JPH0218710Y2 - - Google Patents

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JPH0218710Y2
JPH0218710Y2 JP1982154631U JP15463182U JPH0218710Y2 JP H0218710 Y2 JPH0218710 Y2 JP H0218710Y2 JP 1982154631 U JP1982154631 U JP 1982154631U JP 15463182 U JP15463182 U JP 15463182U JP H0218710 Y2 JPH0218710 Y2 JP H0218710Y2
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transistor
terminal
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power supply
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JP1982154631U
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はインバータ装置の分野において、特に
トランジスタインバータのベースドライブ回路に
関するものである。
(ロ) 従来の技術 第1図は従来のトランジスタインバータのベー
スドライブ回路を示す電気回路図である。この図
において、1,2は制御回路3から信号を入力す
る入力端子、4はフオトカプラー、5,6はトラ
ンジスタ、7は+6〔V〕の電源端子、8は−6
〔V〕の電源端子、9,10は抵抗、11はダイ
オードである。このような従来の技術では、入力
端子間に電圧信号が印加されるとフオトカプラー
4の発光部が点灯し、受光部のトランジスタが
ON状態になる。このトランジスタがON状態に
成ることによつてトランジスタ5,6がON状態
になつて、インバータ用トランジスタ12(定格
50〔A〕)がONする。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 斯かる従来の技術ではインバータ用トランジス
タ12がON→OFFに変わる際のストレージタイ
ム(蓄積時間)を短くする必要があつた。このた
めトランジスタ5,6がOFF状態の時にインバ
ータ用トランジスタ12のベース端子を−6〔V〕
の電源に接続して蓄積電荷を放電しやすくしてい
た。従つて+6〔V〕と−6〔V〕との2電源を必
要とし、トランス、電解コンデンサ等の電源部品
が多くなる点、ベース逆電流IB2を常時流すため
電力ロスが大きい点、スイツチング時間を早くす
るためには、インバータ用トランジスタへのベー
ス電流IB1を |IB2|>|IB1| の関係すなわち逆方向のベース電流の絶対値を順
方向のベース電流の絶対値より大とする必要があ
るが、このためには+側の電源電圧を−側の電源
電圧に比べて充分に大きくする必要があり、これ
が事実上困難であるため、必然的にスイツチング
時間を充分に短くできない点、抵抗9,10の発
熱が大きく小型化ができない点などの問題点を有
しているものであつた。
斯かる問題点を解消するために第2図に示すよ
うなベースドライブ回路が試みられた。この回路
において、13はフオトカプラー4の受光部(フ
オトトランジスタ)であり、このトランジスタが
ON/OFFしてドライブ回路14が動作する。1
7はNPN形のトランジスタであり、ベース端子
がトランジスタ13のエミツタ端子に接続されて
いる。このトランジスタがON/OFFすることに
よつてトランジスタ19がON/OFFする。20
はNPN形のトランジスタであり、ベース端子を
トランジスタ13のコレクタ端子に接続してい
る。インバータ用トランジスタ12のベース端子
をトランジスタ20のコレクタ端子に接続し、エ
ミツタ端子をダイオード21とコンデンサ22と
の並列回路を介してトランジスタ20のエミツタ
端子に接続したものであつた。トランジスタ19
がON状態、トランジスタ20がOFF状態に成る
ことによつて、インバータ用トランジスタ12の
ベース端子にベース電流IB1が流れこのインバー
タ用トランジスタ12がON状態になる。トラン
ジスタ19がOFF状態、トランジスタ20がON
状態に成ると、インバータ用トランジスタ12の
ベース端子がトランジスタ20を介してアース電
位に接続される。同時にコンデンサ22にはダイ
オード21の電圧降下分の電位があり、この電位
分インバータ用トランジスタ12のエミツタ端子
の電位がかさ上げされている。従つて、インバー
タ用トランジスタ12のベース端子からベース逆
電流IB2が流れやすくなり、インバータ用トラン
ジスタ12のストレージタイムを短くすることが
できる。このようなベースドライブ回路を用いた
場合、トランジスタ20のスイツチング速度が不
充分なためストレージタイム後に印加電圧が0
〔V〕になるまでの時間を短くできないものであ
つた。
第4図bは第1図に示した電気回路に第4図a
に示すような信号波形を与えた際のインバータ用
トランジスタ12のベース端子電圧の波形であ
る。ストレージタイムstbは短いが、抵抗9,1
0を介してベース逆電流が放電されるためOFF
時の波形の立下り傾斜が緩くベース端子の電位が
0〔V〕になるまでの時間tb(20μsec位)が長いも
のであつた。第4図cは同様に第2図に示した従
来技術の電気回路を用いた時の電圧の波形であ
る。コンデンサ22の電荷によつて、インバータ
用トランジスタ12のエミツタ端子の電位がかさ
上げされることによつてストレージタイムstcを
短くできるが、トランジスタ20のスイツチング
速度が遅いため波形の立下り傾斜が緩くベース端
子の電位が0〔V〕になるまでの時間tcを充分に
短くできないものであつた。
さらに実開昭57−42589号公報の第4図に記載
されたようなベースドライブ回路では、トランジ
スタの蓄積電荷を放電するためのトランジスタの
スイツチング速度が上記した従来技術と同様に遅
く、インバータ用トランジスタのベース端子の電
位が0〔V〕になるまでの時間を充分に短くでき
ないものであつた。
このような問題点に対して本考案は単電源方式
で動作し、抵抗発熱による電力ロスが少ないと共
に、スイツチング周波数を高くできるトランジス
タインバータのベースドライブ回路を提供するも
のである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案のトランジスタインバータのベースドラ
イブ回路は、コレクタ端子が少なくとも2つの第
1の抵抗、第2の抵抗を介して正側電源に接続さ
れ、制御回路からの入力信号で動作するNPN形
の第1のトランジスタと、このトランジスタのエ
ミツタ端子にベース端子が接続され、コレクタ端
子が第3の抵抗を介して正側電源に接続され、エ
ミツタ端子が負側電源に接続されたNPN形の第
2のトランジスタと、ベース端子が第1の抵抗と
第2の抵抗との接続点に接続され、エミツタ端子
が正側電源に接続されたNPN形の第3のトラン
ジスタと、ベース端子が第2のトランジスタのコ
レクタ端子に接続され、エミツタ端子が負側電源
に接続され、コレクタ端子が第4の抵抗を介して
第3のトランジスタのコレクタ端子に接続された
NPN形の第4のトランジスタと、インバータ用
トランジスタのエミツタ端子と負側電源との間に
接続されるダイオードとコンデンサとの並列回路
とを備え、インバータ用トランジスタのベース端
子を第4のトランジスタのコレクタ端子に接続し
たものである。
(ホ) 作用 以上のような構成では第1のトランジスタと第
2のトランジスタとがダーリントン接続の関係に
ある。従つて、これらのトランジスタで駆動され
る第4のトランジスタのスイツチング速度を高速
にすることができる。
(ヘ) 実施例 第3図は本考案の実施例を示す電気回路図であ
り、制御回路3からのパルス信号はフオトカプラ
ー4を構成するNPN形の第1のトランジスタ1
3へ絶縁して入力されドライブ回路14が動作す
る。ここでインバータ用トランジスタ12のON
−OFF時には|IB2|>|IB1|なるベース逆電流
を流す必要がある。逆電流IB2はトランジスタ1
2のスイツチング時間を早くするために必要とな
るものであるが、トランジスタ12がOFF中連
続的に流れるものではない。トランジスタ12内
の蓄積電荷を放出させるためにはONからOFFへ
の切換わり時の短時間に流してやればよい。
第2図に示した電気回路との主な違いは、第3
のトランジスタ19のベース端子をフオトカプラ
ー4のトランジスタ13のコレクタ端子に抵抗1
5を介して接続し、第4のトランジスタ20のベ
ース端子を第2のトランジスタ17のコレクタ端
子に接続した点にある。このような構成にするこ
とによつて、第1のトランジスタ13と第2のト
ランジスタ17とがダーリントン接続となり、こ
れらのダーリントン接続されたトランジスタによ
り第4のトランジスタ20が駆動される。
従つて、第4のトランジスタ20のスイツチン
グ速度を高速にすることができる。すなわち、イ
ンバータ用トランジスタ12をON状態からOFF
状態に変える際のトランジスタ12の蓄積電荷の
放電を高速で行なえるものである。
第4図dは第3図に示す電気回路を用いた時の
インバータ用トランジスタ12のベース端子の電
圧変化を示す波形である。トランジスタ19,2
0、ダイオード21、コンデンサ22、インバー
タ用トランジスタ12の結線が第2図の電気回路
と同じためストレージタイムstdは第4図cに示
すストレージタイムstcとほぼ同じ時間である。
また電位が0〔V〕になるまでの時間tdはトラン
