JPH0738485U - 簡易防護柵・標示板等の脚体起立固定装置 - Google Patents

簡易防護柵・標示板等の脚体起立固定装置

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JPH0738485U
JPH0738485U JP6676893U JP6676893U JPH0738485U JP H0738485 U JPH0738485 U JP H0738485U JP 6676893 U JP6676893 U JP 6676893U JP 6676893 U JP6676893 U JP 6676893U JP H0738485 U JPH0738485 U JP H0738485U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 係止状態の向上、揺動率の減少ならびに垂直
または垂直に近似する起立状態の確保、脚体結合挿入時
の容易性と、カジリ現象防止による無傷性とを目的とす
る。 【構成】 支持受片と挾接片とを挾着用溝を介して倒コ
字状となるように一体形成し、前記の挾接片に設けた雌
ネジ孔に、先端が挾着用溝内に突入するように締め付け
ボルト7を螺合して固定部材8を形成し、鋼管を素材と
して形成する脚体の下端部を挿入係合させる脚体支持材
1の先端の全周を、ある小寸法半径の丸み3aによって
迎合部3を形成し、前記の固定部材8に脚体支持材1の
2本を平行して固着形成してなるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、簡易防護柵・標示板等の脚体起立固定装置に関するものである。
【0002】
【技術的背景】
一般に、車両通行路および歩行路において、通行区分の確立あるいは標示行為 のための防護柵または標示板等を設置する際には、これらに付設する脚体によっ て立設するもので、これらの設置手段は、比較的長期間同一形態を継続させる場 合は、何らかの手段で固着するものであるが、それ以外の比較的短期間の装着手 段として、工事現場で使用する重量大なる例えばH型鋼等を不動母体として利用 あるいは活用し、これに脚体起立固定装置を介して簡易防護柵、フェンス等の区 画体または標示板等の脚体を係合連結して起立させている。
【0003】
【従来の技術】
フェンス、防護柵ならびに標示板等の脚体は剛性の点、軽量の点、価格の点等 で概ね鋼管を素材として構成されているが、それら前記の主体をはじめとして、 脚体において規準、規格等はなく、従って、同類の鋼管であっても肉厚、管径、 材質水準の高低等もさまざまで、なかでも最も重要視する価格の面で、自ずから 使用素材の範囲がある程度限定されてくる。
【0004】 これらの脚体起立用固定装置は、統一化されていない鋼管外径の脚体の個々に 対応すべく、脚体の外周が係止されるように挿入係合するもの、または、脚体の 内周に嵌合させるもの等、2大形態のそれぞれにおいて、遊嵌できるように構成 されているものが一般に知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前記したのように、フェンス、防護柵等の区画体あるいは標示板等を起立させ るためにこれらに設けた脚体の下端部を、例えばH型鋼等を不動支持母体として 、これに取り付けた脚体起立固定部材を介して前記の脚体を起立させているもの であるが、これらの管径にかかわり無く係合使用できるように、脚体下端部を挿 入係合させようとする係合孔の場合は孔径を大に、また、脚体下端部をもって接 続部を被覆するように脚体内周に挿入すべく係合させる場合は、脚体管内径より もはるかに細い芯状突起物にしている。
【0006】 これら脚体と固定装置との結合作業においては、その作業者が立ち姿勢で行う ことが専らで、両手で、起立させようとするフェンス、防護柵あるいは標示板等 を、その脚体下端部を宙に浮かせるようにして支持し、該下端部と、固定装置の 係止部とを目見当で合致させ、然る後にこれら相互に入れ子式に挿入・嵌合する ものである。
【0007】 このとき、挿入側も被挿入側も、その径の差が大である程、係合操作が容易で ある。
