JPH0742099B2 - ゲル形成性親有機性層状ケイ酸塩、その製造方法およびその用途 - Google Patents

ゲル形成性親有機性層状ケイ酸塩、その製造方法およびその用途

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JPH0742099B2
JPH0742099B2 JP61129335A JP12933586A JPH0742099B2 JP H0742099 B2 JPH0742099 B2 JP H0742099B2 JP 61129335 A JP61129335 A JP 61129335A JP 12933586 A JP12933586 A JP 12933586A JP H0742099 B2 JPH0742099 B2 JP H0742099B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ゲル形成下に有機溶媒中に分散されうる親有
機性層状ケイ酸塩に関する。
有機陽イオンで被覆された粘土鉱物であるオルガノスメ
クタイトすなわち親有機性層状ケイ酸塩は、種々の極性
を有する有機系のためのすぐれたチキソトロピー剤であ
る。使用されうる粘土鉱物は、中間層の陽イオンによつ
て中和されている負の電荷を帯びた層を有する2:1層状
ケイ酸塩に属する。結晶構造に関して、ジ−八面体型と
トリー八面体型とに区別される。ジ−八面体型には、ベ
ントナイトの特別の場合を含むモンモリロナイト、バイ
デライトおよびノントロナイトが包含される。トリ−八
面体の群には、サポーナイトおよびヘクトライトが属す
る。チキソトロピー剤として使用するための最も重要な
型は、ヘクトライトおよびペントナイトである。
例えば、ドイツ特許出願公開第3,149,131号から、有機
溶剤中でゲルを形成させるために好適な親有機性層状ケ
イ酸塩〔オルガノ−スメクタイト(Organo−Smectit
e)〕を製造するために、イオン交換しうる陽イオンを
有する層状ケイ酸塩および有機テトラアルキルアンモニ
ウム塩(例えばジメチルジステアリルアンモニウムクロ
ライドまたはジメチルベンジルステアリルアンモニウム
クロライド)の水溶液を使用しうることが知られてい
る。親有機性層状ケイ酸塩は、使用に先立つて一般に予
備膨潤される。約10重量%のペースト、すなわち使用前
に少くとも24時間貯蔵されるいわゆる原ペースト(stoc
kpaste)を調製するのが通例であり、それによつてケイ
酸塩は、その完全な作用を発揮しうる。この目的で使用
される有機溶剤は、トルエン、キシレンおよびベンジン
のような炭化水素であるが、アルコール類およびケトン
類のような極性溶媒もまた使用される。比較的分子量の
大きい炭化水素から、より堅い原ペーストが得られる。
原ペーストを調製するために非極性の溶媒が使用される
ならば、メタノールのような極性溶媒を少量(例えば使
用されるケイ酸塩を基準にして40重量%まで)添加する
ことか、しばしば必要である。
有機的に前処理された層状ケイ酸塩をゲル化するために
は、極性溶媒の代りに、この目的にこそ正に市販されて
いるイオン性または非イオン性の浸潤剤を添加すること
もできる。これらの添加剤は、一般に有機ケイ酸塩を基
準にして10〜60重量%の量で、有機溶媒中の懸濁液に添
加される。この添加によつてペーストは、しばしばより
流動性となり、従つて取扱いがより容易になる。また、
ゲルを形成するまでの時間もまたより短縮されうる。
しかしながら、上記の方法で製造される親有機性層状ケ
イ酸塩は、貯蔵安定性の乏しい原ペーストをもたらし、
そして長時間の後には溶媒を分離し、ペーストの残りの
部分は、より堅くなりそして固形物がより多くなる。従
つて、これらのペーストは、使用前に再度攪拌しなけれ
ばならない。更に、原ペースト中の親有機性ケイ酸塩の
最初の濃度は、限定される。何故ならば、さもなければ
ペーストがあまりにも堅くなり、そしてもはや使用でき
なくなるおそれがあるからである。上記のドイツ特許出
