形された蓋体を装着して食品の 包装に用いられるプラスチックシート製の容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
惣菜などの汁を含む食品の包装には、取り扱い中に容器から汁が漏れ出ないよ う、密閉度の高い蓋付きの嵌合容器が用いられている。図4はその一例を示して おり、これは容器本体41に周壁42の上部内側で逆テーパ状に傾斜した面を有 する嵌合部43と周壁縁部を水平に張り出したフランジ部44を設け、蓋体45 には前記嵌合部43と嵌合する被嵌合部46と前記フランジ部44と重なり合う フランジ部47を設け、蓋体45を容器本体41に被せた状態で両嵌合部と両フ ランジ部とが接合して容器を密閉するように形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来技術の嵌合容器は密閉度が高く、包装した食品の汁が漏れ出難くい構造で はあるものの、成形精度の都合上、完全な密閉構造とすることはできないため、 容器取り扱い中に重なり合った両フランジ44,47の間の僅かな隙間から包装 した食品の汁や蓋体45の内側に付着した水分が外部に滲み出てしまうことがあ る。そのため、コンビニやスーパーストアなどでは、汁を含む食品を収納した容 器をストレッチフィルムFで包んで販売に供しているのが現状である。
【0004】 本考案は従来技術のこのような問題点に鑑み、プラスチック製の食品収納用容 器において、包装した食品の汁などが従来のものよりも、より漏れ出し難いよう にすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
閉蓋状態で両体のフランジ部同士の接合端部が、図4に示された容器の如く下 向きであったり横向きであったりすると、汁や水分などの内容液が滴下し易くな り、そこからさらなる液漏れを誘発する。接合端部が上向きとなるように設けれ ば内容液の滴下は防げるが、フランジ部の端部が上向きであると容器を取り扱う 際に不便である。また、容器本体に蓋体が内嵌合する容器では、嵌合部の外方に 張り出したフランジ部同士が閉蓋状態で接合していることが嵌合状態維持のため に必要である。
【0006】 そこで、本考案のプラスチック製の食品収納用容器は、容器本体と蓋体の周縁 を外方に張り出したフランジ部とし、蓋体が容器本体の内周壁に設けた嵌合部に 嵌合され、両体のフランジ部が重ね合わされて容器が密閉される内嵌合構造を採 用し、さらに容器本体のフランジ部内に蓋体のフランジ部が嵌まる凹段部を設け 、容器本体に蓋体を取り付けたときに蓋体のフランジ部が容器本体のフランジ部 内に略面一に収まって重ね合わさるように形成した。
【0007】 これによれば、蓋体は容器本体に内嵌合し、両体のフランジ部同士が接合して 嵌合状態を維持し容器を密閉する。蓋体のフランジ部は前記凹段部に嵌まって容 器本体のフランジ部内に面一に収まり、フランジ部同士の接合筋(接合端部)が 容器本体のフランジ部上に出来るため、内容液が漏れ出したり滴下したりし難く なる。
【0008】 前記構成において、内容液をより滴下し難くするため、容器本体と蓋体のフラ ンジ部を共に水平状に張り出して設け、蓋体のフランジ部が容器本体のフランジ 部内に嵌まり込むように形成することが好ましい。また、蓋体のフランジ部を容 器本体のフランジ部内に面一に収めた場合、開封の際に蓋体が摘み難くなって不 便なので、蓋体のフランジ部には摘み片を突設しておくことが好ましい。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案の好適な実施例を図面を参照して説明する。図中、符号1は容器本体、 2は蓋体であり、本例の容器は容器本体1の内側に蓋体2が嵌合する内嵌合型に 形成されている。両体は、収納する物品の種類などにより、延伸ポリスチレンや 耐衝撃性ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタ レートなどの適宜なプラスチックを用い、圧空乃至真空成形などのサーモフォー ミング法により成形することができる。
【0010】 容器本体1は、平面視略矩形の底部3の周囲に上方に開拡しつつ適宜高さの周 壁4が立ち上がって収納部5が画成され、周壁4の上部内側に蓋体2の周縁部が 嵌合する嵌合部6が設けられ、さらにその上部に外方に折曲した周壁4を適宜な 幅水平状に張り出してなるフランジ部7が設けられ、フランジ部7の端部である 周縁部8が下向きに折り返されて形成してある。
【0011】 詳しくは、嵌合部6は蓋体2の周縁下面が接合し得る幅を有して周壁4の内側 全周にわたって容器外方に折曲された段部6aと、収納部5の開口形状が蓋体2 の周縁部外形状よりも若干小さく且つ幅狭となるように当該段部に連ねて逆テー パ状に容器内方に傾斜しつつ上方に延びた傾斜面部6bを有し、傾斜面部6bの 上端を乗り越えて周壁3の内側に嵌入した蓋体2が前記段部6a上で支持される ように形成してある。