【0008】 しかしながら、係合後の状態においては、径の差に比例して係合径のガタ付き ならびに自然脱去等の不都合とともに、脚体の傾斜起立などがあり、特に多数を 並列するものであるから、その中には、前傾、後傾等、不揃いとなり、かつまた 、風圧を受けた際に各々が個々別個に前後方向に揺動し、はなはだ危険な事態を 招くとともに、不快音の発生、また、揺動作用による脚体と脚体支持材との間隙 形成に基づく常時の離接作用によって生ずる摩擦作用で脚体に損傷を与えること から、作業性の低下も顧みず脚体支持材と脚体との管径の差の少ないものを用い る傾向に推移しつつある。
【0009】 このように入れ子式に係合する双方の管体において互いに管径差を減少させた ことによる不都合が作業性の低下はもとより新規な芳しくない現象が生じて来る ようになった。
【0010】 またこのような場合の係合時において、本来相互の軸心を一致させることが前 提であるものの、異径差を微小差にしたことから、互いの端部端面で形成された 刃状の角部によって、相互の内外周に噛合して挿入動作が停止され、移動不能状 態を来す例がしばしばある。
【0011】 それは、簡易防護柵等の搬送時、特に運搬車からの荷降し時に、取扱不注意に よる脚体下端部の潰し傷の発生、脚下方外周からの打撃による凹傷の発生、また 、再使用の場合、使用度数を重ねる回数に比例し、取扱上の不注意に加えて使用 中の受傷ならびに収納時、貯留時の取扱上の受傷等、これら脚体下端部に打撃性 凹み、変形等を与えた場合には、入れ子式接続作用を全く不能にする致命的損傷 を与える場合が多発して、従前の脚体起立固定装置に対し、簡易防護柵本体ある いは標示板本体そのものが使用不能となるために、空き地や道路等に放棄、かつ 、放置され、環境を阻害し、環境美化を著しく低下させる現状にある。
【0012】 前記受傷による入れ子作用の不可能事象発生以外のカジリ現象も前述のように して発生することもしばしばあり、このような状態時には、脚体上部を左右に揺 動し、噛合したカジリ現象を解消して、双方の軸心が合致した瞬時に相互の入れ 子式形態が完成されて和合することもある。
【0013】 が、しかし、一旦カジリ現象が生じた際に、該カジリ箇所は、メッキあるいは 塗装面を著しく損傷し、かつ、これが過度の際には本層までも与傷し、後日の雨 水の侵入によって腐食の原因を提供する結果となる場合が高頻度で発生するもの である。
【0014】 この考案においては、入れ子式接続手段による結合時に、丸みを備えた迎合部 により脚対下端部における多少の凹みあるいは変形であっても、前記の丸みを備 えた迎合部構成により、嵌合挿入作用により係合可能に矯正しつつ挿入できると ともにカジリ発生現象も同時に解消することができるようにしたものである。
【0015】 この考案は、脚体と、これを固定する脚体起立固定装置の脚体支持材が相互に 入れ子式形式をもって係合手段とするもので、相互の内外径差をでき得る限り小 として、係止状態の向上、揺動率の減少ならびに垂直または垂直に近似する起立 状態の確保をはじめとし、固定装置側において被係合体である脚体の柱脚支持部 材開口部を小許の半径で形成する丸みを全周に設けて縮径、または拡径のいずれ か一方の手段を迎合部または迎入部として脚体結合挿入時の容易性と、カジリ現 象防止による無傷性とともに多少の崩形の脚体であっても係合させようとする完 対の脚体支持材に対し挿入し、かつ、押圧力を加えることにより変形した箇所を 正規形状に矯正しつつ目的とする作用を同時に達成させることができるようにし たことを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記の目的を達成させるための手段として、第1の考案は、支持 受片と挾接片とを挾着用溝を介して倒コ字状となるように一体形成し、前記の挾 接片に設けた雌ネジ孔に、先端が挾着用溝内に突入するように締め付けボルトを 螺合して固定部材を形成し、鋼管を素材として形成する脚体の下端部を挿入係合 させる脚体支持材の先端の全周を、ある小寸法半径の丸みによって迎合部を形成 し、前記の固定部材に脚体支持材の2本を、その迎合部が上端となるように平行 して固着形成したものである。
【0017】 第2の考案は、鋼管を素材として形成する脚体の下端部の内周に嵌合させる脚 体支持材の先端の全周を、ある小寸法半径の丸みの凸面が外側となるように軸線 方向に絞り込んで頂裁半球面を形成して脚体支持材の主部径よりも小径管端とな る迎合部を形成してなるものである。
【0018】 第3の考案は、鋼管を素材として形成する脚体の下端部を挿入嵌合させる脚体 支持材の先端開口部の全周を、ある小寸法半径の丸みを、その凸面2が内周の延 長面となるように拡径カール部を形成して脚体支持材の主部内径よりも大径管端 となる迎合部を端部に形成してなるものである。
【0019】
【作用】
前記したように、フェンス、防護柵等の区画体ならびに標示板等の枠、そして 脚体として用いる金属製パイプにおいて、材質強度、管径等の規格、規制などは なく、従って、これらは基本的にさまざまであるが、使用目的による強度ならび に価格の面で自ずから、ある範囲内の数種に限定されたものとなる。
【0020】 これら脚体を起立固定する装置にあっては、その接続手段、つまり、脚体支持 材を固定装置に装着された脚体外径よりも大径の管体に挿入するか、または、脚 体起立固定装置から突出させた細径の突起物を被覆係合するようにし、脚体のパ イプ構成を利用して挿入係合という手段をこれらの2種を選択的にもちいている 。即ち、脚体の外周か内周のいずれか一方を使用するものである。
【0021】 本考案では、脚体起立固定装置の脚体支持材も鋼管を素材として用いたもので ある。
【0022】 前記のように、脚体が外周となるようにして挿入する場合は、脚体支持材の先 端部における全周において小寸法の半径とする丸みを該脚体支持材の軸心方向と なるようにした迎合部を形成して、先端径を胴部径よりも縮小することにより、 無傷の脚体はもとより、たとえ打撃受傷による多少の凹みがあったとしても、こ れを矯正することができ、その挿入作業を容易にしている。
【0023】 また、柱脚支持材と脚体との係合形態を、該脚体側が脚体支持材の内周に挿入 させる場合の柱脚支持材における開口部の形状は、該脚体支持材の先端部におけ る全周を小寸法の半径とする丸みをその円弧面が脚体支持材内周の延長面となる ようにした迎合部を形成して、先端径を胴部径よりも拡径することにより、無傷 の脚体はもとより、外圧を受けて多少の変形した脚体であっても矯正しつつ、そ の挿入作業を容易にしている。
【0024】 前記のように脚体が脚体支持材の内径を貫通して起立させる場合の脚体支持材 にあっては、その上下両端の開口部に迎合部が設けられているので脚体の抜・挿 両動作に作用する。
【0025】 また、脚体の下端が、固定部材本体、またはH型鋼等の不動母体等で、脚体支 持材の下端開口面と面一もしくは脚体支持材の内部中間位置とする場合において は、該脚体支持材の下端開口部における迎合部は不要とするものである。
【0026】 この考案の柱起立固定装置は、該柱起立固定装置を用いる形態、即ち、使用主 態のフェンス、防護柵等の区画体、標示板等により、一使用個所において、使用 脚体支持材の数が単数と複数とに分類される。
【0027】 単個の脚体支持材を用いる形態は、比較的小面積の標示板で、かつ、単杆の起 立柱の脚体の場合、環状形の枠として、その内部に表示面を有する場合でも、結 果的に、柱起立固定装置に係合する脚体は単杆となる場合である。
【0028】 前記した標示板よりも更に大型の標示板の場合は、該表示部の両側の各々に起 立柱を有し、該起立柱下部の脚体は2個所となるもので、1個の標示板であって も2個の柱起立固定装置を必要とするものである。
【0029】 フェンス、あるいは防護柵等の区画体にあっては、概ね前記した大型の標示板 と基本形態を一にするもので、1個のフェンス、または防護柵においては2個の 柱起立固定装置を必要とするものである、が、概して区画体の場合、複数の単位 体を連節設置するものであるため、その連節形態の両端部を除く中間部において は隣接するフェンス、防護柵体の脚片との2脚を1個の柱起立固定装置に挿入起 立させるものである。
【0030】 この考案の柱起立固定装置は、1個体において、2本の柱脚体に使用できる脚 体支持材が用意されているが、前記のように、場合によっては、そのうちの1本 を不使用とすることもあるが、その使用勝手は任意である。
【0031】 この柱起立固定装置自体の装着手段は、他の主目的、あるいは一時貯留、繋留 で積置されたH型鋼もしくは該H型鋼に類する鋼材、例えば鉄道軌条用レール等 を不動体として利用し、その基床部を接続部とするものである。
【0032】 不動体に固定した柱起立固定部材より起立した脚体支持材を芯あるいは受け孔 として、これを被覆または挿入するように嵌合挿入するフェンス・防護柵等の区 画体・標示板等における起立用脚体の鋼管の内径と芯となる脚体支持材の外径、 または、脚体の外径と受け孔の内径とは係合時にガタ付き等の遊動を防止するた めに、でき得る限り余剰の間隙を生じさせないことが理想とされている。
【0033】 従って、これら脚体支持材の外径または内径は、起立用脚体の管内径または外 径に近似させた直径であるため、特に装着時において、これら双方の軸線を一直 線状にしないと、うまく挿入係合することができない。
【0034】 これらの結合作業は、概ねその作業者が立ち姿勢で、フェンス、簡易防護柵等 の区画体あるいは標示板の起立用脚体を、その下端部を宙に浮かせるようにして 上方を握って全加重を支持し、立ち姿勢のまま、管体下端開口部と固定された脚 体支持材の上端部とを目視により見当をつけて合致させ、なおかつ、双方の軸線 を一直線状に合わせたのち嵌合挿入するものであるが、これら嵌合合致と、軸線 一致とを同時に遂行しない限り、嵌合合体は望めない。
【0035】 また、嵌合係合する脚体下端部において、何らかを因とする外圧による凹・凸 変形等の傷を与えた場合には、その嵌合合体は全く望めない。
【0036】 この考案においては、前記したように、不動体に固着された固定部材における 脚体支持材の先端に頂裁半球面、またはラッパ状に開いたの迎合部を形成したこ とによって、起立用脚体の軸線と、脚体支持材の軸線の一致よりも、先ず、これ ら双方の端部を目視による係合を第一優先にして係合させ、嵌合のキッカケが付 いた時点で、二次的に双方の軸線を一にして嵌挿状態をもって合体するものであ る。
【0037】 これによって立ち姿勢でかつ、起立用脚体の下端部を宙に浮かせたまま不定浮 動状態を解消して結合作業を迅速に行うことができるとともに、係合直後の双方 のカジリ合い現象も発生せず、滑らかに挿入することができるものである。
【0038】 また更に、原形を乱す多少の変形であれば、嵌合圧入により、該変形部を矯正 しつつ、その係合操作を遂行できるものである。
【0039】
【実施例】
次に、この考案の実施例を図とともに説明すれば、支持受片4と挾接片5とを 挾着用溝6を介して倒コ字状となるように一体形成し、前記の挾接片5に設けた 雌ネジ孔に、先端が挾着用溝6内に突入するように締め付けボルト7を螺合して 固定部材8を形成し、標示板もしくは防護柵あるいはフェンス等において、鋼管 を素材として形成する脚体の下端部を挿入係合させる脚体支持材1の先端の全周 を、ある小寸法半径の丸み3aによって迎合部3を形成し、前記の固定部材8に 脚体支持材1の2本を平行して固着形成してなるものである。
【0040】 鋼管を素材として形成する脚体の下端部の内周に嵌合させる脚体支持材1の先 端の全周を、ある小寸法半径の丸み3aの凸面2が外側となるように軸線方向に 絞り込んで頂裁半球面を形成して脚体支持材1の主部径よりも小径管端となる迎 合部3を形成してなるものである。
【0041】 鋼管を素材として形成する脚体12の下端部を挿入嵌合させる脚体支持材1の 先端開口部の全周を、ある小寸法半径の丸み3aを、その凸面2が内周の延長面 となるように拡径カール部を形成して脚体支持材1の主部内径よりも大径管端と なる迎合部3を両端または上方の一端部に形成してなるものである。
【0042】 前記のように脚体12が脚体支持材1の内径を貫通して起立させる場合の脚体 支持材1にあっては、その上下両端の開口部に迎合部3を設けたので脚体12の 抜・挿両動作に作用するように構成した。
【0043】 また、脚体12の下端が、固定部材8の本体、またはH型鋼13等の不動母体 等で、脚体支持材1の下端開口面と面一もしくは脚体支持材1の内部中間位置と する場合においては、該脚体支持材1の下端開口部における迎合部3は不要とす るものである。
【0044】 図1に示すように、フェンスもしくは防護柵等の区画体10を形成する遮蔽物 11を吊持等により固着する鋼管を素材として形成する枠体の両側の起立柱を脚 体12とし、その脚体12の下端部12aを、支持母体として設置したH型鋼1 3に装着した固定部材8に係合するもので、前記した脚体12の下端部12aの 固定状態を1点鎖線の円線Aの拡大部分で示すように、要部の脚体支持材1をそ の外周に脚体12の下端部12aを被覆して係合するものと、1点鎖線の円線B の拡大部分で示すように、要部の脚体支持材1で脚体12の下端部12aを被覆 して係合できるようにしてなるものである。
