JPH0740379U - クローラ式走行体の下部ローラ装置 - Google Patents

クローラ式走行体の下部ローラ装置

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JPH0740379U
JPH0740379U JP7578093U JP7578093U JPH0740379U JP H0740379 U JPH0740379 U JP H0740379U JP 7578093 U JP7578093 U JP 7578093U JP 7578093 U JP7578093 U JP 7578093U JP H0740379 U JPH0740379 U JP H0740379U
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JP
Japan
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crawler
lower roller
traveling body
roller device
buffer plate
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Pending
Application number
JP7578093U
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English (en)
Inventor
裕之 奥本
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kobelco Construction Machinery Co Ltd filed Critical Kobelco Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クローラ式車両の走行時には、回転するクロ
ーラの振動や騒音が下部ローラを介して運転席まで伝播
してくる。その振動及び騒音の度合は走行体の走行速度
を高速にする程大きくなり、運転者の運転感覚を阻害す
るだけでなく、各種搭載機器を含む機体全体に悪影響を
及ぼすことになる。これを解決する。 【構成】 本考案の下部ローラ装置では、クローラをそ
なえ、そのクローラをガイドするためにクローラフレー
ムの下部に複数個の下部ローラを配設しているクローラ
式車両の走行体において、下部ローラのローラ軸を支持
するブラケットと、クローラフレームとの取付面間に弾
性を有する緩衝板を着脱可能に設けて構成した。またそ
の緩衝板の材料に、弾性を有する合成樹脂材又はゴム材
を用いた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、油圧ショベルなどクローラ式建設機械,作業車両の走行体に装備す る下部ローラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、実開平1−126889号公報に記載されている走行体1の側面図で ある。この図5における走行体1では、複数個の下転輪2を一体に固設したサブ トラックフレーム3とメイントラックフレーム4との間に緩衝体5を固設してい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
クローラ式車両が走行を行うときには、回転するクローラの振動や騒音が下部 ローラ(下転輪と同じ)を介して運転席まで伝播してくる。そしてその振動及び 騒音の度合は走行体の走行速度を高速にする程大きくなり、運転者の運転感覚を 阻害するだけでなく、各種搭載機器を含む機体全体に悪影響を及ぼすことになる 。そのために、従来から上記振動及び騒音を低減させる手段が種々勘案されてい る。しかしたとえば図5に示すような従来技術の一実施例では、サブトラックフ レームをメイントラックフレームより分割して形成しているので、走行体の構造 が複雑になるとともにメイントラックフレームの強度を弱くしていた。本考案は 、上記の問題点を解決できるクローラ式走行体の下部ローラ装置を提供すること を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の下部ローラ装置では、クローラをそなえ、そのクローラをガイドする ためにクローラフレームの下部に複数個の下部ローラを配設しているクローラ式 車両の走行体において、下部ローラのローラ軸を支持するブラケットと、クロー ラフレームとの取付面間に弾性を有する緩衝板を着脱可能に設けて構成した。ま たその緩衝板の材料に、弾性を有する合成樹脂材又はゴム材を用いた。
【0005】
【作用】
本考案の下部ローラ装置では、下部ローラのローラ軸を支持するブラケットと 、クローラフレームとの取付面間に、弾性を有する合成樹脂材又はゴム材で形成 した緩衝板を設けた。それによりその緩衝板がクローラ回転時の上下方向の振動 の一部を吸収し、かつそれと同時にクローラの衝撃騒音を低減することができる 。またローラ軸を支持しているブラケットを取付けているボルトを緩めて取外す ことにより、緩衝体を取外すことができる。したがってクローラ式車両が精密作 業を行うときには、弾性を有する緩衝体を取外して精密作業を行うことができる 。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基いて詳細に説明する。図1は、本考案の下部 ローラ装置を装備した油圧ショベル(油圧ショベルの全体図は図示していない) の走行体6を示す側面図である。図において、7は走行体6の中央部のカーボデ ィ、8はカーボディ7の左右に固設している一対のクローラフレーム(図1では 右側のクローラフレーム8は見えない)、9はクローラフレーム8の後部に取付 けられている起動輪、10はクローラフレーム8の前部に取付けられている遊動 輪、11は上部ローラ、12は下部ローラ、13は緩衝板、14(仮想線で示す )は起動輪9,上部ローラ11,遊動輪10,下部ローラ12にわたって掛け回 わし巻着されているクローラである。
【0007】 図2は、図1のA部詳細図である。図において、15は下部ローラ12のロー ラ軸、16はローラ軸15を支持するブラケット、17はブラケット16の取付 面、18はクローラフレーム8のブラケット16用の取付面、19はブラケット 16をクローラフレーム8に取付けているボルト、20は座金である。図3は、 緩衝板13の斜視図である。図において、21は緩衝板13に開穿したボルト1 9(図2に示す)挿通用のボルト穴である。図4は、図1のB−Bより見た要部 断面図である。
【0008】 次に、本考案の下部ローラ装置の構成を図1〜図4について述べる。本考案で は、下部ローラ12のローラ軸15(図2の示す)を支持するブラケット16の 取付面17と、クローラフレーム8の取付面18との間に、弾性を有する緩衝板 13を着脱可能に設けて構成した。またその緩衝板13の材料に、弾性を有する 合成樹脂材又はゴム材を用いた。
【0009】 次に、本考案の下部ローラ装置の作用について述べる。本考案では、下部ロー ラ12のローラ軸15を支持するブラケット16と、クローラフレーム8との取 付面間に介設した弾性を有する合成樹脂材又はゴム材の緩衝板13によって、ク ローラ14回転時の上下方向の振動の一部を吸収し、かつそれと同時にクローラ 14の緩衝騒音を低減することができる。またローラ軸15を支持しているブラ ケット16を取付けているボルト19を緩めて取外すことにより、緩衝体13を 取外すことができる。したがってクローラ式油圧ショベルが精密作業を行うとき には、弾性を有する緩衝板13を取外して精密作業を行うことができる。
【0010】
【考案の効果】
クローラ式車両が走行を行うときには、回転するクローラの振動や騒音が下部 ローラを介して運転席まで伝播してくる。そしてその振動及び騒音の度合は走行 体の走行速度を高速にする程大きくなり、運転者の運転感覚を阻害するだけでな く、各種搭載機器を含む機体全体に悪影響を及ぼすことになる。そのために、従 来から上記振動及び騒音を低減させる手段が種々勘案されているが、走行体の構 造が複雑になったり、また走行体の強度を弱める構造となり、具合が悪かった。 しかし本考案の下部ローラ装置では、下部ローラのローラ軸を支持するブラケッ トと、クローラフレームとの取付面間に、弾性を有する合成樹脂材又はゴム材で 形成した緩衝板を設けた。それによりその緩衝板がクローラ回転時の上下方向の 振動の一部を吸収し、かつそれと同時にクローラの衝撃騒音を低減することがで きる。またローラ軸を支持しているブラケットを取付けているボルトを緩めて取 外すことにより、緩衝体を取外すことができる。したがってクローラ式車両が精 密作業を行うときには、弾性を有する緩衝体を取外して精密作業を行うことがで きる。したがって本考案の下部ローラ装置は構造が簡単で、現行の走行体のクロ ーラフレームの形状を変えないで実施できるので、走行体の強度を維持してしか も上記振動や騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の下部ローラ装置を装備した走行体を示
す側面図である。
【図2】図1のA部詳細図である。
【図3】本考案における緩衝板の斜視図である。
【図4】図1のB−Bより見た要部断面図である。
【図5】従来技術を示す図である。
【符号の説明】
1,6 走行体 8 クローラフレーム 12 下部ローラ 13 緩衝板 14 クローラ 15 ローラ軸 16 ブラケット 17,18 取付面 19 ボルト

