JP2003257547A - コネクタの接続構造 - Google Patents

コネクタの接続構造

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JP2003257547A
JP2003257547A JP2002060886A JP2002060886A JP2003257547A JP 2003257547 A JP2003257547 A JP 2003257547A JP 2002060886 A JP2002060886 A JP 2002060886A JP 2002060886 A JP2002060886 A JP 2002060886A JP 2003257547 A JP2003257547 A JP 2003257547A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタ同士が低嵌合可能であり、かつ嵌合
後にコネクタ被取付部とコネクタとの相対的な振動をコ
ネクタの端子部が直接受けることをなくす。 【解決手段】 ホルダ30と、これに離脱可能に収容さ
れた第1のコネクタ10と、このハウジングに対して嵌
合可能な第2のコネクタ20とを備え、第2のハウジン
グは、ガイド部の形成されたレバー23を備え、第1の
ハウジングは、ガイド部に係合可能な係合部16を備
え、第2のハウジングを第1のハウジングに嵌合させる
に応じて係合部がガイド部に沿って移動し、これによっ
て前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとの嵌
合力を低減すると共に、第2のハウジングに設けた係合
解除部25,26が第1のハウジングとホルダとの仮止
めを解除させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は雄コネクタと雌コネ
クタとの接続構造に関し、より詳細には低嵌合力・耐振
動性に優れたコネクタの接続構造に関する。
【従来の技術】従来から存在するコネクタの接続構造の
一例として、特開2001−167853号公報に記載
された構造のものがある。
【0002】かかるコネクタは、第2コネクタを第1コ
ネクタに嵌合していくと第2コネクタがレバー回動用突
起を押圧することで発生する、係合用レバーの回転駆動
力を容易に引き出すようになっている。そして、これに
よって第2コネクタを第1コネクタに円滑に組み付ける
ようになっている。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記コ
ネクタは嵌合後に第1コネクタと係合パネルと第2コネ
クタとが一体となっている。そのため、一方のコネクタ
が例えば車両のメータに取り付けられ、他方のコネクタ
が車体のインストパネルに取り付けられていた場合、コ
ネクタ嵌合後にメータとパネルとの間に相対的な振動
(両者の振動差)が発生した際、この振動が直接コネク
タ接続部に伝わってしまう。その結果、両コネクタの端
子嵌合部に微摺動が生じこの嵌合部が磨耗して接触不良
等が生じる恐れがある。
【0003】本発明の目的はコネクタ同士が低嵌合可能
であり、かつ嵌合後に上述の相対的な振動をコネクタの
端子部が直接受けることのないコネクタ接続構造を提供
することにある。
【課題を解決するための手段】本発明にかかるコネクタ
の接続構造は、ホルダと、前記ホルダ内に仮止め状態で
(離脱可能に)収容された第1のコネクタと、前記第1
のコネクタに対して嵌合可能な第2のコネクタとを備
え、前記第2のコネクタは、ガイド部が形成されかつ前
記第2のコネクタに対して回動可能なレバーを備え、前
記第1のコネクタは、前記ガイド部に係合可能な係合部
を備えている。
【0004】そして、前記第2のコネクタを前記ホルダ
に挿入するに従って前記レバーを回動させるとともに前
記レバーのレバー比を変化させて前記係合部と前記ガイ
ド部との協働により前記第1のコネクタと前記第2のコ
