JPH0742045U - フレキシブル基板接続用コネクタ - Google Patents

フレキシブル基板接続用コネクタ

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JPH0742045U
JPH0742045U JP069035U JP6903593U JPH0742045U JP H0742045 U JPH0742045 U JP H0742045U JP 069035 U JP069035 U JP 069035U JP 6903593 U JP6903593 U JP 6903593U JP H0742045 U JPH0742045 U JP H0742045U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数が少なく、一旦フレキシブル基板を
装着した後は抜け難く、しかもフレキシブル基板を引き
抜く際には導体に傷等をつけず、その信頼性を向上させ
る。 【構成】 フレキシブル基板21にホルダ25を介して
コネクタ本体51にロックする第1のロック部27を設
け、端子保持体33にコネクタ本体51にロックする第
2のロック部37を設け、コネクタ本体51にフレキシ
ブル基板21の先端を湾曲させて下方へ向けさせる第1
の通路53と、第1の通路53の延長上でフレキシブル
基板21の先端の裏面と当接する保持部53a と、端子
保持体33を第1の通路53を通過して下方へ向くフレ
キシブル基板21の先端の表面に当接させ、その端子3
1で、そのフレキシブル基板21の先端を保持部53a
との間で挟持させる第2の通路59とを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フレキシブル基板と端子、またはフレキシブル基板と他のフレキシ ブル基板とをコネクタ本体内で着脱自在に接続するフレキシブル基板用コネクタ に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のフレキシブル基板用コネクタの構造を図5及び図6に示す。このフレキ シブル基板用コネクタは、コネクタ1内の一側壁に沿って端子ピン3を装着して ある。端子ピン3は先端側が内側へU字状に曲げられており、下方へ向けられて いる。フレキシブル基板5を装着する際は、フレキシブル基板5に樹脂フィルム (複数の導体パターン9を有する)7を補強板10と共に貼り付け、かつ側面に スライダ12を添えて図示上方からコネクタ1内に挿入し、端子ピン3とフレキ シブル基板5とを接触させる。(特開平2−135678号公報参照)
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来においては、樹脂フィルムや補強板、さらにスライダを添えなければなら ないため、非常に部品点数が多くなる欠点がある。またフレキシブル基板は、端 子ピンとスライダとの間で単に挟持される構造であるため、挿入方向と反対方向 への引張りの外力に弱く、抜けやずれが生じ易く、接触不良が起こり易い。そし て誤挿入等してフレキシブル基板を引き抜く際は、強引に挿入方向と反対方向に 引張るために、導体の接触部分を端子で傷つけてしまい、再使用するのに信頼性 が落ちてしまう問題がある。
【0004】 本考案は、上記課題に鑑みて成されたものであり、部品点数が少なく、かつ、 一旦フレキシブル基板を装着した後は抜け難く、しかも引き抜く際には導体の接 触部分に傷等をつけさせず、その信頼性を向上させることができるフレキシブル 基板用コネクタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、フレキシブル基板の先端と端子保持体に保持される端 子とをコネクタ本体内で接続するフレキシブル基板接続用コネクタにおいて、前 記端子保持体に、この端子保持体を前記コネクタ本体へ装着した際に、その装着 にロックをかけるロック部を設け、前記コネクタ本体に、前記フレキシブル基板 の先端の外部からの進入をガイドし、その先端を湾曲させて下方へ向けさせる第 1の通路と、前記第1の通路の延長上で前記フレキシブル基板の先端の裏面を係 止する保持部とを設け、かつ、前記コネクタ本体外から前記保持部に至り、前記 端子保持体の外部からの進入をガイドし、その保持する端子を前記第1の通路を 通過して下方へ向く前記フレキシブル基板の先端の表面に当接させ、さらにその 端子で、そのフレキシブル基板の先端を前記保持部との間で挟持させる第2の通 路を設けたことを特徴とする。
【0006】 請求項2記載の考案は、前記フレキシブル基板に、このフレキシブル基板を前 記コネクタ本体の第1の通路に装着した際に、その装着にロックをかけるロック 部を設けたことを特徴とする。
