JPH0512981A - 回路遮断器の過電流引外し装置 - Google Patents

回路遮断器の過電流引外し装置

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Publication number
JPH0512981A
JPH0512981A JP19063091A JP19063091A JPH0512981A JP H0512981 A JPH0512981 A JP H0512981A JP 19063091 A JP19063091 A JP 19063091A JP 19063091 A JP19063091 A JP 19063091A JP H0512981 A JPH0512981 A JP H0512981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
armature
circuit breaker
support member
return spring
Prior art date
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Pending
Application number
JP19063091A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Miura
三浦  正夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Publication of JPH0512981A publication Critical patent/JPH0512981A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アーマチュアの回路遮断器ケースへの組み込み
を容易にするとともに、相間絶縁処理を簡単にする。 【構成】アーマチュア7と回路遮断器ケース8との間に
支持部材13を設け、これらの間に復帰ばね10を掛け
渡してユニット化した後、ケース8に組み込む構成とす
る。これにより、復帰ばね10をケース8の外で行える
ようになり、復帰ばねの一端を固定マグネット2に掛け
合わせるためにケース8内で面倒な作業を行う必要がな
くなる。また、アーマチュア7は固定マグネット2から
切り離されているので充電部とならず、相間の絶縁処理
が簡単となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、配線用遮断器や漏電
遮断器などの回路遮断器に組み込まれる過電流引外し装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の過電流引外し装置を備えた
回路遮断器の要部縦断面図で、1は電流通路となるヒー
タ導体、2はこのヒータ導体1を囲むように取り付けら
れた横断面コ字形の固定マグネットで、固定マグネット
2はバイメタル3と重ねてヒータ導体1にリベット4で
かしめ付けられている。ヒータ導体1の一端は接続導体
5を介して図示しない可動接触子に接続され、他端は負
荷側端子6に接続されている。
【0003】7は固定マグネット2と向き合うアーマチ
ュアで、両側に一体形成された腕7aが回路遮断器のケ
ース8の溝9に挿入されて回動自在に支持されている。
アーマチュア7と固定マグネット2との間には引張ばね
からなる復帰ばね10が掛け渡されており、アーマチュ
ア7は図の時計方向に付勢されて下端接極部がケース8
のストッパ11に当接し、図示定位置に保持されてい
る。12は回路遮断器の引外し機構の一部を構成するト
リップクロスバーで、その腕12aにバイメタル3及び
アーマチュア7の上端操作部が対向している。
【0004】ここで、ヒータ導体1を過負荷電流が流れ
ると、ジュール熱によりバイメタル3が湾曲して上端操
作部でトリップクロスバー12の腕12aを押す。これ
により回路遮断器の開閉機構の鎖錠が解かれて可動接触
子が開離する。また、ヒータ導体1を短絡電流のような
大電流が流れると、アーマチュア7が固定マグネット2
に吸引されて上端操作部でトリップクロスバー12の腕
12aを押し、同様に可動接触子の開離が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような構成におい
て、過電流引外し装置をケース1に装着するには、従来
はまず固定マグネット2及びバイメタル3が取り付けら
れたヒータ導体1をケース8に固定し、次いでアーマチ
ュア7をケース8に挿入し、その後に復帰ばね10をア
ーマチュア7と固定マグネット2の間に取り付けてい
た。しかしながら、ヒータ導体1をケース1に固定した
後、このケース1内の狭いスペースの中でアーマチュア
7及び復帰ばね10を順次組み付けるという作業は非常
に面倒で時間がかかるという問題があった。
【0006】また、従来構成においては、アーマチュア
7が充電部である固定マグネット2に復帰ばね10を介
してつながっているため、アーマチュア7の腕7aの相
間の絶縁に配慮する必要があり、特に大電流遮断後の絶
縁抵抗は遮断時に発生するアークガスや金属粉の影響で
低下しやすいことを考慮して相間の空隙及び沿面距離を