ネクタとの嵌合力を低減するようになっている。これと
共に、前記第2のコネクタを前記ホルダに挿入すること
で前記第2のコネクタに設けた係合解除部が前記第1の
コネクタと前記ホルダとの仮止めを解除させる(両者を
離脱させる)ようになっている。
【0005】第2のコネクタをホルダに挿入するに従っ
てレバーのレバー比(レバーの支点部から力点部までの
距離と支点部から作用点部までの距離の比)を変化させ
る。そして、これにより、係合部とガイド部とが協働し
て第1のコネクタと第2のコネクタとの嵌合力を低減す
る。
【0006】これと同時に、第2のコネクタをホルダに
挿入することで第2のコネクタに設けた係合解除部が第
1のコネクタとホルダとの仮止め状態を解除させる。こ
れによって、被取付部に取り付けられたホルダと第1コ
ネクタとの相対的な振動(両者の振動差)を直接コネク
タ接続部に伝えることがなく、コネクタの信頼性を高め
ることができる。
【0007】また、本発明の請求項2にかかるコネクタ
の接続構造は、請求項1に記載のコネクタの接続構造に
おいて、ガイド部の形成されたレバーが第2のコネクタ
に備わる代わりに第1のコネクタに備わり、ガイド部に
係合可能な係合部が第1のコネクタに備わる代わりに前
記第2のコネクタに備わっている。
【0008】かかる構造を有していても請求項1に記載
のコネクタの接続構造と同様に第1のコネクタと第2の
コネクタとの嵌合力を低減させながら、第1のコネクタ
とホルダとの仮止め状態を解除させる。これによって、
上述と同様にコネクタの信頼性を高める。
【発明の実施の形態】本発明にかかるコネクタ装置1
は、図1に示すように、ホルダ30と、ホルダ30に仮
止め状態で(離脱可能に)収容された第1のコネクタ1
0と、該第1のコネクタ10と嵌合可能な第2のコネク
タ20を備えている。
【0009】ホルダ30は四角筒型の樹脂製構造を有
し、ホルダ30の一側開口面には周囲にフランジ部31
a,31bが二重に形成されている。このフランジ部3
1a,31bはホルダ30を例えば車体のインストパネ
ル(図2のP参照)に取り付けるためのものである。ま
た、このフランジ部31a,31bの形成された側の開
口部両側面にはフランジ部31aの外側に向かってテー
パ面31tが形成されている。
【0010】さらにこの開口部の下面からは第1のコネ
クタ10をホルダ30に仮止めするための片持ち梁状の
仮止め係止爪32(図1参照)が延在している。
【0011】この仮止め係止爪32はホルダ30の一側
開口部を固定端とし、ホルダ30の他側開口部に向かっ
て自由端が延びている。また、自由端には凸部32aが
形成されている。この凸部32aは仮止め係止爪32の
可撓性を利用して第1のコネクタ10をホルダ30内に
仮止め固定するためのものである。
【0012】また、ホルダ内壁の上壁部にも前述の仮止
め係止爪32と同様な仮止め係止爪33が前述の係止爪
32と上下方向対称に形成されている。この仮止め係止
爪33も後述する第1のコネクタ10の仮止め固定用の
突起と係合して第1のコネクタ10をホルダ30内に仮
止め固定するためのものである。
【0013】さらに、ホルダ30の内壁の四隅には後述
する第2のコネクタ20のレバーと協働して第2のコネ
クタを第1のコネクタから取り外す際にレバーを逆回転
させるための凸部34が形成されている(図1中、2ヶ
所のみ図示)。
【0014】一方、ホルダ30の内壁両側面には第1の
コネクタ10をホルダ30内に案内するためのガイド溝
35が形成されている。このガイド溝35はホルダ30
の他側開口部から或る一定距離だけホルダ30内に延在
している。これによって、後述する第1のコネクタ10
のスライダがこのガイド溝35に沿って進入し、当該ス
ライダがガイド溝35の端部に当接して第1のコネクタ
10の移動が制限されるようになっている。
【0015】第1のコネクタ10は樹脂製であり、図1
に示すような略直方体形状を有し、内部には複数の雌型
端子を内蔵している。また、両端部に前述したスライダ
15が形成されている。さらに、第1のコネクタ10の
上下面には略中央部に前述したホルダ30の仮止め係止
爪32,33と係合して第1のコネクタ10をホルダ3
0内に仮止め固定するための係合突起13,14(図1
及び図3参照)が形成されている。この係合突起13,
14にはホルダ30の仮止め係止爪32,33と係合し
易いようにテーパ面13t,14tが形成されている。
これによって、第1のコネクタ10はホルダ30のガイ
ド溝35によってホルダ内方への動きが規制され、仮止
め係止爪32,33によってホルダ外方への動きが規制
されるようになっている(即ち、第1のコネクタハウジ
ング10はホルダ30内に仮止め収容されている。)。
【0016】また、第1のコネクタ10の上下面には両
端部に嵌合ピン(係合部)16(17)が形成されてい
る(図1では上面のピン16のみ図示)。この嵌合ピン
16(17)は後述する第2のコネクタ20のレバーの
嵌合ガイド溝に嵌り込んで当該レバーと協働して第2の
コネクタを第1のコネクタに引き込むためのものであ
る。この嵌合ピン16の高さは第1のコネクタ10をホ
ルダ30に挿入する際、干渉しない程度の高さを有して
いる。
【0017】続いて、第2のコネクタ20について説明
する。第2のコネクタ20も樹脂製であり、たとえばメ
ータなどの計器類M(図2参照)に固定するための取付
部21と、複数の雄型コネクタを内蔵するコネクタハウ
ジング22と、コネクタハウジング22に回動可能に取
り付られたレバー23,24とを有している。
【0018】レバー23,24は端面視で四角型(側面
視で角型C字状)を有し、中央部にコネクタ20と回動
するための支点23a,24aをそれぞれ備え、一方の
端部(基端部)には第2のコネクタ20をホルダ30に
挿入する際、レバー23,24の力点として作用するテ
ーパ部23b,24bが形成されている。また、レバー
23,24の他方の端部には第1のコネクタ10の嵌合
ピン16,17と協働して第2のコネクタ20を第1の
コネクタ10に低嵌合させるための嵌合ガイド溝(ガイ
ド部)23c,24cがそれぞれ形成されている。さら
に、第2のコネクタ20の上下面には第2のコネクタ2
0をホルダ30に収容した際、ホルダ30の仮止め係止
爪32,33を撓ませ、第1のコネクタ10とホルダ3
0との仮止めを解除する仮止め解除用凸部(係合解除
部)25,26(図1では上部の凸部のみ図示)が形成
されている。
【0019】なお、レバー23,24の支点23a,2
4aと力点(テーパ部23b,24bにおける特定な
点)間の距離L1及びレバーの支点23a,24aと作
用点(嵌合ガイド溝23c,24cにおける特定な点)
間の距離L2(図7(a)参照)は、後に詳細に説明す
るように第2のコネクタ20をホルダ30に押し込むに
従ってL1が増加し、L2が減少するようになってい
る。すなわち、第2のコネクタ20をホルダ30に押し
込むに従ってレバー比が変化する。これを利用してレバ
ー23,24とピン16とが協働して複数の端子を備え
た第1のコネクタと第2のコネクタとを低挿入力で嵌合
させることができるようになっている。
【0020】続いて、かかるコネクタ構造において第1
のコネクタと第2のコネクタとの嵌合及び第1のコネク
タとホルダとの仮止め解除(いわゆる「縁切り」)が同
時に行われる動作について各図面に基づいて説明する。
【0021】図2は第2のコネクタ20をホルダ30に
挿入する直前の状態を示す正面図であり、図3は、図2
の対応する挿入直前の側面断面図である。
【0022】これらの図に示すように、まず最初に第1
のコネクタ10をホルダ30に仮止めした状態でパネル
Pにホルダ30を取り付ける。続いて、メータ等の計器
類Mに取り付けられた第2のコネクタ20をホルダ30
の一側開口面から挿入する(図2の矢印参照)。
【0023】この際、図2に示すように、第2のコネク
タ20のレバー先端が最も幅狭の状態で挿入する。
【0024】続いて、第2のコネクタ20をホルダ30
内に挿入していくと、第1のコネクタ10のピン16が
第2のコネクタ20の嵌合ガイド溝23c,24cの開
口側に進入するとともに、第2のコネクタ20のレバー
テーパ部23b,24bがホルダ30の一側開口面に形
成されたテーパ部31tに当接する。(この当接点がこ
の時点におけるレバー23,24の力点部として作用す
る。)図4にこの状態における正面図、図5に同状態に
おける側面断面図を示す(尚、図5以降は車体のパネル
と計器盤の図示を省略する。)。
【0025】図5から分かるように、この状態では第2
のコネクタ20内の雄端子29a,29bは第1のコネ
クタ10内の雌端子19a,19bといまだ接触してい
ない。
【0026】(尚、図6以降、一方のレバー23に関し
てのみ図示し及び一方のレバー23に関しての説明を行
うが、他方のレバー24についても同様に作用すること
は言うまでもない。)続いて、正面状態を示す図6
(a)及び断面側面状態を示す図6(b)から分かるよ
うに、第2のコネクタ20をホルダ30内に更に押し込
むと、レバー23の力点部(テーパ部23bとホルダ3
0との当接部)に力が加わり、支点23aを中心として
レバー23が図中矢印で示す方向に回動を始める。この
際の第2のコネクタの雄端子29a,29bと第1のコ
ネクタの雌端子19a,19bとの関係を図6(b)に
示す。この状態ではかなり両端子が接近している。
【0027】続いて、図7(a)に示すように第2のコ
ネクタ20をホルダ30内に更に押し込むと、レバー2
3が支点を中心としてさらに回動するとともに嵌合ピン
16がレバー23の嵌合ガイド溝23cに更に進入す
る。
【0028】また、これと同時に、図7(b)に示すよ
うに第2のコネクタ20の、係合解除用凸部のテーパ部
25t,26tがホルダ30の仮止め係止爪32,33
を撓ませる。
【0029】更に第2のコネクタ20をホルダ30に押
し込んでいくと、図8(a)に示すようにレバー23が
更に回動するとともにピン16が嵌合ガイド溝23cの
奥に更に進入する。これによってレバー23は図8
(a)に示すL1とL2との距離の関係からてこの原理
によりピン16が第2のコネクタ20のレバー23を引
き寄せ、結果的に複数の端子を有する第2のコネクタ2
0を第1のコネクタ10に嵌合し易くする。
【0030】より詳細には、図6(a)乃至図10
(a)に一例として示した寸法対比から明らかなよう
に、第2のコネクタ20をホルダ30に挿入するに従っ
てレバー23の支点部23aから力点部(テーパ部23
bとホルダ30との当接部)までの距離が増加するとと
もに支点部23aから作用点部(嵌合ガイド溝23cと
ピン16の接触部)までの距離が減少していく。すなわ
ち、レバー23のレバー比(レバー23の支点部23a
から力点部までの距離と支点部23aから作用点部まで
の距離の比)を変化させてピン16と嵌合ガイド溝23
cとの協働により第1のコネクタ10と第2のコネクタ
20との嵌合力を低減し、両コネクタが確実に嵌合する
ようにしている。
【0031】具体的には図面に示す寸法関係の場合、図
6の時点のレバー低挿入力の比L1/L2に対して、図
7ではこの比L1/L2は25.6%減、図8ではL1
/L2は42.5%減、図9ではL1/L2は48.6
%減となる。
【0032】また、図8(b)に示すように、この状態
では第2のコネクタ20の仮止め解除用凸部25,26
がホルダ30の仮止め係止爪32,33を更に撓ませ、
第1のコネクタ10の突起部13,14とホルダ30の
仮止め係止爪32,33との係合が解除される。
【0033】更に図9(a)に示すように第2のコネク
タ20をホルダ30に押し込むと、第1のコネクタ10
の嵌合ピン16は第2のコネクタ20のレバーの嵌合ガ
イド溝23cに殆ど入り込むと共に、図9(b)に示す
ように、第2のコネクタ20内の雄端子29a,29b
と第1のコネクタ10内の雌端子19a,19bとが完
