JPH0737230Y2 - 偏向ヨークの固定装置 - Google Patents
偏向ヨークの固定装置Info
- Publication number
- JPH0737230Y2 JPH0737230Y2 JP1989122721U JP12272189U JPH0737230Y2 JP H0737230 Y2 JPH0737230 Y2 JP H0737230Y2 JP 1989122721 U JP1989122721 U JP 1989122721U JP 12272189 U JP12272189 U JP 12272189U JP H0737230 Y2 JPH0737230 Y2 JP H0737230Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- deflection yoke
- separator
- crt
- adjustment
- nut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は偏向ヨークの固定装置に係り、とくにCRTのネ
ック部に装着され、電子銃から発射された電子ビームを
水平方向および垂直方向に偏向するための偏向ヨークの
固定装置に関する。
ック部に装着され、電子銃から発射された電子ビームを
水平方向および垂直方向に偏向するための偏向ヨークの
固定装置に関する。
CRTのファンネル部に調整ボルトを管軸と平行になるよ
うに植設し、これに対して偏向ヨークのセパレータ側に
はその受け部によって保持されている調整ナットを設
け、この調整ナットを上記調整ボルトに対してねじ込む
ときのねじ込み量によって管軸方向の位置調整を行なう
とともに、上記受け部に設けられている調整しろによっ
て上下および左右の位置調整を行なうようにし、調整さ
れた状態でセパレータを上記調整ボルトに螺合される固
定ナットによって固定するようにしたものである。
うに植設し、これに対して偏向ヨークのセパレータ側に
はその受け部によって保持されている調整ナットを設
け、この調整ナットを上記調整ボルトに対してねじ込む
ときのねじ込み量によって管軸方向の位置調整を行なう
とともに、上記受け部に設けられている調整しろによっ
て上下および左右の位置調整を行なうようにし、調整さ
れた状態でセパレータを上記調整ボルトに螺合される固
定ナットによって固定するようにしたものである。
第9図に示すように、CRT1のネック部2の根元側の部分
には偏向ヨーク3が設けられており、この偏向ヨーク3
によってネック部2の先端部に設けられている電子銃か
ら発射された電子ビームを上下方向および左右方向に偏
向させるようにし、これによってスクリーン面上を電子
ビームが走査するようにしている。このような電子ビー
ムを偏向させる偏向ヨークの固定は、そのネック部2側
を締付けバンド4によって、またCRT1のファンネル部側
をくさび型ゴムから成るスペーサ5によって行なうよう
にしており、これによって偏向ヨーク3を正しく位置調
整した状態で固定するようにしている。
には偏向ヨーク3が設けられており、この偏向ヨーク3
によってネック部2の先端部に設けられている電子銃か
ら発射された電子ビームを上下方向および左右方向に偏
向させるようにし、これによってスクリーン面上を電子
ビームが走査するようにしている。このような電子ビー
ムを偏向させる偏向ヨークの固定は、そのネック部2側
を締付けバンド4によって、またCRT1のファンネル部側
をくさび型ゴムから成るスペーサ5によって行なうよう
にしており、これによって偏向ヨーク3を正しく位置調
整した状態で固定するようにしている。
偏向ヨーク3のファンネル部側を固定するためのスペー
サ5はゴム製であって、調整した偏向ヨーク3の位置を
維持し難いという問題がある。またCRT1のファンネル部
と偏向ヨーク3との間の隙間にこのスペーサ5が押込ま
れるために、偏向ヨーク3に後方への力が加わる欠点が
ある。さらに偏向ヨーク3の水平偏向コイルあるいは垂
直偏向コイルの発熱によって偏向ヨーク3のボビンを兼
ねるセパレータが伸縮するために、締付けバンド4の強
度がもたず、偏向ヨーク3が電子銃側に後退するという
欠点がある。
サ5はゴム製であって、調整した偏向ヨーク3の位置を
維持し難いという問題がある。またCRT1のファンネル部
と偏向ヨーク3との間の隙間にこのスペーサ5が押込ま
れるために、偏向ヨーク3に後方への力が加わる欠点が
ある。さらに偏向ヨーク3の水平偏向コイルあるいは垂
直偏向コイルの発熱によって偏向ヨーク3のボビンを兼
ねるセパレータが伸縮するために、締付けバンド4の強
度がもたず、偏向ヨーク3が電子銃側に後退するという
欠点がある。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであっ
て、偏向ヨークを正しく位置調整した状態でそのまま固
定することができるとともに、経時的に偏向ヨークが移
動しないようにした偏向ヨークの固定装置を提供するこ
とを目的とするものである。
て、偏向ヨークを正しく位置調整した状態でそのまま固
定することができるとともに、経時的に偏向ヨークが移
動しないようにした偏向ヨークの固定装置を提供するこ
とを目的とするものである。
本考案は、セパレータ上に水平偏向コイルと垂直偏向コ
イルとを巻装するとともに、前記セパレータをCRTのネ
ック部に取付けるようにした偏向ヨークにおいて、前記
CRTのファンネル部に支持台を設け、該支持台上に調整
ボルトをその軸線がCRTの管軸と平行になるように植設
し、これに対して前記セパレータには調整ナットの受け
部を設けるとともに、該受け部に上下左右に調整しろを
設け、前記受け部によって受けられる調整ナットの前記
調整ボルトに対するねじ込み量によって偏向ヨークの管
軸方向の位置調整を行なうとともに、前記調整しろによ
って前記偏向ヨークの上下方向と左右方向の調整を行な
うようにし、調整された位置で前記受け部を前記調整ナ
ットと固定ナットとによって挟着して固定し、しかも前
記セパレータの前記受け部が設けられている端部とは反
対側の先端部には内周側に突出するように弾性爪が設け
られ、該弾性爪がCRTのネック部の外周面を弾性的に押
圧するようにしたものである。
イルとを巻装するとともに、前記セパレータをCRTのネ
ック部に取付けるようにした偏向ヨークにおいて、前記
CRTのファンネル部に支持台を設け、該支持台上に調整
ボルトをその軸線がCRTの管軸と平行になるように植設
し、これに対して前記セパレータには調整ナットの受け
部を設けるとともに、該受け部に上下左右に調整しろを
設け、前記受け部によって受けられる調整ナットの前記
調整ボルトに対するねじ込み量によって偏向ヨークの管
軸方向の位置調整を行なうとともに、前記調整しろによ
って前記偏向ヨークの上下方向と左右方向の調整を行な
うようにし、調整された位置で前記受け部を前記調整ナ
ットと固定ナットとによって挟着して固定し、しかも前
記セパレータの前記受け部が設けられている端部とは反
対側の先端部には内周側に突出するように弾性爪が設け
られ、該弾性爪がCRTのネック部の外周面を弾性的に押
圧するようにしたものである。
従って調整ナットの調整ボルトに対するねじ込み量によ
って管軸方向の調整が行なわれるとともに、受け部の調
整しろによって偏向ヨークのセパレータを上下方向およ
び左右方向にそれぞれ位置調整することができる。そし
て3方向に正しく位置調整が行なわれたならば、固定ナ
ットを調整ボルトにねじ込むことによって、この固定ナ
ットと調整ナットとによって受け部を挟着固定すること
により、セパレータを介して偏向ヨークが固定されるこ
とになる。しかもセパレータの受け部が設けられている
端部とは反対側の先端部は、その内側に設けられている
弾性爪がCRTのネック部の外周面を押圧することによっ
て安定にネック部上に保持されるようになる。
って管軸方向の調整が行なわれるとともに、受け部の調
整しろによって偏向ヨークのセパレータを上下方向およ
び左右方向にそれぞれ位置調整することができる。そし
て3方向に正しく位置調整が行なわれたならば、固定ナ
ットを調整ボルトにねじ込むことによって、この固定ナ
ットと調整ナットとによって受け部を挟着固定すること
により、セパレータを介して偏向ヨークが固定されるこ
とになる。しかもセパレータの受け部が設けられている
端部とは反対側の先端部は、その内側に設けられている
弾性爪がCRTのネック部の外周面を押圧することによっ
て安定にネック部上に保持されるようになる。
第1図は本考案の一実施例に係る偏向ヨークの固定装置
を適用したCRT10を示すものであって、このCRT10はその
ネック部11の先端側に電子銃12を備えている。電子銃12
から発射された電子ビームはこのネック部11の根元側の
部分に装着された偏向ヨーク13によって偏向されるよう
になっている。偏向ヨーク13は第2図に示すように合成
樹脂成形体から成り、ボビンを兼用するセパレータ14を
備えており、このセパレータ14の内側に水平偏向コイル
15が巻装されている。またセパレータ14の外周側にはコ
ア17を介して垂直偏向コイル18が巻装されるようになっ
ている。
を適用したCRT10を示すものであって、このCRT10はその
ネック部11の先端側に電子銃12を備えている。電子銃12
から発射された電子ビームはこのネック部11の根元側の
部分に装着された偏向ヨーク13によって偏向されるよう
になっている。偏向ヨーク13は第2図に示すように合成
樹脂成形体から成り、ボビンを兼用するセパレータ14を
備えており、このセパレータ14の内側に水平偏向コイル
15が巻装されている。またセパレータ14の外周側にはコ
ア17を介して垂直偏向コイル18が巻装されるようになっ
ている。
つぎに偏向ヨーク13の固定のための構造について説明す
ると、CRT10のファンネル部には第2図に示すように左
右一対の支持台21が接着によって取付けられている。そ
してこの支持台21上には調整ボルト22が管軸と平行な方
向に延びるように植設されている。これに対して偏向ヨ
ーク13のセパレータ14側には断面がコ字状をなす受け部
23がその左右に設けられている。そして受け部23内には
調整ナット24が保持されるようになっている。調整ナッ
ト24は上記調整ボルト22に螺合されるようになってお
り、このときに切込み25によって上記調整ボルト22が受
けられるようになっている。
ると、CRT10のファンネル部には第2図に示すように左
右一対の支持台21が接着によって取付けられている。そ
してこの支持台21上には調整ボルト22が管軸と平行な方
向に延びるように植設されている。これに対して偏向ヨ
ーク13のセパレータ14側には断面がコ字状をなす受け部
23がその左右に設けられている。そして受け部23内には
調整ナット24が保持されるようになっている。調整ナッ
ト24は上記調整ボルト22に螺合されるようになってお
り、このときに切込み25によって上記調整ボルト22が受
けられるようになっている。
しかも第4図に示すように、ナット24に螺合されたボル
ト22は切込み25によって上下方向および左右方向にそれ
ぞれ十分な調整しろを有している。この調整ボルト22に
は調整後に第3図に示すようにワッシャ26を介して調整
ナット27がねじ込まれて固定されるようになっている。
またセパレータ14の先端側の内周部には弾性爪28、29
(第2図参照)がそれぞれ切起して形成されており、こ
れらの弾性爪28、29によってCRT10のネック部11の外周
面を弾性的に押圧するようになっている。
ト22は切込み25によって上下方向および左右方向にそれ
ぞれ十分な調整しろを有している。この調整ボルト22に
は調整後に第3図に示すようにワッシャ26を介して調整
ナット27がねじ込まれて固定されるようになっている。
またセパレータ14の先端側の内周部には弾性爪28、29
(第2図参照)がそれぞれ切起して形成されており、こ
れらの弾性爪28、29によってCRT10のネック部11の外周
面を弾性的に押圧するようになっている。
以上のような構成において、水平偏向コイル15と垂直偏
向コイル18とがそれぞれ巻装されたセパレータ14をCRT1
0のネック部11の根元部分に装着したならば、支持台21
上の調整ボルト22をセパレータ14の受け部23の調整ナッ
ト24と螺合させる。そしてこのときのナット24のねじ込
み量によってセパレータ14の管軸方向の位置調整を行な
う。
向コイル18とがそれぞれ巻装されたセパレータ14をCRT1
0のネック部11の根元部分に装着したならば、支持台21
上の調整ボルト22をセパレータ14の受け部23の調整ナッ
ト24と螺合させる。そしてこのときのナット24のねじ込
み量によってセパレータ14の管軸方向の位置調整を行な
う。
また上下方向の位置調整は第5図および第6図に示すよ
うに、セパレータ14の切込み25の調整ボルト22に対する
調整しろによって行なうようにする。すなわちセパレー
タ14をこの調整しろを利用して上下方向に位置調整す
る。また切込み25は第7図および第8図に示すように調
