JPH0741618B2 - 樹脂金型の開閉装置 - Google Patents

樹脂金型の開閉装置

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JPH0741618B2
JPH0741618B2 JP24294889A JP24294889A JPH0741618B2 JP H0741618 B2 JPH0741618 B2 JP H0741618B2 JP 24294889 A JP24294889 A JP 24294889A JP 24294889 A JP24294889 A JP 24294889A JP H0741618 B2 JPH0741618 B2 JP H0741618B2
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JP
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mounting plate
slider
opening
hydraulic cylinder
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敏照 安藤
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Pacific Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、射出成形用樹脂金型の内部を清掃したり、研
磨したりする際のメンテナンス作業を行いやすいように
するための樹脂金型の開閉装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、重い金型を研磨したり清掃したりする場合には、
第4図に示す如く、成形機で使用されているままの状
態、即ちコアー側とキャビティ側が横向きに抱き合った
状態にて金型(1)をクレーン(2)で吊り上げ、所定
の作業台まで移動(第4図a)させるとともに、その位
置にて一旦金型(1)の立て起こし(第4図b)を行
い、さらにこの位置にて金型の下面が作業台下面から10
cm程離れるようにクレーンにて吊り上げ、この状態にて
ハンマーやたたき治具を使用して金型を上下に分離(第
4図c)させ、その後クレーンに吊り下げられた一方の
金型を横方向にずらすとともにその金型を180度反転
(第4図d)させて作業台上に載せてからメンテナンス
作業を行っていた。
また、金型のメンテナンス作業を行い易くする装置とし
ては、第5図に示すような金型仕上げ装置(特開昭62-2
75531号)があった。この金型仕上げ装置は、C型フレ
ーム(3)の開口部(4)に設けられている第1金型取
付盤(5)と第2金型取付盤(6)に雄雌の金型(1)
(1)を取付け、主油圧シリンダ(7)により両金型を
機械的に引き離し、その後、前記金型取付盤(5)と
(6)を第1油圧シリンダ(8)および第2油圧シリン
ダ(9)によって逆ハの字状に傾斜させると共に両金型
を作業者側に傾けるように金型を前方に立て起こして、
あたかも本を見開いたように前記金型(1)(1)を配
置させるものである。
[発明が解決しようとする課題] しかし、ハンマー等でたたく手作業の場合は、手間がか
かり能率が悪いうえ、危険が伴うという欠点があった。
また、第5図に示した金型仕上げ装置の場合は、一旦前
記の金型取付盤(5)(6)に金型(1)(1)を取付
けてしまえば、主油圧シリンダ(7)により左方の金型
が機械的に引き離されるととうものの、前記金型取付盤
(5)(6)に金型を取付にはボルトを使用して行うも
のであるから極めて作業性がわるく、また、装置の駆動
方式も油圧シリンダーを使用しているため、構造が複雑
でコストも高いものとなっていた。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本願第1の発明に係る樹脂
金型の開閉装置は、横長状のベット(10)のほぼ中央部
に昇降自在なテーブル(13)を設け、このテーブル(1
3)の一側部のベッド(10)上には、0〜90°の角度に
て左方向に倒れるようにしたキャビティ取付板(14)を
設け、前記テーブル(13)の他の側部側には、駆動モー
タ(20)と親ねじ(21)にて金型の開閉(左右)方向に
移動可能とした第1スライダー(19)を設け、この第1
スライダー(19)のベット上面に設けたレール上には、
2本のレバー(26a)、(26b)と油圧シリンダー(26
c)とで構成するトグル機構を備えた第2スライダーの
駆動装置(26)により、一端部にコア取付板(24)を垂
直に固着してなる第2スライダー(23)を金型の開閉
(左右)方向に移動可能に設け、前記キャビティ取付板
(14)とコアー取付板(24)の前方部分と後方部分にク
ランパースライド用のT溝(15)(15)…を設け、この
T溝内に各々手動にて前後方向に移動可能としたエアシ
リンダー(17)により作動する金型のクランプ装置(1
