JPH0738012A - Pga型パッケージ及びその製法 - Google Patents

Pga型パッケージ及びその製法

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JPH0738012A
JPH0738012A JP18163293A JP18163293A JPH0738012A JP H0738012 A JPH0738012 A JP H0738012A JP 18163293 A JP18163293 A JP 18163293A JP 18163293 A JP18163293 A JP 18163293A JP H0738012 A JPH0738012 A JP H0738012A
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lead
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JP18163293A
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English (en)
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Tasao Soga
太佐男 曽我
Junichi Saeki
準一 佐伯
Kunihiko Nishi
邦彦 西
Hideyoshi Shimokawa
英恵 下川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は500ピン以上の汎用多端子素子に
対応可能なPGAパッケージ及びその製法を提供するこ
とにある。 【構成】 複数個のリードフレーム11を重ね、インナ
ーリード112とアウターリード114との中間部(基
板内配線部113)を樹脂でモールドしてパッケージ基
板9を作る。そして、該インナーリード112側に半導
体素子等を搭載する。一方、パッケージ基板9から突出
しているアウターリード114はそのまま、リードピン
3として使用する。 【効果】 大幅な低コスト化が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多ピンパッケージに対応
可能なピングリッドアレイパッケージ及びその製法に関
する。
【0002】
【従来の技術】電子部品の高密度化が進むにつれ、ます
ます多ピンのパッケージが要求されている。
【0003】現在使用されている多ピンパッケージとし
ては、例えば、樹脂モールド型パッケージのQFP(Qu
ad Flat Package)がある。しかし、このQFPでは、
事実上、500ピン以上のチップには対応できなかっ
た。つまり、QFPは端子をパッケージ周辺部にのみ配
置する構成であるため、PGAに比べて、ピン数の増加
に伴うパッケージの大型化が著しい。その結果、500
ピン以上のレベルにおいては、QFPを使ったのでは実
装密度が低下してしまう。ピンをパッケージ周辺に2列
に配置したものもあるが、後述するPGAに比べて、小
型化という点から見た場合には劣るものであった。はん
だペーストを用いた一括搭載・接続方式の表面実装で
は、量産プロセスではんだブリッジを起こさないピッチ
の限界が0.5mmであることが、QFPのこの欠点を
さらに大きくしている。つまり、パッケージの小型化を
図るために端子間のピッチを0.5mmピッチ以下にす
ると、量産過程において歩留まり低下を起こしてしまう
からである。
【0004】多ピンの電子部品を搭載するパッケージと
しては、この他にも、TAB(Tape Automa
ted Bonding)等もある。しかし、これら
は、ピン数が300〜500本程度が限界であった。
【0005】以上述べたような事情から、500ピンを
超える多ピンのLSIにおいては、ピングリッドアレイ
(PGA:Pin Grid Array)型のパッケージが主流になると
考えられている。また、LSIチップと、パッケージ側
のリードとの間の端子接続は、全面バンプのフリップチ
ップ方式を用いることになると思われる。
【0006】現在のPGAの製造方法について説明す
る。
【0007】ガラスセラミックス基板(例えば、ムライ
ト等)を用いたPGAの構造および製造方法の概要を図
31を用いて説明する。内部に多層配線8を備えたガラ
スセラミック基板1は、その表面に配線を施された生の
状態のガラスセラミックスのシート(グリーンシート)
を積層化して焼結することによって作成される(このよ
うな技術に関しては、例えば、特願昭55−51154
号に記載されている)。該配線方法の原理自体は、通常
の多層基板と同じである。そして、該パッケージには、
全面フリップチップ方式でチップ2が搭載される。プリ
ント基板のスルーホールにはんだ付けするためのピン3
は、銀ろう(あるいは、Au−Sn,Au−Ge等)を
用いて基板1に接合されている(図中、接合部4として
示した)。
【0008】搭載されたチップ2には、保護のために、
キャップ7を被せて、樹脂やはんだ等を用いて封止され
ている(図中、封止部6として示す)。なお、樹脂封止
の場合、封止をより完璧にするため、チップ2の周辺に
シリコーンゲルを配した後、この上からキャップ7を被
せて樹脂封止しているものもある。封止に使用する樹脂
としては、例えば、エポキシ、シリコーンゴム系の樹脂
が用いられている。
【0009】このガラスセラミック基板を用いたタイプ
のPGAは、熱膨張係数がSiチップに近いため、はん
だが熱疲労破壊を起こす恐れが少なく、信頼性が高いと
いう特長が有る。この点は5mm角以上の大型チップに
おいて特に重要となる。
【0010】なお、PGAには、パッケージ基板にプリ
ント基板を用いたものもある。このタイプも、製造方
法、構造は、基本的には同様であるが、特殊な材料を必
要としない分だけ、低コストであるという長所がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したとおり、PG
Aパッケージは、大型化を最小限に押さえつつ、0.5
mmピッチ以上の広い間隔で500本以上のピンを設置
できる等、多ピン化への対応という点で優れている。
【0012】しかし、このようなPGAについても以下
のような欠点があった。つまり、セラミックスタイプの
PGAでは、熱膨張率の小さい特殊なガラスセラミック
スを使用するため、コストが高くなっていた。一方、プ
リント基板を用いたPGAでは、熱膨張が大きいため、
信頼性にかけ、ピン数の多い素子の搭載には不適であっ
た。その結果、従来、使用するPGAの選定において
は、信頼性と、コストとのいずれかを犠牲にした選択を
行わざるをえなかった。
【0013】さらに、いずれのタイプのPGAも、その
作成に多数の工程(例えば、パターン、絶縁層形成、多
層化プロセス、ピン取り付け等)を要する多層基板を使
用するため、製造コストの低減にはおのずと限界があっ
た。
【0014】また、チップの搭載をフリップチップ方式
で行なう場合、パッシベーションが必要となることも、
コスト上昇の原因となっていた。特に、プリント基板は
Naイオンなどの不純物濃度が高いため(注:通常のプ
リント基板はモールド用の樹脂に比べ、Naイオン等の
濃度が約一桁高い)、これを用いたPGAはその悪影響
を防ぐための対策を施す必要があった。
【0015】本発明は、信頼性、コストにおいて優れる
とともに、多ピン素子にも対応可能なピングリッドアレ
イパッケージおよびその製造方法を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、その一態様としては、パッ
ケージ基板と、上記パッケージ基板の一面側にグリッド
状に配置された複数のアウター側端子と、上記パッケー
ジ基板の上記アウター側端子とは反対側面に配置され
た、インナー側端子と、上記パッケージ基板内におい
て、上記アウター側端子と上記インナー側端子とを繋い
だ基板内配線と、を備え、上記パッケージ基板は、一体
成形されたものであること、を特長とするPGA型パッ
ケージ。
【0017】上記アウター側端子と導通を有し、且つ、
上記パッケージ基板の基板面から外部に突出した、リー
ドピンを備え、上記アウター側端子と、上記リードピン
とは、一体成形されていることが好ましい。
【0018】本発明の第2の態様としては、パッケージ
基板と、上記パッケージ基板の一面側にグリッド状に配
置された複数のアウター側端子と、上記パッケージ基板
の上記アウター側端子とは反対側面に配置された、イン
ナー側端子と、上記パッケージ基板内において、上記ア
ウター側端子と上記インナー側端子とを繋いだ基板内配
線と、を備え、上記パッケージ基板は、少なくとも3つ
の層によって構成されており、上記基板内配線は、一の
上記層と他の上記層との界面に沿っては配置されていな
いこと、を特長とするPGA型パッケージが提供され
る。
【0019】上記第1、第2の態様においては、上記基
板内配線は、上記パッケージ基板の基板面に対して斜め
方向の成分を含んで配置されていても構わない。
【0020】本発明の第3の態様としては、該PGAパ
ッケージに搭載される電子部品の端子と接続されるイン
ナー側端子部と該電子部品用パッケージを搭載する基板
の端子と接続されるアウター側端子部とを備えたリード
を、少なくとも二つ有するリードフレームを作成し、少
なくとも上記アウター側端子部がグリッドを構成するよ
うに、上記リードフレームを複数個配置し、上記リード
の各々について、上記インナー側端子部と、上記アウタ
ー側端子部と、を残して絶縁性物質で被い、上記リード
を一体化すること、を特長とするPGAパッケージの製
造方法が提供される。
【0021】上記一体化は、上記絶縁性物質をモールド
することによってなされることが好ましい。
【0022】本発明の第4の態様としては、板状の基材
に少なくとも二つのインナー孔をあけてインナー側基材
とするインナー基材作成工程と、板状の基材に少なくと
も二つのアウター孔をあけてアウター側基材とするアウ
ター基材作成工程と、上記インナー孔と、上記アウター
孔のうち該インナー孔に対して予め定められたアウター
孔とに、線材を通す配線工程と、上記配線工程の後、上
記インナー側基材と、上記アウター側基材との間に樹脂
を充填する充填工程と、上記充填工程の後、上記インナ
ー側基材および上記アウター側基材の樹脂の充填されて
いない側において、上記線材を切断する切断工程と、を
含むことを特長とする電子部品用パッケージの製造方法
が提供される。
【0023】上記アウター孔は、グリッド状に配置され
ていても構わない。
【0024】本発明の第5の態様としては、パッケージ
基板と、上記パッケージ基板の一面側にグリッド状に配
置された複数のアウター側端子と、上記パッケージ基板
の上記アウターリード端子とは反対側面に配置されたイ
ンナー側端子を設けられたパッケージ基板と、上記パッ
ケージ基板内において、該パッケージ基板の基板面に対
して斜め方向の成分を含んで配置された、上記アウター
側端子と上記インナー側端子とを繋ぐ基板内配線と、上
記インナー側端子に接続された半導体チップと、上記半
導体チップを封止した封止材と、を有することを特長と
する半導体素子が提供される。
【0025】
【作用】上記第1の態様、第3の態様の態様に関して説
明する。
【0026】該PGAパッケージに搭載される電子部品
の端子と接続されるインナー側端子部と該電子部品用パ
ッケージを搭載する基板の端子と接続されるアウター側
端子部とを備えたリードを、少なくとも二つ有するリー
ドフレームを作成する。これは、例えば、エッチングに
よって作成可能である。次に、少なくともアウター側端