全に係合する。
【0034】そして、最終的には、図10(a)に示す
ように第1のコネクタ10のピン16が第2のコネクタ
20のレバー嵌合ガイド溝23cに完全に入り込むとと
もに、ホルダ30のテーパ部30tとレバーのテーパ部
23bが図10に示す位置関係になる。
【0035】これと同時に、図10(b)に示すよう
に、第1のコネクタ10はホルダ30から仮止めが完全
に解除(縁切り)され、ホルダ30と一体化したパネル
Pと第1のコネクタ10との相対的な振動(両者の振動
差)による悪影響を第1のコネクタ10及び第2のコネ
クタ20内の端子接続部に与えることがなくなる。
【0036】すなわち、以上のコネクタ接続構造によっ
てコネクタ同士が低嵌合可能となるとともに嵌合と同時
に縁切りを行うことができるので、嵌合後に上述した相
対的な振動をコネクタの端子部が直接受けることがなく
なる。
【0037】なお、第2のコネクタ20のレバー23の
嵌合ガイド溝23cには第1のコネクタ10のピン16
が奥まで完全に進入しており、かつ嵌合ガイド溝23c
はコネクタ間の離脱方向とほぼ直角方向を向いているの
で、第1のコネクタを引っ張っても第1のコネクタは第
2のコネクタから脱抜することはない。
【0038】続いて、かかる第2のコネクタ20を第1
のコネクタ10から取り外す方法について説明する。
【0039】これは上述した工程を逆に行うことによっ
て達成される。具体的には、図10(a)に示す第2の
コネクタ20をホルダ30から徐々に引き離すと、ホル
ダ30内の四隅に形成された突起部34と第2のコネク
タ20の嵌合ガイド溝近傍に形成されたテーパ部23y
とが干渉しあう(図9(a)参照)。そして更に第2の
コネクタ20をホルダ30から引き離していくと、レバ
ー23のテーパ部23yがホルダ内の突起部34に乗り
上げ、レバー23を先ほどの挿入方向とは逆方向に回転
させる。即ち、テーパ部23yと突起部34との当接部
が新たな力点となってレバー23を支点23aを中心と
して逆回転させる。
【0040】第2のコネクタ20をホルダ30から更に
引き離していくと、図8(a)に示すようにレバー23
のテーパ部23yがホルダ30の突起部34に乗り上
げ、次いで図7(a)に示すようにレバー23のテーパ
部23yとホルダ30の突起部34が離間する。
【0041】これに応じて、第1のコネクタ10のピン
16と第2のコネクタ20のレバー嵌合ガイド溝23c
とが協働してレバー23を先ほどの挿入方向とは逆方向
に回動させる。そして、第2のコネクタ20をホルダ3
0から更に引き離すと、第1のコネクタ10のピン16
は第2のコネクタ20のレバー嵌合ガイド溝23cから
徐々に抜け出し、やがては完全に当該ピン16とレバー
23との係合が解除される。
【0042】一方、これらの動作と同時に第2のコネク
タ20の仮止め解除用凸部25,26がホルダ30の仮
止め係止爪32,33を撓ませるとともに(図8(b)
参照)、第1のコネクタ10の仮止め用突起13,14
がホルダ30の仮止め係止爪32,33を通過する(図
7(b)参照)。第1のコネクタ10はそのスライダ1
5がホルダ30のガイド溝35によって動きが規制され
るので、その後ホルダ30内の仮止め位置に留まる。こ
れによって、第2のコネクタ20が第1のコネクタ10
から離脱し、第1のコネクタと第2のコネクタとの脱抜
動作を完了する。
【0043】なお、上述の実施形態と異なり、嵌合ガイ
ド溝の形成されたレバーが第2のコネクタに備わる代わ
りに第1のコネクタに備わり、レバーの嵌合ガイド溝に
係合可能な嵌合ピンが第1のコネクタに備わる代わりに
第2のコネクタに備わっていても上述の実施形態と同様
な効果を奏することができる。
【発明の効果】以上、説明したように、本発明にかかる
コネクタの接続構造は、第2のコネクタをホルダに挿入
するに従ってレバーのレバー比(レバーの支点部から力
点部までの距離と支点部から作用点部までの距離の比)
を変化させる。そして、これにより係合部とガイド部と
が協働して第1のコネクタと第2のコネクタとの嵌合力
を低減することができる。そして、これと同時に、第2
のコネクタをホルダに挿入することで第2のコネクタに
設けた係合解除部が第1のコネクタとホルダとの仮止め
状態を解除させることができる。これによって、被取付
部に取り付けられたホルダとコネクタとの相対的な振動
を直接コネクタ接続部に伝えることがなく、コネクタの
信頼性を高めることができる。
【0044】また、請求項2に記載のコネクタの接続構
造についても、同様に第1のコネクタと第2のコネクタ
との嵌合力を低減させながら、第1のコネクタとホルダ
との仮止め状態を解除させることができる。これによっ
て、上述と同様にコネクタの信頼性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるコネクタの接続構
造を示した分解斜視図。
【図2】図1に示す第2のコネクタをホルダに挿入する
前の状態を示す平面図。
【図3】図2の状態に対応する断面側面図。
【図4】図1に示す第2のコネクタをホルダに挿入し始
めた状態を示す平面図。
【図5】図4の状態に対応する断面側面図。
【図6】図4に続いて第2のコネクタをホルダに挿入し
た状態を示す一部平面図(図6(a))及び断面側面図
(図6(b))。
【図7】図6に続いて第2のコネクタをホルダに挿入し
た状態を示す一部平面図(図7(a))及び断面側面図
(図7(b))。
【図8】図7に続いて第2のコネクタをホルダに挿入し
た状態を示す一部平面図(図8(a))及び断面側面図
(図8(b))。
【図9】図8に続いて第2のコネクタをホルダに挿入し
た状態を示す一部平面図(図9(a))及び断面側面図
(図9(b))。
【図10】図9に続いて第2のコネクタをホルダに挿入
し、縁切りが完了した状態を示す一部平面図(図10
(a))及び断面側面図(図10(b))。
【符号の説明】
1 コネクタ装置 10 第1のコネクタ 13 係合突起 13t テーパ面 14 係合突起 15 スライダ 16 嵌合ピン 19a,19b 雌端子 20 第2のコネクタ 23,24 レバー 23a,24a 支点 23b,24b テーパ部 23c,24c 嵌合ガイド溝 23y テーパ部 25,26 仮止め解除用凸部 29a,29b 雄端子 30 ホルダ 31t テーパ面 32 仮止め係止爪 32a 凸部 33 仮止め係止爪 34 凸部 35 ガイド溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダと、 前記ホルダ内に仮止め状態で収容された第1のコネクタ
    と、 前記第1のコネクタに対して嵌合可能な第2のコネクタ
    とを備え、 前記第2のコネクタは、ガイド部が形成されかつ前記第
    2のコネクタに対して回動自在なレバーを備え、 前記第1のコネクタは、前記ガイド部に係合可能な係合
    部を備え、 前記第2のコネクタを前記ホルダに挿入するに従って前
    記レバーを回動させるとともに前記レバーのレバー比を
    変化させて前記係合部と前記ガイド部との協働により前
    記第1のコネクタと前記第2のコネクタとの嵌合力を低
    減すると共に、 前記第2のコネクタを前記ホルダに挿入することで前記
    第2のコネクタに設けた係合解除部が前記第1のコネク
    タと前記ホルダとの仮止め状態を解除させることを特徴
    とするコネクタの接続構造。
  2. 【請求項2】 ガイド部の形成されたレバーが前記第2
    のコネクタに備わる代わりに前記第1のコネクタに備わ
    り、前記ガイド部に係合可能な係合部が前記第1のコネ
    クタに備わる代わりに前記第2のコネクタに備わってい
    ることを特徴とする、請求項1に記載のコネクタの接続
    構造。
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