JPH0737058A - 情報処理方法 - Google Patents

情報処理方法

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JPH0737058A
JPH0737058A JP5178351A JP17835193A JPH0737058A JP H0737058 A JPH0737058 A JP H0737058A JP 5178351 A JP5178351 A JP 5178351A JP 17835193 A JP17835193 A JP 17835193A JP H0737058 A JPH0737058 A JP H0737058A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ユーザがノード相互間の関係に加えてアンカ
ーとリンクとの関係をも容易に認識することができる情
報処理方法を提供する。 【構成】 画像20の実体ノード表示領域Aには、実体
ノードが表示されており、この実体ノードのリンクボタ
ン「e1」〜「e3」からは、それぞれのリンク先ノー
ドに対応する縮小イメージ「m1」〜「m3」に対し
て、リンク関係を示す画像、例えば線分「d1」〜「d
3」が描写される。縮小イメージ「m1」〜「m3」は
縮小イメージ表示領域Bに表示されている。ユーザは線
分「d1」〜「d3」からリンクボタンとリンク先のノ
ードとの関係を容易に認識することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、ハイパーメ
ディアシステムなどにおける情報処理方法に関し、特
に、ユーザにアンカーとリンクとの関係を容易に認識さ
せることができるブラウザ機能を発揮する情報処理方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】文字、静止画に加えて音声やビデオとい
ったメディアを商用のワークステーションやパーソナル
コンピュータで扱うマルチメディアシステムに加えて、
現在ではビデオなどの時間軸を有するメディアをトータ
ルに扱うハイパーメディアシステムの開発が盛んに行わ
れている。ハイパーメディアシステムでは、通常、情報
は基本的にノードとして表現され、ノードの中にはリン
ク先を示すアンカーが含まれており、表示画面において
ユーザがアンカーを示すリンクボタンをクリックするこ
とによりリンク先のノードが表示されるという機能が用
意されている。従来のハイパーメディアシステムでは迷
子問題や認知的負荷などの問題が指摘されており、これ
らの問題の解決するためにノードとリンクからなるネッ
トワーク構造を可視化して図表示することの有効性が認
識されている。このネットワーク構造を表示するものは
一般的にグラフィカルブラウザ(以下、ブラウザと呼
ぶ)と呼ばれ、既存のハイパーメディアシステムの多く
はこのブラウザ機能を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のハイパ
ーメディアシステムが備えたブラウザ機能は、ノードの
実体情報の表示方法とは無関係に個別のツールとして提
供されるため、実際に内容を表示しておりユーザが注目
しているノードがハイパーメディア情報空間において何
処に位置するかを、すなわち他のノードとの関連を一目
で連続的に認識できず、ユーザは注目しているノードに
対応するノードアイコンをブラウザ上で探さなければ他
のノードとの関連に意識を向けることができないという
問題がある。
【0004】また、従来のハイパーメディアシステムが
備えたブラウザ機能ではノードは一般的にアイコン表示
されるため、ユーザはブラウザ上でノードが持つ情報を
把握することができない。
【0005】また、リンクは一般的にリンク元のノード
が有するアンカーまたはリンクボタンと呼ばれる領域か
らリンク先のノードに対して張られるが、従来のハイパ
ーメディアシステムが備えたブラウザ機能では、ノード
アイコンの大きさがノード上の全てのアンカーを表示す
るのには十分でないこと、および、ノードアイコンはノ
ードの内容を表示することを目的としていないことなど
から、リンク元ノード内のアンカーを特定せずにリンク
元のノードを示すアイコンから直接リンク先のノードに
対してリンクを表す線分を引き出している。そのため、
ユーザは、複数のリンクを出しているノードについて、
アンカーとリンクとの対応関係を判別することができな
いという問題がある。
【0006】さらに、表示画面は有限であるため、ノー
ド数が多くなった場合に、ブラウザによって全てのノー
ドを表示すると、ノードアイコンが重なりあって表示さ
れ、ユーザは情報空間を把握することが困難になるとい
う問題がある。この問題を解決する効果的な方法とし
て、文献:uttng.k.et.al,"Context andOrientation in
Hypermedia Networks",ACM Trans.on Information Sys
tems7,1(Jan 1989)において提案されているインターメ
ディアでは、ユーザが注目しているノードとこのノード
にリンクされているノードのみを限定して表示する、い
わゆるローカルマップ方法が知られている。しかしなが
ら、このローカルマップ方法は、実体を表示するノード
が1つのみの場合には有効であるが、マルチウィンド環
境のように複数のノードが表示可能な場合には、表示ノ
ード毎にブラウザを用意する必要があり、表示中のノー
ド間の関係や各ブラウザに渡るノード間の関係を把握す
ることができない。
【0007】一方、ハイパーメディアシステムへの適用
例ではないが、文献:Mackinlay,J.et al,"The Perspec
tive Wall:Detail and Context Smoothly Integrated",
Proceedings of CHI'91 において、Cardらは"Perspecti
ve wall"と呼ぶ情報表示方法を提案してる。この情報表
示方法では、限られた表示領域に情報を配置する際に、
2次元画面上に遠近法を用いて眼前に広がる3次元の壁
を生成してこの壁の上に情報が配置され、壁の両側は奥
