JPH0740283B2 - 電子カルテ作成装置 - Google Patents

電子カルテ作成装置

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JPH0740283B2
JPH0740283B2 JP31770890A JP31770890A JPH0740283B2 JP H0740283 B2 JPH0740283 B2 JP H0740283B2 JP 31770890 A JP31770890 A JP 31770890A JP 31770890 A JP31770890 A JP 31770890A JP H0740283 B2 JPH0740283 B2 JP H0740283B2
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武英 島内
富男 関谷
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武英 島内
富男 関谷
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、医師が患者等について診断した結果を電子的
手段によってカルテにまとめる電子カルテ作成装置に関
し、特に診断情報の入力を予めプリセットされた症状等
を示す慣用語句を利用しながら例えばペン状の入力手段
を用いて手書き方式で容易かつ迅速に行うことができる
電子カルテ作成装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、医師が患者等について診断しその結果をカルテに
まとめるには、1枚または複数枚のカルテ用紙に患者の
氏名、識別番号、性別、生年月日、症状、病歴、診断所
見、処理等の所要項目を、ペン等の筆記具を用いて手書
きにより記入するのが一般的であった。しかし、このよ
うにカルテ用紙に個々の医師が筆記具により記入するの
では、でき上がりの体裁及び筆跡等が各個別々であり、
読み易いものと読みにくいものとがあった。また、一件
ごとに1枚または数枚の紙カルテが存在するので、保管
がしにくいと共に紛失するおそれがあった。従って、何
人か分を薄冊としてとじて保管するが、後の診察等にお
いて利用する場合に、所望の患者のカルテを迅速に検索
することができないと共に、大病院において複数の診療
科で同時多数のカルテを検索し利用することはできない
ものであった。
そこで、近年のコンピュータの発達に伴って、病院にお
いてもコンピュータを利用した医療情報システムが開発
されており、その中でカルテを電子的手段によって作成
することが試みられている。すなわち、医師が患者等に
ついて診断した結果を、そのメモ書き等を見ながら、パ
ーソナルコンピュータまたはワードプロセッサを用いて
キーボードにより入力し、この入力結果を電子的及び磁
気的に記録し、個々の患者ごとのカルテとして保管する
ことが行われている。この場合、従来の紙カルテで言わ
れていた欠点は概ね解消され、誰が作成しても読み易
く、多数のカルテを1枚の磁気ディスク等に容易に記録
して保管することができると共に紛失するおそれは無
く、また、所望の患者のカルテを迅速に検索して要する
ことができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来試みられている電子的手段によるカルテの
作成においては、カルテの所要項目としての患者氏名、
識別番号、性別、生年月日、症状、病歴、診断所見、処
置等の文字データを総てキーボードにより入力していた
ので、キーボード操作に不慣れな医師にとっては入力操
作が煩雑で入力に時間がかかると共に、能率が低下する
ものであった。従って、折角電子カルテ作成のためのパ
ーソナルコンピュータやワードプロセッサ等の機器を導
入してもあまり用いられないか、或いは導入を見送って
しまうことがあった。このことから、医療情報システム
の構築が阻害され、多数の患者についてカルテに記載さ
れた診断情報を標準化して組織的に有効利用することは
できないものであった。
そこで、本発明は、従来の問題点に対処しキーボードを
操作することなく、診断情報の入力を予めプリセットさ
れた症状等を示す慣用語句を利用しながら例えばペン状
の入力手段を用いて手書き方式で容易かつ迅速に行うこ