願公開第3,149,131号のほかに、ドイツ特許出願公開第
3,145,457号中においても、類似の構造を有する第四ア
ンモニウム化合物を含有する親有機的に改質された層状
ケイ酸塩が記載されている。
従つて、それから作られたペーストが貯蔵安定性に富
み、そして親有機性ケイ酸塩のより高い出発濃度を可能
にする新規なオルガノー層状ケイ酸塩を見出すという課
題があつた。
この度、本発明者らは、イオン交換しうる陽イオンが有
機陽イオンによつて全部または一部置換されているゲル
形成性親有機性層状ケイ酸塩であつて、上記有機陽イオ
ンが式I (上式中、R1およびR2は同一かまたは相異なるものでよ
くそしてC6-C30−、好ましくはC8-C18−アルキルまたは
C6-C30−、好ましくはC8-C18−アルケニルを意味し、R3
はC1−C6−、好ましくはC1-C4−アルキルを意味し、R4
はC1−C6−アルキルを意味し、Aは−C2H4−または−C3
H6−を意味しそしてnは1または2を意味する) で表わされる第四アンモニウムイオンであることを特徴
とする上記ゲル形成性親有機性層状ケイ酸塩を見出し
た。
本発明による親有機性層状ケイ酸塩は、イオン交換しう
る陽イオンを有する層状ケイ酸塩を陽イオンとして上記
の式で表わされる第四アンモニウム化合物を含有する塩
と反応させることによつて製造されうる。この反応は、
第四アンモニウム化合物に対する溶媒の存在下に、好ま
しくは水の中で、行なわれるが、アルコールのような有
機溶媒を使用することもできる。これらの第四アンモニ
ウム化合物は、陰イオンとして有機酸の陰イオンまたは
ハライド、メトサルフエートまたはメトホスフエートの
イオンを有する。有機酸としては、特にC1−C6−アルカ
ンモノカルボン酸、C1−C6−ヒドロキシモノアルカンカ
ルボン酸、C2−C6−アルカンジカルボン酸、モノ−また
はジ−ヒドロキシ−C2−C6−アルカンジカルボン酸、フ
マル酸、マレイン酸、クエン酸、または安息香酸が好適
である。好ましい酸は、酢酸、プロピオン酸および乳酸
である。
層状ケイ酸塩としては、公知の天然または合成層状ケイ
酸塩、特に2:1層状ケイ酸塩、好ましくはヘクトライ
ト、ベントナイト、モンモリロナイト、バイデライト、
サポーナイト、およびステレンサイトである。天然産の
粘土鉱物が使用される場合には、非膨潤性物質を分離す
ることによつて原料を予め精製することが必要である。
層状ケイ酸塩は、好ましくは、高度に膨潤しうる形態
で、例えばナトリウム形で存在すべきである。この形
は、先行するイオン交換反応によつて容易に製造され
る。使用される層状ケイ酸塩ができうる限り微細に分割
されているならば、特に有利である。
結晶の大きさは、X線回折の反射の半値幅(half-value
width)によつて測定される〔ハー・クリシユナー(H.
Krischner)、X線微細構造分析入門(Einfhrung in
die Rntgenfeinstrukturanalyse)、ブラウンシユワ
イク社(Braunschweig)発行、1980年参照〕。層状ケイ
酸塩結晶の大きさは、特に060面に属する反射の半値幅
によつて決定されうる(英国特許第1,376,379号明細書
第3頁参照)。
最も好適な層状ケイ酸塩は、0.8ないし1.2°(2θ)、
好ましくは0.8ないし1.0°(2θ)の060半値幅を有す
る。上記の半値幅を有する層状ケイ酸塩は、合成的に容
易に製造されうる。水熱条件下で合成されたヘクトライ
トを使用することが特に有利であることが見出された。
このようにして得られた高度に膨潤性の層状ケイ酸塩
は、本発明による親有機性層状ケイ酸塩を製造するのに
特に好適である。
ゲル形成のためには、使用される層状ケイ酸塩がケイ酸
塩100g当り50〜120ミリ当量、特に80〜100ミリ当量/100
gケイ酸塩のイオン交換容量を有することが望ましい。
マグネシウムイオンを含有する水溶液または懸濁液、Na
2O源およびSiO2源からの合成ヘクトライトの製造は、ド
イツ特許出願公開第3,207,886号に記載されている。そ
