JPH0741977Y2 - バタフライ弁の芯出し装置 - Google Patents

バタフライ弁の芯出し装置

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JPH0741977Y2
JPH0741977Y2 JP1988152440U JP15244088U JPH0741977Y2 JP H0741977 Y2 JPH0741977 Y2 JP H0741977Y2 JP 1988152440 U JP1988152440 U JP 1988152440U JP 15244088 U JP15244088 U JP 15244088U JP H0741977 Y2 JPH0741977 Y2 JP H0741977Y2
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JP
Japan
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butterfly valve
valve
valve body
centering
tape
Prior art date
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Application number
JP1988152440U
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English (en)
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JPH0272879U (ja
Inventor
悦治 笠原
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Kitz Corp
Original Assignee
Kitz Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、水、油、ガス等を輸送する配管に装着して、
これらの流体の流れを開閉したり、流量を調整したりす
るバタフライ弁を配管内の一対の管フランジに挟持して
装着する時に、バタフライ弁を正しい位置に容易に装着
するためのバタフライ弁の芯出し装置に関するものであ
る。
(従来の技術) バタフライ弁を配管内の一対の管フランジの間に挟持し
て装着する時、バタフライ弁の流路の中心線が管フラン
ジの中心線と一致しないと、バタフライ弁の弁本体が配
管内の抵抗体となり、また、バタフライ弁付近の流体の
夾雑物が滞留し、時にはバタフライ弁の弁板の回転運動
を阻害するなどの不都合を生ずる。
このような不都合の発生を防止するために、第4図
(a)及び(b)に示したように、バタフライ弁21の弁
本体22に外側に張り出した翼部23を設け、この翼部23に
バタフライ弁21を挟持する一対の管フランジを締め付け
るボルトに係止させる凹溝24又はこのボルトを通す貫通
孔25を設け、これによってバタフライ弁の流路の中心線
を管フランジの中心線に一致させることが広く行なわれ
ている。
しかし、このような翼部23を設けたためにバタフライ弁
が高価になる。また、バタフライ弁は、一般に、例えば
5Kフランジ、10Kフランジに共用するなど、複数のフラ
ンジに共用する場合が多いので、これに適合するよう
に、凹溝24や貫通孔25を複雑な形状にしなければなら
ず、このため、弁本体22の製造が厄介になり、バタフラ
イ弁が一層高価になる。
このように弁本体に翼部を設けることに変わるものとし
て、実公昭59-11245号公報及び実開昭56-72685号公報に
記載された、管フランジ用締付けボルトを挿通するブッ
シュ(チョウ形弁の芯出し部材)がある。
しかし、このようなブッシュにボルトを挿入して、一対
の管フランジの間にバタフライ弁を挟持して装着する作
業は、かなり熟練を要する厄介な作業である。
また、複数のフランジに対応するためには、ボルト穴径
と隙間を満足するものをそれぞれ作る必要がある。
また、実開昭63-119981号公報又は実開昭61-13074号公
報に記載されたバタフライ弁の弁本体の外周面に装着又
は突出させる芯出し装置があるが、これは複雑な形状を
しており、高価にならざるを得ない。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、バタフライ弁を一対の管フランジの管に挟持
して装着する場合のバタフライ弁の芯出しに関し、次に
掲げる課題を解決しようとするものである。
(1) バタフライ弁を一対の管フランジの間に挟持し
て装着する場合に、バタフライ弁の流路の中心線と管フ
ランジの中心線とが一致せず、バタフライ弁の弁本体が
配管内の抵抗体となり、バタフライ弁付近に流体の夾雑
物が滞留し、時にはバタフライ弁の弁板の回転運動を阻
害する。
(2) 弁本体に翼部を設けて芯出しを行なうと、バタ