へ折れているので、壁の両側に置いた情報は遠近法によ
り小さく表示され、壁の中央に置いた情報は大きく(実
寸で)表示される。しかしながら、この情報表示方法で
は、注目している情報の詳細と全体の情報空間の概略が
同時に把握できるが、3次元画像を表示する専用の高速
画像処理装置が必要となること、および、3次元表示を
前提とすることから現在の計算機のユーザインターフェ
ースとして主流となっている2次元表示を基本としたウ
ィンドシステムとの整合性が悪く通常のウィンドウ環境
への適用性が悪いなどの問題がある。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みて
なされ、ユーザがノード相互間の関係を容易に認識する
ことができる情報処理方法を提供することを目的とす
る。また、本発明は、ユーザがアンカーとリンクとの関
係を容易に認識することができる情報処理方法を提供す
ることを目的とする。また、本発明は、複数のノード表
示が可能なマルチウィンド環境においてもブラザ機能を
効果的に発揮できる情報処理方法を提供することを目的
とする。さらに、本発明は、ユーザがノード相互間の関
係を容易に認識することができ、なおかつ2次元表示を
基本としたウィンドシステムとの整合性に優れた情報処
理方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】上述した従来
技術の問題を解決し上述した目的を達成するために本発
明の情報処理方法は、ユーザが指定した注目している単
数あるいは複数のノードに応じた画像を該ノードが有す
るアンカー情報に対応するアンカー画像を一部に含めて
表示画面上の第1の表示領域に表示し、該第1の表示領
域に表示された前記ノードのリンク先ノードに応じた縮
小イメージを表示画面上の第2の表示領域に表示し、前
記第1の表示領域に表示された前記ノードに応じた画像
に含まれる前記アンカー画像と該アンカー画像に対応す
る前記第2の表示領域に表示された前記縮小イメージと
のリンク関係を示す画像を表示画面上に表示を行する。
【0010】このとき、本発明の情報処理方法では、ノ
ードに応じた画像に含まれるアンカー画像とリンク先ノ
ードとのリンク関係を示す画像を表示画面上に表示する
ことから、ノードから複数のリンクが出ている場合に
も、ユーザはアンカー画像とリンク先のノードとの対応
関係を判別することができる。そのため、ユーザは注目
しているノードに対応するノードアイコンをブラウザ上
で探すことなく、注目しているノードと該ノードとリン
ク関係を有するノードとの関係に意識を向けることがで
きる。また、本発明の情報処理方法では、ユーザが注目
しており、それを指定したノードのリンク先ノードを縮
小イメージとして表示画面上に表示するため、リンク先
ノードに関する画像が表示画面に占める割合を小さくす
ることができる。その結果、注目するノードとして複数
のノードを選択することができ、マルチウィンド環境に
おいてもブラウザ機能を適切に発揮することができる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例について説明する。図1は
本実施例の情報処理方法が用いられるコンピュータシス
テムの構成図である。図1に示すように、本実施例のコ
ンピュータシステムは入力イベント管理部2、表示管理
部4、データ入出力管理部6、データ蓄積部8および画
像縮小部10で構成される。入力イベント管理部2は、
ポインティングデバイスやキーボードなどの操作手段を
含み、これら操作手段のユーザによるキー押下、ポイン
ティング、移動あるいはボタン押下/解放などの操作に
応じた入力イベントを管理し、これら入力イベントの種
類および入力を検知した順序などを表示管理部4などの
他のモジュールからの要求に応じて出力する。
【0012】表示管理部4は、ディスプレイなどの表示
装置を含み、表示領域、ノードおよびリンクを示す線分
などの表示オブジェクトの管理を行い、本発明の情報処
理方法における主要な処理を行う部分である。表示管理
部4における処理は図5から11を用いて後に詳細に説
明する。画像縮小部10は、表示管理部4から入力した
画像データを指定された縮小率に基づいて縮小し、縮小
画像データを表示管理部4に出力する。データ入出力管
理部6は、表示管理部4および画像縮小部10からの指
示に基づいて、指示されたデータに関してデータ蓄積部
8への書込みおよびデータ蓄積部8からの読込みを行
う。データ蓄積部8としては、たとえば、ファイルシス
テムやデータベース管理システムが用いられ、表示管理
部4における処理に必要なデータが保持される。
【0013】以下、表示管理部4のディスプレイに表示
される画像について簡単に説明する。図2は表示管理部
4のディスプレイが表示する画像の概略図である。図2
に示すように、画像20の中央付近に位置する実体ノー
ド表示領域Aにはノードの実体(以下、実体ノードと呼
ぶ)、すなわち文字や絵図などの情報からなる各種ノー
ドに応じた画像が実サイズで表示されており、実体ノー
ド表示領域Aに表示されたノードは通常のハイパーメデ
ィアシステムにおいて扱われるノードと同等に内容情報
の改変やリンクボタン(アンカー)の操作による処理の
起動などが可能である。たとえば、実体ノード「e」
は、リンクボタン「e1」、「e2」および「e3」を
有する。
【0014】縮小イメージ表示領域Bは実体ノード表示
領域Aを取り囲むように位置し、実体ノード表示領域A
に表示された実体ノードとリンクによって隣接するノー
ドを縮小して表示する領域である。縮小イメージ表示領
域B内には縮小されたノードのイメージが矩形で示され
(たとえば、「m1」〜「m3」および「p1」〜「p
4」)、実体ノード表示領域Aに表示された全ノードか
ら直接アクセス可能なノード全ての縮小イメージなどが
表示される。このとき縮小率に関しては任意に設定する
ことが可能であるが、たとえば、1/4あるいは1/1
6など2のべき乗分の1の縮小率を選択することが縮小
イメージの生成に要する計算量を少なくすることから望
ましい。縮小イメージ表示領域Bに表示されるのは、ノ
ードの縮小されたイメージであり、この状態で、実体ノ
ード表示領域Aに表示される実体ノードのように内容の
