JP3228081B2 - 自動車用荷室構造 - Google Patents

自動車用荷室構造

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JP3228081B2
JP3228081B2 JP20111595A JP20111595A JP3228081B2 JP 3228081 B2 JP3228081 B2 JP 3228081B2 JP 20111595 A JP20111595 A JP 20111595A JP 20111595 A JP20111595 A JP 20111595A JP 3228081 B2 JP3228081 B2 JP 3228081B2
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昭人 戸塚
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用荷室構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用荷室構造としては、例えば実開
平5−54093号公報に示すように、客室と荷室とを
仕切るための部材が不使用時に邪魔にならないよううま
く巻取ることができ、必要に応じて巻取り装置から引き
出して、荷室と客室とを仕切ることができるようなトノ
カバー装置が提案されている。即ち、客室後部に車幅方
向に設置される巻取り機構と、該巻取り機構に巻取られ
ていてこの巻取り機構から引き出すことができ且つ先端
部に車体側の受け部に係合可能な係止部を有するトノカ
バー本体と、客室と荷室とを仕切ることのできる大きさ
を有し且つ前記トノカバー本体に重ねた状態でトノカバ
ー本体と共に前記巻取り機構に巻取られ且つ先端部に天
井部に設けられた受け入れ部に係合可能な引っ掛け部材
を有する透明フィルムとを具備しているものである。
【0003】また、前記自動車用荷室構造としての実開
平5−54093号公報に示す透明フィルムの代わりに
荷室に搭載された荷物が急ブレーキなどで客室側に飛び
込むのを防止するガードネットを備えたものが特開平5
−319176号公報で提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、前記従来
例によれば、荷室と客室とは前後に分割できるが、荷室
そのものを前後に分割できないので、荷物が前後に移動
するおそれがあり、改善が望まれている。
【0005】また、リアシートバックが後方に倒れるこ
とを可能にした所謂リクライニングシートの場合、該ト
ノカバー本体との隙間を適切に覆うものではないので、
改善が望まれている。
【0006】更に、小物を適宜荷物と分割して収納でき
る手段がなく、改善が望まれている。
【0007】そこで、本発明は、以上のような点に鑑み
てなされたもので、その目的とするところは、前記リク
ライニングシートとトノカバー本体との隙間を適切に覆
うことと、後方視界を損なうことなく客室と荷室とを分
割することと、荷室そのものを前後に分割すること、そ
して小物を適宜荷物と分割して収納できることを夫々可
能にした自動車用荷室構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記、課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、前後傾動自在なリヤシートバ
ックと、該リヤシートバックの後部に配された床面と、
該床面の上部に配された天井部材と、前記床面の後部に
配されたバックドアと、前記床面の側部に配されたパー
セルサイドとより囲まれて形成されてなる荷室の一部に
巻取り方向に付勢されたトノカバー本体が装設されてな
るトノカバー巻取り装置を有する自動車用荷室構造にお
いて、前記トノカバー巻取り装置より延在されたトノカ
バー本体の自由端部の第1係合部が前記荷室の適宜の前
後位置で保持する第2係合部及び前記バックドア近傍に
設けられた第3係合部の何れか一つに係合離脱可能に形
成され、一方が透過性を有する第1部材及び他方が非透
過性を有する第2部材より形成されたカバー部材の前記
