JP2506486Y2 - 回路遮断器の過電流引外し装置 - Google Patents

回路遮断器の過電流引外し装置

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JP2506486Y2
JP2506486Y2 JP7980089U JP7980089U JP2506486Y2 JP 2506486 Y2 JP2506486 Y2 JP 2506486Y2 JP 7980089 U JP7980089 U JP 7980089U JP 7980089 U JP7980089 U JP 7980089U JP 2506486 Y2 JP2506486 Y2 JP 2506486Y2
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armature
heater
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heater assembly
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誠 鵜沼
淳 小山
直司 内田
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、配線用遮断器などに組み込まれる熱動−
電磁形の過電流引外し装置に関する。
【従来の技術】
第4図は従来の過電流引外し装置を示す分解斜視図
で、1はL形の導体からなるヒータ2にコ字形の固定マ
グネット3とバイメタル4とがリベット5で一体に固着
されたヒータ組立体、6は固定マグネット5に対向する
ように両側の腕6a,6aが回路遮断器のケース7の受溝7a
に嵌め込まれて回動可能に支持されるアーマチュアであ
る。アーマチュア6のばね掛穴6bと固定マグネット3の
ばね掛フック3aには復帰スプリング8の両端が掛けら
れ、アーマチュア6はこの復帰スプリング8に付勢され
て先端が図示しないストッパに当接した定位置に保持さ
れる。ヒータ組立体1はヒータ2のL曲げ部2aでケース
7の底部にねじ止めされる。
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような過電流引外し装置をケース1に
装着するには、従来はまず、ヒータ組立体1をケース7
にねじで固定し、次いでアーマチュア6をケース7に挿
入し、その後に復帰スプリング8をアーマチュア6とヒ
ータ組立体1との間に取り付けるようにしている。 しかしながら、ヒータ組立体1をケース7に固定した
後、このケース7内の狭いスペースの中でアーマチュア
6及び復帰スプリング8を順次組み付けるという作業は
大変に面倒で時間がかかるという問題があった。 この考案は、ヒータ組立体とアーマチュアとの間に予
め復帰スプリングを取り付けておき、これらをひとまと
めにしてケースに組み込めるようにして組立作業を容易
にした回路遮断器の過電流引外し装置を提供することを
目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案は、L形の導体
からなるヒータに固定マグネットとバイメタルとが一体
に固着され前記ヒータのL曲げ部で回路遮断器のケース
にねじ止めされるヒータ組立体と、前記固定マグネット
に対向するように両側の腕が前記ケースの受溝に嵌め込
まれて回動可能に支持されるアーマチュアと、このアー
マチュアと前記固定マグネットとの間に掛け渡される復
帰スプリングとからなる回路遮断器の過電流引外し装置
において、前記ヒータのL曲げ部先端に凹部を設けると
ともに、前記アーマチュアの先端にこの凹部に入り込め
る凸部を設け、この凸部を前記凹部に差し込み、前記ア
ーマチュアと前記固定マグネットとの間に前記復帰スプ
リングを掛け渡して前記アーマチュアを前記ヒータ組立
体に保持させ、このヒータ組立体を前記アーマチュアの
前記両腕を前記受溝に位置合わせして前記ケースに押し
込んでねじ止めすることにより、前記アーマチュアは前
記凸部が前記ヒータの前記凹部から抜け出すとともに先
端が前記ケースのストッパに当接して本来の取付位置に
納まるように構成するものである。
【作用】
ヒータL曲げ部先端の凹部にアーマチュア先端の凸部
を差し込み、アーマチュアとヒータ組立体との間に復帰
スプリングを取り付ければ、アーマチュアは復帰スプリ
ングによりヒータ組立体側に引きつけられて保持され
る。そこで、そのままの状態でケースに組み込めば、ケ
ース内でアーマチュアや復帰スプリングを組み付ける必
要がなくなる。
【実施例】
以下、第1図〜第3図に基づいてこの発明の実施例を
説明する。ここで、第1図は過電流引外し装置の要部の
分解斜視図、第2図(A)は第1図の過電流引外し装置
の組立状態における平面図、第2図(B)はその側面
図、第3図は第1図の過電流引外し装置を組み込んだ回
路遮断器(配線用遮断器)の縦断面図である。なお、従
来例と同一部分には同一の符号を付け説明を省略する。 第1図及び第2図において、ヒータ2におけるL曲げ
部2aの先端には凹部9が両側から切り欠き形成され、こ
れに対応してアーマチュア6の先端両側にはこの凹部9
にゆるく入り込める凸部10が一体に形成されている。 そこで、過電流引外し装置のケース7への組み込みに
際して、まずケース7の外でアーマチュア6の凸部10を
