JPH0741181Y2 - 前面板構造 - Google Patents

前面板構造

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JPH0741181Y2
JPH0741181Y2 JP1991079281U JP7928191U JPH0741181Y2 JP H0741181 Y2 JPH0741181 Y2 JP H0741181Y2 JP 1991079281 U JP1991079281 U JP 1991079281U JP 7928191 U JP7928191 U JP 7928191U JP H0741181 Y2 JPH0741181 Y2 JP H0741181Y2
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JP
Japan
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front plate
insertion hole
knob
operating means
hole
Prior art date
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JP1991079281U
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JPH0531275U (ja
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隆英 丸尾
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえば車載用ラジオ
受信機などの前面側に装着される前面板の構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえばラジオ受信機などの車載用機器
は、車両のダシュボード部の内部に収納されており、釦
やダイヤルなどが配列された前面部のみが露出した状態
に装着される。図7は、従来例の前面板1の断面図であ
る。前面板1には、内径r1の多数の透孔2が形成さ
れ、透孔2内にはラジオ受信機として再生した音響の音
量調節などのために回転操作される外径r2のつまみ3
が装着される。つまみ3には軸4が装着され、この軸4
は前面板1の背後側に設置されている配線基板5に設置
された回路部品6に結合されて、回路部品6はつまみ3
の回転操作量に対応したレベルの信号を出力する。
【0003】このとき透孔2の内径r1は、つまみ3の
外径r2よりやや大き目に形成され、配線基板5と前面
板1との若干の位置決め誤差を吸収できる構成となって
いる。しかしながらこのような従来例では、透孔2とつ
まみ3との間の隙間7が比較的大きくなり、車両の走行
時などではつまみ3と透孔2の内周面とが比較的大きな
振幅で振動しつつ接触し、異音を発生するという不具合
を生じる。あるいは、つまみ3の先端部3aが透明な樹
脂から形成され、たとえば「VOL」などのキャラクタ
が白抜きで形成され、前面板1の背後側に設けられた光
源8によって夜間など前記キャラクタを光らせる構成の
場合、前記隙間7から光が漏れてしまうという不具合を
生じている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このため近年では、前
記透孔2の内径r1とつまみ3の外径r2とを比較的近
い値とし、隙間7を可及的に縮小するようにしている。
しかしながらこのような構成では、つまみ3の回転操作
時につまみ3の外周面と透孔2の内周面とがこすれ、つ
まみ3を損傷してしまうという不具合を生じている。ま
たつまみ3が、実線で示す突出状態では再生音響の音量
を調整し、2点鎖線で示す退縮状態では前面板1内に収
納されるような場合、つまみ3の透孔2内への収納/突
出動作により、やはり前述のようにつまみ3の外側面に
損傷を与え、つまみ3の当接時にはこの傷が露出し、前
面板1の外観を甚だしく損ねるという不具合を生じてい
る。
【0005】本考案の目的は、上述の技術的課題を解消
し、外観の損傷を防止するとともに異音の発生を防止
し、これにより品質を格段に向上することができる前面
板構造を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、操作手段の先
端部が第1挿通孔を介して前面側に突出する前面板の構
造において、前面板は背後側の本体部材と、本体部材の
前面側に固定される前面部材とを備え、前面部材と本体
部材との間に、前記前面板の第1挿通孔よりも小径で同
形状の第2挿通孔を有するとともに、複数のスリットが
半径方向外方に向けて形成され、操作手段に摺接する柔
軟性を有する材料から成る介在部材を配置したことを特
徴とする前面板構造である。
【0007】
【作用】本考案に従えば、例として車載用機器などの前
面に臨む部分に配置される前面板には、操作手段の先端
部が前面板に設けられた第1挿通孔を介して前面側に突
出して配置される。このとき前面板を背後側の本体部材
と、本体部材の前面側の前面部材とに分割し、これらの
間に前記前面板の第1挿通孔より小径の第2挿通孔を有
し、操作手段に摺接する柔軟性を有する材料から成る介
在部材を配置する。すなわち操作手段には、第2挿通孔
の内部で前記介在部材が外方から摺接する。
【0008】したがって前面板の第1挿通孔と操作手段
との間に隙間が形成されている場合でも、操作手段の外
周面と前記第1挿通孔の内周面との間には介在部材が存
在するため、前面板に振動が加えられているときであっ
ても、操作手段が前記第1挿通孔内周面に直接接触して
異音を生じる事態が防止できる。また操作手段を回転操
作あるいは第1挿通孔に挿入/引出し操作を行う場合で
も、前記内周面が操作手段の外周面に直接接触して操作
手段を損傷する事態を防止することができ、前面板の品
質を格段に向上することができる。また本考案に従え
ば、介在部材は、前面板よりも小径で同形状の第2挿通
孔を有し、かつ複数のスリットが半径方向外方に向けて
形成される柔軟性を有する材料から成るので、前面板の
第1挿通孔とつまみとの間に前記介在部材が入り込み、
したがって前面板の第1挿通孔とその第1挿通孔に装着
されるつまみが接触して、異音を発生したり、外観を損
ねるといった不具合を防止することができる。
【0009】
【実施例】以下の実施例では、車載用であってCD(コ
ンパクトディスク)や磁気テープを再生する機能を有す
る音響機器に沿って説明し、その前面板は厚み方向に2
分され前面側の前面部材と背後側の本体部材とを有する
場合を説明する。図1はこのような前面板11の断面図
であり、図2は前面板11の前記前面部材12に各種釦
やダイヤルなどを装着した状態の正面図であり、図3は
前面部材12から前記釦やダイヤルなどを取り除いた状
態の背面図であり、図4は本体部材13の正面図であ
る。
【0010】前面板11の前面側には、図2に示される
ように前記CDの挿入孔14や磁気テープカセットの挿
入孔15、またCDや磁気テープの再生状態などを表示
するたとえば液晶表示素子などによって実現される表示
部16が配置される。また電源のオン/オフおよび音量
調整を行う音量つまみ17、低音域、中音域、高音域な
どの音質調整をそれぞれ行う複数の音質つまみ18や、
再生される音響の左右バランス、あるいは前後バランス
などを調整する複数のバランスつまみ19が配置され
る。その他、再生される音源を磁気テープあるいはCD
あるいはラジオ電波のいずれかを選択する複数の音源選
択ボタン20などが配置される。
【0011】前記挿入口14,15あるいは表示部16
は本体部材13に設けられ、外径R1の前記音質つまみ
18、バランスつまみ19また音源選択ボタン20など
は、前面部材12および本体部材13にそれぞれ対応す
る数だけ形成された内径R2を有する複数の挿通孔2
1,22をそれぞれ挿通し、前面板11の前面側に露出
する。
【0012】前面部材12には、比較的大面積の透孔2
3が形成され、本体部材13の前記挿通口14や表示部
16が背後側から装着され、前面側に臨む。また前面部
材12の透孔24には、前記挿通口15などが装着さ
れ、前面側に臨む。前面部材12の図3に示す背後側に
は、背後側に突出した溶着ピン25が多数形成され、本
体部材13の溶着ピン25と対応する位置に形成された
透孔26を挿通して本体部材13の背後側に突出し、こ
の突出部分を加熱溶融して前面部材12と本体部材13
とを固定する。
【0013】本実施例では、例として音質つまみ18お
よびバランスつまみ19の配置される領域に、図5に示
すような例としてフェルト状の不織布などから成るシー
ト体27を前面部材12と本体部材13とで挟んで介在
させる。シート体27には、前記音質つまみ18および
バランスつまみ19が挿通する挿通孔28が形成される
とともに、前記溶着ピン25が挿通する透孔29が前記
溶着ピン25に対応する位置にそれぞれ形成される。ま
たシート体27に形成された複数の挿通孔28の周縁部
には、周方向に沿ってたとえば8箇所のスリット30が
半径方向外方に向けて形成される。
【0014】図6は、介在部材であるシート体27の挿
通孔28の付近の拡大正面図である。前記挿通孔28
は、つまみ18,19の最大外径部分の外径R1よりも
小さな直径R3に形成される。すなわち挿通孔28は、
挿通孔21,22よりも小径であり、しかも挿通孔2
1,22と同径であって、換言すると、挿通孔28は挿
通孔21,22よりも小さく、かつ相似形である。また
挿通孔28の周縁部から半径方向外方に延びるスリット
30の長さL1は、前記挿通孔21,22の内径R2と
挿通孔28の直径R3との差を越える程度の長さ、
【0015】
【数1】 L1≧(R2−R3)/2 に選ばれる。すなわちスリット30の半径方向外方端が
挿通孔21,22の内部で止どまる場合には、つまみ1
8,19がシート体27の挿通孔28の周縁部に引っ掛
かり、挿通孔21,22内に挿通困難な場合が生じるか
らでる。
【0016】再び図1を参照する。このような前面板1
1に装着されたつまみ18,19には軸31の一端部が
螺着され、軸31の他端部は前面板11の背後側に配置
されている配線基板32上に配置されている回路部品3
3に接続される。回路部品33は、つまみ18,19が
図2の時計回り方向あるいは反時計回り方向のいずれの
方向にどの程度回転したかを検出し、これに対応した信
号を出力する。また本実施例では、つまみ18,19は
前面板11の挿通孔21,22内において、図1の実線
で示すように前面側へ突出した状態と、2点鎖線で示す
ように挿通孔21,22内に収納した状態との間で動作
状態が切り換えられる。
【0017】すなわちつまみ18,19を音質調整やバ
ランス調整のために用いる場合には、前記収納状態のつ
まみ18,19を押圧すると図1実線に示すように突出
し、操作可能となる。操作が終了した場合にはつまみ1
8,19を押圧すると、2点鎖線で示すように収納状態
となる。
【0018】以上のような構成を有する構造において、
つまみ18,19には前面板11の挿通孔21,22内
で、常にシート体27の挿通孔28における周縁部が摺
接している。したがってこのような車載用機器を搭載し
た車両が走行するなどして振動が加わった場合でも、つ
まみ18,19と前記挿通孔21,22との間にはシー
ト体27が介在されており、両者が接触して異音を発生
する事態を防止できる。これにより当該車載用機器の品
質を格段に向上することができる。またつまみ18,1
9は、挿通孔21,22の内周面に直接接触しないの
で、つまみ18,19の回転操作あるいは軸線方向の収
納/取り出し動作などで、つまみ18,19の外周面が
挿通孔21,22の内周面などで損傷を受ける事態が防
止され、外観の品質を格段に向上することができる。
【0019】本考案は、前記実施例におけるCDおよび
磁気テープカセットの再生装置に限らず、車載用電子機
器の一般に関して実施されることができる。またこのよ
うな前面板構造を有する機器が搭載されるのは、自動車
に限らず任意の移動手段であってよいのは勿論である。
またシート体27の材質は挿通孔21,22内におい
て、つまみ18,19を損傷することなく摩擦力を与え
る材質ならば特に限定されるものではない。
【0020】
【考案の効果】以上のように本考案に従えば、例として
車載用機器などの前面に臨む部分に配置される前面板に
は、操作手段の先端部が前面板に設けられた第1挿通孔
を介して前面側に突出して配置される。このとき前面板
を背後側の本体部材と、本体部材の前面側の前面部材と
に分割し、これらの間に前記前面板の挿通孔より小径の
第2挿通孔を有し、操作手段に摺接する柔軟性を有する
材料から成る介在部材を配置する。すなわち操作手段に
は、挿通孔の内部で前記介在部材が外方から摺接する。
【0021】したがって前面板の第1挿通孔と操作手段
との間に隙間が形成されている場合でも、操作手段の外
周面と前記第1挿通孔の内周面との間には介在部材が存
在するため、前面板に振動が加えられているときであっ
ても、操作手段が前記第1挿通孔内周面に直接接触して
異音を生じる事態が防止できる。また操作手段を回転操
作あるいは第1挿通孔に挿入/引出し操作を行う場合で
も、前記内周面が操作手段の外周面に直接接触して操作
手段を損傷する事態を防止することができ、前面板の品
質を格段に向上することができる。また本考案に従え
ば、介在部材は、前面板よりも小径で同形状の第2挿通
孔を有し、かつ複数のスリットが半径方向外方に向けて
形成される柔軟性を有する材料から成るので、前面板の
第1挿通孔とつまみとの間に前記介在部材が入り込み、
したがって前面板の第1挿通孔とその第1挿通孔に装着
されるつまみが接触して、異音を発生したり、外観を損
ねるといった不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の前面板11付近の断面図で
ある。
【図2】前面板11の前面側から見た正面図である。
【図3】前面部材12の背面図である。
【図4】本体部材13の正面図である。
【図5】シート体27の正面図である。
【図6】本実施例の作用を説明する正面図である。
【図7】典型的な従来例の前面板1の構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
11 前面板 12 前面部材 13 本体部材 17 音量つまみ 18 音質つまみ 19 バランスつまみ 21,22,28 挿通孔 23,24,26,29 透孔 25 溶着ピン 27 シート体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作手段の先端部が第1挿通孔を介して
    前面側に突出する前面板の構造において、 前面板は背後側の本体部材と、本体部材の前面側に固定
    される前面部材とを備え、 前面部材と本体部材との間に、前記前面板の第1挿通孔
    よりも小径で同形状の第2挿通孔を有するとともに、複
    数のスリットが半径方向外方に向けて形成され、操作手
    段に摺接する柔軟性を有する材料から成る介在部材を配
    置したことを特徴とする前面板構造。
JP1991079281U 1991-09-30 1991-09-30 前面板構造 Expired - Lifetime JPH0741181Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1991079281U JPH0741181Y2 (ja) 1991-09-30 1991-09-30 前面板構造

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Publication Number Publication Date
JPH0531275U JPH0531275U (ja) 1993-04-23
JPH0741181Y2 true JPH0741181Y2 (ja) 1995-09-20

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JP1991079281U Expired - Lifetime JPH0741181Y2 (ja) 1991-09-30 1991-09-30 前面板構造

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5524702A (en) * 1978-08-08 1980-02-22 Nippon Steel Corp Method of setting bottom casting center runner
JPS6183196A (ja) * 1985-07-26 1986-04-26 Banyu Pharmaceut Co Ltd 抗真菌剤

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JPH0531275U (ja) 1993-04-23

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