子部がグリッドを構成するように、リードフレームを複
数個配置する。そして、インナー側端子部と、アウター
側端子部と、を残して絶縁性物質で被って、リードを一
体化する。この一体化は、例えば、絶縁性を有する樹脂
をモールドすることによって可能である。
【0027】このようにして得られるPGAパッケージ
は、基板内配線が、パッケージ基板の基板面に対して斜
め方向の成分を含んだものとなっている。また、アウタ
ー側端子と、リードピンとは、一体に成形され両者の間
には接続部は存在しない。さらに、パッケージ基板は、
単一の層によって構成されている。
【0028】上記第2の態様、第4の態様について説明
する。
【0029】板状の基材に少なくとも二つのインナー孔
を開けてインナー側基材とする。同様に、板状の基材に
少なくとも二つのアウター孔を開けてアウター側基材と
する。続いて、インナー孔と、アウター孔のうち該イン
ナー孔に対して予め定められたアウター孔とに、線材を
通し、この後、インナー側基材と、アウター側基材との
間に樹脂を充填する。さらに、インナー側基材およびア
ウター側基材の樹脂の充填されていない側において、線
材を切断する。この後は、必要に応じて、アウター孔か
ら露出している線材にリードピンを接続しても良い。
【0030】このようにして得られるパッケージは、基
板内配線が、パッケージ基板の基板面に対して斜め方向
の成分を含んだものとなっている。また、パッケージ基
板は、3つの層によって構成されている。なお、アウタ
ー孔は、グリッド状に配置しておけば、PGA型のパッ
ケージとなる。
【0031】上述した方法によって得られたパッケージ
にチップを搭載する際には、封止材を用いてチップを封
止しておく。この場合、封止材として、パッケージ基板
やはんだと熱膨張係数の近いものを使用しておけば、熱
膨張にともなって生じる応力を緩和し信頼性が高まる。
【0032】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
【0033】本実施例のPGAパッケージは、パッケー
ジ基板を樹脂モールドで成形するとともに、これと一括
して該基板内部の配線を行うことを特長とする。
【0034】本実施例のフリップチップ型のPGAパッ
ケージの内部構造を図1に示す。
【0035】本実施例のパッケージ基板9内の基板内配
線部113は、インナーリード112とアウターリ−ド
114(リ−ドピン3)の付け根とを、ほぼ最短距離で
結ぶように斜めの方向に伸びている(注:従来製法(図
30参照)においては、パッケージ基板を多層化するこ
とによって配線を行っていたため、水平方向と垂直方向
にのみ伸びていた。)。また、該基板内配線部113か
ら続いて外部にまで伸びているアウターリード114
が、そのままリードピン3を構成している。
【0036】基板内配線部113は必ずしも、最短距離
を結ぶようになっている必要はなく、回路設計上要求さ
れる様々な条件などに応じて適宜曲線等にすることがで
きる。
【0037】インナ−リ−ド112が特許請求の範囲に
おいて言う”インナ−側端子””インナ−側端子部”に
相当する。また、アウターリ−ド114が、特許請求の
範囲において言う”アウター側端子”、”アウター側端
子部”に相当するものである。
【0038】チップ2の搭載は、フリップチップ方式で
行うこととなっており、インナーリード112は、チッ
プ2のバンプ5に合わせたグリッド状に配置されてい
る。一方、リードピン3(アウターリード114)も、
所望のピングリッドアレイを構成している。
【0039】チップ2の封止は、同様に樹脂モールドで
行われている(図中、符号10で示す)。
【0040】図1のパッケージに、ヒートシンクを設け
た例を図2に示す。ヒートシンク29の材料としては、
ALN,Cu,CuC,Al,SiC等が使用可能であ
る。この場合には、チップ2の全面を樹脂10で完全に
覆うと応力的負担が大きくなり、樹脂等が劣化して割れ
やすくなる。従って、この図の例では、ヒートヒートシ
ンク29とチップ2との間には、樹脂を充填しない構造
としている。なお、該図2中、8はPGAパッケージを
搭載するプリント基板、80はバンプ、82ははんだで
ある。
【0041】本実施例のPGAパッケージの製造方法を
説明する。
【0042】工程1) リードフレーム11の成形(図
3参照) 上述のインナーリード112、基板内配線部113、ア
ウターリード114、を備えた、リードフレーム11を
作成する。1個のリードフレーム11に設けるリードの
数およびその間隔は、ピングリッドアレイ一行の中に含
まれているピンの本数(=ピンの列数)、ピンの間隔に
合わせておく。また、インナーリード112の間隔は、
搭載するチップ2に設けられているバンプ5の”列”
と”列”との間隔に一致されている。各インナーリード
112等の長さは、目的とするパッケージの大きさ、形
態等に応じて適宜決めれば良い。なお、1個のPGAを
製造するには、ピングリッドの”行”数分だけ該リード
フレーム11を使用する。例えば、図3に示したリード
フレーム11は、リード(112,113,114)を
9本備えており、ピンの配置がn行×9列(注:nは所
望の自然数)となっているPGAを製造するのに使用さ
れる。図1に示したPGAはリードピン3の配置が3行
×4列であるため、リード(112,113,114)
を4本備えたリードフレーム11を3個使用する。
【0043】本実施例では、金属板(あるいは金属テー
プ)の図中符号116を付した部分をエッチングするこ
とによって、リードフレーム11を製造しているが、製
造方法はこれに限定されるものではない。例えば、ピン
数が比較的少ない場合には、打ち抜き等でも製造するこ
とが可能である。該リードフレーム11のリード(11
2,113,114)はそのままパッケージ基板9内の
配線を構成するため、十分な導電性を備えた材料を用い