の際、リチウムイオンおよび/またはフルオライドイオ
ンもまた存在する。もしSiO2源(通常はケイ酸ナトリウ
ム)が極めて少量の溶解アルミニウムを含有するにすぎ
ない場合には、得られるヘクトライトの多少高いイオン
交換容量に対する要望がある限りにおいて、出発反応混
合物に少量のアルミニウムイオンを添加することも可能
である。
親有機性層状ケイ酸塩を製造するためには、層状ケイ酸
塩の100g当り第四アンモニウム化合物少くとも80ミリ当
量、好ましくは100〜150ミリ当量を添加することが望ま
しい。しばしば第四アンモニウム化合物は、純粋物質の
形で供給されるのではなく、なお例えばイソプロパノー
ルのような有機溶媒をも含有する。しかしながら、これ
らの溶媒は、本発明によつて製造された親有機性層状ケ
イ酸塩の品質状態を損なわない。もし本発明による親有
機性層状ケイ酸塩が合成基材から出発して製造されるな
らば、合成後にこれらのケイ酸塩を、なおかなりの量の
外来の塩を含有しうるアルカリ性の母液から分離する必
要はない。反対に、使用されたケイ酸塩懸濁液は、層状
ケイ酸含量に応じて、水で希釈され、そして硫酸のよう
な無機酸、または有機酸を用いてpH8〜9.5まで緩衝せし
めた後に、第四アンモニウム化合物と混合される。この
点に関して、層状ケイ酸塩を有機陽イオンで2工程にお
いて被覆し、その際第四アンモニウム塩の大部分を第1
工程において使用することが有利であることが判明し
た。第1工程の後、固形物は、水性相(これは外来のイ
オンを含有する)から容易に分離される。第2工程にお
ける第四アンモニウム塩による被覆は、特別の手段を要
せずに第1工程におけるそれと同様に実施されうる。
水性相における第四アンモニウムとの反応を実施するた
めには、1〜10重量%、好ましくは3〜5重量%の層状
ケイ酸塩含量を有する粘土懸濁液を調製する。この懸濁
液は、50〜100℃、好ましくは70〜80℃に加熱される。
イオン交換は、室温においても可能であるが、その場合
はより長時間が必要である。活性化されたケイ酸塩、す
なわちNa型のケイ酸塩を使用するならば、全体で15〜60
分間、特に20〜30分間の滞留時間で充分である。
反応が行なわれた後に、オルガノケイ酸塩は、吸引過
され、塩を含まなくなるまで洗滌され、乾燥されそして
場合により粉砕される。
このようにして製造された親有機性層状ケイ酸塩は、有
機溶媒(トルエン、クロルペンゼン、キシレン、ベンジ
ン、アルコールおよびケトン)中に分散されると、すぐ
れた貯蔵安定性を有するペーストとなる。より高い分子
量を有する炭化水素は、より堅い原ペーストをもたら
す。親有機性層状ケイ酸塩の固体含量は、5ないし60重
量%、好ましくは15ないし40重量%である。これらのペ
ーストは、流動学的性質において先行技術の生成物に匹
敵する。しかしながら、それらは改善された貯蔵安定性
を有する。もちろん、0.8〜1.0°(2θ)の規定された
半値幅を有する合成層状ケイ酸塩を使用するならば、す
ぐれたレオロジー値および向上された貯蔵安定性を有す
る更に濃縮されたペーストを得ることができる。
本発明によつて製造された親有機性層状ケイ酸塩は、改
善されたチキソトロピー性を有する添加剤として使用す
るために、そして例えば表面被覆およびさび止めプライ
マーのための有機溶媒を基礎とした系における沈降する
傾向を低下させるために特に適している。
本発明を以下の例において更に詳細に説明する。
例1 90ミリ当量/100gのイオン交換容量を有する合成ヘクト
ライトを下記の式IIで表わされる第四アンモニウム化合
物とケイ酸塩100g当りアンモニウム化合物120ミリ当量
の割合で反応せしめる: R1=R2=ステアリルアルキル n=1または2 イオン交換は、水性相において60℃の温度で3重量%の
ヘクトライトの濃度において30分間に亘つて行なわれ
た。得られたオルガノケイ酸塩は、水性相から別さ
れ、洗滌されそして70℃において一定の重量になるまで
乾燥される。
粉末状生成物から原ペーストが調製され、それはキシレ