とができる電子カルテ作成装置を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明による電子カルテ作
成装置は、座標を手書き方式で指示するための入力手段
と、この入力手段で指示された位置を読み取る入力パネ
ル及びこの入力パネルに重ね合わされ該入力パネルで読
み取った指示位置を表示し又はその指示位置に対応する
文字データを表示する表示パネルを備えこの表示パネル
に表示される予めプリセットされた所要の情報を選択指
示して入力するポインティング入力とプリセットされて
いない任意の情報を手書きにより入力するストローク入
力とが可能な入出力一体型タブレットと、この入出力一
体型タブレットとの間で信号の入出力を行い、患者を識
別するための情報を入力する個人情報入力部及び患者の
訴える総ての症状、病歴等について予め定型化した語句
をプリセットした主訴選択部並びに上記患者の訴えに従
ってその症状等に対応した詳細なカルテ作成用の語句を
表示するSOAP画面表示部さらにこの表示されたSOAP画面
に対して入力した症状等の語句により作成されたカルテ
を表示するカルテ表示部を有するカルテ作成部を備えた
制御処理手段とから成り、上記入出力一体型タブレット
の表示パネルにカルテ作成のための所要項目を順次表示
し、上記入力手段で指示された入力パネルの位置に対応
して読み取った情報により、患者の個人情報を入力する
と共に患者の訴えに従ってその症状、病歴等を順次入力
し、この入力された症状、病歴等をまとめて電子カルテ
として上記表示パネルに表示するようにしたものであ
る。
また、上記制御処理手段には、カルテ作成部で作成中の
電子カルテの内容をモニタ表示するための画像表示器を
接続すると効果的である。
さらに、上記制御処理手段には、カルテ作成部で作成し
た電子カルテを印字出力するプリンタを接続してもよ
い。
〔作 用〕
このように構成された電子カルテ作成装置は、入力手段
で入出力一体型タブレットの入力パネルに対し座標を手
書き方式により指示し、上記入力パネルにより上記入力
手段で指示された位置を読み取り、この入力パネルに重
ね合わされた表示パネルで該入力パネルにより読み取っ
た指示位置を表示し又はその指示位置に対応する文字デ
ータを表示し、制御処理手段に設けられたカルテ作成部
により上記入出力一体型タブレットの表示パネルにカル
テ作成のための所要項目を順次表示すると共に、上記入
力手段で指示された入力パネルの位置に対応して情報を
読み取り、患者の個人情報を入力すると共に患者の訴え
に従ってその症状、病歴等を順次入力し、この入力され
た症状、病歴等をまとめて電子カルテとして入出力一体
型タブレットの表示パネルに表示するように動作する。
これにより、診断情報の入力を予めプリセットされた症
状等を示す慣用語句を利用しながら例えばペン状の入力
手段を用いて手書き方式で容易かつ迅速に行い、電子的
手段によってカルテを作成することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本発明による電子カルテ作成装置の実施例を示
す斜視図であり、展開して使用状態を示す説明図であ
る。この電子カルテ作成装置は、医師が患者等について
診断した結果を電子的手段によってカルテにまとめるも
ので、第1図に示すように、スタイラスペン1と、入出
力一体型タブレット2と、制御処理手段を含む本体3
と、画像表示器4とを備えて成る。
上記スタイラスペン1は、入出力一体型タブレット2の
入力面に対し座標を手書き方式で指示するための入力手
段となるもので、本実施例においてはコードレスの形式
になっている。
入出力一体型タブレット2は、上記スタイラスペン1で
指示された位置を読み取ると共に読み取った指示位置を
表示し又はその指示位置に対応する文字データを表示す
るもので、第3図に示すように、スタイラスペン1で指
示された位置(座標)を読み取る透明の入力パネル5
と、この入力パネル5で読み取った指示位置(座標)又
はその指示位置に対応する文字データを表示する表示パ
ネル6とから成る。そして、上記入力パネル5は、例え
ば0.05mm/pointの分解能を有する透明タブレットから成
り、表示パネル6は、例えば640×400ドットの表示が可
能な液晶ディスプレイ又はプラズマディスプレイ等から
成り、この表示パネル6の上面に同じ大きさに形成され
た入力パネル5を重ね合わせて一体とされ、第1図に示
すように、本体3の蓋を開けた上面に取り付けられてい
る。
そして、この入出力一体型タブレット2は、上記表示パ
ネル6に表示される予めプリセットされた所要の情報を
選択指示して入力するポインティング入力とプリセット
されていない任意の情報を手書きにより入力するストロ
ーク入力とが可能とされている。
本体3は、電子カルテの作成動作を制御し処理する手段
を含むもので、この制御処理手段は、上記入出力一体型
タブレット2の表示パネル6にカルテ作成のための所要
項目を順次表示し、上記スタイラスペン1で指示された
入力パネル5の位置に対応して読み取った情報により、
患者の個人情報を入すると共に患者の訴えに従ってその
症状、病歴等を順次入力し、この入力された症状、病歴
等をまとめて電子カルテとして上記表示パネル6に表示
するように動作し、例えば携帯型のパーソナルコンピュ
ータから成る。
上記制御処理手段7の内部構成は、第3図に示すブロッ
ク図のように構成されている。すなわち、スタイラスペ
ン1を用いて入出力一体型タブレット2に入力された症
状、病歴等を電子カルテとしてまとめるカルテ作成部8
と、このカルテ作成部8と上記入出力一体型タブレット
2との間を接続して信号の入出力を制御する入力制御回
路9及び表示制御回路10と、後述の画像表示器4との間
を接続して表示信号を送出する表示制御回路11と、後述
のプリンタ12との間を接続して印字信号を送出する印字
制御回路13と、磁気ディスク等の記憶装置14との間を接
続して書き込み信号及び読み出し信号を送出する入出力
制御回路15と、ICカード16等から患者の個人情報を読み
出し又は書き込むカード読取書込装置17との間を接続す
る入出力制御回路18と、外部のホストコンピュータ等と
の間でデータの送受を行う通信制御回路19とで構成され
ている。
さらに、上記カルテ作成部8の内部は、患者を識別する
ための情報を入力する個人情報入力部8aと、患者の訴え
る総ての症状等について予め定型化した語句をプリセッ
トした主訴選択部8bと、上記患者の訴えに従ってその症
状に対応した詳細な症状等の語句を表示するSOAP画面表
示部8cと、この表示されたSOAP画面に対して入力した症
状等の語句により作成されたカルテを表示するカルテ表
示部8dと、このカルテを作成する際に参照するX線フィ
ルム画像やX線CT画像、超音波断層像等の医用画像デー
タを外部から取り込んで表示する医用画像表示部8eとで
構成され、それぞれ例えばROMから成る。
なお、上記SOAP画面とは、患者が訴える自覚症状等の主
観的データ(Subjective data)を列記したS画面と、
医師の観察所見や計測値、検査データ等の客観的データ
(Objective data)を列記したO画面と、上記S画面と
O画面で取った情報をどう解釈し、どう評価するかの診
断、症状の程度等の評価(Assesment)を列記したA画
面と、上記S画面とO画面とA画面で取った情報を受け
てそれに対しどのような治療を施すかの計画(Plan)を
列記したP画面とから成る。そして、それぞれのS,O,A,
P画面においては、予めプリセットされた慣用語句を表
示して所要の語句を選択指示することにより入力するポ
インティング入力と、予めプリセットされていない任意
の語句を手書きにより入力するストローク入力との二通
りの入力方法が実行できるように様式が作られている。
また、上記制御処理手段7には、第1及び第3図に示す
ように、画像表示器4が接続されている。この画像表示
器4は、上記制御処理手段7内のカルテ作成部8で作成
中又は作成結果の電子カルテの内容をモニタ表示するも
ので、例えば本体3の蓋の裏面側に設けられた液晶ディ
スプレイ又はCRTディスプレイから成る。
さらに、上記制御処理手段7には、第3図に示すよう
に、プリンタ12が接続されている。このプリンタ12は、
上記カルテ作成部8で作成した結果の電子カルテをハー
ドコピーとして印字出力するもので、ドットプリンタ又
はレーザプリンタ等から成る。
なお、第1図において、符号20は本体3の上面に形成さ
れたスタイラスペン収納用の溝を示し、符号21は電源コ
ードを示し、符号22は装置の電源投入ボタンを示し、符
号23はプリンタ12及びホストコンピュータ等の外付け装
置を接続するための通信ケーブルを示している。また、
第2図はこの電子カルテ作成装置の蓋を閉め携帯時の状
態を示す斜視図である。
次に、このように構成された電子カルテ作成装置を使用
して電子カルテを作成する動作について、第4図に示す
フローチャートを参照して説明する。まず、医師は対象
の患者について診断する前に、本発明の電子カルテ作成
装置を取り出し、第1図に示すように、蓋を開けて本体
3を使用状態にセットする。そして、電源投入ボタン22
を押して電源を投入する。すると、電子カルテ作成装置
が起動して、入出力一体型タブレット2の表示パネル6
(第3図参照)に、第5図に示す初期画面が表示され
る。このとき、上記表示パネル6に表示された初期画面
は、透明な入力パネル5を通して該入力パネル5上方か
ら見ることができる。
次に、医師は、第3図に示すスタイラスペン1を用いて
入力パネル5の上から第5図に示す初期画面に対して、
患者の識別番号を入力する(第4図のステップA)。す
なわち、画面中央部に表示されたテンキーの数字をスタ
イラスペン1の先端で識別番号の数字の順番に押して入
力(ポインティング入力)するか、或いは画面上部に表
示された識別番号(ID)の記入枠内に識別番号の数字を
手書きにより入力(ストローク入力)する。これによ
り、上記入力パネル5は、スタイラスペン1で指示され
た座標を読み取り、この読み取り信号を制御処理手段7
内の入力制御回路9を介してカルテ作成部8内の個人情
報入力部8aに識別番号データとして送る。すると、この
個人情報入力部8aは、上記識別番号データを入力して対
象の患者が初診患者か否かを判断する(ステップB)。
いま、初診患者であるとすると、ステップBは“YES"側
に進み、前記入出力一体型タブレット2の表示パネル6
には、第6図に示す患者個人情報の画面が表示される。
そこで、医師は、第3図に示すスタイラスペン1を用い
て入力パネル5の上から第6図に示す患者個人情報の画
面に対して、患者の個人情報を入力する(ステップ
C)。すなわち、画面に表示された氏名、性別、生年月
日、年齢、住所等の項目に応じて、書き込み枠の設けら
れた項目については所要の文字、数字等をスタイラスペ
ン1を用いて手書きによりストローク入力し、予めプリ
セットされた慣用語句が並んでいる項目については所要
の語句をスタイラスペン1を用いて選択指示することに
よりポインティング入力する。これを第6図に示す患者
個人情報の画面に表示された総ての項目について実行す
ることにより、対象の患者の個人情報が入力制御回路9
を介してカルテ作成部8内の個人情報入力部8aに送ら
れ、記憶される。
また、再診患者であったとすると、上記ステップBは
“NO"側へ進み、前記入出力一体型タブレット2の表示
パネル6には、その患者の前回の受診までの最終カルテ
が表示される(ステップD)。医師は、この最終カルテ
に表示された種々の項目を見て、対象の患者の個人情報
を確認する。
このように、患者の個人情報を入力し又は確認すると、
上記ステップCの場合もステップDの場合もその後は、
カルテ作成部8内の主訴選択部8bからデータを読み出
し、表示制御回路10を介して表示パネル6へ送出し、該
表示パネル6に第7図に示す患者の訴え(症状)の慣用
語句を並べた主訴画面が表示される。そこで、医師は、
患者の述べる症状を聞いて、第3図に示すスタイラスペ
ン1を用いて入力パネル5の上から第7図に示す主訴画
面中で主訴を選択する(ステップE)。すなわち、患者
の述べる訴えを聞いて、主訴画面中に予めプリセットさ
れた症状を示す慣用語句の中から該当の語句を選択して
ポインティング入力する。
例えば、その患者が腹痛を訴えてきた場合には、第7図
に示す主訴画面中の「胸腹部症候」の欄から「腹痛」の
語句を選択する。このとき、初めに表示された一つの主
訴画面中に患者の訴えた症状が無い場合は、次の画面の
表示を指令し、予め用意された第二、第三の主訴画面を
表示すればよい。上記のように主訴を選択することによ
り、対象の患者の今回の主訴データが入力制御回路9を
介してカルテ作成部8内の主訴選択部8bに送られ、記憶
される。
次に、上記選択された主訴に応じてカルテ作成部8内の
SOAP画面表示部8cからデータを読み出し、表示制御回路
10を介して表示パネル6へ送出し、該表示パネル6に例
えば「腹痛」に対応したSOAP画面が順次表示される。ま
ず、初めに、第8図に示すような「腹痛」に関するS画
面を表示し、第3図に示すスタイラスペン1を用いて入
力パネル5の上から第8図に示すS画面中で所要の語句
を入力する(ステップF)。すなわち、患者の訴える自
覚症状等を聞いて、所要の書き込み枠が設けられた欄に
はスタイラスイペン1を用いて手書きにより文字や数字
等をストローク入力し、予めプリセットされた慣用語句
が並んでいる欄については所要の語句をスタイラスペン
1を用いて選択指示することによりポインティング入力
する。
次に、第9図に示すような「腹痛」に関するO画面を表
示し、患者についての観察所見や計測値、検査データ等
を上記と同様にしてスタイラスペン1を用いて入力パネ
ル5の上から第9図に示すO画面中で所要の語句を入力
する(ステップG)。
次に、第10図に示すような「腹痛」に関するA画面を表
示し、以上の診断情報についての解釈及び評価等を上記
と同様にしてスタイラスペン1を用いて入力パネル5の
上から第10図に示すA画面中で所要の語句を入力する
(ステップH)。
また、同じく第10図中に示すような「腹痛」に関するP
画面を表示し、以上の総ての診断情報と評価とを受けて
それに対しどのような治療を施すかの計画について、上
記と同様にしてスタイラスペン1を用いて入力パネル5
の上から第10図に示すP画面中で所要の語句を入力する
(ステップI)。
さらに、第11図に示すような「腹痛」に関する処方処置
(Treatment)画面を表示し、腹痛に頻繁に用いられる
処方処置がプリセットされた中から、その患者に必要な
処方処置を選択してポインティング入力し、所要の書き
込み枠が設けられた欄には手書きによりストローク入力
してもよい。
上記の各ステップの入力動作により、対象の患者につい
てSOAP画面を利用した「腹痛」に関する診断情報が総て
得られ、それぞれのデータが入力制御回路9を介してカ
ルテ作成部8内のカルテ表示部8dへ送られ、記憶され
る。なお、上記ステップF,G,H,Iから成る一連のSOAP画
面による入力手順(第4図において破線で囲んで示す組
J)は、ステップEで選択した主訴毎にその内容が変化
するものであり、腹痛、胸痛、貧血、頭痛、めまい、歩
行障害等の主訴の数だけ存在し、第4図に符号J,J′を
付して示すように、並列に並んでいる。
このようにして入力された総ての診断情報をまとめるこ
とにより、所望の電子カルテが作成される。そして、上
記入力された対象患者の診断情報は、その後上記カルテ
表示部8dから読み出され、表示制御回路10を介して入出
力一体型タブレット2の表示パネル6へ送出され、第12
図に示すように、電子カルテとしてその画面に表示され
る(ステップK)。また、上記カルテ表示部8dからの電
子カルテのデータは、他の表示制御回路11を介して画像
表示器4へ送出されてその画面に表示され、又は印字制
御回路13を介してプリンタ12へ送出されて用紙に印刷さ
れる(ステップK)。このプリンタ12で印刷されたカル
テは、従来の紙カルテと同様に利用することができる。
なお、第4図のステップAにおける患者の識別番号の入
力と、ステップCにおける個人情報の入力とは、スタイ
ラスペン1を用いてポインティング入力またはストロー
ク入力するものに限られず、第1図及び第3図に示すよ
うに、予め患者の個人情報等が記憶されたICカード16等
をカード読取書込装置17に挿入して読み取ることにより
入力してもよい。
さらに、第3図において制御処理手段7に接続して示し
た画像表示器4及びプリンタ12は、必ずしも設けなくて
もよい。さらにまた、第1図及び第2図においては、本
発明の電子カルテ作成装置を、携帯型のパーソナルコン
ピュータを利用して構成したものとして示したが、これ
に限らず、いわゆるデスクトップ型のパーソナルコンピ
ュータディスプレイとを利用して構成してもよい。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成されたので、医師が対象の患
者について診断しながら、その診断情報の入力を予めプ
リセットされた症状等を示す慣用語句を利用しながら例
えばペン状の入力手段(1)を用いて手書き方式で容易
かつ迅速に行い、電子的手段によってカルテを作成する
ことができる。従って、従来のようなキーボードを用い
ることなく、キーボード操作に不慣れであっても手書き
感覚で電子カルテ作成のための各種データを、簡単に短
時間で入力することができる。このことから、患者の診
断及びのカルテの作成の能率を向上することができる。
従って、病院等において、上記のように作成された電子
カルテのデータを医療情報システムに接続することによ
り、多数の患者についてカルテに記載された診断情報を