【0007】 請求項3記載の考案は、第1のフレキシブル基板の先端と基板保持体に保持さ れる第2のフレキシブル基板の先端とをコネクタ本体内で接続するフレキシブル 基板接続用コネクタにおいて、前記基板保持体に、この基板保持体を前記コネク タ本体へ装着した際に、その装着にロックをかけるロック部を設け、前記コネク タ本体、前記第1のフレキシブル基板の先端の外部からの進入をガイドし、その 先端を湾曲させて下方へ向けさせる第1の通路と、前記第1の通路の延長上で第 1のフレキシブル基板の先端の裏面を係止する保持部とを設け、かつ、前記コネ クタ本体外から前記保持部に至り、前記基板保持体の進入をガイドし、その保持 する前記第2のフレキシブル基板の先端を前記第1の通路を通過して下方へ向く 前記第1のフレキシブル基板の先端の表面に当接させ、さらに第2のフレキシブ ル基板の先端で、その第1のフレキシブル基板の先端を前記保持部との間で挟持 させる第2の通路を設けたことを特徴とする。
【0008】 請求項4記載の考案は、前記第1のフレキシブル基板に、この第1のフレキシ ブル基板を前記コネクタ本体の第1の通路に装着した際に、その装着にロックを かけるロック部を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
請求項1記載の考案においては、フレキシブル基板をコネクタ本体の第1の通 路へ挿入すると、フレキシブル基板の先端は第1の通路に沿って折り曲がり、そ の先端を下へ向ける。一方、端子保持体をコネクタ本体の第2の通路へ挿入する と、端子保持体は第2の通路に沿って進入し、その端子の先端が第1の通路を通 過して下へ向くフレキシブル基板の表面に接触する。さらに端子保持部を第2の 通路へ深く挿入すると、端子の先端がフレキシブル基板の先端を押圧して撓ませ 、フレキシブル基板の先端を保持部との間で挟持する。これでフレキシブル基板 と端子の電気的接続が確実になる。また同時に端子保持部のロック部がコネクタ 本体にロックし、端子保持体の抜けを防止すると共に、端子がフレキシブル基板 の先端を保持部との間で挟持する押力が維持されてフレキシブル基板の抜けをも 防止する。
【0010】 また一方、端子保持体のロック部のロックを解除すると、端子保持体を第2の 通路から後退させてフレキシブル基板の表面からそのまま離脱させることができ る。そして端子保持体をコネクタ本体から引き抜いた後は、フレキシブル基板の 表面を何等傷つけることなくコネクタ本体から引き抜くことができる。
【0011】 請求項2記載の考案においては、フレキシブル基板をコネクタ本体の第1の通 路に装着した際には、フレキシブル基板のロック部がその装着にロックをかけ、 フレキシブル基板の抜けを防止する。これによりフレキシブル基板の抜け防止が より強固なものになり、端子とフレキシブル基板の先端との接続に対する信頼性 がより向上する。
【0012】 請求項3記載の考案においては、第1のフレキシブル基板をコネクタ本体の第 1の通路へ挿入すると、第1のフレキシブル基板の先端は第1の通路に沿って折 れ曲がり、その先端を下へ向ける。一方、基板保持体をコネクタ本体の第2の通 路へ挿入すると、基板保持体は第2の通路に沿って進入し、自己が保持する第2 のフレキシブル基板の先端を第1の通路を通過して下を向く第1のフレキシブル 基板の表面に接触させる。さらに基板保持体を第2の通路へ深く挿入すると、基 板保持体に保持される第2のフレキシブル基板の先端が第1のフレキシブル基板 の先端を押圧して撓ませ、第1のフレキシブル基板の先端を保持部との間で挟持 する。これで第1のフレキシブル基板と第2のフレキシブル基板の電気的接続が 確実なものになる。また同時に基板保持体のロック部がコネクタ本体にロックし 、基板保持体の抜けを防止すると共に、第2のフレキシブル基板の先端が第1の フレキシブル基板の先端を保持部との間で挟持する押力が維持されて第1のフレ キシブル基板の抜けをも防止する。
【0013】 また一方、基板保持体のロック部のロックを解除すると、基板保持体を第2の 通路から後退させて第2のフレキシブル基板を第1のフレキシブル基板の表面か らそのまま離脱させることができる。そして基板保持体をコネクタ本体から引き 抜いた後は、第1のフレキシブル基板をその表面に何等傷つけることなくコネク タ本体から引き抜くことができる。
【0014】 請求項4記載の考案においては、第1のフレキシブル基板をコネクタ本体の第 1の通路に装着した際には、第1のフレキシブル基板のロック部がその装着にロ ックをかけ、第1のフレキシブル基板の抜けを防止する。これにより第1のフレ キシブル基板の抜け防止がより強固なものになり、第2のフレキシブル基板の先 端と第1のフレキシブル基板の先端との接続に対する信頼性がより向上する。
