JPH074214Y2 - プラスチック製易開放栓 - Google Patents

プラスチック製易開放栓

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JPH074214Y2
JPH074214Y2 JP13654289U JP13654289U JPH074214Y2 JP H074214 Y2 JPH074214 Y2 JP H074214Y2 JP 13654289 U JP13654289 U JP 13654289U JP 13654289 U JP13654289 U JP 13654289U JP H074214 Y2 JPH074214 Y2 JP H074214Y2
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JP
Japan
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lid
convex portion
collar
upper lid
rotary
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JP13654289U
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JPH0375162U (ja
Inventor
浩昭 林
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はプラスチック製易開放栓に関し、より詳しくは
未開蓋時の閉蓋が確実であり一方開蓋必要時には女性や
子供のように一般に指先の力の弱い人でも容易に開蓋
(乃至再開蓋)出来るようにしたプラスチック製易開放
栓に関する。
[従来の技術と課題] 従来、内部に小径の吐出口を備え、ヒンジ部5とへの字
型弾性撓み部6とで連なる片持上蓋を有する全プラスチ
ック製ネジ込み蓋がヘアシャンプー等の洗剤やケチャッ
プ等の食品の容器蓋として用いられている。ここに第7
図は従来のプラスチック製易開放栓の右側面図である。
ところが、第7図において従来のプラスチック製易開放
栓上蓋2の固定鍔100は開栓時に指先が引掛り易いよう
に栓の最外径よりも外側にdだけはみ出していたので、
多数の閉蓋栓を裸状態で取扱う際、または容器に取り付
けた後も互いに引掛る事によって不用意に開蓋する事が
あった。従って製品の取扱い、輸送中或いは使用中にも
一寸した弾みで開蓋し内容物が漏出してしまう恐れがあ
った。一方で上蓋にシールをしたり、係止部を丈夫にし
たりして少々の事では開かない程係止を確実にしておく
と実際の開蓋必要時に開き難いという問題点が生じる。
その結果、指先の力の比較的弱いと思われる子供、老
人、婦人において開蓋が困難な場合があった。
そこで本考案者は種々な形状を検討の結果、上蓋に回動
鍔を設ける事によりこの問題点を解決し得ることを見い
出した。
[考案の目的] 本考案の目的は、初開蓋までは余分な突起がなく、従っ
て不用意に何かに引っかかって開蓋する恐れがなく、し
かも開蓋必要時には指先が掛り易い形状となるプラスチ
ック製易開放栓を提供する事である。
本考案の他の目的は、未開蓋時には確実に閉蓋状態を保
ち、一方開蓋必要時には指先の力が弱い人でも容易に開
蓋(乃至再開蓋)出来るプラスチック製易開放栓を提供
するにある。
[考案の構成] 本考案により、 内側にネジ山を有し上面に吐出口を有する栓本体3と、
鍔を有する上蓋2とで成るプラスチック製易開放栓にお
いて、鍔を回動鍔1とし、回動鍔1はその上部に凸部1B
を有し凸部1B以外の両側部は上蓋2にヒンジ結合されて
あり、上蓋2は回動鍔1の凸部1Bに対応する位置に凸部
1Bを収容する凹部2Bを有し、回動鍔1の下端部を指先で
こじて回動することにより凸部1Bが凹部2Bに嵌合収容さ
れ回動鍔1がほぼ水平に固定されるようにした事を特徴
とするプラスチック製易開放栓。
が提供される。
[考案の作用] 開栓する時には、第2図のように回動鍔1の下端を指先
でこじる事により、回動鍔1はヒンジ部1Aを軸として約
90°回動し、ほぼ水平位置で固定される。従って回動鍔
1の下端部は従来の固定鍔100よりもs−dだけ突出す
る事になり、上蓋2を開け易くなる。一方で回動鍔1は
格納された状態では易開放栓の外径内に納まるので他の
物と引っ掛かる事がない。
[実施例] 本考案を実施例を用いてその作用と共に以下に詳細に説
明する。第1図は第3図(本考案実施例である易開放栓
の正面図)のI−I′断面図であり、第2図は回動鍔1
をヒンジ部1Aを軸として約90°回動固定した状態を示す
要部断面図である。
第1図において、1は垂直に格納された回動鍔、2は上
蓋、1Aは回動鍔1と上蓋2をつなぐヒンジ部、3はプラ
スチック製易開放栓本体、3Aはネジ山、4は回動鍔格納
凹部であり、この状態で回動鍔1は栓3の最外径よりt
だけ内側にある。
そのためプラスチック製容器に装着される前に多数の易
開放栓がひとまとめにして取扱われる場合にも、従来の
ように互いに突き出た突起部が係合して不必要に開蓋す
る事がなく、また容器に装着した状態で互いに触れ合っ
たり、コンベア走行路上の突起に引掛ったりする危険性
は極めて少ない。
そして開栓必要時には第2図のように指先で回動鍔1の