て構成することは言うまでもない。また、アウターリー
ド114については、パッケージ完成後リードピン3と
して使用されるため、十分な強度を備えていることも必
要である。リードフレーム11は、必ずしも1種類の金
属等からか作る必要はなく、複数種類の金属を組み合わ
せてもよい。また、部分的に補強する等して構成しても
構わない。例えば、Fe−Ni系の材料を使用する場合
には、表面にNi−Auめっきを施してもよい。なお、
後述する工程4においてインナーリード112,アウタ
ーリード114の端部を切断しない構造(図18、図1
9参照)であれば、樹脂封止前にめっきを施すことがプ
ロセス上望ましい。
【0044】工程2) 金属冶具15u,dへのリード
フレーム11の挿入・固定(図4参照)、金属治具15
dには、目的とするピングリッドの行と行との間隔に合
わせた溝150dが、ピングリッドの列数分だけ並べて
設けられている。一方、金属治具15uには、チップ2
のバンプ5の行と行との間隔に合わせた溝150uが、
目的とするピングリッドの行数分だけ並べて設けられて
いる。リードフレーム11のインナーリード固定部11
1を溝150uに、一方、アウターリード固定部115
を溝150dに、挿入し固定することによって、各リー
ドフレーム11間の間隔を所定のピッチに保つことがで
きる。
【0045】工程3) 樹脂モールド(図5乃至図9参
照) 金属治具15u,dおよびリードフレーム11を金型1
6へ固定する(図5参照)。そして、樹脂をゲート19
からキャビティ18へ流し込んで、モールドする(図6
参照)。これにより、パッケージ基板9を成形すること
ができる(図8参照)。この場合、インナ−リ−ド11
2は該パッケージ基板9の一面側に、また、アウターリ
−ド114は他面側に配置された構造となっている。ま
た、両者は、基板内配線部113によってつながってい
る。モールドに使用する樹脂は、少なくとも、チップ2
を搭載する際に使用するはんだのリフロー温度(220
〜260℃)に耐えられるものを使用することは言うま
でもない。樹脂モールドによって得られたパッケージ基
板9の内側に、基板内配線部113と、インナーリード
112およびアウターリード114の一部が配置された
構造となる。樹脂モールドをいずれの領域にまで行うか
は、目的とするパッケージのサイズ、形状等に応じて適
宜変更すれば良い。インナーリード112、アウターリ
ード114等がどの程度の長さ分だけパッケージ基板9
を構成する樹脂に埋もれるかは、本発明のパッケージ自
体の性能には特に影響がない。従って、インナーリード
112,アウターリード114を予めある程度長めにし
ておけば、リードフレームの汎用性が高まり、生産コス
トの削減という観点からは有効である(注:インナーリ
ード112等の余分な部分は、後述する工程3で切断除
去される。)。
【0046】なお、モ−ルドに使用する樹脂は当然なが
ら絶縁性のものを使用する。例えば、エポキシ樹脂を使
用可能である。
【0047】図5は、金属治具15u等が金型16に入
れられている様子を、図4の矢印に相当する方向から見
た透視図である。図6は、樹脂を流し込んだ状態を示す
図である。図7は、成形後に、金型16を取外した状態
を示す図である。図8および図9は、成形後に、金属治
具15u,dを取外した状態を示す図である。
【0048】工程4) インナーリード112、アウタ
ーリード114の切断(図10参照) 以上の工程で得
られたパッケージ基板9の上面および下面から出ている
インナーリード112、アウターリード114を所定の
長さに切断すれば、(チップ2を未搭載の)PGAパッ
ケージが完成する。
【0049】インナーリード12等のパッケージ基板9
からの突出長さは、切断位置を変えることによって自由
に調整可能である。また、切断の方法も特に限定されな
い。例えば、インナーリード112およびアウターリー
ド114を、パッケージ基板9の上面・下面の位置で切
断すれば、図11のごとく、チップキャリア型のパッケ
ージを得ることができる。チップキャリア型構造(図1
1参照)やインナーリード112等の突出が短い場合に
は、銅のように軟らかい材料でリードフレーム11等を
構成しても構わない。銅ははんだにぬれやすいので、端
子部のリード表面にメタライズ処理を行う必要はない。
【0050】なお、パッケージ基板9のインナーリード
部112の付け根位置に凹部91を形成しておけば(図
12、図13参照)、はんだボール等の供給を容易にす
ることができる。該凹部91の底位置からインナーリー
ド112を切断するには、レーザを用いれば良い。
【0051】工程5) チップ2の搭載 この後、チップ2を搭載するとともに、樹脂をポッティ
ングしてチップ2を封止する(図1中、該ポッティング
樹脂を符号10を付した。)。チップ2の封止に使用す
る樹脂は、パッケージ基板9の成形に用いたものよりも
低温で処理可能なものを使用することは言うまでもな
い。
【0052】この場合、該封止用の樹脂として、熱膨張
係数がパッケージ基板9を構成する樹脂にやはんだに近
いものを使用すれば、チップ2と、パッッケージ基板9
との間の熱膨張の違いによって生じる応力をやわらげ、
パッケージの信頼性が高まる。さらには、チップ2とパ
ッケージ基板9との間にも該樹脂を充填しておけば、該
効果はさらに高まる。熱膨張係数をパッケ−ジ基板9樹
脂とはんだとのいずれにあわせるかは、搭載するチップ
の大きさ等に応じて異なる。なお、このような点に関し
ては、特開昭60−63951号に記載されている通り
である。該封止用の樹脂としては、例えばエポキシを使
用可能である。
【0053】上記説明中においてはリードフレーム11
を平坦なままで使用していたため、図3参照)、リード
ピン3の構成するピングリッドの行間隔は、インナーリ
ード112の行間隔と同じになっていた(図14(a)
参照)。しかし、各リードフレーム11に、図15に示
すごとく、予め曲げ加工を施しておけば(注:金属治具
15dの溝150dの間隔も、当然併せて変更する。図
16参照)、リードピン3の行と行との間隔についても
所望のものとすることができる。各リードフレーム11
の曲げ加工の程度、曲げ位置等は、当該リードフレーム
11を挿入する溝150u,dの位置によって、異なる
ものとしても良い。例えば、図15の例では、最外側の
溝150u,dに挿入するリードフレーム11の曲げを
大きくする一方で、真中の溝150u,dに挿入するリ
ードフレーム11については曲げ加工を全く行っていな
い。このようにすれば、PGAパッケージの完成状態に
おけるリードピン3の間隔を、行方向と列方向とで一致
させることができる(図14(b)参照)。但し、リー
ドピン3の配列は、全体が均等に配列されている必要は
なく、その配列はなんら限定されることなく、自由に設
計することができる。従って、例えば、局所的にリード
ピン3とリードピン3との間隔を変更したり、ピングリ
ッドアレイの領域中において、局所的にリードピン3を
全く設けないエリアを設けたりしても構わない。
【0054】なお、折り曲げ加工の程度が溝150によ
って異なる場合には、当然、リードフレーム11も挿入
する溝150ごとに設計、製作しておくことが理想的で
はある。しかし、上述したとおり、インナーリード11
2、アウターリード114を予め長めに設計しておけ
ば、該加工の程度の違いを、これら(インナーリード1
12等)が樹脂に埋まる長さの違いとして吸収すること
ができ、製造コスト削減という観点からは好ましいもの
となる。例えば、上記真中に位置し、折り曲げ加工の全
くなされないリードフレーム11では、インナーリード
112の樹脂に埋もれてしまう長さが最も短い。一方、
最も外側に位置し、折り曲げ加工が最も大きいリードフ
レーム11では、インナーリード112の樹脂に埋もれ
てしまう長さが最も長くなる。
【0055】次に、リードフレーム11の形状を変更す
ることによって、作業性や歩留まりを向上させた例を幾
つか説明する。
【0056】図17は、インナーリード112の幅を、
その切断位置C1(図中、波線で示す)において、狭く
した例である。この例では、インナーリード112の切
断が容易となる。
【0057】図18は、同様に、アウターリード114
(リードピン3)の幅を、その切断位置C2(図中、波
線で示す)において、狭くした例である。この例では、
アウターリード114と、アウターリード固定部115
との境目を切断位置C2としているため、単に、アウタ
ーリード固定部115を該切断位置C2から折り曲げる
だけで、容易にアウターリード固定部115を切り離す
ことができる。
【0058】図19は、インナーリード112の側に補
助リード116を設けた例である。インナーリード11
2の接続端子面は高精度の平坦化が要求されるため、そ
の端面1120はエッチング、めっき状態のままで残し
たい。そのため、この例では、各インナーリード112
を支える補助リード116を別途設け、インナーリード
112自体に対しては切断加工を行わない構造としてい
る。リードフレーム11を樹脂モールドした後、補助リ
ード116のみを切断すれば、上記実施例と同様に、イ
ンナーリード112とインナーリード固定部111とを
切り離すことができる。該切断加工は、レーザ光線等を
用いれば容易に行うことができる。あるいは、図17等
の例と同様に、補助リード116はその切断位置C3に
おいて幅を細くされているため、該切断位置C3から折
り曲げて切断することも可能である。なお、図中、一点
鎖線Aよりも下側領域は、上記工程3において樹脂モー
ルドされる部分である。
【0059】図20は、図19の例と同様の目的のた
め、アウターリード114に補助リード116’を設け
たものである。図中、切断位置C4を破線で示す。ま
た、一点鎖線A’よりも上側の領域が、上記工程3にお
いて、樹脂モールドされる領域である。
【0060】図19、図20のごとく補助リード116
を設けた場合には、インナーリード112等の長さを調
整することができない。従って、この場合には、リード
フレーム11を当初からパッケージ完成後のサイズに合
わせて作成しておかなければならない。
【0061】図21は、タイバー117で各リード(1
12,113,114)を固定した例である。電子部品
の高密度化が進むと、リード間のピッチが狭くなり補助
リード116を設けのは困難になる。そのため、この例
のように、タイバー117でリード(112,114)
を固定するようにしても良い。樹脂モールド後は、該タ
イバー117を切断し、各リードを独立させる。切断
は、例えば、切断切離しにはレーザ等による溶融切断、
切削加工、砥石による溝きり研削加工等により可能であ
る。
【0062】なお、タイバー117は、基本的には、リ
ードフレーム11と同じ材質でできているため、該タイ
バー117がそのまま残っていたのでは、各リードが短
絡してしまう。従って、該タイバー117は、樹脂モー
ルド後切断しなければならず、そのためには、該タイバ
ー117の位置は工程3において樹脂に完全に埋もれて
しまわない位置でなければならない。
【0063】本実施例では、タイバー117の位置を、
樹脂モールド面位置(図21中、破線Bで示す)に合わ
せているため、上記工程3(樹脂モールド)の際に、樹
脂が溝150u内のインナーリード112間にまで侵入
し、バリが発生するのを防ぐことができる(注:溝15
0u内においては、インナーリード112とインナーリ
ード112との間にキャビティー18とつながったすき
まが残っている。)。アウターリード114についても
同様である。
【0064】タイバー117を設ける代わりに、図22
のごとく、樹脂テープ118等をリードに貼り付けるこ