改変やリンクボタンの操作が行える必要はない。ただ
し、計算資源に余裕があり、なおかつ縮小イメージ上の
各操作対象が操作可能な程度の大きさで表示することが
可能であるような理想的な状況ではこの縮小イメージ上
でも実体ノードに対してと同様にデータの内容の改変な
どが行えるようにすることも可能である。たとえば、図
2に示すように画像20の縮小イメージ表示領域Bに
は、実体ノード表示領域Aに表示された実体ノード
「e」にリンクによって隣接するノードの縮小イメージ
「m1」〜「m3」、および、実体ノード「i」にリン
クによって隣接するノードの縮小イメージ「p1」〜
「p4」が表示されている。
【0015】縮小イメージ表示領域Cは縮小イメージ表
示領域Bを取り囲むように位置し、縮小イメージ表示領
域Bの実体ノード表示領域Aに対しての関係と同様に、
縮小イメージ表示領域Bに表示される縮小ノード(たと
えば、「m1」)とリンクによって隣接するノード(た
とえば、「n」)を、Bにおける縮小率に比べて更に高
い縮小率で表示する領域である。図2に示す画像20で
は、実体ノード表示領域Aを囲むように2つの縮小イメ
ージ表示領域B、Cを表示する場合を例示したが、実体
ノード表示領域Aを囲むように表示される縮小イメージ
表示領域の数は任意である。
【0016】図2に示す画像20では、ノードとノード
の縮小イメージを表す矩形とを結ぶ線分はそれらノード
間のリンクの表示例であるが、ノードの表示が実体ノー
ドそのものおよび縮小イメージであるが故に、リンクが
ノード内部のどの位置(リンクボタンあるいはアンカ
ー)から引き出されているのかも一見して判別すること
ができる。たとえば、実体ノード「e」のリンクボタン
「e1」〜「e3」から縮小イメージ「m1」〜「m
3」に対して線分「d1」〜「d3」が、実体ノード
「i」のリンクボタン「i1」〜「i3」から縮小イメ
ージ「p1」〜「p4」に対して線分「q1」〜「q
4」がそれぞれ描写されており、ユーザはこれらの線分
から実体ノードと縮小イメージとの対応のみならず、実
体ノードのリンクボタンと縮小イメージとの対応をも認
識するとができる。そのため、ユーザは注目しているノ
ード、すなわち実体ノードに対応するノードアイコンを
ブラウザ上で探すことなく、実体ノードのリンク関係を
有するノードに対して意識を向けることができる。
【0017】また、画像20はリンク表示モードが表示
オンモードの場合を示し、実体ノードと隣接ノードおよ
びそのまた隣接ノード間のリンクだけでなく表示される
ノード間の同隣接レベルすなわち同一表示領域にあるノ
ード間にリンクがある場合にはそれも合わせて表示され
ている。その結果、画像20には表示中のノード間に存
在する全てのリンクが表示されている。
【0018】本実施例のコンピュータシステムでは、図
3に示す画像22に示すように、リンク表示モードを表
示オフモードとすれば、リンクを表示させずにノードの
みを表示させることも可能である。
【0019】また、本実施例のコンピュータシステムで
は、図2に示す画像20における領域間の面積比率を変
更することも可能であり、縮小イメージ表示領域Bの比
率を実体ノード表示領域Aに対して大きくして図4に示
す画像24を表示させることも可能である。
【0020】以下、図1を参照しつつ表示管理部4にお
ける処理について詳細に説明する。図5は表示管理部4
における処理のフローチャートである。 ステップS7−1:コンピュータシステムの起動時に、
表示管理部4は、前回、データ蓄積部8に保存した表示
状態、すなわち今回の初期状態をデータ入出力管理部6
を介してデータ蓄積部8から読み込む。 ステップS7−2:表示管理部4はディスプレイにステ
ップS7−1で読み込みを行った表示状態に応じた領域
ウィンドウ、すなわち表示領域を表示する。このとき、
ステップS7−1にて表示管理部4が読み込みを行った
表示状態に基づいて、ディスプレイに表示する領域ウィ
ンドウの表示位置、大きさおよび縮小イメージ表示領域
の段数などが決定される。
【0021】ステップS7−3:表示管理部4は、ステ
ップS7−1にて読込みを行った表示状態に示される実
体ノードデータ、すなわち初期表示状態にてディスプレ
イに表示される実体ノードに関するデータをデータ入出
力管理部6を介してデータ蓄積部8から逐次的に読込み
を行う。 ステップS7−4:表示管理部4は、初期表示状態にて
ディスプレイに表示される実体ノードデータが全て読み
込まれたか否かを判断し、読み込まれたと判断した場合
にはステップS7−7の処理を実行し、読み込まれてい
ないと判断した場合にはステップS7−5の処理を実行
する。 ステップS7−5:表示管理部4は、ステップS7−3
にて読込みを行った実体ノードデータを、ステップS7
−2にて表示された表示領域上に表示する。 ステップS7−6:表示管理部4は、ステップS7−5
にて表示した実体ノードに隣接する全ての隣接ノードお
よびこの隣接ノードにさらに隣接する全ての隣接ノード
を各々対応する表示領域に規定の縮小率で表示する。こ
のステップS7−6における処理は図6に示され、後に
詳細に説明する。
【0022】表示管理部4はステップS7−4にて全て
の実体ノードデータが読み込まれたと判断すると、入力
イベント管理部2からのユーザの操作に応じて、以下に
示すステップS7−7〜7−18の処理を実行する。
【0023】ステップS7−7:表示管理部4は、ユー
ザの操作により入力イベント管理部2からアンカークリ
ックを示す指示信号を入力したことを検出すると、ステ
ップS7−13の処理を実行してリンク先の実体ノード
の表示処理を行い、検出しない場合にはステップS7−
8の処理を実行する。ステップS7−13における処理
は図7に示され、後に詳細に説明する。このとき、アン
カークリックの判定は、たとえば、入力イベント管理部
2のポインティングデバイスのボタン押下イベント発生
時のポインティング座標が、各実体ノードが有するアン
カー領域のいずれかの内側か否かを検出することによっ
て行われる。
【0024】ステップS7−8:表示管理部4は、ユー
ザの操作により入力イベント管理部2から縮小イメージ
の領域間移動を示す指示信号を入力したことを検出する
と、ステップS7−14の処理を実行してディスプレイ
上の縮小イメージ表示領域に表示された縮小イメージノ
ードを他の縮小イメージ表示領域へ移動させ、検出しな
い場合にはステップS7−9の処理を実行する。ステッ
プS7−14における処理は図8に示され、後に詳細に
説明する。 ステップS7−9:表示管理部4は、ユーザの操作によ
り入力イベント管理部2から縮小イメージを実体表示領
域へ移動することを示す指示信号を入力したことを検出
するとステップS7−15を実行してディスプレイ上の
縮小イメージ表示領域に表示された縮小イメージノード
を実体ノード表示領域へ移動させ、検出しない場合には
ステップS7−10の処理を実行する。ステップS7−
15における処理は図9に示され、後に詳細に説明す
る。
【0025】ステップS7−10:表示管理部4は、ユ
ーザの操作により入力イベント管理部2から実体ノード
を縮小イメージ領域へ移動することを示す指示信号を入
力したことを検出するとステップS7−16を実行して
ディスプレイ上の実体ノード表示領域に表示された実体
ノードを縮小イメージ表示領域へ移動させ、検出しない
場合にはステップS7−11の処理を実行する。ステッ
プS7−16における処理は図10に示され、後に詳細
に説明する。 ステップS7−11:表示管理部4は、ユーザの操作に
より入力イベント管理部2から実体ノードの消去を示す
指示信号を入力したことを検出するとステップS7−1
7を実行して実体ノードを消去し、検出しない場合には
ステップS7−12の処理を実行する。ステップS7−
17における処理は図11に示され、後に詳細に説明す
る。
【0026】ステップS7−12:表示管理部4は、ユ
ーザの操作により入力イベント管理部2から操作の終了
を示す指示信号を入力したことを検出するとステップS
7−18の処理を実行し、検出しない場合にはステップ
S7−7の処理を再び行う。 ステップS7−18:表示管理部4は、上述した処理が
終了したときの表示状態に関する情報をデータ入出力管
理部6を介してデータ蓄積部8に記憶させる。このとき
に記憶された表示状態に関する情報は、次回、コンピュ
ータシステムが再起動されたときに初期状態情報として
読み出され、この読み出された初期状態情報に基づい
て、前回の終了時と同様の表示状態が再現される。
【0027】以下、隣接ノードの表示処理について説明
する。図6は、上述した図5のステップS7−6におい
て表示管理部4が行う隣接ノードの表示処理のフローチ
ャートである。 ステップS12−1:表示管理部4は次段隣接ノードの
表示処理を行うか否かを判断し、行うと判断した場合に
はステップS12−2の処理を実行し、行わないと判断
した場合には図5のステップS7−6の処理を終了して
図5に示すステップS7−3の処理を再び行う。 ステップS12−2:表示管理部4は図5に示すステッ
プS7−5にて表示を行った実体ノード(以下、起点ノ
ードと呼ぶ)から出ているリンクを表示管理部4の内部
に設けられた主記憶内から逐次的に取り出す。
【0028】ステップS12−3:表示管理部4はステ
ップS12−2にて取り出すリンクが存在するか否かを
判断し、存在しないと判断した場合には隣接ノードの表
示処理を終了し図5に示すステップS7−3の処理を再
び実行し、存在すると判断した場合にはステップS12
−4の処理を実行する。 ステップS12−4:表示管理部4はステップS12−
2にて取り出したリンクについてそのリンク先ノードの
取り出しを行う。このリンク先のノードは、既に表示さ
れている場合には表示管理部4が有する主記憶内に存在
し、未だ表示されていない場合にはデータ蓄積部8内に
存在する。 ステップS12−5:表示管理部4はステップS12−
4にて取り出されたリンク先ノードが既に表示されてい
るか否かを判断し、表示されていると判断した場合には
ステップS12−14の処理を実行し、表示されていな
いと判断した場合にはステップS12−6の処理を実行
する。
【0029】ステップS12−6:表示管理部4は次段
隣接ノードの表示領域(起点ノードより1つ外側の表示
領域)内における表示位置が保存されているか否かを判
断し、保存されていると判断した場合にはステップS1
2−8の処理を実行し、保存されていないと判断した場
合にはステップS12−7の処理を実行する。ここで、
この次段隣接ノードの表示領域内に以前、今回表示を行
うリンク先のノードが表示されたことがある場合には、
その時の表示位置が既に保存されている。 ステップS12−7:表示管理部4は次段隣接ノードの
表示領域内でのリンク先ノードの表示位置の決定を行
う。この決定方法としては、ユーザが、たとえば、GU
I(Graphical User Interface) などを用いて対話的に
指定して決定する方法と、表示領域内の表示状態に応じ
てシステムが自動的に決定する方法とがある。 ステップS12−8:表示管理部4はリンク先ノードデ
ータを次段隣接ノードの表示領域について設定されてい
る縮小率で縮小する。
【0030】ステップS12−9:表示管理部4はステ
ップS12−8で縮小されたリンク先ノードデータに応
じたノードイメージを次段隣接ノードの表示領域内のス
テップS12−7にて決定された位置に表示する。この
とき表示位置を保存する。 ステップS12−10:表示管理部4はリンク表示モー
ドが表示オンモードであるか表示オフモードであるかを
判断し、表示オンモードであればステップS12−11
の処理を実行し、表示オフモードであればステップS1
2−13の処理を実行する。 ステップS12−11:表示管理部4は処理を行ってい
るリンクについて、起点ノード中の処理を行っているリ
ンクを出しているアンカー領域と、ステップS12−9
にて表示したリンク先ノードの縮小イメージとを結ぶ線
分をディスプレイに描写する。たとえば、図2に示す画
像20では、実体ノードiのアンカー領域iaと、リン
ク先ノードの縮小イメージpとの間にリンクを示す線分
qが表示されており、ユーザはアンカーとリンクとの関
係を容易に知ることができる。このように、本実施例の
情報処理方法では、リンクを出しているアンカー領域
と、リンク先ノードの縮小イメージとの間に線分を描写