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラをそなえ、そのクローラをガイ
    ドするためにクローラフレームの下部に複数個の下部ロ
    ーラを配設しているクローラ式車両の走行体において、
    下部ローラのローラ軸を支持するブラケットと、クロー
    ラフレームとの取付面間に弾性を有する緩衝板を設けた
    ことを特徴とするクローラ式走行体の下部ローラ装置。
  2. 【請求項2】 実用新案登録請求の範囲請求項1記載の
    クローラ式走行体の下部ローラ装置において、緩衝板を
    着脱可能に取付けたことを特徴とするクローラ式走行体
    の下部ローラ装置。
  3. 【請求項3】 実用新案登録請求の範囲請求項1記載の
    クローラ式走行体の下部ローラ装置において、緩衝板の
    材料に非金属材を用いたことを特徴とするクローラ式走
    行体の下部ローラ装置。
  4. 【請求項4】 実用新案登録請求の範囲請求項3記載の
    クローラ式走行体の下部ローラ装置において、緩衝板の
    材料が合成樹脂材であることを特徴とするクローラ式走
    行体の下部ローラ装置。
  5. 【請求項5】 実用新案登録請求の範囲請求項3記載の
    クローラ式走行体の下部ローラ装置において、緩衝板の
    材料がゴム材であることを特徴とするクローラ式下部走
    行体の下部ローラ装置。
JP7578093U 1993-12-28 1993-12-28 クローラ式走行体の下部ローラ装置 Pending JPH0740379U (ja)

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JP7578093U JPH0740379U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 クローラ式走行体の下部ローラ装置

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JP7578093U JPH0740379U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 クローラ式走行体の下部ローラ装置

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Publication Number Publication Date
JPH0740379U true JPH0740379U (ja) 1995-07-18

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ID=13586081

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JP7578093U Pending JPH0740379U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 クローラ式走行体の下部ローラ装置

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JP (1) JPH0740379U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100699573B1 (ko) * 2001-10-22 2007-03-23 스미토모 고무 고교 가부시키가이샤 크롤러 주행장치의 전륜지지구조
WO2014004956A1 (en) * 2012-06-29 2014-01-03 Caterpillar Inc. Undercarriage assembly with carrier skid
KR20160057623A (ko) * 2014-11-14 2016-05-24 장진만 독립 구동 방식을 적용한 전동형 미니 포크레인의 모터 장착 구조

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WO2014004956A1 (en) * 2012-06-29 2014-01-03 Caterpillar Inc. Undercarriage assembly with carrier skid
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