JPS6111875Y2 - - Google Patents

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JPS6111875Y2
JPS6111875Y2 JP16662478U JP16662478U JPS6111875Y2 JP S6111875 Y2 JPS6111875 Y2 JP S6111875Y2 JP 16662478 U JP16662478 U JP 16662478U JP 16662478 U JP16662478 U JP 16662478U JP S6111875 Y2 JPS6111875 Y2 JP S6111875Y2
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JP
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arc
extinguishing plate
movable element
slit
extinguishing
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JP16662478U
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JPS5581237U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は細隙消弧方式を用いた回路しや断器
の改良に関するものである。
従来、この種のものとして第1図および第2図
に示すものがある。すなわち、第1図は、細隙消
弧方式の平面図、第2図はその断面図である。図
において、1は可動子、2は可動子1上に固着さ
れた可動接点、3は固定子、4は固定子3上に固
着された固定接点、5は2枚の絶縁材から成る細
隙消弧板で、可動接点2を固着している可動子1
の運動軌跡面に平行な面を有し、その各々の平行
な面は可動接点2及び固定接点4を挾み込むよう
に配置され、その間隔は可動子の動きを阻害しな
い程度の最小な距離で、その大きさは固定接点
2、可動接点4の双方を閉路、開路時共に覆い込
む大きさである。
次にその動作について説明する。
電源から固定子3、固定接点4、可動接点2、
可動子1を経て負荷へ供給されている電力を固定
接点4より可動接点2を開離することでしよ断す
ると接点4,2間にはアークが発生するが、上記
の如く接点4,2近傍に設置された細隙消弧板5
が下記の効果をもたらして速やかにアークを消去
する。即ち、一つには発生アークは細隙消弧板5
に挾まれてアークの電流方向に垂直なアーク断面
積が増大することを防止し、接点間アーク抵抗を
急激に増加さす。更にもう一つには接点2,4間
アークは爆発的圧力の発生源であつて、この発生
源で生じた圧力は細隙消弧板5のために上方向に
伝播する際可動子1を押し上げるため、可動子1
開極速度は非常に増加されるものである。
以上のように細隙消弧板5を設置することで、
限流特性の非常に優秀な回路しや断器を提供する
ことができる。
ところが、上記の通り細隙消弧板5は可動子1
の運動を阻害しないぎりぎりの間隔に設置されて
いるので、大電流しや断時にアークのエネルギー
で、可動子1、可動接点2、固定子3および固定
接点4等のアークを取り囲む周囲物が溶融気化
し、それらの微粉が細隙消弧板5上に付着した
り、細隙消弧板自体が炭化したりして可動子1、
可動接点2と細隙消弧板との一部が接触すること
が多く、しや断完了後の細隙消弧板5上のメグオ
ームが極度に低下し、その結果回路しや断器の断
路時の端子間絶縁低抗が低下することがしがしば
起こる。
このような場合可動子1、可動接点2のどこか
と細隙消弧板のどこかとが接触していることが多
い。大電流しや断後再点弧しや断不能、火災など
の2次災害を併発することも十分考えられるもの
である。上記絶縁低下の問題を解消するため、細
隙消弧板5の細隙間隙を大きくすることが考えら
れるが、その場合は限流性能の低下を余儀なくさ
れる。
この考案は上記のような欠点を除去すべく考案
なされたもので回路しや断器開路時の端子間絶縁
低抗の低下を、限流性能の低下を招くことなく防
止し、しや断性能の優れた回路しや断器を提供し
ようとするものである。
以下、この考案の一実施例を図に従つて説明す
る。
すなわち、第3図において6はこの考案におけ
る細隙消弧板であり、可動接点閉路時の可動接点
固定接点及び、可動接点が閉路より完全開路に至
る途中の可動接点、固定接点を覆い、完全開路時
のみ可動子運動方向に可動子、可動接点と空隙d
を確保できるように構成且つ配置されている。な
お、その他の部分については第1図、第2図に示
すものと同様に構成されており、説明を省略す
る。
次にその動作について説明する。
回路しや断器の負荷側配電線で発生した短絡事
故電流を可動接点2、固定接点4を開離すること
でしや断すると接点間にアークが発生する。この
アークは前記と同様に細隙消弧板5の効果によつ
て消弧されるが、本考案においては接点開路時に
は可動子1、可動接点2が細隙消弧板6間の細隙
領域外へ移動することによつて該領域との間に必
らず空隙が形成されるので、アーク消弧時のアー
クエネルギーによる周囲の溶融気化物の粉末が細
隙消弧板6上に付着して細隙消弧板上の絶縁抵抗
が低下しても回路しや断器開路時の端子間抵抗は
低下しない。従つて、細隙消弧板の絶縁低下によ
る絶縁破壊、再点弧、しや断不能など発生するこ
とはない。勿論、上記構成では細隙消弧板5の細
隙間隔を一定にしているので、良好な限流性能を
有効に維持でき、所期の目的を達成することがで
きる。
ところで、上記構成では可動子1の完全接点開
路時には、細隙消弧における限流効果がなくなる
が、それはこの時点においては、すでに通過電流
尖頭値を迎えた後であるから不要なことである。
たとえば考案者等の実験によれば、しや断電流
10KAで、可動子開離速度5m/S、完全開路距
離15mm、通過電流尖頭値を迎える時間2.5〜3
m/Sである。
なお、上記一実施例では台形の細隙消弧板であ
るが接点完全開路時に可動子1及び可動接点2が
細隙消弧板6に接触することのない構造のもので
あればどのような形状であつてもよい。
以上のようにこの考案は可動子を完全接点開路
時に細隙の領域外に移動し、該領域との間に所定
の空隙を形成するだけの簡単な構成によつて、優
秀な限流しや断に加えて絶縁破壊、再点弧、しや
断不能のない確実なしや断を行なう回路しや断器
を提供し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は細隙消弧原埋を示す平面図、第2図は
そのA−A断面図、第3図はこの考案の一実施例
を示す断面図である。 図において、1は可動子、2は可動接点、3は
固定子、4は固定接点、5は細隙消弧板、6は細
隙消弧板である。なお、図中同一符号は同一又は
相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定導体に固着された固定接点と対向する可動
    接点を有する可動子の運動軌跡面に沿つて対向配
    置され、上記可動子の動作を阻害しない間隔をも
    つ平行な面で細〓を構成する2枚の絶縁板からな
    る細〓消弧板を備えた回路しや断器において、上
    記可動子を完全接点開路時に上記細〓の領域外に
    移動し、該領域との間に所定の空〓を形成したこ
    とを特徴とする回路しや断器。
JP16662478U 1978-11-30 1978-11-30 Expired JPS6111875Y2 (ja)

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JP16662478U JPS6111875Y2 (ja) 1978-11-30 1978-11-30

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JP16662478U JPS6111875Y2 (ja) 1978-11-30 1978-11-30

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Publication Number Publication Date
JPS5581237U JPS5581237U (ja) 1980-06-04
JPS6111875Y2 true JPS6111875Y2 (ja) 1986-04-14

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ID=29166097

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006252977A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Fuji Electric Holdings Co Ltd 回路遮断器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006252977A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Fuji Electric Holdings Co Ltd 回路遮断器
JP4639867B2 (ja) * 2005-03-11 2011-02-23 富士電機ホールディングス株式会社 回路遮断器

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JPS5581237U (ja) 1980-06-04

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