JP3824947B2 - コネクタの接続構造 - Google Patents

コネクタの接続構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3824947B2
JP3824947B2 JP2002060886A JP2002060886A JP3824947B2 JP 3824947 B2 JP3824947 B2 JP 3824947B2 JP 2002060886 A JP2002060886 A JP 2002060886A JP 2002060886 A JP2002060886 A JP 2002060886A JP 3824947 B2 JP3824947 B2 JP 3824947B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
holder
lever
fitting
temporarily fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002060886A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003257547A (ja
Inventor
光吉 田代
和正 坂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD. filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority to JP2002060886A priority Critical patent/JP3824947B2/ja
Publication of JP2003257547A publication Critical patent/JP2003257547A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3824947B2 publication Critical patent/JP3824947B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は雄コネクタと雌コネクタとの接続構造に関し、より詳細には低嵌合力・耐振動性に優れたコネクタの接続構造に関する。
【従来の技術】
従来から存在するコネクタの接続構造の一例として、特開2001−167853号公報に記載された構造のものがある。
【0002】
かかるコネクタは、第2コネクタを第1コネクタに嵌合していくと第2コネクタがレバー回動用突起を押圧することで発生する、係合用レバーの回転駆動力を容易に引き出すようになっている。そして、これによって第2コネクタを第1コネクタに円滑に組み付けるようになっている。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記コネクタは嵌合後に第1コネクタと係合パネルと第2コネクタとが一体となっている。そのため、一方のコネクタが例えば車両のメータに取り付けられ、他方のコネクタが車体のインストパネルに取り付けられていた場合、コネクタ嵌合後にメータとパネルとの間に相対的な振動(両者の振動差)が発生した際、この振動が直接コネクタ接続部に伝わってしまう。その結果、両コネクタの端子嵌合部に微摺動が生じこの嵌合部が磨耗して接触不良等が生じる恐れがある。
【0003】
本発明の目的はコネクタ同士が低嵌合可能であり、かつ嵌合後に上述の相対的な振動をコネクタの端子部が直接受けることのないコネクタ接続構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
本発明にかかるコネクタの接続構造は、
ホルダと、
前記ホルダ内に仮止め状態で収容された第1のコネクタと、
前記第1のコネクタに対して嵌合可能な第2のコネクタとを備え、
前記第2のコネクタは、ガイド部が形成されかつ前記第2のコネクタに対して回動自在なレバーを備え、
前記第1のコネクタは、前記ガイド部に係合可能な係合部を備え、
前記第2のコネクタを前記ホルダに挿入するに従って前記レバーを回動させるとともに前記レバーのレバー比を変化させて前記係合部と前記ガイド部との協働により前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとの嵌合力を低減すると共に、
前記第2のコネクタを前記ホルダに挿入することで前記第2のコネクタに設けた係合解除部が前記第1のコネクタと前記ホルダとの仮止め状態を解除させるコネクタの接続構造であって、
前記ホルダ内に前記第1のコネクタを仮止め状態で収容する為の仮止め係止爪が当該ホルダに備わると共に係合突起が当該第1のコネクタに備わり、かつ前記第2のコネクタの係合解除部が前記レバーと独立して当該第2のコネクタに設けられ、
かつ前記レバーが前記第2のコネクタの幅方向に互いに間隔を隔てて備わった2つのレバーからなり、前記係合解除部が前記レバー間に設けられ、
前記第2のコネクタに設けられた係合解除部が当該第2のコネクタの前記ホルダへの収容に伴って当該ホルダの仮止め係止爪を撓ませることで前記ホルダの仮止め係止爪と前記第1のコネクタの係合突起との係合を解除し、これによって前記第1のコネクタの前記ホルダ内での仮止め状態を解除するようになっている。
【0004】