することで、ユーザにとって便利な作業環境を提供する
ことができる。
【0031】ステップS12−12:表示管理部4は表
示中の全てのノードのアンカーの中で、ステップS12
−11におけるリンク先ノードを行き先とするリンクを
持つ全てのアンカーについて、そのアンカーとリンク先
ノードの縮小イメージを結ぶ線分をディスプレイに描写
する。 ステップS12−13:上述したステップS12−12
までの処理で、ステップS12−2における起点ノード
からリンクされた1つの隣接ノードについての縮小イメ
ージ表示を終了したことになり、表示管理部4はステッ
プS12−13では新たに表示した縮小イメージを起点
ノードとして隣接ノードの表示処理を再帰的に行う。こ
のように、再起処理を行うことで、起点ノードから、順
次、隣接されているノードについての表示処理が実行さ
れ、最終的には起点ノードから直接的および間接的にリ
ンクされているノードについての表示処理が全て実行さ
れる。
【0032】ステップS12−14:表示管理部4はス
テップS12−5においてリンク先ノードが既に表示さ
れているとステップS12−14の処理を実行し、リン
ク先ノードの表示領域が、次段隣接ノードの領域および
この領域の内側に存在する場合にはステップS16の処
理を実行し、外側に存在する場合にはステップS12−
15の処理を実行する。 ステップS12−15:表示管理部4は現表示領域に表
示されている縮小イメージおよびこの縮小イメージから
リンクする全ノードの縮小イメージを一旦消去し、その
後上述したステップS12−6の処理を実行する。すな
わち、表示管理部4は起点ノードのリンク先のノードが
次段隣接ノードの表示領域の外側に表示されている場合
には、一旦、このリンク先のノードに関連するノードの
表示イメージおよびリンクを表す線分を消去し、ステッ
プS12−6〜23−13の処理を行うことで再び順を
追って表示する。ステップS12−15における処理
は、図11に示され、後に詳細に説明する。
【0033】ステップS12−16:表示管理部4はス
テップS12−14にてリンク先ノードの表示領域が、
次段隣接ノードの領域およびこの領域の内側に存在する
と判断した場合にステップS12−16の処理を実行
し、上述したステップS12−10における処理と同一
の処理を実行する。 ステップS12−17:表示管理部4は上述したステッ
プS12−11における処理と同一の処理を実行する。
【0034】以下、リンク先実体ノードの表示処理につ
いて説明する。図7は、上述した図5のステップS7−
13において表示管理部4が行うアンカークリックによ
って呼び出されるリンク先実体ノード表示処理のフロー
チャートである。 ステップS8−1:表示管理部4はリンク表示モードが
表示オンモードであるか表示オフモードであるかを判断
し、表示オンモードであればステップS8−2の処理を
実行し、表示オフモードであればステップS8−3の処
理を実行する。 ステップS8−2:表示管理部4はクリックされたアン
カーからリンク先ノードの縮小イメージまで引かれてい
るリンクを表現する線分を消去する。 ステップS8−3:表示管理部4はリンク先ノードの縮
小イメージおよびその先にリンクされている全ての縮小
イメージを消去する。このステップS8−3における処
理は図11に示され、後に詳細に説明する。
【0035】ステップS8−4:表示管理部4はクリッ
クされたアンカーのリンク先ノードを実体ノードとして
表示する。このとき、このリンク先のノードはクリック
されたアンカーを有するノードに隣接しているため、ス
テップS8−3にて消去される前は縮小イメージとして
既に表示されていたことから、表示に必要なデータは既
にデータ蓄積部8から読みだされ主記憶内に保持されて
いる。 ステップS8−5:表示管理部4はステップS8−1と
同様に、リンク表示モードの識別を行う。 ステップS8−6:ステップS8−5で表示オンモード
であると判断された場合に実行され、表示管理部4はク
リックされたアンカーからステップS8−4にて表示を
行ったリンク先ノードへ線分を引き、このリンク先のノ
ードに対してリンクを持つ表示中のノードの全アンカー
から、このリンク先のノードに対して線分を引く。
【0036】ステップS8−7:表示管理部4はステッ
プS8−4にて表示を行った実体ノードに隣接するノー
ドおよびその先に続くノードの縮小イメージを図6に示
す処理に基づいて表示する。 ステップS8−8:ステップS8−1と同様に、リンク
表示モードの識別を行う。 ステップS8−9:表示管理部4は縮小イメージが表示
される最も外側の表示領域内でのリンクの有無を検査
し、もしリンクが存在すれば、そのリンクに対応する線
分を引く。尚、最も外側の表示領域以外のリンクに対応
する線分の描写はステップS8−7にて既に行われてい
る。
【0037】以下、縮小イメージの領域間移動について
説明する。図8は、上述した図5のステップS7−14
において表示管理部4が行うディスプレイ上の縮小イメ
ージ表示領域に表示された縮小イメージをその領域を越
えて他の縮小イメージ表示領域に移動させる処理のフロ
ーチャートである。 ステップS9−1:表示管理部4はリンク表示モードが
表示オンモードであるか表示オフモードであるかを判断
し、表示オンモードであればステップS9−2の処理を
実行し、表示オフモードであればステップS9−3の処
理を実行する。 ステップS9−2:表示管理部4は移動する縮小イメー
ジに対して引かれた全ての線分を消去する。 ステップS9−3:表示管理部4は移動する縮小イメー
ジノードを消去する。このステップSS9−3における
処理は図11に示される。
【0038】ステップS9−4:表示管理部4は移動す
る縮小イメージのデータを、図1に示す画像縮小部10
に出力し、このデータを移動先の表示領域に設定された
縮小率に応じて変換する。 ステップS9−5:ステップS9−4にて変換された縮
小イメージのデータに応じた縮小イメージを移動先の表
示領域に表示する。 ステップS9−6:表示管理部4はリンク表示モードが
表示オンモードであるか表示オフモードであるかを判断
し、表示オンモードであればステップS9−7の処理を
実行し、表示オフモードであればステップS9−8の処
理を実行する。 ステップS9−7:ステップS9−6で表示オンモード
であると判断された場合に実行され、表示管理部4はス
テップS9−5にて移動先の表示領域に表示を行った縮
小イメージノードへのリンクを表す線分を引く。
【0039】ステップS9−8:表示管理部4はステッ
プS9−5にて表示を行った縮小イメージノードに隣接
するノードおよびその先に続くノードの縮小イメージを
図6に示す処理に基づいて表示する。 ステップS9−9:ステップS9−1と同様に、リンク
表示モードの識別を行う。 ステップS9−10:表示管理部4は縮小イメージが表
示される最も外側の表示領域内でのリンクの有無を検査
し、もしリンクが存在すれば、そのリンクに対応する線
分を引く。尚、最も外側の表示領域以外の線分の描写は
ステップS9−8にて既に行われている。
【0040】以下、縮小イメージの実体表示領域への移
動について説明する。図9は、上述した図5のステップ
S7−15において表示管理部4が行うディスプレイ上
の縮小イメージ表示領域に表示された縮小イメージをそ
の領域を越えて実体ノード表示領域に移動させる処理の
フローチャートである。 ステップS11−1:表示管理部4はリンク表示モード
が表示オンモードであるか表示オフモードであるかを判
断し、表示オンモードであればステップS11−2の処
理を実行し、表示オフモードであればステップS11−
3の処理を実行する。 ステップS11−2:表示管理部4は移動する縮小イメ
ージに対して引かれた全ての線分を消去する。たとえ
ば、図2に示す縮小イメージ「m1」を実体ノード表示
領域Aに移動する場合には、縮小イメージ「m1」に対
して引かれている線分「d1」を消去する。 ステップS11−3:表示管理部4は移動する縮小イメ
ージノードを消去する。このステップS11−3におけ
る処理は図11に示される。たとえば、図2に示す縮小
イメージ「m1」を実体ノード表示領域Aに移動する場
合には、図2に示す縮小イメージ「m1」、縮小イメー
ジ「n」および線分「c」が消去される。
【0041】ステップS11−5:表示管理部4は移動
する縮小イメージノードを実体ノード表示領域に実体ノ
ードとして表示する。たとえば、図2に示す縮小イメー
ジ「m1」を実体ノード表示領域Aに移動する場合に
は、図12に示すように、実体ノード表示領域Aに実体
ノード「m1」が表示される。 ステップS11−6:表示管理部4はリンク表示モード
が表示オンモードであるか表示オフモードであるかを判
断し、表示オンモードであればステップS11−7の処
理を実行し、表示オフモードであればステップS11−
8の処理を実行する。 ステップS11−7:ステップS11−6で表示オンモ
ードであると判断された場合に実行され、表示管理部4
はステップS11−5にて移動先の実体ノード表示領域
に表示を行った実体ノードへのリンクを表す線分を引
く。たとえば、図2に示す縮小イメージ「m1」を実体
ノード表示領域Aに移動した場合には、図12に示すよ
うに実体ノード「e」のアンカー「e1」から実体ノー
ド「m1」へのリンクを表す線分「f」を引く。
【0042】ステップS11−8:表示管理部4はステ
ップS11−5にて表示を行った実体ノードに隣接する
ノードおよびその先に続くノードの縮小イメージを図6
に示す処理に基づいて表示する。たとえば、図12に示
すように、実体ノード「m1」に直接的に隣接するノー
ドの縮小イメージ「n」が縮小イメージ表示領域Bに表
示され、実体ノード「m1」と縮小イメージ「n」との
リンクを示す線分gが引かれる。そして、縮小イメージ
「n」とリンクする縮小イメージが縮小イメージ表示領
域Cに表示される。 ステップS11−9:ステップS11−1と同様に、リ
ンク表示モードの識別を行う。 ステップS11−10:表示管理部4は縮小イメージが
表示される最も外側の表示領域内でのリンクの有無を検
査し、もしリンクが存在すれば、そのリンクに対応する
線分を引く。尚、最も外側の表示領域以外のリンクの描
写はステップS11−8にて既に行われている。上述し
た処理を、図2に示す縮小イメージ「m1」について行
うと、図12に示すような画像が表示される。
【0043】以下、実体ノードの縮小イメージ表示領域
への移動について説明する。図10は、上述した図5の
ステップS7−16において表示管理部4が行うディス
プレイ上の実体ノード表示領域に表示された実体ノード
を縮小イメージ表示領域に移動させる処理のフローチャ
ートである。 ステップS10−1:表示管理部4はリンク表示モード
が表示オンモードであるか表示オフモードであるかを判
断し、表示オンモードであればステップS10−2の処
理を実行し、表示オフモードであればステップS10−
3の処理を実行する。 ステップS10−2:表示管理部4は移動する実体ノー
ドに対して引かれた全ての線分を消去する。たとえば、
図2に示す実体ノード「i」を縮小イメージ表示領域B
に移動する場合には、実体ノード「i」に引かれた全て
の線分を消去する。 ステップS10−3:表示管理部4は移動する実体ノー
ドを消去する。このステップS10−3における処理は
図11に示される。たとえば、図2に示す実体ノード
「i」を縮小イメージ表示領域Bに移動する場合には、
実体ノード「i」およびこの実体ノード「i」と隣接す
るノードの消去を行う。
【0044】ステップS10−4:表示管理部4は移動
する実体ノードのデータを、図1に示す画像縮小部10
に出力し、このデータを移動先の縮小イメージ表示領域
に設定された縮小率に応じて変換する。 ステップS10−5:ステップS10−4にて変換され
たデータに応じた縮小イメージを移動先の縮小イメージ
表示領域に表示する。たとえば、図2に示す実体ノード
「i」を縮小イメージ表示領域Bに移動する場合には、
ステップS10−4にて変換されたデータに応じて、図
2における実体ノード「i」に対応する縮小イメージ
「i」を図13に示すように、縮小イメージ表示領域B
に表示する。 ステップS10−6:表示管理部4はリンク表示モード
が表示オンモードであるか表示オフモードであるかを判
断し、表示オンモードであればステップS10−7の処
理を実行し、表示オフモードであればステップS10−
8の処理を実行する。
