JP2016052799A - 生体分子印刷物、及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
請求項2の発明に係わる生体分子インキ印刷物は、前記生体分子が脂質で修飾されていることを特徴とする請求項1記載の生体分子インキ印刷物である。
請求項3の発明に係わる生体分子インキ印刷物は、前記生体分子が前記蛍光色素と結合した蛍光性生体分子にされていることを特徴とする請求項1記載の生体分子インキ印刷物である。
請求項4の発明に係わる生体分子インキ印刷物の製造方法は、基材と、該基材の一方の面に蛍光色素を含む生体分子印刷層及び保護層をこの順に有し、前記生体分子印刷層は生体分子を含む紫外線硬化型インキが硬化した層からなり、前記保護層は紫外線硬化型インキが硬化した層からなり、前記保護層は前記生体分子印刷層を覆って該生体分子印刷層の絵柄より大きく印刷されたものである生体分子インキ印刷物の製造方法であって、(1)前記生体分子を溶媒に溶解し生体分子希釈液とする工程、(2)前記蛍光色素を溶媒に溶解し蛍光色素希釈液とする工程、(3)前記生体分子希釈液と前記蛍光色素希釈液とを紫外線硬化型オフセットインキへ混合し生体分子インキとする工程、(4)前記生体分子インキの蛍光を確認する確認工程、(5)蛍光が確認された前記生体分子インキを用いて、前記基材へ印刷し紫外線で硬化して前記生体分子印刷層とする工程、(6)生体分子印刷層の面へ、保護層用紫外線硬化型オフセットインキを印刷し紫外線で硬化して前記保護層とする工程、を有することを特徴とする生体分子インキ印刷物の製造方法である。
請求項3の本発明によれば、印刷前に蛍光発色を確認することで、生体分子インキに所望量の生体分子が含まれることを、事前に保証できるという効果を奏する。
請求項4の本発明によれば、製造が容易で、かつ生体分子印刷層に所望量の生体分子が含まれ、郵送中やエンドユーザーでの取り扱いなどでも擦れたり、削れたり、かきとられたりせず、生体分子印刷層に生体分子が残存しているので、生体分子インキ印刷物から容易に生体分子を検出できるという生体分子インキ印刷物の製造方法を提供する。
まず、(1)生体分子を脂質で修飾し、溶媒のUV SGレジューサー(DICG社製)へ溶解し生体分子が1%の生体分子希釈液とした。
(2)生体分子希釈液20部を紫外線硬化型インキであるUV BFSGメジューム(DICG社製、商品名)80部へ混合して、生体分子インキ14とした。
(3)該生体分子インキ14を用いて、オフセット印刷で、基材11へ印刷し紫外線で硬化して生体分子印刷層15とした。なお、印刷インキ盛量は、0.150立方センチメートルの生体分子インキ14をRIテスターの2分割ローラーを使用して展色した。
(4)該生体分子印刷層15面へ、印刷インキ盛量として0.125立方センチメートルの保護層インキをRIテスターの2分割ローラーを使用して展色したオフセット印刷で、生体分子印刷層の絵柄より大きい絵柄部で保護層インキを印刷し紫外線で硬化して保護層17として、実施例1の生体分子インキ印刷物10を得た。
まず、(1)生体分子へローダミン系蛍光色素を結合させて蛍光性生体分子とし、該蛍光性生体分子を溶媒のUV SGレジューサー(DICG社製)へ溶解し、蛍光性生体分子が1%の蛍光性生体分子希釈液とした。
(2)蛍光性生体分子希釈液20部を紫外線硬化型インキであるUV BFSGメジューム(DICG社製、商品名)80部へ混合して、蛍光性の生体分子インキ14とした。
(3)該蛍光性の生体分子インキ14をブラックライトで照射して、蛍光を確認した後に、
(4)該蛍光性の生体分子インキ14を用いたオフセット印刷で、基材11へ印刷し紫外線で硬化して生体分子印刷層15とし、引き続いて、(5)該生体分子印刷層15面へ、生体分子印刷層の絵柄より大きい絵柄部で保護層インキを印刷し紫外線で硬化して保護層17として、実施例2の生体分子インキ印刷物10を得た。
まず、(1)生体分子を脂質で修飾し、溶媒のUV SGレジューサー(DICG社製)へ溶解し生体分子が1%の生体分子希釈液とした。
(2)蛍光色素としてフルオレセイン系蛍光色素を用いて、溶媒のUV BFレジューサー(DICG社製)へ溶解し蛍光色素が0.1%の蛍光色素希釈液とした。
(3)生体分子希釈液10部と蛍光色素希釈液10部とを紫外線硬化型インキであるUV BFSGメジューム(DICG社製、商品名)80部へ混合して、生体分子インキ14とした。
(4)該生体分子インキ14をブラックライトで照射して、蛍光を確認した後に、
(5)該生体分子インキ14を用いたオフセット印刷で、基材11へ印刷し紫外線で硬化して生体分子印刷層15とし、引き続いて、(6)該生体分子印刷層15面へ、生体分子印刷層の絵柄より大きい絵柄部で保護層インキを印刷し紫外線で硬化して保護層17として、実施例3の生体分子インキ印刷物10を得た。
11:基材
15:生体分子印刷層
17:保護層
Claims (4)
- 基材と、該基材の一方の面に蛍光色素と生体分子を含む紫外線硬化型オフセットインキが硬化した層からなる生体分子印刷層及び紫外線硬化型オフセットインキが硬化した層からなり、かつ前記生体分子印刷層の絵柄の全体を覆う保護層をこの順に有することを特徴とする生体分子インキ印刷物。
- 前記生体分子が脂質で修飾されていることを特徴とする請求項1記載の生体分子インキ印刷物。
- 前記生体分子が前記蛍光色素と結合した蛍光性生体分子にされていることを特徴とする請求項1記載の生体分子インキ印刷物。
- 基材と、該基材の一方の面に蛍光色素を含む生体分子印刷層及び保護層をこの順に有し、
前記生体分子印刷層は生体分子を含む紫外線硬化型インキが硬化した層からなり、
前記保護層は紫外線硬化型インキが硬化した層からなり、
前記保護層は前記生体分子印刷層を覆って該生体分子印刷層の絵柄より大きく印刷されたものである生体分子インキ印刷物の製造方法であって、
(1)前記生体分子を溶媒に溶解し生体分子希釈液とする工程、
(2)前記蛍光色素を溶媒に溶解し蛍光色素希釈液とする工程、
(3)前記生体分子希釈液と前記蛍光色素希釈液とを紫外線硬化型オフセットインキへ混合し生体分子インキとする工程、
(4)前記生体分子インキの蛍光を確認する確認工程、
(5)蛍光が確認された前記生体分子インキを用いて、前記基材へ印刷し紫外線で硬化して前記生体分子印刷層とする工程、
(6)生体分子印刷層の面へ、保護層用紫外線硬化型オフセットインキを印刷し紫外線で硬化して前記保護層とする工程、を有することを特徴とする生体分子インキ印刷物の製造方法。
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