記第2のコネクタを前記ホルダに挿入するに従って前記レバーを回動させるとともに前記レバーのレバー比を変化させて前記係合部と前記ガイド部との協働により前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとの嵌合力を低減するようになっている。これと共に、前記第2のコネクタを前記ホルダに挿入することで前記第2のコネクタに設けた係合解除部が前記第1のコネクタと前記ホルダとの仮止めを解除させる(両者を離脱させる)ようになっている。
【0005】
第2のコネクタをホルダに挿入するに従ってレバーのレバー比(レバーの支点部から力点部までの距離と支点部から作用点部までの距離の比)を変化させる。そして、これにより、係合部とガイド部とが協働して第1のコネクタと第2のコネクタとの嵌合力を低減する。
【0006】
これと同時に、第2のコネクタをホルダに挿入することで第2のコネクタに設けた係合解除部が第1のコネクタとホルダとの仮止め状態を解除させる。これによって、被取付部に取り付けられたホルダと第1コネクタとの相対的な振動(両者の振動差)を直接コネクタ接続部に伝えることがなく、コネクタの信頼性を高めることができる。
【0009】
ホルダ30は四角筒型の樹脂製構造を有し、ホルダ30の一側開口面には周囲にフランジ部31a,31bが二重に形成されている。このフランジ部31a,31bはホルダ30を例えば車体のインストパネル(図2のP参照)に取り付けるためのものである。また、このフランジ部31a,31bの形成された側の開口部両側面にはフランジ部31aの外側に向かってテーパ面31tが形成されている。
【0010】
さらにこの開口部の下面からは第1のコネクタ10をホルダ30に仮止めするための片持ち梁状の仮止め係止爪32(図1参照)が延在している。
【0011】
この仮止め係止爪32はホルダ30の一側開口部を固定端とし、ホルダ30の他側開口部に向かって自由端が延びている。また、自由端には凸部32aが形成されている。この凸部32aは仮止め係止爪32の可撓性を利用して第1のコネクタ10をホルダ30内に仮止め固定するためのものである。
【0012】
また、ホルダ内壁の上壁部にも前述の仮止め係止爪32と同様な仮止め係止爪33が前述の係止爪32と上下方向対称に形成されている。この仮止め係止爪33も後述する第1のコネクタ10の仮止め固定用の突起と係合して第1のコネクタ10をホルダ30内に仮止め固定するためのものである。
【0013】
さらに、ホルダ30の内壁の四隅には後述する第2のコネクタ20のレバーと協働して第2のコネクタを第1のコネクタから取り外す際にレバーを逆回転させるための凸部34が形成されている(図1中、2ヶ所のみ図示)。
【0014】
一方、ホルダ30の内壁両側面には第1のコネクタ10をホルダ30内に案内するためのガイド溝35が形成されている。このガイド溝35はホルダ30の他側開口部から或る一定距離だけホルダ30内に延在している。これによって、後述する第1のコネクタ10のスライダがこのガイド溝35に沿って進入し、当該スライダがガイド溝35の端部に当接して第1のコネクタ10の移動が制限されるようになっている。
【0015】
第1のコネクタ10は樹脂製であり、図1に示すような略直方体形状を有し、内部には複数の雌型端子を内蔵している。また、両端部に前述したスライダ15が形成されている。さらに、第1のコネクタ10の上下面には略中央部に前述したホルダ30の仮止め係止爪32,33と係合して第1のコネクタ10をホルダ30内に仮止め固定するための係合突起13,14(図1及び図3参照)が形成されている。この係合突起13,14にはホルダ30の仮止め係止爪32,33と係合し易いようにテーパ面13t,14tが形成されている。これによって、第1のコネクタ10はホルダ30のガイド溝35によってホルダ内方への動きが規制され、仮止め係止爪32,33によってホルダ外方への動きが規制されるようになっている(即ち、第1のコネクタハウジング10はホルダ30内に仮止め収容されている。)。
【0016】
また、第1のコネクタ10の上下面には両端部に嵌合ピン(係合部)16(17)が形成されている(図1では上面のピン16のみ図示)。この嵌合ピン16(17)は後述する第2のコネクタ20のレバーの嵌合ガイド溝に嵌り込んで当該レバーと協働して第2のコネクタを第1のコネクタに引き込むためのものである。この嵌合ピン16の高さは第1のコネクタ10をホルダ30に挿入する際、干渉しない程度の高さを有している。
【0017】
続いて、第2のコネクタ20について説明する。第2のコネクタ20も樹脂製であり、たとえばメータなどの計器類M(図2参照)に固定するための取付部21と、複数の雄型コネクタを内蔵するコネクタハウジング22と、コネクタハウジング22に回動可能に取り付られたレバー23,24とを有している。
【0018】
レバー23,24は端面視で四角型(側面視で角型C字状)を有し、中央部にコネクタ20と回動するための支点23a,24aをそれぞれ備え、一方の端部(基端部)には第2のコネクタ20をホルダ30に挿入する際、レバー23,24の力点として作用するテーパ部23b,24bが形成されている。また、レバー23,24の他方の端部には第1のコネクタ10の嵌合ピン16,17と協働して第2のコネクタ20を第1のコネクタ10に低嵌合させるための嵌合ガイド溝(ガイド部)23c,24cがそれぞれ形成されている。さらに、第2のコネクタ20の上下面には第2のコネクタ20をホルダ30に収容した際、ホルダ30の仮止め係止爪32,33を撓ませ、第1のコネクタ10とホルダ30との仮止めを解除する仮止め解除用凸部(係合解除部)25,26(図1では上部の凸部のみ図示)が形成されている。
【0019】