【0045】ステップS10−7:ステップS10−6
で表示オンモードであると判断された場合に実行され、
表示管理部4はステップS10−5にて移動先の縮小イ
メージ表示領域に表示を行った縮小イメージへのリンク
を表す線分を引く。 ステップS10−8:表示管理部4はステップS10−
5にて表示を行った縮小イメージに隣接するノードおよ
びその先に続くノードの縮小イメージを図6に示す処理
に基づいて表示する。たとえば、図2に示す実体ノード
「i」を縮小イメージ表示領域Bに移動する場合には、
図2において縮小イメージ表示領域Bに表示されていた
実体ノード「i」からリンクされた縮小イメージを、縮
小イメージ表示領域Cに表示する。 ステップS10−9:ステップS10−1と同様に、リ
ンク表示モードの識別を行う。 ステップS10−10:表示管理部4は縮小イメージが
表示される最も外側の表示領域内でのリンクの有無を検
査し、もしリンクが存在すれば、そのリンクに対応する
線分を引く。尚、最も外側の表示領域以外のリンクの描
写はステップS10−8にて既に行われている。上述し
た処理を、図2に示す実体ノード「i」について行う
と、図13に示すような画像が表示される。
【0046】以下、ノード消去の処理について説明す
る。表示管理部4が行うノード消去処理は、指定された
実体ノードあるいは縮小ノードなどのノードを起点とし
て、この起点とされたノードからリンクされている全て
のノード(縮小イメージ)およびこのリンクされたノー
ドに関与するリンクを表す線分の消去を行う処理であ
り、図11に示す手順に従って行われる。このノード消
去の処理は、図6のステップS12−15、図7のステ
ップS8−3、図8のステップS9−3、図9のステッ
プS11−3、図10のステップS10−3および図1
1のステップS13−6にて行われる。
【0047】ステップS13−1:表示管理部4は消去
するノードとして指定されたノード(以下、起点ノード
と呼ぶ)から出ているリンクを逐次的に取り出す。 ステップS13−2:表示管理部4は起点ノードから出
ているリンクの取り出しが全て終了したか否かを判断
し、終了したと判断した場合にはステップS13−9の
処理を実行し、終了していないと判断した場合にはステ
ップS13−3の処理を実行する。すなわち、起点ノー
ドから出ている全てのリンクについての処理が終了して
いれば、起点ノードから直接または間接的に関係する全
てのリンクおよび全てのリンク先のノードは消去された
ことになる。
【0048】ステップS13−3:表示管理部4はステ
ップS13−1にて取り出したリンクのリンク先ノード
を取り出す。 ステップS13−4:表示管理部4はステップS13−
3にて取り出したノードがディスプレイ表示された表示
領域のうち、最も外側の領域に表示されているか否かを
判断し、最も外側の領域に表示されていると判断した場
合にはステップS13−5の処理を実行し、そうでない
場合にはステップS13−6の処理を実行する。 ステップS13−5:表示管理部4は、起点ノードのリ
ンク先ノードがいずれかの表示領域に表示されているか
を判断し、表示されていると判断した場合にはステップ
S13−7の処理を実行し、表示されていないと判断し
た場合にはステップS13−1の処理を再び行う。すな
わち、起点ノードのリンク先ノードが最も外側の表示領
域に表示されている場合、通常、そのリンク先ノードか
らその先のリンクは表示されないが、リンク先ノードと
その他の表示中のノードとの間にリンク関係を示す線分
が引かれていることがあるため、表示管理部4はリンク
を表す線分が引かれていない場合は何もせずにステップ
S13−1の処理を再び実行し、リンクを表す線分が引
かれている場合にはステップS13−7の処理を行う。
【0049】ステップS13−6:図11に示す処理全
体を再帰的に行う。すなわち、表示管理部4は、ステッ
プS13−1にて指定された起点ノードから出ているリ
ンクを逐次的に取り出し、ステップS13−4にてリン
ク先のノードが最も外側でない場合に、すなわち、対象
となるリンク先ノードが表示中のリンク構造の葉(最も
下層)の部分でない場合に、リンク先ノード消去処理を
再帰的に行うことで、起点ノードのリンク先ノードから
先に続くノード群を深さ方向優先で探索し、葉のノード
に辿り着いたところで、その葉のノードをサーチした道
筋を戻る方向で順次、リンクおよびノードの消去を行
う。 ステップS13−7:表示管理部4はリンク表示モード
が表示オンモードであるか表示オフモードであるかを判
断し、表示オンモードであればステップS13−8の処
理を実行し、表示オフモードであればステップS13−
1の処理を再び実行する。 ステップS13−8:表示管理部4は消去の対象として
いるノードに対して引かれた全ての線分を消去する。
【0050】一方、ステップS13−2にて起点ノード
から出ているリンクの取り出しが全て終了した場合には
ステップS13−9、13−10の処理が実行される。 ステップS13−9:表示管理部4は、処理対象となる
ノードが他の表示中のノードのリンク先となっているか
否かを判断し、なっていると判断した場合には処理を終
了し、なっていないと判断した場合にはステップS13
−10の処理を実行する。 ステップS13−10:表示管理部4は、処理対象とな
るノードの表示イメージを消去する。
【0051】本発明は、注目している実体ノードに直接
的あるいは間接的にリンクされたノードに関する縮小イ
メージを縮小イメージ表示領域に表示し、実体ノードの
リンクボタンあるいはアンカー画像と縮小イメージとの
リンク関係を示す画像を表示する情報処理方法であれ
ば、上述した実施例に限定されない。表示画面上の実体
ノード表示領域および縮小イメージ表示領域の形状およ
び配置などは任意である。また、アンカー画像と縮小イ
メージとのリンク関係を示す画像は、上述した線分に限
らずその他の画像であってもよい。さらに、縮小イメー
ジにアンカー画像をさらに含め、その縮小イメージとリ
ンク関係を有する縮小イメージに対して、縮小イメージ
に含まれるアンカー画像からリンクを示す線分を描写す
るようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】本発明の情報処理方法によれば、注目し