【0045】
【考案の効果】
この考案は、以上のようにフェンスあるいは簡易防護柵・標示板等の起立用の 脚体下端部を嵌合挿入する不動体に固定した固定部材における柱脚支持材におい て、その上端を丸みによって頂裁半球面の縮径、またはラッバ状に拡径にして迎 合部を形成したことによって、立ち姿勢で、係合箇所を目視状態のまま嵌合のキ ッカケを付けることができ、次いで、双方の軸線合致を二次的に行い得るもので あるから、大なる加重を支持したまま、係合箇所を浮遊動させてその方向性が定 まらない非作業性を排除した効果あるものである。
【0046】 また、脚体端部と柱脚支持材とが、その軸線が不一致状態で係合した際に生じ るカジリ現象を皆無にできるので、従来の前記カジリ係合による各部面に与えた 傷による塗装面あるいはメッキ面の剥離作用を因とする腐食作用の発生を防御で きる等の効果を有するものである。
【0047】 新品あるいは再使用を問わず取扱上の不注意による脚体における勘合挿入部に おいて、多少の変形を来たした場合であっても脚体支持材の迎合部によってこれ らの変形を圧入嵌合によって矯正しつつ係合できる効果あるものである。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】 支持母体ののH型鋼に脚体起立固定装置を介
して装置した区画体の正面図で脚体下部の要部を1点鎖
線の円線Aと円線Bとの各部所を拡大して表した正面図
【図2】 先端を頭裁形状となるように丸みを形成する
脚体支持材を有する脚体起立固定装置の全体斜視図
【図3】 先端を略ラッパ先端形状に拡径するように丸
みを形成する脚体支持材を有する脚体起立固定装置の全
体斜視図
【図4】 先端を頭裁形状となるように縮径丸みを形成
した脚体支持材の拡大断面図
【図5】 端部を略ラッパ先端形状に拡径丸みを形成し
た脚体支持材の拡大断面図
【図6】 両端を略ラッパ先端形状に拡径丸みを形成し
た脚体支持材の拡大断面図
【0049】
【符号の説明】
【1】 脚体支持材
【2】 凸面
【3】 迎合部
【3a】 丸み
【4】 支持受片
【5】 挾着片
【6】 挾着用溝
【7】 締め付けボルト
【8】 固定部材
【10】 区画体
【11】 遮蔽物
【12】 脚体
【12a】 下端部
【13】 H型鋼

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持受片4と挾接片5とを挾着用溝6を
    介して倒コ字状となるように一体形成し、前記の挾接片
    5に設けた雌ネジ孔に、先端が挾着用溝6内に突入する
    ように締め付けボルト7を螺合して固定部材8を形成
    し、鋼管を素材として形成する脚体の下端部を挿入係合
    させる脚体支持材1の先端の全周を、ある小寸法半径の
    丸み3aによって迎合部3を形成し、前記の固定部材8
    に脚体支持材1の2本を平行して固着形成したことを特
    徴とする簡易防護柵・標示板等の脚体起立固定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の脚体支持材1の先端の全
    周を、ある小寸法半径の丸み3aの凸面2が外側となる
    ように軸線方向に絞り込んで頂裁半球面を形成して脚体
    支持材1の主部径よりも小径管端となる迎合部3を形成
    してなることを特徴とする簡易防護柵・標示板等の脚体
    起立固定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の脚体支持材1の開口部の
    全周を、ある小寸法半径の丸み3aを、その凸面2が内
    周の延長面となるように拡径カール部を形成して脚体支
    持材1の主部内径よりも大径管端となる迎合部3を端部
    に形成してなることを特徴とする簡易防護柵・標示板等
    の脚体起立固定装置。
JP6676893U 1993-11-19 1993-11-19 簡易防護柵・標示板等の脚体起立固定金具 Expired - Lifetime JP2502810Y2 (ja)

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