【0015】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。
【0016】 図1は本考案の実施例に係わるフレキシブル基板用コネクタの構成を説明する 説明図である。先ず、フレキシブル基板21には、その表面に導体パターン23 が所定数(本例では5つ)形成されており、先端から所定の位置(後述するコネ クタ本体内へ挿入して装着するのに必要な長さをもつ位置、即ちコネクタ本体の 後述する開口から保持部53a の終端に至る長さを有する位置)には、ホルダ2 5が装着されている。ホルダ25の両側面には、フレキシブル基板21をコネク タ本体51へ装着した際にロックを掛ける部材となる第1のロック部27が備え られている。第1のロック部27は、例えば根元を支点にして撓むフレーム状の 部材(フレキシブル基板71の先端に向けて伸長する)の先端側に側面において 外方へ突出する突起29を備えて構成されている。突起29はコネクタ本体51 の後述する第1の被ロック部55に係合した際、フレキシブル基板21の抜けを 防止するものである。
【0017】 端子31は、先端が折り返されて折り返し部分がばね力を発するようになって いる。そして図2にも示す通り、端子31の折り返し部分には、外部に弾発力を もって突出するランス32が形成されている。この端子31は、後述する端子保 持体33に保持されている。
【0018】 端子保持体33は、端子31を所定数(本例ではフレキシブル基板21に対応 して5つ)保持している。端子保持体33の前面側には、端子31の下方への撓 みを抑制するガイド板35が設けられている。端子保持体33の両側面には、端 子保持体33をコネクタ本体51の後述する第2の通路59へ装着した際にロッ クを掛ける部材となる第2のロック部37が備えられている。第2のロック部3 7は、例えば根元を支点にして撓むフレーム状の部材(端子保持体33の後面側 に向けて伸長する)の中間の位置における側面において外方へ突出する突起39 を備えて構成されており、フレーム状の部材の先端側にはつまみ41が設けられ ている。突起39はコネクタ本体51の後述する第2の被ロック部61に係合し た際、端子保持体33の抜けを防止するものであり、つまみ41は人が指でつま み第2のロック部37のロックを解除させるものである。即ちつまみ41をつま むと第2のロック部37のフレーム状の部材が根元を支点にして内側へ撓み、突 起39をコネクタ本体51の第2の被ロック部61から退却させる。
【0019】 一方、コネクタ本体51には、一側面(前面:フレキシブル基板21の装着側 )にフレキシブル基板21を挿入する開口(図示せず)が形成されており、この 開口から内部へ向けて伸長する第1の通路(点線で示す)53が内部において形 成されている。第1の通路53は、コネクタ本体51内部において下方へ略90 度折り返す弧を描いて湾曲形成された通路である。この第1の通路53にフレキ シブル基板21を挿入する際は、フレキシブル基板21を略90度折り曲げてそ の先端を下方へ向けさせ、その表面を後述する第2の通路59へ向けさせる。
【0020】 また第1の通路53の湾曲に対する内側のガイドの延長上には、第1の通路5 3の湾曲方向に傾く保持部53a が形成されている。保持部53a は、フレキシ ブル基板21の先端の端子31に押圧されての撓みを係止する壁面である。
【0021】 またコネクタ本体51の一側面(前面)には、図示しないが、フレキシブル基 板21を保持するホルダ25の第1のロック部27を挿入する開口が形成されて おり、その開口に連通する内部にはホルダ25の第1のロック部27を挿入する 通路が形成されている。そしてその通路の先端側にはコネクタ本体51の他の側 面(横面)に開通する第1の被ロック部55が形成されている。第1の被ロック 部55は、第1のロック部27の突起29が係合される開口(窓)として構成さ れている。
【0022】 またコネクタ本体51には、他側面(後面:端子保持体33の装着側)に端子 保持体33を挿入させる開口57が形成されており、この開口57から内部へ向 けて伸長する第2の通路(点線で示す)59が内部において形成されている。第 2の通路59は直線状の通路であり、その先端側がコネクタ本体51の内部にお いて第1の通路53に連通し、さらに保持部53a に連通されている。またコネ クタ本体51の他の両側面(横面)における第2のガイド59の開口57近くに は、端子保持体33の第2のロック部37の突起39が係合する第2の被ロック 部61が形成されている。第2の被ロック部61は、第2のロック部37の突起 39が係合される開口(窓)として構成されている。