6)を設けたことを特徴とするものである。
また、第2の発明は、前記キャビティ取付板(14)側に
設けた位置決め用突部(28)と、この突部(28)の前方
に配置させた油圧シリンダー(27)とからなる位置決め
装置(29)を設けたものである。
また、第3の発明は、キャビティ取付板(14)およびコ
ア取付板(24)の側面から見た中央下部に、金型の下面
に設けられた凹溝(1a)に対応させて金型の位置決め用
の突部(30)を設けたものである。
[作用] 本発明は、コアー側の駆動部をモータと親ねじによって
作動する第1スライダー(19)により、移動間隔すなわ
ち、金型の開き度合いを大きくし、また、2本のレバー
(26a)、(26b)と油圧シリンダー(26c)とで構成す
るトグル機構を備えた第2スライダー(23)の駆動装置
(26)により、金型を開く時に必要な強力な力が得られ
る。そして、油圧シリンダーのみの駆動方式では装置が
大型化してコストも高くなるが、本発明では2つの駆動
方式を組合わせたことにより従来のものに比べて駆動部
が安価に製造できる。また、各々の金型取付板(14)、
(24)に、独立して手動により前後方向に移動可能な金
型クランプ装置(16)を設けることにより、射出成形用
の樹脂金型の取付板への着脱が極めて容易である。
[実施例] 以下、図面を参照して説明すると、第1〜3図は、本発
明に係る装置を示したもので、 (10)は横長状のベットであり、このベットのほぼ中央
部には、エアシリンダー(11)とガイドポスト(12)に
より昇降自在となしたテーブル(13)が設けられてい
る。
(14)は、前記ベット(10)上で且つテーブル(13)の
左側部に設けられたキャビティ取付板であり、このキャ
ビティ取付板(14)には、前方部分と後方部分にクラン
パースライド用のT溝(15)(15)…が設けられてい
る。
そして、上下のT溝(15)を1組として、このT溝内に
4つの金型のクランプ装置(16)が前後方向に摺動可能
に装着され、第1〜2図に示すように、各々の金型クラ
ンプ装置(16)を金型(1)のフランジ部に当接するま
で移動させた後、動にて前後方向に移動可能とした金型
のクランプ装置(16)が設けられ、このクランプ装置
(16)のエアシリンダー(17)によって金型(1)がク
ランプされるようになっている。
また、前記キャビティ取付板(14)は、反転用シリンダ
ー(18)により左方向へ0〜90°の任意な角度にて倒せ
るようになっている。
(19)は、前記テーブル(13)の右側に設けられた第1
スライダーであり、この第1スライダー(19)は、駆動
モータ(20)と親ねじ(21)の作用により、前記ベット
(10)上に敷設された第1レール(22)上を金型の開閉
方向(左右)に移動できるようになっている。
(23)は、コアー取付板(24)を左側部に備えてなる第
2のスライダーであり、この第2のスライダー(23)
は、前記第1スライダーの移動が止まった後、第1スラ
イダー(19)上に敷設された第2レール(22)上を2本
のレバー(26a)(26b)と油圧シリンダー(26c)とで
構成するトグル機構を備えた第2スライダーの駆動装置
(26)により金型の開閉する(左右)に移動可能できる
ようになっている。
(29)は、エアシリンダー(27)と位置決め用突部(2
8)とからなる位置決め装置であり、これはキャビティ
取付板(14)の前方または後方に1箇所設けられ、例え
ば前記の反転用シリンダー(18)が故障したとしても、
キャビティ取付板(14)が左右に倒れるのを防止する。
(30)は、前記キャビティ取付板(14)およびコア取付
板(24)の側面から見た中央下部に設けられた金型の位
置決め用の突部で、側面から見たテーブル(13)の中央
にクレーンで吊り下げられている金型(1)を配置させ
るようにしたものである。
次に、本発明の一実施例における作用を説明すると、ま
ず始めに、成形機で使用されているままの状態、即ちコ
アー側とキャビティ側が横向きに抱き合った状態にて金
型(1)をクレーン(2)で吊り上げ、テーブル(13)
の上方に移動させる。
次に、この金型の下面の凹溝(1a)とキャビティ取付板
(14)の金型の位置決め用の突部(30)とを合致させた
後、エアシリンダー(11)を作動させてテーブル(13)
を金型(1)の下面に当接するまで上昇させる。
次に、駆動モータ(20)により親ねじ(21)を回転さ
せ、第1スライダー(19)を左方向へ移動させ、金型
(1)の右端面とコア取付(24)とが当接する手前で駆
動モータ(20)を停止させる。
次に、油圧シリンダー(26c)により第2スライダーの
駆動装置(26)を作動させ、金型(1)の右端面とコア
取付(24)とを完全に当接させる。
次に、T溝内に摺動自在に取り付けらりた4つの金型の
クランプ装置(16)を、手動により金型(1)のフラン
ジ部に当接するまで移動させた後、各々のエアシリンダ
ー(17)を作動させ、キャビティ取付板(14)およびコ
