JPH07415B2 - 印刷が施されたポリプロピレン成形体の製造法 - Google Patents

印刷が施されたポリプロピレン成形体の製造法

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JPH07415B2
JPH07415B2 JP61135342A JP13534286A JPH07415B2 JP H07415 B2 JPH07415 B2 JP H07415B2 JP 61135342 A JP61135342 A JP 61135342A JP 13534286 A JP13534286 A JP 13534286A JP H07415 B2 JPH07415 B2 JP H07415B2
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孝弘 川井
君保 森本
正雄 佐々木
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Okamoto Industries Inc
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Okamoto Industries Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、印刷が施されたポリプロピレン成形体の製
造法に関し、詳細には、光硬化型オフセット印刷法、特
に紫外線硬化型オフセット印刷法(UV OFF-SET PRINTIN
G)を用いて、ポリプロピレン系樹脂からなるシート若
しくはフィルムなどの成形体に印刷して印刷が施された
ポリプロピレン成形体を製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、無延伸ポリプロピレンフィルムおよびポリプロピ
レンシートなどのポリプロピレン成形体表面に文字、模
様などを印刷して、印刷が施されたポリプロピレン成形
体を製造する方法として、前記成形体表面上に直接にシ
ルクスクリーン印刷およびグラビア印刷などの方法によ
って製造する方法、また最近では、前記成形体表面上に
先ずシルクスクリーン印刷法またはグラビア印刷法によ
るアンカー層を形成し、そのアンカー層上への紫外線硬
化型オフセット印刷によって製造する方法がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、成形体表面上に直接に印刷して製造する
方法では、多色刷でのコストが高く見当精度が悪い、又
調子の再現性が悪いという問題点があった。また、シル
クスクリーン法などによるアンカー層を設けてからUVオ
フセット印刷して製造する方法では、アンカー層形成工
程の生産性が低く、さらにコストがかかるという問題が
ある。
この発明は上述の事情に鑑みなされたものであり、その
目的とするところは、良好な印刷層を形成することがで
きるとともに、生産性に優れ、かつ低いコストで製造す
ることのできる、印刷が施されたポリプロピレン成形体
の製造法を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記の問題点を解決すべく鋭意研究した
結果、ポリピロピレン成形体およびアンカーに特定の成
分を含め、光硬化のオフセット印刷法を利用すれば、こ
の発明の目的達成に有効であることを見出し、この発明
を完成するに到った。
すなわち、この発明の印刷が施されたポリプロピレン成
形体の製造法は、アンカーでコーティングされたポリプ
ロピレン成形体表面に光硬化型印刷インキで文字および
図柄などをオフセット印刷し、光を照射して印刷が施さ
れたポリプロピレン成形体を製造する方法であって、該
ポリプロピレン成形体が、結晶性ポリプロピレンと、エ
チレン系共重合体と、モノグリセライド系静電防止剤と
を含む成形材料樹脂から成形されたものであり、かつ該
成形体表面に活性化処理を施したものであり、該アンカ
ーのインキがポリオールアクリレートとポリエステルと
のブレンド物を含む光硬化型インキであることを特徴と
するものである。
発明の具体的な説明 印刷法 この発明において、印刷が施されたポリプロピレン成形
体を製造する方法は、ポリプロピレン成形体表面に光硬
化型アンカー用インキをオフセット印刷でアンカー層と
形成し、これに光を照射してアンカー層を硬化させ、こ
の硬化アンカー層の上に光硬化型のオフセット印刷イン
キによって絵柄、記号、文字を施し、このインキに光を
照射して印刷インキ層を硬化させることを含むものであ
