JPH073733Y2 - 雑音除去回路 - Google Patents

雑音除去回路

Info

Publication number
JPH073733Y2
JPH073733Y2 JP1987023404U JP2340487U JPH073733Y2 JP H073733 Y2 JPH073733 Y2 JP H073733Y2 JP 1987023404 U JP1987023404 U JP 1987023404U JP 2340487 U JP2340487 U JP 2340487U JP H073733 Y2 JPH073733 Y2 JP H073733Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bias
input
emitter
resistors
diode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987023404U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63131457U (ja
Inventor
隆司 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP1987023404U priority Critical patent/JPH073733Y2/ja
Publication of JPS63131457U publication Critical patent/JPS63131457U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH073733Y2 publication Critical patent/JPH073733Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は雑音除去回路に関し、例えばカラーテレビ受信
機における映像ノイズリダクション回路に用いられる。
(従来の技術) 従来、ダイオードを互いに逆並列接続した雑音除去回路
が種々の分野で用いられている。
例えばカラー受信機において、映像信号のひずみを修正
し、画像の輪郭を強調するために用いる輪郭補正信号の
雑音(ノイズ)成分を低減させる映像ノイズリダクショ
ン回路もその1つである。
第4図は、従来の映像ノイズリダクション回路を示して
いる。
この回路では、輪郭補正信号が入力されるトランジスタ
30がエミッタホロワを構成し、該トランジスタ30のエミ
ッタ抵抗31に、コンデンサ32,33の結合を介して互いに
逆並列にダイオード34,35が接続されている。そして、
これらダイオード34,35の出力側は抵抗36,37が接続さ
れ、入力側は可変抵抗38,39がそれぞれ接続されてい
る。これら可変抵抗38,39はダイオード34,35のバイアス
値を可変するもので、これにより輪郭補正信号に含まれ
るノイズの低減量が決められる。
例えば、ノイズの低減量を減少させない時には、可変抵
抗38によるバイアスを下げてダイオード34の順方向電流
を増加させるとともに、可変抵抗39によるバイアスを上
げてダイオード35の順方向電流を増加させることによっ
て調整される。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、かかる雑音除去回路においてノイズ低減量を
調整するためには、可変抵抗38,39の各々を調整する必
要があり、またその可変方法も複雑であり容易に調整で
きなかった。
本考案はかかる点に鑑み、簡単な回路で容易にノイズ低
減量の可変が可能な雑音除去回路を提供することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案の雑音除去回路は、雑音成分を含んだ信号がベー
ス入力される信号入力用エミッタホロワのエミッタに、
互いに逆並列接続されたダイオードが接続されており、
これらダイオードの出力側は、電源電圧とアース電位と
の間に直列接続された2個の抵抗の中点に接続されて所
定レベルのバイアス値に設定され、カソードを入力とす
る前記一方のダイオードの該カソード側は、電源電圧と
アース電位との間に直列接続された2個の抵抗の中点に
接続されて所定レベルのバイアス値に設定され、アノー
ドを入力側とする前記他方のダイオードの該アノード側
は、電源電圧と任意のレベルのバイアス値に調整可能な
バイアス調整用エミッタホロワのエミッタとの間に直列
接続された2個の抵抗の中点に接続されるとともに、前
記バイアス調整用エミッタホロワのベースに、電源電圧
とアース電位との間に接続された可変抵抗の可変電極が
接続されたものである。
(作用) ノイズ成分を除去すべき信号は、信号入力用エミッタホ
ロワを構成するトランジスタのベースに入力され、互い
に逆並列接続されたダイオードを介して出力される。そ
して、この互いに逆並列接続されたダイオードの出力側
は、電源電圧とアース電位との間に直列接続された2個
の抵抗の中点に接続され、カソードを入力とする一方の
ダイオードの該カソード側は、電源電圧とアース電位と
の間に直列接続された2個の抵抗の中点に接続されて、
それぞれ所定レベルのバイアス値に設定されている。
また、アノードを入力側とする他方のダイオードの該ア
ノード側は、電源電圧と任意のレベルのバイアス値に調
整可能なバイアス調整用エミッタホロワのエミッタとの
間に直列接続された2個の抵抗の中点に接続されてい
る。つまり、他方のダイオードのアノード側が、バイア
ス調整用エミッタホロワのエミッタ側に接続されている
ので、バイアス調整用エミッタホロワのベース電位を可
変抵抗により変化させ、該バイアス調整用エミッタホロ
ワのエミッタ電位を変化させる。そして、このエミッタ
電位を変化させることで、前記ダイオードに流れる順方
向電流の大きさを変化させる。これにより、ダイオード
双方のバイアス値が変化するのでノイズ低減特性が変化
される。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
本例に、カラーテレビ受信機の映像ノイズリダクション
回路に適用した場合を例示している。
第1図に示す映像ノイズリダクション回路において、入
力端子1にはリンギング波形である輪郭補正信号S1が入
力され、この輪郭補正信号S1に含まれる振幅の小さい振
動性のノイズ2(第2図参照)のレベル(振幅)が減少
されて出力端子3から出力される。
輪郭補正信号S1は信号入力用エミッタホロワを構成する
トランジスタ5のベースに入力され、このトランジスタ
5のエミッタ抵抗6からは直流カット用コンデンサ7,8
及び互いに逆並列接続されたダイオード9,10を通して出
力端子3に出力されている。ノイズ低減特性は、これら
ダイオード9,10の入力側及び出力側に加えられるバイア
ス値によって変化される。
本例では、これらのダイオード9,10の出力側は、電源電