フライ弁が高価になる。
(3) 管フランジの締め付けボルトが挿通するブッシ
ュを装着すると、組み付け作業が非常に難事である。
(4) バタフライ弁の弁本体の外周面に装着する従来
の芯出し装置は高価である。
(5) 特に、実開昭61-13074号公報に示されたもの
は、芯出部をシートリングと一体に成形したもので、し
かも、当該シートリングのサイズに合致したバタフライ
バルブにしか適用できないため、経済性の点において課
題を有している。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上述の課題を解決するために、次のように構
成した。
即ち、円筒形の弁本体の内部に円板状の弁板を開閉自在
に設けたバタフライ弁において、上記した弁本体の外周
面に、ゴム等の弾性部材又は軟質プラスチックからなる
芯出帯状テープを取替可能に接着又は貼着し、この芯出
帯状テープの厚さは、バタフライ弁を一対の管フランジ
の間の正規位置に挟持して装着した際に、該一対の管フ
ランジを締め付けるボルトと弁本体の外周面との間の隙
間にほぼ等しく、この芯出帯状テープの幅は、弁本体の
外周面の幅以下であり、この芯出帯状テープの長さが少
なくとも2本以上の前記ボルトに接する長さであるか又
は少なくとも2本以上の前記ボルトに接するように複数
個に分割されている構成とした。
(作用) 本考案のバタフライ弁の芯出帯状テープをバタフライ弁
の弁本体の外周面に接着又は貼着すると、この帯状テー
プの厚さはバタフライ弁を一対の管フランジの間の正規
位置に挟持して装着した時の一対の管フランジを締め付
けるボルトと弁本体との間の隙間にほぼ等しく、帯状テ
ープの長さは少なくとも2本以上のボルトに接する長さ
であるか又は少なくとも2本以上のボルトに接するよう
に複数個に分割されているので、一対の管フランジの間
に挟持して装着した時に、特別の調芯作業を行なわなく
ても、バタフライ弁の流路の中心線が管フランジの中心
線と一致し、作業が極めて容易である。
また、この芯出帯状テープを接着又は貼着する弁本体の
外周面の位置は、例えば水平配管にバタフライ弁を装着
する場合には弁本体の下方外周面というように、バタフ
ライ弁を一対の管フランジの間に挿入した時に、バタフ
ライ弁の重量を主として支える少なくとも2本のボルト
の接する位置にするのが好ましい。
また、この帯状テープの幅は弁本体の幅以下であるの
で、バタフライ弁を管フランジの管に挟持して締め付け
る場合、この帯状テープが邪魔して締め付け不良になる
ことがない。
更に、この帯状テープはゴム等の弾性材料又は軟質プラ
スチックからなるので、この帯状テープの寸法誤差は勿
論のこと、バタフライ弁及び管フランジの寸法誤差を歪
みや内部応力をほとんど発生させることなく吸収するこ
とができ、しかも、ボデーの共用化が容易になる。
また、同一バルブを異なる圧力の管フランジの間に装着
する時には、それに相当するそれぞれの厚さの芯出帯状
テープを用いるだけでよい。
この帯状テープの弁本体に接着又は貼着する面に予め接
着剤又は貼着剤を付けておくと、接着又は貼着作業が容
易であり、特に、貼着剤を付けたものは、管フランジの
呼び圧力を変更した場合に、芯出帯状テープの取替えが
容易である。
(実施例) 以下に、本考案の実施例を図面に従って説明する。
第1図は、本考案のバタフライ弁の芯出帯状テープを接
着又は貼着したバタフライ弁の一実施例を示す斜視図で
あり、第2図は、第1図に示したバタフライ弁の正面図
である(第2図では、管フランジ及びボルトを破線で示
してある)。また、第3図は、第1図及び第2図に示し
たバタフライ弁を一対の管フランジの間に挟持しボルト
で締め付けて装着した状態を示す側面図である。
第1図乃至第3図において、1はバタフライ弁、2は一
対の管フランジ、3はバタフライ弁の弁本体、3aは弁本
体3の外周面、4は弁本体3の外周面3aに接着又は貼着
するゴム等の弾性材料又は軟質プラスチックからなるほ
ぼ帯状のバタフライ弁の芯出帯状テープであり、5は一
対の管フランジ2を締め付けるボルトである。
図中6はバタフライ弁の弁板、7はバタフライ弁のステ
ム、3bは弁本体3に駆動装置(図示せず)を取り付ける
フランジ部であり、8は配管である。
上記芯出帯状テープ4の厚さtは、バタフライ弁1を一
対の管フランジ2の間の正規位置に挟持して装置した時
の一対の管フランジ2を締め付けるボルト5と弁本体3
との間の隙間cにほぼ等しく、芯出帯状テープ4の長さ
lは、少なくとも2本以上のボルト5に接する長さであ
るか又は少なくとも2本以上のボルト5に接するように
複数個に分割されているので、一対の管フランジの間に
挟持して装着した時に、特別の調芯作業を行なわなくて
も、バタフライ弁1の流路の中心線が管フランジの中心
線と一致する。
この芯出帯状テープ4を接着又は貼着する弁本体3の外
周面3a上の位置は、例えば水平配管にバタフライ弁1を
装着する場合には弁本体3の下方外周面3というよう
に、バタフライ弁1を一対の管フランジ2の間に挿入し
た時に、バタフライ弁1の重量を主として支える少なく
とも2本のボルト(第2図及び第3図が水平配管に装着
した状態を示し、ステム7が上方に突き出ているとする
と、5a及び5bの2本のボルト)に接する位置にする。
また、この芯出帯状テープ4の幅ωは、弁本体の幅W以
下であるので、バタフライ弁1を管フランジ2の間に挟
持して締め付ける場合、芯出帯状テープ4が邪魔して締
め付け不良になることがない。
更に、この芯出帯状テープ4はゴム等の弾性材料又は軟
質プラスチックからなるので、この芯出帯状テープ4の
寸法誤差は勿論のこと、バタフライ弁1及び管フランジ
2の寸法誤差も歪みや内部応力をほとんど発生させるこ
となく、吸収することができる。
また、同一バルブを異なった呼び圧力の管フランジの間
に装着する時に、それに相当するそれぞれの厚さtの芯
出帯状テープを用いればよい。
この芯出帯状テープ4の弁本体3に接着又は貼着する面
に予め接着剤又は貼着剤を付けておくと、接着又は貼着
作業が容易であり、特に、貼着剤を付けたものは、管フ
ランジ2の呼び圧力を変更した場合に、芯出帯状テープ
4を取替えるのが容易である。
(考案の効果) 本考案のバタフライ弁の芯出し装置によれば、次のよう
な効果が得られる。
(1) バタフライ弁を一対の管フランジの間に挟持し
て装着した場合に、バタフライ弁の流路の中心線と管フ
ランジの中心線とが特別の調芯作業を行なわなくても一
致するので、バタフライ弁の弁本体が配管の抵抗となら
ず、バタフライ弁付近に流体の夾雑物が滞留したり、バ
タフライ弁の弁板の回転運動を阻害することがない。
(2) 従来のような芯出し装置に比較して、著しく安
価である。
(3) バタフライ弁への組み付け作業が極めて容易で
ある。
(4) 芯出帯状テープを弁本体の外周面に適宜に貼り
替えることができるため、各複数サイズのバタフライ弁
に対応可能で、しかも、各種規格の異なるフランジに組
み替えることが極めて容易であり、本考案における芯出
し装置は、経済性にも又実用的価値にも極めて優れてい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のバタフライ弁の芯出帯状テープを接着
したバタフライ弁の一実施例を示す斜視図、第2図は第
1図に示したバタフライ弁の正面図、第3図は第1図及
び第2図に示したバタフライ弁を一対の管フランジの間
に挟持しボルトで締め付けて装着した状態を示す側面図
であり、また、第4図(a)は弁本体に翼部を設け、こ
の翼部にボルトに係止する凹溝を設けた従来のバタフラ
イ弁を示す正面図、第4図(b)は翼部にボルトを通す
貫通孔を設けた従来のバタフライ弁を示す正面図であ
る。 1……バタフライ弁、2……管フランジ 3……弁本体、3a……弁本体の外周面 4……芯出帯状テープ、5……ボルト t……厚さ、c……隙間 l……長さ、ω……幅(芯出帯状テープ) W……幅(弁本体)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒形の弁本体の内部に円板状の弁板を開
    閉自在に設けたバタフライ弁において、上記した弁本体
    の外周面に、ゴム等の弾性部材又は軟質プラスチックか
    らなる芯出帯状テープを取替可能に接着又は貼着し、こ
    の芯出帯状テープの厚さは、バタフライ弁を一対の管フ
    ランジの間の正規位置に挟持して装着した際に、該一対
    の管フランジを締め付けるボルトと弁本体の外周面との
    間の隙間にほぼ等しく、この芯出帯状テープの幅は、弁
    本体の外周面の幅以下であり、この芯出帯状テープの長
    さが少なくとも2本以上の前記ボルトに接する長さであ
    るか又は少なくとも2本以上の前記ボルトに接するよう
    に複数個に分割されていることを特徴とするバタフライ
    弁の芯出し装置。
JP1988152440U 1988-11-25 1988-11-25 バタフライ弁の芯出し装置 Expired - Lifetime JPH0741977Y2 (ja)

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JPH0272879U JPH0272879U (ja) 1990-06-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6113074U (ja) * 1984-06-29 1986-01-25 株式会社 巴技術研究所 ちよう形弁の芯出装置

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JPH0272879U (ja) 1990-06-04

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