JPH0741608A - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH0741608A JPH0741608A JP20356893A JP20356893A JPH0741608A JP H0741608 A JPH0741608 A JP H0741608A JP 20356893 A JP20356893 A JP 20356893A JP 20356893 A JP20356893 A JP 20356893A JP H0741608 A JPH0741608 A JP H0741608A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- resin composition
- soluble polymer
- resin
- fibers
- Prior art date
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- Pending
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、樹脂組成物に関する。従来の樹脂
組成物を用いた容器では実用的には問題はなかった。し
かし、今日にように消費者のニーズが多様化して今まで
になかったような付加価値をつけたことができる樹脂組
成物が求められている。本発明の目的は通水性、通気性
の改良された容器など製造できる樹脂組成物を提供する
ことである。 【構成】 オレフィン樹脂に繊維と水溶性ポリマーを配
合してなる樹脂組成物。
組成物を用いた容器では実用的には問題はなかった。し
かし、今日にように消費者のニーズが多様化して今まで
になかったような付加価値をつけたことができる樹脂組
成物が求められている。本発明の目的は通水性、通気性
の改良された容器など製造できる樹脂組成物を提供する
ことである。 【構成】 オレフィン樹脂に繊維と水溶性ポリマーを配
合してなる樹脂組成物。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】 本発明は、樹脂組成物に関す
る。詳しくは通気性、通水性の改良された樹脂組成物に
関する。
る。詳しくは通気性、通水性の改良された樹脂組成物に
関する。
【０００２】
【従来の技術】 バケツ、プランター、コンテナなどの
容器には一般的に成形加工時の安定性および成形品の剛
性、耐衝撃性、耐薬品性などの実用耐久性の優れるオレ
フィン樹脂組成物が使用されている。
容器には一般的に成形加工時の安定性および成形品の剛
性、耐衝撃性、耐薬品性などの実用耐久性の優れるオレ
フィン樹脂組成物が使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】 このような従来の樹
脂組成物を用いた容器では実用的には問題はなかった。
しかし、今日にように消費者のニーズが多様化して今ま
でになかったような付加価値をつけたことができる樹脂
組成物が求められている。以上の記述から明らかなよう
に、本発明の目的は通水性、通気性の改良された容器な
ど製造できる樹脂組成物を提供することである。
脂組成物を用いた容器では実用的には問題はなかった。
しかし、今日にように消費者のニーズが多様化して今ま
でになかったような付加価値をつけたことができる樹脂
組成物が求められている。以上の記述から明らかなよう
に、本発明の目的は通水性、通気性の改良された容器な
ど製造できる樹脂組成物を提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】 本発明は下記の構成を
有する。オレフィン樹脂、繊維および水溶性ポリマーを
配合してなる樹脂組成物であり、オレフィン樹脂20〜60
重量％、繊維10〜60重量％および水溶性ポリマー10〜40
重量％を配合してなる樹脂組成物であり、上記の樹脂組
成物を用いた成形品の表面スキン層を荒らした容器であ
る。
有する。オレフィン樹脂、繊維および水溶性ポリマーを
配合してなる樹脂組成物であり、オレフィン樹脂20〜60
重量％、繊維10〜60重量％および水溶性ポリマー10〜40
重量％を配合してなる樹脂組成物であり、上記の樹脂組
成物を用いた成形品の表面スキン層を荒らした容器であ
る。
【０００５】 本発明に用いるオレフィン樹脂は、ポリ
エチレン、ポリプロピレンなどの一般的なオレフィン樹
脂を例示でき、各種共重合樹脂、変性樹脂であってもよ
く、これらの混合物であってもよい。オレフィン樹脂の
配合量は、樹脂組成物中に20〜60重量％含むことが好ま
しく、この範囲であるとオレフィン樹脂の強度など性能
が発揮し、造粒加工しやすくなり、通水性、通気性の効
果が得られる。
エチレン、ポリプロピレンなどの一般的なオレフィン樹
脂を例示でき、各種共重合樹脂、変性樹脂であってもよ
く、これらの混合物であってもよい。オレフィン樹脂の
配合量は、樹脂組成物中に20〜60重量％含むことが好ま
しく、この範囲であるとオレフィン樹脂の強度など性能
が発揮し、造粒加工しやすくなり、通水性、通気性の効
果が得られる。
【０００６】 本発明には、オレフィン樹脂より融点が
高い繊維が用いられる。たとえば、ナイロン繊維、ポリ
エステル繊維などの化学繊維やウール繊維、綿繊維など
天然繊維を用いることができる。中でも繊度１〜１００
ｄ、長さ０．５〜１０mmのものが好ましい。これら繊維
の配合量は、樹脂組成物中に10〜60重量％含むことによ
