JPH0738386Y2 - 傾斜岩盤緑化植生用アンカーピン - Google Patents

傾斜岩盤緑化植生用アンカーピン

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JPH0738386Y2
JPH0738386Y2 JP13592989U JP13592989U JPH0738386Y2 JP H0738386 Y2 JPH0738386 Y2 JP H0738386Y2 JP 13592989 U JP13592989 U JP 13592989U JP 13592989 U JP13592989 U JP 13592989U JP H0738386 Y2 JPH0738386 Y2 JP H0738386Y2
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JP
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crankshaft
shaped body
vegetation
horizontal
plant
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JP13592989U
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JPH0376037U (ja
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勝治 丹野
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株式会社丹勝
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Supports For Plants (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、岩盤状の法面上に、植物の苗木根を植生せし
める傾斜岩盤緑化植生用のアンカーピンに関する。
「従来の技術」 従来、岩盤状の法面に緑化のために植物の苗木を植生せ
しめる場合、覆土前の岩盤状の傾斜法面Aにそのまま植
物の苗木を載置して覆土するという施工手段であった。
しかし、風雨によって表面の覆土が流されたり、あるい
は苗木そのものが流されたりすることが多いため、従来
は第5図で示すような手段により行われていた。岩盤状
の傾斜法面Aに大きな穴Bを掘削して、この穴Bの中に
植物苗木Cの根部Dを入れて安定させた後、植物苗木C
を垂直に保持し、客土Eにより覆土して植生を行ってい
た。
「考案が解決しようとする問題点」 上記従来の植生手段は、堅い岩盤状の傾斜法面Aに大き
な穴Bを掘削するため、その掘削作業が大変で時間と手
間がかかり、また穴Bの中に水が溜って植物苗木Cの根
部Dが根腐れを生ずるという問題を有していた。
「問題点を解決するための手段」 本考案は上記のような従来の問題を解消しようとするも
ので、次のように構成したものである。
登録を受けようとする第1の考案は、長尺な棒状体の下
方を挿入部、上方を副木となる支柱部に形成し、棒状体
の略中央部に水平爪を設けたものである。
この考案は、岩盤状の傾斜法面にドリル等により小さな
穴をあけ、この穴に棒状体の挿入部を挿入固定し、上部
の支柱部によって植物苗木を固定することにより、岩盤
の傾斜法面に大きな穴を掘削することなく、岩盤状の傾
斜法面に植物苗木を植生して緑化するものである。
登録を受けようとする第2の考案は、水平爪を設けた棒
状体の略中央部を曲がりクランク軸に形成し、このクラ
ンク軸の一端より上部を垂直の支柱部に形成し、クラン
ク軸の他端より下部を垂直の挿入部に形成したものであ
る。
この考案は、上記第1の考案の棒状体の略中間部にクラ
ンク軸を形成することにより、植物苗木の根部を有効に
押圧し、緑化植生を図るものである。
「作用」 このアンカーピンを使用する際には、まず、岩盤状の傾
斜法面にドリル等により所定深さの穴をあけ、この穴に
棒状体の挿入部を挿入して固定する。そして、挿入部の
近傍に植物苗木の根部を安定して載置し、棒状体の水平
爪により植物苗木の根部を押え付け、植物苗木の幹部を
副木となる支柱部によって固定するものである。このと
き、植物苗木の根部を挿入部により突き刺して固定する
ようにしても良い。また、クランク軸は水平爪と共に、
植物苗木の根部を押え付けることができるため、傾斜法
面に対して安定的に植物苗木を保持することができる。
「実施例」 以下、本考案を図示の実施例によって説明する。第1図
は、本考案に係る傾斜岩盤緑化植生用アンカーピンの斜
視図で、第2図は、他の実施例の斜視図である。第3図
と第4図は、それぞれ施工例を示す側面図である。
図において、1は長尺な棒状体で、硬質な鋼材などによ
り形成されている。この棒状体1の略中間部分により下
方は、岩盤状の傾斜法面Aの小穴Fに挿入する挿入部2
に形成され、略中間部分より上方は、副木となる支柱部
3に形成されている。そして、棒状体1の略中間部分に