とによっても、同様の効果を得ることができる。この貼
り付けの際には、加熱加圧等を行うようにすれば、より
確実にリードとリードとの間のすきまを埋めることがで
き、バリ発生防止効果をより確実なものとすることがで
きる。導電性のない樹脂テープであればリード間で短絡
が生じるがことはないため、該樹脂テープ118が基板
9内に残っても構わない。図22の例においては、バリ
発生を防止するため、該樹脂テープ118を樹脂モール
ド面に合わせて貼付けている。
【0065】以上説明したように本実施例においては、
樹脂モールド法を用いて、PGAパッケージを製造する
ことができるため、製造コストを低減させることができ
る。さらに、図17乃至図22に示したリードフレーム
11を用いれば、リード切断部(あるいは、端子部)の
形状の均一化および平坦化を図ることができる。
【0066】さらに、製造工程が単純であるため、純度
の高い樹脂を用いてさえやればパッケージ基板9中の不
純物濃度(特に、Naイオン)を容易に抑えることがで
きる。従って、パッケージ基板側からの不純物の流入に
よる悪影響を阻止し、信頼性の高いパッケージを実現す
ることができる。
【0067】第2の実施例を説明する。
【0068】この実施例は、図23に示すとおり、イン
ナー側基材22のインナー孔220と、アウター側基材
24のアウター孔240とに、線材300を通し、その
後、両基材22,24間に樹脂23を充填することによ
ってパッケージ基板9’を製造するものである。
【0069】インナー側基材22を図24に示す。該イ
ンナー側基材22は、ガラスエポキシ等からなる薄板状
の部材である。該インナー側基材22には、該PGAパ
ッケージに搭載予定のチップ2のバンプの配列にあわせ
たインナー孔220が設けられている。本実施例におい
ては、0.3mmピッチの格子状にインナー孔220を
配置している。
【0070】アウター側基材24を図25に示す。アウ
ター側基材24は、上述したインナー側基材22とほぼ
同様の構成であるが、アウター孔240が、リードピン
3にあわせた配置となっている。また、リードピン3が
取り付けられる側には、アウター孔240の縁に銅パッ
ド242が設けられている。本実施例においては、アウ
ター孔240を、1.0mmピッチの格子状に配置して
いる。
【0071】線材300は、パッケージ基板9’内にお
ける配線を構成するものであり、本実施例においては、
0.15mmの被覆柔銅線を使用している。
【0072】製造工程を説明する。
【0073】工程1)上記インナー側基材22とアウタ
ー側基材24とを向かいあわせたペアを、複数組作り、
これらを重ねるように並べて固定する。そして、そのイ
ンナー孔220,アウター孔240に線材300を通
す。
【0074】この場合、アウター側基材24は、ペアと
なるインナー側基材22と反対側に銅パッド242を向
けておく。また、線材300を通す際の作業性を考慮
し、各ペアの向きは、同一種類の基材22,24同士が
隣接するようにしている。つまり、アウター側基材24
の隣にはアウター側基材24が、また、インナー側基材
22の隣にはインナー側基材22があるようにしてい
る。但し、各ペアの向きはこれに限定されるものではな
い。図23においては、ペアとされているインナー側基
材22とアウター側基材24とに、同一の添字を付し
た。
【0075】本実施例においては、インナー孔220,
アウター240が各々49個づつ存在するため、合計4
9本の線材300を使用することになる。当然ながら、
1本の線材300を通すインナー孔220,アウター孔
240は、その時々に応じてでたらめに選択されるもの
ではなく、チップ2のバンプ5と、当該バンプ5に対応
するリードピン3との位置関係に応じて予め決められて
いる。
【0076】なお、固定作業と、線材300を通す作業
とは、いずれを先に行っても構わない。
【0077】工程2)ペアを構成しているインナー側基
材22とアウター側基材24との間に樹脂23を充填す
る。ペアとペアとのすきま部27は、そのまま残してお
く。これにより、すきま部27において線材300でつ
ながったパッケージ基板9’が、ペアの組数分だけ出来
上がる(図23参照)。
【0078】工程3)線材300をすきま部27におい
て切断し、各パッケージ基板9’を分離する。この場
合、線材300の端面の位置が、基板9’の外面と一致
するようにしておく。該分離後のパッケージ基板9’を
図26に示す。パッケージ基板9’は、インナー側基材
22と、樹脂23と、アウター側基材24との層構造に
なっている。そして、その内部においては、インナー孔
220とアウター孔240とを結ぶ配線が線材300に
よってなされている。樹脂23は、インナー孔220,
アウター孔240内にも行き渡っており、線材300が
ぐらつくことはない。また、線材300の端面312,
314は、インナー側基材22およびパッド242の外
側面と略同一面上にある。インナー孔220の開口部を
拡大した様子を図27に示す。
【0079】このようにして出来上がったパッケ−ジ基
板9’は、インナー側基材22と、樹脂と、アウター側
基材24との、3層構造となっている。
【0080】工程4)銅パッド242上にはんだを供給
し、該銅パッド242と、線材300とをつなぐはんだ
バンプ50を形成する(図28参照)。
【0081】工程5)銅パッド242にリードピン3’
を、はんだ等によって接続する(注:表面実装型のチッ
プキャリアとして使用する場合には、リードピン3’は
取り付けない)。これにより、チップ2を搭載していな
い状態のPGAパッケージが完成する(図29参照)。
【0082】この後は、上記実施例と同様の方法で、チ
ップ2の搭載、封止を行うことができる。
【0083】以上説明した第2の実施例では、複数のパ
ッケージを一括して製造することができるため、製造コ
ストの低減を図ることができる。また、基板9’内にお
