JPH0737810U - 自動車の荷物カバーの取付構造 - Google Patents

自動車の荷物カバーの取付構造

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JPH0737810U
JPH0737810U JP7346693U JP7346693U JPH0737810U JP H0737810 U JPH0737810 U JP H0737810U JP 7346693 U JP7346693 U JP 7346693U JP 7346693 U JP7346693 U JP 7346693U JP H0737810 U JPH0737810 U JP H0737810U
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JP
Japan
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luggage
cover
compartment
roll
seat
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Application number
JP7346693U
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English (en)
Inventor
隆 中村
Original Assignee
昭和飛行機工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1に、小さな・少量の荷物を荷室に積載し
た場合は、これを不動に固定して、その荷崩れ,破損,
騒音発生等を防止でき、これと共に第2に、大きな・多
量の荷物を荷室に積載した場合は、これを覆い車外や車
内の目から遮断できプライバシーも守られる、自動車の
荷物カバーの取付構造を提案する。 【構成】 この自動車は、車室9内に座席5と共に荷室
2を備えた、例えばバン型車やワゴン車等よりなる。そ
して、この荷室2の荷物カバー12の取付構造では、座
席5のシートバック6背面の左右両側に縦に設けられた
レール13と、レール13にて水平に保持されつつガイ
ドされて上下動可能な巻取りロール14と、巻取りロー
ル14に対し巻取り可能であると共に後方に引き出し可
能でフレキシブルな荷物カバー12と、荷物カバー12
の先端に付設され荷室2のフロア3等にフック17等に
て係止可能な係止具15と、を有してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車の荷物カバーの取付構造に関する。すなわち、車室内に座席 と共に荷室を備えた自動車における、荷室の荷物カバーの取付構造に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
バン型車やワゴン車等、車室内に座席と共に荷室を備えた自動車にあっては、 荷室に、小さな・少量の荷物が積載されることもあれば、大きな・多量の荷物が 積載されることもある。そして、図2はこの種従来例の斜視図であり、(1)図 はネットを用いた例を、(2)図はカバーを用いた例を示す。まず、図2の(1 )図に示した例では、ゴム製等のネット1で、荷室2に積載された小さな・少量 の荷物Aの上面等を包み込むと共に、このネット1の周囲を荷室2のフロア3等 にフック4等で係止し、もって積載された小さな・少量の荷物Aを、荷室2に不 動に固定していた。次に、図2の(2)図に示した例では、座席5のシートバッ ク6の上部に巻取り用のロール7を固定的に横に付設し、このロール7から後方 に引き出されたカバー8で、荷室2に積載された大きな・多量の荷物Bの上面等 を覆い、もって積載された大きな・多量の荷物Bを、車外の目から遮断し見えな いように目隠ししていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。まず第 1に、前述した図2の(1)図のネット1を用いた従来例は、荷室2に小さな・ 少量の荷物Aを積載した場合は、このような荷物Aを不動に固定し、もって加減 速時やカーブ等で加速度が生じ慣性力や遠心力が作用しても、このような荷物A が前後左右に動かないようにして、その荷崩れ,破損,騒音発生等を防止できる 。しかしながら、この図2の(1)図の従来例にあっては、荷室2に大きな・多 量の荷物Bを積載した場合に、このような荷物Bを覆い隠すことができず、もっ て、このような荷物Bを車外や車内の目から遮断できず丸見えとなり、プライバ シーを守れない等の問題が指摘されていた。
【0004】 第2に、これに対し前述した図2の(2)図のカバー8を用いた従来例は、荷 室2に大きな・多量の荷物Bを積載した場合は、このような荷物Bを覆い隠し、 車外や車内の目から遮断して見えないように目隠しでき、上述した図2の(1) 図の従来例とは異なりプライバシー等も守れる。しかしながら、この図2の(2 )図の従来例にあっては、荷室2に小さな・少量の荷物Aを積載した場合に、上 述した図2の(1)図の従来例とは異なり、このような荷物Aを不動に固定する ことができず、もって加減速時やカーブ等で加速度が生じ慣性力や遠心力が作用 した際、このような荷物Aが前後左右に動き荷崩れ,破損,騒音等が発生する、 という問題が指摘されていた。