ン85g、オルガノケイ酸塩10gおよび浸潤−およびゲル化
剤たるアデイトール(Additol )XL270の組成を有す
る。
本発明に従つて製造されたオルガノケイ酸塩を試験する
ために下記の処方によりさび止めプライマーを配合す
る: フエノール樹脂〔フエノデユール(Phenodur ) PR263、ブタノール中70% 6.5g 顔料混合物 12.5g ブチルウレタンおよびホルムアルデヒドよりなるカルバ
ミド酸エステル樹脂 〔ウレシン(Uresin )B〕 1g 上記のオルガノケイ酸塩ペースト 1g 溶剤混合物** 57.5g ポリビニルブチラール 9.5g 85.5%のリン酸(ブタノール中1:1) 2g *顔料混合物は、次の組成を有する: 亜鉛エロー32g、亜鉛テトラオキシクロメート20.8g、酸
化鉄顔料8.8g、リン酸亜鉛17.6g。
**溶剤混合物は、エタノール46.7g、メチルエチルケ
トン38.5gおよびトルエン14.8gを含有する。
このようにして製造されたさび止めプライマーをその粘
度、その分離および沈降特性について試験した。更に、
鉄板上へのその塗布性能試験を実施するために、35μm
の乾燥塗膜厚において塗布を行なつた。これらの鉄板に
DIN53151に従つてクロスカツトを施しそして水中に14日
間貯蔵した後、ブリスター発生について検査した。
本発明に従つて製造されたオルガノケイ酸塩を用いたプ
ライマーについて、下記のデータが得られた: 粘度の測定は、4−DIN 53211に従つてフオードカツプ
における流出時間を測定することによつて行なわれた。
分離特性は、プライマー上に浮出した顔料不含層の形成
を観察することによつて判定された。判定は、体積の関
数として行なわれる: 分離なし 0 全体積の25% 3 僅かな分離 1 全体積の50% 4 全体積の10% 2 全体積の75% 5 沈降特性の判定は、形成された沈澱物の量およびそのコ
ンシステンシーに基づいて行なわれた: 沈澱なし 0 沈殿は容易に撹拌しうる 2 沈殿の痕跡 1 沈殿はなお撹拌しうる 3 例2(比較例) 90ミリ当量/100gのイオン交換容量を有する合成ヘクト
ライトは、例1に記載されているベンジルジメチルステ
アリルアンモニウムクロライドと反応せしめられる。得
られたオルガノヘクトライトは、プライマーで記載され
ているように試験される。以下の結果が得られる: 例3(比較例) 例1および2と同様に、エタノールメチルジステアリル
アンモニウムクロライドを使用してオルガノヘクトライ
トを製造しそして試験する。さび止めプライマーは、下
記の結果を示した: これらの例は、本発明により製造されたオルガノヘクト
ライトは、極性の調合物中における沈降特性が、すべて
の他の性質を保持しながら著しく改善されていることを
示している。
例4(比較例) この例は、記載れた第四アンモニウム化合物の使用が、
出発層状ケイ酸塩として実際に好ましいとされるものよ
りも低いイオン交換容量しか有しない天然産ベントナイ
トが使用される場合においても利益をもたらすことを示
している。比較的低いイオン交換容量AKを有する天然産
ベントナイト〔シユートヘミー社(Fa.Sdchemie)、
(ミユンヘン所在)製のベントナイトEPH、AK=約60ミ
リ当量/100g〕が例1において使用された第四アンモニ
ウム化合物と反応せしめられ、その際ベントナイト100g
に対してアンモニウム化合物80ミリ当量が使用される。
試験は、再び規定された処方のさび止めプライマーにつ
いて行なわれ、下記の結果が得られた:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 7/02 PSJ (72)発明者 マンフレート・ホーフインゲル ドイツ連邦共和国、ブルクキルヒエン、ホ ーエル・ゲル・ウエーク、7

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イオン交換しうる陽イオンが有機陽イオン
    によって全部または一部置換されているゲル形成性親有