り通水性、通気性が得られ好ましい。
高い繊維が用いられる。たとえば、ナイロン繊維、ポリ
エステル繊維などの化学繊維やウール繊維、綿繊維など
天然繊維を用いることができる。中でも繊度１〜１００
ｄ、長さ０．５〜１０mmのものが好ましい。これら繊維
の配合量は、樹脂組成物中に10〜60重量％含むことによ
り通水性、通気性が得られ好ましい。
【０００７】 本発明に用いる水溶性ポリマーにはポリ
アクリルアミド、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、
ポリイタコン酸、ポリビニルアルコール、ポリエチレン
オキサシド、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチル
エーテルなどがある。この中でもポリビニルアルコール
が特に好ましい。このポリビニルアルコールをオレフィ
ン樹脂中に10〜40重量％含むことにより通水性、通気性
が得られる。
アクリルアミド、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、
ポリイタコン酸、ポリビニルアルコール、ポリエチレン
オキサシド、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチル
エーテルなどがある。この中でもポリビニルアルコール
が特に好ましい。このポリビニルアルコールをオレフィ
ン樹脂中に10〜40重量％含むことにより通水性、通気性
が得られる。
【０００８】 また本発明の樹脂組成物には、通常の通
常のオレフィン樹脂に添加される各種の添加剤、例えば
酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、防曇剤、アンチブロッ
キング剤、無滴剤、顔料、重金属不活性化剤（銅害防止
剤）、過酸化物のごときラジカル発生剤、金属石鹸類な
どの分散剤もしくは中和剤を本発明の目的を損なわない
範囲で併用することができる。本発明の樹脂組成物は、
本発明の樹脂組成物に安定剤、添加剤の所定量を通常の
混合装置を用いて混合し、ペレタイズを行い成形され
る。混合装置としてヘンセルミキサー（商品名）、スー
パーミキサー、リボンブレンダー、バンバリーミキサー
などを例示でき、単軸押出機、２軸押出機、プラベンダ
ーまたはロールなどの造粒機で、溶融混練温度160℃〜3
00℃、好ましくは180℃〜250℃で溶融混練することがで
き、成形法として、射出成形法、ブロー成形法、インジ
ェクションブロー成形法、各種フイルム成形法などの各
種成形法を用いることができ、成形法、成形品を限定す
るものではない。成形品例としては、プランター、コン
テナや壁板などの建材。その他に各種フィルターなどに
利用できる。
常のオレフィン樹脂に添加される各種の添加剤、例えば
酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、防曇剤、アンチブロッ
キング剤、無滴剤、顔料、重金属不活性化剤（銅害防止
剤）、過酸化物のごときラジカル発生剤、金属石鹸類な
どの分散剤もしくは中和剤を本発明の目的を損なわない
範囲で併用することができる。本発明の樹脂組成物は、
本発明の樹脂組成物に安定剤、添加剤の所定量を通常の
混合装置を用いて混合し、ペレタイズを行い成形され
る。混合装置としてヘンセルミキサー（商品名）、スー
パーミキサー、リボンブレンダー、バンバリーミキサー
などを例示でき、単軸押出機、２軸押出機、プラベンダ
ーまたはロールなどの造粒機で、溶融混練温度160℃〜3
00℃、好ましくは180℃〜250℃で溶融混練することがで
き、成形法として、射出成形法、ブロー成形法、インジ
ェクションブロー成形法、各種フイルム成形法などの各
種成形法を用いることができ、成形法、成形品を限定す
るものではない。成形品例としては、プランター、コン
テナや壁板などの建材。その他に各種フィルターなどに
利用できる。
【０００９】 本発明の樹脂組成物を用いた成形品は、
表面スキン層の破壊を行うほうが通気性、通水性が良好
になる。この表面処理は物理的方法もしくは水への浸漬
または水蒸気中に放置、ワイヤーブラシなどによる機械
的破壊などにより可能である。
表面スキン層の破壊を行うほうが通気性、通水性が良好
になる。この表面処理は物理的方法もしくは水への浸漬
または水蒸気中に放置、ワイヤーブラシなどによる機械
的破壊などにより可能である。
【００１０】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるもので
はない。 実施例１〜２、比較例１〜４ 後述の［表１］に示したポリプロピレン、繊維、水溶性
ポリマー、リン系酸化防止剤、Ｃａ−Ｓｔの配合量をヘ
ンセルミキサー（商品名）で混合したのち、口径４０ｍ
ｍの単軸押出機で２００℃にて溶融混練しペレタイズし
て組成物を得た。得られた組成物を用い樹脂温度２００
℃の射出成形法により、１００ｍｍ、横１００ｍｍ、肉
厚２．０ｍｍの平板を成形した。この平板を１００℃
の水蒸気中に１０分間放置して表面を荒らした後、通気
性、通水性を評価して、［表１］に記載した。
具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるもので
はない。 実施例１〜２、比較例１〜４ 後述の［表１］に示したポリプロピレン、繊維、水溶性
ポリマー、リン系酸化防止剤、Ｃａ−Ｓｔの配合量をヘ
