JP2003118479A - 車両用ルームランプ - Google Patents

車両用ルームランプ

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JP2003118479A
JP2003118479A JP2001319041A JP2001319041A JP2003118479A JP 2003118479 A JP2003118479 A JP 2003118479A JP 2001319041 A JP2001319041 A JP 2001319041A JP 2001319041 A JP2001319041 A JP 2001319041A JP 2003118479 A JP2003118479 A JP 2003118479A
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JP
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lamp
light
vehicle room
lead wire
lamp housing
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JP2001319041A
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Inventor
Katsuhiro Murahashi
克広 村橋
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ほぼ均一の面発光の間接照明が得られること
により、不快な幻惑を与えることがなく、また、ドライ
バーの安全性が向上されることを目的とする。 【解決手段】 レンズ6において、ほぼ均一の面発光の
間接照明が得られる。この結果、ルームランプのレンズ
6からの光やバニティーミラー部16のミラー18から
反射する光により、不快な幻惑を与えることがない。ド
ライバーの安全性が向上される。発光面の品質と意匠性
とがそれぞれ向上する。間接光であるから、レンズ6に
おける発熱が少ないので安全である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ランプ部とバニ
ティーミラー部とが隣接する車両用ルームランプに係る
ものである。特に、この発明は、ほぼ均一の面発光の間
接照明が得られることにより、不快な幻惑を与えること
がなく、また、ドライバーの安全性が向上される車両用
ルームランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ランプ部とバニティーミラー部とが隣接
する車両用ルームランプにおいては、ランプ部からの光
やバニティーミラー部から反射する光により、不快な幻
惑を与えることがないことが重要事項である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のこの
種の車両用ルームランプにおいては、前記重要事項につ
いて何ら考慮されていない。このために、従来のこの種
の車両用ルームランプにおいては、点発光またはおよび
直接照明を使用している。この場合においては、ランプ
部からの光やバニティーミラー部から反射する光によ
り、不快な幻惑を与える場合がある。
【0004】この発明は、ほぼ均一の面発光の間接照明
が得られることにより、不快な幻惑を与えることがな
く、また、ドライバーの安全性が向上される車両用ルー
ムランプを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1にかかる発明は、ランプ部が、内部に照
明室が形成され、かつ、一面に前記照明室と通じる開口
部が設けられているランプハウジングと、前記ランプハ
ウジングの内部のうち、前記開口部から隠れた位置に配
置された光源と、前記照明室の内壁面に施され、前記光
源からの光を高拡散高反射させる高拡散高反射手段と、
前記開口部に配置された面状発光体と、を備えたことを
特徴とする。
【0006】この結果、請求項1にかかる発明は、光源
を点灯すると、光源からの光が照明室内の高拡散高反射
手段で高拡散高反射し、その高拡散高反射した光が面状
発光体を経て外部に照射される。このように、請求項1
にかかる発明は、ほぼ均一の面発光の間接照明が得られ
るので、ランプ部からの光やバニティーミラー部から反
射する光により、不快な幻惑を与えることがない。ま
た、ドライバーの安全性が向上される。
【0007】また、請求項2にかかる発明は、ランプ部
がユニット化され、かつ、ランプ部とバニティーミラー
部とが一体構造をなす、ことを特徴とする。
【0008】この結果、請求項2にかかる発明は、ラン
プ部がユニット化されることにより、ランプ部の共通化
が図られ、種々のデザインのバニティーミラー部と簡単
に組み合わせることができる。しかも、ランプ部とバニ
ティーミラー部とが一体構造をなすことにより、一体構
造のランプ部とバニティーミラー部とを他の部材、たと
えば、サンバイザーに簡単に組み付けることができる。
【0009】また、請求項3にかかる発明は、ランプハ
ウジングの内部に、光源からの光を照明室内側に反射さ
せるリフレクタが設けられている、ことを特徴とする。
【0010】この結果、請求項3にかかる発明は、面状
発光体における面発光の間接照明の照度を全面に亘って
高くすることができる。
【0011】また、請求項4にかかる発明は、光源がL
EDである、ことを特徴とする。
【0012】この結果、請求項4にかかる発明は、光源
としてLEDを使用するので、小型化が図られ、また、
メンテナンスフリーであり、さらに、低消費電力であ
る。
【0013】また、請求項5にかかる発明は、リフレク
タに、LEDを保持するホルダー部が一体に設けられて
いる、ことを特徴とする。
【0014】この結果、請求項5にかかる発明は、リフ
レクタとホルダー部とを一体構造とすることにより、部
品点数が軽減化され、製造コストが安価となる。
【0015】また、請求項6にかかる発明は、ランプハ
ウジングに、LED、リード線、ダイオード、レジスタ
ーをそれぞれ絶縁分離保持しかつ可動制限する隔壁が設
けられている、ことを特徴とする。
【0016】この結果、請求項6にかかる発明は、LE
D、リード線、ダイオード、レジスターを隔壁にそれぞ
れ絶縁分離保持し、かつ、可動制限することにより、基
板が不要となる。このために、請求項6にかかる発明
は、製造コストがさらに安価となる。
【0017】また、請求項7にかかる発明は、ランプハ
ウジングに、リード線を圧入保持してリード線の抜け止
めをするリブが設けられている、ことを特徴とする。
【0018】この結果、請求項7にかかる発明は、リー
ド線をリブに圧入保持することにより、リード線の抜け
止めが可能となり、回路破損が防止できる。
【0019】また、請求項8にかかる発明は、LED、
リード線、ダイオード、レジスターが、面状発光体の裏
面側に配置された絶縁弾性体によりランプハウジング側
に圧接固定されている、ことを特徴とする。
【0020】この結果、請求項8にかかる発明は、LE
D、リード線、ダイオード、レジスターの回路部品を絶
縁弾性体で圧接固定することにより、回路部品を過大な
ストレスをかけずに、回路部品の動き、特に、面状発光
体とそれと対向するランプハウジングとの間の動きを制
限することができる。
【0021】また、請求項9にかかる発明は、高拡散高
反射手段が、ランプハウジングの材料であって白色系の
樹脂である、ことを特徴とする。
【0022】この結果、請求項9にかかる発明は、高拡
散高反射手段として、ランプハウジングの材料であって
白色系の樹脂を使用するので、間接照明に適している。
また、高拡散高反射手段としての塗装や蒸着などが不要
となるので、その分、製造コストが安価となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる車両用ル
ームランプの実施の形態の2例を添付図面を参照して説
明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定され
るものではない。
【0024】(実施の形態1の構成の説明)図1〜図3
は、この発明にかかる車両用ルームランプの実施の形態
1を示す。この例は、サンバイザーに組み付けた例につ
いて説明する。
【0025】図において、1はこの実施の形態1におけ
る車両用ルームランプのランプ部である。このランプ部
1は、ランプハウジング2と、リフレクタ3と、光源と
してのたとえば白熱電球のバルブ4と、高拡散高反射手
段5と、面状発光体6とを備えるものである。
【0026】前記ランプハウジング2は、薄型の中空の
直方体のボックス形状をなす。前記ランプハウジング2
の内部には、直方体形状の照明室7が形成されている。
また、前記ランプハウジング2の一面には、前記照明室
7と通じる長方形の光出射側の開口部8が設けられてい
る。
【0027】前記リフレクタ3は、一方が開口し、か
つ、他方が閉塞した形状をなす。前記リフレクタ3の内
面には、前記バルブ4からの光を所定の方向、すなわ
ち、前記照明室7側に反射させる反射面9が設けられて
いる。すなわち、前記反射面9は、前記バルブ4からの
光(光束)を前記ランプハウジング2および前記照明室
7の断面形状にほぼ合致した光(光束)に反射変換する
ものである。
【0028】前記反射面9は、高反射(正反射率が高
い)塗装、もしくは、アルミ蒸着などの表面処理が施さ
れている。また、前記反射面9は、たとえば、回転楕円
面の一部、回転放物面の一部、回転曲面の一部、もしく
は、自由曲面などからなる。
【0029】前記リフレクタ3は、前記ランプハウジン
グ2の照明室7内の一端部(照明室7の約3分の1の部
分)に配置されている。前記リフレクタ3は、前記ラン
プハウジング2および前記面状発光体6の所定の位置
に、係合爪10、2本のリブ(係止爪)11、および、
凸部12により、上下前後左右にがたなく確実に取り付
けられている。なお、図3中の符号13は、前記係合爪
10を形成するための型抜き用の透孔である。
【0030】前記バルブ4は、ウエッジベースタイプの
バルブを使用する。前記バルブ4は、ソケット14に着
脱可能に保持されている。前記ソケット14は、リード
線15を介してスイッチおよび電源および制御回路(図
示せず)に電気的に接続されている。
【0031】前記ソケット14は、前記ランプハウジン
グ2の一端に配置されている。一方、前記バルブ4は、
前記リフレクタ3の閉塞部に設けた透孔に挿入されて前
記反射面9側の所定位置に配置されている。
【0032】少なくとも、前記照明室7の内壁面には、
前記高拡散高反射手段5が施されている。前記高拡散高
反射手段5としては、この例では、前記ランプハウジン
グ2の材料であって白色系の樹脂である。なお、前記高
拡散高反射手段5としては、前記のランプハウジング2
の白色系の樹脂以外に、前記照明室7の内壁面が白色系
の塗料により塗装されている手段、前記照明室7の内壁
面がホーニング加工された金属系の光沢面により施され
ている手段、上記の手段を1種類、もしくは、複数種類
組み合わせられている手段などであても良い。
【0033】前記面状発光体6は、レンズを使用する。
前記レンズ6は、前記ランプハウジング2の開口部8に
対向して配置されている。前記レンズ6の表面およびま
たは裏面には、拡散素子群(プリズム素子群)が設けら
れている。前記レンズ6は、前記照明室7の内壁面の高
拡散高反射手段5により拡散反射された光をさらに拡散
させて外部に照射するものである。
【0034】この実施の形態1における車両用ルームラ
ンプのランプ部1は、ユニット化されている。また、前
記ランプ部1は、バニティーミラー部16と一体構造を
なす。
【0035】前記バニティーミラー部16は、本体17
と、ミラー18とから構成されている。前記本体17
は、長方形の板形状をなす。前記本体17には、大長方
形のミラー用の大開口部19と、小長方形のランプ用の
小開口部20とが隣接して設けられている。前記大開口
部19には、前記ミラー18が埋設されている。なお、
前記大開口部19の縁には、カバー(図示せず)を開閉
可能に取り付け、前記ミラー18を前記カバーで覆う場
合がある。
【0036】前記ランプハウジング2には、係止溝21
が設けられている。一方、前記本体17には、ランス形
状の係止爪22が設けられている。前記係止爪22と前
記係止溝21との係止により、ユニット化された前記ラ
ンプ部1と前記バニティーミラー部16とは、一体構造
となる。この結果、前記小開口部20は、前記レンズ6
のうち、前記リフレクタ3が配置されていない部分に対
向する。
【0037】一体構造をなす前記ランプ部1と前記バニ
ティーミラー部16とは、サンバイザー23に組み付け
られている。前記サンバイザー23は、中空状の長方形
の薄板形状をなす。前記サンバイザー23には、一体構
造の前記ランプ部1および前記バニティーミラー部16
が収納される凹部24が設けられている。
【0038】前記バニティーミラー部16の本体17に
は、ランス形状の嵌合爪25が設けられている。一方、
前記サンバイザー23の凹部24には、嵌合孔26が設
けられている。前記嵌合爪25と前記嵌合孔26との嵌
合により、一体構造をなす前記ランプ部1と前記バニテ
ィーミラー部16とは、サンバイザー23に組み付けら
れることとなる。
【0039】(実施の形態1の作用の説明)この実施の
形態1における車両用ルームランプは、以上のごとき構
成からなり、以下、その作用について説明する。
【0040】まず、バルブ4を点灯する。すると、バル
ブ4からの光は、リフレクタ3の反射面9において、所
定の方向、照明室7内側に反射される。その反射光は、
リフレクタ3の一方の開口部から照明室7内側に入射す
る。なお、バルブ4からの光の一部は、直接照明室7内
側に入射する。
【0041】つぎに、照明室7内側に入射した光は、図
3中の矢印に示すように、照明室7の内壁面の高拡散高
反射手段5により、高拡散高反射する。照明室7内にお
いて、高拡散高反射された光は、レンズ6に入射する。
レンズ6に入射した光は、同じく、図3中の矢印に示す
ように、レンズ6の拡散素子群によりさらに拡散されて
外部に照射される。
【0042】前記バルブ4の点灯時においては、バルブ
4がリフレクタ3およびバニティーミラー部16の本体
17によりカバーされており、開口部8(レンズ6)か
ら隠れた位置に配置されているので、バルブ4からの直
射光によるグレアがない。
【0043】このように、この実施の形態1の車両用ル
ームランプは、レンズ6において、ほぼ均一の発光面が
得られる。また、この実施の形態1の車両用ルームラン
プは、レンズ6から照射される光が照明室7内において
一旦高拡散高反射された光であって、間接光である。
【0044】一方、この実施の形態1の車両用ルームラ
ンプは、ミラー18により、バニティーミラーとして作
用する。また、この実施の形態1の車両用ルームランプ
は、サンバイザー23により、日よけとして作用する。
【0045】(実施の形態1の効果の説明)この実施の
形態1における車両用ルームランプは、以上のごとき構
成からなり、以下、その効果について説明する。
【0046】この実施の形態1における車両用ルームラ
ンプは、レンズ6において、ほぼ均一の面発光の間接照
明が得られるので、下記の効果が得られる。 1−ルームランプのレンズ6からの光やバニティーミラ
ー部16のミラー18から反射する光により、不快な幻
惑を与えることがない。 2−ドライバーの安全性が向上される。 3−発光面の品質と意匠性とがそれぞれ向上する。 4−間接光であるから、レンズ6における発熱が少ない
ので安全である。
【0047】また、この実施の形態1の車両用ルームラ
ンプは、薄型のランプハウジング2を使用することによ
り、薄型構造が可能である。しかも、この実施の形態1
の車両用ルームランプは、導光体を使用しないので、軽
量でかつ安価に提供することができる。
【0048】さらに、この実施の形態1の車両用ルーム
ランプは、ランプ部1がユニット化されることにより、
ランプ部1の共通化が図られ、種々のデザインのバニテ
ィーミラー部16と簡単にかつ安価に組み合わせること
ができる。しかも、ランプ部1とバニティーミラー部1
6とが一体構造をなすことにより、一体構造のランプ部
1とバニティーミラー部16とを他の部材、たとえば、
サンバイザー23に簡単にかつ安価に組み付けることが
できる。
【0049】なお、前記ランプ部1は、ユニット化に構
成しなくとも良い。また、前記ランプ部1とバニティー
ミラー部16とは、一体構造でなくとも良い。さらに、
一体構造の前記ランプ部1とバニティーミラー部16と
は、他の部材、たとえば、サンバイザー23に組み付け
なくとも良い。
【0050】さらにまた、この実施の形態1の車両用ル
ームランプは、ランプハウジング2の内部に、バルブ4
からの光を照明室7内側に反射させるリフレクタ3が設
けられているので、レンズ6における面発光の間接照明
の照度を全面に亘って高くすることができる。なお、前
記リフレクタ3は、必ずしも設ける必要はない。
【0051】さらにまた、この実施の形態1の車両用ル
ームランプは、高拡散高反射手段5が、ランプハウジン
グ2の材料であって白色系の樹脂であるから、間接照明
に適している。また、高拡散高反射手段としての塗装や
蒸着などが不要となるので、その分、製造コストが安価
となる。
【0052】(実施の形態2の説明)図4〜図6は、こ
の発明にかかる車両用ルームランプの実施の形態2を示
す。図中、図1〜図3と同符号は、同一のものを示す。
【0053】この実施の形態2における車両用ルームラ
ンプは、光源としてLED27を使用する。前記LED
27には、リード線28、ダイオード29、レジスター
30が電気的にそれぞれ接続されている。
【0054】一方、絶縁性の材料からなるランプハウジ
ング2(もしくは、レンズ6)には、第1隔壁31、第
2隔壁32、リード線抜け止め用のリブ33がそれぞれ
一体に設けられている。
【0055】前記LED27、リード線28、ダイオー
ド29、レジスター30は、前記第1隔壁31、第2隔
壁32にそれぞれ絶縁分離保持され、かつ、可動制限さ
れている。特に、前記LED27は、前記第1隔壁31
の小凸部35の当接挟持により、動かないように可動制
限されている。また、前記リード線28は、リブ33に
圧入保持されている。さらに、前記LED27、リード
線28、ダイオード29、レジスター30の回路部品
は、レンズ6の裏面側に配置された絶縁弾性体34(図
5中、2点鎖線にて示す)によりランプハウジング2の
底部側に圧接固定されている。
【0056】前記第1隔壁31は、前記LED27の図
示しない発光部(チップ)よりも照明室7側に位置す
る。前記第1隔壁31は、前期LED27からの光を照
明室7内側に反射させるリフレクタと、前記LED27
を保持するホルダー部とを兼用する。
【0057】この実施の形態2における車両用ルームラ
ンプは、前記実施の形態1における車両用ルームランプ
とほぼ同様の作用効果を達成することができる。
【0058】特に、この実施の形態2における車両用ル
ームランプは、光源としてLED27を使用するので、
小型化が図られ、また、メンテナンスフリーであり、さ
らに、低消費電力である。すなわち、エレクトロルミネ
センスパネルと比較した場合、経年変化による輝度の低
下が小さく、かつ、トランスなどが不要であって部品点
数が少なくて済む。また、白熱バルブと比較した場合、
発熱量が小さいので、熱対策により装置全体の容積を大
きくする必要がなく薄型化することができ、しかも、消
費電力が小さくて済む。
【0059】また、この実施の形態2における車両用ル
ームランプは、LED27に対するリフレクタとホルダ
ー部とを一体構造とすることにより、部品点数が軽減化
され、製造コストが安価となる。
【0060】さらに、この実施の形態2における車両用
ルームランプは、LED27、リード線28、ダイオー
ド29、レジスター30を前記第1隔壁31、第2隔壁
32にそれぞれ絶縁分離保持し、かつ、可動制限するこ
とにより、基板が不要となる。しかも、リード線28を
リブ33に圧入保持することにより、リード線28の抜
け止めが可能となり、回路破損が防止できる。その上、
LED27、リード線28、ダイオード29、レジスタ
ー30の回路部品を絶縁弾性体34で圧接固定すること
により、回路部品を過大なストレスをかけずに、回路部
品の動き、特に、レンズ6とそれと対向するランプハウ
ジング2の底部との間の動き(図6中、上下方向の動
き)を制限することができる。
【0061】
【発明の効果】以上から明らかなように、この発明にか
かる車両用ルームランプ(請求項1)は、ほぼ均一の面
発光の間接照明が得られるので、ランプ部からの光やバ
ニティーミラー部から反射する光により、不快な幻惑を
与えることがない。また、ドライバーの安全性が向上さ
れる。
【0062】また、この発明にかかる車両用ルームラン
プ(請求項2)は、ランプ部がユニット化されることに
より、ランプ部の共通化が図られ、種々のデザインのバ
ニティーミラー部と簡単に組み合わせることができる。
しかも、ランプ部とバニティーミラー部とが一体構造を
なすことにより、一体構造のランプ部とバニティーミラ
ー部とを他の部材、たとえば、サンバイザーに簡単に組
み付けることができる。
【0063】また、この発明にかかる車両用ルームラン
プ(請求項3)は、リフレクタを設けることにより、面
状発光体における面発光の間接照明の照度を全面に亘っ
て高くすることができる。
【0064】また、この発明にかかる車両用ルームラン
プ(請求項4)は、光源としてLEDを使用するので、
小型化が図られ、また、メンテナンスフリーであり、さ
らに、低消費電力である。
【0065】また、この発明にかかる車両用ルームラン
プ(請求項5)は、リフレクタとホルダー部とを一体構
造とすることにより、部品点数が軽減化され、製造コス
トが安価となる。
【0066】また、この発明にかかる車両用ルームラン
プ(請求項6)は、LED、リード線、ダイオード、レ
ジスターを隔壁にそれぞれ絶縁分離保持し、かつ、可動
制限することにより、基板が不要となる。このために、
この発明にかかる車両用ルームランプ(請求項6)は、
製造コストがさらに安価となる。
【0067】また、この発明にかかる車両用ルームラン
プ(請求項7)は、リード線をリブに圧入保持すること
により、リード線の抜け止めが可能となり、回路破損が
防止できる。
【0068】また、この発明にかかる車両用ルームラン
プ(請求項8)は、LED、リード線、ダイオード、レ
ジスターの回路部品を絶縁弾性体で圧接固定することに
より、回路部品を過大なストレスをかけずに、回路部品
の動き、特に、面状発光体とそれと対向するランプハウ
ジングとの間の動きを制限することができる。
【0069】また、この発明にかかる車両用ルームラン
プ(請求項9)は、高拡散高反射手段として、ランプハ
ウジングの材料であって白色系の樹脂を使用するので、
間接照明に適している。また、高拡散高反射手段として
の塗装や蒸着などが不要となるので、その分、製造コス
トが安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の車両用ルームランプの実施
の形態1を示す正面図、(B)は(A)におけるB−B
線一部を破断した側面図である。
【図2】同じく、ランプ部の一部を破断した正面図であ
る。
【図3】図2におけるIII−III線断面図である。
【図4】(A)はこの発明の車両用ルームランプの実施
の形態2を示す正面図、(B)は(A)におけるB−B
線一部を破断した側面図である。
【図5】同じく、ランプ部の一部を破断した正面図であ
る。
【図6】図5におけるVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
1 ランプ部 2 ランプハウジング 3 リフレクタ 4 バルブ(光源) 5 高拡散高反射手段 6 レンズ(面状発光体) 7 照明室 8 開口部 9 反射面 10 係合爪 11 リブ 12 凸部 13 透孔 14 ソケット 15 リード線 16 バニティーミラー部 17 本体 18 ミラー 19 大開口部 20 小開口部 21 係止溝 22 係止爪 23 サンバイザー 24 凹部 25 嵌合爪 26 嵌合孔 27 LED(光源) 28 リード線 29 ダイオード 30 レジスター 31 第1隔壁 32 第2隔壁 33 リブ 34 絶縁弾性体 35 小凸部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプ部とバニティーミラー部とが隣接
    する車両用ルームランプにおいて、 前記ランプ部は、 内部に照明室が形成され、かつ、一面に前記照明室と通
    じる開口部が設けられているランプハウジングと、 前記ランプハウジングの内部のうち、前記開口部から隠
    れた位置に配置された光源と、 前記照明室の内壁面に施され、前記光源からの光を高拡
    散高反射させる高拡散高反射手段と、 前記開口部に配置された面状発光体と、 を備えたことを特徴とする車両用ルームランプ。
  2. 【請求項2】 前記ランプ部は、ユニット化され、か
    つ、前記バニティーミラー部と一体構造をなす、ことを
    特徴とする請求項1に記載の車両用ルームランプ。
  3. 【請求項3】 前記ランプハウジングの内部には、前記
    光源からの光を前記照明室内側に反射させるリフレクタ
    が設けられている、ことを特徴とする請求項1または2
    に記載の車両用ルームランプ。
  4. 【請求項4】 前記光源は、LEDである、ことを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用ルー
    ムランプ。
  5. 【請求項5】 前記リフレクタには、前記LEDを保持
    するホルダー部が一体に設けられている、ことを特徴と
    する請求項4に記載の車両用ルームランプ。
  6. 【請求項6】 前記ランプハウジングには、前記LE
    D、リード線、ダイオード、レジスターをそれぞれ絶縁
    分離保持しかつ可動制限する隔壁が設けられている、こ
    とを特徴とする請求項4に記載の車両用ルームランプ。
  7. 【請求項7】 前記ランプハウジングには、前記リード
    線を圧入保持してリード線の抜け止めをするリブが設け
    られている、ことを特徴とする請求項6に記載の車両用
    ルームランプ。
  8. 【請求項8】 前記LED、リード線、ダイオード、レ
    ジスターは、前記面状発光体の裏面側に配置された絶縁
    弾性体により前記ランプハウジング側に圧接固定されて
    いる、ことを特徴とする請求項6または7に記載の車両
    用ルームランプ。
  9. 【請求項9】 前記高拡散高反射手段は、前記ランプハ
    ウジングの材料であって白色系の樹脂である、ことを特
    徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の車両用ル
    ームランプ。
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