第1部材及び第2部材の接続部に配された第4係合部が
前記トノカバー巻取り装置の第5係合部及び前記床面の
第6係合部、第7係合部の何れか一つに係合離脱可能に
形成され、前記カバー部材の前記第1部材の自由端部に
配された第8係合部が前記天井部材の第9係合部及び前
記第2係合部、前記第3係合部の何れか一つに係合離脱
可能に形成され、前記カバー部材の前記第2部材の自由
端部に配された第10係合部が前記リヤシートバックの
第11係合部及び前記第2係合部、前記第3係合部の何
れか一つに係合離脱可能に形成されてなることを特徴と
する。
【0009】従って、荷室内の荷物に急激な前方への加
速度が加わっても客室内への移動が阻止されるよう、前
記カバー部材の第1部材により、後方視界を損なうこと
なく荷室と客室とを仕切ることができ、また、リヤシー
トバックとの間に小物の収納できる部位が形成され且つ
荷室内に客室内からの視野が遮られるよう、前記カバー
部材の第2部材で仕切ることができ、また、全く荷室内
が客室内からの視野が遮られ且つ荷物の移動が阻止され
る第1荷室と視野内であるが荷物の移動が阻止される第
2荷室とに分割できるよう、前記トノカバー本体と前記
カバー部材とによって仕切ることができ、また、かかる
状態で小物の収納空間を形成し得るよう前記カバー部材
を形成でき、また、全く荷室内が客室内からの視野が遮
られるよう、前記トノカバー本体によって覆うことがで
きるというように、選択肢が大幅な荷室構造を提供でき
ることになる。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の自動車
用荷室構造であって、前記カバー部材の第1部材は、ガ
ードネットよりなることを特徴とする。
【0011】従って、伸縮自在であり、車体によく沿う
ことができることになる。
【0012】請求項3の発明は、請求項1及び2何れか
記載の自動車用荷室構造であって、前記カバー部材は、
前記第4係合部が前記トノカバー巻取り装置の第5係合
部に係合され、前記第1部材の第8係合部が前記天井部
材の第9係合部に係合され、前記第2部材の第10係合
部が前記リヤシートバックの第11係合部に係合されて
なることを特徴とする。
【0013】従って、荷室内の荷物が急激な前方への加
速度が加わっても客室内への移動が阻止されるよう、前
記カバー部材の第1部材により、後方視界を損なうこと
なく荷室と客室とを仕切ることができ、また、リヤシー
トバックとの間に小物の収納できる部位が形成され且つ
荷室内が客室内からの視野が遮られるよう、前記カバー
部材の第2部材で仕切ることができることになる。
【0014】請求項4の発明は、請求項1及び2何れか
記載の自動車用荷室構造であって、前記カバー部材の第
4係合部が前記トノカバー巻取り装置の第5係合部に係
合されない状態に保持され、前記第1部材の第8係合部
が前記天井部材の第9係合部に係合され、前記第2部材
の第10係合部が前記リヤシートバックの第11係合部
に係合されてなることを特徴とする。
【0015】従って、リヤシートバックを前倒しした時
に、前記カバー部材によって、荷室と客室とが分割でき
ることになる。
【0016】請求項5の発明は、請求項1及び2何れか
記載の自動車用荷室構造であって、前記トノカバー巻取
り装置より延在されたトノカバー本体の第1係合部が前
記第2係合部に係合され、該第2係合部に前記カバー部
材の第1部材及び第2部材の第8・第10係合部が係合
されてなり、第4係合部が第6係合部に係合されること
で前記カバー部材が略垂直状に装備されてなることを特
徴とする。
【0017】従って、全く荷室内が客室内からの視野が
遮られ且つ荷物の移動が阻止される第1荷室と視野内で
あるが荷物の移動が阻止される第2の荷物室とに分割で
きるよう、前記トノカバー本体と前記カバー部材とによ
って仕切ることができることになる。
【0018】請求項6の発明は、請求項1及び2何れか
記載の自動車用荷室構造であって、前記トノカバー巻取
り装置より延在されたトノカバー本体の第1係合部が前
記第3係合部に係合され、該第3係合部に前記カバー部
材の第1部材及び第2部材の第8・第10係合部が係合
されてなることを特徴とする。
【0019】従って、全く荷室内が客室内からの視野が
遮られるよう、前記トノカバー本体によって覆うことが
できることになる。
【0020】請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6
何れか記載の自動車用荷室構造であって、前記カバー部
材の第1部材の第8係合部はシャフトより形成され、前
記第2部材の第10係合部は該シャフトに係合されるフ
ックよりなることを特徴とする。
【0021】従って、第2部材の第10係合部を第1部
材の第8係合部から離脱させることでカバー部材で形成
された袋状内に小物が収納取り出しができ、第1部材の
第8係合部に第2部材の第10係合部を係止することで
蓋が閉じられることになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
と共に説明する。
【0023】図1乃至図7は、本発明の一実施形態に係
る自動車用荷室構造を示している。
【0024】即ち、自動車用荷室1は、リクライニング
装置(図示省略)によって前後傾動自在なリヤシートバ
ック3と、該リヤシートバック3の後部に配された床面
5と、該床面5の上部に配された天井部材7と、前記床
面5の後部に配されたバックドア9と、前記床面5の両
側部に配されたパーセルサイド11,11とより囲まれ
て形成されてなる。符号12はサイドウインドパネルで
ある。
【0025】該荷室1の一部としてのパーセルサイド1
1,11には、トノカバー巻取り装置13が着脱自在に
装設されてなる。
【0026】該トノカバー巻取り装置13には、非透過
性を有するポリ塩化ビニルフィルム(PVC)よりなる
トノカバー本体15が巻取り方向に常時付勢されて、該
トノカバー本体15の自由端部15aを引き出すことに
より、前記荷室1を覆うまで延在することが可能であ
る。
【0027】該トノカバー本体15の自由端部15aに
設けられた第1係合部17が、前記荷室1の一部として
のパーセルサイド11,11の適宜の前後位置に設けら
れた第2係合部19で保持することが可能であり、しか
も、前記バックドア9近傍のリアピラー20の下部のラ
ゲッジサイドパネル21に設けられた第3係合部23で
保持することが可能である。
【0028】該第3係合部23には、第1爪部25は、
該第1爪部25より若干下側に配設された第2爪部27
とを有する。
【0029】符号31はカバー部材で、その一方の第1
部材33と、その他方の第2部材35と、接続部37と
よりなる。
【0030】前記第1部材33は、格子状のネットなど
後方視界を損なわないように透過性を有するように形成
されてなる。
【0031】前記第2部材35は、鉄板よりなる芯材
(図示省略)にポリ塩化ビニルフィルム(PVC)より
なる非透過性を有する表皮を被覆して形成されてなる。
【0032】前記第1部材33及び第2部材35の接続
部37には、シャフト状の第4係合部39が左右進退自
在に装設され、前記トノカバー巻取り装置13の下部に
配設された第5係合部41に係合離脱自在である。
【0033】該第4係合部39は、第5係合部41に係
合離脱自在だけでなく、前記荷室1の一部としてのパー
セルサイド11,11の適宜の前後位置に設けられた第
2係合部19と上下関係で同一位置の前記床面5に配設
された第6係合部としてのホルダー43及び前記バック
ドア9近傍のリアピラー20の下部のラゲッジサイドパ
ネル21に設けられた第3係合部23と上下関係で同一
位置の前記床面5に配設された第7係合部としてのホル
ダー45の何れか一つに係合離脱可能に形成されてい
る。
【0034】前記カバー部材31の前記第1部材33の
自由端部47に配された第8係合部としてのシャフト4
9が、前記天井部材7のガーニッシュモールディング5
1の第9係合部としてのフック53に、係合離脱可能で
ある。
【0035】前記第8係合部としてのシャフト49は、
二重パイプ状をなし、インナパイプ49aがアウタパイ
プ49bに対して左右に進退自在である。
【0036】前記第8係合部としてのシャフト49の周
囲の前記第1部材33には、前記第9係合部としてのフ
ック53が係合し易いように切り欠き部57が形成され
ている。
【0037】前記第8係合部としてのシャフト49は、
第9係合部としてのフック53に係合離脱自在だけでな
く、前記荷室1の一部としてのパーセルサイド11,1
1の適宜の前後位置に設けられた第2係合部19及び前
記バックドア9近傍のリアピラー20の下部のラゲッジ
サイドパネル21に設けられた第3係合部23の何れか
一つに係合離脱可能に形成されている。
【0038】前記カバー部材31の前記第2部材35の
自由端部59に配された第10係合部61が前記リヤシ
ートバック3の第11係合部63及び前記第2係合部1
9,前記第3係合部23の何れか一つに係合離脱可能に
形成されてなる。
【0039】以上の実施形態の構成であるから、前記ト
ノカバー本体15及び前記カバー部材31を適宜くみあ
わせることによって、様々な形態を有する荷室構造が可
能になる。
【0040】即ち、第1は、図1及び図2に示すよう
に、前記カバー部材31の前記第4係合部39が前記ト
ノカバー巻取り装置13をラゲッジサイドパネル21に
支持した支持装置40の第5係合部41に係合され、前
記カバー部材31の前記第1部材33の第8係合部とし
てのシャフト49のアウタパイプ49bが前記天井部材
7の第9係合部としてのフック53に係合され、前記第
2部材35の第10係合部61が前記リヤシートバック
3の第11係合部63に係合されてなることで、荷室1
内の荷物67に急激な前方への加速度が加わっても客室
65内への移動が阻止されるよう、前記カバー部材31
の第1部材33により、後方視界を損なうことなく荷室
1と客室65とを仕切ることができ、また、リヤシート
バック3との間に小物69の収納できる部位が形成され
且つ荷室1内が客室65内からの視野が遮られるよう、
前記カバー部材31の第2部材35で仕切ることができ
ることになる。
【0041】また、第2は、図3及び図4に示すよう
に、前記カバー部材31の第4係合部39が前記トノカ
バー巻取り装置13の第5係合部41に係合されずに、
前記第1部材33の第8係合部としてのシャフト49が
前記天井部材7に支持されたアシストグリップ52に設
けられた第9係合部としてのフック53に係合され、前
記第2部材35の第10係合部61が前記リヤシートバ
ック3の後面に支持された第11係合部63に係合され
てなることで、図3に示すように、前記リヤシートバッ
ク3を前倒しした時に、前記カバー部材31が張設され
て、該カバー部材31によって、荷室1と客室65とが
分割できることになる。
【0042】なお、図4の第2部材35の自由端部59
に配されたベルト60は、第2部材35の補強効果を有
するものである。
【0043】また、第3は、図5及び図6に示すよう
に、前記トノカバー巻取り装置13より後方に延在され
たトノカバー本体15の第1係合部17が前記第2係合
部19に嵌合されたシャフト18に係合され、該第2係
合部19に嵌合されたシャフト18に前記カバー部材3
1の第1部材33及び第2部材35の第8係合部として
のシャフト49と第10係合部61とが係合され、シャ
フト状の第4係合部39が第6係合部としてのホルダー
43に係合されることで前記カバー部材31が略垂直状
に装備されてなることで、全く荷室1内が客室65内か
らの視野が遮られ且つ工具や作業服などの常備品などよ
りなる第1荷物67の移動が阻止される第1荷室71と
視野内であるが買い物袋など日常品などよりなる第2荷
物68の移動が阻止される第2荷室73とに分割できる
よう、前記トノカバー本体15と前記カバー部材31と
によって仕切ることができることになる。
【0044】また、第4は、図7に示すように、前記ト
ノカバー巻取り装置13(図3参照)より後方に延在さ
れたトノカバー本体15の第1係合部17が前記第3係
合部23の第1爪部25に係合され、該第3係合部23
の第2爪部27に前記カバー部材31の第1部材33及
び第2部材35の第8係合部としてのシャフト49及び
第10係合部61が係合されてなることで、全く荷室1
内が客室65内からの視野が遮られるよう、前記トノカ
バー本体15によって覆うことができることになる。
【0045】また、第5は、同じく図7に示すように、
前記カバー部材31の前記第2部材35の第10係合部
61は、第1部材33の第8係合部としてのシャフト4
9に係合されるフックよりなることで、第2部材35の
第10係合部61を第1部材33の第8係合部としての
シャフト49から離脱させることで、カバー部材31で
形成された袋状内に買い物袋、ボルトなどの小物69を
収納したり、取り出したりすることができ、第1部材3
3の第8係合部としてのシャフト49に第2部材35の
第10係合部61を係止することで蓋が閉じられること
になる。
【0046】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明によれば、前後傾動自在なリヤシートバックと、該リ
ヤシートバックの後部に配された床面と、該床面の上部
に配された天井部材と、前記床面の後部に配されたバッ
クドアと、前記床面の側部に配されたパーセルサイドと
より囲まれて形成されてなる荷室の一部に巻取り方向に
付勢されたトノカバー本体が装設されてなるトノカバー
巻取り装置を有する自動車用荷室構造において、前記ト
ノカバー巻取り装置より延在されたトノカバー本体の自
由端部の第1係合部が前記荷室の適宜の前後位置で保持
する第2係合部及び前記バックドア近傍に設けられた第
3係合部の何れか一つに係合離脱可能に形成され、一方
が透過性を有する第1部材及び他方が非透過性を有する
第2部材より形成されたカバー部材の前記第1部材及び
第2部材の接続部に配された第4係合部が前記トノカバ
ー巻取り装置の第5係合部及び前記床面の第6係合部、
第7係合部の何れか一つに係合離脱可能に形成され、前
記カバー部材の前記第1部材の自由端部に配された第8
係合部が前記天井部材の第9係合部及び前記第2係合部
及び前記第3係合部の何れか一つに係合離脱可能に形成
され、前記カバー部材の前記第2部材の自由端部に配さ
れた第10係合部が前記リヤシートバックの第11係合
部及び前記第2係合部及び前記第3係合部の何れか一つ
に係合離脱可能に形成されてなることを特徴とするの
で、荷室内の荷物に急激な前方への加速度が加わっても
客室内への移動が阻止されるよう、前記カバー部材の第
1部材により、後方視界を損なうことなく荷室と客室と
を仕切ることができ、また、リヤシートバックとの間に
小物の収納できる部位が形成され且つ荷室内に客室内か
らの視野が遮られるよう、前記カバー部材の第2部材で
仕切ることができ、また、全く荷室内が客室内からの視
野が遮られ且つ荷物の移動が阻止される第1荷室と視野
内であるが荷物の移動が阻止される第2荷室とに分割で
きるよう、前記トノカバー本体と前記カバー部材とによ
って仕切ることができ、また、かかる状態で小物の収納
空間を形成し得るよう前記カバー部材を形成でき、ま
た、全く荷室内が客室内からの視野が遮られるよう、前
記トノカバー本体によって覆うことができるというよう
に、選択肢が大幅な荷室構造を提供できることになる。
【0047】請求項2の発明によれば、前記カバー部材
の第1部材は、ガードネットよりなることを特徴とする
ので、請求項1記載の効果に加え、伸縮自在であり、車
体によく沿うことができることになる。
【0048】請求項3の発明によれば、前記カバー部材
は、前記第4係合部が前記トノカバー巻取り装置の第5
係合部に係合され、前記第1部材の第8係合部が前記天
井部材の第9係合部に係合され、前記第2部材の第10
係合部が前記リヤシートバックの第11係合部に係合さ
れてなることを特徴とするので、請求項1及び2何れか
記載の効果に加え、荷室内の荷物が急激な前方への加速
度が加わっても客室内への移動が阻止されるよう、前記
カバー部材の第1部材により、後方視界を損なうことな
く荷室と客室とを仕切ることができ、また、リヤシート
バックとの間に小物の収納できる部位が形成され且つ荷
室内が客室内からの視野が遮られるよう、前記カバー部
材の第2部材で仕切ることができることになる。
【0049】請求項4の発明は、前記カバー部材の第4
係合部が前記トノカバー巻取り装置の第5係合部に係合
されない状態に保持され、前記第1部材の第8係合部が
前記天井部材の第9係合部に係合され、前記第2部材の
第10係合部が前記リヤシートバックの第11係合部に
係合されてなることを特徴とするので、請求項1及び2
何れか記載の効果に加え、リヤシートバックを前倒しし
た時に、前記カバー部材によって、荷室と客室とが分割
できることになる。
【0050】請求項5の発明は、前記トノカバー巻取り
装置より延在されたトノカバー本体の第1係合部が前記
第2係合部に係合され、該第2係合部に前記カバー部材
の第1部材及び第2部材の第8・第10係合部が係合さ
れてなり、第4係合部が第6係合部に係合されることで
前記カバー部材が略垂直状に装備されてなることを特徴
とするので、請求項1及び2何れか記載の効果に加え、
全く荷室内が客室内からの視野が遮られ且つ荷物の移動
が阻止される第1荷室と視野内であるが荷物の移動が阻
止される第2の荷物室とに分割できるよう、前記トノカ
バー本体と前記カバー部材とによって仕切ることができ
ることになる。
【0051】請求項6の発明は、前記トノカバー巻取り
装置より延在されたトノカバー本体の第1係合部が前記
第3係合部に係合され、該第3係合部に前記カバー部材
の第1部材及び第2部材の第8・第10係合部が係合さ
れてなることを特徴とするので、請求項1及び2何れか
記載の効果に加え、全く荷室内が客室内からの視野が遮
られるよう、前記トノカバー本体によって覆うことがで
きることになる。
【0052】請求項7の発明は、前記カバー部材の第1
部材の第8係合部はシャフトより形成され、前記第2部
材の第10係合部は該シャフトに係合されるフックより
なることを特徴とするので、請求項1及び6何れか記載
の効果に加え、第2部材の第10係合部を第1部材の第
8係合部から離脱させることでカバー部材で形成された
袋状内に小物が収納取り出しができ、第1部材の第8係
合部に第2部材の第10係合部を係止することで蓋が閉
じられることになる。
【0053】以上により、リクライニングシートとトノ
カバー本体との隙間を適切に覆うことと、後方視野を損
なうことなく客室と荷室とを分割することと、荷室その
ものを前後に分割すること、そして小物を適宜荷物と分
割して収納できることを夫々可能にした自動車用荷室構
造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる自動車用荷室構
造の側面説明図である。
【図2】図1の矢視IIに伴う正面説明図である。
【図3】図1の他の実施形態にかかる自動車用荷室構造
の側面説明図である。
【図4】図3の矢視IVに伴う正面説明図である。
【図5】図1の更に他の実施形態にかかる自動車用荷室
構造の側面説明図である。
【図6】図5のVI部拡大説明図である。
【図7】図1の更に他の実施形態にかかる自動車用荷室
構造の側面説明図である。
【符号の説明】
1 自動車用荷室 3 リヤシートバック 5 床面 7 天井部材 9 バックドア 11 パーセルサイド 13 トノカバー巻取り装置 15 トノカバー本体 15a トノカバー本体の自由端部 17 第1係合部 19 第2係合部 20 リアピラー 21 ラゲッジサイドパネル 23 第3係合部 25 第1爪部 27 第2爪部 31 カバー部材 33 カバー部材の一方の第1部材 35 カバー部材の他方の第2部材 37 カバー部材の接続部 39 ジャフト状の第4係合部 41 第5係合部 43 第6係合部としてのホルダー 45 第7係合部としてのホルダー 47 第1部材の自由端部 49 第8係合部としてのシャフト 51 ガーニッシュモールディング 53 第9係合部としてのフック 57 切り欠き部 59 第2部材の自由端部 61 第10係合部 63 第11係合部 65 客室 67 荷物 69 小物 71 第1荷室 73 第2荷室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−204837(JP,A) 特開 平1−204836(JP,A) 特開 平5−319176(JP,A) 特開 平5−54093(JP,A) 実開 昭64−11851(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 5/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後傾動自在なリヤシートバックと、該
    リヤシートバックの後部に配された床面と、該床面の上
    部に配された天井部材と、前記床面の後部に配されたバ
    ックドアと、前記床面の側部に配されたパーセルサイド
    とより囲まれて形成されてなる荷室の一部に巻取り方向
    に付勢されたトノカバー本体が装設されてなるトノカバ
    ー巻取り装置を有する自動車用荷室構造において、 前記トノカバー巻取り装置より延在されたトノカバー本
    体の自由端部の第1係合部が前記荷室の適宜の前後位置
    で保持する第2係合部及び前記バックドア近傍に設けら
    れた第3係合部の何れか一つに係合離脱可能に形成さ
    れ、 一方が透過性を有する第1部材及び他方が非透過性を有
    する第2部材より形成されたカバー部材の前記第1部材
    及び第2部材の接続部に配された第4係合部が前記トノ
    カバー巻取り装置の第5係合部及び前記床面の第6係合
    部、第7係合部の何れか一つに係合離脱可能に形成さ
    れ、 前記カバー部材の前記第1部材の自由端部に配された第
    8係合部が前記天井部材の第9係合部及び前記第2係合
    部、前記第3係合部の何れか一つに係合離脱可能に形成
    され、 前記カバー部材の前記第2部材の自由端部に配された第
    10係合部が前記リヤシートバックの第11係合部及び
    前記第2係合部、前記第3係合部の何れか一つに係合離
    脱可能に形成されてなることを特徴とする自動車用荷室
    構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用荷室構造であっ
    て、 前記カバー部材の第1部材は、ガードネットよりなるこ
    とを特徴とする自動車用荷室構造。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2何れか記載の自動車用荷
    室構造であって、 前記カバー部材は、前記第4係合部が前記トノカバー巻
    取り装置の第5係合部に係合され、前記第1部材の第8
    係合部が前記天井部材の第9係合部に係合され、前記第
    2部材の第10係合部が前記リヤシートバックの第11
    係合部に係合されてなることを特徴とする自動車用荷室
    構造。
  4. 【請求項4】 請求項1及び2何れか記載の自動車用荷
    室構造であって、 前記カバー部材の第4係合部が前記トノカバー巻取り装
    置の第5係合部に係合されない状態に保持され、前記第
    1部材の第8係合部が前記天井部材の第9係合部に係合
    され、前記第2部材の第10係合部が前記リヤシートバ
    ックの第11係合部に係合されてなることを特徴とする
    自動車用荷室構造。
  5. 【請求項5】 請求項1及び2何れか記載の自動車用荷
    室構造であって、 前記トノカバー巻取り装置より延在されたトノカバー本
    体の第1係合部が前記第2係合部に係合され、該第2係
    合部に前記カバー部材の第1部材及び第2部材の第8・
    第10係合部が係合されてなり、第4係合部が第6係合
    部に係合されることで前記カバー部材が略垂直状に装備
    されてなることを特徴とする自動車用荷室構造。
  6. 【請求項6】 請求項1及び2何れか記載の自動車用荷
    室構造であって、 前記トノカバー巻取り装置より延在されたトノカバー本
    体の第1係合部が前記第3係合部に係合され、該第3係
    合部に前記カバー部材の第1部材及び第2部材の第8・
    第10係合部が係合されてなることを特徴とする自動車
    用荷室構造。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6何れか記載の自動
    車用荷室構造であって、 前記カバー部材の第1部材の第8係合部はシャフトより
    形成され、前記第2部材の第10係合部は該シャフトに
    係合されるフックよりなることを特徴とする自動車用荷
    室構造。
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