は、棒状体1の長手方向に対して直交する水平爪4,4が
形成されており、植物苗木Cの根部Dを上から押え付け
るようになっている。図示の実施例において、水平爪4,
4は、約90度の開き角をもって2本形成されているが、
その本数や開き角、あるいはその形状はこれらに限定さ
れるものではない。例えば、水平爪4の先端に下向きの
カギ爪を形成したり、あるいは3〜4本の水平爪を形成
すれば、傾斜法面に対して植物苗木をより安定させるこ
とができる。
第2図は、登録を受けようとする第2の考案の実施例
で、上記の実施例と異なる部分は、棒状体1の略中間部
分を曲がりクランク軸5を形成したものである。そし
て、この水平なクランク軸5の一端より上部を垂直の支
柱部3に形成し、クランク軸5の他端より下部を垂直の
挿入部2に形成してある。水平爪4,4は水平なクランク
軸5の両側に形成したもので、クランク軸5と相まって
植物苗木Cの根部Dを有効に押圧し、安定させることが
できる。
また、第4図に示すように、支柱部3に青竹6を嵌合し
て植物苗木Cの幹部と固定するようにすれば、植物苗木
Cの幹部に対して支柱部3が短い場合でも安定して保持
することができると共に、自然景観にマッチしたものと
なる。
次に上記アンカーピンにより岩盤状の傾斜法面Aの緑化
植生を行う場合について説明する。
まず、岩盤状の傾斜法面Aにハンドドリル等により所定
の深さの小穴Fを垂直に開け、棒状体1の挿入部2を挿
入して固定する。このとき、植物苗木Cの根部Dの袋網
を挿入部2により突き刺して固定するようにしてもよ
い。次に植物苗木Cの根部Dを棒状体1の水平爪4,4に
より押圧しながら傾斜法面Aに安定させる。この場合、
水平なクランク軸5を有するアンカーピンを用いると水
平爪4,4と相まって植物苗木Cの根部Dをより安定化さ
せることができる。
そして、植物苗木Cの幹部は支柱部3を副木として固定
させる。植物苗木Cを垂直に固定保持した後、客土Eを
吹き付けて覆土を行い、岩盤状の傾斜法面Aの緑化植生
作業が完了する。このとき支柱部3に青竹6を嵌合して
植物苗木Cの幹部を固定するようにすれば、植物苗木C
の幹部に対して支柱部3が短い場合でも安定して保持す
ることができると共に、自然景観にマッチしたものとな
る。
「考案の効果」 本考案は叙上のように、長尺な棒状体1の下方を挿入部
2、上方を副木となる支柱部3に形成し、棒状体1の略
中央部に水平爪4,4を設けたものである。
従って、従来の植生作業のように岩盤状の傾斜法面Aに
大きな穴をあける必要がないので、作業能率が向上す
る。
また、水平爪4,4を設けた棒状体1の略中央部を曲がり
クランク軸5に形成し、このクランク軸5の一端より上
部を垂直の支柱部3に形成し、クランク軸5の他端より
下部を垂直の挿入部2に形成したものである。
従って、植物苗木Cをより安定的に固定保持することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、登録を受けようとする第1の考案のアンカー
ピンの斜視図で、第2図は、登録を受けようとする第2
の考案のアンカーピンの斜視図で、第3図及び第4図
は、それぞれ施工状態の側面図で、第5図は、従来の施
工状態を示す側面図である。 1…棒状体、2…挿入部、3…支柱部、4…水平爪、5
…クランク軸、A…岩盤状傾斜法面、C…植物苗木、D
…根部、E…客土、F…小穴。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺な棒状体の下方を挿入部、上方を副木
    となる支柱部に形成し、棒状体の略中央部に水平爪を設
    けたことを特徴とする傾斜岩盤緑化用植生アンカーピ
    ン。
  2. 【請求項2】水平爪を設けた棒状体の略中央部を曲がり
    クランク軸に形成し、このクランク軸の一端より上部を
    垂直の支柱部に形成し、クランク軸の他端より下部を垂
    直の挿入部に形成したことを特徴とする傾斜岩盤緑化植
    生用アンカーピン。
JP13592989U 1989-11-22 1989-11-22 傾斜岩盤緑化植生用アンカーピン Expired - Lifetime JPH0738386Y2 (ja)

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JPH0376037U JPH0376037U (ja) 1991-07-30
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107938686A (zh) * 2017-11-15 2018-04-20 安徽金联地矿科技有限公司 基于旱涝地区自适用复绿体边坡复绿方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3383934B2 (ja) * 1998-12-24 2003-03-10 株式会社丹勝 植栽用アンカーピンとそれを用いた支柱植栽方法

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