ける配線を線材300を用いて実現しているため、配線
の自由度が高い。従って、グリッド上異なる位置(行、
列)にある、インナー孔220と、アウター孔240と
を、繋ぐような配線とすることも容易に可能である。特
に、本実施例では、絶縁被覆310を備えた線材300
を使用しているため、各線材300同士の機械的接触が
生じても全く問題がなく、該配線の自由度はさらに高い
ものとなっている。
【0084】なお、インナー側基材22とアウター側基
材24との間に別の基材を追加してパッケ−ジ基板9’
が4層以上に構成されるようにしてもなんら差し支えは
ない。
【0085】上記実施例のPGAパッケージと、エリア
TAB(Tape Automated Bonding)とを組み合わせて使
用した例を図30に示す。該PGAパッケージへのチッ
プ2の搭載は、チップ2をまずTAB40に搭載した
後、TAB40のアウターリード44と、該PGAパッ
ケージのインナーリード112とを接続する。そして、
この後、樹脂10でチップ2およびTAB40をモール
ドすればよい。
【0086】上記説明においては、リードピン3、イン
ナーリード112が、グリッド(格子)状に設けていた
が、この例のように、リードフレーム11の配置の仕
方、折り曲げに方よっては、これらを局所的に集中して
配置することも可能である。
【0087】以上説明したとおり、上記実施例において
は、PGAパッケージを低コストで製造することができ
る。また、パッケージ基板を構成する材料中の不純物濃
度を低く保つことができるため信頼性が高いパッケージ
を得ることができる。
【0088】また、パッケージの裏面の全体にピンを配
置することができるため、ピン数が増えてもアウター側
の接続ピッチを比較的大きく保つことができる。従っ
て、スルーホール接続でも、表面実装でも高歩留まり化
が可能である。
【0089】さらには、アウターリードをそのままリー
ドピンとして使用する例においては、リードピンの剛性
が高くなるため、基板への実装時の影響が少なく、使い
勝手性に優れた構造となる。特に、一旦基板に搭載した
パッケージを取外して修理を施すような際には該効果は
有効である。
【0090】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
PGAパッケージの大幅な低コスト化を図ることができ
る。また、パッケージ基板9中のチップ2に悪影響を与
えるような不純物の濃度を押さえることができるため、
信頼性が高い。さらに、アウターリードをそのままリー
ドピンとして使用する態様においては、リードピンの合
成が高いため、基板への実装時等における取扱が容易
で、使い勝手性に優れた構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であるPGAパッケージ
の内部構造を示す(a)側面模式図、(b)平面模式図
である。
【図2】ヒートシンクを取り付けて基板80に実装した
状態を示す模式的な断面図である。
【図3】リードフレーム11を示す(a)平面図、
(b)側面図である。
【図4】リードフレーム11を金属治具15u,dに挿
入・固定した状態を示す斜視図である。
【図5】リードフレーム11および金属治具15u,d
を、金型16に納めた状態を示す模式的な断面図であ
る。
【図6】金型16内に樹脂を流し込んだ状態を示す模式
的な図である。
【図7】樹脂モールド後、金型16を取外した状態を示
す側面図である。
【図8】樹脂モールド後、金型16および金属治具を取
外した状態を示す斜視図である。
【図9】樹脂モールド後、金型16および金属治具を取
外した状態を示す側面図である。
【図10】リードの不要部分を切断除去した状態を示す
側面図である。
【図11】インナーリード112およびアウターリード
114を、パッケージ基板9の付け根部分から切断し、
チップキャリア型のパッケージとした例を示す模式的な
断面図である。
【図12】パッケージ基板9表面におけるインナーリー
ド112、アウターリード114の付け根部に、凹部9
1を設けた例を示す側面図である。
【図13】凹部91を示す模式的な拡大断面図である。
【図14】インナーリード112(あるいはチップ2の
バンプ5)の構成するグリッドと、アウターリード11
4の構成するグリッドとの、違いを示す模式的な上面透
視図である。
【図15】リードフレーム11に折り曲げ加工を施す際
の、折り曲げ方の一例を示すを示す斜視図である。
【図16】折り曲げ加工を施したリードフレーム11を
金属治具に固定した様子を示す斜視図である。
【図17】インナーリード112を切断位置において細
くした例を示す部分拡大図である。
【図18】アウターリード114を、切断位置において
細くした例を示す部分拡大図である。
【図19】インナーリード112に補助リード116を
設けた例を示す部分拡大図である。
【図20】アウターリード114に補助リード116’
を設けた例を示す部分拡大図である。
【図21】インナーリード112間に、タイバー117
を設けた例を示す部分拡大図である。
【図22】インナーリード112間に、樹脂テープ11
8を設けた例を示す部分拡大平面図および部分拡大上面
図である。
【図23】本発明の第2の実施例によるPGA基板製造
方法を模式的に示した断面図である。
【図24】インナー側基材22を示す上面図および側面
図である。
【図25】アウター側基材24を示す上面図および側面
図である。
【図26】本発明の第2の実施例によるパッケージ基板
9’を示す模式的な断面図および下面図である。
【図27】パッケージ基板9’の孔220部分の拡大図
である。
【図28】パッケージ基板9’の孔240部分の断面構
造を示す拡大図である。
【図29】本実施例のPGAパッケージの完成状態を示
した模式的な断面図である。
