JPH0753953B2 - 混合繊維の染色法 - Google Patents

混合繊維の染色法

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JPH0753953B2
JPH0753953B2 JP62069932A JP6993287A JPH0753953B2 JP H0753953 B2 JPH0753953 B2 JP H0753953B2 JP 62069932 A JP62069932 A JP 62069932A JP 6993287 A JP6993287 A JP 6993287A JP H0753953 B2 JPH0753953 B2 JP H0753953B2
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利夫 檜原
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B62/00Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves
    • C09B62/44Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring
    • C09B62/503Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring the reactive group being an esterified or non-esterified hydroxyalkyl sulfonyl or mercaptoalkyl sulfonyl group, a quaternised or non-quaternised aminoalkyl sulfonyl group, a heterylmercapto alkyl sulfonyl group, a vinyl sulfonyl or a substituted vinyl sulfonyl group, or a thiophene-dioxide group
    • C09B62/507Azo dyes
    • C09B62/513Disazo or polyazo dyes

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は混合繊維の染色法に関するもので、詳しくは、
セルロースとポリエステルを含有する混合繊維を反応染
料と分散染料とを用いて、pH5〜10で、100〜150℃の温
度にて一浴で吸尽染色する方法に関するものである。
(従来の技術) 近年、ポリエステル/セルロース混合繊維を分散染料と
反応染料を併用して、従来、ポリエステル繊維の染色条
件として採用されているpH5〜10で、しかも100〜150℃
の高温において、一浴一段で染色する研究がなされてい
るが、一般的に反応染料はpH12以上ではセルロース繊維
に対して良好な染色性を示すもの、pH10以下の低pH域で
は染色性が不良であり、また100℃以上の高温では構造
的に不安定なものも多い。
そこで、最近、このような染色法に適する反応染料がい
くつか提案されており、例えば、下記構造式〔A〕、
〔B〕で示される染料が知られている。
(C・I.リアクティブ ブラック5) (特開昭58−186682号) しかしながら、上記構造式〔A〕で示される反応染料
は、化合物中に反応基となるビニル基を2個有している
にもかかわらず、上述した高温の染色条件下では反応率
が十分とは言えず、また、耐塩素堅牢度が不良である等
の問題点を有している。
一方、上記構造式〔B〕で示される反応染料は、上記構
造式〔A〕で示される染料に比較して耐塩素堅牢度は優
れているものの、反応率が低いことに起因する染着不
良、更にはビルドアップ性不良等の問題点を有してい
る。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者等は上記実情に鑑み、公知の反応染料の中で
も、特定の構造を有する、高温、低pH域の染色条件下で
染色性が極めて良好な反応染料を用いて、混合繊維中の
セルロースを、従来、ポリエステルの染色条件として採
用されている高温で、且つ、低pH域でも良好に染色する