る。
この発明において、アンカー層および印刷層の形成は、
版が親油性画像部と親水性非画像部とから成り立ち、水
が油と反発するという物理化学的な原理に基づくオフセ
ット印刷によって行なう。
この発明において、照射される光は、インキを硬化させ
るものであって、紫外線、電子線などである。
この発明において、必要に応じて、光を照射して印刷イ
ンキ層を硬化した後、成形体表面、特にインキ層表面に
保護膜を形成することもできる。この保護膜の材料とし
ては、アクリレートオリゴマー及びアクリレートモノマ
ーとを主体とした通常のUV OPニスがあり、例えば、UV
SCAR PP用OPニスF−3(諸星インキ社製)、UVS CAR
K OPニス(諸星インキ社製)などがある。この保護
膜の形成法は、通常のオフセット印刷法による。
アンカー用インキ この発明において用いられるアンカー用インキは、ポリ
オールアクリレートとポリエステルとのブレンド物を含
む光硬化型インキである。
ポリオールアクリレートとしては、テトラエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、1,3-ブチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、1,4-ブタンジオールジ(メ
タ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリ
レート、トリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリストールペンタ(メタ)アクリレート、
ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジペ
ンタエリスリトールモノヒドロキシペンタ(メタ)アク
リレートなどが具体例として挙げられる。
ポリエステルとしては、ロジンメチルエチル、ロジンエ
チルエステル、ロジングリセリエステル、テレフタル酸
エチレングリコール、テレフタル酸エチレングリコール
アクリルエステル、マレイン酸エチレングリコール、マ
レイン酸エチレングリコールアクリルエステル、コハク
酸エチレングリコールアクリルエステル、テレフタル酸
ネオペンチルグリコールと2,4-トリレンジイソシアネー
トとの混合物、テレフタル酸ネオペンチルグリコールと
2,4-トリレンジイソシアネートアクリルエステルをレジ
ン化したものなどが具体例として挙げられる。
ポリオールアクリレートとポリエステルとのブレンド比
は、その種類に応じて適宜変更することができる。例え
ば、そのブレンド比は40:60〜70:30である。
アンカー用インキには、必要に応じて他の成分を含める
ことができる。例えば、光開始剤、光増感剤、その他の
樹脂バインダーなどがある。上記ポリオールアクリレー
トとポリエステルとのブレンド物対他の添加物との配合
比は、例えば60:40〜90:10である。
ポリプロピレン成形体 この発明においてポリプロピレン成形体は、結晶性ポリ
プロピレンと、エチレン系共重合体と、モノグリセライ
ド系静電防止剤とを含む成形材料樹脂から成形されたも
のであり、かつ該成形体表面に活性化処理を施したもの
である。
この発明において用いることのできるエチレン系共重合
体としては、例えば、エチレン‐酢酸ビルル共重合体
(EVA)、その他EAA、EMMAなどがある。また、モノグリ
セライド系静電防止剤としては、ステアリン酸モノグリ
セリド、ヘプタデシル酸モノグリセリド、ノナデカン酸
モノグリセリドなどがある。
これらの成分の好ましい配合比は、それらの種類、用途
に応じて適宜変更することができるが、例えば、結晶性
ポリプロピレン100重量部に対して、エチレン系共重合
体5〜15重量部、およびモノグリセライド系静電防止剤
0.1〜2.0重量部添加することができる。
成形材料樹脂から、所望の形状に、通常の成形法によっ
て成形される。
成形されたポリプロピレン成形体は、印刷される表面に
コロナ放電、プラズマ放電などの活性化処理が施され
る。
印刷インキ アンカー層上に記号等を印刷する際に用いられる印刷イ
ンキは、光硬化型、例えば紫外線硬化型のオフセットイ
ンキである。そのようなインキには、同型樹脂、アクリ
ルエステルオリゴマー・モノマー、光開始剤、光増感
剤、顔料、添加剤などが含まれる。同型樹脂としては、
ポリエステル樹脂、ロジンエステル樹脂、フタル酸エス
テル樹脂、エポキシ樹脂、無水マレイン酸樹脂、ケトン
樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂、などがある。ア
クリルエステルのオリゴマー・モノマーとしては、ポリ
オールポリ(メタ)アクリレート、ポリエーテル(メ
タ)アクリレート、ポリエステルポリ(メタ)アクリレ
ート、ポリウレタンポリ(メタ)アクリレート、エポキ
シポリ(メタ)アクリレート、ポリアシド型ポリオール
の多価(メタ)アクリレートなどがある。
〔発明の効果および作用〕
ポリプロピレン成形体に極性のエチレン系共重合体が添
加され、一方、アンカー用インキにはポリオールアクリ
レートとポリエステル樹脂とのブレンド物が用いられて
いるので、ポリプロピレン成形体表面へのインキの密着
性を高めることができる。
さらにポリプロピレン成形体にモノグリセライド系静電
防止剤が添加されている。この静電防止剤によって、適
度の静電防止効果(表面固有抵抗値1011〜1013Ω)を奏
し、印刷機上での静電気の発生を防止する。従って、機
上安定性を保持しながら印刷加工することができる。し
かも、モノグリセライド系静電防止剤は、他の静電防止
剤と比べて光硬化型インキへの転移性、および密着性に
悪影響を及ぼさず、耐スクラッチ性にすぐれた絵付ポリ
プロピレンシートもしくはフィルムを提供できる。
この発明の製造法では、アンカー塗布および印刷がオフ
セット印刷法、特にUVオフセット印刷法によって実施さ
れているので、比較的短い乾燥時間で、効率良く印刷す
ることができ、しかも安価なオフセットインキを用いる
ことができるので、低コストで印刷することができる。
〔実施例〕
この発明を、以下の例によって具体的に説明する。
例 結晶性ポリプロピレン100重量部に対し、モノグリセラ
イド系静電防止剤0.5重量部およびエチレン系共重合体
(EMMA)8重量部が添加された0.75m/m厚のポリプロピ
レンシートの表面に、ポリオールアクリレートとしてポ
リオールジ(メタ)アクリレートを40重量%を含み、ポ
リエステルとしてテレフタル酸エチレングリコールアク
リルエステルを40重量%を含み、その他、光開始剤5重
量%、体質顔料10重量%、添加剤5重量%を含むアンカ
ー用インキを用いてオフセット印刷法によりアンカー層
を塗布し、次いで紫外線を照射してアンカー層を硬化さ
せた。
硬化したアンカー層上に下記組成の紫外線硬化型オフセ
ットインキを用いてVTRカセットケースの図柄を印刷
し、その後紫外線を照射して耐スクラッチ性にすぐれた
ポリプロピレンフィルム原反を得た。
オフセットインキの組成 重量% ポリエステル樹脂 30 ポリオール系アクリルエステル 40 光開始剤 5 光増感剤 3 顔料 20 添加剤 3
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 正雄 静岡県島田市月坂1−4−3 (56)参考文献 特開 昭60−104387(JP,A) 特開 昭59−210962(JP,A) 特開 昭57−95883(JP,A) 特開 昭58−7437(JP,A) 特開 昭54−76674(JP,A) 特開 昭56−147832(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリプロピレン成形体表面に光硬化型アン
    カー用インキをオフセット印刷でアンカー層を形成し、
    これを光照射によって硬化させ、硬化アンカー層上に光
    硬化型印刷インキで文字および図柄などをオフセット印
    刷し、光を照射して印刷が施されたポリプロピレン成形
    体を製造する方法であって、該ポリプロピレン成形体
    が、結晶性ポリプロピレンと、エチレン系共重合体と、
    モノグリセライド系静電防止剤とを含む成形材料樹脂か
    ら成形されたものであり、かつ該成形体表面に活性化処
    理を施したものであり、該アンカー用インキがポリオー
    ルアクリレートとポリエステルとのブレンド物を含むイ
    ンキであることを特徴とする印刷が施されたポリプロピ
    レン成形体の製造法。
  2. 【請求項2】ポリプロピレン成形体がシート状もしくは
    フィルム状である特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  3. 【請求項3】印刷が施されたポリプロピレン成形体がそ
    の表面に保護膜を有するものである、特許請求の範囲第
    1項または第2項記載の製造方法。
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