圧とアース電位との間に直列接続された2個の抵抗11a,
12aの中点に接続されて所定レベルのバイアス値に設定
され、カソードを入力側とする一方のダイオード9の該
カソード側は、電源電圧とアース電位との間に直列接続
された2個の抵抗11b,12bの中点に接続されて所定レベ
ルのバイアス値に設定されている。また、アノードを入
力側とする他方のダイオード10の該アノード側は、電源
電圧と任意のレベルのバイアス値に調整可能なバイアス
調整用エミッタホロワを構成するトランジスタ14のエミ
ッタとの間に直列接続された2個の抵抗11c,12cの中点
に接続されている。これらの各抵抗11a,11b,11c,12a,12
b,12cは、同一の抵抗値に設定されている。また抵抗12c
とトランジスタ14のエミッタとの接続点には、一端がア
ース電位に接続された抵抗13の他端が接続されている。
この抵抗13はバイアス調整用のエミッタホロワを構成す
るトランジスタ14のエミッタ抵抗であり、このトランジ
スタ14のベースには可変抵抗4の可変電極が接続されて
いる。この可変抵抗4で決まるトランジスタ14のベース
電位はノイズ低減特性を変化させるコントロール電圧と
なる。
上記構成において、ダイオード10のカソード側のバイア
スは抵抗11a,12aの分圧比で定まる。これをE1とする。
一方、ダイオード10のアノード側のバイアスは、電源電
圧とトランジスタ14のエミッタ電圧との電位差を抵抗11
c,12cで分圧した値となる。この値をE2とする。
しかして今、可変抵抗4にて加えられたバイアスレベル
が零ボルト(すなわち、可変電極を最もアース側に調整
した場合)であれば、トランジスタ14のエミッタ電位は
零ボルトとなり、ダイオード10のアノードバイアスは抵
抗11c,12cで決められる。このため、ダイオード9,10の
アノードバイアス及びカソードバイアスは同一(E2=E
1)となる。第2図はかかるバイアス状態における輪郭
補正信号S1と、出力端子3から出力される信号S2との関
係を示す入出力特性15を示している。この入出力特性15
において、第1象限及び第3象限に存在する折点16a,16
bはそれぞれ前記抵抗11a〜11c,12a〜12cの値で決められ
る。
一方、可変抵抗4を操作してそのトランジスタ14のベー
ス電位を高くすると(すなわち、可変電極をアース側か
ら電源側に変化させると、トランジスタ14のエミッタ電
位がそれに応じて高くなる。このため、ダイオード10の
アノードバイアスE2が上昇してE2>E1となり、ダイオー
ド10に流れる順方向電流は増加する。また、この順方向
電流の増加により出力端子3のバイアスも上昇する。つ
まり、順方向電流の増加分をΔIとすると、出力端子3
のバイアスは〔E1+ΔI×R(抵抗12aの抵抗値)〕と
なる。ところで、ダイオード9のカソードバイアスは抵
抗11b,12bで決められているので、出力端子3のバイア
ス上昇によりダイオード9の順方向電流も増加する。第
3図はかかるバイアス状態における入出力特性17を示し
ている。この入出力特性17において、折点18a,18bはそ
れぞれ前記抵抗11a〜11c,12a〜12c及びトランジスタ14
のエミッタ電位(抵抗13の電圧)で決まるバイアス値で
ある。この折点18a,18bは、第2図で示した折点16a,16b
のレベルよりも小さい値である。このため、輪郭補正信
号S1に含まれるノイズ2の低減量は、第2図で示す入出
力特性15を有する場合に比べて小さくなり、出力端子3
からは信号S3(第3図参照)が出力される。このよう
に、可変抵抗4の抵抗値を変えることで、簡単にノイズ
低減特性を変化させることができる。
(考案の効果) 本考案の雑音除去回路は、互いに逆並列接続されたダイ
オードと、これらダイオードの出力側に接続された2個
の抵抗と、カソードを入力とする一方のダイオードの該
カソード側に接続された2個の抵抗と、アノードを入力
側とする他方のダイオードの該アノード側に接続された
2個の抵抗と、この抵抗の一端がエミッタに接続された
バイアス調整用エミッタホロワと、このエミッタホロワ
のベースに可変電極が接続された可変抵抗とを備えた構
成としている。すなわち、2個のダイオードと6個の抵
抗と1個の可変抵抗とからなる簡単な回路構成で、しか
も1つのコントロール電圧の制御によって、ノイズ低減
特性を可変できる雑音除去回路が実現できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る雑音除去回路の実施例を示す回路
図、第2図はノイズ低減量の大きい場合の入出力特性を
示すグラフ、第3図はノイズ低減量の小さい場合の入出
力特性を示すグラフ、第4図は従来の雑音除去回路の一
例を示す回路図である。 2……ノイズ、4……可変抵抗 5……トランジスタ、9,10……ダイオード 14……トランジスタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】雑音成分を含んだ信号がベース入力される
    信号入力用エミッタホロワのエミッタに、互いに逆並列
    接続されたダイオードが接続されており、これらダイオ
    ードの出力側は、電源電圧とアース電位との間に直列接
    続された2個の抵抗の中点に接続されて所定レベルのバ
    イアス値に設定され、カソードを入力側とする前記一方
    のダイオードの該カソード側は、電源電圧とアース電位
    との間に直列接続された2個の抵抗の中点に接続されて
    所定レベルのバイアス値に設定され、アノードを入力側
    とする前記他方のダイオードの該アノード側は、電源電
    圧と任意のレベルのバイアス値に調整可能なバイアス調
    整用エミッタホロワのエミッタとの間に直列接続された
    2個の抵抗の中点に接続されるとともに、前記バイアス
    調整用エミッタホロワのベースに、電源電圧とアース電
    位との間に接続された可変抵抗の可変電極が接続された
    ことを特徴とする雑音除去回路。
JP1987023404U 1987-02-18 1987-02-18 雑音除去回路 Expired - Lifetime JPH073733Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987023404U JPH073733Y2 (ja) 1987-02-18 1987-02-18 雑音除去回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987023404U JPH073733Y2 (ja) 1987-02-18 1987-02-18 雑音除去回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63131457U JPS63131457U (ja) 1988-08-29
JPH073733Y2 true JPH073733Y2 (ja) 1995-01-30

