JP2850021B2 - アンカーピンを用いた法面岩盤緑化工法 - Google Patents

アンカーピンを用いた法面岩盤緑化工法

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JP2850021B2
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  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、岩盤上にアンカーピンを用いて苗木根を植
生せしめる法面緑化工法に関する。
「従来の技術」 岩盤法面に緑化のために苗木を植生せしめる場合、覆
土前の苗木の根が堅い岩盤11の傾斜面に不安定に置かれ
ることから、従来は第4図のごとく、大きな穴12を堀
り、この中に根13を入れて安定させ、木部14を垂直に保
持し覆土して植生していた。
「発明が解決しようとする課題」 上記従来の方法にあっては、堅い岩盤を掘るのが大変
で、時間と手間がかかり、また、水が溜って根くされす
る等の難点があった。
「課題を解決するための手段」 特許を受けようとする第一の発明は、傾斜している岩
盤面にドリルで穴をあけ、これに中央に爪を設け、下方
を挿入部、上方を支柱部に形成したアンカーピンの挿入
部を差し込んで垂直に立て、岩盤法面の傾斜面上に苗木
を垂直に保持してアンカーピンの支柱部により固定し、
苗木の根部をアンカーピンの爪により押さえた後、苗木
の根部に客土を吹き付け覆土し、育成して植生緑化する
工法を特徴としたものである。
そして、特許を受けようとする第二の発明は、苗木の
丈が長すぎてアンカーピンの支柱部4が短く、木部14を
充分支えることができない場合は、支柱部4に青竹5を
覆挿せしめ、長さの不足分を補う施工法を特徴としたも
のである。
「作用」 本願において、アンカーピンの細い棒である挿入部を
挿し込む縦穴は、岩盤がかなり堅くても、ハンドドリル
マシンで容易にあけることができ、アンカーピンを垂直
に固定することは、容易であり、岩盤傾斜面に置いた苗
木の根をアンカーピンの爪1で上から押し支え、支柱部
4を副木として苗木の木部を結び付ければ、確実に垂直
保持できる。そして、根部を含めて客土を吹け付け覆土
すれば、苗木の育成植生緑化ができる。
苗木の木部に対して、アンカーピンの支柱部が短かす
ぎる場合は、支柱より長い青竹5を上から挿し被せて苗
木の木部を結び付ければ、苗木の安定保持が確実である
とともに、外からの見栄えもよい。
「実施例」 図面において、第1図はアンカーピン2の実施例を示
したもので、1−a図は挿入部3と支柱部4が一直線で
中央に二個の爪1を設けたもの、1−b図、1−c図
は、それぞれ爪のある中央部をクランク型に折り曲げた
形状のもので、爪が一つと二つの場合を示してある。施
工にあたっては、第2図のように、まず堅い岩盤11の傾
斜面にハンドドリルで垂直な縦穴をあけ、これにアンカ
ーピン2の挿入部3を挿着し、網袋等で包んだ苗木の根
13をクランク部と爪1によって岩盤傾斜面との間で押え
て保持し、垂直に支持された支柱部4に苗木の木部14を
結び付けた後、土壌改良剤や肥料を配合した客土15を吹
き付け、根の部分を含めて覆土し養生する。こうすれ
ば、堅い岩盤の傾斜面でも、岩盤を掘ることなく、根も
木部も安定した状態で垂直に保持育成することができ、
傾斜面での植生作業が極めて容易で岩盤の緑化を容易に
する工法となる。さらに、支柱部4に上から青竹5を挿
し被せて結び固定すれば、苗木の木部に対してピンの支
柱部が短かすぎる場合でも、木部を安定して保持できる
うえ、覆土して育成中でも全体として見栄えがよくな
る。
「発明の効果」 本願によれば、堅い岩盤の傾斜面にも、根を痛めず腐
らせずに安定して植生用の苗木を保持して覆土育成で
き、青竹の覆挿は見栄えもよく、極めて容易に緑化でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、アンカーピンの実施例の斜視図で、第2図、
第3図は、本願工法の側面図で、第4図は、従来工法を
示す側面図である。 (1)……爪、 (2)……アンカーピン、 (3)……挿入部、 (4)……支柱部、 (5)……青竹、 (11)……岩盤、 (12)……穴、 (13)……根、 (14)……木部、 (15)……客土、

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央に爪を設け、下方を挿入部、上方を支
    柱部に形成したアンカーピンを用意しておき、傾斜岩盤
    法面にドリルで縦穴をあけ、この縦穴にアンカーピンの
    挿入部を差し込んで垂直に立て、岩盤法面の傾斜面上に
    苗木を垂直に保持してアンカーピンの支柱部により固定
    し、苗木の根部をアンカーピンの爪により押さえた後、
    苗木の根部に客土を吹き付け覆土して植生緑化すること
    を特徴とするアンカーピンを用いた法面岩盤緑化工法。
  2. 【請求項2】アンカーピンの支柱部に青竹を覆挿するこ
    とを特徴とする請求項1のアンカーピンを用いた法面岩
    盤緑化工法。
JP1241330A 1989-09-18 1989-09-18 アンカーピンを用いた法面岩盤緑化工法 Expired - Lifetime JP2850021B2 (ja)

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