【0005】 本考案は、このような実情に鑑み、上記従来例の問題点を解決すべくなされた ものであって、座席のシートバック側に設けたレールにて、巻取りロールそして 係止具付の荷物カバーを上下動可能としたことにより、第1に、小さな・少量の 荷物を積載した場合は、これを不動に固定できると共に、第2に、大きな・多量 の荷物を積載した場合は、これを覆い隠すことができ、第3に、しかも荷物の出 し入れも、何ら支障なく短時間のうちに行える、自動車の荷物カバーの取付構造 を提案することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成する本考案の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、こ の取付構造は、車室内に座席と共に荷室を備えた自動車における、該荷室の荷物 カバーの取付構造に関する。そして、該座席のシートバック側に縦に設けられた レールと、該レールにて水平に保持されつつガイドされて上下動可能な巻取りロ ールと、該巻取りロールに対し巻取り可能であると共に後方に引き出し可能でフ レキシブルな荷物カバーと、該荷物カバーの先端に付設された係止具と、を有し てなる。
【0007】
【作用】
本考案は、このような手段よりなるので、次のように作用する。この自動車は 、車室内に座席と共に荷室を備えてなり、この荷室の荷物カバーの取付構造では 、座席のシートバック側に設けられたレールにて、巻取りロールそして荷物カバ ーが上下動可能となっている。
【0008】 そこで第1に、荷室に小さな・少量の荷物を積載した場合は、巻取りロールそ して荷物カバーを下方に移動させ、引き出された荷物カバーにてこのような荷物 を包み込むと共に、荷物カバーを係止具にて荷室のフロア,荷台等に係止し、も って荷物を不動に固定する。これと共に第2に、荷室に大きな・多量の荷物を積 載した場合は、巻取りロールそして荷物カバーを上方に移動させ、引き出された 荷物カバーにてこのような荷物を覆い隠し、車外や車内の目から遮断する。第3 に、しかも荷物の出し入れは、何ら支障なく短時間のうちに行われる。
【0009】
【実施例】
以下本考案を、図面に示すその実施例に基づいて、詳細に説明する。図1は、 本考案の実施例の斜視図であり、(1)図は、巻取りロールや荷物カバーを下方 に移動させた状態を、(2)図は、巻取りロールや荷物カバーを上方に移動させ た状態を示す。図3は、自動車の概略側面図である。
【0010】 まず、この自動車は図3に示したように、車室9内に座席5と共に荷室2を備 えた、例えば、バン型車やワゴン車等よりなる。そして図示例では、キャビンた る車室9の前部と中央部に、それぞれ乗員席たる座席5が配設されると共に、車 室9の後部のフロア3上が、トランクルームたる荷室2とされている。座席5は それぞれ、座席シート部10と、背もたれ部たるシートバック6とからなり、シ ートバック6上にはヘッドレスト11が付設されている。
【0011】 そして、このように車室9内に座席5と共に荷室2を備えた自動車における、 荷室2の荷物カバー12の取付構造は、図1に示したように、座席5のシートバ ック6側に縦に設けられたレール13と、レール13にて水平に保持されつつガ イドされて上下動可能な巻取りロール14と、巻取りロール14に対し巻取り可 能であると共に後方に引き出し可能でフレキシブルな荷物カバー12と、荷物カ バー12の先端に付設された係止具15と、を有してなる。
【0012】 これらについて詳述すると、まずレール13は、車室9の中央部の座席5につ いて、そのシートバック6背面の左右両側に、縦に固設されている。なおレール 13は、このような図示例以外にも各種態様のものが考えられ、例えば、3本以 上の複数本設けるようにしてもよく、又、シートバック6背面に直接固設せず、 シートバック6に沿い床部からブラケット等にて立設するようにしてもよい。次 に巻取りロール14は、このような左右のレール13にて水平に保持されると共 に、左右のレール13にてガイドされスライドしつつ上下動可能となっており、 又、適宜高さでレール13間にて停止,保持されるようになっている。更に荷物 カバー12は、ゴム材,塩ビ材,その他の樹脂材,繊維材,等々の材料よりなる と共に、遮光性を備えたシート状のものが用いられ、少なくともフレキシブル性 を備えている。そして荷物カバー12は、巻取りロール14に巻取られた状態と 、巻取りロール14から後方に引き出されて、荷室2に張り出された状態とに変 位可能となっており、手動にて巻取られ・引き出されるが、巻取りロール14側 にスプリングを介装しておくことにより、引き出された状態からスプリング力に て巻取るようにしてもよい。図示例では、このような荷物カバー12の先端にロ ール16が取り付けられ、このロール16の左右にそれぞれ係止具15が付設さ れており、図示例では係止リングよりなる係止具15が、荷室2のフロア3,荷 台等に対し、フック17にて係止されるようになっている。なお、荷物カバー1 2に付設される係止具15は、図示例の係止リング以外にも各種のものの採用が 考えられ、例えば図示例とは逆に、荷物カバー12側に係止具15としてフック 17を設け、荷室2のフロア3側に係止リングを設けるようにしてもよく,更に ロール16自体を係止具15として活用し,フック17にてフロア3側に係止す るようにしてもよい。
【0013】 本考案は、以上説明したように構成されている。そこで以下のようになる。こ の自動車は、車室9内に座席5と共に荷室2を備えてなり、荷室2に、小さな・ 少量の荷物A(図1の(1)図参照)や、大きな・多量の荷物B(図1の(2) 図参照)が積載される。そして、この荷室2の荷物カバー12の取付構造では、 座席5のシートバック6側に設けられた縦のレール13にて、巻取りロール14 が上下動可能とされ、もって巻取りロール14に対し巻取り・引き出される荷物 カバー12も、同様に上下動可能となっている。そこで、この荷物カバー12の 取付構造にあっては、次の第1,第2のようになる。
【0014】 第1に、荷室2に小さな・少量の荷物Aを積載した場合は(図1の(1)図参 照)、巻取りロール14そして荷物カバー12を図示のように下方に移動させ、 もって、巻取りロール14から引き出されたフレキシブルな荷物カバー12にて 、このような荷物Aの上面等を包み込むと共に、荷物カバー12を、先端に付設 された係止具15にてフック17を介し荷室2のフロア3,荷台等に係止する。 このようにして、積載された小さな・少量の荷物Aは、不動に固定される。
【0015】 第2に、荷室2に大きな・多量の荷物Bを積載した場合は(図1の(2)図参 照)、巻取りロール14そして荷物カバー12を上方に移動させ、もって、巻取 りロール14から引き出されたフレキシブルな荷物カバー12にて、このような 荷物Bの上面等を覆い隠す。このようにして、積載された大きな・多量の荷物B は、覆い隠され車外や車内の目から遮断される。
【0016】 このように、この荷物カバー12の取付構造では、上述した第1,第2の点が いずれも達成できると共に、第3に、しかもこれらは、このような荷物A,Bの 出し入れに支障となることもなく、実現される。すなわち必要に応じ、荷物カバ ー12を巻取りロール14に巻取ったり巻取りロール14から引き出し、係止具 15を係脱するだけで、荷物A,Bは簡単容易に、スムースかつ短時間のうちに 、荷室2に対し出し入れされる。なお、荷室2に荷物A,Bを積載しない場合に おいては、荷物カバー12は、邪魔にならないように巻取りロール14に巻取ら れる。
【0017】
【考案の効果】
本考案に係る自動車の荷物カバーの取付構造は、以上説明したように、座席の シートバック側に設けたレールにて、巻取りロールそして係止具付の荷物カバー を上下動可能としたことにより、次の効果を発揮する。
【0018】 第1に、小さな・少量の荷物を荷室に積載した場合は、これを不動に固定でき る。そこで加減速時やカーブ等で、加速度が生じ慣性力や遠心力が作用しても、 荷物は前後左右に動かず、その荷崩れ,破損,騒音発生等が防止される。
【0019】 これと共に第2に、大きな・多量の荷物を荷室に積載した場合は、これを覆い 隠し車外や車内の目から遮断できる。このように、車外から見えないように目隠 しでき、プライバシーも守られる。
【0020】 このように、上述した第1,第2の点がいずれも達成できると共に、第3に、 しかもこれらは、荷物の出し入れの何ら支障となることもなく実現でき、荷物は 短時間のうちに出し入れ可能である。このように、この種従来例に存した問題点 が一挙にすべて一掃される等、本考案の発揮する効果は、顕著にして大なるもの がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自動車の荷物カバーの取付構造の
実施例を示す斜視図であり、(1)図は、巻取りロール
や荷物カバーを下方に移動させた状態を、(2)図は、
巻取りロールや荷物カバーを上方に移動させた状態を示
す。
【図2】この種従来例の斜視図であり、(1)図はネッ
トを用いた例を、(2)図はカバーを用いた例を示す。
【図3】座席と共に荷室を備えた自動車の概略側面図で
ある。
【符号の説明】
1 ネット 2 荷室 3 フロア 4 フック(従来例のもの) 5 座席 6 シートバック 7 ロール 8 カバー 9 車室 10 座席シート部 11 ヘッドレスト 12 荷物カバー 13 レール 14 巻取りロール 15 係止具 16 ロール 17 フック A 小さな・少量の荷物 B 大きな・多量の荷物

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に座席と共に荷室を備えた自動車
    における、該荷室の荷物カバーの取付構造であって、 該座席のシートバック側に縦に設けられたレールと、該
    レールにて水平に保持されつつガイドされて上下動可能
    な巻取りロールと、該巻取りロールに対し巻取り可能で
    あると共に後方に引き出し可能でフレキシブルな荷物カ
    バーと、該荷物カバーの先端に付設された係止具と、を
    有してなることを特徴とする、自動車の荷物カバーの取
    付構造。
JP7346693U 1993-12-22 1993-12-22 自動車の荷物カバーの取付構造 Pending JPH0737810U (ja)

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JP7346693U JPH0737810U (ja) 1993-12-22 1993-12-22 自動車の荷物カバーの取付構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011042218A (ja) * 2009-08-20 2011-03-03 Toyota Boshoku Corp 車両用内装トリム構造
DE102010036800A1 (de) 2009-08-20 2011-08-25 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha, Aichi-ken Fahrzeugsitz
WO2017145310A1 (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 河西工業株式会社 トノカバー装置

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