Family

ID=30821683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987023404U Expired - Lifetime JPH073733Y2 (ja) 1987-02-18 1987-02-18 雑音除去回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH073733Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59133781A (ja) * 1983-01-19 1984-08-01 Mitsubishi Electric Corp ビデオ信号処理回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63131457U (ja) 1988-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2064253A (en) Controllable-gain mixer circuit
KR940001817B1 (ko) 노이즈 감소회로에 사용되는 액티브 필터용 고역 가중치 회로
JPH073733Y2 (ja) 雑音除去回路
US5084632A (en) Asymmetrical signal generator circuit
JPH073734Y2 (ja) 映像ノイズリダクシヨン回路
DE3229437C2 (ja)
EP0127832B1 (en) Improved differential stage particularly for active filters
JP2600890B2 (ja) パルスエッジ伸張回路
GB1191886A (en) Gamma-Correction Arrangement
JPS5819880Y2 (ja) ガンマ補正回路
JPH028452Y2 (ja)
JPH0139014Y2 (ja)
JPH0628854Y2 (ja) 負荷に鋸歯状波電流を流す回路
JP2587917B2 (ja) カツトオフ調整装置
JP2773331B2 (ja) 電流切換回路
JPH0119496Y2 (ja)
JPH0724808Y2 (ja) 自動利得制御回路
JPH0897688A (ja) 三角波信号のクランプ回路
JPS6017970Y2 (ja) 波形整形回路
JP2940768B2 (ja) 非線形変換回路
JPS6336747Y2 (ja)
JPH0638570B2 (ja) リミツタ回路
JP3271078B2 (ja) ゲインコントロール回路
JPH075510Y2 (ja) 受像管輝度可変回路
JPH05121972A (ja) 出力電流制限機能を有する差動増幅器