【図30】第1の実施例のPGAパッケージにエリアT
ABを搭載した状態を示す内部構造図である。
【図31】従来のPGAパッケ−ジの内部構造を示す模
式図である。
【符号の説明】
1……ガラスセラミック基板 、2……チップ 、3……
リードピン 、22……インナー側基材 、4……接合部
、23……樹脂 、5……はんだバンプ 、24……ア
ウター側基材 、6……封止部 、27……すきま部 、
9……パッケージ基板 、10……樹脂部 、29……ヒ
ートシンク 、11……リードフレーム 、15……金属
冶具 、16……金型 、18……キャビティ 、19…
…ゲート 、40……TAB 、44……アウターリード
、50……はんだバンプ 、91……凹部 、111…
…インナーリード固定部 、112……インナーリード
、113……基板内配線部 、114……アウターリー
ド 、115……アウターリード固定部 、116……補
助リード 、117……タイバー 、118……樹脂テー
プ 、150……溝 、220……孔 、240……孔 、
242……銅パッド、300……線材 、310……絶
縁被覆 、312……端面 、314……端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下川 英恵 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パッケージ基板と、 上記パッケージ基板の一面側にグリッド状に配置された
    複数のアウター側端子と、 上記パッケージ基板の上記アウター側端子とは反対側面
    に配置された、インナー側端子と、 上記パッケージ基板内において、上記アウター側端子と
    上記インナー側端子とを繋いだ基板内配線と、を備え、 上記パッケージ基板は、一体成形されたものであるこ
    と、 を特長とするPGA型パッケージ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のPGA型パッケージにおい
    て、 上記アウター側端子と導通を有し、且つ、上記パッケー
    ジ基板の基板面から外部に突出した、リードピンを備
    え、 上記アウター側端子と、上記リードピンとは、一体成形
    されていること、 を特長とするPGA型パッケージ。
  3. 【請求項3】パッケージ基板と、 上記パッケージ基板の一面側にグリッド状に配置された
    複数のアウター側端子と、 上記パッケージ基板の上記アウター側端子とは反対側面
    に配置された、インナー側端子と、 上記パッケージ基板内において、上記アウター側端子と
    上記インナー側端子とを繋いだ基板内配線と、を備え、 上記パッケージ基板は、少なくとも3つの層によって構
    成されており、 上記基板内配線は、一の上記層と他の上記層との界面に
    沿っては配置されていないこと、 を特長とするPGA型パッケージ。
  4. 【請求項4】請求項1または3記載のPGA型パッケー
    ジにおいて、 上記基板内配線は、上記パッケージ基板の基板面に対し
    て斜め方向の成分を含んで配置されていること、 を有することを特長とするPGA型パッケージ。
  5. 【請求項5】該PGAパッケージに搭載される電子部品
    の端子と接続されるインナー側端子部と該電子部品用パ
    ッケージを搭載する基板の端子と接続されるアウター側
    端子部とを備えたリードを、少なくとも二つ有するリー
    ドフレームを作成し、 少なくとも上記アウター側端子部がグリッドを構成する
    ように、上記リードフレームを複数個配置し、 上記リードの各々について、上記インナー側端子部と、
    上記アウター側端子部と、を残して絶縁性物質で被い、
    上記リードを一体化すること、 を特長とするPGAパッケージの製造方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載のPGAパッケージの製造方
    法において、 上記一体化は、上記絶縁性物質をモールドすることによ
    ってなされること、 を特長とするPGAパッケージの製造方法。
  7. 【請求項7】板状の基材に少なくとも二つのインナー孔
    をあけてインナー側基材とするインナー基材作成工程
    と、 板状の基材に少なくとも二つのアウター孔をあけてアウ
    ター側基材とするアウター基材作成工程と、 上記インナー孔と、上記アウター孔のうち該インナー孔
    に対して予め定められたアウター孔とに、線材を通す配
    線工程と、 上記配線工程の後、上記インナー側基材と、上記アウタ
    ー側基材との間に樹脂を充填する充填工程と、 上記充填工程の後、上記インナー側基材および上記アウ
    ター側基材の樹脂の充填されていない側において、上記
    線材を切断する切断工程と、 を含むことを特長とする電子部品用パッケージの製造方
    法。
  8. 【請求項8】請求項7記載の電子部品用パッッケージの
    製造方法において、 上記アウター孔は、グリッド状に配置されていること、 を特長とする電子部品用パッケージの製造方法。
  9. 【請求項9】パッケージ基板と、 上記パッケージ基板の一面側にグリッド状に配置された
    複数のアウター側端子と、 上記パッケージ基板の上記アウター側端子とは反対側面
    に配置されたインナー側端子と、 上記パッケージ基板内において、該パッケージ基板の基
    板面に対して斜め方向の成分を含んで配置された、上記
    アウター側端子と上記インナー側端子とを繋ぐ基板内配
    線と、 上記インナー側端子に接続された半導体チップと、 上記半導体チップを封止した封止材と、 を有することを特長とする半導体素子。
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