JPH0741066Y2 - 両切型ロータリースイッチ - Google Patents
両切型ロータリースイッチInfo
- Publication number
- JPH0741066Y2 JPH0741066Y2 JP1988074415U JP7441588U JPH0741066Y2 JP H0741066 Y2 JPH0741066 Y2 JP H0741066Y2 JP 1988074415 U JP1988074415 U JP 1988074415U JP 7441588 U JP7441588 U JP 7441588U JP H0741066 Y2 JPH0741066 Y2 JP H0741066Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixed contact
- contact piece
- piece
- arc
- rotary
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は両切型ロータリースイッチに関し、小型で相当
な電流を接断するのに好適なものである。
な電流を接断するのに好適なものである。
[従来の技術] 従来の両切型ロータリースイッチの一例は第2図のよう
に、一対の円弧状の固定接片1a,1bと、これら固定接片1
a,1bと接断する回転接片2とを備え、回転接片2の両端
2a,2bとも同時に固定接片1a,1bに対して接または断とな
る構成であった。
に、一対の円弧状の固定接片1a,1bと、これら固定接片1
a,1bと接断する回転接片2とを備え、回転接片2の両端
2a,2bとも同時に固定接片1a,1bに対して接または断とな
る構成であった。
[考案が解決しようとする課題] 上記構成では、接または断になる際に2箇所でアーク損
傷が発生して固定接片1a,1bの摩耗が進みやすく、ま
た、アーク損傷に伴う摩耗粉の発生も多く絶縁抵抗の劣
化が発生しやすいという問題点があった。
傷が発生して固定接片1a,1bの摩耗が進みやすく、ま
た、アーク損傷に伴う摩耗粉の発生も多く絶縁抵抗の劣
化が発生しやすいという問題点があった。
本考案は、固定接片と回転接片との接または断時に生じ
るアーク発生箇所を1箇所にするよう構成し、かつ、そ
の箇所をアーク損傷に伴う摩耗粉による絶縁抵抗の劣化
面で影響の少ない方の箇所とした両切型ロータリースイ
ッチを提供することを目的とする。
るアーク発生箇所を1箇所にするよう構成し、かつ、そ
の箇所をアーク損傷に伴う摩耗粉による絶縁抵抗の劣化
面で影響の少ない方の箇所とした両切型ロータリースイ
ッチを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、一対の円弧状の固定接片と、これら固定接片
と接断する回転接片と、前記固定接片の一端から切欠部
を内側に形成しつつ延長された端子片とを備え、前記固
定接片において前記切欠部側の端縁には前記回転接片の
一端との断を他端に比べて遅らせる延長部を設けた両切
型ロータリースイッチを構成する。
と接断する回転接片と、前記固定接片の一端から切欠部
を内側に形成しつつ延長された端子片とを備え、前記固
定接片において前記切欠部側の端縁には前記回転接片の
一端との断を他端に比べて遅らせる延長部を設けた両切
型ロータリースイッチを構成する。
[作用] 本考案によれば、回転接片の両端が同時に固定接片に対
して接または断になることがなく、タイミングのずれが
あるため、アーク発生を1箇所にすることができ、しか
も、アーク損傷に伴う摩耗粉による絶縁抵抗の劣化のお
それも小さくなる。
して接または断になることがなく、タイミングのずれが
あるため、アーク発生を1箇所にすることができ、しか
も、アーク損傷に伴う摩耗粉による絶縁抵抗の劣化のお
それも小さくなる。
さらに特筆すべきことは、固定接片の一端から切欠部を
内側に形成しつつ延長された端子片を備えたことを前提
として、前記固定接片において前記切欠部側の端縁には
回転接片の一端との断を他端に比べて遅らせる延長部を
設けたことによる特徴がある。
内側に形成しつつ延長された端子片を備えたことを前提
として、前記固定接片において前記切欠部側の端縁には
回転接片の一端との断を他端に比べて遅らせる延長部を
設けたことによる特徴がある。
この構成によれば、アーク発生箇所は固定接片において
切欠部がない方の端縁に限定され、この箇所では回転接
片が固定接片に接続されていない中立的な場合に、もと
もと回転接片の一端(接点部分)と固定接片の端縁との
絶縁距離が比較的大きく、アーク損傷に伴う摩耗粉によ
る絶縁抵抗の劣化面で影響の少ない方の箇所である。
切欠部がない方の端縁に限定され、この箇所では回転接
片が固定接片に接続されていない中立的な場合に、もと
もと回転接片の一端(接点部分)と固定接片の端縁との
絶縁距離が比較的大きく、アーク損傷に伴う摩耗粉によ
る絶縁抵抗の劣化面で影響の少ない方の箇所である。
一方、固定接片において切欠部がある方では、この箇所
でアーク発生があれば、切欠部における端子片側の縁角
部が回転接片の一端(接点部分)に近いことから、アー
ク損傷に伴う摩耗粉による絶縁抵抗の劣化面で影響の大
きい箇所となるが、この箇所でのアーク発生をなくせた
ため、この箇所での絶縁抵抗劣化のおそれが事実上心配
のないものとなっている。
でアーク発生があれば、切欠部における端子片側の縁角
部が回転接片の一端(接点部分)に近いことから、アー
ク損傷に伴う摩耗粉による絶縁抵抗の劣化面で影響の大
きい箇所となるが、この箇所でのアーク発生をなくせた
ため、この箇所での絶縁抵抗劣化のおそれが事実上心配
のないものとなっている。
[実施例] 次に、本考案の実施例を説明するが、本考案をその実施
例のみに特有な事項に基づいて限定解釈してはならな
い。
例のみに特有な事項に基づいて限定解釈してはならな
い。
本考案の実施例を第1図にもとづいて説明すれば、一対
の円弧状の固定接片1a,1bと、これら固定接片1a,1bと接
断する回転接片2と、前記固定接片1a,1bの一端から切
欠部1dを内側に形成しつつ延長された端子片1eとを備
え、前記固定接片1a,1bにおいて前記切欠部1d側の端縁
には前記回転接片2の一端2aとの断を他端2bに比べて遅
らせる延長部1c(幅d)を設けている。
の円弧状の固定接片1a,1bと、これら固定接片1a,1bと接
断する回転接片2と、前記固定接片1a,1bの一端から切
欠部1dを内側に形成しつつ延長された端子片1eとを備
え、前記固定接片1a,1bにおいて前記切欠部1d側の端縁
には前記回転接片2の一端2aとの断を他端2bに比べて遅
らせる延長部1c(幅d)を設けている。
上記構成によれば、回転接片2の両端2a,2bが同時に固
定接片1a,1bに対して接または断になることがなく、タ
イミングのずれがあるため、アーク発生を1箇所にする
ことができ、しかも、アーク損傷に伴う摩耗粉による絶
縁抵抗劣化のおそれも小さくなる。
定接片1a,1bに対して接または断になることがなく、タ
イミングのずれがあるため、アーク発生を1箇所にする
ことができ、しかも、アーク損傷に伴う摩耗粉による絶
縁抵抗劣化のおそれも小さくなる。
さらに特筆すべきことは、固定接片1a,1bの一端から切
欠部1dを内側に形成しつつ延長された端子片1eを備えた
ことを前提として、前記固定接片1a,1bにおいて前記切
欠部1d側の端縁には回転接片2の一端2aとの断を他端2b
に比べて遅らせる延長部1cを設けたことによる特徴があ
る。
欠部1dを内側に形成しつつ延長された端子片1eを備えた
ことを前提として、前記固定接片1a,1bにおいて前記切
欠部1d側の端縁には回転接片2の一端2aとの断を他端2b
に比べて遅らせる延長部1cを設けたことによる特徴があ
る。
この構成によれば、アーク発生箇所は固定接片1a,1bに
おいて切欠部1dがない方の端縁(第1図における上側)
に限定され、この箇所では回転接片2が固定接片1a,1b
に接続されていない中立的な場合(第1図の実線の場
合)に、もともと回転接片2の一端2b(接点部分)と固
定接片1a(1b)の端縁との絶縁距離が比較的大きく、ア
ーク損傷に伴う摩耗粉による絶縁抵抗の劣化面で影響の
少ない方の箇所である。
おいて切欠部1dがない方の端縁(第1図における上側)
に限定され、この箇所では回転接片2が固定接片1a,1b
に接続されていない中立的な場合(第1図の実線の場
合)に、もともと回転接片2の一端2b(接点部分)と固
定接片1a(1b)の端縁との絶縁距離が比較的大きく、ア
ーク損傷に伴う摩耗粉による絶縁抵抗の劣化面で影響の
少ない方の箇所である。
一方、固定接片1b(1a)において切欠部1dがある方で
は、この箇所でアーク発生があれば、切欠部1dにおける
端子片1e側の縁角部が回転接片2の一端2a(接点部分)
に近いことから、アーク損傷に伴う摩耗粉による絶縁抵
抗の劣化面で影響の大きい箇所となるが、この箇所での
アーク発生をなくせたため、この箇所での絶縁抵抗劣化
のおそれが事実上心配のないものとなっている。
は、この箇所でアーク発生があれば、切欠部1dにおける
端子片1e側の縁角部が回転接片2の一端2a(接点部分)
に近いことから、アーク損傷に伴う摩耗粉による絶縁抵
抗の劣化面で影響の大きい箇所となるが、この箇所での
アーク発生をなくせたため、この箇所での絶縁抵抗劣化
のおそれが事実上心配のないものとなっている。
なお、念のため付け加えると、固定接片1a,1bにおいて
切欠部1d側の端縁には回転接片2の一端2aとの断を他端
2bに比べて遅らせる延長部1cを設けたということは、固
定接片1a,1bにおいて切欠部1dがない方の端縁には回転
接片2の一端2bとの断を他端2aに比べて早くする短縮部
(切除部あるいは切取部)を設けたということとまさに
等価であり、この場合でも解決課題・作用・効果などに
おいてなんら変わりはない。また、「円弧状」の固定接
片1a,1bと表現したが、固定接片1a,1bに対して回転接片
2の各端2a,2b(接点部分)が回転接触する軌跡が円弧
状になるという程度の意味である。
切欠部1d側の端縁には回転接片2の一端2aとの断を他端
2bに比べて遅らせる延長部1cを設けたということは、固
定接片1a,1bにおいて切欠部1dがない方の端縁には回転
接片2の一端2bとの断を他端2aに比べて早くする短縮部
(切除部あるいは切取部)を設けたということとまさに
等価であり、この場合でも解決課題・作用・効果などに
おいてなんら変わりはない。また、「円弧状」の固定接
片1a,1bと表現したが、固定接片1a,1bに対して回転接片
2の各端2a,2b(接点部分)が回転接触する軌跡が円弧
状になるという程度の意味である。
[考案の効果] 以上のとおり本考案の両切型ロータリースイッチでは、
アーク発生箇所を1箇所にすることができ、かつ、その
箇所をアーク損傷に伴う摩耗粉による絶縁抵抗の劣化面
で影響の少ない方の箇所とできたことに特筆すべき特徴
があり、小型で相当な電流の開閉を可能としたスイッチ
を提供できる。
アーク発生箇所を1箇所にすることができ、かつ、その
箇所をアーク損傷に伴う摩耗粉による絶縁抵抗の劣化面
で影響の少ない方の箇所とできたことに特筆すべき特徴
があり、小型で相当な電流の開閉を可能としたスイッチ
を提供できる。
第1図は本考案の一実施例による正面図、第2図は従来
例の正面図である。 1a,1b…固定接片、1c…延長部、1d…切欠部、1e…端子
片、2…回転接片。
例の正面図である。 1a,1b…固定接片、1c…延長部、1d…切欠部、1e…端子
片、2…回転接片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田村 輝幸 大阪府東大阪市菱江1番地 朝日ナショナ ル照明株式会社内 (56)参考文献 実開 昭48−90167(JP,U) 実開 昭63−26935(JP,U) 登録実用新案347429(JP,Z1)
Claims (1)
- 【請求項1】一対の円弧状の固定接片と、これら固定接
片と接断する回転接片と、前記固定接片の一端から切欠
部を内側に形成しつつ延長された端子片とを備え、前記
固定接片において前記切欠部側の端縁には前記回転接片
の一端との断を他端に比べて遅らせる延長部を設けた両
切型ロータリースイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988074415U JPH0741066Y2 (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | 両切型ロータリースイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988074415U JPH0741066Y2 (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | 両切型ロータリースイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01177841U JPH01177841U (ja) | 1989-12-19 |
JPH0741066Y2 true JPH0741066Y2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=31299528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988074415U Expired - Lifetime JPH0741066Y2 (ja) | 1988-06-03 | 1988-06-03 | 両切型ロータリースイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0741066Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4890167U (ja) * | 1972-02-05 | 1973-10-30 | ||
JPH0312176Y2 (ja) * | 1986-08-04 | 1991-03-22 |
-
1988
- 1988-06-03 JP JP1988074415U patent/JPH0741066Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01177841U (ja) | 1989-12-19 |
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