【0023】 次に、本実施例の作用を説明する。
【0024】 図3(A)(B)(C)は本実施例のコネクタ本体51にフレキシブル基板2 1及び端子保持体33を順次装着する過程を示す側面視一部断面図である。先ず 図3(A)に示すように、フレキシブル基板21の先端をコネクタ本体51の第 1の通路53に通じる開口の前に持って行き、フレキシブル基板21の先端をそ の開口の中へ挿入する。
【0025】 次いでフレキシブル基板21の先端の挿入が深くなると、図3(B)に示すよ うに、フレキシブル基板21はその先端が第1の通路53に沿って進み、第1の 通路53に沿って弧を描いて下方へ折り曲り、その先端を下方へ向け、その表面 を第2の通路59へ向ける。そしてフレキシブル基板21の先端の挿入がさらに 深くなると、フレキシブル基板21に装着されたホルダ25の進行方向前面側の 側面がコネクタ本体51の前面に当接して、フレキシブル基板21の第1の通路 53への挿入がストップされる。また同時にホルダ25の第1のロック部27の 突起29がコネクタ本体51の第1の被ロック部55に係合してロックする。
【0026】 かくて後、端子保持体33のガイド板35側をコネクタ本体51の第2の通路 59に通じる開口57の前に持って行き、端子保持体33のガイド板35側をそ の開口57の中へ挿入する。
【0027】 次いで端子保持体33のガイド板35側の挿入が深くなると、図3(C)に示 すように、端子保持体33に保持される各端子31がフレキシブル基板21の先 端の対応する各導体パターン23(図示せず)を押圧して導体パターン23に接 触し、フレキシブル基板21の先端を撓ませる。そして端子保持体33のガイド 板35側の挿入がさらに深くなると、端子保持体33が保持する各端子31がフ レキシブル基板21の先端の裏面を保持部53a へ当接させ、フレキシブル基板 21の先端を保持部53a との間で挟持する。これによりフレキシブル基板21 の導体パターン23と端子31との電気的接続が確実なものとなる。尚、この時 には端子31のランス32がその挟持力でレキシブル基板21の表面(導体パタ ーン23)に食込む働きをする。そしてフレキシブル基板21の先端が端子31 と保持部53a との間で挟持されると、端子保持体33のガイド板35の先端が 第1の通路53の終端に当接し、かつ、端子保持体33の本体の前面側が第2の 通路59の終端に当接し、端子保持体33の第2の通路59への挿入がストップ される。また同時に、図示しないが、端子保持体33の第2のロック部37の突 起39がコネクタ本体51の第2の被ロック部61に係合してロックする。この 段階では端子保持体33に保持される各端子31がそのばね力でフレキシブル基 板21の先端の対応する導体パターン23を強く押圧した状態で導体パターン2 3に接触し続け、導体パターン23と端子31との電気的接続が維持される。
【0028】 尚、この段階に至ると、端子31のランス32がレキシブル基板21の表面 (導体パターン23)に食込んでいるため、仮にフレキシブル基板21に引き抜 く力が働いた際は、フレキシブル基板21の移動とともにランス32が開いてフ レキシブル基板21に引っ掛かり、フレキシブル基板21をより強く保持する力 が作用する。このため、より高い保持性が確保される。
【0029】 一方、端子保持体33の第2のロック部37のつまみ91(図示せず)をつま んで、その第2のロック部37のコネクタ本体51の第2の被ロック部61との ロックを解除させると、端子保持体33をその端子31とともにコネクタ本体5 2の第2のガイド59から後退させてフレキシブル基板21の先端の導体パター ン23(図示せず)からそのまま離脱させることができ、コネクタ本体51から 引き抜くことができる。この後、フレキシブル基板21のホルダ25の第1のロ ック部27の突起29に例えば突起物等で外力を与えて第1の被ロック部55と のロックを強制的に解除させると、フレキシブル基板21の先端を傷つけること なくコネクタ本体51から引き抜くことができる。
【0030】 本実施例においては、フレキシブル基板21にホルダ25を介してコネクタ本 体51にロックする第1のロック部27を設け、端子31を保持する端子保持体 33にコネクタ本体51にロックする第2のロック部37を設け、コネクタ本体 51にフレキシブル基板21用の下方へ弧を描く第1の通路53及び保持部53 a と、フレキシブル基板21のホルダ25の第1のロック部27に係合する第1 の被ロック部55とを設け、かつ、端子保持体33用の直線状の第2のガイド5 9と、端子保持体33の第2のロック部37に係合する第2の被ロック部61と を設け、以て、フレキシブル基板用コネクタを構成したため、少ない部品点数で フレキシブル基板21と端子31とを着脱自在に接続することができる。そして 一旦フレキシブル基板31を装着した後はこれが容易に抜けることがないように することができ、しかもフレキシブル基板21を引き抜く際にはフレキシブル基 板21の導体パターン23に傷等をつけることがないようにすることができる。 このため、フレキシブル基板21の再使用に対する信頼性が高い。