ンセルミキサー（商品名）で混合したのち、口径４０ｍ
ｍの単軸押出機で２００℃にて溶融混練しペレタイズし
て組成物を得た。得られた組成物を用い樹脂温度２００
℃の射出成形法により、１００ｍｍ、横１００ｍｍ、肉
厚２．０ｍｍの平板を成形した。この平板を１００℃
の水蒸気中に１０分間放置して表面を荒らした後、通気
性、通水性を評価して、［表１］に記載した。
【００１１】 配合剤は［表１］に記載し、ポリプロピ
レン、繊維、水溶性ポリマーについては重量％、上記ポ
リプロピレン、繊維、水溶性ポリマー１００重量部に対
し、リン系酸化防止剤０．１重量部、Ｃａ−Ｓｔ０．１
重量部である。 ポリプロピレン ：ポリプロピレンランダムコポリマ
ー 水溶性ポリマー ：ポリビニルアルコール 繊維 ：綿繊維 リン系酸化防止剤 ：トリス（２，４−ジ−ｔ−ブチル
フェニル）フォスファイト Ｃａ−Ｓｔ ：ステアリン酸カルシウム
レン、繊維、水溶性ポリマーについては重量％、上記ポ
リプロピレン、繊維、水溶性ポリマー１００重量部に対
し、リン系酸化防止剤０．１重量部、Ｃａ−Ｓｔ０．１
重量部である。 ポリプロピレン ：ポリプロピレンランダムコポリマ
ー 水溶性ポリマー ：ポリビニルアルコール 繊維 ：綿繊維 リン系酸化防止剤 ：トリス（２，４−ジ−ｔ−ブチル
フェニル）フォスファイト Ｃａ−Ｓｔ ：ステアリン酸カルシウム
【００１２】 評価 通気性：得られた樹脂組成物を用いて成形した平板を円
柱状の容器の蓋にして密閉して２kgf/cm2の圧力の空気
を充填する。つぎに蓋の上に水５ｍｍ程度をはって気泡
発生の有無を確認する。これらの結果を第１表に示し
た。 通水性：容量１リットル容器に水を入れ、得られた樹脂
組成物を用いて成形した平板を蓋にして逆さにして水の
にじみの有無の確認を行う。これらの結果を第１表に示
した。
柱状の容器の蓋にして密閉して２kgf/cm2の圧力の空気
を充填する。つぎに蓋の上に水５ｍｍ程度をはって気泡
発生の有無を確認する。これらの結果を第１表に示し
た。 通水性：容量１リットル容器に水を入れ、得られた樹脂
組成物を用いて成形した平板を蓋にして逆さにして水の
にじみの有無の確認を行う。これらの結果を第１表に示
した。
【００１３】
【表１】
【００１４】
【発明の効果】 本発明の樹脂組成物は、オレフィン樹
脂、繊維と水溶性ポリマーを配合することにより通気
性、通水性が優れた。このような特徴を持つ樹脂組成物
はいままでにはなく、これら樹脂組成物をもちいて新た
な付加価値を持つ商品を作り出すことができた。
脂、繊維と水溶性ポリマーを配合することにより通気
性、通水性が優れた。このような特徴を持つ樹脂組成物
はいままでにはなく、これら樹脂組成物をもちいて新た
な付加価値を持つ商品を作り出すことができた。
Claims (3)
- 【請求項１】 オレフィン樹脂、繊維および水溶性ポ
リマーを配合してなる樹脂組成物。 - 【請求項２】 オレフィン樹脂20〜60重量％、繊維10
〜60重量％および水溶性ポリマー10〜40重量％を配合し
てなる請求項１の樹脂組成物。 - 【請求項３】 請求項１または２いずれかの樹脂組成
物を用いた成形品の表面スキン層を荒らした容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20356893A JPH0741608A (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | 樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20356893A JPH0741608A (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | 樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0741608A true JPH0741608A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16476286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20356893A Pending JPH0741608A (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | 樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0741608A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003105203A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Daicel Chem Ind Ltd | 繊維成形体 |
-
1993
- 1993-07-26 JP JP20356893A patent/JPH0741608A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003105203A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Daicel Chem Ind Ltd | 繊維成形体 |
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