ことのできる染色法を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明の要旨は、セルロース及びポリエステ
ルを含有する混合繊維を反応染料と分散染料を用いて、
pH5〜10で、100〜150℃の温度にて一浴で吸尽染色する
方法において、反応染料として遊離酸の形で下記一般式
〔I〕 〔式中、Aは置換基を有していてもよいフェニレン基を
示し、R1は水素原子または低級アルキル基を示し、nは
0または1を示し、Xはハロゲン原子を示し、Yは−SO
2CH=CH2基、または−SO2C2H4W基(ここで、Wはアルカ
リの作用によって脱離する基を示す)を示す〕 で表わされる水溶性テトラアゾ染料を用いることを特徴
とする混合繊維の染色法に存する。
以下、本発明を詳細に説明するに、本発明で反応染料と
して用いる前示一般式〔I〕で示される水溶性テトラア
ゾ化合物において、Aで表わされる置換基を有していて
もよいフェニレン基としては、フェニレン基または例え
ば、炭素数1〜4の低級アルキル基、低級アルコキシ基
あるいは塩素原子、弗素原子などのハロゲン原子で置換
されたフェニレン基が挙げられ、これらの具体例として
は、次のものが挙げられる。
R1で表わされる低級アルキル基としては、例えば、メチ
ル基、エチル基、プロピル基などの炭素数1〜4のアル
キル基が挙げられる。Xで表わされるハロゲン原子とし
ては、例えば塩素原子、フッ素原子または臭素原子が挙
げられる。
更に、Wで表わされるアルカリの作用で脱離する基とし
ては通常、硫酸エステル基、チオ硫酸エステル基、リン
酸エステル基、酢酸エステル基、又はハロゲン原子など
が挙げられ、特に好ましくは硫酸エステル基が挙げられ
る。
前示一般式〔I〕のテトラアゾ染料は遊離酸の形で、ま
たはその塩の形で存在するが、塩としては通常、アルカ
リ金属およびアルカリ土類金属塩であり、特にリチウム
塩、ナトリウム塩、カリウム塩が好ましい。
前示一般式〔I〕で示されるテトラアゾ化合物は次のよ
うにして製造することができる。例えば、下記式〔II〕 (式中、AおよびYは前記定義に同じ) で示されるモノアゾ化合物2モル割合に、下記式〔II
I〕 (式中、R1、nおよびXは前記定義を示す。)で示され
るジアミノ化合物1モル割合をテトラゾ化した後、アル
カリ性でカップリングさせることにより製造することが
できる。なお、反応液から目的物を得るには通常の塩析
法が用いられるが、反応液をそのままスプレー乾燥する
ことによることも出来る。
一方、本発明で用いるポリエステルを染色するための分
散染料としては、特に限定されるものでなく、例えば、
Colour Index(第3版)に記載されるような、ベンゼン
系、ピリドン系、ビラゾロン系、チアゾール系あるいは
ベンゾチアゾール系などのモノアゾ染料又はジスアゾ染
料等が利用し得る。これらの分散染料の使用割合は混合
繊維中のポリエステルの割合によって適宜決定される。
また、分散染料の使用に当っては、常法に従って、分散
剤及びその他助剤により分散染料組成物を調製する。
本発明で対象となるセルロース繊維としては、通常、木
綿、ビスコースレーヨン、キュプラアンモニウムレーヨ
ン、麻などである。また、ポリエステル繊維としては、
ポリエチレンテレフタレート、ポリブテンテレフタレー
トが代表的に挙げられる。セルロースとポリエステルを
含有する混合繊維の形態は、通常、混紡糸、混織編物又
は不織布などである。
本発明において混合繊維を染色するには、前示一般式
〔I〕のテトラアゾ染料及び分散染料組成物とpH調整の
ための(例えば、炭酸、リン酸、酢酸、クエン酸等の酸
とそれらの酸のナトリウム塩またはカリウム塩の単一ま
たは混合物で通常0.5〜5.0g/程度)、そして、必要に
応じて電解質(塩化ナトリウムまたは硫酸ナトリウム
等)を通常1〜150g/程度、特に好ましくは40〜80g/
を加えた染浴を調製し、この染浴に混合繊維を加えて
染色することができる。
この染色浴のpHは5〜10、好ましくは7〜9に保持され
る。また、染色温度は100〜150℃、好ましくは120〜140
℃であり、染色時間は通常、30〜50分程度である。
本発明ではこのような染色条件においても、セルロース
繊維を前示一般式〔I〕のテトラアゾ染料によって良好
に染色することができる。このテトラアゾ染料の場合に
は、むしろ、50〜60℃の染色温度に比べ100〜150℃の染
色温度の方が、より優れた染色ができ、濃厚な染色物を