ジスタ20のスイツチング速度が速くなつた分短
くなり(電圧波形の立下り傾斜が急になる)、第
4図cに示した時間tcと比べtc>td(≒1μsec)と
なつている。
尚、16,18は抵抗である。
このように構成されたドライブ回路を用いると
時間tdを短くすることができ、トランジスタイン
バータを構成するアームのもう一方のトランジス
タとのデツトタイム(アームを構成する両トラン
ジスタにON信号を与えない最少時間)を短くす
ることができる。従つてトランジスタインバータ
のスイツチング周波数を高くすることができ分解
能のよいインバータ出力を得ることができるもの
である。
(ト) 考案の効果 以上のように本考案のトランジスタインバータ
のベースドライブ回路は第1、第2、第3、第4
のトランジスタおよびダイオードとコンデンサと
の並列回路とから構成して、単一電源で駆動でき
るようにしたので電源構成が半分ですむ。また第
1のトランジスタと第2のトランジスタとがダー
リントン接続されているので、これらのトランジ
スタで駆動される第4のトランジスタのスイツチ
ング速度を早くすることができる。従つて、イン
バータ用トランジスタがON状態からOFF状態に
変つた際に蓄積電荷を急速に放電することがで
き、切れの良いスイツチングが行なえインバータ
用トランジスタの高速追従性を向上できる。さら
に構成部品点数が少なく省電力化が行なえ回路の
小型化が可能であり、回路発熱が少なく容易に集
積化が行なえるなど極めて効果の大きいものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来のインバータ用トランジ
スタのドライブ回路を示す電気回路図、第3図は
本考案の実施例を示す電気回路図、第4図aは第
1図〜第3図の電気回路に示した入力端子1,2
に与える信号波形図、第4図bは第1図に示した
インバータ用トランジスタのベース端子に与えら
れる電圧波形図、第4図cは第2図に示したイン
バータ用トランジスタのベース端子に与えられる
電圧波形図、第4図dは第3図に示したインバー
タ用トランジスタのベース端子に与えられる電圧
波形図である。 3…制御回路、12…インバータ用トランジス
タ、13…第1のトランジスタ、15,16…抵
抗、17…第2のトランジスタ、19…第3のト
ランジスタ、20…第4のトランジスタ、21…
ダイオード、22…コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コレクタ端子が少なくとも2つの第1の抵抗、
    第2の抵抗を介して正側電源に接続され、制御回
    路からの入力信号で動作するNPN形の第1のト
    ランジスタと、このトランジスタのエミツタ端子
    にベース端子が接続され、コレクタ端子が第3の
    抵抗を介して正側電源に接続され、エミツタ端子
    が負側電源に接続されたNPN形の第2のトラン
    ジスタと、ベース端子が第1の抵抗と第2の抵抗
    との接続点に接続され、エミツタ端子が正側電源
    に接続されたPNP形の第3トランジスタと、ベ
    ース端子が第2のトランジスタのコレクタ端子に
    接続され、エミツタ端子が負側電源に接続され、
    コレクタ端子が第4の抵抗を介して第3のトラン
    ジスタのコレクタ端子に接続されたNPN形の第
    4のトランジスタと、インバータ用トランジスタ
    のエミツタ端子と負側電源との間に接続されるダ
    イオードとコンデンサとの並列回路とを備え、イ
    ンバータ用トランジスタのベース端子を第4のト
    ランジスタのコレクタ端子に接続したことを特徴
    とするトランジスタインバータのベースドライブ
    回路。
JP15463182U 1982-10-12 1982-10-12 トランジスタインバ−タのベ−スドライブ回路 Granted JPS59117296U (ja)

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JPS59117296U JPS59117296U (ja) 1984-08-08
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5742589B2 (ja) * 1975-01-30 1982-09-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS635436Y2 (ja) * 1980-08-20 1988-02-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5742589B2 (ja) * 1975-01-30 1982-09-09

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