JPH0740904Y2 - 空気調和機のドレン排水装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は空気調和機のドレン排水装置に関するもので
ある。

〔従来の技術〕

第３図は例えば実公昭61-22181号に公報された従来のド
レン排水装置の室内排水を示す斜視図である。

このドレン排水装置は底面にドレン排水口（１）を設け
た空気調和機本体（２）と，市販ドレンホース（３）と
によって構成されている。

次に，上記構成のドレン排水の方法について述べると，
空気調和機本体（２）の底部には，ドレン排水口（１）
が設けてあり，この排水口に市販ドレンホース（３）を
取り付けている。

〔考案が解決しようとする課題〕

従来の空気調和機のドレン排水装置は以上のように構成
されるので，市販ドレンホース（３）とドレン排水口
（１）との嵌合が不完全で，しかもドレンが漏れる恐れ
があるなどの課題があった。

この考案はこのような課題を解消するためになされたも
ので，内外排水共にドレン受皿を兼用できるとともに，
ドレン漏れの無い空気調和機のドレン排水装置を提供す
ることを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

この考案に係る空気調和機のドレン排水装置は，空気調
和機本体底面にネジ止め用突起を設けると共に，室外排
水装置において室内排水に使用するドレン受皿及びドレ
ンホースを設けたものである。

〔作用〕

この考案における空気調和機のドレン排水装置は，空気
調和機本体底面にネジ止め用突起を設けることにより，
室内排水装置及び室外排水装置でのドレン受皿，ドレン
ホースを兼用化し更に，室内排水装置においてドレン漏
れを無くすことができる。

〔考案の実施例〕

第１図はこの考案における室内ドレン排水装置の分解斜
視図である。（２）は空気調和機本体，（１）・（11）
はそれぞれこの本体底面に設けられたドレン排水口及び
ネジ止め用突起である。（６）はドレン受皿，（12）は
この受皿を取り付ける為のネジ，（７）は付属ドレンホ
ース，（13）はネジ貫通穴，（14）は排水穴である。

第２図はこの考案における室外へのドレン排水装置を示
す斜視図であり，（８）は窓枠，（９）はこの窓枠に固
定されたドレン受皿（６）を取り付ける為の取付金具で
ある。

次に動作について述べる。空気調和機本体（２）底面に
は，ドレン排水口（１）が設けられている。この排水口
を囲う如くドレン受皿（６）を固定する。この固定はド
レン受皿（６）に設けられたネジ貫通穴（13）にネジ
（12）を貫通させ本体底面に設けられたネジ止め用突起
に取り付ける。

更にドレンホース（７）はドレン受皿（６）に設けられ
た排水穴（14）に係合する。次に室外排水の場合におい
て，窓枠（８）に固定された取付金具（９）にドレン受
皿（６）を取り付け，排水穴（14）とドレンホース
（７）とを係合する。

〔考案の効果〕

以上のようにこの考案によれば，空気調和機本体底面に
ネジ止め用突起を設けるよう構成したから，ドレン受皿
を室内排水及び室外排水に兼用することができ，更に室
内排水時のドレン漏れを除く効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案による空気調和機のドレン排水装置を
示す分解斜視図，第２図はこの考案による室外ドレン排
水装置を示す斜視図，第３図は従来のドレン排水装置を
示す分解斜視図である。 （１）はドレン排水口，（６）はドレン受皿，（７）は
ドレンホース，（11）はネジ止め用突起，（13）はネジ
貫通穴，（14）は排水穴である。 なお，図中の同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】窓取付形空気調和機の本体底部にドレン排
   水口を設けたドレン排水装置において，本体底面にドレ
   ン排水口とその近傍にネジ止め用突起を設け，該ネジ止
   め用突起に対向したネジ貫通穴とドレンホースを接続可
   能に突出させた排水穴とを形成したドレン受皿を備えた
   ことを特徴とする空気調和機のドレン排水装置。