JPH0628854Y2 - 負荷に鋸歯状波電流を流す回路 - Google Patents
負荷に鋸歯状波電流を流す回路Info
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- JPH0628854Y2 JPH0628854Y2 JP15162088U JP15162088U JPH0628854Y2 JP H0628854 Y2 JPH0628854 Y2 JP H0628854Y2 JP 15162088 U JP15162088 U JP 15162088U JP 15162088 U JP15162088 U JP 15162088U JP H0628854 Y2 JPH0628854 Y2 JP H0628854Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は負荷に鋸歯状波電流を流す回路に関するもので
ある。
ある。
従来の技術 このように負荷に鋸歯状波電流を流す回路としてはテレ
ビジョン受像機の垂直偏向回路等を挙げることができ
る。ところで、従来の垂直偏向回路は第3図に示すよう
に映像信号より垂直同期信号を分離する回路(10)と、そ
の分離された垂直同期信号によって同期される垂直発振
回路(11)と、バッファ回路(12)と、ドライブ回路(13)
と、出力回路(14)とを備え、その出力によって垂直偏向
コイル(15)に鋸歯状波電流を流すように構成されてい
た。
ビジョン受像機の垂直偏向回路等を挙げることができ
る。ところで、従来の垂直偏向回路は第3図に示すよう
に映像信号より垂直同期信号を分離する回路(10)と、そ
の分離された垂直同期信号によって同期される垂直発振
回路(11)と、バッファ回路(12)と、ドライブ回路(13)
と、出力回路(14)とを備え、その出力によって垂直偏向
コイル(15)に鋸歯状波電流を流すように構成されてい
た。
考案が解決しようとする課題 このように従来例は負荷に鋸歯状波電流を流すのに多数
の回路を必要としているため構成が複雑になると共に部
品点数や調整箇所等も多くなるという欠点があった。
の回路を必要としているため構成が複雑になると共に部
品点数や調整箇所等も多くなるという欠点があった。
本考案は少ない部品点数で簡素に構成された鋸歯状波電
流を負荷に流す回路を提供することを目的とする。
流を負荷に流す回路を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記の目的を達成する本考案の負荷に鋸歯状波電流を流
す回路は、負荷に流れる電流の方向を切換える差動接続
された第1,第2トランジスタと、前記第1,第2トラ
ンジスタの電流源を構成する差動接続された第3,第4
トランジスタと、前記第3,第4トランジスタの各々の
制御電極に接続され前記負荷に流れる鋸歯状波電流の前
半と後半を受けもつ鋸歯状波電流が第3,第4トランジ
スタに流れるように第3,第4トランジスタを制御する
時定数回路と、前記第1,第4トランジスタの組と前記
第2,第3トランジスタの組が交互にオン,オフする周
期を決定する手段とから構成されている。
す回路は、負荷に流れる電流の方向を切換える差動接続
された第1,第2トランジスタと、前記第1,第2トラ
ンジスタの電流源を構成する差動接続された第3,第4
トランジスタと、前記第3,第4トランジスタの各々の
制御電極に接続され前記負荷に流れる鋸歯状波電流の前
半と後半を受けもつ鋸歯状波電流が第3,第4トランジ
スタに流れるように第3,第4トランジスタを制御する
時定数回路と、前記第1,第4トランジスタの組と前記
第2,第3トランジスタの組が交互にオン,オフする周
期を決定する手段とから構成されている。
作用 このような構成によると、例えば垂直偏向回路としてい
えば、鋸歯状波発振段がドライブ回路や出力回路を兼ね
ることになり、簡素な構成となる。
えば、鋸歯状波発振段がドライブ回路や出力回路を兼ね
ることになり、簡素な構成となる。
実施例 本考案を実施した第1図において、(TR1)(TR2)はコレク
タ間に負荷としての垂直偏向コイル(1)が接続された差
動対をなす第1,第2トランジスタであり、そのエミッ
タは共通の第3,第4トランジスタ(TR3)(TR4)のコレク
タに接続されている。第3,第4トランジスタ(TR3)(TR
4)は電流源をなすトランジスタであって、やはり差動対
をなしている。第1,第2トランジスタ(TR1)(TR2)のコ
レクタはそれぞれ抵抗(R1)(R2)を介して電源電圧ライン
(2)に接続され、一方第3,第4トランジスタ(TR3)(T
R4)のエミッタは共通に抵抗(R5)を介して接地点に接続
されている。第3トランジスタ(TR3)のベースには抵抗
(R3)(R5),コンデンサ(C1)(C3),第3トランジスタ(T
R3)のベース側インピーダンス等で構成される時定数回
路(3)が接続され、第4トランジスタ(TR4)のベースには
抵抗(R2)(R4)(R6),コンデンサ(C2),第4トランジスタ
(TR4)のベース側インピーダンス等で構成される時定数
回路(4)が接続されている。また、第3トランジスタ(TR
3)のベースと接地点間には第5トランジスタ(TR5)が接
続されているが、この第5トランジスタ(TR5)のベース
は抵抗(R13),ダイオード(D1),抵抗(R11),ダイオード
(D2)を介して電源電圧ライン(2)に接続されると共に、