ているノードにリンクされているリンク先ノードを表示
面積の小さな縮小イメージとして表示するため、注目し
ているノードとリンク関係を有する数多くのノードに関
する画像を表示することができ、ユーザは注目している
ノードのハイパーメディア情報空間における位置を容易
に認識できる。本発明の情報処理方法によれば、アンカ
ー画像と縮小イメージとのリンク関係を示す画像を見る
ことで、ユーザはノード相互間のリンク関係を容易に認
識できる。また、本発明の情報処理方法によれば、ユー
ザはアンカーとリンクとの関係を容易に認識できる。ま
た、本発明の情報処理方法によれば、複数のノード表示
が可能なマルチウィンド環境においてもブラザ機能を効
果的に発揮できる。さらに、本発明の情報処理方法によ
れば、汎用性の高い2次元表示を基本としたウィンドシ
ステムを用いて、ユーザにノード相互間の関係を容易に
認識させることができる表示画像を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の情報処理方法を実施するコンピュー
タシステムの構成図である。
【図2】表示管理部のディスプレイに表示される画像の
概略図である。
【図3】表示管理部のディスプレイにリンク表示オフモ
ードにおいて表示される画像の概略図である。
【図4】表示管理部のディスプレイに図2に示す画像に
おける領域間の面積比率を変更した場合に表示される画
像である。
【図5】表示管理部における処理のフローチャートであ
る。
【図6】図5のステップS7−6において表示管理部が
行う隣接ノードの表示処理のフローチャートである。
【図7】図5のステップS7−13において表示管理部
が行うリンク先ノードの表示処理のフローチャートであ
る。
【図8】図5のステップS7−14において表示管理部
が行うディスプレイ上の縮小イメージを他の縮小イメー
ジ領域に移動させる処理のフローチャートである。
【図9】図5のステップS7−15において表示管理部
が行うディスプレイ上の縮小イメージを実体ノード表示
領域に移動させる処理のフローチャートである。
【図10】図5のステップS7−16において表示管理
部が行うディスプレイ上の実体ノードを縮小イメージ表
示領域に移動させる処理のフローチャートである。
【図11】表示管理部が行うノード消去処理のフローチ
ャートである。
【図12】図2の画像に表示された縮小イメージを実体
ノード表示領域に移動させた場合の画像である。
【図13】図2の画像に表示された実体ノードを縮小イ
メージ表示領域に移動させた場合の画像である。
【符号の説明】
2・・・入力イベント管理部 4・・・表示管理部 6・・・データ入出力管理部 8・・・データ蓄積部 10・・・画像縮小部 A・・・ディスプレイの画像に形成された実体ノード表
示領域 B、C・・・ディスプレイの画像に形成された縮小イメ
ージ表示領域 i、e・・・実体ノード i1〜i4、e1〜e3・・・リンクボタン m1〜m3、p1〜p4・・・縮小イメージ d1〜d3、q1〜q4・・・リンク関係を示す線分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 17/30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リンク先ノードを示すアンカー情報と映像
    などの視覚可能な情報とを有するノードに応じた画像
    を、前記アンカー情報に基づいて、順次、表示画面上に
    表示する情報処理方法において、 ユーザが指定した単数あるいは複数の前記ノードに応じ
    た画像を該ノードが有する前記アンカー情報に対応する
    アンカー画像を一部に含めて表示画面上の第1の表示領
    域に表示し、 該第1の表示領域に表示された前記ノードのリンク先ノ
    ードに応じた縮小イメージを表示画面上の第2の表示領
    域に表示し、 前記第1の表示領域に表示された前記ノードに応じた画
    像に含まれる前記アンカー画像と該アンカー画像に対応
    する前記第2の表示領域に表示された前記縮小イメージ
    とのリンク関係を示す画像を表示画面上に表示を行うこ
    とを特徴とする情報処理方法。
  2. 【請求項2】リンク元ノードに応じた縮小イメージを、
    リンク先ノードに応じた縮小イメージが表示される前記
    表示画面上の表示領域と異なる表示領域に表示すること
    を特徴とする請求項1記載の情報処理方法。
  3. 【請求項3】前記リンク先ノードに応じた縮小イメージ
    の縮小率を、前記リンク元ノードに応じた縮小イメージ
    の縮小率に比べて高くすることを特徴とする請求項1ま
    たは2いずれか記載の情報処理方法。
  4. 【請求項4】リンク元ノードに応じた画像を表示する表
    示領域の外側に、リンク先ノードに応じた画像を表示す
    る表示領域を設けることを特徴とする請求項1〜3いず
    れか記載の情報処理方法。
  5. 【請求項5】リンク元ノードに応じた縮小イメージと、
    リンク先ノードに応じた縮小イメージとの関係を示す表
    示を行うことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の
    情報処理方法。
  6. 【請求項6】表示領域内における前記ノードに応じた画
    像が表示される位置を、予め定められた手続き基づいて
    自動的に決定することを特徴とする請求項1〜5いずれ
    か記載の情報処理方法。
  7. 【請求項7】表示領域内における前記ノードに応じた画
    像が表示される位置を、ユーザからの指示に基づいて再
    度、決定することを特徴とする請求項1〜5いずれか記
    載の情報処理方法。
  8. 【請求項8】前記ノードに応じた画像が表示された表示
    画像に関する情報を記憶し、該記憶された情報に基づい
    て、再度、表示を行うことを特徴とする請求項1〜7い
    ずれか記載の情報処理方法。
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