なお、レバー23,24の支点23a,24aと力点(テーパ部23b,24bにおける特定な点)間の距離L1及びレバーの支点23a,24aと作用点(嵌合ガイド溝23c,24cにおける特定な点)間の距離L2(図7(a)参照)は、後に詳細に説明するように第2のコネクタ20をホルダ30に押し込むに従ってL1が増加し、L2が減少するようになっている。すなわち、第2のコネクタ20をホルダ30に押し込むに従ってレバー比が変化する。これを利用してレバー23,24とピン16とが協働して複数の端子を備えた第1のコネクタと第2のコネクタとを低挿入力で嵌合させることができるようになっている。
【0020】
続いて、かかるコネクタ構造において第1のコネクタと第2のコネクタとの嵌合及び第1のコネクタとホルダとの仮止め解除(いわゆる「縁切り」)が同時に行われる動作について各図面に基づいて説明する。
【0021】
図2は第2のコネクタ20をホルダ30に挿入する直前の状態を示す正面図であり、図3は、図2の対応する挿入直前の側面断面図である。
【0022】
これらの図に示すように、まず最初に第1のコネクタ10をホルダ30に仮止めした状態でパネルPにホルダ30を取り付ける。続いて、メータ等の計器類Mに取り付けられた第2のコネクタ20をホルダ30の一側開口面から挿入する(図2の矢印参照)。
【0023】
この際、図2に示すように、第2のコネクタ20のレバー先端が最も幅狭の状態で挿入する。
【0024】
続いて、第2のコネクタ20をホルダ30内に挿入していくと、第1のコネクタ10のピン16が第2のコネクタ20の嵌合ガイド溝23c,24cの開口側に進入するとともに、第2のコネクタ20のレバーテーパ部23b,24bがホルダ30の一側開口面に形成されたテーパ部31tに当接する。(この当接点がこの時点におけるレバー23,24の力点部として作用する。)図4にこの状態における正面図、図5に同状態における側面断面図を示す(尚、図5以降は車体のパネルと計器盤の図示を省略する。)。
【0025】
図5から分かるように、この状態では第2のコネクタ20内の雄端子29a,29bは第1のコネクタ10内の雌端子19a,19bといまだ接触していない。
【0026】
(尚、図6以降、一方のレバー23に関してのみ図示し及び一方のレバー23に関しての説明を行うが、他方のレバー24についても同様に作用することは言うまでもない。)
続いて、正面状態を示す図6(a)及び断面側面状態を示す図6(b)から分かるように、第2のコネクタ20をホルダ30内に更に押し込むと、レバー23の力点部(テーパ部23bとホルダ30との当接部)に力が加わり、支点23aを中心としてレバー23が図中矢印で示す方向に回動を始める。この際の第2のコネクタの雄端子29a,29bと第1のコネクタの雌端子19a,19bとの関係を図6(b)に示す。この状態ではかなり両端子が接近している。
【0027】
続いて、図7(a)に示すように第2のコネクタ20をホルダ30内に更に押し込むと、レバー23が支点を中心としてさらに回動するとともに嵌合ピン16がレバー23の嵌合ガイド溝23cに更に進入する。
【0028】
また、これと同時に、図7(b)に示すように第2のコネクタ20の、係合解除用凸部のテーパ部25t,26tがホルダ30の仮止め係止爪32,33を撓ませる。
【0029】
更に第2のコネクタ20をホルダ30に押し込んでいくと、図8(a)に示すようにレバー23が更に回動するとともにピン16が嵌合ガイド溝23cの奥に更に進入する。これによってレバー23は図8(a)に示すL1とL2との距離の関係からてこの原理によりピン16が第2のコネクタ20のレバー23を引き寄せ、結果的に複数の端子を有する第2のコネクタ20を第1のコネクタ10に嵌合し易くする。
【0030】
より詳細には、図6(a)乃至図10(a)に一例として示した寸法対比から明らかなように、第2のコネクタ20をホルダ30に挿入するに従ってレバー23の支点部23aから力点部(テーパ部23bとホルダ30との当接部)までの距離が増加するとともに支点部23aから作用点部(嵌合ガイド溝23cとピン16の接触部)までの距離が減少していく。すなわち、レバー23のレバー比(レバー23の支点部23aから力点部までの距離と支点部23aから作用点部までの距離の比)を変化させてピン16と嵌合ガイド溝23cとの協働により第1のコネクタ10と第2のコネクタ20との嵌合力を低減し、両コネクタが確実に嵌合するようにしている。
【0031】
具体的には図面に示す寸法関係の場合、図6の時点のレバー低挿入力の比L1/L2に対して、図7ではこの比L1/L2は25.6%減、図8ではL1/L2は42.5%減、図9ではL1/L2は48.6%減となる。
【0032】
また、図8(b)に示すように、この状態では第2のコネクタ20の仮止め解除用凸部25,26がホルダ30の仮止め係止爪32,33を更に撓ませ、第1のコネクタ10の突起部13,14とホルダ30の仮止め係止爪32,33との係合が解除される。
【0033】
更に図9(a)に示すように第2のコネクタ20をホルダ30に押し込むと、第1のコネクタ10の嵌合ピン16は第2のコネクタ20のレバーの嵌合ガイド溝23cに殆ど入り込むと共に、図9(b)に示すように、第2のコネクタ20内の雄端子29a,29bと第1のコネクタ10内の雌端子19a,19bとが完全に係合する。
【0034】
そして、最終的には、図10(a)に示すように第1のコネクタ10のピン16が第2のコネクタ20のレバー嵌合ガイド溝23cに完全に入り込むとともに、ホルダ30のテーパ部30tとレバーのテーパ部23bが図10に示す位置関係になる。
【0035】
これと同時に、図10(b)に示すように、第1のコネクタ10はホルダ30から仮止めが完全に解除(縁切り)され、ホルダ30と一体化したパネルPと第1のコネクタ10との相対的な振動(両者の振動差)による悪影響を第1のコネクタ10及び第2のコネクタ20内の端子接続部に与えることがなくなる。
【0036】
すなわち、以上のコネクタ接続構造によってコネクタ同士が低嵌合可能となるとともに嵌合と同時に縁切りを行うことができるので、嵌合後に上述した相対的な振動をコネクタの端子部が直接受けることがなくなる。
【0037】
なお、第2のコネクタ20のレバー23の嵌合ガイド溝23cには第1のコネクタ10のピン16が奥まで完全に進入しており、かつ嵌合ガイド溝23cはコネクタ間の離脱方向とほぼ直角方向を向いているので、第1のコネクタを引っ張っても第1のコネクタは第2のコネクタから脱抜することはない。
【0038】
続いて、かかる第2のコネクタ20を第1のコネクタ10から取り外す方法について説明する。
【0039】
これは上述した工程を逆に行うことによって達成される。具体的には、図10(a)に示す第2のコネクタ20をホルダ30から徐々に引き離すと、ホルダ30内の四隅に形成された突起部34と第2のコネクタ20の嵌合ガイド溝近傍に形成されたテーパ部23yとが干渉しあう(図9(a)参照)。そして更に第2のコネクタ20をホルダ30から引き離していくと、レバー23のテーパ部23yがホルダ内の突起部34に乗り上げ、レバー23を先ほどの挿入方向とは逆方向に回転させる。即ち、テーパ部23yと突起部34との当接部が新たな力点となってレバー23を支点23aを中心として逆回転させる。
【0040】
第2のコネクタ20をホルダ30から更に引き離していくと、図8(a)に示すようにレバー23のテーパ部23yがホルダ30の突起部34に乗り上げ、次いで図7(a)に示すようにレバー23のテーパ部23yとホルダ30の突起部34が離間する。
【0041】
これに応じて、第1のコネクタ10のピン16と第2のコネクタ20のレバー嵌合ガイド溝23cとが協働してレバー23を先ほどの挿入方向とは逆方向に回動させる。そして、第2のコネクタ20をホルダ30から更に引き離すと、第1のコネクタ10のピン16は第2のコネクタ20のレバー嵌合ガイド溝23cから徐々に抜け出し、やがては完全に当該ピン16とレバー23との係合が解除される。
【0042】
一方、これらの動作と同時に第2のコネクタ20の仮止め解除用凸部25,26がホルダ30の仮止め係止爪32,33を撓ませるとともに(図8(b)参照)、第1のコネクタ10の仮止め用突起13,14がホルダ30の仮止め係止爪32,33を通過する(図7(b)参照)。第1のコネクタ10はそのスライダ15がホルダ30のガイド溝35によって動きが規制されるので、その後ホルダ30内の仮止め位置に留まる。これによって、第2のコネクタ20が第1のコネクタ10から離脱し、第1のコネクタと第2のコネクタとの脱抜動作を完了する。
【0043】
なお、上述の実施形態と異なり、嵌合ガイド溝の形成されたレバーが第2のコネクタに備わる代わりに第1のコネクタに備わり、レバーの嵌合ガイド溝に係合可能な嵌合ピンが第1のコネクタに備わる代わりに第2のコネクタに備わっていても上述の実施形態と同様な効果を奏することができる。
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明にかかるコネクタの接続構造は、第2のコネクタをホルダに挿入するに従ってレバーのレバー比(レバーの支点部から力点部までの距離と支点部から作用点部までの距離の比)を変化させる。そして、これにより係合部とガイド部とが協働して第1のコネクタと第2のコネクタとの嵌合力を低減することができる。そして、これと同時に、第2のコネクタをホルダに挿入することで第2のコネクタに設けた係合解除部が第1のコネクタとホルダとの仮止め状態を解除させることができる。これによって、被取付部に取り付けられたホルダとコネクタとの相対的な振動を直接コネクタ接続部に伝えることがなく、コネクタの信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるコネクタの接続構造を示した分解斜視図。
【図2】図1に示す第2のコネクタをホルダに挿入する前の状態を示す平面図。
【図3】図2の状態に対応する断面側面図。
【図4】図1に示す第2のコネクタをホルダに挿入し始めた状態を示す平面図。
【図5】図4の状態に対応する断面側面図。
【図6】図4に続いて第2のコネクタをホルダに挿入した状態を示す一部平面図(図6(a))及び断面側面図(図6(b))。
【図7】図6に続いて第2のコネクタをホルダに挿入した状態を示す一部平面図(図7(a))及び断面側面図(図7(b))。
【図8】図7に続いて第2のコネクタをホルダに挿入した状態を示す一部平面図(図8(a))及び断面側面図(図8(b))。
【図9】図8に続いて第2のコネクタをホルダに挿入した状態を示す一部平面図(図9(a))及び断面側面図(図9(b))。
【図10】図9に続いて第2のコネクタをホルダに挿入し、縁切りが完了した状態を示す一部平面図(図10(a))及び断面側面図(図10(b))。
【符号の説明】
1 コネクタ装置
10 第1のコネクタ
13 係合突起
13t テーパ面
14 係合突起
15 スライダ
16 嵌合ピン
19a,19b 雌端子
20 第2のコネクタ
23,24 レバー
23a,24a 支点
23b,24b テーパ部
23c,24c 嵌合ガイド溝
23y テーパ部
25,26 仮止め解除用凸部
29a,29b 雄端子
30 ホルダ
31t テーパ面
32 仮止め係止爪
32a 凸部
33 仮止め係止爪
34 凸部
35 ガイド溝

Claims (1)

  1. ホルダと、
    前記ホルダ内に仮止め状態で収容された第1のコネクタと、
    前記第1のコネクタに対して嵌合可能な第2のコネクタとを備え、
    前記第2のコネクタは、ガイド部が形成されかつ前記第2のコネクタに対して回動自在なレバーを備え、
    前記第1のコネクタは、前記ガイド部に係合可能な係合部を備え、
    前記第2のコネクタを前記ホルダに挿入するに従って前記レバーを回動させるとともに前記レバーのレバー比を変化させて前記係合部と前記ガイド部との協働により前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとの嵌合力を低減すると共に、
    前記第2のコネクタを前記ホルダに挿入することで前記第2のコネクタに設けた係合解除部が前記第1のコネクタと前記ホルダとの仮止め状態を解除させるコネクタの接続構造であって、
    前記ホルダ内に前記第1のコネクタを仮止め状態で収容する為の仮止め係止爪が当該ホルダに備わると共に係合突起が当該第1のコネクタに備わり、かつ前記第2のコネクタの係合解除部が前記レバーと独立して当該第2のコネクタに設けられ、
    かつ前記レバーが前記第2のコネクタの幅方向に互いに間隔を隔てて備わった2つのレバーからなり、前記係合解除部が前記レバー間に設けられ、
    前記第2のコネクタに設けられた係合解除部が当該第2のコネクタの前記ホルダへの収容に伴って当該ホルダの仮止め係止爪を撓ませることで前記ホルダの仮止め係止爪と前記第1のコネクタの係合突起との係合を解除し、これによって前記第1のコネクタの前記ホルダ内での仮止め状態を解除するようになったことを特徴とするコネクタの接続構造。
JP2002060886A 2002-03-06 2002-03-06 コネクタの接続構造 Expired - Fee Related JP3824947B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002060886A JP3824947B2 (ja) 2002-03-06 2002-03-06 コネクタの接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002060886A JP3824947B2 (ja) 2002-03-06 2002-03-06 コネクタの接続構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003257547A JP2003257547A (ja) 2003-09-12
JP3824947B2 true JP3824947B2 (ja) 2006-09-20

Family

ID=28670073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002060886A Expired - Fee Related JP3824947B2 (ja) 2002-03-06 2002-03-06 コネクタの接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3824947B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5413308B2 (ja) * 2010-06-08 2014-02-12 住友電装株式会社 コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003257547A (ja) 2003-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1672747B1 (en) A connector
US8221142B2 (en) Lever-type connector
US5876226A (en) Connector with cam member
JP3365315B2 (ja) コネクタ
JP3301329B2 (ja) コネクタ
US6733313B2 (en) Connector having an operable member and a connector assembly
US20010049220A1 (en) Inertial locking connector
JPH07302648A (ja) コネクタのロック結合検知構造
JPH1126077A (ja) スライド嵌合型コネクタ
JP2602717Y2 (ja) ダブルロック型コネクタ
JPH07176348A (ja) コネクタハウジング結合機構
JPH11126642A (ja) ホルダ付コネクタ
JPH11260467A (ja) コネクタ
JP3467388B2 (ja) スライド嵌合型コネクタ
JP2002246106A (ja) コネクタ装置
JP3824947B2 (ja) コネクタの接続構造
JPH1126068A (ja) スライド嵌合型コネクタ
JP2526022Y2 (ja) 端子金具の二重係止コネクタ
JP3595195B2 (ja) コネクタ支持機構
JP3923363B2 (ja) コネクタ
JP2582527Y2 (ja) 端子係止具付きコネクタ
JPH10289747A (ja) 雌型コネクタ
JPH11260468A (ja) コネクタ
JP2001110534A (ja) 端子の中継構造
JP3193271B2 (ja) コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041101

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060613

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060628

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3824947

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090707

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100707

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110707

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110707

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120707

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120707

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130707

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees