JP2023074076A - 回路遮断器 - Google Patents

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Yasuhiro Jinno
孝幸 甲斐
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Abstract

【課題】複数のヒューズ素子を備える回路遮断器であって、従来に比べて高い信頼性を備える回路遮断器を提供する。【解決手段】回路遮断器100は、不導体片211を有する第1のヒューズ素子21aと、前記第1のヒューズ素子21aに対し並列に接続され、かつ互いに直列に接続される第2のヒューズ素子21bおよびスイッチ22aと、を備え、前記不導体片211の燃焼により発生するガスGASの圧力によって前記スイッチ22aが投入されるよう構成する。【選択図】図1

Description

本開示は、回路における地絡事故または短絡事故の際に流れる事故電流を遮断して回路を保護する、回路遮断器に関する。
一例として直流配電系統では、地絡事故または短絡事故の際に流れる事故電流を遮断する回路遮断器として、事故電流を高速で遮断するヒューズが用いられる。ヒューズを用いた回路遮断器の課題は、事故電流の遮断動作に伴いヒューズ内の金属導体が溶断するため、遮断動作が1回限りということである。
特許文献1には、主ヒューズと予備ヒューズとが並列に配置され、予備ヒューズには電極間に不導体片と抵抗体とが設けられたダブルヒューズカットアウトスイッチについて開示されている。事故電流が発生した際、主ヒューズ内の金属導体が事故電流によって溶断し、予備ヒューズの方に電流が移行すると、予備ヒューズ内の抵抗体の発熱により不導体片が燃焼する。これにより、ダブルヒューズカットアウトスイッチは、予備ヒューズに再閉路させる移行素子として機能し、複数回(この場合は2回)の遮断動作を可能とする。
実公昭53-031936号公報
特許文献1に開示されているダブルヒューズカットアウトスイッチは、予備ヒューズ内の抵抗体の抵抗値を大きくすることで、事故電流発生前は主ヒューズに電流が流れ、予備ヒューズに電流が流れないようにしている。しかし、抵抗体の抵抗値が大きいと、事故電流が発生しても抵抗体が燃焼しない可能性があり、予備ヒューズに再閉路させることができなくなる可能性がある。少なくとも、事故電流が発生してから予備ヒューズに再閉路させるまでの時間が抵抗体の抵抗値に依存するため、時間を制御しづらく、動作の信頼性が課題となる。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたもので、従来に比べて高い信頼性を備える回路遮断器を提供することを目的とする。
本開示に係る回路遮断器は、不導体片を有する第1のヒューズ素子と、前記第1のヒューズ素子に対し並列に接続され、かつ互いに直列に接続される第2のヒューズ素子およびスイッチと、を備え、前記不導体片の燃焼により発生するガスの圧力によって前記スイッチが投入されるよう構成する。
本開示によれば、回路遮断器は、第1のヒューズ素子内の不導体片の燃焼により発生するガスの圧力によってスイッチが投入され、第2のヒューズ素子に再閉路させるため、従来に比べて高い信頼性を備えることができる。
実施の形態1から3における回路遮断器の構成図の一例である。 実施の形態1から3における回路遮断器の動作を説明する構成図の一例である。 実施の形態1から3における回路遮断器の構成図の別の一例である。 実施の形態1から3における回路遮断器の動作を説明する構成図の別の一例である。 実施の形態1から3における限流ユニットの斜視図の一例である。 実施の形態1から3における限流ユニットの斜視図の別の一例である。 実施の形態1における事故電流発生前のヒューズユニットの断面図の一例である。 実施の形態1における事故電流発生後のヒューズユニットの断面図の一例である。 実施の形態1におけるスイッチ投入時のヒューズユニットの断面図の一例である。 実施の形態2における事故電流発生前のヒューズユニットの断面図の一例である。 実施の形態2における事故電流発生後のヒューズユニットの断面図の一例である。 実施の形態3における事故電流発生前のヒューズユニットの断面図の一例である。
以下、図面を参照しながら本開示の実施の形態における回路遮断器100について説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における回路遮断器100の構成図の一例である。図1に示すように、回路遮断器100は、開閉器1と、限流ユニット2とを備える。
開閉器1は、限流ユニット2内の第1のヒューズ素子21aと電気的に接続され、回路の開閉を行う。
限流ユニット2は、第1のヒューズ素子21aと、第2のヒューズ素子21bと、スイッチ22aとを備える。
第1のヒューズ素子21aは、不導体片211を有する。不導体片211については、後に図7から図9を用いて説明する。
第2のヒューズ素子21bは、第1のヒューズ素子21aに対し並列に接続される。すなわち、端子23aと端子33aとが接続される。図1に示すように、2つのヒューズ素子で構成される場合には、第2のヒューズ素子21bは、第1のヒューズ素子21aと同じ構成としてもよいし、第1のヒューズ素子21aと異なる構成としてもよい。すなわち、第2のヒューズ素子21bは、不導体片211を有していてもよいし、有していなくてもよい。第2のヒューズ素子21bが不導体片211を必要とするか否かは、スイッチ22bに第2のヒューズ素子21bとは別のヒューズ素子が接続されるか否かによって決まる。
スイッチ22aは、第2のヒューズ素子21bに対し直列に接続される。すなわち、端子34aと端子25aとが接続される。スイッチ22aは、第2のヒューズ素子21bと共に、第1のヒューズ素子21aに対し並列に接続される。事故電流が発生した場合、不導体片211の燃焼により発生するガスの圧力によってスイッチ22aが投入される。スイッチ22aが投入される原理については、後に図7から図9を用いて説明する。
図2は、実施の形態1における回路遮断器100の動作を説明する構成図の一例であり、図1における回路遮断器100の動作を説明する構成図に相当する。図2(a)は、事故電流発生前の回路遮断器100の動作を説明する構成図である。図2(b)は、事故電流発生後にスイッチ22aが投入された時の回路遮断器100の動作を説明する構成図である。
図2(a)に示すように、事故電流発生前は電流CURが開閉器1と第1のヒューズ素子21aとを流れる。
事故電流が発生すると、第1のヒューズ素子21aが過電流を検知し、第1のヒューズ素子21a内の導体薄板部215が破断することで、事故電流が遮断される。同時に、図示しない手段により、開閉器1が開極されてOFF状態となる。
第1のヒューズ素子21aの遮断動作からある程度の時間が経過すると、図2(b)に示すように、スイッチ22aが投入される。スイッチ22aが投入されると、図示しない手段により、開閉器1が閉極されてON状態となる。これにより、電流CURが開閉器1と第2のヒューズ素子21bとを流れる。
なお、必ずしも開閉器1が制御される必要は無い。特に、開閉器1が開極される理由として、スイッチ22aが投入された時に事故電流が第2のヒューズ素子21bを流れるのを確実に防ぐことが挙げられる。しかし、後に図7から図9を用いて説明するように、第1のヒューズ素子21aの遮断動作からある程度の時間が経過してからスイッチ22aが投入される。すなわち、事故電流から回復するまでの時間が確保される。以降、開閉器1の動作については言及しない。
図1に示す回路遮断器100は、複数のヒューズ素子を備える最小構成であるが、第1のヒューズ素子21aの遮断動作後にスイッチ22aが投入され、第2のヒューズ素子21bが再閉路される構成であれば、図1に限定されない。
図3は、実施の形態1における回路遮断器100の構成図の別の一例である。図3に示すように、回路遮断器100は、開閉器1と、限流ユニット2とを備える。図3における開閉器1は、図1における開閉器1と同じであるため、説明を省略する。
限流ユニット2は、ヒューズユニット20a,20b,20cを備える。ヒューズユニット20aは、第1のヒューズ素子21aとスイッチ22aとを備える。ヒューズユニット20bは、第2のヒューズ素子21bとスイッチ22bとを備える。ヒューズユニット20cは、第3のヒューズ素子21cとスイッチ22cとを備える。
図3において、ヒューズユニット20a,20b,20cはいずれも同一の構成となっている。しかし、ヒューズユニット20cにおいて、スイッチ22cを備えていなくてもよい。また、図1とは異なり、第2のヒューズ素子21bは、不導体片211を有する。但し、第3のヒューズ素子21cは、不導体片211を有していても有していなくてもよい。以降、ヒューズユニット20a,20b,20cはいずれも同一の構成であるとし、第3のヒューズ素子21cは不導体片211を有するものとして説明する。なお、限流ユニット2はヒューズユニットを2つ以上備えていればよく、数量は限定されない。
図4は、実施の形態1における回路遮断器100の動作を説明する構成図の別の一例であり、図3における回路遮断器100の動作を説明する構成図に相当する。図4(a)は、事故電流発生前の回路遮断器100の動作を説明する構成図である。図4(b)は、1回目の事故電流発生後にスイッチ22aが投入された時の回路遮断器100の動作を説明する構成図である。図4(c)は、2回目の事故電流発生後にスイッチ22bが投入された時の回路遮断器100の動作を説明する構成図である。
図4(a)に示すように、事故電流発生前は電流CURが第1のヒューズ素子21aを流れる。
1回目の事故電流が発生すると、第1のヒューズ素子21a内の導体薄板部215が破断することで、事故電流が遮断される。
第1のヒューズ素子21aの遮断動作からある程度の時間が経過すると、図4(b)に示すように、スイッチ22aが投入される。スイッチ22aが投入されると、電流CURが第2のヒューズ素子21bを流れる。
2回目の事故電流が発生すると、第2のヒューズ素子21b内の導体薄板部215が破断することで、事故電流が遮断される。
第2のヒューズ素子21bの遮断動作からある程度の時間が経過すると、図4(c)に示すように、スイッチ22bが投入される。スイッチ22bが投入されると、電流CURが第3のヒューズ素子21cを流れる。
図5および図6は、実施の形態1における限流ユニット2の斜視図の一例である。限流ユニット2は、更に接続導体26,27を備える。接続導体26は、端子23a,23b,23cを電気的に接続する。接続導体27は、端子25a,24bを電気的に接続し、端子25b,24cを電気的に接続する。なお、スイッチ22a,22b,22cは図5および図6に図示されていないが、それぞれヒューズユニット20a,20b,20cの内部に組み込まれている。
次に、図7から図9を用いて、スイッチ22a,22b,22cが投入される原理を説明する。以下、ヒューズユニット20a,20b,20cを区別せずに示す時は、ヒューズユニット20と称する。第1のヒューズ素子21aと、第2のヒューズ素子21bと、第3のヒューズ素子21cとを区別せずに示す時は、ヒューズ素子21と称する。スイッチ22a,22b,22cを区別せずに示す時は、スイッチ22と称する。端子23a,23b,23cを区別せずに示す時は、端子23と称する。端子24a,24b,24cを区別せずに示す時は、端子24と称する。端子25a,25b,25cを区別せずに示す時は、端子25と称する。
図7は、実施の形態1における事故電流発生前のヒューズユニット20の断面図の一例である。ヒューズユニット20は、ヒューズ素子21と、スイッチ22と、導体28と、下部導体29と、固定導体30とにより構成される。
ヒューズ素子21は、不導体片211と、ピストン212と、ロッド213と、バネ214と、導体薄板部215とにより構成される。不導体片211は、例えば火薬である。
スイッチ22は、可動導体221と、固定接点222と、可動接点223と、シャント224と、絶縁体225と、第1のバネ226と、第2のバネ227とにより構成される。第1のバネ226は、例えば引外しバネである。第2のバネ227は、例えば閉極バネである。
図7に示すように、ロッド213は、可動導体221を介して可動接点223と間接的に接続される。ピストン212は、不導体片211とロッド213との間に設置される。
また、固定接点222は、固定導体30と導体28とを介してヒューズ素子21の導体薄板部215と電気的に接続される。可動接点223は、可動導体221とシャント224と下部導体29とを介して端子25と電気的に接続される。更に、図3に示すように、端子25aは第2のヒューズ素子21bと電気的に接続され、端子25bは第3のヒューズ素子21cと電気的に接続される。よって、スイッチ22aにおける可動接点223は、第2のヒューズ素子21bと電気的に接続され、スイッチ22bにおける可動接点223は、第3のヒューズ素子21cと電気的に接続される。
絶縁体225は、固定接点222と可動接点223との間に設置される。絶縁体225は、単に固定接点222と可動接点223との間に設置されるだけでなく、可動導体221と係合されていてもよい。第1のバネ226は、絶縁体225に接続され、固定接点222と可動接点223との間から絶縁体225を引き抜くために設けられる。第1のバネ226は、絶縁体225を引き抜く方向に設けられる。第1のバネ226の伸縮方向は、固定接点222と可動接点223とが向かい合う方向に対して垂直方向である。第2のバネ227は、一方がヒューズ素子21の筐体に接続され、他方が可動導体221を介して可動接点223と間接的に接続される。第2のバネ227は、固定接点222と可動接点223とを引き寄せるために設けられる。第2のバネ227の伸縮方向は、固定接点222と可動接点223とが向かい合う方向である。
図7に示すように、事故電流発生前には、電流CURが導体28の端子23と導体薄板部215と導体28の端子24とを流れる。
図8は、実施の形態1における事故電流発生後のヒューズユニット20の断面図の一例である。
事故電流が発生すると、ヒューズ素子21内の図示しない過電流検知器からの電気信号によって、不導体片211が燃焼する。この電気信号は、例えば不導体片211を燃焼させるのに十分な電圧信号である。不導体片211の燃焼により発生するガスGASの圧力によって、ピストン212が図面下方に移動する。下方に移動したピストン212は導体薄板部215を破断し、導体28を流れていた事故電流は遮断される。ピストン212は更に下方に移動し、ピストン212の底面がロッド213に接触すると、ロッド213を押し下げる。ロッド213は、可動導体221を押し下げる。可動接点223は可動導体221と接続されているため、可動接点223は固定接点222に対し離れるよう移動する。これにより、第1のバネ226としての引外しバネのバネ力により、絶縁体225が引き抜かれる。すなわち、絶縁体225は図面右方に引き抜かれる。絶縁体225が可動導体221と係合されている場合は、可動導体221が下方に移動することで、絶縁体225と可動導体221との係合が解除され、第1のバネ226のバネ力により、絶縁体225が引き抜かれる。
なお、事故電流が発生した際、過電流によってヒューズ素子21内で生じる熱によって、不導体片211を燃焼させてもよい。
図9は、実施の形態1におけるスイッチ22投入時のヒューズユニット20の断面図の一例である。
図8において絶縁体225が引き抜かれた後、不導体片211の燃焼によって発生したガスGASは時間の経過とともに冷却され、圧力が低下する。圧力が低下すると、第2のバネ227としての閉極バネのバネ力により、可動導体221が上方に移動する。これに伴い、ロッド213とピストン212とが連動して上方に移動し、可動接点223が固定接点222と接続される方向に移動する。固定接点222と可動接点223とが電気的に接続されることで、スイッチ22が投入される。
事故電流が発生してから事故電流が遮断されるまでに要する時間は、不導体片211が燃焼してから導体薄板部215が破断するまでの時間に相当し、最大で数ミリ秒程度である。一方、事故電流が遮断されてからスイッチ22が投入されるまでに要する時間は、導体薄板部215が破断してから固定接点222と可動接点223とが接続されるまでの時間に相当し、数百ミリ秒から数秒程度である。これにより、事故電流から回復するまでの時間が確保される。また、電源電圧の設定値に依らず、同一の不導体片211を使用できるため、事故電流が発生した場合には確実にスイッチ22が投入され、従来に比べて高い信頼性を備える。かつ、コントローラなどによるスイッチ22の制御を不要とするため、従来に比べてコストの低減が図れる。
以上で説明した実施の形態1によれば、従来に比べて高い信頼性を備える。また、スイッチ22を制御するコントローラを備える必要がないため、低コストを実現することができる。
実施の形態2.
以下、本実施の形態におけるスイッチ22が投入される原理について、図10および図11を用いて説明する。なお、回路遮断器100の構成および限流ユニット2の構成については、実施の形態1に示す構成と同じであるため、説明を省略する。
図10は、実施の形態2における事故電流発生前のヒューズユニット20の断面図の一例である。図10において、図7と同じ構成要素には同じ符号を割り振る。これらについては、詳細な説明を省略する。これは、図11についても同様である。
図10に示すように、ヒューズ素子21は、側面に排気孔216を備える。そして、不導体片211と対向するピストン212の面と排気孔216との距離sは、ロッド213と対向するピストン212の面とロッド213との距離tよりも短い。すなわち、s<tとなる。この理由については、図11を用いて説明する。
図11は、実施の形態2における事故電流発生後のヒューズユニット20の断面図の一例である。
事故電流が発生すると、不導体片211の燃焼により発生するガスGASの圧力によって、ピストン212が図面下方に移動する。最終的に絶縁体225が引き抜かれた後にガスGASの圧力が低下する際、排気孔216からもガスGASが排出されるため、早くスイッチ22が投入される。また、排気孔216の大きさによって、ガスGASの圧力の低下速度を調整することができる。
ここで、距離sが距離t以上だと、ピストン212が下方に移動してもピストン212が排気孔216を塞いでしまう。そこで、距離sを距離tよりも短くする必要がある。
本実施の形態では、スイッチ22投入時のヒューズユニット20の断面図を省略しているが、実施の形態1において説明した原理と同じ原理でスイッチ22が投入される。
以上で説明した実施の形態2によれば、ヒューズ素子21が側面に排気孔216を備えるため、事故電流が遮断されてからスイッチ22が投入されるまでの時間を調整することができる。
実施の形態3.
以下、本実施の形態におけるスイッチ22が投入される原理について、図12を用いて説明する。なお、回路遮断器100の構成および限流ユニット2の構成については、実施の形態1に示す構成と同じであるため、説明を省略する。
図12は、実施の形態3における事故電流発生前のヒューズユニット20の断面図の一例である。図12において、図10と同じ構成要素には同じ符号を割り振る。これらについては、詳細な説明を省略する。
図12に示すように、スイッチ35内の固定導体36が導体28に接続されないため、スイッチ35がヒューズ素子21に対し取り外し可能なよう構成される。なお、導体28と固定導体36とは、別体として設けられる接続導体37により電気的に接続される。この接続導体37も、ヒューズ素子21およびスイッチ35に対し取り外し可能なよう構成される。
本実施の形態では、事故電流発生後のヒューズユニット20の断面図を省略しているが、実施の形態1あるいは実施の形態2において説明した原理と同じ原理で事故電流が遮断される。また、本実施の形態では、スイッチ35投入時のヒューズユニット20の断面図を省略しているが、実施の形態1あるいは実施の形態2において説明した原理と同じ原理でスイッチ35が投入される。
以上で説明した実施の形態3によれば、スイッチ35がヒューズ素子21に対し取り外し可能なよう構成されるため、例えば各構成要素の交換を容易に行うことができる。
本発明は、矛盾のない範囲内において、各実施の形態の内容を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形あるいは省略したりすることが可能である。
1 開閉器、 2 限流ユニット、 20,20a,20b,20c ヒューズユニット、 21 ヒューズ素子、 21a 第1のヒューズ素子、 21b 第2のヒューズ素子、 21c 第3のヒューズ素子、 22,22a,22b,22c,35 スイッチ、 23,23a,23b,23c,24,24a,24b,24c,25,25a,25b,25c,33a,34a 端子、 26,27,37 接続導体、 28 導体、 29 下部導体、 30,36 固定導体、 100 回路遮断器、 211 不導体片、 212 ピストン、 213 ロッド、 214 バネ、 215 導体薄板部、 216 排気孔、 221 可動導体、 222 固定接点、 223 可動接点、 224 シャント、 225 絶縁体、 226 第1のバネ、 227 第2のバネ、 CUR 電流、 GAS ガス、 s,t 距離。

Claims (7)

  1. 不導体片を有する第1のヒューズ素子と、
    前記第1のヒューズ素子に対し並列に接続され、かつ互いに直列に接続される第2のヒューズ素子およびスイッチと、
    を備え、
    前記不導体片の燃焼により発生するガスの圧力によって前記スイッチが投入されるよう構成する回路遮断器。
  2. 前記スイッチは、前記第1のヒューズ素子と電気的に接続される固定接点と、
    前記第2のヒューズ素子と電気的に接続される可動接点と、
    前記固定接点と前記可動接点との間に設置される絶縁体と、
    前記固定接点と前記可動接点との間から前記絶縁体を引き抜くために設けられた第1のバネと、
    一方が前記第1のヒューズ素子に接続され、他方が前記可動接点と間接的に接続され、前記固定接点と前記可動接点とを引き寄せるために設けられた第2のバネと、
    を備え、
    前記ガスの圧力によって、前記可動接点が前記固定接点に対し離れるよう移動し、前記第1のバネによって前記絶縁体が引き抜かれ、前記第2のバネによって前記固定接点と前記可動接点とが接続され、前記スイッチが投入されるよう構成する請求項1に記載の回路遮断器。
  3. 前記第1のヒューズ素子は、前記可動接点と間接的に接続されるロッドと、
    前記不導体片と前記ロッドとの間に設置されるピストンと、
    を備え、
    前記ガスの圧力によって、前記ピストンと前記ロッドとが移動し、前記可動接点が前記固定接点に対し離れるよう移動する請求項2に記載の回路遮断器。
  4. 前記第1のヒューズ素子は、側面に排気孔を備える請求項3に記載の回路遮断器。
  5. 前記不導体片と対向する前記ピストンの面と前記排気孔との距離は、前記ロッドと対向する前記ピストンの面と前記ロッドとの距離よりも短い請求項4に記載の回路遮断器。
  6. 前記第1のヒューズ素子と電気的に接続される開閉器を備える請求項1から5のいずれか1項に記載の回路遮断器。
  7. 前記スイッチは、前記第1のヒューズ素子に対し取り外し可能なよう構成される請求項1から6のいずれか1項に記載の回路遮断器。
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