【0031】 図4は第2の実施例として用いられる基板保持体の構成を示す斜視図である。 本実施例でも第1の実施例と全く同じ構成のフレキシブル基板(以下第1のフレ キシブル基板と称する)21及びコネクタ本体51を用いるが、本実施例では端 子保持体33の代りに基板保持体101を用いる点が第1の実施例と相違する。 基板保持体101は、コネクタ本体51の第2の通路59内に挿入されるもので あり、前面(コネクタ本体51への装着側)に前方に傾斜する突起部103を備 えている。そして突起部103側で第2のフレキシブル基板105の先端を保持 し、突起部103を含む基板保持体101の上面に第2のフレキシブル基板10 5を配している。尚、第2のフレキシブル基板105の表面にも上述した第1の フレキシブル基板21の複数の導体パターン23に対応して複数の導体パターン 107が構成されている。
【0032】 また基板保持体101の両側面にはコネクタ本体51の第2の通路59へ装着 した際にロックを掛ける部材となる第2のロック部109が備えられている。第 2のロック部109は、上述と同様に、例えば根元を支点にして撓むフレーム状 の部材(基板保持体101の後面側に向けて伸長する)の中間の位置における側 面において外方へ突出する突起111を備えて構成されており、フレーム状の部 材の先端側にはつまみ113が設けられている。突起111はコネクタ本体51 の第2の被ロック部61に係合した際、基板保持体101の抜けを防止するもの であり、つまみ113は人が指でつまみ第2のロック部109のロックを解除さ せるものである。
【0033】 本実施例の作用、効果は第1の実施例の作用、効果と同様であるが、特に第1 ,第2のフレキシブル基板同志71,105を互いに傷つけることなく着脱自在 に接続することができる。そして言うまでもなく少ない部品点数で、一旦第1の フレキシブル基板71を装着した後はこれが容易に抜けることがないようにする ことができ、しかも第1のフレキシブル基板21を引き抜く際には第1のフレキ シブル基板21の導体パターン23に傷等をつけることがないようにすることが できる。このため、第1のフレキシブル基板21の再使用に対する信頼性は極め て高い。
【0034】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、端子保持体にコネクタ本体にロックするロック 部を設け、コネクタ本体にフレキシブル基板用の下方へ弧を描く第1の通路及び 保持部と、端子を保持する端子保持体用の第2の通路とを設けたため、部品点数 が少なく、かつ、一旦フレキシブル基板を装着した後はこれが抜け難く、しかも フレキシブル基板を引き抜く際にはその導体の接触部分に傷等をつけさせず、そ の信頼性を向上させることができる。
【0035】 請求項2記載の考案によれば、フレキシブル基板に、このフレキシブル基板を コネクタ本体に装着した際にロックをかけるロック部を設けたため、フレキシブ ル基板の抜け防止がより強固なものになり、端子とフレキシブル基板の先端との 電気的接続に対する信頼性がより向上する。
【0036】 請求項3記載の考案によれば、基板保持体にコネクタ本体にロックするロック 部を設け、コネクタ本体に第1のフレキシブル基板用の下方へ弧を描く第1の通 路及び係止ガイドと、第2のフレキシブル基板を保持する基板保持体用の第2の 通路とを設けたため、少ない部品点数でフレキシブル基板同士を接続させること ができ、かつ、一旦第1のフレキシブル基板を装着した後はこれが抜け難く、し かも第1のフレキシブル基板を引き抜く際にはその導体の接触部分に傷等をつけ させず、その信頼性を向上させることができる。
【0037】 請求項4記載の考案によれば、第1のフレキシブル基板に、この第1のフレキ シブル基板をコネクタ本体に装着した際にロックをかけるロック部を設けたため 、上述と同様に第1のフレキシブル基板の抜け防止がより強固なものになり、第 2のフレキシブル基板の先端と第2のフレキシブル基板の先端との電気的接続に 対する信頼性がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係わるフレキシブル基板用コ
ネクタの構成を説明する説明図である。
【図2】本実施例の端子の先端の構成を示す拡大斜視図
である。
【図3】本実施例のコネクタ本体にフレキシブル基板及
び端子保持体を順次装着する過程を示す側面視一部断面
図である。
【図4】第2の実施例として用いられる基板保持体の構
成を示す斜視図である。
【図5】従来のフレキシブル基板用コネクタの一部構成
を示す正面視断面図である。
【図6】従来のフレキシブル基板用コネクタの全体構成
を示す側面視断面図である。
【符号の説明】
51 コネクタ本体 53 第1の通路 53a 保持部 55 第1の被ロック部 59 第2の通路 61 第2の被ロック部 71 フレキシブル基板(第1のフレキシブル基板) 73 導体パターン 75 ホルダ 77 第1のロック部 79 突起 81 端子 82 ランス 83 端子保持体 87 第2のロック部 89 突起 91 つまみ 101 基板保持体 105 第2のフレキシブル基板 107 導体パターン 109 第2のロック部 111 突起 113 つまみ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブル基板の先端と端子保持体に
    保持される端子とをコネクタ本体内で接続するフレキシ
    ブル基板接続用コネクタにおいて、 前記端子保持体に、この端子保持体を前記コネクタ本体
    へ装着した際に、その装着にロックをかけるロック部を
    設け、 前記コネクタ本体に、前記フレキシブル基板の先端の外
    部からの進入をガイドし、その先端を湾曲させて下方へ
    向けさせる第1の通路と、前記第1の通路の延長上で前
    記フレキシブル基板の先端の裏面と当接する保持部とを
    設け、 かつ、前記コネクタ本体外から前記保持部に至り、前記
    端子保持体の外部からの進入をガイドし、その保持する
    端子を前記第1の通路を通過して下方へ向く前記フレキ
    シブル基板の先端の表面に当接させ、さらにその端子
    で、そのフレキシブル基板の先端を前記保持部との間で
    挟持させる第2の通路を設けた、 ことを特徴とするフレキシブル基板接続用コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記フレキシブル基板に、このフレキシ
    ブル基板を前記コネクタ本体の第1の通路に装着した際
    に、その装着にロックをかけるロック部を設けた、 ことを特徴とする請求項1記載のフレキシブル基板接続
    用コネクタ。
  3. 【請求項3】 第1のフレキシブル基板の先端と基板保
    持体に保持される第2のフレキシブル基板の先端とをコ
    ネクタ本体内で接続するフレキシブル基板接続用コネク
    タにおいて、 前記基板保持体に、この基板保持体を前記コネクタ本体
    へ装着した際に、その装着にロックをかけるロック部を
    設け、 前記コネクタ本体に、前記第1のフレキシブル基板の先
    端の外部からの進入をガイドし、その先端を湾曲させて
    下方へ向けさせる第1の通路と、前記第1の通路の延長
    上で第1のフレキシブル基板の先端の裏面と当接する保
    持部とを設け、 かつ、前記コネクタ本体外から前記保持部に至り、前記
    基板保持体の外部からの進入をガイドし、その保持する
    前記第2のフレキシブル基板の先端を前記第1の通路を
    通過して下方へ向く前記第1のフレキシブル基板の先端
    の表面に当接させ、さらに第2のフレキシブル基板の先
    端で、その第1のフレキシブル基板の先端を前記保持部
    との間で挟持させる第2の通路を設けた、 ことを特徴とするフレキシブル基板接続用コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記第1のフレキシブル基板に、この第
    1のフレキシブル基板を前記コネクタ本体の第1の通路
    に装着した際に、その装着にロックをかけるロック部を
    設けた、 ことを特徴とする請求項3記載のフレキシブル基板接続
    用コネクタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001502217A (ja) * 1996-10-11 2001-02-20 アスペクト メディカル システムズ,インク. 電気生理信号を測定する電極アレイ
JP2003100392A (ja) * 2001-09-25 2003-04-04 Kyocera Elco Corp Fpc/ffc用フローティングコネクタ

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