JPH0739157A - 電力変換装置 - Google Patents
電力変換装置Info
- Publication number
- JPH0739157A JPH0739157A JP17657193A JP17657193A JPH0739157A JP H0739157 A JPH0739157 A JP H0739157A JP 17657193 A JP17657193 A JP 17657193A JP 17657193 A JP17657193 A JP 17657193A JP H0739157 A JPH0739157 A JP H0739157A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitor
- circuit
- current
- diode
- inductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Rectifiers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】電源投入時の突入電流及び動作時の尖頭電流の
発生を防止する。 【構成】第1の交流電源21にダイオードブリッジ回路
22及びダイオード23を介して負荷24を接続し、第
2の交流電源25の一端とブリッジ回路及びダイオード
23の接続点との間にインダクタ26を介して第1のコ
ンデンサ27を接続し、第2の交流電源にインダクタ、
第2のコンデンサ28及びダイオード29を直列に介し
て平滑コンデンサ30を接続して充電路を形成し、第2
の交流電源にインダクタ、第2のコンデンサ及びダイオ
ード31を接続して第2のコンデンサに対する電荷補充
回路を形成し、平滑コンデンサにダイオード23からの
電流を阻止するダイオード32を接続して負荷への放電
路を構成する。
発生を防止する。 【構成】第1の交流電源21にダイオードブリッジ回路
22及びダイオード23を介して負荷24を接続し、第
2の交流電源25の一端とブリッジ回路及びダイオード
23の接続点との間にインダクタ26を介して第1のコ
ンデンサ27を接続し、第2の交流電源にインダクタ、
第2のコンデンサ28及びダイオード29を直列に介し
て平滑コンデンサ30を接続して充電路を形成し、第2
の交流電源にインダクタ、第2のコンデンサ及びダイオ
ード31を接続して第2のコンデンサに対する電荷補充
回路を形成し、平滑コンデンサにダイオード23からの
電流を阻止するダイオード32を接続して負荷への放電
路を構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば放電灯点灯装置
等に適用する電力変換装置に関する。
等に適用する電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電力変換装置としては、図9に示
すものが知られている。これは交流電源1に全波整流ダ
イオードブリッジ回路2の入力端子を接続し、そのダイ
オードブリッジ回路2の出力端子にコンデンサ3,4の
直列回路を接続している。
すものが知られている。これは交流電源1に全波整流ダ
イオードブリッジ回路2の入力端子を接続し、そのダイ
オードブリッジ回路2の出力端子にコンデンサ3,4の
直列回路を接続している。
【0003】また、ダイオードブリッジ回路2の出力端
子にダイオード5を順方向に介して平滑コンデンサ6を
接続すると共にハーフブリッジ形インバータ回路7を接
続している。
子にダイオード5を順方向に介して平滑コンデンサ6を
接続すると共にハーフブリッジ形インバータ回路7を接
続している。
【0004】ハーフブリッジ形インバータ回路7は、ス
イッチ素子8とダイオード9の並列回路からなる半波ス
イッチ回路とスイッチ素子10とダイオード11の並列
回路からなる半波スイッチ回路との直列回路と、1対の
コンデンサ12,13の直列回路を並列に接続し、各半
波スイッチ回路の接続点とコンデンサ12,13の接続
点との間にインダクタ14を介して負荷15を接続して
いる。
イッチ素子8とダイオード9の並列回路からなる半波ス
イッチ回路とスイッチ素子10とダイオード11の並列
回路からなる半波スイッチ回路との直列回路と、1対の
コンデンサ12,13の直列回路を並列に接続し、各半
波スイッチ回路の接続点とコンデンサ12,13の接続
点との間にインダクタ14を介して負荷15を接続して
いる。
【0005】各スイッチ素子8,10は、例えばMOS
FET等からなり、周知の駆動回路により交互に高周波
スイッチング動作するようになっている。
FET等からなり、周知の駆動回路により交互に高周波
スイッチング動作するようになっている。
【0006】そして各半波スイッチ回路の接続点と各コ
ンデンサ3,4の接続点との間にインダクタ16を接続
している。
ンデンサ3,4の接続点との間にインダクタ16を接続
している。
【0007】この従来装置は、各スイッチ素子8,10
が交互にスイッチング動作すると、その各スイッチ素子
8,10の接続点に高周波の矩形電圧が発生し、この高
周波電圧をインダクタ14でリアクトルエネルギーに変
換し負荷15を駆動する。
が交互にスイッチング動作すると、その各スイッチ素子
8,10の接続点に高周波の矩形電圧が発生し、この高
周波電圧をインダクタ14でリアクトルエネルギーに変
換し負荷15を駆動する。
【0008】また、各スイッチ素子8,10の接続点に
発生する高周波電圧をインダクタ16でリアクトルエネ
ルギーに変換し、コンデンサ3を介して電流が流れるこ
とによりダイオードブリッジ回路2の出力端子とダイオ
ード5との接続点の電位を変動させる。
発生する高周波電圧をインダクタ16でリアクトルエネ
ルギーに変換し、コンデンサ3を介して電流が流れるこ
とによりダイオードブリッジ回路2の出力端子とダイオ
ード5との接続点の電位を変動させる。
【0009】この電位の変動により、その電位が一時的
に交流電源1からの入力電圧よりも低い電位となり、ダ
イオードブリッジ回路側から入力電流が引き込まれる。
逆に、インダクタ14の電流の向きが逆転した時にはコ
ンデンサ3の電荷を放出し、ダイオードブリッジ回路2
の出力端子とダイオード5との接続点の電位が平滑コン
デンサ6の電位よりも一時的に高くなる。このときダイ
オード5を介して平滑コンデンサ6に電流が流れる。
に交流電源1からの入力電圧よりも低い電位となり、ダ
イオードブリッジ回路側から入力電流が引き込まれる。
逆に、インダクタ14の電流の向きが逆転した時にはコ
ンデンサ3の電荷を放出し、ダイオードブリッジ回路2
の出力端子とダイオード5との接続点の電位が平滑コン
デンサ6の電位よりも一時的に高くなる。このときダイ
オード5を介して平滑コンデンサ6に電流が流れる。
【0010】こうしてコンデンサ3の電荷を介在して入
力電流を連続的に引き込むことができる。