【0012】 また、フランジ部7には、嵌合部6と連なる端部側から当該フランジ部の中間 部近傍にわたって蓋体2のフランジ部の略厚み分の深さ凹んだ凹段部7aが設け られ、周壁3の内側に嵌入し段部6a上に支持された蓋体2のフランジ部が当該 凹段部に嵌まり入り、且つフランジ部同士が略同一面に揃って重ね合わさるよう に形成してある。
【0013】 蓋体2は、略矩形の頂部9から周壁10を下方に開拡しつつ延出させ、その周 縁に前記段部6a及び傾斜面部6bに接合するように先すぼまりに上向きに折り 返した折り返し部11が設けられ、さらにその縁部に外方に折曲した周壁10を 適宜な幅水平状に張り出してなるフランジ部12が設けられ、容器本体1の周壁 4内に圧嵌し、且つフランジ部12を前記凹段部7aに嵌め入れて容器本体1の フランジ部7の内側に面一で収まるように形成してある。また、蓋体2は内容物 が見えるように透明となし、その表面に曇り止め加工が施されているとともに、 フランジ部12には容器を開封する際に容器本体1から蓋体2を取り外すための 摘み片13を突設させてある。
【0014】 このように形成された本例の容器によれば、容器本体1に汁を含む食品を収納 し、その開口上面に蓋体2を取り付けて食品を包装する。包装状態では、容器本 体1の嵌合部6に蓋体2の折り返し部11が嵌着し、両体のフランジ部7,12 が重なり合って接合するので、蓋体2は容器本体1内に固定されて容器を密閉し 、容器取り扱い中に容器本体1から外れたり容器本体1との接合部分に隙間を生 じさせたりすることなく安定的に止着し、塵や埃が内部に混入する虞れがない。 また、図3に示されているように、蓋体2のフランジ部12が、容器本体1の フランジ部7に設けられた凹段部7a内に嵌まってフランジ部7と同一面上に揃 って重なるので、フランジ部同士の接合端部が容器本体1のフランジ部7上に位 置し、収納した食品の汁や蓋内面に付着した水分が漏れ出すことはない。 なお、図示した容器の形態は一例であり、その形状や大きさなどは収納品など に応じて適宜に選定してよい。
【0015】
【考案の効果】
本考案の食品収納用容器は、容器本体内に蓋体が嵌合する構造を採用し、さら に、容器本体のフランジ部内に蓋体のフランジ部が面一に収まるように形成され ている。従って、食品を密封状態で包装することができるとともに、この種従来 の容器よりも、収納した食品の汁などが容器外部に漏れ出し難くなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の食品収納用容器の一実施例の開蓋状態
の斜視図である。
【図2】図1の容器の開蓋状態の要部拡大断面図であ
る。
【図3】図1の容器の閉蓋状態の要部拡大端面図であ
る。
【図4】従来の容器の閉蓋状態の要部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 容器本体 2 蓋体 6 嵌合部 7 フランジ部 7a 凹段部 11 折り返し部 12 フランジ部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と蓋体の周縁を外方に張り出し
    たフランジ部とし、蓋体が容器本体の内周壁に設けた嵌
    合部に嵌合され、両体のフランジ部が重ね合わされて容
    器が密閉されるように形成されたプラスチック製の食品
    収納用容器において、容器本体のフランジ部内に蓋体の
    フランジ部が嵌まる凹段部が設けられ、容器本体に蓋体
    を取り付けたときに蓋体のフランジ部が容器本体のフラ
    ンジ部内に略面一に収まるように形成されていることを
    特徴とする食品収納用容器。
  2. 【請求項2】 容器本体と蓋体のフランジ部が共に水平
    状に張り出して設けられた請求項1に記載の食品収納用
    容器。
  3. 【請求項3】 蓋体のフランジ部に摘み片を突設させた
    請求項1又は2に記載の食品収納用容器。
JP1999009443U 1999-12-13 1999-12-13 食品収納用容器 Expired - Lifetime JP3069609U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010052787A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Fp Corp 包装容器
JP2012086878A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Cp Kasei Kk 食品包装容器
JP2015085941A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 株式会社エフピコ 不正改ざん防止構造付きの内嵌合包装用容器とその蓋体
JP2019194104A (ja) * 2018-04-26 2019-11-07 東京食品機械株式会社 包装容器およびその製造方法

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