抵抗(R12)を通して時定数回路(4)にも接続されている。
また、コレクタは抵抗(R7)(R8)を通して電源電圧ライン
(2)に接続されている。更に、第5トランジスタ(TR5)の
ベースは結合コンデンサ(C4)を介して同期分離回路(5)
に接続され垂直同期パルスが印加されるようになってい
る。
タ間に負荷としての垂直偏向コイル(1)が接続された差
動対をなす第1,第2トランジスタであり、そのエミッ
タは共通の第3,第4トランジスタ(TR3)(TR4)のコレク
タに接続されている。第3,第4トランジスタ(TR3)(TR
4)は電流源をなすトランジスタであって、やはり差動対
をなしている。第1,第2トランジスタ(TR1)(TR2)のコ
レクタはそれぞれ抵抗(R1)(R2)を介して電源電圧ライン
(2)に接続され、一方第3,第4トランジスタ(TR3)(T
R4)のエミッタは共通に抵抗(R5)を介して接地点に接続
されている。第3トランジスタ(TR3)のベースには抵抗
(R3)(R5),コンデンサ(C1)(C3),第3トランジスタ(T
R3)のベース側インピーダンス等で構成される時定数回
路(3)が接続され、第4トランジスタ(TR4)のベースには
抵抗(R2)(R4)(R6),コンデンサ(C2),第4トランジスタ
(TR4)のベース側インピーダンス等で構成される時定数
回路(4)が接続されている。また、第3トランジスタ(TR
3)のベースと接地点間には第5トランジスタ(TR5)が接
続されているが、この第5トランジスタ(TR5)のベース
は抵抗(R13),ダイオード(D1),抵抗(R11),ダイオード
(D2)を介して電源電圧ライン(2)に接続されると共に、
抵抗(R12)を通して時定数回路(4)にも接続されている。
また、コレクタは抵抗(R7)(R8)を通して電源電圧ライン
(2)に接続されている。更に、第5トランジスタ(TR5)の
ベースは結合コンデンサ(C4)を介して同期分離回路(5)
に接続され垂直同期パルスが印加されるようになってい
る。
次に本実施例回路の動作を説明する。まず、電源電圧(+
B)が印加されると、第1,第4,第5トランジスタ(T
R1)(TR4)(TR5)がオン、第2,第3トランジスタ(TR2)(T
R3)がオフとなる。このとき、垂直偏向コイル(1)には第
2トランジスタ(TR2)のコレクタから第1トランジスタ
(TR1)のコレクタに向う電流が流れる。この電流は第4
トランジスタ(TR4)のコレクタ電流に比例する。一方、
第4トランジスタ(TR4)のベースに接続された時定数回
路(4)の時定数により第4トランジスタ(TR4)のベース電
流が徐々に減少するためコレクタ電流(I4)が減少する。
第4トランジスタ(TR4)のベース電流が充分に下がる
と、第4,第5トランジスタ(TR4)(TR5)はオフとなり、
負荷に流れる電流は0になる。第5トランジスタ(TR5)
がオフになると、第3トランジスタ(TR3)のベース電圧
は時定数回路(3)により徐々に上昇し、第3トランジス
タ(TR3)には鋸歯状波電流が流れ始める。第3トランジ
スタ(TR3)のベース電圧の上昇に伴ない第2トランジス
タ(TR2)のベースは順バイアスとなり、該第2トランジ
スタ(TR2)がオン、第1トランジスタ(TR1)がオフとな
る。これにより第3トランジスタ(TR3)のコレクタ電流
(I3)は上昇を続けるが、ダイオード(D1)のカソード側電
位が抵抗(R11)を通してダイオード(D2)をオンさせるに
充分な値まで上昇すると、第5トランジスタ(TR5)がオ
ンとなり、第3トランジスタ(TR3)はオフ、第2トラン
ジスタ(TR2)もオフとなり、垂直偏向コイル(1)に流れる
電流は寸断される。このとき、負荷として垂直偏向コイ
ル(1)を使用しているのでパルス電圧が負荷(垂直偏向
コイル)に発生し、これにより抵抗(R4),コンデンサ(C
2)を通して第4トランジスタ(TR4)が急激にオンとな
り、第2トランジスタ(TR2)がオフのため第1トランジ
スタ(TR1)がオンとなって最初の状態に戻る。これ繰り
返し周期は抵抗(R11)(R4)及びダイオード(D2)によって
変える(調整する)ことができる。そして、その繰り返
し周期を同期分離回路(5)から与えられる垂直同期パル
スの周期より長めに設定しておけば、垂直同期パルスに
同期させることができる。その場合、垂直同期パルスは
そのパルス期間に第5トランジスタを強制的にオンさせ
る。以上の動作における各部の信号波形を第2図に示
す。
B)が印加されると、第1,第4,第5トランジスタ(T
R1)(TR4)(TR5)がオン、第2,第3トランジスタ(TR2)(T
R3)がオフとなる。このとき、垂直偏向コイル(1)には第
2トランジスタ(TR2)のコレクタから第1トランジスタ
(TR1)のコレクタに向う電流が流れる。この電流は第4
トランジスタ(TR4)のコレクタ電流に比例する。一方、
第4トランジスタ(TR4)のベースに接続された時定数回
路(4)の時定数により第4トランジスタ(TR4)のベース電
流が徐々に減少するためコレクタ電流(I4)が減少する。
第4トランジスタ(TR4)のベース電流が充分に下がる
と、第4,第5トランジスタ(TR4)(TR5)はオフとなり、
負荷に流れる電流は0になる。第5トランジスタ(TR5)
がオフになると、第3トランジスタ(TR3)のベース電圧
は時定数回路(3)により徐々に上昇し、第3トランジス
タ(TR3)には鋸歯状波電流が流れ始める。第3トランジ
