JPH0737585B2 - 水溶性アントラキノン色素 - Google Patents

水溶性アントラキノン色素

Info

Publication number
JPH0737585B2
JPH0737585B2 JP62085221A JP8522187A JPH0737585B2 JP H0737585 B2 JPH0737585 B2 JP H0737585B2 JP 62085221 A JP62085221 A JP 62085221A JP 8522187 A JP8522187 A JP 8522187A JP H0737585 B2 JPH0737585 B2 JP H0737585B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
dyeing
dye
water
anthraquinone dye
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62085221A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63251474A (ja
Inventor
清 姫野
利夫 檜原
完二 清水
幸晴 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP62085221A priority Critical patent/JPH0737585B2/ja
Publication of JPS63251474A publication Critical patent/JPS63251474A/ja
Publication of JPH0737585B2 publication Critical patent/JPH0737585B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B62/00Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves
    • C09B62/02Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group directly attached to a heterocyclic ring
    • C09B62/04Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group directly attached to a heterocyclic ring to a triazine ring
    • C09B62/06Anthracene dyes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Coloring (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規な構造を有する青色糸の水溶性アントラキ
ノン色素に関するものであり、詳しくは、構造中にアル
コキシトリアジン型反応基を有し、特に、セルロースま
たは含窒素繊維の染色に用いた場合、各種堅牢度が優れ
ている上、低温域の染色においても良好な染色ができ濃
厚な被染物を得ることができ、しかも、熱変色性の小さ
い水溶性アントラキノン色素に関するものである。
(従来の技術) セルロースまたは含窒素繊維を含有する繊維類を染色す
る場合、通常、水溶性の反応性染料が用いられるが、こ
の反応性染料としては、均染性に優れ、且つ、被染物を
濃厚に染色することができ、しかも、染色物の各種堅牢
度も良好なものが要求される。このような反応性染料の
特性は染料の基本骨格、置換基、反応基及びこれらの組
合せにより微妙に異ない、従来、種々の構造の染料が提
案されている。
例えば、下記構造式〔ア〕で示されるアントラキノン系
染料が知られている。
(発明が解決しようとする問題点) 近年、濃厚染色性及び各種堅牢度が優れている上、省エ
ネルギーの立場から特に、浸染染色法において、例え
ば、40〜60℃の低温域でも良好に染色することのできる
反応性染料が要望されている。しかしながら、一般的
に、モノクロロトリアジン型の反応性染料は70〜90℃の
染色温度で最も優れた染色性を発揮し、40〜60℃程度の
染色温度では濃厚な被染物を得ることは難しい。例え
ば、前示構造式〔ア〕で示される染料の場合も、浸染で
の適性染色温度は80℃と高いという問題点を有してい
る。
本発明者等は、種々検討した結果、特定の構造を持つ新
規なアントラキノン染料を用いることにより、本発明の
上記の目的が達成されることを見い出し、本発明を完成
するに至った。
(問題点を解決するための手段) 本発明の要旨は遊離酸の形で、下記一般式〔I〕 〔式中、R1は低級アルキレン基を表わし、Xはハロゲン
原子を表わし、Yは−OR2基(但し、ここでR2は水酸
基、カルボキシル基、スルホン酸基、シアノ基もしくは
ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基で
ある)または−OR3OnR4基(但し、ここでR3は低級
アルキレン基、R4は水酸基で置換されていてもよい低級
アルキル基、nは1〜10の整数である)を表わす〕 で示される水溶性アントラキノン色素に存する。
以下、本発明を詳細に説明すると、本発明の水溶性アン
トラキノン色素において、前示一般式〔I〕における、
Yで表わされるハロゲン原子としては、通常、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子が挙げられ、特に、フッ素原
子、塩素原子が好ましい。
Yで表わされる−OR2基及び−OR3−OnR4基におけ
る、R2およびR4で等わされ低級アルキル基としては、例
えば、メチル基、エチル基、プロピル基等の炭素数1〜
4の直鎖または分岐状のアルキル基が挙げられる。尚、
R2で表わされる低級アルキル基は、水酸基、カルボキシ
ル基、スルホン酸基、シアノ基もしくはハロゲン原子で
置換されたものでもよいが、これらの具体例としては、
例えば、2−ヒドロキシエチル基、4−ヒドロキシブチ
ル基、2−カルボキシエチル基、2−シアノエチル基、