下端をこじる事によりヒンジ部1Aを軸として約90°回動
し、ほぼ水平位置で固定される。
すなわち第2図では、回動鍔の先端は栓3の最外径より
もsだけ外側に突き出しており、指先が引掛り易いだけ
でなく、通常s≧dとして設計することが出来るから、
その分s−dだけヒンジ部5からの腕長が長くなり、よ
り少ない力で開蓋出来るようになる。但し、用途により
s<dとすることも勿論出来る。
第3図は実施例の正面図であり、第4図は第3図の実施
例を開蓋状態の右側面断面図、第5図は第1図の要部平
面図、第6図は第3図の要部拡大図である。
第1図,第2図,第3図,第4図、第5図及び第6図に
おいて、 回動鍔1は上部に凸部1Bを有し、閉蓋時は隙間1Cを保っ
て、両側のヒンジ部1A−1Aで上蓋2と連なっている。ヒ
ンジ1Aは上蓋周縁部下端に位置する。また特に第6図に
おける凸部1Bの高さh寸法は上蓋周縁部の肉厚とほぼ同
じ寸法である。上蓋、栓本体とも回動鍔取付部は直線
(弦)構造である(第5図参照)。開蓋必要時には回動
蓋1の下端部を指先でこじ開け、ヒンジ部1Aを軸として
約90°回動する事により、凸部1Bが上蓋2の凹部2Bに収
容嵌合される。この回動過程で回動鍔1の凸部1Bの右肩
と上蓋2の下左端角部が接触して摩擦しつつ「山を越
え」る、同時にヒンジ部1A−1Aが若干弾性引張り変形す
るので、回動鍔凸部1Bは上蓋2の凹部2Bにタイトに嵌着
される。従ってこの状態では回動鍔1は少なくとも従来
の固定鍔100と同じ機能を果たすことが出来る。
なお必要があれば、再度回動鍔1を元の状態に戻すこと
も出来る。
第3図のI−I′断面ではヒンジ部1Aはつながってい
ず、すなわち第6図における1A−1A部でつながってお
り、回動鍔1の凸部1Bと上蓋2との間には隙間1Bがある
のみである。
プラスチック製易開放栓の素材は、主としてポリプロピ
レンがヒンジ特性も含めて好適であり、他に低、中、高
密度ポリプロピレン、ナイロン乃至ポリプロピレン共重
合体などが使用される。
[考案の効果] 本考案を実施する事により前記目的のすべてが達成され
る。すなわち、初開蓋までは互いに引掛って不用意に開
蓋することなく確実に閉蓋状態を保ち、開蓋必要時には
容易に開蓋出来る全プラスチック製易開放栓が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は第3図のI−I′要部断面図、第2図は回動鍔
を持ち上げた状態の断面図、第3図は本考案実施例の正
面図、第4図は開蓋時の断面図、第5図は第1図の平面
図、第6図は第3図の要部拡大正面図、第7図は従来例
の右側面図である。 1……回動鍔、1A,5……ヒンジ部、1B……回動鍔凸部、
1C……隙間、2……上蓋、2B……上蓋凹部、3……易開
放栓本体、4……回動鍔格納凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側にネジ山を有し上面に吐出口を有する
    栓本体3と、鍔を有する上蓋2とで成るプラスチック製
    易開放栓において、鍔を回動鍔1とし、回動鍔1はその
    上部に凸部1Bを有し凸部1B以外の両側部は上蓋2にヒン
    ジ結合されてあり、上蓋2は回動鍔1の凸部1Bに対応す
    る位置に凸部1Bを収容する凹部2Bを有し、回動鍔1の下
    端部を指先でこじて回動することにより凸部1Bが凹部2B
    に嵌合収容され回動鍔1がほぼ水平に固定されるように
    した事を特徴とするプラスチック製易開放栓。
JP13654289U 1989-11-24 1989-11-24 プラスチック製易開放栓 Expired - Lifetime JPH074214Y2 (ja)

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JP13654289U JPH074214Y2 (ja) 1989-11-24 1989-11-24 プラスチック製易開放栓

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JP13654289U JPH074214Y2 (ja) 1989-11-24 1989-11-24 プラスチック製易開放栓

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Publication Number Publication Date
JPH0375162U JPH0375162U (ja) 1991-07-29
JPH074214Y2 true JPH074214Y2 (ja) 1995-02-01

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JP4488307B2 (ja) * 2004-11-30 2010-06-23 株式会社吉野工業所 合成樹脂製キャップ
CN114555484A (zh) * 2019-10-10 2022-05-27 安珍姬 容器盖及结合该容器盖的容器

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JPH0375162U (ja) 1991-07-29

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