ア取付板(24)に金型(1)、(1)を取り付ける。
次に、前記の第2スライダー(23)と第1スライダー
(19)を順次右方向へ移動させ、金型のキャビティ側と
コア側の分離作業を完了する。その後、必要に応じて、
エアシリンダー(27)と位置決め用突部(28)との係合
を解除させた後に、反転用シリンダー(18)を作動させ
てキャビティ取付板(14)を左方向へ任意な角度だけ倒
して金型のメンテナンス作業を行う。
[発明の効果] 本発明の樹脂金型の開閉装置は、コアー側の駆動部とし
て、第1スライダー(19)をモータと親ねじによって駆
動させるので、高速で移動できるだけでなく、金型の開
き度合いが大きくとれ、また、第2スライダー(23)を
2本のレバー(26a)、(26b)と油圧シリンダー(26
c)とで構成するトグル機構を備えた第2スライダーの
駆動装置(26)で駆動させるので、金型の開閉に必要な
強力な力を得ることができる。
また、これらの2つの駆動装置を併用することにより、
油圧シリンダーの能力をいたずらに大きくする必要がな
いから、従来の油圧シリンダーのみによる駆動方式に比
べて駆動部が安価に製造できる。
さらに、金型をキャビティ取付板(14)とコアー取付板
(24)へ固定するに際しては、各々の金型取付板に独立
して手動により前後方向に移動可能な金型クランプ装置
を設けたので、射出成形用の樹脂金型の取付板への着脱
が極めて安全で短時間に行え、射出成形用の樹脂金型の
内部を清掃したり、研磨したりなどのメンテナンス作業
性を著しく向上させるという産業上きわめて有益なもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る装置の正面図。第2図は同装置の
平面図。第3図は同装置の一部を省略した斜視図。第4
図は従来の手作業による工程の概略図。第5図は従来の
装置の正面図。 (1)金型、(1a)金型下面の凹溝 (2)クレーン、(10)横長状のベット (13)テーブル (14)キャビティ取付板、(15)T溝 (16)金型のクランプ装置 (19)第1スライダー、(20)駆動モーター (21)親ねじ、(23)第2スライダー (24)コア取付板 (26)第2スライダーの駆動装置 (29)位置決め装置 (30)金型の位置決め用の突部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横長状のベット(10)のほぼ中央部に昇降
    自在なテーブル(13)を設け、このテーブル(13)の一
    側部のベッド(10)上には、0〜90°の角度にて左方向
    に倒れるようにしたキャビティ取付板(14)を設け、前
    記テーブル(13)の他の側部側には、駆動モータ(20)
    と親ねじ(21)にて金型の開閉(左右)方向に移動可能
    とした第1スライダー(19)を設け、この第1スライダ
    ー(19)のベット上面に設けたレール上には、2本のレ
    バー(26a)、(26b)と油圧シリンダー(26c)とで構
    成するトグル機構を備えた第2スライダーの駆動装置
    (26)により、一端部にコア取付板(24)を垂直に固着
    してなる第2スライダー(23)を金型の開閉(左右)方
    向に移動可能に設け、前記キャビティ取付板(14)とコ
    アー取付板(24)の前方部分と後方部分にクランパース
    ライド用のT溝(15)(15)…を設け、このT溝内に各
    々手動にて前後方向に移動可能としたエアシリンダー
    (17)により作動する金型のクランプ装置(16)を設け
    たことを特徴とする樹脂金型の開閉装置。
  2. 【請求項2】キャビティ取付板(14)側に設けた位置決
    め用突部(28)と、この突部(28)の前方に配置させた
    油圧シリンダー(27)とからなる位置決め装置(29)を
    設けたものである請求項1記載の樹脂金型の開閉装置。
  3. 【請求項3】キャビティ取付板(14)およびコア取付板
    (24)の側面から見た中央下部に、金型の下面に設けら
    れた凹溝(1a)に対応させて金型の位置決め用の突部
    (30)を設けたものである請求項1記載の樹脂金型の開
    閉装置。
JP24294889A 1989-09-18 1989-09-18 樹脂金型の開閉装置 Expired - Lifetime JPH0741618B2 (ja)

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WO2010087977A2 (en) * 2009-01-30 2010-08-05 Lrm Industries International, Inc. Method of forming a molded article from thermoformable thermoplastic sheets
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