力電流を連続的に引き込むことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような従来装置で
は、電源投入時においては平滑コンデンサ6の電位がゼ
ロとなっているため、電源入力側から見たインピーダン
スは途中にダイオード5が介在するのみであるから極め
て低く、そのため電源投入時にダイオード5を介して平
滑コンデンサ6に極めて大きな突入電流が流れ回路素子
に悪影響を及ぼす問題があった。
は、電源投入時においては平滑コンデンサ6の電位がゼ
ロとなっているため、電源入力側から見たインピーダン
スは途中にダイオード5が介在するのみであるから極め
て低く、そのため電源投入時にダイオード5を介して平
滑コンデンサ6に極めて大きな突入電流が流れ回路素子
に悪影響を及ぼす問題があった。
【0012】また、動作時においても平滑コンデンサの
電圧が入力電圧のピーク値よりも低くなると平滑コンデ
ンサに貫通電流が流れ、その結果高調波成分を含む尖頭
電流が入力電流に多く含むことになって電流歪率が大き
くなり、回路素子に悪影響を及ぼす問題があった。
電圧が入力電圧のピーク値よりも低くなると平滑コンデ
ンサに貫通電流が流れ、その結果高調波成分を含む尖頭
電流が入力電流に多く含むことになって電流歪率が大き
くなり、回路素子に悪影響を及ぼす問題があった。
【0013】そこで本発明は、電源投入時の大きな突入
電流を防止でき、また動作時の尖頭電流の発生を防止で
きる電力変換装置を提供する。
電流を防止でき、また動作時の尖頭電流の発生を防止で
きる電力変換装置を提供する。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
第1の交流電源に接続した全波整流回路と、この全波整
流回路の出力端子に第1の整流素子を介して接続した負
荷と、第2の交流電源の一端と、全波整流回路の出力端
子と第1の整流素子との接続点との間にインダクタを介
して接続した第1のコンデンサと、第2の交流電源に少
なくともインダクタ、第2のコンデンサ及び第2の整流
素子を直列に介して平滑コンデンサを接続して形成した
平滑コンデンサの充電路と、第2の交流電源に少なくと
もインダクタ、第2のコンデンサ及び第3の整流素子を
接続して形成した第2のコンデンサに対して充電路とは
逆方向の電流を通電させる電荷補充回路と、平滑コンデ
ンサに第1の整流素子を介しての充電を阻止する第4の
整流素子を介して負荷を接続して形成した平滑コンデン
サの放電路からなるものである。
第1の交流電源に接続した全波整流回路と、この全波整
流回路の出力端子に第1の整流素子を介して接続した負
荷と、第2の交流電源の一端と、全波整流回路の出力端
子と第1の整流素子との接続点との間にインダクタを介
して接続した第1のコンデンサと、第2の交流電源に少
なくともインダクタ、第2のコンデンサ及び第2の整流
素子を直列に介して平滑コンデンサを接続して形成した
平滑コンデンサの充電路と、第2の交流電源に少なくと
もインダクタ、第2のコンデンサ及び第3の整流素子を
接続して形成した第2のコンデンサに対して充電路とは
逆方向の電流を通電させる電荷補充回路と、平滑コンデ
ンサに第1の整流素子を介しての充電を阻止する第4の
整流素子を介して負荷を接続して形成した平滑コンデン
サの放電路からなるものである。
【0015】請求項2対応の発明は、第1の交流電源に
接続した全波整流回路と、この全波整流回路の出力端子
に第1の整流素子を介して接続した直流−交流変換回路
と、この直流−交流変換回路の出力端子に接続した負荷
と、直流−交流変換回路の電圧又は電流の変動エネルギ
ーの出力部と、全波整流回路の出力端子と第1の整流素
子との接続点との間にインダクタを介して接続した第1
のコンデンサと、直流−交流変換回路の電圧又は電流の
変動エネルギーの出力部に少なくともインダクタ、第2
のコンデンサ及び第2の整流素子を直列に介して平滑コ
ンデンサを接続して形成した平滑コンデンサの充電路
と、直流−交流変換回路の電圧又は電流の変動エネルギ
ーの出力部に少なくともインダクタ、第2のコンデンサ
及び第3の整流素子を接続して形成した第2のコンデン
サに対して充電路とは逆方向の電流を通電させる電荷補
充回路と、平滑コンデンサに第1の整流素子を介しての
充電を阻止する第4の整流素子を介して直流−交流変換
回路を接続して形成した平滑コンデンサの放電路からな
るものである。
接続した全波整流回路と、この全波整流回路の出力端子
に第1の整流素子を介して接続した直流−交流変換回路
と、この直流−交流変換回路の出力端子に接続した負荷
と、直流−交流変換回路の電圧又は電流の変動エネルギ
ーの出力部と、全波整流回路の出力端子と第1の整流素
子との接続点との間にインダクタを介して接続した第1
のコンデンサと、直流−交流変換回路の電圧又は電流の
変動エネルギーの出力部に少なくともインダクタ、第2
のコンデンサ及び第2の整流素子を直列に介して平滑コ
ンデンサを接続して形成した平滑コンデンサの充電路
と、直流−交流変換回路の電圧又は電流の変動エネルギ
ーの出力部に少なくともインダクタ、第2のコンデンサ
及び第3の整流素子を接続して形成した第2のコンデン
サに対して充電路とは逆方向の電流を通電させる電荷補
充回路と、平滑コンデンサに第1の整流素子を介しての
充電を阻止する第4の整流素子を介して直流−交流変換
回路を接続して形成した平滑コンデンサの放電路からな
るものである。
【0016】
【作用】請求項1対応の発明においては、第2の交流電
源からの振動電圧をインダクタ、第1、第2のコンデン
サにより略正弦波の電流振動エネルギーに変換し、この
電流振動エネルギーの一部により平滑コンデンサの充電
を行う。また第2のコンデンサの電荷を第3の整流素子
を介して補充する。そして平滑コンデンサの充電電荷は
第4の整流素子を介して負荷に供給する。
源からの振動電圧をインダクタ、第1、第2のコンデン
サにより略正弦波の電流振動エネルギーに変換し、この
電流振動エネルギーの一部により平滑コンデンサの充電
を行う。また第2のコンデンサの電荷を第3の整流素子
を介して補充する。そして平滑コンデンサの充電電荷は
第4の整流素子を介して負荷に供給する。
【0017】電源の投入時には平滑コンデンサの電荷が
ゼロであっても第1の交流電源側からの突入電流は第4
の整流素子によって阻止される。同様に動作時において
平滑コンデンサの電位が入力電圧のピーク値よりも低く
なっても平滑コンデンサへの尖頭電流は第4の整流素子
によって阻止される。
ゼロであっても第1の交流電源側からの突入電流は第4
の整流素子によって阻止される。同様に動作時において
平滑コンデンサの電位が入力電圧のピーク値よりも低く
なっても平滑コンデンサへの尖頭電流は第4の整流素子
によって阻止される。
【0018】請求項2記載の発明においては、直流−交
流変換回路の電圧又は電流の変動エネルギーの出力部か
らの振動エネルギーをインダクタ、第1、第2のコンデ
