JPH0740777Y2 - ボール式逆止弁 - Google Patents
ボール式逆止弁Info
- Publication number
- JPH0740777Y2 JPH0740777Y2 JP1987148933U JP14893387U JPH0740777Y2 JP H0740777 Y2 JPH0740777 Y2 JP H0740777Y2 JP 1987148933 U JP1987148933 U JP 1987148933U JP 14893387 U JP14893387 U JP 14893387U JP H0740777 Y2 JPH0740777 Y2 JP H0740777Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- slider
- ball valve
- pressing piece
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Lift Valve (AREA)
- Check Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は従来公知の給水用のボール式逆止弁について、
断水時に生ずる給水管の真空作用による逆流を防止する
逆止弁作用を全く失わないで止水弁にも使用できるよう
にするものである。
断水時に生ずる給水管の真空作用による逆流を防止する
逆止弁作用を全く失わないで止水弁にも使用できるよう
にするものである。
(従来の技術) 従来のボール式逆止弁は第4図に示すように入口bから
出口cに向かう流過水を通す弁函aの内部にほぼ水平の
隔壁dを設けて周縁を弁座fとした弁口eを形成し、弁
座f上に逆止作用のボール弁gを接触させた構造にな
り、本管から分岐した分岐管中に介置し、普段はボール
弁を排除して圧力水の順方向の流過を妨げず、本管が断
水して真空作用を生じたときに、ボール弁により汚染水
を逆流させないために専用する単能弁の機能を持つに過
ぎない。
出口cに向かう流過水を通す弁函aの内部にほぼ水平の
隔壁dを設けて周縁を弁座fとした弁口eを形成し、弁
座f上に逆止作用のボール弁gを接触させた構造にな
り、本管から分岐した分岐管中に介置し、普段はボール
弁を排除して圧力水の順方向の流過を妨げず、本管が断
水して真空作用を生じたときに、ボール弁により汚染水
を逆流させないために専用する単能弁の機能を持つに過
ぎない。
(本考案が解決しようとする問題点) 従来のボール式逆止弁は、前記により明らかにしたよう
に本管の万一の断水に備えて分岐管中に介置する単能作
用を持つているに過ぎないので、量水計の取換えその他
量水計より先の工事をするため止水弁を別に介設する必
要がある。しかしこのように別種の止水弁を使用するの
は不利であるから、本考案はボール式逆止弁を止水弁と
しても使用できるようにして、配管工事上では弁の設置
を減らし、経済的な不利益をも除くにある。
に本管の万一の断水に備えて分岐管中に介置する単能作
用を持つているに過ぎないので、量水計の取換えその他
量水計より先の工事をするため止水弁を別に介設する必
要がある。しかしこのように別種の止水弁を使用するの
は不利であるから、本考案はボール式逆止弁を止水弁と
しても使用できるようにして、配管工事上では弁の設置
を減らし、経済的な不利益をも除くにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前項に述べた問題点を具体的に解決することを
目的とするもので、入口2から出口3に向かう流過水を
通す弁函1の内部にほぼ水平の隔壁4を設けて周縁を弁
座6とした弁口5を形成し、弁座6上に逆止作用のボー
ル弁7を接触させる逆止弁において、弁座6の上方の弁
函1に、円筒体10を外部に突出し、その円筒体10に上側
にハンドル12を設けた回転子11を水密に嵌め、該回転子
11の下面から形成したねじ孔13に、円筒体10の内面に設
けたピン14を縦方向に形成した案内溝17に嵌めて回転を
拘束した摺動子15の上方部を螺合し、その摺動子15の下
面から形成した案内孔15aに逆T形断面の押圧片16の脚
杆19を摺動自由に挿通し、前記ボール弁7による逆止作
用を生じさせるときは押圧片16がその自重にて前記ボー
ル弁7に接触しながら該ボール弁7に追従して摺動し、
入口2からの通水を遮断するときはハンドル12により前
記回転子11を廻して摺動子15をねじ孔13とピン14の案内
作用により下げて押圧片16を摺動子15により押さえ、該
押圧片16によりボール弁7を弁座6に押さえ付けること
を特徴とするボール式逆止弁に係るものである。
目的とするもので、入口2から出口3に向かう流過水を
通す弁函1の内部にほぼ水平の隔壁4を設けて周縁を弁
座6とした弁口5を形成し、弁座6上に逆止作用のボー
ル弁7を接触させる逆止弁において、弁座6の上方の弁
函1に、円筒体10を外部に突出し、その円筒体10に上側
にハンドル12を設けた回転子11を水密に嵌め、該回転子
11の下面から形成したねじ孔13に、円筒体10の内面に設
けたピン14を縦方向に形成した案内溝17に嵌めて回転を
拘束した摺動子15の上方部を螺合し、その摺動子15の下
面から形成した案内孔15aに逆T形断面の押圧片16の脚
杆19を摺動自由に挿通し、前記ボール弁7による逆止作
用を生じさせるときは押圧片16がその自重にて前記ボー
ル弁7に接触しながら該ボール弁7に追従して摺動し、
入口2からの通水を遮断するときはハンドル12により前
記回転子11を廻して摺動子15をねじ孔13とピン14の案内
作用により下げて押圧片16を摺動子15により押さえ、該
押圧片16によりボール弁7を弁座6に押さえ付けること
を特徴とするボール式逆止弁に係るものである。
本考案の好適な実施例を次項に説明する。
(実施例) 第1、2図は本考案を示したもので、図中1は入口2と
出口3を備える弁函であつて、その弁函1の内部にほぼ
水平の隔壁4を設けて周縁を弁座6とした弁口5を形成
し、弁座6に逆止作用のボール弁7を載置する。
出口3を備える弁函であつて、その弁函1の内部にほぼ
水平の隔壁4を設けて周縁を弁座6とした弁口5を形成
し、弁座6に逆止作用のボール弁7を載置する。
弁座6の上方の弁函1には内周にねじを設けた取付口8
を設け、その取付口8に円筒体10をねじ付けにより固定
し、ハンドル12を設けた回転子11を円筒体10の上端のリ
ング蓋9から挿通する。回転子11には下面からねじ孔13
を形成し、円筒体10の内面に突出したピン14を軸方向
(高さ方向)外周の案内溝17に嵌めて回転だけを拘束さ
れた摺動子15の上面に突出した雄ねじ18をねじ孔13に螺
合する。摺動子15の下面から縦に案内孔15aを形成し、
案内孔15aにはボール弁7上に対応させた断面逆T形の
押圧片16の上面の脚杆19を僅かに緩やかに嵌める。20は
脚片19の下端でボール弁7上に対応させた押え片、21は
円筒体10及びリング蓋9の内面と回転子11の外周面の間
に設けた漏水止めOリングである。
を設け、その取付口8に円筒体10をねじ付けにより固定
し、ハンドル12を設けた回転子11を円筒体10の上端のリ
ング蓋9から挿通する。回転子11には下面からねじ孔13
を形成し、円筒体10の内面に突出したピン14を軸方向
(高さ方向)外周の案内溝17に嵌めて回転だけを拘束さ
れた摺動子15の上面に突出した雄ねじ18をねじ孔13に螺
合する。摺動子15の下面から縦に案内孔15aを形成し、
案内孔15aにはボール弁7上に対応させた断面逆T形の
押圧片16の上面の脚杆19を僅かに緩やかに嵌める。20は
脚片19の下端でボール弁7上に対応させた押え片、21は
円筒体10及びリング蓋9の内面と回転子11の外周面の間
に設けた漏水止めOリングである。
(作用) 本考案はハンドル12により回転子11を回転すると、ピン
14により回転を拘束された摺動子15がねじ孔13に螺合し
た部分をネジ戻しながら弁口5及び弁座6の軸線と平行
に移動する。
14により回転を拘束された摺動子15がねじ孔13に螺合し
た部分をネジ戻しながら弁口5及び弁座6の軸線と平行
に移動する。
ボール弁7による逆止作用を生じさせるときは第1図の
ように回転子11を回転してねじ孔13により摺動子15を上
昇させる。これにより、押圧片16の押え片20が押圧片16
の自重でボール弁7に軽く接触し、ボール弁7の上下の
動きに追従して案内孔15a内を摺動する。(図において
は、押圧片16が上昇したように現してあるが、図の位置
は通水圧力によりボール弁7が上方に移動する限界を示
したものである。) 水道工事等のため、入口2からの通水を遮断するときは
ハンドル12により回転子11を廻して摺動子15をねじ孔13
とピン14の案内作用により下げて押圧片16を押さえ、そ
の押圧片16によりボール弁7を弁座6に押さえつけて止
水の作用に転換する。
ように回転子11を回転してねじ孔13により摺動子15を上
昇させる。これにより、押圧片16の押え片20が押圧片16
の自重でボール弁7に軽く接触し、ボール弁7の上下の
動きに追従して案内孔15a内を摺動する。(図において
は、押圧片16が上昇したように現してあるが、図の位置
は通水圧力によりボール弁7が上方に移動する限界を示
したものである。) 水道工事等のため、入口2からの通水を遮断するときは
ハンドル12により回転子11を廻して摺動子15をねじ孔13
とピン14の案内作用により下げて押圧片16を押さえ、そ
の押圧片16によりボール弁7を弁座6に押さえつけて止
水の作用に転換する。
(効果) 本考案は第4図に示した従来のボール式逆止弁が、希に
しか役立たない逆止作用を少しも損なはせないで、止水
弁として使用することができるもので、逆止弁単独の使
用を止水弁として兼用できる。しかも逆止作用を生じさ
せるとき押圧片16が自重にてボール弁に接触し、ボール
弁の動きに追従して摺動するので、ボール弁が押圧片16
に衝当して破損したり騒音が発生するのを防止できる。
しか役立たない逆止作用を少しも損なはせないで、止水
弁として使用することができるもので、逆止弁単独の使
用を止水弁として兼用できる。しかも逆止作用を生じさ
せるとき押圧片16が自重にてボール弁に接触し、ボール
弁の動きに追従して摺動するので、ボール弁が押圧片16
に衝当して破損したり騒音が発生するのを防止できる。
第1〜3図は本考案の実施例を示し、第1図は縦断正面
図、第2図は第1図A−A線切断平面図、第3図は要部
の分解斜視図である。第4図は従来のボール式逆止弁の
縦断側面図である。 1……弁函、2……入口、3……出口、4……隔壁 5……弁口、6……弁座、7……ボール弁 10……円筒体、11……回転子、12……ハンドル、13……
ねじ孔 14……ピン、15……摺動子、15a……案内孔、16……押
圧片 17……案内溝
図、第2図は第1図A−A線切断平面図、第3図は要部
の分解斜視図である。第4図は従来のボール式逆止弁の
