JPH0739121Y2 - 車輌用ヘッドランプ - Google Patents

車輌用ヘッドランプ

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JPH0739121Y2
JPH0739121Y2 JP10026890U JP10026890U JPH0739121Y2 JP H0739121 Y2 JPH0739121 Y2 JP H0739121Y2 JP 10026890 U JP10026890 U JP 10026890U JP 10026890 U JP10026890 U JP 10026890U JP H0739121 Y2 JPH0739121 Y2 JP H0739121Y2
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JP
Japan
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reflector
discharge
bulb
insertion hole
valve
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JP10026890U
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秀樹 大橋
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は光源として放電バルブを用いた車輌用ヘッドラ
ンプに係り、特に放電バルブが金属製のリフレクターに
挿着されている車輌用ヘッドランプに関する。
〔従来技術及び考案の解決しようとする課題〕
放電ランプは発光効率及び演色性が良好で、しかも寿命
が長いという点から車輌用、特に自動車用のヘッドラン
プの光源として注目されている。第3図は放電ランプを
自動車用ヘッドランプのバルブとして用いた投射型ヘッ
ドランプのバルブ挿着部の断面図である。図において、
放電バルブ1は、合成樹脂製の口金3の前方に突出する
長短一対のリードサポート4,5によって放電ランプ2が
両端支持された構造で、リフレクター6のバルブ挿着孔
6aに挿着固定されて、光投射ユニットUとして一体化さ
れている。光投射ユニットUは、リフレクター6と、投
射レンズ7aを保持するレンズホルダー7とのユニット体
で、放電ランプ2の熱がユニットU内にこもる傾向にあ
るため、リフレクター6は耐熱性や放熱性を考慮して金
属製とされている。符号4a,5aは口金3の背面側に突出
するバルブ側雄端子で、通電路として作用するリードサ
ポート4,5に口金3内においてそれぞれ接続されてお
り、両端子4a,5aは電源側のコネクター8に接続されて
いる。そして放電ランプ2を点灯する際には、たとえば
15〜20KVという高電圧が印加されるため、端子4a,5a間
には合成樹脂製の隔壁3aが形成されて両端子4a,5a間の
絶縁が確保されている。しかし端子4a,5aとリフレクタ
ー6間、またはリードサポート4,5とリフレクター6間
においては十分な絶縁が考慮されておらず、バルブ挿着
部における絶縁性に不安が残るという問題があった。
本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、
その目的は簡単な構成によってリフレクターと放電バル
ブ側通電部間の絶縁性の確かな車輌用ヘッドランプを提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案に係る車輌用ヘッド
ランプにおいては、金属製リフレクターのバルブ挿着孔
に放電バルブが挿着された車輌用ヘッドランプにおい
て、 前記放電バルブを、合成樹脂製の口金の前面に突出する
一対のリードサポートに放電ランプを両端支持させた構
造とし、前記リフレクターのバルブ挿着孔の後端側周縁
部に円筒形状後方突出部を形成し、この円筒形状後方突
出部に、前記バルブ挿着孔に係合する絶縁性スペーサを
挿着して、前記円筒形状後方突出部の内周面と前記放電
ランプとの間に絶縁性スペーサを介装させるようにした
ものである。
〔作用〕
金属製リフレクターのバルブ挿着孔に形成された円筒形
状後方突出部に挿着された絶縁性スペーサが円筒形状後
方突出部の内周面と放電バルブの放電ランプ間に位置し
て、放電ランプとリフレクター間の絶縁性を高める。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例である自動車用ヘッドランプ
の縦断面図、第2図はバルブ挿着部を後方から見た分解
斜視図である。
符号10は容器状のランプボディで、ランプボディ10内に
は図示しないエイミング機構によって光投射ユニット20
が傾動可能に支持されている。
光投射ユニット20は、楕円体形状のAl製リフレクター22
と、このリフレクターの後頂部に形成されたバルブ挿着
孔23に挿着された放電バルブ30と、前面に投射レンズ26
が固定され、リフレクター22の前面開口部に取着された
Al製レンズホルダー24とが一体化された構造となってい
る。符号26aは投射レンズ26をレンズホルダー24にカシ
メ固定する環状のレンズ固定枠、符号50はバルブ挿着孔
23と放電バルブ30間に介在されて、放電バルブ30とリフ
レクター22間の電気的な絶縁を確実にするためのセラミ
ック製のスペーサ、符号60は放電バルブ30をバルブ挿着
孔23に固定保持するためのロッキングキャップである。
放電バルブ30は、合成樹脂製の口金31の前面に突出する
長短一対のリードサポート32a,32bに放電ランプ34が両
端支持された構造で、放電バルブ30がバルブ挿着孔23に
挿着された状態において、放電ランプ34の放電部34aが
リフレクター22の第1焦点位置f1に配置されている。ま
た口金31の前面には、放電ランプ34を包囲する円筒形状
の紫外線遮蔽用グローブ38がセラミック製のグローブ保
持プレート39を介して固定保持されており、放電部34a
からリフレクター22に向かう光から有害な波長域の紫外
線をカットするようになっている。リフレクター22の第
2焦点位置f2近傍には、レンズホルダー24に一体形成れ
たクリアカット形成用のシェード25、及びレンズホルダ
ー24に板ばね部材27aにより固定保持された紫外線遮蔽
用フィルター27が設けられている。そして放電ランプ34
の放電部34aの発光はリフレクター22で反射され、リフ
レクター22の第2焦点f2に収束後、投射レンズ26によっ
て平行光とされて前方に投射される。フィルター27は、
リフレクター22で反射されて投射レンズ26に向かう光か
ら再度紫外線をカットするとともに、紫外線遮蔽用グロ
ーブ38の先端開口部から出射した光から紫外線をカット
する。
また紫外線遮蔽用グローブ38の先端部38aは、リフレク
ター22のバルブ挿着孔23周りに形成されているホットゾ
ーン形成用光反射面22aでの反射光l1を遮らない位置と
されている。
即ち、リフレクター22で反射してホットゾーンの配光に
寄与する光l1の光路上に紫外線遮蔽用グローブ38が延出
せず、従って、リフレクター22で反射してホットゾーン
の配光に寄与する光の一部がケラれることがないので、
ホットゾーン領域には十分な光が配光されて、適正な大
きさかつ十分な光度のホットゾーンが得られる。
バルブの口金31は、例えばPPS等の合成樹脂材の一体成
形により形成されており、口金31の裏側には、リードサ
ポート32a,32bにそれぞれ溶接一体化されたコネクター
雄端子32c,32dを突出させた雄コネクター15が一体に形
成されている。また雄端子32c,32d間には口金31から一
体に放電防止用隔壁33が延出形成されている。口金31の
前面には周方向に所定距離離間された3個の光軸方向位
置決め用の突起31a(第1図参照)が設けられ、口金31
の外周縁部にはスペーサ50側の係合突起55に係合する周
方向位置決め用の切欠31bが形成されている。
リフレクター22の後頂部に形成されているバルブ挿着孔
23の後端側周縁部は円筒状に後方に突出し、この円筒形
状後方突出部40の外周には3個のバヨネット部42が形成
されている。またこの孔23の周縁部には、孔23の径より
一回り大きい円環溝44が形成されている。そしてこの円
環溝44にフランジ部52を係合させた円筒形状のスペーサ
50がバルブ挿着孔23内にすっぽりと収容されている。こ
のスペーサ50は、放電バルブ30の口金31と係合し、口金
31からの前方突出部(放電ランプ34,グローブ38等)を
挿通保持する形状となっている。円環溝44の内周面に形
成された係合凹部45と、スペーサ50側の係合凸部54とは
互いに係合して、バルブ挿着孔23内に挿着したスペーサ
50を回り止めするようになっている。そして切欠31bを
係合突起55に係合させて、放電バルブ30がスペーサ50を
介してバルブ挿着孔23に挿着され、ロッキングキャップ
60をバヨネット部42にバヨネット係合させて放電バルブ
30及びスペーサ50がバルブ挿着孔23に固定されている。
従って、リフレクター22と、口金31外に露出している放
電バルブ側通電部(リードサポート32a,32bや雄端子32
c,32d)との間にはセラミック製のスペーサ50が位置し
て、両者間の電気的絶縁性が高められている。
なお符号12は放電バルブ用の点灯回路(図示せず)を収
容した点灯回路収容ユニットで、ランプボディ10の後頂
部に形成された開口部11に円筒形状延出部13を介して取
着一体化されており、点灯回路から延びるリード線Lに
接続された雌側コネクター14が口金31の裏側に一体に形
成されている雄側コネクター(端子32c,32d)に接続さ
れている。符号16は光投射ユニット20の投射レンズ26周
りに配置された合成樹脂製の化粧板で、表面には銀色塗
装が施されてヘッドランプの非点灯時の見栄えを良くし
ている。また符号18はランプボディ10の前面開口部に組
付一体化されたレンズである。
なお前記した実施例において、バルブ挿着孔23を含むリ
フレクター22の内周面にアルマイト皮膜を形成するよう
にすると、アルマイト皮膜が電気絶縁層として機能する
ため、リフレクター22と放電バルブ側通電部間の電気的
絶縁をさらに確実なものにできる。
また前記実施例ではスペーサ50がセラミック製であった
が、セラミック製に限られるものではなく、合成樹脂、
その他の電気絶縁性の高い材料からなるものであればよ
い。
また前記実施例では投射型ヘッドランプについて説明し
たが、放電バルブの光を放物面形状のリフレクターで反
射させて配光する反射型ヘッドランプについても同様に
適用できる。
さらに前記実施例では自動車用ヘッドランプを例にとっ
て説明したが、自動二輪車や原動機付自転車用のヘッド
ランプについても同様に適用できる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明かなように、本考案に係る車輌用ヘッ
ドランプによれば、金属製リフレクターのバルブ挿着孔
と放電ランプ間に介装された絶縁性スペーサが放電ラン
プとリフレクター間の絶縁性を高めるので、放電バルブ
挿着部における絶縁性の確保された車輌用ヘッドランプ
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である自動車用ヘッドランプ
の縦断面図、第2図はバルブ挿着部を後方から見た分解
斜視図、第3図は従来の自動車用ヘッドランプの縦断面
図である。 22……Al製リフレクター、23……バルブ挿着孔、30……
放電バルブ、31……バルブの口金、32a,32b……放電バ
ルブ側の通電部であるリードサポート、32c,32d……放
電バルブ側の通電部である雄端子、50……セラミック製
のスペーサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製リフレクターのバルブ挿着孔に放電
    バルブが挿着された車輌用ヘッドランプにおいて、 前記放電バルブは、合成樹脂製の口金の前面に突出する
    一対のリードサポートに放電ランプが両端支持された構
    造で、前記リフレクターのバルブ挿着孔の後端側周縁部
    に円筒形状後方突出部が形成され、この円筒形状後方突
    出部に、前記バルブ挿着孔に係合する絶縁性スペーサが
    挿着されて、前記円筒形状後方突出部の内周面と前記放
    電ランプとの間に絶縁性スペーサが介装されたことを特
    徴とする車輌用ヘッドランプ。
JP10026890U 1990-09-27 1990-09-27 車輌用ヘッドランプ Expired - Lifetime JPH0739121Y2 (ja)

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JPH0459002U JPH0459002U (ja) 1992-05-20
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