スタ(TR3)のベース電圧の上昇に伴ない第2トランジス
タ(TR2)のベースは順バイアスとなり、該第2トランジ
スタ(TR2)がオン、第1トランジスタ(TR1)がオフとな
る。これにより第3トランジスタ(TR3)のコレクタ電流
(I3)は上昇を続けるが、ダイオード(D1)のカソード側電
位が抵抗(R11)を通してダイオード(D2)をオンさせるに
充分な値まで上昇すると、第5トランジスタ(TR5)がオ
ンとなり、第3トランジスタ(TR3)はオフ、第2トラン
ジスタ(TR2)もオフとなり、垂直偏向コイル(1)に流れる
電流は寸断される。このとき、負荷として垂直偏向コイ
ル(1)を使用しているのでパルス電圧が負荷(垂直偏向
コイル)に発生し、これにより抵抗(R4),コンデンサ(C
2)を通して第4トランジスタ(TR4)が急激にオンとな
り、第2トランジスタ(TR2)がオフのため第1トランジ
スタ(TR1)がオンとなって最初の状態に戻る。これ繰り
返し周期は抵抗(R11)(R4)及びダイオード(D2)によって
変える(調整する)ことができる。そして、その繰り返
し周期を同期分離回路(5)から与えられる垂直同期パル
スの周期より長めに設定しておけば、垂直同期パルスに
同期させることができる。その場合、垂直同期パルスは
そのパルス期間に第5トランジスタを強制的にオンさせ
る。以上の動作における各部の信号波形を第2図に示
す。
以上の説明は負荷として垂直偏向コイルを使用した場合
について述べたが、本実施例はこれに限らず、他の負荷
に対しても適用できる。
について述べたが、本実施例はこれに限らず、他の負荷
に対しても適用できる。
考案の効果 以上の通り本考案によれば、非常に簡単な構成で負荷に
鋸歯状波電流を流すことができるので部品点数が少なく
コストの低減を図ることができる。また、調整箇所も少
なくなるので便利である。
鋸歯状波電流を流すことができるので部品点数が少なく
コストの低減を図ることができる。また、調整箇所も少
なくなるので便利である。
第1図は本考案を実施した垂直偏向回路の回路図であ
り、第2図はその各部の信号波形図である。第3図は従
来例のブロツク図である。 (TR1)……第1トランジスタ, (TR2)……第2トランジスタ, (TR3)……第3トランジスタ, (TR4)……第4トランジスタ, (1)……垂直偏向コイル, (3)(4)……時定数回路。
り、第2図はその各部の信号波形図である。第3図は従
来例のブロツク図である。 (TR1)……第1トランジスタ, (TR2)……第2トランジスタ, (TR3)……第3トランジスタ, (TR4)……第4トランジスタ, (1)……垂直偏向コイル, (3)(4)……時定数回路。
Claims (1)
- 【請求項1】負荷に流れる電流の方向を切換える差動接
続された第1,第2トランジスタと、前記第1,第2ト
ランジスタの電流源を構成する差動接続された第3,第
4トランジスタと、前記第3,第4トランジスタの各々
の制御電極に接続され前記負荷に流れる鋸歯状波電流の
前半と後半を受けもつ鋸歯状波電流が第3,第4トラン
ジスタに流れるように第3,第4トランジスタを制御す
る時定数回路と、前記第1,第4トランジスタの組と前
記第2,第3トランジスタの組が交互にオン,オフする
周期を決定する手段と、から成る負荷に鋸歯状波電流を
流す回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15162088U JPH0628854Y2 (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | 負荷に鋸歯状波電流を流す回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15162088U JPH0628854Y2 (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | 負荷に鋸歯状波電流を流す回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0272072U JPH0272072U (ja) | 1990-06-01 |
JPH0628854Y2 true JPH0628854Y2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=31425824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15162088U Expired - Fee Related JPH0628854Y2 (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | 負荷に鋸歯状波電流を流す回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0628854Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-11-21 JP JP15162088U patent/JPH0628854Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0272072U (ja) | 1990-06-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |