JPH0742793B2 - 横葺屋根の採光窓構造 - Google Patents

横葺屋根の採光窓構造

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JPH0742793B2
JPH0742793B2 JP4192826A JP19282692A JPH0742793B2 JP H0742793 B2 JPH0742793 B2 JP H0742793B2 JP 4192826 A JP4192826 A JP 4192826A JP 19282692 A JP19282692 A JP 19282692A JP H0742793 B2 JPH0742793 B2 JP H0742793B2
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謙二 成田
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元旦ビューティ工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】木発明は横葺屋根に適した採光窓
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に従来の屋根の採光窓(天窓)は屋
根面から窓枠部を立ちあげて設けられるため屋根の美観
を損ないがちであり、また屋根面を流れる雨水による洗
浄効果を期待できないので窓ガラスに汚れが付着しやす
いという問題があった。
【0003】本出願人はこのような従来技術の問題を解
決するものとして、特開平1−165853号公報によ
り開示されているように、屋根面よりも低位置に窓ガラ
ス面を設けた窓構造を提案している。
【0004】これは、図27または図28に示したよう
に母屋1上に敷設した下地材2の上に母屋1と交差する
ように垂木3を配設し、その上に軒棟方向に多数の屋根
材5を連接した構造を有する横葺屋根に好適な採光窓構
造を構成するもので、図示したように隣接する母屋1と
1の間に形成した矩形の開口部6に支持枠7を嵌装し、
その上から前後左右の縁に枠部111〜113を嵌装し
たガラス9を装着した構造となっている。
【0005】この場合、図示したようにガラス9が各屋
根材5の上面よりも低位置になるように設けられている
ため屋根全体が平面的な外観となる。また、降雨時に屋
根上方から流れ落ちて来る雨水の速い流れによりガラス
9が洗浄されるので汚れの付着が少なくて良好な採光効
果が長期間にわたって維持されるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
採光窓構造によると、ガラス9を支持枠7の上方から被
着する関係上、該支持枠7から側方及び軒棟方向へとガ
ラス9の一部が突出することとなり、しかも周囲の屋根
材5よりもガラス9が低位置にあるので、特に窓の軒側
または屋根側にて屋根材5が位置すべき部分にガラス9
が干渉することがあり、この結果として図27及び図2
に示したように例えば軒側に他の屋根材5よりも幅の
広い屋根材5aを設けて寸法を調節する必要が生じる。
【0007】各屋根材5、5aの下面には強度及び剛性
確保のために木毛板等からなるバックアップ材4が設け
られるのであるが、屋根材5aは幅が広くて平面部分が
大きいためそれ自体の剛性が低くて熱膨張や強風により
波打ち変形を起こすことがあり、また横葺屋根に特有の
整然とした外観がこの部分にて損なわれてしまう。
【0008】また、ガラス9が周囲の屋根面よりも低位
置にあって雨水が集中する傾向があることから、特に枠
111〜113とガラス9との間及びその周囲の屋根
構造との間にシーラントを塗布して確実な防水を図る必
要があるのだが、このような作業は専門の業者に依頼す
る必要があるため屋根の施工業者とのあいだで作業スケ
ジュールを調整する必要が生じ、このことが施工時の作
業能率を悪化させる原因となりがちであった。
【0009】
【目的】本発明はこのような問題点に着目してなされた
もので、横葺屋根の外観を損なわず、なおかつ施工が容
易で作業能率の高い採光窓構造を提供することを目的と
している。
【0010】さらに、本発明は採光窓面での結露に原因
する室内への漏水を確実に防止することをも目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、母屋上に敷設した下地材の上
面に、隣接する軒側と棟側同士で相互に連接する横葺形
式の屋根板を葺いた横葺屋根において、前記屋根板及び
下地材を貫通して形成した開口部に嵌合する支持枠材を
設け、この支持枠材はその上縁部周囲にフランジ部を備
え、該フランジ部のうち側方に位置するものには軒棟方
向に沿って案内溝を屋根面に対向するように形成する一
方、屋根板の上面に載置され軒棟方向に隣接する屋根板
間に生じる段差部を補填する形状を有して該段差部上面
の近傍位置に屋根勾配に沿った支持縁部を形成する水止
め面戸材を前記開口部の側方に位置して配設し、該水止
め面戸材の支持縁部上に前記支持枠材の案内溝を嵌装し
て支持枠材を屋根板上に支持すると共に、少くとも棟側
と側方とに弾性防水部材を装着した透光板を前記支持枠
材のフランジ部に嵌装し、該弾性防水部材の上面を被覆
する雨押さえ部材を該フランジ部に被着して前記透光板
を固定する。
【0012】請求項2の発明として、上記採光窓構造に
おいて、下地材の上面に下葺き材として板状材料からな
る防水基板を敷設し、かつこの防水基板には支持枠材が
嵌合される開口部を包囲するように所定高さの立ち上げ
部を設ける。
【0013】請求項3の発明として、上記採光窓構造に
おいて、支持枠材の棟側のフランジ部に被着する雨押さ
え部材を、棟側に隣接する屋根板の棟側端部を基端部と
して前記フランジ部に至るようにその屋根板の上面を被
覆する態様で形成する。
【0014】請求項4の発明として、上記採光窓構造に
おいて、支持枠材には、そのフランジ部上に取り付けら
れる透光板面から所定距離下方に位置して内面に支持段
部を備え、該支持段部上に支持枠材の内側形状に合致す
る形状の結露受け板材を装着する。
【0015】請求項5の発明として、採光板の軒側端部
は、支持枠材の軒側のフランジ部上に弾性防水部材を介
して載置されると共に、軒側の雨押さえ部材を採光板の
軒側端部下でフランジ部の軒側端部上から屋根板上に被
着するように形成した。
【0016】請求項6の発明として、支持段部の軒側の
一部を軒方向に延設して、該延設部と透光板との間に結
露水の貯溜部を形成した。
【0017】
【作用】請求項1の発明により、採光窓の透光板は支持
枠材の上縁部に設けられたフランジ部を介して屋根面よ
りも若干量だけ上方に位置させられることになるので、
採光窓の透光板の部分が周囲の屋根板と干渉することが
なく、これにより特殊な寸法の屋根板を使用する必要が
なくなるので施工作業が容易になると共に横葺屋根固有
の美観が保持され、同時に強度・剛性上の問題が回避さ
れる。
【0018】また、透光板はその周囲に取り付けられた
弾性防水部材により支持枠材のフランジ部及びこれを被
覆する雨押さえ部材により密封され、しかも側方からの
集中的な雨水の流れ込みが起きないので、特殊なシーラ
ントの加工処理を施すまでもなく確実な水密性能が発揮
される。
【0019】請求項2の発明によると、もし雨水が屋根
板の裏面に侵入しても、この雨水が下地材の開口部周辺
に形成された立ち上げ部により支持枠材との間の隙間へ
と侵入するのが防止されるので、室内側への漏水が確実
に防止される。
【0020】請求項3の発明によると、屋根板との位置
関係によって支持枠材の棟側部分とこれに隣接する屋根
板とのあいだに段差が生じる場合でも、棟側に設けた雨
押さえ部材により前記段差を被覆して外観が整えられる
と共に、棟側からの雨水の流れが円滑に採光窓上に導か
れるので適度な洗浄効果が得られる。
【0021】請求項4の発明によると、支持枠材上部に
位置する透光板と、下方に位置する結露受け板材との間
に断熱空間が形成されるので室内外の温度差に原因する
透光板下面への結露の発生が抑制されると共に、もし結
露が発生してもこれは前記受け板材にて支持枠材の下方
に導かれるので、屋内への滴下は回避される。
【0022】請求項5の発明によると、採光板の軒側端
部に軒側の雨押さえ部材が被覆しなくなるので、雨水に
よる採光面の洗浄効果が著しくなり、軒側端部に汚れが
生じなくなる。
【0023】請求項6の発明によると、結露水が大量に
生じても軒側に形成した貯溜部に一時的に貯溜されるた
め結露受け板材と支持段部との間の隙間から室内側へと
結露水が漏水するのが防止される。
【0024】
【実施例】以下、上記の各発明を包含する実施例につい
て図面に基づいて説明する。
【0025】図1または図2において、11はC形鋼か
らなる母屋、12はこの母屋11の上に敷設された木毛
板等からなる下地材、13はこの下地材12の上に下葺
き材として敷設された金属板からなる防水基板、14は
この防水基板13の上に前記母屋11と直交するように
軒棟方向に配設された金属垂木、15はこの金属垂木1
4の上に軒棟方向に連接するように横葺きされた金属板
からなる屋根板、16は剛性を確保するために前記屋根
板15の下面に配置されたバックアップ材である。
【0026】母屋11にはその上部要所にアンカー部1
7aを介してスタッド状のボルト17が取り付けられ、
その上部から螺合させたナット19と固定金具20との
間に下地材12及び防水基板13が固定される。前記ボ
ルト17は各母屋11について軒棟方向に直線上に整列
するように、かつ母屋方向には適宜の間隔を開けて配設
されると共に、各ボルト17に取り付けられた固定金具
20に金属垂木14が固定される。
【0027】屋根板15の軒棟方向の両端部には、軒側
係合部15aと棟側係合部15bとが形成されており、
棟側係合部15bを金属垂木14上に設けた吊子14a
に係合させると共に、この棟側係合部15bに隣接する
他の屋根板15の軒側係合部15aを上方から係合させ
ることにより横葺屋根が葺き上げられる。
【0028】上記屋根板15により葺き上げられた傾斜
屋根面には、下地材12及び防水基板13を貫通するよ
うに矩形の開口部21が形成される。そして、この開口
部21の内寸よりも若干小さい外寸を有する矩形状の嵌
合枠部22aを備えた支持枠材22が該開口部21に嵌
合され、屋根板15上に支持される。
【0029】支持枠材22にはその上縁部の周囲に外側
に向かってフランジ部23が延設される。このフランジ
部23には、その上面にガラス板、網入ガラス板、合成
樹脂板等からなる透光板24が支持される。透光板24
はフランジ部23の外寸よりも若干小さい矩形状をして
おり、その周囲に嵌装された合成ゴム等の弾性体からな
るC形断面形状を有する弾性防水部材(ウエザーストリ
ップ)25を介してフランジ部23の枠内に嵌合する態
様で支持される。
【0030】フランジ部23の両側面及び軒側、棟側の
縁部にはそれぞれ上記弾性防水部材を上方から押さえる
雨押さえ部材26,27,28がネジ等の固定具を介し
て固定される。棟側の雨押さえ部材28は図1に示した
ように棟側に隣接する屋根板15の軒側係合部15aを
基端部としてフランジ部23の軒側縁部に至るように該
屋根板15の上面を被覆する態様で形成されている。ま
た、この雨押さえ板28と屋根板15との間には両者間
の空隙を埋めるように硬質発泡ウレタン材等からなる楔
形断面形状のバックアップ材29が設けられる。
【0031】支持枠材22の嵌合枠部22aには、上記
透光板24よりも所定距離下方に位置するように内面に
支持段部22bが形成される。この支持段部22bは、
例えばL形断面の部材を溶接しあるいは嵌合枠部22a
を途中でプレス加工することにより形成される。この支
持段部22bには、支持枠材22(嵌合枠部22a)の
内側形状に合致する形状の、透明の合成樹脂板材等から
なる結露受け板材30が支持される。
【0032】支持枠材22のフランジ部23のうち、側
面に位置するものには屋根面に対向するように軒棟方向
に沿った直線状の案内溝23aが形成される。この案内
溝23aは、開口部21の側方に位置するように屋根板
15に取り付けられた水止め面戸材(詳細は後述)に嵌
合して支持枠材22を屋根上の所定位置に支持する。
【0033】次に、上記各部の詳細につき図3〜図23
に基づいて説明する。なお、図3〜図19は図1及び図
2に示した採光窓構造の施工手順を斜視図で示したもの
であるが、これらは説明の便宜上軒方向から見たものと
棟方向から見たものとを混用しているので、図中に矢印
Aを用いて軒方向を示すことにする。
【0034】図1及び図2に示した採光窓を形成するに
は、まず図3に示したように下地材12に開口部21を
形成する。下地材12は長尺材を母屋方向に多数連接す
るように母屋11上に敷設し、このとき母屋11に固定
したボルト17がそれぞれの接合部分を貫通するように
配置される。なお図中14は仮止め状態の金属垂木14
を示している。
【0035】次に、図4に示したように開口部21を形
成する下地材12の四辺の開口縁部に、金属板材をコ字
形に曲折して形成した木口隠し部材32を接着等により
取り付けたうえで、図5に示したように下地材12の上
にステンレス等の不銹性金属板あるいは耐水塗装を施し
た金属板材等からなる防水基板13を敷設する。
【0036】防水基板13は下地材12の接合部を被覆
する軒棟方向の突条部13aが形成されたものを母屋方
向及び軒棟方向に多数連接して下地材12の上面全体を
被覆するように設ける。このとき、軒側に位置する防水
基板13の棟側端部の上から、棟側に位置する防水基板
13の軒側端部が重畳するように連接して、屋根裏面に
侵入した雨水が軒側へと流れるときに、接合部の隙間か
ら下地材12の上面部分に侵入しないように図る。
【0037】防水基板13のうち、開口部21の上面を
覆うものについては該開口部21に合わせて切欠形状を
付与し、かつ図示したように開口部21の周囲を包囲す
るように一部を上方に折り曲げることにより所定高さの
立ち上げ部13bを形成する。この立ち上げ部13bは
この場合開口部21の両側方と軒側の縁部について形成
し、立ち上げた隅の部分は防水パテ等を使用して目止め
を行う。
【0038】一方、開口部21の棟側の縁部について
は、該縁部に沿うように棟側の防水基板13の軒側縁部
を臨ませ、図6に示したように該縁部裏面と下地材12
上面との間に金属板材をL形に折り曲げて形成した捨て
谷材33のフランジ部33aを挟持させる。捨て谷材3
3の幅は図示したように開口部21の母屋方向の開口寸
法よりも若干大きく形成してあり、これにより雨水等の
侵入があったときに棟側から流れて来る雨水を小矢印に
て示したように開口部21の側方に導くようにしてい
る。開口部21の側方及び前方には前述した立ち上げ部
13bが形成してあるので、側方に導かれた雨水は開口
部21の内側に侵入するようなことがなく、確実に軒方
向へと排出される。なお、捨て谷材33の両端部には、
図7に示したように後に屋根を葺くときバックアップ材
16等との干渉を避けるための切欠部33bが形成して
ある。
【0039】図5,6中の20はボルト17に締着され
た固定金具を示しており、この固定金具20の上に図7
に示したように金属垂木14を固定する。14bは吊子
14a(図1参照)を固定するために金属垂木14の上
面に等間隔で形成された切り起こし部であり、これらの
うち所定の切り起こし部14bに吊子14aを配設し、
各吊子14a間にバックアップ材16を配置したうえ
で、軒側から棟側へと屋根板15を連接することによ
り、図8〜9に示したように横葺屋根を葺いてゆく。こ
の場合、開口部21の側方に位置する屋根板15につい
ては、開口部21の上に被さらないように寸法を調整し
たものを葺くことは言うまでもない。
【0040】図8〜9において35は母屋方向に隣接す
る屋根板15を相互に連接するための継手(ケラバ捨
板)であり、これは屋根板15の継手となるだけでな
く、接合部に侵入した雨水を軒方向に排出するための樋
としても機能する。
【0041】このようにして屋根板15を葺いたのち、
図10に示したように、開口部21の側方に位置する各
屋根板15の開口部21に近接した端部上面に水止め面
戸材36をネジ等を介して固定する。この水止め面戸材
36は、図20に示したように金属板材を折り曲げて軒
側端部36aが棟側端部36bよりも細い略楔形状にな
るように形成し、かつ各屋根板15当て1個が対応する
ように長手方向の寸法を設定してある。前記折り曲げ形
成した上下のフランジ部36c,36dは、その折り曲
げ方向が図20に示したように右側用と左側用とで対称
的に設定してあり、それぞれ開口部21の方向にフラン
ジ部36c,36dが向くように配置する。
【0042】図10に示したように屋根板15に配設し
た状態で軒棟方向に連接するものの軒側端部36aと棟
側端部36bとが接合して、屋根板15相互間の段差部
分を補填する態様となり、それぞれの上側フランジ部3
6cは屋根板15よりも若干高位置に屋根勾配に沿った
一連の直線的な支持縁部37(図10〜11参照)を形
成する。なお、屋根面に着座している下側フランジ部3
6dと屋根板15との間の隙間部分には必要に応じてパ
テ等を使用して目止めを施す。水止め面戸材36は接着
により屋根板15に固定することも可能であり、その場
合には必ずしも目止めを施す必要はない。
【0043】このように水止め面戸材36を配設して開
口部21の両側方に互いに平行な2列の支持縁部37を
形成したのち、図11〜12に示したように開口部21
に上方から支持枠材22の嵌合枠部22aを嵌合し、両
側方のフランジ部23に形成した案内溝23aを前記支
持縁部37に嵌合して水止め面戸部材36により支持枠
材22を屋根板15上に支持させる。つまり、前記水止
め面戸部材36は予め支持枠材22の両案内溝23aの
間隔に対応するように位置決めしておくのであり、これ
により支持縁部37の上に支持枠材22を確実に載置し
うるように図っている。
【0044】次に、支持枠材22の内周面に形成した支
持段部22bに結露受け板材30を載置した上で、周囲
に弾性防水部材25を嵌装した透光板(この場合、網入
ガラス)24を支持枠材22上縁周囲のフランジ部23
に取り付け(図13参照)、その軒側縁部及び両縁部に
上面から雨押さえ部材26及び27を被着する(図14
参照)。なお、この実施例では支持枠材22の支持段部
22bとして、側面と棟側面のものについては上述した
ようにL形断面の部材を取り付けることにより形成して
いるが、軒側面については図1に示したように支持枠材
22の軒側端面部22cを途中から外側へ曲折すること
により形成してある。これにより支持段部22bの軒側
の部分を大きく前方に拡張し、その上方部分に結露水を
一時的に溜めておくための貯溜部22dを設けているの
である(図1参照)。
【0045】雨押さえ部材27は、図21に示したよう
にフランジ部23の側面に沿った立ち上がり部27aの
下縁部から外側向きにフランジ部27bが、同じく上縁
部から内側向きに押さえ部27cがそれぞれ形成されて
おり、前記押さえ部27cをその上面からネジ38を介
してフランジ部23(案内溝23aの底部)に締め付け
ることによりフランジ部23の底面と押さえ部27cと
の間に弾性防水部材25を挟持して透光板24を保持す
るようになっている。なおこの場合ネジ38はフランジ
部23を貫通して水止め面戸材36の上フランジ部36
cにまで達しており、これにより雨押さえ部材27をフ
ランジ部23に固定すると同時にフランジ部23を水止
め面戸材36に共締めして支持枠材22を屋根面に固定
するようにしている。
【0046】押さえ部27cの内側縁部には図示したよ
うに弾性防水部材25の内周部分よりも若干内側に位置
するように折り返し部27dが形成されており、これに
より防水性能を高めるようにしている。この折り返し部
27dの内側部分と弾性防水部材25及び透光板24の
接合部分にはシーラントを塗布するようにしてもよい。
この部分は断面形状が単純であるので、特殊な技術を要
する事なく容易にシーラント処理をすることができ、そ
れにより防水性をより確実なものとすることができる。
尚、軒先縁部における透光板24の納め構造は、後述す
るような別の構造にすることもできる(図24参照)。
【0047】フランジ部23の軒側縁部に位置する雨押
さえ部材26も前記側方の雨押さえ部材27とほぼ同一
の断面形状を有している。ただし雨押さえ部材26は両
端が開放した形状であるのに対して雨押さえ部材27は
その軒側の端部に前記雨押さえ部材26の両端部を軒側
から覆うようにカバー部27eが形成されており、これ
により防水性と見栄えの向上を図っている(図14参
照)。
【0048】一方、フランジ部23及び透光板24の棟
側の縁部については、図1または図17に示したように
屋根板15と略同一幅を有する大型の雨押さえ部材28
を設けるようにしている。これは、この実施例の場合フ
ランジ部23の棟側の縁部の位置が隣接する屋根板15
の軒側端部15aよりも若干高位置に位置することにな
ることから、この段差を解消して軒側からの雨水の流れ
を確実に透光板24の上面に導くと共に外観を整えるよ
うにしたものである。
【0049】この雨押さえ部材28を取り付けるにあた
っては、まず図15に示したように支持枠材22の棟側
に隣接する屋根板15の上面に水切板40を取り付け
る。この水切板40はL字形断面形状の長尺材を中央部
にて棟方向に凸となるように鈍角に折りまげて形成され
ており、図22に示したようにそのフランジ部40aを
ネジ38を介して締め付けることにより前記屋根板15
上に取り付ける。そして前記フランジ部40aと屋根板
15との継ぎ目部分にシーラント41を塗布して防水を
図る。
【0050】上記水切板40の両端部は左右の雨押さえ
部材27の外側部分にまで達するように寸法が決められ
ており、これによりもし雨水が屋根裏面側に侵入して上
から流れ落ちてきたとしても、これを水切板40の両側
に導き、さらに雨押さえ板27の側方から軒側へと逃が
すことができる。これにより、支持枠材22の棟側のフ
ランジ部23と弾性防水部材25との間の接合部分に雨
水が集中して内部への漏水を起こすのを防止しているの
である。
【0051】このようにして水切板40を取り付けたの
ち、図16に示したように屋根板15の水切板40より
も棟側の部分にバックアップ材29を取り付ける。この
バックアップ材29は、その平面形状は水切板40より
も背後の屋根板15の部分に対応するように形成される
と共に、側面形状としては水切板40と同程度の高さを
有する軒側部分から棟側部分へと次第に厚みが薄くなる
楔形の断面形状をしている(図1参照)。 楔形の断面形状をしている(図1参照)。
【0052】そして、このバックアップ材29を屋根板
15上に取り付けたのち、その上から雨押さえ部材28
を被着する。この雨押さえ部材28は、図17に示した
ように屋根板15の上面部分を覆う傾斜部28aの軒側
縁部に上記雨押さえ部材27と同様の断面形状を有する
押さえ部28bが形成されると共に、同じく側方の縁部
には下方の屋根板15との間の段差を埋める楔形状の側
面部28cを介して側方に連結フランジ部28dが形成
される。また同じく棟側の縁部には図23に示したよう
に下側の屋根板15の棟側係合部15bの立上り部に近
する形状の係合部28eが形成されている。
【0053】この雨押さえ部材28の取付は、その係合
部28eを上記屋根板15の棟側係合部15bに重畳す
るように位置決めすると共に、雨押さえ部28bを支持
枠材22の棟側フランジ部23上の弾性防水部材25の
上から被せ、該押さえ部28bをネジ等の締結具を介し
て前記フランジ部23に締め付ける。なお前記棟側の重
畳部分は必要に応じて接着またはパテ盛り等により固定
する。
【0054】図18はこのようにして雨押さえ部材28
の取付けを完了した状態を示しており、これにより透光
板24の四囲がそれぞれ雨押さえ部材26,27,28
によって確実に保持されることになるので、透光板24
実な防水性が発揮される。
【0055】なお、雨押さえ部材28の両側に延設され
た連結フランジ部28dとこれに隣接する屋根板15の
端部との間には図18に示したように連結部材42をネ
ジ等により取り付け、さらにこの連結部材42を覆うよ
うに屋根板15と同様の断面形状を有するカバー43を
被せることにより、図19に示したような完成状態とな
る。
【0056】そして、このようにして構成された横葺屋
根の採光窓構造によれば次のような作用及び効果が奏さ
れる。
【0057】すなわち、透光板24は支持枠材22の上
縁部に設けられたフランジ部23を介して屋根面よりも
若干量だけ上方に位置させられることになるので、透光
板24の部分が周囲の屋根板15と干渉することがな
く、これにより特殊な寸法の屋根材を使用する必要がな
くなるので施工作業が容易になると共に横葺屋根固有の
美観が保持され、同時に強度・剛性上の問題が回避され
る。
【0058】また、透光板24はその周囲に取り付けら
れた弾性防水部材25により支持枠材22のフランジ部
23及びこれを被覆する雨押さえ部材26,27,28
により密封され、しかも側方からの集中的な雨水の流れ
込みが起きないので、特殊なシーラントの加工処理を施
すまでもなく確実な水密性能が発揮される。
【0059】また、もし雨水が屋根板15の裏面に侵入
しても、この雨水は下地材12の開口部21周辺に形成
された防水基板13の立ち上げ部13bにより支持枠材
22との間の隙間へと侵入するのが防止されるので、室
内側への漏水が確実に防止される。
【0060】また、支持枠材22(フランジ部23)の
棟側の縁部とこれに隣接する屋根板15との間に生じる
段差ないし贈間部分については、棟側に設けた雨押さえ
部材28により前記段差部分を被覆して外観が整えられ
ると共に、棟側からの雨水の流れが円滑に透光板24上
に導かれることになるので適度な洗浄効果が確保され
る。
【0061】また、支持枠材22上部に位置する透光板
24と、下方に位置する結露受け板材30との間に断熱
空間が形成されるので室内外の温度差に原因する透光板
24下面への結露の発生が抑制されると共に、もし結露
が発生してもこれは前記受け板材30にて支持枠材22
の下方に導かれるので結露水の屋内への滴下は回避され
る。さらにこの実施例では、前記結露受け板材30の支
持段部22bとして、支持枠材22の軒側面を途中から
曲折して該段部22bの軒側部分に結露水の貯溜部22
dを設けるようにしたので、もし大量の結露が発生して
もこれが結露受け板材30と支持段部22bとの間の隙
間から室内側へと漏れてしまうようなことがなく、確実
な防水性が発揮される。
【0062】図25と図26は、採光板24の軒側端部
の雨仕舞構造を示す別の実施例断面図とその一部斜視図
である。この実施例では、採光板24の軒側端部を図1
に示したような構成とはせず、フランジ部23上に弾性
防水部材25aを介して採光板24を取りつけ、弾性防
水部材25aの軒側端部から屋根板15上に、軒側先端
部に屈曲部を形成した雨押さえ部材26を被覆させて、
雨押さえ部材26を前記フランジ部23の軒側端部にビ
ス等で固定し、水密構造を得るものである。即ち、採光
板24の軒側端部は、支持枠材の軒側のフランジ部23
上に弾性防水部材25aを介して載置されると共に、軒
側の雨押さえ部材26を採光板24の軒側端部下でフラ
ンジ部23の軒側端部上から屋根板15上に被着するよ
うにしたものである。
【0063】又、前記屋根板15の棟側係合部15b
は、第1実施例と同様に吊子14aで垂木14上に固定
される。更に、採光板24の棟側と左右側部の雨仕舞に
ついては、前記第1実施例と同様に行うものである。こ
のため、採光板24の軒側端部は、図26に示したよう
に形成することができる。
【0064】このように構成したことで、採光板24の
軒側端部が、左右側部を除き、図26のようにストレー
トで屋根面上に現われるため、雨水等で採光板24の表
面が洗浄されるので、雨押さえ部材26を用いた第1実
施例と比べて軒側端部に汚れが付着しないで済み、良好
な採光効果を長期間にわたって得られる。
【0065】図24は、前記水止め面戸材36に代えて
使用する支持部材50の斜視図を示したものである。こ
の支持部材50は金属板を折り曲げて、前記水止め面戸
材36を複数個連設したものと同様の形状となるように
一体的に形成したものである。この支持部材50には、
下部に屋根板15の上面に載置されて軒棟方向に隣接す
る屋根板15間に生じる段差部を補填する段形状51を
有すると共に、上部に屋根板15の勾配に沿った支持縁
部37を有するように形成したものである。そして、こ
の支持部材50は、予め開口部21の寸法に合わせて形
成しておくことで、作業能率を向上させることができ
る。又、予め支持部材50を長尺物として形成してお
き、現場でカットして使用するようにしてもよい。尚、
水止め面戸材36と共通する部分については、水止め面
戸材36と同一符号を附して、説明を省略する。
【0066】又、支持枠材22との接合手順について
は、前記水止め面戸材36を用いて接合させたものと同
様に行うことで、支持枠材22の案内溝23aと支持縁
部37とがぴったりと嵌装される。
【0067】ところで、実施例としては図示しなかった
が、上記支持枠材22の室内側開口部にロール状のスク
リーンを設けて採光状態を変化させられるようにしても
よい。すなわち、例えば前記開口部の軒側と棟側の端部
に沿ってそれぞれ電動で回転駆動されるローラーを設
け、両ローラーの間に巻き付けたスクリーンをその巻取
り位置によって透光率または色彩の異なるものとするの
である。これにより、ローラーを室内から遠隔操作して
回転させることにより、採光量または光線の具合を好み
に応じて調整することが可能となり、したがって採光窓
としての実用性がさらに向上する。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、屋
根板及び下地材を貫通して形成した開口部に嵌合する支
持枠材を設け、この支持枠材はその上縁部周囲にフラン
ジ部を備え、該フランジ部のうち側方に位置するものに
は軒棟方向に沿って案内溝を屋根面に対向するように形
成する一方、屋根板の上面に載置され軒棟方向に隣接す
る屋根材間に生じる段差部を補填する形状を有して該段
差部上面の近傍位置に屋根勾配に沿った支持縁部を形成
する水止め面戸材を前記開口部の側方に位置して配設
し、該水止め面戸材の支持縁部上に前記支持枠材の案内
溝を嵌装して支持枠材を屋根板上に支持することによ
り、採光窓と周囲の屋根材との干渉を回避するようにし
たので、特殊な寸法の屋根材を用意して屋根を施工する
必要がなくなり、したがって施工作業が容易になると共
に横葺屋根に特有の整然とした外観を保たせることがで
きる。また、幅広の屋根材を用いなくとも済むので強度
や剛性が低下するという問題を回避することができる。
【0069】また、少くとも棟側と側方とに弾性防水部
材を装着した透光板を支持枠材のフランジ部に嵌装し、
該弾性防水部材の上面を被覆する雨押さえ部材を該フラ
ンジ部に被着して透光板を固定することにより密封を図
るようにしたので、側方からの雨水の集中が起こらない
ことと併せて確実な水密性能が得られる。また、この場
合専門業者による特殊なシーラント処理が不要であるの
で、屋根業者のみによる施工が可能となり、したがって
施工能率が向上する。
【0070】一方、上記採光窓構造において、下地材の
上面に板材からなる防水基板を敷設し、支持枠材が嵌合
される開口部を包囲するように所定高さの立ち上げ部を
この防水基板に形成した場合には、もし雨水が屋根板の
裏面に侵入しても、この雨水が下地材の開口部周辺に形
成された立ち上げ部により支持枠材との間の隙間へと侵
入するのが防止されるので、室内側への漏水が確実に防
止されるという効果が付加される。
【0071】また、同じく上記採光窓構造において、支
持枠材の棟側のフランジ部に被着する雨押さえ部材を、
棟側に隣接する屋根板の棟側端部を基端部として前記フ
ランジ部に至るようにその屋根板の上面を被覆する態様
で形成した場合には、屋根板との位置関係によって支持
枠材の棟側部分とこれに隣接する屋根板とのあいだに段
差が生じる場合でも、棟側に設けた雨押さえ部材により
前記段差を被覆して外観が整えられると共に、棟側から
の雨水の流れが円滑に採光窓上に導かれるので適度な洗
浄効果が得られるという効果が付加される。
【0072】さらに、同じく上記採光窓構造において、
支持枠材のフランジ部上に取り付けられる透光板面から
所定距離下方に位置して内面に支持段部を備え、該支持
段部上に支持枠材の内側形状に合致する形状の結露受け
板材を装着した場合には、上方に位置する透光板と、下
方に位置する結露受け板材との間に断熱空間が形成され
るので室内外の温度差に原因する透光板下面への結露の
発生が抑制されると共に、もし結露が発生してもこれは
前記受け板材にて支持枠材の下方に導かれるので、屋内
への結露水の滴下が防止されるという効果が付加され
る。また、このような結露受け板材を備えた構造におい
て、支持段部の軒側部分を軒方向に延設して結露水の貯
溜部を確保することにより、結露水が大量に生じても前
記貯溜部に一時的に貯溜されるため結露受け板材と支持
段部との間の隙間から室内側へと結露水が漏水するのを
防止してさらに高度な防水性を発揮させられる。
【0073】又、採光板の軒側端部は、支持枠材の軒側
のフランジ部上に弾性防水部材を介して載置されると共
に、軒側の雨押さえ部材を採光板の軒側端部下でフラン
ジ部の軒側端部上から屋根板上に被着するようにしたた
め、採光板の軒側端部にごみ等が付着することがなく、
良好な採光を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側面断面図。
【図2】図1のB−B断面図。
【図3】上記実施例の施工手順を示す第1の外観斜視
図。
【図4】同じく第2の外観斜視図。
【図5】同じく第3の外観斜視図。
【図6】同じく第4の外観斜視図。
【図7】同じく第5の外観斜視図。
【図8】同じく第6の外観斜視図。
【図9】同じく第7の外観斜視図。
【図10】同じく第8の外観斜視図。
【図11】同じく第9の外観斜視図。
【図12】同じく第10の外観斜視図。
【図13】同じく第11の外観斜視図。
【図14】同じく第12の外観斜視図。
【図15】同じく第13の外観斜視図。
【図16】同じく第14の外観斜視図。
【図17】同じく第15の外観斜視図。
【図18】同じく第16の外観斜視図。
【図19】同じく第17の外観斜視図。
【図20】水止め面戸材の外観斜視図。
【図21】図14のC−C断面図。
【図22】図15のD−D断面図。
【図23】同18のE−E断面図。
【図24】支持部材の斜視図。
【図25】採光板の軒側端部の別の雨仕舞構造を示す部
分断面図。
【図26】同上の一部切欠斜視図。
【図27】従来技術の側面断面図。
【図28】同じく平面図。
【符号の説明】
11 母屋 12 下地材 13 防水基板 13b 立ち上げ部 14 金属垂木 15 屋根板 21 開口部 22 支持枠材 22b 支持段部 22d 貯溜部 23 フランジ部 23a 案内溝 24 透光板 25 弾性防水部材 26,27,28 雨押さえ部材 29 バックアップ材 30 結露受け板 33 捨て谷材 36 水止め面戸材 37 支持縁部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】母屋上に敷設した下地材の上面に、隣接す
    る軒側と棟側同士で相互に連接する横葺形式の屋根板を
    葺いた横葺屋根において、前記屋根板及び下地材を貫通
    して形成した開口部に嵌合する支持枠材を設け、この支
    持枠材はその上縁部周囲にフランジ部を備え、該フラン
    ジ部のうち側方に位置するものには軒棟方向に沿って案
    内溝を屋根面に対向するように形成する一方、屋根板の
    上面に載置され軒棟方向に隣接する屋根板間に生じる段
    差部を補填する形状を有して該段差部上面の近傍位置に
    屋根勾配に沿った支持縁部を形成する水止め面戸材を前
    記開口部の側方に位置して配設し、該水止め面戸材の支
    持縁部上に前記支持枠材の案内溝を嵌装して支持枠材を
    屋根板上に支持すると共に、少くとも棟側と側方とに弾
    性防水部材を装着した透光板を前記支持枠材のフランジ
    部に嵌装し、該弾性防水部材の上面を被覆する雨押さえ
    部材を該フランジ部に被着して前記透光板を固定したこ
    とを特徴とする横葺屋根の採光窓構造。
  2. 【請求項2】下地材は、その上面に下葺き材として板状
    材料からなる防水基板が敷設され、かつこの防水基板に
    は支持枠材が嵌合される開口部を包囲するように所定高
    さの立ち上げ部が設けられることを特徴とする請求項1
    に記載の横葺屋根の採光窓構造。
  3. 【請求項3】支持枠材の棟側のフランジ部に被着される
    雨押さえ部材は、棟側に隣接する屋根板の棟側係合部を
    基端部として前記フランジ部に至るようにその屋根板の
    上面を被覆する態様で形成されることを特徴とする請求
    項1または請求項2の何れかに記載の横葺屋根の採光窓
    構造。
  4. 【請求項4】支持枠材には、そのフランジ部上に取り付
    けられる透光板面から所定距離下方に位置して内面に支
    持段部を備え、該支持段部上に支持枠材の内側形状に合
    致する形状の結露受け板材を装着したことを特徴とする
    請求項1から請求項3の何れかに記載の横葺屋根の採光
    窓構造。
  5. 【請求項5】採光板の軒側端部は、支持枠材の軒側のフ
    ランジ部上に弾性防水部材を介して載置されると共に、
    軒側の雨押さえ部材を採光板の軒側端部下でフランジ部
    の軒側端部上から屋根板上に被着するようにしたことを
    特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の横葺
    屋根の採光窓構造。
  6. 【請求項6】支持段部は、その軒側の一部を軒方向に延
    設して、該延設部と透光板との間に結露水の貯溜部を形
    成するものとしたことを特徴とする請求項4に記載の横
    葺屋根の採光窓構造。
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