確保しようとすると、ケースの幅寸法がどうしても大き
くならざるを得ないという問題があった。この発明は、
ケースへの組み込みを容易とするとともに、アーマチュ
アの相間絶縁を簡単にした回路遮断器の過電流引外し装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、アーマチュ
ア及び復帰ばねを固定マグネットとは別のユニットとし
てケースに組み込む構成とすることにより上記目的を達
成するものである。すなわち、この発明は、アーマチュ
アとその支持部材とを回動自在に組み合わせるととも
に、これらの間に復帰ばねを掛け渡してユニットを形成
し、このユニットを前記支持部材を介して回路遮断器の
ケースに固定するものとする。支持部材はケースの溝に
挿入し、カバーで押さえて固定するのがよい。また、支
持部材をケースの溝に圧入すれば、ケースとの間の遊び
がなくなりアーマチュアの位置決め精度が向上する。
【0007】
【作用】アーマチュアとケースとの間に支持部材を介在
させ、この支持部材とアーマチュアとを復帰ばねを掛け
渡してユニット化した後、ケースに組み込む構成とする
ことにより、復帰ばねの装着をケース外で行えるように
なり、ケース内での面倒な作業がなくなる。また、アー
マチュアは固定マグネットから完全に分離しているので
充電部とならず、相間の絶縁処理が簡単となる。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図5に基づいてこの発明の実施
例を説明する。ここで、図1は側面図、図2はその平面
図、図3の(A)は図1における支持部材の平面図、
(B)はその側面図、図4は図3(A)のIV−IV線に沿
う断面図、図5は支持部材の別の実施例の平面図であ
る。なお、従来例と対応する部分には同一の符号を用い
るものとする。図1〜図4において、ヒータ導体1には
固定マグネット2とバイメタル3とがリベット4でかし
め付けられ、ヒータ導体1の一端は可動接触子に至る接
続導体5に、また他端は負荷側端子6にそれぞれ接続さ
れている。
【0009】固定マグネット2と向き合うアーマチュア
7は支持部材13に回動自在に支持され、支持部材13
はケース8に固定されている。アーマチュア7と支持部
材13との間には左右2本の復帰ばね10が掛け渡さ
れ、これにより図の時計方向に付勢されたアーマチュア
7は下端接極部の背面がケース8と一体のストッパ11
に当接して図示位置に保持されている。トリップクロス
バー12には過電流引外し装置の操作力を受ける腕が1
2a及び12bの2つあり、バイメタル3は腕12aを
押し、アーマチュア7は突起7bで腕12bを押すよう
になっている。トリップクロスバー12は固定マグネッ
ト2との間に掛け渡された戻しばね14により図の反時
計方向に付勢され、図示位置に保持されている。
【0010】ここで、支持部材13は、図3に示すよう
に短冊形の板片で、金属又はプラスチックで構成されて
いる。支持部材13の両端には方形の窓穴15があけら
れることにより、その前方に軸部13aが形成され、か
つ軸部13aの前縁は図4に示すように円弧状に丸めら
れている。また、支持部材13には窓穴15の内側に位
置して、復帰ばね10の一端が掛けられる2つの穴16
があけられている。一方、く字状の平板であるアーマチ
ュア7は上端に左右一対の腕7aが折り曲げ形成されて
おり、かつこの腕7aの上端面には支点溝17が切り欠
き形成されている。また、ケース8のカバー18との合
わせ面には支持部材13の両端が挿入される受け溝19
が設けられ、更にカバー18の受け溝19に対応する部
分には支持部材13の両端を押さえる突起20が設けら
れている。
【0011】アーマチュア7をケース8に組み込むに
は、アーマチュア7の支点溝17に支持部材13の軸部
13aを挿入するようにしてこれらを組み合わせ、更に
復帰ばね10の一端を支持部材13の穴16に掛け合わ
せ、また他端をアーマチュア7のく字曲げ部付近に設け
られた図示しない穴に掛け合わせる。これにより、アー
マチュア7と支持部材13とは復帰ばね10のばね力に
より互いに引き寄せられ、支点溝17の後部壁(図1の
右側壁)が軸部13aの背面に突き当たった状態でユニ
ットとして一体化される。
【0012】次いで、上記ユニットをケース8に挿入
し、アーマチュア7の下端接極部をストッパ11に押し
当てつつ支持部材13の両端をケース8の受け溝19に
嵌め込む。これにより、復帰ばね10がやや引き伸ばさ
れて支点溝17の後部壁は軸部13aの背面から離れた
図示取付位置に収まる。その後、カバー18を突起20
を受け溝19に挿入しつつケース8に装着することによ
り、支持部材13は突起20でケース8に押さえ付けら
れて固定される。
【0013】このような構成において、回路遮断器を大
電流が通過すると復帰ばね10に抗してアーマチュア7
が固定マグネット2に吸引されるが、このアーマチュア
7は支点溝17の前部壁(図1の左側壁)と軸部13a
の前縁円弧面との当接点を支点にして回動し、突起7b
でトリップクロスバー12の腕12bを押して、可動接
触子を開離させる。なお、過負荷状態ではバイメタル3
が湾曲してトリップクロスバー12の腕12aを押す。