L曲げ部2aの凹部9に差し込み、アーマチュア6のばね
掛穴6bと固定マグネット3のばね掛フック3aとの間に復
帰スプリング8を掛け渡す。これにより、アーマチュア
6は復帰スプリング8により凸部10を支点にしてヒータ
組立体1側に引きつけられ、第2図に示す状態でヒータ
組立体1に保持される。ここで、第2図の11は回路遮断
器の負荷側の端子板、また12はヒータ2と端子板11とを
接続するリード線である。 このような状態の過電流引外し装置をケース7に組み
込むには、全体をひとまとめにしてケース7に挿入し、
アーマチュア6の腕6aとケース7の受溝7aとの位置合わ
せを行い、ヒータ組立体1をケース7の底部に向かって
押し込む。これにより、アーマチュア6は腕6aがケース
7の受溝7aに引掛かって凸部10がL曲げ部2aの凹部9か
ら抜け出し、同時に先端がケース7の底部のストッパ13
(第1図)に当接して本来の取付位置に納まる。その
後、第3図に示すように、L曲げ部2aのねじ穴14(第1
図)にケース7の裏側からねじ15をねじ込んでヒータ組
立体1を固定する。 第3図において、端子板11、リード線12、ヒータ2、
接続導体16、リード線17、可動接触子18、固定接触子1
9、電源側の端子板20の経路で過負荷電流が流れると、
ヒータ2の発熱でバイメタル4が図の左方向に湾曲す
る。このバイメタル4は先端の押棒21を介してクロスバ
ー22を押し、回路遮断器をトリップさせる。また、ヒー
タ2に更に大きい短絡電流が流れると、固定マグネット
3はアーマチュア6を吸引して反時計方向に回動させ
る。これにより、アーマチュア6は先端の操作片6c(第
1図、第2図)でクロスバー22を押して同様に回路遮断
器をトリップさせる。 以上述べた通り、図示構成によれば、ヒータL曲げ部
2aの凹部9にアーマチュア6の凸部10を差し込み、アー
マチュア6とヒータ組立体1との間に復帰スプリング8
を取り付けることにより過電流引外し装置全体をひとま
とめにしてケース1に組み込めるので、狭いケース7の
中で面倒な作業を行う必要がなくなる。
【考案の効果】
この考案によれば、ケースの外で組み立てた過電流引
外し装置をそのままケース内に組み込むことができるの
で、狭いケースの中での面倒な作業がなくなって作業時
間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の要部の分解斜視図、第2図
(A)は第1図の過電流引外し装置の組立状態の平面
図、第2図(B)はその側面図、第3図は第1図の過電
流引外し装置を組み込んだ回路遮断器の縦断面図、第4
図は従来例の要部の分解斜視図である。 1…ヒータ組立体、2…ヒータ、2a…L曲げ部、3…固
定マグネット、4…バイメタル、6…アーマチュア、7
…ケース、8…復帰スプリング、9…凹部、10…凸部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】L形の導体からなるヒータに固定マグネッ
    トとバイメタルとが一体に固着され前記ヒータのL曲げ
    部で回路遮断器のケースにねじ止めされるヒータ組立体
    と、前記固定マグネットに対向するように両側の腕が前
    記ケースの受溝に嵌め込まれて回動可能に支持されるア
    ーマチュアと、このアーマチュアと前記固定マグネット
    との間に掛け渡される復帰スプリングとからなる回路遮
    断器の過電流引外し装置において、前記ヒータのL曲げ
    部先端に凹部を設けるとともに、前記アーマチュアの先
    端にこの凹部に入り込める凸部を設け、この凸部を前記
    凹部に差し込み、前記アーマチュアと前記固定マグネッ
    トとの間に前記復帰スプリングを掛け渡して前記アーマ
    チュアを前記ヒータ組立体に保持させ、このヒータ組立
    体を前記アーマチュアの前記両腕を前記受溝に位置合わ
    せして前記ケースに押し込んでねじ止めすることによ
    り、前記アーマチュアは前記凸部が前記ヒータの前記凹
    部から抜け出すとともに先端が前記ケースのストッパに
    当接して本来の取付位置に納まるように構成したことを
    特徴とする回路遮断器の過電流引外し装置。
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JPH0319236U JPH0319236U (ja) 1991-02-26
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WO2009122584A1 (ja) * 2008-04-04 2009-10-08 三菱電機株式会社 回路遮断器の短絡電流検出装置
JP5595225B2 (ja) * 2010-10-29 2014-09-24 三菱電機株式会社 回路遮断器
KR20120004922U (ko) * 2010-12-28 2012-07-06 엘에스산전 주식회사 배선용 차단기의 바이메탈 조립체
EP2801995B1 (en) * 2012-01-06 2016-09-28 Mitsubishi Electric Corporation Circuit breaker

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