整ボルト22に対して左右方向に対しても調整しろを有し
ているために、調整ボルト22に対してセパレータ14を第
7図および第8図に示すように左右へ移動させることに
よって、左右方向の位置調整が行なわれることになる。
うに、セパレータ14の切込み25の調整ボルト22に対する
調整しろによって行なうようにする。すなわちセパレー
タ14をこの調整しろを利用して上下方向に位置調整す
る。また切込み25は第7図および第8図に示すように調
整ボルト22に対して左右方向に対しても調整しろを有し
ているために、調整ボルト22に対してセパレータ14を第
7図および第8図に示すように左右へ移動させることに
よって、左右方向の位置調整が行なわれることになる。
そして3方向の位置調整を正しく行なったならば、第2
図および第3図に示すように、調整ボルト22にワッシャ
26を挿通し、固定ナット27を締付ける。固定ナット27を
締付けると、セパレータ14の受け部23が調整ナット24と
固定ナット27とによって挟着固定されることになる。こ
のようにして水平偏向コイル15および垂直偏向コイル18
を有するセパレータ14は調整ボルト22を介してCRT10に
固定される。なおセパレータ14の先端部であって電子銃
12側に臨む部分は弾性爪28、29によってネック部11の外
周面に弾性的に押圧されるために、とくに固定は必要で
なくなる。
図および第3図に示すように、調整ボルト22にワッシャ
26を挿通し、固定ナット27を締付ける。固定ナット27を
締付けると、セパレータ14の受け部23が調整ナット24と
固定ナット27とによって挟着固定されることになる。こ
のようにして水平偏向コイル15および垂直偏向コイル18
を有するセパレータ14は調整ボルト22を介してCRT10に
固定される。なおセパレータ14の先端部であって電子銃
12側に臨む部分は弾性爪28、29によってネック部11の外
周面に弾性的に押圧されるために、とくに固定は必要で
なくなる。
このように本実施例に係る偏向ヨーク13の固定装置は、
CRT10のファンネル部に支持台21を介して調整ボルト22
を植設するとともに、偏向ヨーク13のセパレータ14の左
右両端にそれぞれ切込み25を有する断面がコ字状の受け
部23を設けるようにしたものであって、調整ナット24の
調整ボルト22に対するねじ込み量によって偏向ヨーク13
の前後方向の調整を行なうとともに、受け部23の切込み
25の調整しろによって偏向ヨーク13の上下方向および左
右方向の調整を行なうようにしている。またセパレータ
14のネック部11側にはこのネック部11の外周面を弾性的
に押圧する弾性爪28、29を設けるようにしている。
CRT10のファンネル部に支持台21を介して調整ボルト22
を植設するとともに、偏向ヨーク13のセパレータ14の左
右両端にそれぞれ切込み25を有する断面がコ字状の受け
部23を設けるようにしたものであって、調整ナット24の
調整ボルト22に対するねじ込み量によって偏向ヨーク13
の前後方向の調整を行なうとともに、受け部23の切込み
25の調整しろによって偏向ヨーク13の上下方向および左
右方向の調整を行なうようにしている。またセパレータ
14のネック部11側にはこのネック部11の外周面を弾性的
に押圧する弾性爪28、29を設けるようにしている。
従って偏向ヨーク13の管軸方向に無理な力が加わること
がなく、偏向ヨーク13の位置の経時変化が少なくなる。
また調整ボルト22によって偏向ヨーク13の前後方向の微
調整が可能になる。さらには偏向ヨーク13のセパレータ
14のネック部11に対する締付けのための締付けバンドと
ネックテープとを省略することが可能になる。また偏向
ヨーク13の内径をネックテープの厚さ分だけ小さくする
ことが可能になり、これによって偏向ヨーク13の効率が
改善されることになる。
がなく、偏向ヨーク13の位置の経時変化が少なくなる。
また調整ボルト22によって偏向ヨーク13の前後方向の微
調整が可能になる。さらには偏向ヨーク13のセパレータ
14のネック部11に対する締付けのための締付けバンドと
ネックテープとを省略することが可能になる。また偏向
ヨーク13の内径をネックテープの厚さ分だけ小さくする
ことが可能になり、これによって偏向ヨーク13の効率が
改善されることになる。
さらには偏向ヨーク13の全長をも短くすることが可能に
なり、コンパクトに偏向ヨーク13をCRT10に組込み得る
ようになる。
なり、コンパクトに偏向ヨーク13をCRT10に組込み得る
ようになる。
なお上記実施例においては調整ボルト22を植設した支持
台21をCRT10のファンネル部に接着して取付けるように
しているが、CRT10のファンネル部に支持台21を一体に
ガラスで形成するようにしてもよい。
台21をCRT10のファンネル部に接着して取付けるように
しているが、CRT10のファンネル部に支持台21を一体に
ガラスで形成するようにしてもよい。
以上のように本考案は、CRTのファンネル部に支持台を
設け、該支持台上に調整ボルトをその軸線がCRTの管軸
と平行になるように植設し、これに対してセパレータに
は調整ナットの受け部を設けるとともに、該受け部に上
下左右に調整しろを設け、受け部によって受けられる調
整ナットの調整ボルトに対するねじ込み量によって偏向
ヨークの管軸方向の位置調整を行なうとともに、調整し
ろによって偏向ヨークの上下方向と左右方向の調整を行
なうようにし、調整された位置で受け部を調整ナットと
固定ナットとによって挟着して固定するようにしたもの
である。従って偏向ヨークのセパレータを管軸方向、上
下方向、および左右方向にそれぞれ位置調整した後に、
調整ボルトに固定ナットをねじ込むことによって、セパ
レータがCRTに固定されることになる。そしてCRTのファ
ンネル部とセパレータとの間にはくさび状のスペーサが
挿入されないために、偏向ヨークのセパレータに電子銃
側に後退するような力が生ずることがなく、またこのよ
うなスペーサの熱変形による位置ずれも確実に防止され
ることになり、偏向ヨークの位置が経時的に変化するこ
とがなくなる。またセパレータの受け部が設けられてい
る端部とは反対側の先端部は、その内周側に突出するよ
うに設けられている弾性爪がCRTのネック部の外周面を
弾性的に押圧するようになっているために、このような
弾性爪によって安定に保持されるとともに、セパレータ
の受け部が設けられている端部とは反対側の先端部を特
別に固定するための固定手段を必要としなくなる。
設け、該支持台上に調整ボルトをその軸線がCRTの管軸
と平行になるように植設し、これに対してセパレータに
は調整ナットの受け部を設けるとともに、該受け部に上
下左右に調整しろを設け、受け部によって受けられる調
整ナットの調整ボルトに対するねじ込み量によって偏向
ヨークの管軸方向の位置調整を行なうとともに、調整し
ろによって偏向ヨークの上下方向と左右方向の調整を行
なうようにし、調整された位置で受け部を調整ナットと
固定ナットとによって挟着して固定するようにしたもの
である。従って偏向ヨークのセパレータを管軸方向、上
下方向、および左右方向にそれぞれ位置調整した後に、
調整ボルトに固定ナットをねじ込むことによって、セパ
レータがCRTに固定されることになる。そしてCRTのファ
ンネル部とセパレータとの間にはくさび状のスペーサが
挿入されないために、偏向ヨークのセパレータに電子銃
側に後退するような力が生ずることがなく、またこのよ
うなスペーサの熱変形による位置ずれも確実に防止され
ることになり、偏向ヨークの位置が経時的に変化するこ
とがなくなる。またセパレータの受け部が設けられてい
る端部とは反対側の先端部は、その内周側に突出するよ
うに設けられている弾性爪がCRTのネック部の外周面を
弾性的に押圧するようになっているために、このような
弾性爪によって安定に保持されるとともに、セパレータ
の受け部が設けられている端部とは反対側の先端部を特
別に固定するための固定手段を必要としなくなる。
第1図は本考案の一実施例に係る偏向ヨークの固定装置
が適用されたCRTの外観斜視図、第2図は同偏向ヨーク
の取付け構造を示す要部横断面図、第3図は偏向ヨーク
の固定部の正面図、第4図は同縦断面図、第5図および
第6図は上下方向の調整を示す要部正面図、第7図およ
び第8図は左右方向の調整を示す要部正面図、第9図は
従来の偏向ヨークの固定方法を示すCRTの外観斜視図で
ある。 また図面中の主要な部分の名称はつぎの通りである。 10……CRT 11……ネック部 13……偏向ヨーク 14……セパレータ 15……水平偏向コイル 18……垂直偏向コイル 21……支持台 22……調整ボルト 23……受け部 24……調整ナット 25……切込み 27……固定ナット 28、29……弾性爪