【0014】図示構成によれば、復帰ばね10はケース
1の外でアーマチュア7と支持部材13との間に装着さ
れ固定マグネット2とは無関係となるので、狭いケース
1の中で面倒な組み付け作業を行う必要がなくなる。ま
た、アーマチュア7は充電部となる固定マグネット2か
ら電気的に完全に切り離されているので非充電部とな
り、相間の絶縁処理が簡単となる。
【0015】図5は支持部材13の両端部分を角状にし
てケース8に弾性的に圧入できるようにしたもので、こ
のような構成によれば支持部材13と受け溝19との間
の遊びが完全になくなり、アーマチュア7の回動支点と
なる軸部13aの位置が正確になって、過電流引外し装
置の動作特性が安定する。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、ケースの外でアーマ
チュアの復帰ばねの装着ができるので作業が容易となっ
て組立工数が節減でき、またアーマチュアが非充電部と
なるのでその相間絶縁処理が簡単となり回路遮断器のケ
ースを小形化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】(A)は図1における支持部材の平面図、
(B)はその側面図である。
【図4】図3(A)のIV−IV線に沿う断面図でる。
【図5】支持部材の別の実施例の平面図である。
【図6】従来の過電流引外し装置を備えた回路遮断器の
要部縦断面図である。
【符号の説明】
2 固定マグネット 7 アーマチュア 8 ケース 9 復帰ばね 13 支持部材 18 カバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路遮断器の電流通路を囲んで取り付けら
    れる固定マグネットと、この固定マグネットと向かい合
    って回動自在に支持され、常時は復帰ばねによって定位
    置に保持されるアーマチュアとを備えた回路遮断器の過
    電流引外し装置において、アーマチュアとその支持部材
    とを回動自在に組み合わせるとともに、これらの間に復
    帰ばねを掛け渡してユニットを形成し、このユニットを
    前記支持部材を介して回路遮断器のケースに固定したこ
    とを特徴とする回路遮断器の過電流引外し装置。
  2. 【請求項2】支持部材をケースの溝に挿入し、この支持
    部材をカバーで押さえて固定したことを特徴とする請求
    項1記載の回路遮断器の過電流引外し装置。
  3. 【請求項3】支持部材をケースの溝に圧入したことを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の回路遮断器の過電
    流引外し装置。
JP19063091A 1991-07-04 1991-07-04 回路遮断器の過電流引外し装置 Pending JPH0512981A (ja)

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JP19063091A JPH0512981A (ja) 1991-07-04 1991-07-04 回路遮断器の過電流引外し装置

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JP19063091A JPH0512981A (ja) 1991-07-04 1991-07-04 回路遮断器の過電流引外し装置

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JPH0512981A true JPH0512981A (ja) 1993-01-22

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JP19063091A Pending JPH0512981A (ja) 1991-07-04 1991-07-04 回路遮断器の過電流引外し装置

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JP (1) JPH0512981A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5722882A (en) * 1994-10-28 1998-03-03 Kabushiki Kaisha Tec Automatic coin discharge apparatus
KR20160084574A (ko) * 2015-01-05 2016-07-14 엘에스산전 주식회사 배선용 차단기의 순시트립장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5722882A (en) * 1994-10-28 1998-03-03 Kabushiki Kaisha Tec Automatic coin discharge apparatus
KR20160084574A (ko) * 2015-01-05 2016-07-14 엘에스산전 주식회사 배선용 차단기의 순시트립장치
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