縦断側面図である。 1……弁函、2……入口、3……出口、4……隔壁 5……弁口、6……弁座、7……ボール弁 10……円筒体、11……回転子、12……ハンドル、13……
ねじ孔 14……ピン、15……摺動子、15a……案内孔、16……押
圧片 17……案内溝
Claims (1)
- 【請求項1】入口2から出口3に向かう流過水を通す弁
函1の内部にほぼ水平の隔壁4を設けて周縁を弁座6と
した弁口5を形成し、弁座6上に逆止作用のボール弁7
を接触させる逆止弁において、 弁座6の上方の弁函1に、円筒体10を外部に突出し、そ
の円筒体10に上側にハンドル12を設けた回転子11を水密
に嵌め、該回転子11の下面から形成したねじ孔13に、円
筒体10の内面に設けたピン14を縦方向に形成した案内溝
17に嵌めて回転を拘束した摺動子15の上方部を螺合し、
その摺動子15の下面から形成した案内孔15aに逆T形断
面の押圧片16の脚杆19を摺動自由に挿通し、前記ボール
弁7による逆止作用を生じさせるときは押圧片16がその
自重にて前記ボール弁7に接触しながら該ボール弁7に
追従して摺動し、入口2からの通水を遮断するときはハ
ンドル12により前記回転子11を廻して摺動子15をねじ孔
13とピン14の案内作用により下げて押圧片16を摺動子15
により押さえ、該押圧片16によりボール弁7を弁座6に
押さえ付けることを特徴とするボール式逆止弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987148933U JPH0740777Y2 (ja) | 1987-09-29 | 1987-09-29 | ボール式逆止弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987148933U JPH0740777Y2 (ja) | 1987-09-29 | 1987-09-29 | ボール式逆止弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6453677U JPS6453677U (ja) | 1989-04-03 |
JPH0740777Y2 true JPH0740777Y2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=31420699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987148933U Expired - Lifetime JPH0740777Y2 (ja) | 1987-09-29 | 1987-09-29 | ボール式逆止弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740777Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4339233A (en) * | 1979-12-13 | 1982-07-13 | Krueger Wallace F | Power-assisted valve |
JPS57167963U (ja) * | 1981-04-16 | 1982-10-22 | ||
JPS6123571U (ja) * | 1984-07-18 | 1986-02-12 | 株式会社 電業社機械製作所 | 締切り逆止弁 |
-
1987
- 1987-09-29 JP JP1987148933U patent/JPH0740777Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6453677U (ja) | 1989-04-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0740777Y2 (ja) | ボール式逆止弁 | |
JPH0125810Y2 (ja) | ||
CN206159500U (zh) | 一种平角式角阀 | |
US3990466A (en) | Stop and waste valve construction | |
JP2580150Y2 (ja) | 開度指示装置付バルブ | |
JPH076218Y2 (ja) | 分岐口を有するシングルレバ−式単水栓 | |
JPH0419266Y2 (ja) | ||
JPS627699Y2 (ja) | ||
JPH0234258Y2 (ja) | ||
JPS634859Y2 (ja) | ||
JPS5917987Y2 (ja) | 吸気弁付き不凍給水栓 | |
JPS592216Y2 (ja) | 水栓 | |
JPH039555Y2 (ja) | ||
JP3037110U (ja) | 切替弁の漏水防止構造 | |
JPH054630Y2 (ja) | ||
JPH0212367Y2 (ja) | ||
JPS6317905Y2 (ja) | ||
JPS5833343Y2 (ja) | タンク給水用ボ−ルタップ | |
JP3028530U (ja) | 給湯・給水ヘッダ用バルブ付き継手 | |
JPS6111572Y2 (ja) | ||
JPH0438141Y2 (ja) | ||
JPH0237894Y2 (ja) | ||
JPS5851268Y2 (ja) | 厨房家具 | |
JP2566423Y2 (ja) | バルブ用プラスチック製ハンドルの着脱構造 | |
JPH0313368U (ja) |