シアノメチル基、3−クロロプロピル基などが挙げられ
る。又、R4で表わされる低級アルキル基は、水酸基で置
換されていてもよい。
また、R1またはR3で表わされる低級アルキレン基として
は、例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、
ブチレン基の炭素数1〜4のアルキレン基が挙げられ
る。
なお、nは1〜100の整数であるが、望ましくは1〜6
の整数である。
本発明のアントラキノン色素は、遊離酸の形、またはそ
の塩の形で存在するが、塩としては、通常、アルカリ金
属塩およびアルカリ土類金属塩があげられ、特にリチウ
ム塩、ナトリウム塩、カリウム塩が好ましい。
前示一般式〔I〕で示される本発明のアントラキノン色
素は、以下の方法により製造することができる。
例えば、下記一般式〔II〕 (式中、R1は前記定義に同じ) で示される化合物と下記一般式〔III〕 (式中、XおよびYは前記定義に同じ) で示される化合物1モル割合を水性媒体中、10℃〜40℃
の温度で縮合させることにより製造することができる。
〔作 用〕
本発明のアントラキノン色素は繊維、布を染色するため
の染料、紙、合成樹脂を着色するための色素、更に、イ
ンクジェット式プリンター用などの色素として広く利用
することができるが、特に染料としての適性が優れてい
る。
本発明のアントラキノン色素の染料として用いる場合に
は、対象となる繊維としては、木綿、ビスコースレーヨ
ン、キュプラアンモニウムレーヨン、麻などのセルロー
ス系繊維、更にポリアミド、羊毛、絹等の含窒素繊維が
挙げられるが、セルロース繊維が特に望ましい。また、
これらの繊維は、例えばポリエステル、トリアセテー
ト、ポリアクリロニトリルなどの混合繊維として用いて
も差し支えない。
本発明のアントラキノン色素を用いてセルロースまたは
含窒素繊維類を染色するには、通常、重炭酸ソーダ、炭
酸ソーダ等の無機アルカリ、またはトリエチルアミン等
の有機塩基よりなる酸結合剤を用い、これらの酸結合剤
の存在下、常法に従って染色することができる。
本発明の染色法としては、特に浸染法が好適であり、染
色温度は通常、40〜60℃程度が好適である。本発明の色
素においては、このような低温域の染色温度を採用して
も、濃厚な染色ができる。
さらに、本発明のアントラキノン色素は、コールドパッ
ドバッチ法、パッドスチーム法、捺染法などの染色法に
適用することもできる。
(実施例) 次に、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に限定さ
れるものではない。
実施例1 遊離酸の形で下記構造式 で表わされるアントラキノン化合物1モル割合と下記の
構造式 で表わされる化合物1モル割合とを水性媒体中、30℃、
pH7〜7.5で縮合させた後、塩化ナトリウムで塩析して下
記の構造式(遊離酸の形で示す)および可視光吸収によ
る分析値を有するアントラキノン色素を製造した。
上記のようにして得られたアントラキノン色素0.2gを水
200mlに溶解し、芒硝10gを加え、溶解して調整した染浴
に未シルケット綿メリヤス10gを浸漬し、30分を要して6
0℃まで昇温した。次いで、炭酸ソーダ3.0gを添加し、6
0℃で1時間染色した後、水洗、ソーピング、水洗、乾
燥を行ない青色の染色物を得た。
本染料により得られた染色物は均一に染色されており、
かつ、極めて濃厚であり、耐光堅牢度(JIS L−084
2)は5級、汗日光堅牢度(JIS L−0888A法アルカ
リ)は4級と非常に良好であった。
なお、上記染色法において、染色温度を60℃から80℃に
変更して同様な染色を行ない、この場合の染色性を比較
したところ、染色温度60℃の場合と同レベルであった。
実施例2 遊離酸の形で、下記構造式 で示されるアントラキノン色素0.2gを水200mlに溶解さ
せ、芒硝8gを加え、溶解して調整した染浴に未シルケッ
ト綿メリヤス10gを浸漬し、30分を要して40℃迄昇温し
た。次いで、炭酸ソーダ3.0gを添加し、40℃で1時間染
色した後、水洗、ソーピング、水洗、乾燥を行ない青色
の染色物を得た。
本染料により得られた染色物は均一に染色されており、
かつ、極めて濃厚であり、耐光堅牢度(JIS L−084
2)は5級、汗日光堅牢度(JIS L−0888A法アルカ
リ)は4級と非常に良好であった。
なお、本実施例で使用したアントラキノン色素は、実施
例1に準じで製造した。
実施例3 第1表に示す本発明のアントラキノン色素(遊離酸の形
で示す。)を実施例1の方法に準じで合成し、実施例1
と同様の方法で綿布を染色したところ、各々均一で濃厚
な染色ができ、また、耐光堅牢度5級、汗日光堅牢度4
級といずれも良好であった。
(発明の効果) 本発明の水溶性アントラキノン色素は、新規な青色系の
アントラキノン色素であって、セルロースまたは含窒素
繊維を低温域に於ても良好に染色することができるばか
りでなく、各種堅牢度に優れているという。工業的価値
ある効果を奏するものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊離酸の形で、下記一般式〔I〕 〔式中、R1は低級アルキレン基を表わし、Xはハロゲン
    原子を表わし、Yは−OR2基(但し、ここでR2は水酸
    基、カルボキシル基、スルホン酸基、シアノ基もしくは
    ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基で
    ある)または−OR3OnR4基(但し、ここでR3は低級
    アルキレン基、R4は水酸基で置換されていてもよい低級
    アルキル基、nは1〜10の整数である)を表わす〕 で示される水溶性アントラキノン色素。
JP62085221A 1987-04-07 1987-04-07 水溶性アントラキノン色素 Expired - Lifetime JPH0737585B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62085221A JPH0737585B2 (ja) 1987-04-07 1987-04-07 水溶性アントラキノン色素

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62085221A JPH0737585B2 (ja) 1987-04-07 1987-04-07 水溶性アントラキノン色素

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63251474A JPS63251474A (ja) 1988-10-18
JPH0737585B2 true JPH0737585B2 (ja) 1995-04-26

Family

ID=13852510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62085221A Expired - Lifetime JPH0737585B2 (ja) 1987-04-07 1987-04-07 水溶性アントラキノン色素

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0737585B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63251474A (ja) 1988-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0302115B1 (en) Water-soluble formazan dyes and method of dyeing with same
JPH0737585B2 (ja) 水溶性アントラキノン色素
JPH0372106B2 (ja)
JPH0751681B2 (ja) 水溶性ジスアゾ色素
JPH0662873B2 (ja) トリアジン系化合物
JPH07122028B2 (ja) 水溶性モノアゾ色素
JP2729402B2 (ja) 水溶性トリスアゾ色素
JPH0619043B2 (ja) ジスアゾ化合物及びそれを用いる染色法
JPH0464344B2 (ja)
JPH0464345B2 (ja)
JPH0772255B2 (ja) 水溶性フタロシアニン色素
JPH0334505B2 (ja)
JPH0781087B2 (ja) 水溶性モノアゾ色素およびそれを用いる染色方法
JP3181156B2 (ja) 水溶性モノアゾ染料
JPH0751676B2 (ja) 水溶性ホルマザン色素
JPH0635556B2 (ja) ホルマザン系化合物
JPH0764998B2 (ja) 水溶性モノアゾ色素
JP2657783B2 (ja) 水溶性フタロシアニン色素
JPH0713199B2 (ja) 水溶性テトラアゾ色素およびこれを用いる染色法
JPS63245473A (ja) 水溶性アントラキノン色素
JPH0753953B2 (ja) 混合繊維の染色法
JPS63168465A (ja) 水溶性ホルマザン色素およびそれを用いる染色方法
JPH0762115B2 (ja) 水溶性ジスアゾ色素
JPH048551B2 (ja)
JPS63245474A (ja) 水溶性モノアゾ色素