    機性層状ケイ酸塩において、上記有機陽イオンが式I (上式中、R1およびR2は同一かまたは相異なるものでよ
    くそしてC6-C30−アルキルまたはC6-C30−アルケニルを
    意味し、R3はC1-C6−アルキルを意味し、R4はC1-C6−ア
    ルキルを意味し、Aは−C2H4−または−C3H6−を意味し
    そしてnは1または2を意味する) で表わされる第四アンモニウムイオンであることを特徴
    とする上記ゲル形成性親有機性層状ケイ酸塩。
  2. 【請求項2】R1およびR2が同一かまたは相異なるもので
    よくそしてC8-C18−アルキルまたはC8-C18−アルケニル
    を意味し、R3がC1-C4−アルキルを意味し、R4がC1-C6
    アルキルを意味し、Aが基−C2H4−または−C3H6−を意
    味しそしてnが1または2を意味する式Iの第四アンモ
    ニウムイオンを含有する特許請求の範囲第1項記載のゲ
    ル形成性親有機性層状ケイ酸塩。
  3. 【請求項3】層状ケイ酸塩がヘクトライト、ベントナイ
    トおよびモンモリナイトである特許請求の範囲第1項記
    載のゲル形成性親有機性層状ケイ酸塩。
  4. 【請求項4】層状ケイ酸塩がこの層状ケイ酸塩100g当り
    50〜120ミリ当量、好ましくはケイ酸塩100g当り80〜100
    ミリ当量のイオン交換容量を有する特許請求の範囲第1
    項記載のゲル形成性親有機性層状ケイ酸塩。
  5. 【請求項5】層状ケイ酸塩が0.8〜1.2°、好ましくは0.
    8〜1.0°(2θ)の060半値幅を有する特許請求の範囲
    第1項記載のゲル形成性親有機性層状ケイ酸塩。
  6. 【請求項6】全部のイオン交換可能陽イオンの少なくと
    も80%が第四アンモニウム陽イオンで置換されている特
    許請求の範囲第1項記載のゲル形成性親有機性層状ケイ
    酸塩。
  7. 【請求項7】イオン交換しうる陽イオンが有機陽イオン
    によって全部または一部置換されているゲル形成性親有
    機性層状ケイ酸塩であって、上記有機陽イオンが式I (上式中、R1およびR2は同一かまたは相異なるものでよ
    く、そしてC6-C30−アルキルまたはC6-C30−アルケニル
    を意味し、R3はC1-C6−アルキルを意味し、R4はC1-C6
    アルキルを意味し、Aは−C2H4−または−C3H6−を意味
    しそしてnは1または2を意味する) で表わされる第四アンモニウムイオンである上記ゲル形
    成性親有機性層状ケイ酸塩を製造すべく、層状ケイ酸塩
    を、溶媒中で、好ましくは水中で上記式Iで表わされる
    第四アンモニウムイオンを有する塩と反応させることを
    特徴とする上記ゲル形成性親有機性層状ケイ酸塩の製造
    方法。
  8. 【請求項8】イオン交換しうる陽イオンが有機陽イオン
    によって全部または一部置換されているゲル形成性親有
    機性層状ケイ酸塩であって、上記有機陽イオンが式I (上式中、R1およびR2は同一かまたは相異なるものでよ
    くそしてC6-C30−アルキルまたはC6-C30−アルケニルを
    意味し、R3はC1-C6−アルキルを意味し、R4はC1-C6−ア
    ルキルを意味し、Aは−C2H4−または−C3H6−を意味し
    そしてnは1または2を意味する) で表わされる第四アンモニウムイオンである上記ゲル形
    成性親有機性層状ケイ酸塩を有機溶媒中に5ないし60重
    量%、好ましくは15ないし40重量%含有することを特徴
    とするゲル状の分散物。
JP61129335A 1985-06-07 1986-06-05 ゲル形成性親有機性層状ケイ酸塩、その製造方法およびその用途 Expired - Lifetime JPH0742099B2 (ja)

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