標準化して組織的に有効利用することができる。
また、制御処理手段7に画像表示器4を接続したものに
おいては、電子カルテの作成途中又は作成結果の状態を
モニタ表示することができ、医師は電子カルテの作成状
態を容易に確認することができる。
さらに、制御処理手段7にプリンタ12を接続したものに
おいては、電子カルテの作成結果を用紙に印刷すること
ができ、従来の紙カルテと同様に利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による電子カルテ作成装置の実施例を示
す斜視図であり、展開して使用状態を示す説明図、第2
図はその電子カルテ作成装置の蓋を閉めて携帯時の状態
を示す斜視図、第3図は本発明の電子カルテ作成装置の
内部構成を示すブロック図、第4図はその電子カルテ作
成装置を使用して電子カルテを作成する動作を説明する
ためのフローチャート、第5図〜第12図は電子カルテ作
成動作の過程において診断情報等を入力するために表示
される各種の画面を示す説明図である。 1……スタイラスペン、2……入出力一体型タブレッ
ト、3……本体、4……画像表示器、5……入力パネ
ル、6……表示パネル、7……制御処理手段、8……カ
ルテ作成部、8a……個人情報入力部、8b……主訴選択
部、8c……SOAP画面表示部、8d……カルテ表示部、12…
…プリンタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関谷 富男 東京都練馬区南大泉4―40―6 (72)発明者 木村 龍英 東京都保谷市住吉町2―10―6 (56)参考文献 特開 昭51−80718(JP,A) 特開 昭62−245378(JP,A) 特開 昭59−83265(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】座標を手書き方式で指示するための入力手
    段と、この入力手段で指示された位置を読み取る入力パ
    ネル及びこの入力パネルに重ね合わされ該入力パネルで
    読み取った指示位置を表示し又はその指示位置に対応す
    る文字データを表示する表示パネルを備えこの表示パネ
    ルに表示される予めプリセットされた所要の情報を選択
    指示して入力するポインティング入力とプリセットされ
    ていない任意の情報を手書きにより入力するストローク
    入力とが可能な入出力一体型タブレットと、この入出力
    一体型タブレットとの間で信号の入出力を行い、患者を
    識別するための情報を入力する個人情報入力部及び患者
    の訴える総ての症状、病歴等について予め定型化した語
    句をプリセットした主訴選択部並びに上記患者の訴えに
    従ってその症状等に対応した詳細なカルテ作成用の語句
    を表示するSOAP画面表示部さらにこの表示されたSOAP画
    面に対して入力した症状等の語句により作成されたカル
    テを表示するカルテ表示部を有するカルテ作成部を備え
    た制御処理手段とから成り、上記入出力一体型タブレッ
    トの表示パネルにカルテ作成のための所要項目を順次表
    示し、上記入力手段で指示された入力パネルの位置に対
    応して読み取った情報により、患者の個人情報を入力す
    ると共に患者の訴えに従ってその症状、病歴等を順次入
    力し、この入力された症状、病歴等をまとめて電子カル
    テとして上記表示パネルに表示するようにしたことを特
    徴とする電子カルテ作成装置。
  2. 【請求項2】上記制御処理手段には、カルテ作成部で作
    成中の電子カルテの内容をモニタ表示するための画像表
    示器を接続したことを特徴とする請求項1記載の電子カ
    ルテ作成装置。
  3. 【請求項3】上記制御処理手段には、カルテ作成部で作
    成した電子カルテを印字出力するプリンタを接続したこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の電子カルテ作成
    装置。
JP31770890A 1990-11-26 1990-11-26 電子カルテ作成装置 Expired - Lifetime JPH0740283B2 (ja)

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