JPH0741946U - 多極回路遮断器 - Google Patents

多極回路遮断器

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JPH0741946U
JPH0741946U JP6817393U JP6817393U JPH0741946U JP H0741946 U JPH0741946 U JP H0741946U JP 6817393 U JP6817393 U JP 6817393U JP 6817393 U JP6817393 U JP 6817393U JP H0741946 U JPH0741946 U JP H0741946U
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JP
Japan
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circuit breaker
casing
pole
heat
heat dissipation
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JP6817393U
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English (en)
Inventor
昭彦 平尾
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 他の極の熱の影響を受けにくくして熱動式過
電流検知素子の調整作業が容易になる多極回路遮断器の
提供。 【構成】 絶縁材料よりなるケーシング1 に、極毎に熱
動式過電流検知素子22を有した遮断器機構部M を複数個
並設収納してなる多極回路遮断器において、ケーシング
より熱伝導率の大きい材料にて、対向脚片6a,6a と連結
片6bにて大略コ字状をなす放熱プレート6 を形成し、そ
の対向脚片6a,6a を遮断器機構部M,M 間に介在させると
ともに、その連結片6bをケーシング1 外に露出させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、熱動式過電流検知素子を有した多極回路遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な回路遮断器として、図5に示すように、ケーシング1 内に、手動操作 により接点開閉を行うハンドル3 、ハンドル3 による手動操作や異常検出手段に よるトリップ動作によって接点が開閉する開閉接点手段21、熱動式過電流検知素 子22を含む異常検出手段23等を主要構成部材とした遮断器機構部M 等を収納する ものが存在する。この熱動式過電流検知素子22は、通常バイメタルが用いられる 。そして、複数の極を開閉可能とする多極回路遮断器は、極毎に熱動式過電流検 知素子22を有した遮断器機構部M を複数個並設収納している。そのため、極毎の 熱動式過電流検知素子22は、他の極の熱の影響を受けて遮断動作が所定通りに行 えないことがある。従って、多極回路遮断器にあっては、他の極の熱の影響を考 慮して面倒な熱動式過電流検知素子22の調整作業を必要としていた。この傾向は 、極数が増える程、中央よりの極において著しいものとなる。
【0003】 また、このような極毎の熱動式過電流検知素子22が、他の極の熱の影響を受け にくくするために、図6に示すように、多極回路遮断器の極間に隙間24を設け、 通気によって極間の熱伝達を防止しようとするものも提案されている(特開昭5 7−50735)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、従来の多極回路遮断器は、隣の極の熱の影響を考慮して面倒 な熱動式過電流検知素子22の調整作業を必要としている。また、中央寄りの極の 温度上昇が大きいために、それらの間隔を大きくすると回路遮断器全体の大型化 を招くこととなる。さらに、特開昭57−50735の構成では、回路遮断器の 取付方向によっては、極間の通気が悪くなり隙間の効果が薄れる場合があった。
【0005】 本考案は、上記事由に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、他の極 の熱の影響を受けにくくして熱動式過電流検知素子の調整作業が容易になる多極 回路遮断器を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するために請求項1記載の多極回路遮断器は、絶縁材料より なるケーシングに、極毎に熱動式過電流検知素子を有した遮断器機構部を複数個 並設収納してなる多極回路遮断器において、前記ケーシングより熱伝導率の大き い材料にて形成された放熱プレートを、前記遮断器機構部間に介在させるととも に、その一部をケーシング外に露出させた構成としている。
【0007】 また、請求項2記載の多極回路遮断器は、請求項1記載の放熱プレートのケー シング外に露出した一部を、回路遮断器の取付面に当接する当接部として形成し た構成としている。
【0008】 また、請求項3記載の多極回路遮断器は、請求項1又は2記載の放熱プレート を、対向脚片と連結片にて大略コ字状に形成し、連結片がケーシング外に露出す るよう配設した構成としている。
【0009】
【作用】
請求項1記載の構成によれば、各極で発生する熱が放熱プレートを通じて外部 に放出されて他の極へは殆ど影響しないものとなる。
【0010】 請求項2記載の構成によれば、請求項1の作用を奏するうえに、放熱プレート が回路遮断器の取付面に当接することにより、外部への放熱がより円滑に行われ る。
【0011】 請求項3記載の構成によれば、請求項1又は2の作用を奏するうえに、放熱プ レートと回路遮断器の取付面との接触面積が増加し、外部への放熱がより一層円 滑に行われる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の第1実施例を図1に基づいて説明する。図1は、3極が一体と なった3極回路遮断器の取付面側より見た斜視図である。なお、従来のものと同 じ箇所には同じ符号を付してある。
【0013】 1 はケーシングであり、3極分の遮断器機構部を収納配設するべく熱硬化性樹 脂等の絶縁材料により形成される。ケーシング1 の内部には、手動操作により接 点開閉を行う操作部が突出したハンドル3 、ハンドル3 による手動操作や図示し ていない異常検出手段によるトリップ動作によって接点が開閉する開閉接点手段 、熱動式過電流検知素子を含む異常検出手段等を主要構成部材とした3極分の遮 断器機構部 (実質的には従来の技術にて説明したものと同様のもの) 等が収納さ れる。従って、熱動式過電流検知素子も、複数個並設した状態となる。
【0014】 ケーシング1 の表面1aの両側には、3極分の電源側及び負荷側の端子部2,2,… が設けてある。ケーシング1 の裏面1bには、3極分の遮断器機構部にまたがる面 積を有した一定深さ (例えば、後述する放熱プレートと略同等厚さ) の凹所4 が 形成してある。さらに、この凹所4 には、並設される遮断器機構部の中間付近に 位置した2個のスリット5、5 が形成してある。
【0015】 6 は放熱プレートであり、ケーシング1 より熱伝導率の大きな金属等の材料に より、対向脚片6a,6a と連結片6bを有した大略コ字状に形成されている。この連 結片6bは、前述した凹所4 よりやや小さい程度の平面積を有する。放熱プレート 6 は、その対向脚片6a,6a がケーシング1 のスリット5、5 に挿入され、連結片6b が凹所4 に嵌まり込んだ状態で適宜の手段により固定される。この場合、対向脚 片6a,6a は、少なくとも並設している遮断器機構部の熱動式過電流検知素子と側 面的に重合するようその長さを設定する。
【0016】 これにより、対向脚片6a,6a は並設された遮断器機構部間に介在し、連結片6b はケーシング1 の外部に露出した状態となる。ケーシング1 の裏面1bは、回路遮 断器を図外取付部材に取り付ける際にその取付面への当接面となるが、この実施 例では、連結片6bの表面も取付面への当接面となる。
【0017】 かかる3極回路遮断器は、各極の遮断器機構部に電流が流れて熱が発生したと き、その熱は遮断器機構部間に介在する放熱プレート6 の対向脚片6a,6a 、連結 片6bに伝わり、連結片6bから外部に放出される。その結果、遮断器機構部の熱動 式過電流検知素子は、他の極の熱について殆ど影響を受けないものとなる。この 連結片6bの表面が取付面への当接面になっている場合、放熱効果はさらに増大す ることとなる。
【0018】 次に、本考案の第2実施例を図2及び図3に基づいて説明する。この実施例は 、1極毎に独立した回路遮断器を積層して3極回路遮断器を構成している。
【0019】 この3極回路遮断器は、各極に遮断器機構部を収納した3個の第1、第2及び 第3のケーシング7、8、9 を平行的に連結して構成される。第2ケーシング8 の両 側面には、少なくとも並設している遮断器機構部の熱動式過電流検知素子と側面 的に重合する面積を有した一定深さの凹所8a,8a が設けられている。また、第1 ケーシング7 と第3ケーシング9 の第2ケーシング8 側の側面にも、前述したと 同様の凹所7a,9a が設けられており、さらに凹所7a,9a の上端近傍に係止凹部10、 10 が形成されている。
【0020】 6 は放熱プレートであり、ケーシング1 より熱伝導率の大きな金属等の材料に より、対向脚片6a,6a と連結片6bにて大略コ字状に形成されている。この対向脚 片6a,6a は、その平面形状が凹所8a,8a よりやや小さく、その内法は凹所8a,8a の底面間の長さに略等しく設定してある。また、その厚さは、対面する2個の凹 所7a,8a 及び9a,8a の深さの和と略同等となるように設定してある。さらに、こ の対向脚片6a,6a の端部近傍の外側には、前述の凹所7a,9a の係止凹部10、10 に 嵌合する係止突起11、11 が設けられている。
【0021】 この3極回路遮断器は、次のように組み立てる。まず、第2ケーシング8 の凹 所8a,8a に放熱プレート6 の対向脚片6a,6a が一致するように放熱プレート6 を 取付面側より挿入する。その後、第1および第3ケーシング7、9 を、その凹所7a ,9a の係止凹部10、10 が、放熱プレート6 の係止突起11、11 と嵌合するように接 合し、第1、第2、第3ケーシング7、8、9 を一体化する。なお、各ケーシング7、 8、9 と放熱プレート6 の固定は、各ケーシング7、8、9 に設けられた連結穴12、12, …にリベット13、13,…を貫通させてかしめることにより実現できる。また、放熱 プレート6 の連結片6bは、3極回路遮断器を取付部材14に取り付けたとき、その 表面が取付部材14の取付面に当接する。
【0022】 かかる3極回路遮断器は、各極の遮断器機構部に電流が流れて熱が発生したと き、その熱はケーシング7、8、9 を介して放熱プレート6 の対向脚片6a,6a に伝わ り、さらに連結片6bから取付部材14に放出される。その結果、このものも、遮断 器機構部の熱動式過電流検知素子は他の極の熱について殆ど影響を受けないもの となる。
【0023】 また、本実施例のものの温度上昇を測定した結果、次のような測定値を得た。 測定は、電源側端子と負荷側端子の中央の極について、従来のものと本実施例の ものを比較するように行った。それによると、従来のものの電源側端子48.6 ℃、負荷側端子58.3℃であるのに対し、本実施例のものは電源側端子47. 0℃、負荷側端子55.0℃であった。また、熱動式過電流検知素子は図5に示 すように負荷側に設けているが、この表によると負荷側のほうが温度の低減が大 きく、熱動式過電流検知素子の調整が少なくて済むことがわかる。
【0024】 次に、本考案の第3実施例を図4に基づいて説明する。この実施例も、1極毎 に独立した回路遮断器を積層して3極回路遮断器を構成している。
【0025】 第2ケーシング8 の両側面及び第1、第3ケーシング7、9 の第2ケーシング8 に面する側面には、取付面側が狭くなった大略T字状の第2の凹所15a,15b,15c, 15d が設けられている。放熱プレート6、6 は、これも大略T字状の平板であり、 放熱プレート6、6 の引っ掛かり部6cが第2の凹所15a,15b,15c,15d の第2の突起 6dに係止することにより、放熱プレート6 の抜け落ちを防止している。さらに、 放熱プレート6 の取付面側の端部6eは第1、第2、第3ケーシング7、8、9 の取付 面端部より突出している。
【0026】
【考案の効果】
請求項1記載の多極回路遮断器は、各極で発生する熱が放熱プレートを通じて 外部に放出されて他の極へは殆ど影響しないものとなり、熱動式過電流検知素子 の調整作業が容易になる。
【0027】 請求項2記載の多極回路遮断器は、請求項1の作用効果を奏するうえに、放熱 プレートが回路遮断器の取付面に当接することにより、外部への放熱がより円滑 に行われる。
【0028】 請求項3記載の多極回路遮断器は、請求項1又は2の作用効果を奏するうえに 、放熱プレートと回路遮断器の取付面との接触面積が増加し、外部への放熱がよ り一層円滑に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の第2実施例を示す分解斜視図である。
【図3】その正面図である。
【図4】本考案の第3実施例を示す分解斜視図である。
【図5】従来例の要部側面図である。
【図6】その正面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 端子部 3 ハンドル 4 凹所 5 スリット 6 放熱プレート 7 第1ケーシング 8 第2ケーシング 9 第3ケーシング 10 係止凹部 11 係止突起 12 連結穴 13 リベット 14 取付部材 15 第2の凹所 21 開閉接点手段 22 熱動式過電流検知手段 23 異常検出手段 24 隙間

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁材料よりなるケーシングに、極毎に
    熱動式過電流検知素子を有した遮断器機構部を複数個並
    設収納してなる多極回路遮断器において、 前記ケーシングより熱伝導率の大きい材料にて形成され
    た放熱プレートを、前記遮断器機構部間に介在させると
    ともに、その一部をケーシング外に露出させたことを特
    徴とする多極回路遮断器。
  2. 【請求項2】 前記放熱プレートのケーシング外に露出
    した一部は、回路遮断器の取付面に当接する当接部とし
    て形成されてなる請求項1記載の多極回路遮断器。
  3. 【請求項3】 前記放熱プレートは、対向脚片と連結片
    にて大略コ字状に形成され、連結片がケーシング外に露
    出するよう配設されてなる請求項1又は2記載の多極回
    路遮断器。
JP6817393U 1993-12-21 1993-12-21 多極回路遮断器 Pending JPH0741946U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001071750A1 (fr) * 2000-03-17 2001-09-27 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Disjoncteur
JP2006338886A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Kyokuto Denki Kk ブレーカユニット
JP2007311183A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Mitsubishi Electric Corp 回路遮断器

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