得ることができる。したがって、本発明方法によれば、
セルロースとポリエステルの両化合物を一浴一段で良好
に染色することができるので望ましい方法である。
(実施例) 以下、本発明の方法を実施例をあげて、さらに具体的に
説明するが、本発明は、以下の実施例等に限定されるも
のではない。
実施例1 下記の構造式 で表わされるモノアゾ化合物2モル割合に、下記の構造
で表わされるジアミノ化合物1モル割合を常法に従いテ
トラゾ化した後、水媒中、0〜5℃の温度でpH7〜8の
条件下、カップリングさせた。カップリング終了後、塩
化カリウムで塩析、過、乾燥して、下記の構造式(遊
離酸の形で示す。)および最大吸収波長を有するテトラ
アゾ染料を得た。
上記のようにして得られたテトラアゾ染料0.2g、芒硝16
g、緩衝剤としてNa2HPO4・2H2O0.4gおよびKH2PO40.1gを
水200mlに加えてpH=7に調製した染浴に未シルケット
綿メリヤス10gを入れ30分を要して120℃迄昇温し、同温
度で60分間染色した後、水洗、ソーピング、水洗、乾燥
を行いネービーブルー色の染色物を得た。本染料は染着
度80%と非常に良好で、得られた染色物は極めて濃厚で
あり耐光堅牢度4−5度、耐塩素堅牢度(JIS L0884
10ppm)4級と良好であった。
実施例2 実施例1に記載のテトラアゾ染料0.2gおよび で示される公知のポリエステル用モノアゾ染料0.2g、芒
硝12g、緩衝剤としてNa2HPO4・2H2O0.4gおよびKH2PO40.
1gを水200mlに加えて調製した染浴にポリエステル/木
綿=50:50の混紡布10gを入れ30分を要して130℃迄昇温
し、同温度で60分間染色した後、水洗、ソーピング、水
洗、乾燥を行い同色性良好なネービーブルー色の染色物
を得た。本染色浴は染色の前、後においてpH7.5であっ
た。また、染着性は非常に良好で得られた染色物は極め
て濃厚であり耐光堅牢度、耐塩素堅牢度はいずれも良好
であった。
実施例3 第1表に示すテトラアゾ染料(遊離酸の形で示す。)を
実施例1の方法に準じて合成し、実施例1と同様の方法
で綿布を染色したところ、各々、良好な染色ができ、各
染布の染着率は70%以上で、耐塩素堅牢度は4級といず
れも良好であった。
すなわち、この結果より、本発明で特定する反応染料で
あるテトラアゾ染料は、従来、ポリエステルの染色条件
として採用されている条件においても、良好な染色性を
示すことが明らかであり、このことからセルロースとポ
リエステルの混合化合物を一浴一段で染色した場合で
も、同様な好結果が得られると言うことが判る。
実施例4 実施例2において、緩衝剤として炭酸水素ナトリウム0.
2g(染色浴pHは8.4に保持されることとなる)を用いた
以外は実施例2の記載通りに行なった結果、実施例2と
同様に良好な染色ができ、得られた染色物は極めて濃厚
なものであった。
実施例5 第2表に示すテトラアゾ染料(遊離酸の形で示す)を実
施例1の方法に準じて合成し、実施例4と同様の方法で
ポリエステル/木綿=50:50混紡糸を染色したところ、
各々良好な染色ができた。
(発明の効果) 本発明で特定する反応染料であるテトラアゾ染料は従来
の高温、低pH域のポリエステルの染色条件(100〜150
℃、pH5〜10)でも良好な染色性を示すので、本発明に
よれば、セルロースとポリエステルの混合繊維を反応染
料と分散染料を用いて、一浴一段で良好に染色すること
ができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セルロース及びポリエステルを含有する混
    合繊維を反応染料と分散染料とを用いて、pH5〜10で100
    〜150℃の温度にて一浴で吸尽染色する方法において、
    反応染料として、遊離酸の形で下記一般式〔I〕 〔式中、Aは置換基を有していてもよいフェニレン基を
    示し、R1は水素原子または低級アルキル基を示し、nは
    0または1を示し、Xはハロゲン原子を示し、Yは−SO
    2CH=CH2基または−SO2C2H4W基(ここで、Wはアルカリ
    の作用によって脱離する基を示す)を示す〕で表わされ
    る水溶性テトラアゾ染料を用いることを特徴とする混合
    繊維の染色法。
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