が適用されたCRTの外観斜視図、第2図は同偏向ヨーク
の取付け構造を示す要部横断面図、第3図は偏向ヨーク
の固定部の正面図、第4図は同縦断面図、第5図および
第6図は上下方向の調整を示す要部正面図、第7図およ
び第8図は左右方向の調整を示す要部正面図、第9図は
従来の偏向ヨークの固定方法を示すCRTの外観斜視図で
ある。 また図面中の主要な部分の名称はつぎの通りである。 10……CRT 11……ネック部 13……偏向ヨーク 14……セパレータ 15……水平偏向コイル 18……垂直偏向コイル 21……支持台 22……調整ボルト 23……受け部 24……調整ナット 25……切込み 27……固定ナット 28、29……弾性爪
Claims (1)
- 【請求項1】セパレータ上に水平偏向コイルと垂直偏向
コイルとを巻装するとともに、前記セパレータをCRTの
ネック部に取付けるようにした偏向ヨークにおいて、 前記CRTのファンネル部に支持台を設け、該支持台上に
調整ボルトをその軸線がCRTの管軸と平行になるように
植設し、 これに対して前記セパレータには調整ナットの受け部を
設けるとともに、該受け部に上下左右に調整しろを設
け、 前記受け部によって受けられる調整ナットの前記調整ボ
ルトに対するねじ込み量によって偏向ヨークの管軸方向
の位置調整を行なうとともに、前記調整しろによって前
記偏向ヨークの上下方向と左右方向の調整を行なうよう
にし、 調整された位置で前記受け部を前記調整ナットと固定ナ
ットとによって挟着して固定し、 しかも前記セパレータの前記受け部が設けられている端
部とは反対側の先端部には内周側に突出するように弾性
爪が設けられ、該弾性爪がCRTのネック部の外周面を弾
性的に押圧するようにしたことを特徴とする偏向ヨーク
の固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989122721U JPH0737230Y2 (ja) | 1989-10-20 | 1989-10-20 | 偏向ヨークの固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989122721U JPH0737230Y2 (ja) | 1989-10-20 | 1989-10-20 | 偏向ヨークの固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0362447U JPH0362447U (ja) | 1991-06-19 |
JPH0737230Y2 true JPH0737230Y2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=31670711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989122721U Expired - Fee Related JPH0737230Y2 (ja) | 1989-10-20 | 1989-10-20 | 偏向ヨークの固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0737230Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5037419U (ja) * | 1973-08-01 | 1975-04-18 | ||
JPS52107526U (ja) * | 1976-02-13 | 1977-08-16 | ||
DE2641847A1 (de) * | 1976-09-17 | 1978-03-23 | Standard Elektrik Lorenz Ag | Anordnung zum befestigen und justieren eines ablenkspulenhalters einer kathodenstrahlroehre |
-
1989
- 1989-10-20 JP JP1989122721U patent/JPH0737230Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0362447U (ja) | 1991-06-19 |
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