ンサにより略正弦波の電流振動エネルギーに変換し、こ
の電流振動エネルギーの一部により平滑コンデンサの充
電を行う。また第2のコンデンサの電荷を第3の整流素
子を介して補充する。そして平滑コンデンサの充電電荷
は第4の整流素子を介して直流−交流変換回路に供給す
る。
流変換回路の電圧又は電流の変動エネルギーの出力部か
らの振動エネルギーをインダクタ、第1、第2のコンデ
ンサにより略正弦波の電流振動エネルギーに変換し、こ
の電流振動エネルギーの一部により平滑コンデンサの充
電を行う。また第2のコンデンサの電荷を第3の整流素
子を介して補充する。そして平滑コンデンサの充電電荷
は第4の整流素子を介して直流−交流変換回路に供給す
る。
【0019】電源の投入時には平滑コンデンサの電荷が
ゼロであっても第1の交流電源側からの突入電流は第4
の整流素子によって阻止される。同様に動作時において
平滑コンデンサの電位が入力電圧のピーク値よりも低く
なっても平滑コンデンサへの尖頭電流は第4の整流素子
によって阻止される。
ゼロであっても第1の交流電源側からの突入電流は第4
の整流素子によって阻止される。同様に動作時において
平滑コンデンサの電位が入力電圧のピーク値よりも低く
なっても平滑コンデンサへの尖頭電流は第4の整流素子
によって阻止される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0021】図1は請求項1に対応する一実施例で、周
波数が50Hzの商用交流電源からなる第1の交流電源2
1に全波整流ダイオードブリッジ回路22の入力端子を
接続し、そのダイオードブリッジ回路22の出力端子に
第1の整流素子であるダイオード23を順方向に介して
負荷24を接続している。
波数が50Hzの商用交流電源からなる第1の交流電源2
1に全波整流ダイオードブリッジ回路22の入力端子を
接続し、そのダイオードブリッジ回路22の出力端子に
第1の整流素子であるダイオード23を順方向に介して
負荷24を接続している。
【0022】また周波数が例えば40KHzの高周波電源
からなる第2の交流電源25を設け、その交流電源25
の一端をインダクタ26及び第1のコンデンサ27を直
列に介して前記ダイオードブリッジ回路22の出力端子
の正極側とダイオード23との接続点に接続し、他端を
前記ダイオードブリッジ回路22の出力端子の負極側に
接続している。
からなる第2の交流電源25を設け、その交流電源25
の一端をインダクタ26及び第1のコンデンサ27を直
列に介して前記ダイオードブリッジ回路22の出力端子
の正極側とダイオード23との接続点に接続し、他端を
前記ダイオードブリッジ回路22の出力端子の負極側に
接続している。
【0023】また、前記第2の交流電源25にインダク
タ26及び第2のコンデンサ28を直列に介し、さらに
第2の整流素子であるダイオード29を順方向に介して
平滑コンデンサ30を接続し、平滑コンデンサ30の充
電路を形成している。
タ26及び第2のコンデンサ28を直列に介し、さらに
第2の整流素子であるダイオード29を順方向に介して
平滑コンデンサ30を接続し、平滑コンデンサ30の充
電路を形成している。
【0024】さらに、前記第2の交流電源25にインダ
クタ26及び第2のコンデンサ28を直列に介して第3
の整流素子であるダイオード31をそのカソードを第2
のコンデンサ28側にして接続し電荷補充回路を形成し
ている。
クタ26及び第2のコンデンサ28を直列に介して第3
の整流素子であるダイオード31をそのカソードを第2
のコンデンサ28側にして接続し電荷補充回路を形成し
ている。
【0025】前記平滑コンデンサ30に第4の整流素子
であるダイオード32を順方向に介して前記負荷24を
接続している。そして前記平滑コンデンサ30とダイオ
ード32の直列回路に第3のコンデンサ33を並列に接
続している。
であるダイオード32を順方向に介して前記負荷24を
接続している。そして前記平滑コンデンサ30とダイオ
ード32の直列回路に第3のコンデンサ33を並列に接
続している。
【0026】このような構成の実施例装置では、第1の
交流電源21を投入すると、ダイオード23を介して第
3のコンデンサ33が充電する。第3のコンデンサ33
は高周波振動を吸収して負荷24に直流電圧を印加する
目的で接続したものであり、その容量は小さく、従って
電源の投入時にこの第3のコンデンサ33に大きな突入
電流が流れることはない。
交流電源21を投入すると、ダイオード23を介して第
3のコンデンサ33が充電する。第3のコンデンサ33
は高周波振動を吸収して負荷24に直流電圧を印加する
目的で接続したものであり、その容量は小さく、従って
電源の投入時にこの第3のコンデンサ33に大きな突入
電流が流れることはない。
【0027】また、平滑コンデンサ30に対してはダイ
オードブリッジ回路22の出力端子からの脈流電圧に対
して逆極性となるダイオード32を直列に接続している
ので、電源投入時の平滑コンデンサ30への突入電流は
ダイオード32により阻止される。従って、電源投入時
に大きな突入電流が平滑コンデンサ30に流れることは
ない。
オードブリッジ回路22の出力端子からの脈流電圧に対
して逆極性となるダイオード32を直列に接続している
ので、電源投入時の平滑コンデンサ30への突入電流は
ダイオード32により阻止される。従って、電源投入時
に大きな突入電流が平滑コンデンサ30に流れることは
ない。
【0028】第1の交流電源21の投入とともに第2の
交流電源25が動作すると、その電源25からの高周波
振動電圧はインダクタ26、第1、第2のコンデンサ2
7,28によるLC振動により略正弦波の電流振動エネ
ルギーに変換する。そして電流振動エネルギーの一部が
第2のコンデンサ28及びダイオード29を介して平滑
コンデンサ30に流れ充電する。また、この充電により
失われた第2のコンデンサ28の電荷を第2の交流電源
25からダイオード31を介して補充する。
交流電源25が動作すると、その電源25からの高周波
振動電圧はインダクタ26、第1、第2のコンデンサ2
7,28によるLC振動により略正弦波の電流振動エネ
ルギーに変換する。そして電流振動エネルギーの一部が
第2のコンデンサ28及びダイオード29を介して平滑
コンデンサ30に流れ充電する。また、この充電により
失われた第2のコンデンサ28の電荷を第2の交流電源
25からダイオード31を介して補充する。
【0029】この一連の動作は一種の電流ポンプであ
り、電流の汲み上げに要するエネルギーとして電流振動
エネルギーの一部を利用することにより、平滑コンデン
サ30の電位は徐々に上昇しやがて一定の電位に安定す
る。
り、電流の汲み上げに要するエネルギーとして電流振動
エネルギーの一部を利用することにより、平滑コンデン
サ30の電位は徐々に上昇しやがて一定の電位に安定す
る。
【0030】また、電流振動エネルギーの一部は第1の
コンデンサ27にも流れ込み、ダイオードブリッジ回路
22の出力端子とダイオード23との接続点の電位を変
動させる。
コンデンサ27にも流れ込み、ダイオードブリッジ回路
22の出力端子とダイオード23との接続点の電位を変
動させる。
【0031】この電位変動の振幅が第1の交流電源21
からの入力電圧よりも低く、第3のコンデンサ33の電
圧より高いときは電流ポンプとして機能し、第3のコン
デンサ33の電位を交流電源21の入力電圧のピーク値
よりも高い電圧に充電できる。
からの入力電圧よりも低く、第3のコンデンサ33の電
圧より高いときは電流ポンプとして機能し、第3のコン
デンサ33の電位を交流電源21の入力電圧のピーク値
よりも高い電圧に充電できる。
【0032】そして動作時においても平滑コンデンサ3
0への電流はダイオード32により阻止されるので、平
滑コンデンサ30に尖頭電流が流れることはない。
0への電流はダイオード32により阻止されるので、平
滑コンデンサ30に尖頭電流が流れることはない。
【0033】平滑コンデンサ30の充電電荷はダイオー
ド32を介して負荷24に供給する。
ド32を介して負荷24に供給する。
【0034】こうして負荷24に対して供給する電力は
リップルの少ない電力となる。
リップルの少ない電力となる。
【0035】次に本発明の他の実施例を図面を参照して
説明する。なお、前記実施例と同一の部分には同一の符
号を付して詳細な説明は省略する。
説明する。なお、前記実施例と同一の部分には同一の符
号を付して詳細な説明は省略する。
【0036】図2に示すものは請求項1に対応する他の
実施例で、これはダイオードブリッジ回路22の出力端
子に第1のコンデンサ27と第4のコンデンサ34との
直列回路を接続している。
実施例で、これはダイオードブリッジ回路22の出力端
子に第1のコンデンサ27と第4のコンデンサ34との
直列回路を接続している。
【0037】また、平滑コンデンサ30とダイオード3
2の接続位置を入れ替え、第2の交流電源25にダイオ
ード32を介して第2の整流素子であるダイオード35
及び第2のコンデンサ36及びインダクタ26の直列回
路を接続し平滑コンデンサ30の充電路を形成してい
る。
2の接続位置を入れ替え、第2の交流電源25にダイオ
ード32を介して第2の整流素子であるダイオード35
及び第2のコンデンサ36及びインダクタ26の直列回
路を接続し平滑コンデンサ30の充電路を形成してい
る。
【0038】また、ダイオード35と第2のコンデンサ
36との接続点を第3の整流素子であるダイオード37
を介してダイオード23のカソードに接続している。
36との接続点を第3の整流素子であるダイオード37
を介してダイオード23のカソードに接続している。
【0039】また、ダイオードブリッジ回路22の出力
端子の負極側と第4のコンデンサ34との接続点とダイ
オード32のアノードとの間にダイオード38を順方向
に介挿している。
端子の負極側と第4のコンデンサ34との接続点とダイ
オード32のアノードとの間にダイオード38を順方向
に介挿している。
【0040】この実施例は、ダイオードブリッジ回路2
2からの電流の汲み上げをダイオード23と38の両波
で行う。
2からの電流の汲み上げをダイオード23と38の両波
で行う。
【0041】この実施例では、第2の交流電源25が動
作すると、その電源からの高周波振動電流の一部が第2
の交流電源25→負荷24→平滑コンデンサ30→ダイ
オード35→第2のコンデンサ36→インダクタ26→
第2の交流電源25の経路で平滑コンデンサ30を充電
する。また、この充電により失われた第2のコンデンサ
36の電荷は第2の交流電源25→インダクタ26→第
2のコンデンサ36→ダイオード37→第3のコンデン
サ33及び負荷24→第2の交流電源25の経路で流れ
る電流により補充する。
作すると、その電源からの高周波振動電流の一部が第2
の交流電源25→負荷24→平滑コンデンサ30→ダイ
オード35→第2のコンデンサ36→インダクタ26→
第2の交流電源25の経路で平滑コンデンサ30を充電
する。また、この充電により失われた第2のコンデンサ
36の電荷は第2の交流電源25→インダクタ26→第
2のコンデンサ36→ダイオード37→第3のコンデン
サ33及び負荷24→第2の交流電源25の経路で流れ
る電流により補充する。
【0042】こうして一種の電流ポンプ作用により、平
滑コンデンサ30の電位は徐々に上昇しやがて一定の電
位に安定する。
滑コンデンサ30の電位は徐々に上昇しやがて一定の電
位に安定する。
【0043】この実施例においても電源投入時の大きな
突入電流や動作時の尖頭電流の平滑コンデンサ30への
流入はダイオード32により阻止できる。
突入電流や動作時の尖頭電流の平滑コンデンサ30への
流入はダイオード32により阻止できる。
【0044】従って、本実施例においても前記実施例と
同様の効果が得られる。
同様の効果が得られる。
【0045】図3に示すものは請求項2に対応する一実
施例で、これはダイオードブリッジ回路22の出力端子
にダイオード23を介して直流−交流変換回路39の入
力端子を接続している。
施例で、これはダイオードブリッジ回路22の出力端子
にダイオード23を介して直流−交流変換回路39の入
力端子を接続している。
【0046】前記直流−交流変換回路39は2つの出力
端子を備え、一方の出力端子からの出力OUT1を負荷24
に供給し、他方の出力端子からの出力OUT2をインダクタ
26を介して第1、第2のコンデンサ27,28の接続
点に供給している。前記直流−交流変換回路39の他方
の出力端子からの出力OUT2は、直流−交流変換回路39
における電圧又は電流の変動エネルギーの出力部からの
出力となっている。
端子を備え、一方の出力端子からの出力OUT1を負荷24
に供給し、他方の出力端子からの出力OUT2をインダクタ
26を介して第1、第2のコンデンサ27,28の接続
点に供給している。前記直流−交流変換回路39の他方
の出力端子からの出力OUT2は、直流−交流変換回路39
における電圧又は電流の変動エネルギーの出力部からの
出力となっている。
【0047】この実施例は、平滑コンデンサ30を充電
する電源を直流−交流変換回路39により構成したもの
で、直流−交流変換回路39が動作すると、直流−交流
変換回路39の他方の出力端子からの高周波振動電圧を
インダクタ26、第1、第2のコンデンサ27,28に
よるLC振動により略正弦波の電流振動エネルギーに変
換する。そして電流振動エネルギーの一部が第2のコン
デンサ28及びダイオード29を介して平滑コンデンサ
30に流れ充電する。また、この充電により失われた第
2のコンデンサ28の電荷をダイオード31を介して補
充する。
する電源を直流−交流変換回路39により構成したもの
で、直流−交流変換回路39が動作すると、直流−交流
変換回路39の他方の出力端子からの高周波振動電圧を
インダクタ26、第1、第2のコンデンサ27,28に
よるLC振動により略正弦波の電流振動エネルギーに変
換する。そして電流振動エネルギーの一部が第2のコン
デンサ28及びダイオード29を介して平滑コンデンサ
30に流れ充電する。また、この充電により失われた第
2のコンデンサ28の電荷をダイオード31を介して補
充する。
【0048】これも一種の電流ポンプであり、電流の汲
み上げに要するエネルギーとして電流振動エネルギーの
一部を利用することにより、平滑コンデンサ30の電位
は徐々に上昇しやがて一定の電位に安定する。
み上げに要するエネルギーとして電流振動エネルギーの
一部を利用することにより、平滑コンデンサ30の電位
は徐々に上昇しやがて一定の電位に安定する。
【0049】また、電流振動エネルギーの一部は第1の
コンデンサ27にも流れ込み、ダイオードブリッジ回路
22の出力端子とダイオード23との接続点の電位を変
動させる。
コンデンサ27にも流れ込み、ダイオードブリッジ回路
22の出力端子とダイオード23との接続点の電位を変
動させる。
【0050】この実施例においても電源投入時の大きな
突入電流や動作時の尖頭電流の平滑コンデンサ30への
流入はダイオード32により阻止できる。
突入電流や動作時の尖頭電流の平滑コンデンサ30への
流入はダイオード32により阻止できる。
【0051】従って、本実施例においても前記実施例と
同様の効果が得られる。
同様の効果が得られる。
【0052】図4に示すものは請求項2に対応する他の
実施例で、この実施例は直流−交流変換回路としてハー
フブリッジ形のインバータ回路40を使用している。こ
のインバータ回路40は、スイッチ素子41とダイオー
ド42との並列回路からなる半波スイッチ回路とスイッ
チ素子43とダイオード44との並列回路からなる半波
スイッチ回路との直列回路と、1対のコンデンサ45,
46の直列回路を並列に接続し、各半波スイッチ回路の
接続点とコンデンサ45,46の接続点との間にインダ
クタ47を介して負荷24を接続している。
実施例で、この実施例は直流−交流変換回路としてハー
フブリッジ形のインバータ回路40を使用している。こ
のインバータ回路40は、スイッチ素子41とダイオー
ド42との並列回路からなる半波スイッチ回路とスイッ
チ素子43とダイオード44との並列回路からなる半波
スイッチ回路との直列回路と、1対のコンデンサ45,
46の直列回路を並列に接続し、各半波スイッチ回路の
接続点とコンデンサ45,46の接続点との間にインダ
クタ47を介して負荷24を接続している。
【0053】前記各スイッチ素子41,43は、例えば
MOSFET等からなり、周知の駆動回路により交互に
高周波スイッチング動作するようになっている。
MOSFET等からなり、周知の駆動回路により交互に
高周波スイッチング動作するようになっている。
【0054】前記各スイッチ素子41,43の接続点と
各コンデンサ27,34の接続点との間にインダクタ2
6を接続している。
各コンデンサ27,34の接続点との間にインダクタ2
6を接続している。
【0055】このインバータ回路40は各スイッチ素子
41,43を交互に高周波スイッチング動作することに
より負荷24に高周波電流を流すことができる。負荷2
4に対して正弦波状の電流を流す場合はコンデンサ4
5,46及びインダクタ47の共振を利用する。
41,43を交互に高周波スイッチング動作することに
より負荷24に高周波電流を流すことができる。負荷2
4に対して正弦波状の電流を流す場合はコンデンサ4
5,46及びインダクタ47の共振を利用する。
【0056】このインバータ回路40の特徴は、負荷イ
ンピーダンスに対するLC共振エネルギーが適正である
ならば、スイッチ素子41又は43がオンする瞬間には
ダイオード42又は44に電流が流れている状態、すな
わちスイッチ素子の電位がゼロの状態であり、スイッチ
素子41又は43がオンする際に発生するスイッチング
ロスは極めて少ない点にある。
ンピーダンスに対するLC共振エネルギーが適正である
ならば、スイッチ素子41又は43がオンする瞬間には
ダイオード42又は44に電流が流れている状態、すな
わちスイッチ素子の電位がゼロの状態であり、スイッチ
素子41又は43がオンする際に発生するスイッチング
ロスは極めて少ない点にある。
【0057】インバータ回路40が発振している時、各
スイッチ素子41,43の接続点の電圧は入力電圧、す
なわち第3のコンデンサ33の電位の振幅で連続パルス
状矩形電圧となる。
スイッチ素子41,43の接続点の電圧は入力電圧、す
なわち第3のコンデンサ33の電位の振幅で連続パルス
状矩形電圧となる。
【0058】この矩形高周波電圧をエネルギー源として
インダクタ26及び第1のコンデンサ27の経路で電流
の引き込みを行い、その方向性をダイオードブリッジ回
路22及びダイオード23で決定する。同時に第2のコ
ンデンサ28及びダイオード29の経路で平滑コンデン
サ30を充電し、またダイオード31を介して第2のコ
ンデンサ28への電荷の補充を行う。
インダクタ26及び第1のコンデンサ27の経路で電流
の引き込みを行い、その方向性をダイオードブリッジ回
路22及びダイオード23で決定する。同時に第2のコ
ンデンサ28及びダイオード29の経路で平滑コンデン
サ30を充電し、またダイオード31を介して第2のコ
ンデンサ28への電荷の補充を行う。
【0059】こうして一種の電流ポンプ作用により、平
滑コンデンサ30の電位は徐々に上昇しやがて一定の電
位に安定する。
滑コンデンサ30の電位は徐々に上昇しやがて一定の電
位に安定する。
【0060】この実施例においても電源投入時の大きな
突入電流や動作時の尖頭電流の平滑コンデンサ30への
流入はダイオード32により阻止できる。
突入電流や動作時の尖頭電流の平滑コンデンサ30への
流入はダイオード32により阻止できる。
【0061】従って、本実施例においても前記実施例と
同様の効果が得られる。
同様の効果が得られる。
【0062】なお、インバータ回路40が動作すると
き、電源側に高周波電流を返すが、この高周波電流は第
3のコンデンサ33により吸収され電源電圧はフラット
な直流電圧を維持する。
き、電源側に高周波電流を返すが、この高周波電流は第
3のコンデンサ33により吸収され電源電圧はフラット
な直流電圧を維持する。
【0063】この回路の動作における各部の電圧、電流
波形を示すと図5に示すようになる。すなわち、図5の
(a) は交流電源21からの入力電圧Vinの波形であり、
ダイオードブリッジ回路22の出力端子にはこの入力電
圧Vinが全波整流した電圧が印加する。そしてこの電圧
に対して高周波振動が第1のコンデンサ27を介して伝
達されるので、ダイオードブリッジ回路22の出力端子
の電圧V22は図5の(b) に示すようになる。
波形を示すと図5に示すようになる。すなわち、図5の
(a) は交流電源21からの入力電圧Vinの波形であり、
ダイオードブリッジ回路22の出力端子にはこの入力電
圧Vinが全波整流した電圧が印加する。そしてこの電圧
に対して高周波振動が第1のコンデンサ27を介して伝
達されるので、ダイオードブリッジ回路22の出力端子
の電圧V22は図5の(b) に示すようになる。
【0064】この包絡波形の上側は出力の直流電圧であ
り、高周波振動により直流電圧よりも高い電圧が発生す
ると、ダイオード23を介して電流が流れる。こうして
電圧V22の上側包絡波形は略フラットになる。
り、高周波振動により直流電圧よりも高い電圧が発生す
ると、ダイオード23を介して電流が流れる。こうして
電圧V22の上側包絡波形は略フラットになる。
【0065】また、包絡波形の下側は入力電圧であり、
高周波振動によりダイオードブリッジ回路22の出力端
子間の電圧がこの電位より低くなると、ダイオードブリ
ッジ回路22を介して交流電源21から電流を引き込
む。
高周波振動によりダイオードブリッジ回路22の出力端
子間の電圧がこの電位より低くなると、ダイオードブリ
ッジ回路22を介して交流電源21から電流を引き込
む。
【0066】このときインダクタ26に流れる高周波電
流I26は図5の(c) に示すようになる。すなわち、入力
電圧に応じた振動が発生し、結果として入力電圧に応じ
た入力電流を引き込む。
流I26は図5の(c) に示すようになる。すなわち、入力
電圧に応じた振動が発生し、結果として入力電圧に応じ
た入力電流を引き込む。
【0067】これにより入力電流Iinは図5の(e) に示
すように略正弦波となる。
すように略正弦波となる。
【0068】一方、負荷側に供給する電流I47は、図5
の(d) に示すように包絡波形が安定した高周波電流とな
る。これはインバータ回路40の入力である直流電圧が
安定していること及びインダクタ47と負荷24がスイ
ッチ素子41,43の接続点の電圧をもとに振動しイン
ダクタ26の影響を受けないことによる。
の(d) に示すように包絡波形が安定した高周波電流とな
る。これはインバータ回路40の入力である直流電圧が
安定していること及びインダクタ47と負荷24がスイ
ッチ素子41,43の接続点の電圧をもとに振動しイン
ダクタ26の影響を受けないことによる。
【0069】図6に示すものは請求項2に対応する別の
他の実施例で、これは蛍光灯の点灯装置に適用したもの
である。
他の実施例で、これは蛍光灯の点灯装置に適用したもの
である。
【0070】この実施例は直流−交流変換回路としてハ
ーフブリッジ形のインバータ回路50を使用している。
このインバータ回路50は、スイッチ素子51とダイオ
ード52との並列回路からなる半波スイッチ回路とスイ
ッチ素子53とダイオード54との並列回路からなる半
波スイッチ回路との直列回路を設け、前記スイッチ素子
53にインダクタ55及びコンデンサ56を介して蛍光
灯57を接続している。すなわち前記スイッチ素子53
の前記スイッチ素子51との接続側である一端を前記イ
ンダクタ55を介して蛍光灯57の一方のフィラメンド
電極の一端に接続し、前記スイッチ素子53の他端を前
記コンデンサ56を介して前記蛍光灯57の他方のフィ
ラメンド電極の一端に接続している。
ーフブリッジ形のインバータ回路50を使用している。
このインバータ回路50は、スイッチ素子51とダイオ
ード52との並列回路からなる半波スイッチ回路とスイ
ッチ素子53とダイオード54との並列回路からなる半
波スイッチ回路との直列回路を設け、前記スイッチ素子
53にインダクタ55及びコンデンサ56を介して蛍光
灯57を接続している。すなわち前記スイッチ素子53
の前記スイッチ素子51との接続側である一端を前記イ
ンダクタ55を介して蛍光灯57の一方のフィラメンド
電極の一端に接続し、前記スイッチ素子53の他端を前
記コンデンサ56を介して前記蛍光灯57の他方のフィ
ラメンド電極の一端に接続している。
【0071】そして前記蛍光灯57の各フィラメンド電
極の他端間にコンデンサ58を接続している。
極の他端間にコンデンサ58を接続している。
【0072】前記各スイッチ素子51,53は、例えば
MOSFET等からなり、周知の駆動回路により交互に
高周波スイッチング動作するようになっている。
MOSFET等からなり、周知の駆動回路により交互に
高周波スイッチング動作するようになっている。
【0073】前記各半波スイッチ回路の接続点を第2の
コンデンサ59及びインダクタ26を直列に介して第1
のコンデンサ27とダイオード31のカソードとの接続
点に接続している。前記ダイオード31のアノードをダ
イオードブリッジ回路22の出力端子の負極側に接続し
ている。
コンデンサ59及びインダクタ26を直列に介して第1
のコンデンサ27とダイオード31のカソードとの接続
点に接続している。前記ダイオード31のアノードをダ
イオードブリッジ回路22の出力端子の負極側に接続し
ている。
【0074】前記ダイオードブリッジ回路22の出力端
子にはまたコンデンサ60を接続している。
子にはまたコンデンサ60を接続している。
【0075】この実施例では、スイッチ素子51,53
が交互にスイッチング動作すると、各半波スイッチ回路
の接続点に矩形電圧が発生する。最初は蛍光灯57は点
灯していないので、この矩形電圧をもとにインダクタ5
5、コンデンサ58,56の回路によりLC共振が発生
する。これにより蛍光灯57の各フィラメント電極を予
熱し蛍光灯を放電しやすい状態にする。
が交互にスイッチング動作すると、各半波スイッチ回路
の接続点に矩形電圧が発生する。最初は蛍光灯57は点
灯していないので、この矩形電圧をもとにインダクタ5
5、コンデンサ58,56の回路によりLC共振が発生
する。これにより蛍光灯57の各フィラメント電極を予
熱し蛍光灯を放電しやすい状態にする。
【0076】スイッチ素子51,53のスイッチング周
波数をLC振動の周波数に近付けると共振が急激に大き
くなり、蛍光灯57の両端間電圧が上昇する。こうして
蛍光灯57は放電状態に移行する。
波数をLC振動の周波数に近付けると共振が急激に大き
くなり、蛍光灯57の両端間電圧が上昇する。こうして
蛍光灯57は放電状態に移行する。
【0077】蛍光灯57が点灯すると蛍光灯のインピー
ダンスが急激に低下しコンデンサ58を介しての電流経
路の他に蛍光灯の管内を放電電流として流れる経路がで
きる。そして点灯後は適当な周波数で駆動することで点
灯電流及びフィラメント電流を所定の値にして連続点灯
となる。
ダンスが急激に低下しコンデンサ58を介しての電流経
路の他に蛍光灯の管内を放電電流として流れる経路がで
きる。そして点灯後は適当な周波数で駆動することで点
灯電流及びフィラメント電流を所定の値にして連続点灯
となる。
【0078】この実施例では各半波スイッチ回路の接続
点に発生する矩形電圧により第2のコンデンサ59、イ
ンダクタ26及びダイオード29の経路で平滑コンデン
サ30に充電電流が流れ、また、ダイオード31、イン
ダクタ26及び第2のコンデンサ59の経路で第2のコ
ンデンサ59への電荷の補充を行う。
点に発生する矩形電圧により第2のコンデンサ59、イ
ンダクタ26及びダイオード29の経路で平滑コンデン
サ30に充電電流が流れ、また、ダイオード31、イン
ダクタ26及び第2のコンデンサ59の経路で第2のコ
ンデンサ59への電荷の補充を行う。
【0079】その他の動作は図4と同様である。
【0080】従って、本実施例においても前記実施例と
同様の効果が得られる。
同様の効果が得られる。
【0081】図7に示すものは請求項2に対応するさら
に別の他の実施例で、この実施例は直流−交流変換回路
として一石式半波電圧共振を利用したインバータ回路7
0を使用している。このインバータ回路70は、インダ
クタ71とコンデンサ72の並列回路とスイッチ素子7
3とダイオード74との並列回路との直列回路を設け、
スイッチ素子73とダイオード74との並列回路にイン
ダクタ75及びコンデンサ76を直列に介して負荷24
を接続している。
に別の他の実施例で、この実施例は直流−交流変換回路
として一石式半波電圧共振を利用したインバータ回路7
0を使用している。このインバータ回路70は、インダ
クタ71とコンデンサ72の並列回路とスイッチ素子7
3とダイオード74との並列回路との直列回路を設け、
スイッチ素子73とダイオード74との並列回路にイン
ダクタ75及びコンデンサ76を直列に介して負荷24
を接続している。
【0082】そして前記インダクタ71とコンデンサ7
2の並列回路とスイッチ素子73とダイオード74との
並列回路との接続点をインダクタ26に接続している。
2の並列回路とスイッチ素子73とダイオード74との
並列回路との接続点をインダクタ26に接続している。
【0083】その他の構成は図4と同様である。
【0084】この実施例では、インダクタ71とコンデ
ンサ72による共振を基本とし、スイッチ素子73とダ
イオード74との並列回路からなる半波スイッチ回路を
適当なデューティと周波数でスイッチング動作すること
によりインバータ回路70を発振動作させる。
ンサ72による共振を基本とし、スイッチ素子73とダ
イオード74との並列回路からなる半波スイッチ回路を
適当なデューティと周波数でスイッチング動作すること
によりインバータ回路70を発振動作させる。
【0085】インバータ回路70の発振によりインダク
タ71とスイッチ素子73との接続点に半波の正弦波状
電圧が発生する。この電圧振動をエネルギー源としてイ
ンダクタ75とコンデンサ76によるLC共振回路で略
正弦波の高周波電流を作り、負荷24を駆動する。
タ71とスイッチ素子73との接続点に半波の正弦波状
電圧が発生する。この電圧振動をエネルギー源としてイ
ンダクタ75とコンデンサ76によるLC共振回路で略
正弦波の高周波電流を作り、負荷24を駆動する。
【0086】その他の動作は図4の場合と同様である。
【0087】従って本実施例においても前記実施例と同
様の効果が得られる。
様の効果が得られる。
【0088】なお、インダクタ71,75は別々の構成
としたが、例えばこれをリーケージトランスにより1つ
の磁気部品として構成してもよい。
としたが、例えばこれをリーケージトランスにより1つ
の磁気部品として構成してもよい。
【0089】図8に示すものは請求項2に対応するさら
に別の他の実施例で、この実施例は直流−交流変換回路
として定電流プッシュプル形インバータ回路80を使用
している。このインバータ回路80は、センタタップを
有する磁気トランス81を設け、その磁気トランス81
の1次巻線81pのセンタタップをインダクタ82を介
してダイオード23のカソードに接続している。前記磁
気トランス81の1次巻線81pの各端をスイッチ素子
83,84をそれぞれ介してダイオードブリッジ回路2
2の出力端子の負極側に接続している。また、前記磁気
トランス81の1次巻線81pにコンデンサ85を並列
に接続している。
に別の他の実施例で、この実施例は直流−交流変換回路
として定電流プッシュプル形インバータ回路80を使用
している。このインバータ回路80は、センタタップを
有する磁気トランス81を設け、その磁気トランス81
の1次巻線81pのセンタタップをインダクタ82を介
してダイオード23のカソードに接続している。前記磁
気トランス81の1次巻線81pの各端をスイッチ素子
83,84をそれぞれ介してダイオードブリッジ回路2
2の出力端子の負極側に接続している。また、前記磁気
トランス81の1次巻線81pにコンデンサ85を並列
に接続している。
【0090】前記磁気トランス81の2次巻線81sに
負荷24を接続している。
負荷24を接続している。
【0091】そして前記磁気トランス81の1次巻線8
1pのセンタタップをインダクタ26に接続している。
1pのセンタタップをインダクタ26に接続している。
【0092】その他の構成は図4と同様である。
【0093】この実施例では、コンデンサ33からイン
バータ回路80に直流電圧が印加すると、インバータ回
路80ではインダクタ82により定電流化し、磁気トラ
ンス81の1次巻線81pのセンタタップには全波の正
弦波状の共振電圧が発生する。この共振電圧は、インダ
クタ82の定電流作用と、磁気トランス81の1次巻線
81pのインダクタンスと、1次巻線81pにリーケー
ジ結合している2次巻線81sのインダクタンスと、コ
ンデンサ85との共振により発生し、スイッチ素子8
3,84が交互にスイッチング動作することにより振動
が継続する。
バータ回路80に直流電圧が印加すると、インバータ回
路80ではインダクタ82により定電流化し、磁気トラ
ンス81の1次巻線81pのセンタタップには全波の正
弦波状の共振電圧が発生する。この共振電圧は、インダ
クタ82の定電流作用と、磁気トランス81の1次巻線
81pのインダクタンスと、1次巻線81pにリーケー
ジ結合している2次巻線81sのインダクタンスと、コ
ンデンサ85との共振により発生し、スイッチ素子8
3,84が交互にスイッチング動作することにより振動
が継続する。
【0094】この共振エネルギーの一部で負荷24を駆
動する。
動する。
【0095】その他の動作は図4の場合と同様である。
【0096】従って本実施例においても前記実施例と同
様の効果が得られる。
様の効果が得られる。
【0097】
【発明の効果】以上、本発明によれば、平滑コンデンサ
への充電を電流振動エネルギーで行うことにより、電源
投入時の平滑コンデンサへの大きな突入電流や動作時の
尖頭電流の発生を防止できる。
への充電を電流振動エネルギーで行うことにより、電源
投入時の平滑コンデンサへの大きな突入電流や動作時の
尖頭電流の発生を防止できる。
【図1】本発明の一実施例を示す回路構成図。
【図2】本発明の他の実施例を示す回路構成図。
【図3】本発明の他の実施例を示す回路構成図。
【図4】本発明の他の実施例を示す回路構成図。
【図5】図4における各部の電圧及び電流波形を示す
図。
図。
【図6】本発明の他の実施例を示す回路構成図。
【図7】本発明の他の実施例を示す回路構成図。
【図8】本発明の他の実施例を示す回路構成図。
【図9】従来例を示す回路構成図。
21…第1の交流電源 22…全波整流ダイオードブリッジ回路 23…ダイオード(第1の整流素子) 24…負荷 25…第2の交流電源 26…インダクタ 27…第1のコンデンサ 28…第2のコンデンサ 29…ダイオード(第2の整流素子) 30…平滑コンデンサ 31…ダイオード(第3の整流素子) 32…ダイオード(第4の整流素子) 39…直流−交流変換回路
Claims (2)
- 【請求項1】 第1の交流電源と、この第1の交流電源
に接続した全波整流回路と、この全波整流回路の出力端
子に第1の整流素子を介して接続した負荷と、第2の交
流電源と、この第2の交流電源の一端と、前記全波整流
回路の出力端子と前記第1の整流素子との接続点との間
にインダクタを介して接続した第1のコンデンサと、前
記第2の交流電源に少なくとも前記インダクタ、第2の
コンデンサ及び第2の整流素子を直列に介して平滑コン
デンサを接続して形成した平滑コンデンサの充電路と、
前記第2の交流電源に少なくとも前記インダクタ、第2
のコンデンサ及び第3の整流素子を接続して形成した前
記第2のコンデンサに対して前記充電路とは逆方向の電
流を通電させる電荷補充回路と、前記平滑コンデンサに
前記第1の整流素子を介しての充電を阻止する第4の整
流素子を介して前記負荷を接続して形成した平滑コンデ
ンサの放電路からなることを特徴とする電力変換装置。 - 【請求項2】 第1の交流電源と、この第1の交流電源
に接続した全波整流回路と、この全波整流回路の出力端
子に第1の整流素子を介して接続した直流−交流変換回
路と、この直流−交流変換回路の出力端子に接続した負
荷と、前記直流−交流変換回路の電圧又は電流の変動エ
ネルギーの出力部と、前記全波整流回路の出力端子と前
記第1の整流素子との接続点との間にインダクタを介し
て接続した第1のコンデンサと、前記直流−交流変換回
路の電圧又は電流の変動エネルギーの出力部に少なくと
も前記インダクタ、第2のコンデンサ及び第2の整流素
子を直列に介して平滑コンデンサを接続して形成した平
滑コンデンサの充電路と、前記直流−交流変換回路の電
圧又は電流の変動エネルギーの出力部に少なくとも前記
インダクタ、第2のコンデンサ及び第3の整流素子を接
続して形成した前記第2のコンデンサに対して前記充電
路とは逆方向の電流を通電させる電荷補充回路と、前記
平滑コンデンサに前記第1の整流素子を介しての充電を
阻止する第4の整流素子を介して前記直流−交流変換回
路を接続して形成した平滑コンデンサの放電路からなる
ことを特徴とする電力変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5176571A JP3042263B2 (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5176571A JP3042263B2 (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 電力変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0739157A true JPH0739157A (ja) | 1995-02-07 |
JP3042263B2 JP3042263B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=16015894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5176571A Expired - Fee Related JP3042263B2 (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 電力変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3042263B2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-16 JP JP5176571A patent/JP3042263B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3042263B2 (ja) | 2000-05-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1830459A2 (en) | Switching power supply circuit | |
EP1835606A2 (en) | Switching power supply circuit | |
US5917290A (en) | Parallel-storage series-drive electronic ballast | |
JPH10215580A (ja) | 電源装置 | |
JPH10285941A (ja) | 電源装置 | |
JP2000003798A (ja) | 放電ランプ点灯装置および照明装置 | |
JP3042263B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP3786260B2 (ja) | 高周波変換装置 | |
JP4220359B2 (ja) | 電源回路 | |
JP3147555B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP3617362B2 (ja) | 電源装置 | |
JP3400592B2 (ja) | 電源装置 | |
JPH04212294A (ja) | 電源装置 | |
JP2001126890A (ja) | 放電灯点灯装置 | |
JP3931591B2 (ja) | 電源装置 | |
JP2831069B2 (ja) | 電源装置 | |
JP3614011B2 (ja) | インバータ装置 | |
JP3518230B2 (ja) | 点灯装置 | |
JP3252394B2 (ja) | インバータ装置 | |
JP3324774B2 (ja) | 電源装置 | |
JPH09117143A (ja) | スイッチング電源回路 | |
JPH09224375A (ja) | プッシュプル型スイッチング電源装置 | |
JPH08149848A (ja) | 電源装置 | |
JPH03147292A (ja) | 放電灯点灯装置 | |
JP2000324844A (ja) | インバータ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |