JPH0739119Y2 - シフトレジスタ - Google Patents
シフトレジスタInfo
- Publication number
- JPH0739119Y2 JPH0739119Y2 JP1986194754U JP19475486U JPH0739119Y2 JP H0739119 Y2 JPH0739119 Y2 JP H0739119Y2 JP 1986194754 U JP1986194754 U JP 1986194754U JP 19475486 U JP19475486 U JP 19475486U JP H0739119 Y2 JPH0739119 Y2 JP H0739119Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clock
- generation circuit
- output
- signal line
- phase shift
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Shift Register Type Memory (AREA)
- Manipulation Of Pulses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、D−FF(Dタイプフリップフロップ)が多段
接続され、2相のシフトクロックで動作するシフトレジ
スタに関する。
接続され、2相のシフトクロックで動作するシフトレジ
スタに関する。
(ロ)従来の技術 従来シフトレジスタは、第3図に示される如く、D−FF
(1)が多段接続されたレジスタ部(2)と、クロック
パルスφから2相シフトクロックφA及びφBを作成する
クロック作成回路(3)と、シフトクロックφA及びφB
とその反転信号▲▼及び▲▼を各々伝達するた
めにレジスタ部(2)の両側にクロック作成回路(3)
から延在された信号線(4)(5)とから構成され、各
信号線(4)(5)から各々のD−FF(1)にシフトク
ロックφA及びφBと▲▼及び▲▼が供給され
る。D−FF(1)は第4図の如く、トランスミッション
ゲート(6)(7)とインバータ(8)(9)周知の組
み合わせによって構成され、前段のトランスミッション
ゲート(6)がシフトクロックφA及び▲▼によっ
て制御され、後段のトランスミッションゲート(7)が
シフトクロックφB及び▲▼によって制御される。
ここで、シフトクロックφAとφBにパルスの重さなりは
発生するとシフトレジスタが誤動作してしまう。そこ
で、第3図のクロック作成回路(3)では、パルスの重
さなりを防止するために、シフトクロックA,φBを出力
するNORゲート(10)の各出力を各々相対するNORゲート
(10)の入力に印加し、パルスの立ち上がりと立ち下が
りを規制していた。
(1)が多段接続されたレジスタ部(2)と、クロック
パルスφから2相シフトクロックφA及びφBを作成する
クロック作成回路(3)と、シフトクロックφA及びφB
とその反転信号▲▼及び▲▼を各々伝達するた
めにレジスタ部(2)の両側にクロック作成回路(3)
から延在された信号線(4)(5)とから構成され、各
信号線(4)(5)から各々のD−FF(1)にシフトク
ロックφA及びφBと▲▼及び▲▼が供給され
る。D−FF(1)は第4図の如く、トランスミッション
ゲート(6)(7)とインバータ(8)(9)周知の組
み合わせによって構成され、前段のトランスミッション
ゲート(6)がシフトクロックφA及び▲▼によっ
て制御され、後段のトランスミッションゲート(7)が
シフトクロックφB及び▲▼によって制御される。
ここで、シフトクロックφAとφBにパルスの重さなりは
発生するとシフトレジスタが誤動作してしまう。そこ
で、第3図のクロック作成回路(3)では、パルスの重
さなりを防止するために、シフトクロックA,φBを出力
するNORゲート(10)の各出力を各々相対するNORゲート
(10)の入力に印加し、パルスの立ち上がりと立ち下が
りを規制していた。
このようにしてパルスの重さなりを防止する同様の技術
は、特公昭61−13601号公報に詳細に記載されている。
は、特公昭61−13601号公報に詳細に記載されている。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかしながら、第3図に示されたシフトレジスタに於い
ては、パルスの重さなり防止をクロック作成回路の出力
を直接入力に帰還しているため、クロック作成回路
(3)からレジスタ部(2)に延在された信号線(4)
(5)の内部抵抗(11)及び浮遊容量(12)によりパル
スの遅延が発生し、パルスが重さなることがあり、誤動
作の原因となっていた。
ては、パルスの重さなり防止をクロック作成回路の出力
を直接入力に帰還しているため、クロック作成回路
(3)からレジスタ部(2)に延在された信号線(4)
(5)の内部抵抗(11)及び浮遊容量(12)によりパル
スの遅延が発生し、パルスが重さなることがあり、誤動
作の原因となっていた。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は上述した点に鑑みて為されたものであり、D−
FFの縦続接続された列の一方の側にクロック作成回路か
らシフトクロックを供給する信号線を設け、且つ、クロ
ック作成回路の反対側に信号線に接続されたインバータ
を設け、該インバータの出力からの信号線をD−FFの列
の他方の側に延在し、その信号線の末端をクロック作成
回路の入力に帰還することにより、シフトクロックの重
さなりを防止し誤動作を無くするものである。
FFの縦続接続された列の一方の側にクロック作成回路か
らシフトクロックを供給する信号線を設け、且つ、クロ
ック作成回路の反対側に信号線に接続されたインバータ
を設け、該インバータの出力からの信号線をD−FFの列
の他方の側に延在し、その信号線の末端をクロック作成
回路の入力に帰還することにより、シフトクロックの重
さなりを防止し誤動作を無くするものである。
(ホ)作用 上述の手段によれば、D−FFの各々にはD−FFの周囲を
取り囲む信号線からシフトクロックが供給されるが、そ
のシフトクロックの遅延より更に遅れたシフトクロック
が信号線の末端に発生し、そのシフトクロックにより他
方のシフトクロックの立ち上がりあるいは立ち下がりを
規制するため、パルスの重さなりが防止される。更に、
クロック作成回路と反対側にインバータを設けることで
D−FFの列の周囲に設けられた信号線の片方をシフトク
ロックの反転用として使用することができる。
取り囲む信号線からシフトクロックが供給されるが、そ
のシフトクロックの遅延より更に遅れたシフトクロック
が信号線の末端に発生し、そのシフトクロックにより他
方のシフトクロックの立ち上がりあるいは立ち下がりを
規制するため、パルスの重さなりが防止される。更に、
クロック作成回路と反対側にインバータを設けることで
D−FFの列の周囲に設けられた信号線の片方をシフトク
ロックの反転用として使用することができる。
(ヘ)実施例 第1図は本考案の実施例を示す回路図である。(13)は
第4図に示されたD−FF(14)が多数縦続接続されたレ
ジスタ部、(15)はクロック作成回路、(16)(17)は
信号線である。クロック作成回路(15)はクロックパル
スφに基いてシフトクロックφA及びφBを作成するもの
でありNORゲート(18)及びインバータ(19)(20)で
構成され、NORゲート(18)の出力には各々信号線(1
6)が接続される。信号線(16)はレジスタ部(13)の
列に対して両側に配置され、クロック作成回路(15)と
反対側のレジスタ部(13)外側に設けられたインバータ
(21)に接続される。更に、インバータ(21)の出力に
はレジスタ部(13)の両側に配置された信号線(17)が
接続され、その末端は、各々インバータ(19)を介して
NORゲート(18)の入力に接続される。即ち、信号線(1
6)には、2相のシフトクロックφAとφBが出力され、
信号線(17)にはその反転信号▲▼と▲▼が出
力されるのであり、▲▼が印加される信号線(17)
はインバータ(19)を介してシフトクロックφBを出力
するNORゲート(18)に印加され、φBが印加される信号
線(17)はインバータ(19)を介してシルトクロックφ
Aを出力するNORゲート(18)に印加される。
第4図に示されたD−FF(14)が多数縦続接続されたレ
ジスタ部、(15)はクロック作成回路、(16)(17)は
信号線である。クロック作成回路(15)はクロックパル
スφに基いてシフトクロックφA及びφBを作成するもの
でありNORゲート(18)及びインバータ(19)(20)で
構成され、NORゲート(18)の出力には各々信号線(1
6)が接続される。信号線(16)はレジスタ部(13)の
列に対して両側に配置され、クロック作成回路(15)と
反対側のレジスタ部(13)外側に設けられたインバータ
(21)に接続される。更に、インバータ(21)の出力に
はレジスタ部(13)の両側に配置された信号線(17)が
接続され、その末端は、各々インバータ(19)を介して
NORゲート(18)の入力に接続される。即ち、信号線(1
6)には、2相のシフトクロックφAとφBが出力され、
信号線(17)にはその反転信号▲▼と▲▼が出
力されるのであり、▲▼が印加される信号線(17)
はインバータ(19)を介してシフトクロックφBを出力
するNORゲート(18)に印加され、φBが印加される信号
線(17)はインバータ(19)を介してシルトクロックφ
Aを出力するNORゲート(18)に印加される。
従って、レジスタ部(13)の両側には、シフトクロック
φA,φB及び▲▼,▲▼の信号がすべて備えら
れ、この信号線(16)(17)から各D−FF(14)のトラ
ンスミッションゲート(6)(7)の各々にシフトクロ
ックφA,φB及び▲▼,▲▼が供給される。
φA,φB及び▲▼,▲▼の信号がすべて備えら
れ、この信号線(16)(17)から各D−FF(14)のトラ
ンスミッションゲート(6)(7)の各々にシフトクロ
ックφA,φB及び▲▼,▲▼が供給される。
第2図は本考案の他の実施例を示す回路図である。第2
図の実施例は、レジスタ部(13)の一方の側にシフトク
ロックφA及びφBの信号線(16)を配置し、他方の側に
シフトクロック▲▼及び▲▼の信号線(17)が
配置される。この信号線(17)はインバータ(21)の入
力に接続され信号線(16)はインバータ(21)の出力に
接続される。クロック作成回路(15)はNORゲート(1
8)とインバータ(21)(22)から成り、NORゲート(1
8)の出力はインバータ(22)に印加され、インバータ
(22)の出力が信号線(17)に接続され、信号線(16)
の末端は直接NORゲート(18)の入力に印加される。
図の実施例は、レジスタ部(13)の一方の側にシフトク
ロックφA及びφBの信号線(16)を配置し、他方の側に
シフトクロック▲▼及び▲▼の信号線(17)が
配置される。この信号線(17)はインバータ(21)の入
力に接続され信号線(16)はインバータ(21)の出力に
接続される。クロック作成回路(15)はNORゲート(1
8)とインバータ(21)(22)から成り、NORゲート(1
8)の出力はインバータ(22)に印加され、インバータ
(22)の出力が信号線(17)に接続され、信号線(16)
の末端は直接NORゲート(18)の入力に印加される。
第1図及び第2図の実施例では信号線(16)(17)に各
々内部抵抗R及び浮遊容量Cが存在するが、信号線(1
7)の末端の遅延量が最大となり、そのシフトクロック
で次の信号の立ち上がりあるいは立ち下がりを規制する
ことにより、パルスの重さなりが防止できる。
々内部抵抗R及び浮遊容量Cが存在するが、信号線(1
7)の末端の遅延量が最大となり、そのシフトクロック
で次の信号の立ち上がりあるいは立ち下がりを規制する
ことにより、パルスの重さなりが防止できる。
(ト)考案の効果 上述の如く本考案によれば、D−FFから成るレジスタ部
をインバータを介して信号線で取り囲み、信号線の末端
をクロック作成回路に帰還することで、クロックの重さ
なりが完全に防止され、シフトレジスタの誤動作が無く
なり信頼性が大幅に向上するものである。
をインバータを介して信号線で取り囲み、信号線の末端
をクロック作成回路に帰還することで、クロックの重さ
なりが完全に防止され、シフトレジスタの誤動作が無く
なり信頼性が大幅に向上するものである。
第1図は本考案の実施例を示す回路図、第2図は本考案
の他の実施例を示す回路図、第3図及び第4図は従来例
を示す回路図である。 (13)……レジスタ部、(14)……D−FF、(15)……
クロック作成回路、(16)(17)……信号線。
の他の実施例を示す回路図、第3図及び第4図は従来例
を示す回路図である。 (13)……レジスタ部、(14)……D−FF、(15)……
クロック作成回路、(16)(17)……信号線。
Claims (1)
- 【請求項1】複数段縦続接続されたD−FFと、クロック
パルスとその反転信号が各々の入力に印加され出力から
2相シフトクロックが取り出される一対のゲート回路を
有するクロック作成回路と、該クロック作成回路から出
力される2相シフトクロックを伝達するために前記D−
FFの縦続接続された列に沿って延在する複数の信号線と
を備え、前記信号線から各D−FFに2相シフトクロック
を供給するシフトレジスタに於いて、前記信号線を前記
D−FFの縦続接続された列を取り囲んで設け、且つ、前
記クロック作成回路の反対側の信号線にインバータを設
け、該インバータの出力に接続された信号線の末端から
出力される前記2相のシフトクロックを前記クロック作
成回路の一対のゲート回路の入力に相互に帰還し、該帰
還された信号により前記2相シフトクロックの立ち上が
りあるいは立ち下がりを制御することを特徴とするシフ
トレジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986194754U JPH0739119Y2 (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 | シフトレジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986194754U JPH0739119Y2 (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 | シフトレジスタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6399399U JPS6399399U (ja) | 1988-06-28 |
JPH0739119Y2 true JPH0739119Y2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=31152019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986194754U Expired - Lifetime JPH0739119Y2 (ja) | 1986-12-18 | 1986-12-18 | シフトレジスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0739119Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0749680Y2 (ja) * | 1989-09-11 | 1995-11-13 | 三洋電機株式会社 | シフトレジスタの駆動回路 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6113601A (ja) * | 1984-06-28 | 1986-01-21 | 松下電器産業株式会社 | 自己温度制御抵抗体 |
-
1986
- 1986-12-18 JP JP1986194754U patent/JPH0739119Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6113601A (ja) * | 1984-06-28 | 1986-01-21 | 松下電器産業株式会社 | 自己温度制御抵抗体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6399399U (ja) | 1988-06-28 |
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