JP3200819B2 - 画像表示方法 - Google Patents

画像表示方法

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JP3200819B2
JP3200819B2 JP13678695A JP13678695A JP3200819B2 JP 3200819 B2 JP3200819 B2 JP 3200819B2 JP 13678695 A JP13678695 A JP 13678695A JP 13678695 A JP13678695 A JP 13678695A JP 3200819 B2 JP3200819 B2 JP 3200819B2
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倫太 今井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像表示技術に関し、
特に、多数の映像情報を持つデータベースのデータを、
3次元コンピュータ・グラフィックス(以下、CGと称
する)上に表示する方法及び装置に適用して有効な技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、3次元CGに映像を表示する際に
は、2次元的映像表示方法、キーワードにより映像情報
を検索して表示する映像表示方法又は映像情報とそのリ
ンクのみを表示する映像表示方法等を用いていた。
【0003】前記2次元的映像表示方法とは、映像から
代表的な静止画像を抽出し、前記抽出された静止画像を
紙面又はディスプレイ上に平面的に並べて表示する方法
であり、ディスプレイ上に前記静止画像を並べる際に
は、該静止画像が重ならない様にメニュー形式で表示す
ることが多い。
【0004】また、キーワードにより映像情報を検索し
て表示する映像表示方法は、各映像に該映像を検索する
為のキーワードを設定し、前記キーワードを映像情報の
一部として蓄積しておき、表示したい映像のキーワード
を基に前記映像情報内を検索して、前記検索した映像を
表示する方法である。
【0005】前記の映像情報とそのリンクのみを表示す
る映像表示方法とは、ディスプレイ上に静止画像を表示
すると同時に、前記静止画像に関連する他の静止画像へ
のリンクとして、前記静止画像に関連する他の静止画像
の格納場所を蓄積している方法であり、ある静止画像に
関連する静止画像を選択して他の映像情報を引き出す場
合には、現在表示されている静止画像に埋め込まれたリ
ンクをたどり、他の静止画像の表示を行っている。
【0006】前記の映像表示方法で、特定の静止画像の
表示から他の静止画像の表示に移動する場合には、2次
元的にメニューに表示された他の静止画像を選択する
か、他のキーワードによって他の静止画像を検索する
か、又は、現在表示されている静止画像のリンクをたど
って他の静止画像へ移動する等の、予め定められた特定
の映像情報への離散的な移動に限られていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、前記従来
技術を検討した結果、以下の問題点を見い出した。
【0008】(1)従来の2次元的映像表示方法では、
複数の静止画像を重ならない様に並べて表示し、その付
加情報の多くは表示されていなかった為、複数の映像及
びその付加情報の表示効率が悪いという問題があった。
【0009】(2)従来の映像情報とそのリンクのみを
表示する映像表示方法では、ある映像情報に関連する映
像情報は、そのリンクで表されている為、前記リンクに
よって関連付けられた映像情報空間の把握及び複数の映
像情報間の関係が一度に表示できないという問題があっ
た。
【0010】(3)前記2次元的映像表示方法のメニュ
ーやキーワードサーチによって映像を選択したり、前記
の映像情報とそのリンクのみを表示する映像表示方法で
映像情報を引き出すリンクをたどった場合には、予めメ
ニューに表示された映像やキーワードやリンクが設定さ
れた映像が選択の対象となる為、メニュー、キーワード
及びリンクによる選択対象となっていない映像情報を検
索することができないという問題があった。
【0011】(4)従来の離散的な情報散策である、前
記2次元的映像表示方法や前記の映像情報とそのリンク
のみを表示する映像表示方法では、ある映像情報から他
の映像情報への移動先は、2次元的に表示された映像情
報又はリンクの設定された映像情報に限られていた為、
ある映像情報から、2次元的に表示されていない映像や
リンクの設定されていない映像に移動する映像情報空間
の横断的見方を行うことができないという問題があっ
た。
【0012】本発明の目的は、複数の映像及びその付加
情報の表示効率を向上することが可能な技術を提供する
ことにある。
【0013】本発明の他の目的は、複数の映像が表示さ
れる映像情報空間の視覚的把握が可能な技術を提供する
ことにある。
【0014】本発明の他の目的は、時間的及び論理的に
つながりのある映像の表示を行うことが可能な技術を提
供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、複数の映像が表示さ
れる映像情報空間の任意の映像を選択して表示すること
が可能な技術を提供することにある。
【0016】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以
下のとおりである。
【0018】(1)3次元CG上に映像を表示する画像
表示方法であって、複数の動画像から複数の静止画像を
抽出し、前記複数の静止画像に付随する関係情報を抽出
し、前記複数の静止画像の時間的なつながりを示す時系
列リンクを作成し、前記複数の静止画像の論理的なつな
がりを示すハイパーリンクを作成し、複数の静止画像と
該静止画像に付随する関係情報と前記時系列リンクと前
記ハイパーリンクを蓄積し、前記複数の静止画像と該静
止画像に付随する関係情報を、前記時系列リンク及び前
記ハイパーリンクに基づいて前記3次元CG上に配置し
て表示するものである。
【0019】(2)前記(1)の画像表示方法におい
て、前記複数の動画像から抽出された複数の静止画像
は、該動画像の各場面の映像を代表する複数の代表場面
となるものである。
【0020】(3)前記(1)又は(2)の画像表示方
法において、前記時系列リンクの作成は、前記複数の静
止画像の中の所定の静止画像に対して時間的につながり
のある別の静止画像の識別コードを前記所定の静止画像
のデータに蓄積して行い、前記ハイパーリンクの作成
は、前記複数の静止画像の中の所定の静止画像に対して
任意の静止画像を選択し、前記選択された静止画像の識
別コードを前記所定の静止画像のデータに蓄積して行う
ものである。
【0021】(4)3次元CG上に映像を表示する画像
表示方法であって、複数の動画像から複数の静止画像を
抽出し、前記複数の静止画像に付随する関係情報を抽出
し、前記複数の静止画像の時間的なつながりを示す時系
列リンクを作成し、前記複数の静止画像の論理的なつな
がりを示すハイパーリンクを作成し、複数の静止画像と
該静止画像に付随する関係情報と前記時系列リンクと前
記ハイパーリンクを蓄積し、前記蓄積された複数の静止
画像と該静止画像に付随する関係情報とを、コンピュー
タ内に仮想的に生成された3次元仮想空間内の3次元の
物体である3次元CGオブジェクトに合成し、前記静止
画像と関係情報が合成された複数の3次元CGオブジェ
クトを前記蓄積された各時系列リンクと各ハイパーリン
クに基づいて前記3次元仮想空間内に配置し、前記3次
元仮想空間内の所定の視点位置から見た3次元CGオブ
ジェクト群を表示し、複数の映像間の関係を可視化する
ものである。
【0022】(5)前記(4)の画像表示方法におい
て、前記3次元CGオブジェクトをコンピュータ内に仮
想的に生成された3次元仮想空間内に配置する際に、前
記時系列リンクによってつながれた複数の3次元CGオ
ブジェクトを配置する場合には、該3次元CGオブジェ
クトを互いに隣接して配置し、前記ハイパーリンクによ
ってつながれた複数の3次元CGオブジェクトを配置す
る場合には、該3次元CGオブジェクトを予め定められ
た一定距離まで互いに接近させて配置するものである。
【0023】(6)前記(4)又は(5)の画像表示方
法において、前記3次元仮想空間内の所定の視点位置か
ら見た3次元CGオブジェクト群を表示する際に、前記
視点位置を入力し、該入力された視点位置に基づいて前
記3次元仮想空間内の視点位置を変更し、前記変更され
た視点位置から眺めた3次元CGオブジェクト群を表示
し、任意の視点位置から見た複数の映像間の関係を可視
化するものである。
【0024】
【作用】前述した手段によれば、まず、3次元CG上に
表示される複数の動画像から複数の静止画像を抽出する
と共に、前記複数の静止画像に付随する関係情報を抽出
する。
【0025】次に、前記抽出された複数の静止画像の時
間的なつながりを示す時系列リンクと、前記複数の静止
画像の論理的なつながりを示すハイパーリンクを作成す
る。
【0026】前記複数の静止画像と該静止画像に付随す
る関係情報と前記時系列リンクと前記ハイパーリンクを
データベースに蓄積する。
【0027】前記データベースに蓄積された前記複数の
静止画像と該静止画像に付随する関係情報を、前記時系
列リンクに基づいて前記3次元CG上に時系列に並べて
配置した後、前記ハイパーリンクに基づいて論理的なつ
ながりのある静止画像同志を接近させて配置して表示す
る。
【0028】前記動画像から抽出された複数の静止画像
は、前記複数の映像中の代表的な場面である複数の代表
場面であるものとし、また、前記複数の静止画像の関係
情報は、前記動画像の情報から抽出された前記複数の静
止画像の題名、ユーザのコメント、該映像のカテゴリー
等の情報であるものとする。
【0029】ここで、前記代表場面を抽出する方法に特
に指定は無く、例えば、前記動画像におけるシーンチェ
ンジを基に代表場面を抽出したり、また、前記動画像中
の一定時間毎の場面を基に代表場面を抽出しても良い。
【0030】前記時系列リンクの作成は、前記複数の静
止画像の中の所定の静止画像に対し時間的につながりの
ある別の静止画像の識別コードを前記所定の静止画像の
データに蓄積して行う。
【0031】前記ハイパーリンクの作成は、前記複数の
静止画像の中の所定の静止画像に対して任意の静止画像
を選択し、前記選択された静止画像の識別コードを前記
所定の静止画像のデータに蓄積して行う。
【0032】以上の様に、複数の静止画像を該静止画像
に付随する関係情報と共に時間的又は論理的なつながり
を基に並べて表示するので、複数の映像及びその付加情
報の表示効率を向上することが可能である。
【0033】また、3次元CG上に表示する複数の動画
像から複数の静止画像を抽出し、前記複数の静止画像に
付随する関係情報を抽出し、前記複数の静止画像の時間
的なつながりを示す時系列リンクを作成し、前記複数の
静止画像の論理的なつながりを示すハイパーリンクを作
成し、複数の静止画像と該静止画像に付随する関係情報
と前記時系列リンクと前記ハイパーリンクをデータベー
スに蓄積する。
【0034】次に、前記蓄積された複数の静止画像と該
静止画像に付随する関係情報とを、コンピュータ内に仮
想的に生成された3次元仮想空間内の3次元の物体であ
る3次元CGオブジェクトに合成する。
【0035】例えば、直方体の3次元CGオブジェクト
の各面に、ある静止画像と該静止画像の題名、ユーザの
コメント、時系列上の時間データ等を合成する。
【0036】次に、前記静止画像と関係情報が合成され
た複数の3次元CGオブジェクトを前記時系列リンク及
び前記ハイパーリンクに基づいて前記3次元仮想空間内
に配置する。
【0037】前記3次元仮想空間内の所定の視点位置か
ら見た前記複数の3次元CGオブジェクト群を表示し、
前記複数の3次元CGオブジェクト間の関係を表示する
ことによって、複数の映像間の関係を可視化する。
【0038】以上の様に、前記静止画像を合成した複数
の3次元CGオブジェクトを3次元CG上に配置して複
数の映像間の関係を可視化するので、前記複数の3次元
CGオブジェクトが表示される映像情報空間の視覚的把
握が可能である。
【0039】また、前記3次元CGオブジェクトをコン
ピュータ内に仮想的に生成された3次元仮想空間内に配
置する際に、前記時系列リンクによってつながれた複数
の3次元CGオブジェクトを配置する場合には、前記時
系列リンクによってつながれた3次元CGオブジェクト
同志を互いに隣接して配置する。
【0040】次に、前記時系列リンクによって配置され
た3次元CGオブジェクトの中に、前記ハイパーリンク
によってつながれた3次元CGオブジェクトが存在する
場合には、前記ハイパーリンクによってつながれた3次
元CGオブジェクト同志を予め定められた一定距離まで
互いに接近させて配置する。
【0041】以上の様に、前記複数の3次元CGオブジ
ェクトを、前記時系列リンク及びハイパーリンクに基づ
いて接近させて配置するので、時間的及び論理的につな
がりのある映像の表示を行うことが可能である。
【0042】また、前記画像表示方法において、前記3
次元仮想空間内の所定の視点位置から見た3次元CGオ
ブジェクト群を表示する際に、前記視点位置を入力し、
該入力された視点位置に基づいて前記3次元仮想空間内
の視点位置を変更し、前記変更された視点位置から眺め
た3次元CGオブジェクト群を表示し、任意の視点位置
から見た複数の映像間の関係を可視化する。
【0043】以上の様に、前記3次元仮想空間内の視点
位置を変更することによって前記3次元CG上の任意の
3次元CGオブジェクトの映像を重点的に表示するの
で、複数の映像が表示される映像情報空間の任意の映像
を選択して表示することが可能である。
【0044】
【実施例】以下、本発明について、実施例とともに図面
を参照して詳細に説明する。
【0045】なお、実施例を説明する為の全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【0046】図1は、本発明の画像表示方法を実施する
一実施例の装置の概略構成を示す図である。図1におい
て、100はCPU、110はビデオ入力装置、120
はメモリ、121はサンプリング部、122は代表場面
切り出し部、123は合成部、130は外部記憶装置、
131は場面データ、140はグラフィカル・ユーザ・
インタフェース(GUI)装置、141は配置部、15
0は付加情報入力装置である。
【0047】図1に示す様に、本実施例の画像表示方法
の実施装置は、映像を入力するビデオ入力装置110
と、ビデオ入力装置110によって入力された映像を処
理するプログラムを記憶したメモリ120と、映像の場
面データ131を蓄積したデータベースを格納する外部
記憶装置130と、場面データ131を表示するGUI
装置140と、ユーザからの指示を入力する付加情報入
力装置150と、ビデオ入力装置110とメモリ120
と外部記憶装置130とGUI装置140と付加情報入
力装置150の動作を制御するCPU100を備えてい
る。
【0048】本実施例の画像表示方法を実施する実施装
置では、ビデオ入力装置110から入力された映像をサ
ンプリング部121に送って前記映像をメモリ120に
記憶し、代表場面切り出し部122で前記映像から代表
的な静止画像を代表場面として抽出し、前記抽出された
代表場面を外部記憶装置130のデータベースに場面デ
ータ131として蓄積する。
【0049】また、代表場面切り出し部122では、前
記代表場面の関係情報として、前記代表場面の題名、ユ
ーザのコメント、ユーザが用意したメニュー、映像のカ
テゴリー、前記代表場面の映像中の場所を示す時間デー
タ及び前記代表場面の配置位置の情報を抽出し、場面デ
ータ131に蓄積する。
【0050】ここで、前記代表場面を抽出する方法に特
に指定は無く、例えば、前記入力された映像におけるシ
ーンチェンジを基に、場面転換の最初の画像を代表場面
として抽出したり、また、前記映像中の一定時間毎の場
面の画像を代表場面として抽出しても良い。
【0051】外部記憶装置130のデータベースに蓄積
された場面データ131は、合成部123によって、G
UI装置140に表示されている3次元CG上の3次元
CGオブジェクトに合成した後、配置部141によっ
て、前記3次元CG上に配置される。
【0052】また、ユーザは付加情報入力装置150に
よって、GUI装置140に表示される3次元CGの視
点位置やハイパーリンクを形成する3次元CGオブジェ
クトの指定を行う。
【0053】(場面データの3次元CGオブジェクトへ
の合成処理)以下に、本実施例の画像表示方法におい
て、映像の場面データを3次元仮想空間内の3次元CG
オブジェクトに合成する処理について説明する。
【0054】図2は、本実施例の画像表示方法におい
て、場面データを3次元CGオブジェクトに合成する処
理の概要を示す図である。図2において、210は映像
場面、220は付加情報、230はメディア情報、24
0は3次元CGオブジェクト、241は3次元CGオブ
ジェクト240の正面、242は3次元CGオブジェク
ト240の裏面、243は3次元CGオブジェクト24
0の上面、244及び245は3次元CGオブジェクト
240の側面、251は音声再生エリア、252は映像
再生エリアである。
【0055】図2に示す様に、本実施例の画像表示方法
の外部記憶装置130のデータベースに蓄積された場面
データ131は、代表場面である映像場面210と、付
加情報220と、メディア情報230で構成され、直方
体の3次元CGオブジェクト240に場面データ131
が合成される。
【0056】付加情報220は、関係情報及び属性情報
で構成されており、前記関係情報は、映像場面210の
題名、ユーザのコメント、ユーザが用意したメニュー、
映像のカテゴリー、映像場面210の映像中の場所を示
す時間データ及び映像場面210の配置位置を有し、前
記属性情報は、前記時系列リンク及び前記ハイパーリン
クによってつながれた他の場面データの識別コードを有
している。
【0057】メディア情報230は、映像場面210に
付随したメディア情報であり、該場面データから時系列
リンクによってつながれた次の場面データまでの音声情
報及び映像情報で構成されている。この映像場面210
に付随したメディア情報230は、3次元CGオブジェ
クト240の回りの空間にマッピングされており、付加
情報入力装置150によってユーザが3次元CGオブジ
ェクト240の回りの座標を指示すると、前記指示され
た座標値が半径Rの音声再生エリア251内である場合
には前記音声情報が再生され、前記指示された座標値が
半径rの映像再生エリア252内の場合には前記映像情
報が再生される。
【0058】本実施例の画像表示方法の合成部122で
は、場面データ131を3次元CGオブジェクト240
に合成する。代表場面である映像場面210は、3次元
CGオブジェクト240の正面241にカラー、裏面2
42に白黒で合成される。
【0059】映像場面210の付加情報220中の関係
情報である、映像場面210の映像中の場所を示す時間
データは、3次元CGオブジェクト240の上面243
に合成され、映像場面210の題名、ユーザのコメン
ト、ユーザが用意したメニュー及び映像のカテゴリー
は、3次元CGオブジェクト240の側面244及び側
面245に合成される。
【0060】図3は、本実施例の画像表示方法におい
て、場面データが合成された3次元CGオブジェクトの
概略を示す図である。図3において、310は映像場面
210の題名とコメントを合成した3次元CGオブジェ
クト、320はユーザが用意したメニューと映像場面2
10のカテゴリーを合成した3次元CGオブジェクトで
ある。
【0061】図3に示す様に、本実施例の画像表示方法
の3次元CGオブジェクト310及び3次元CGオブジ
ェクト320の正面241と裏面242には、代表場面
である映像場面210が合成されており、上面243に
は、映像場面210の映像中の位置である時間が合成さ
れている。
【0062】3次元CGオブジェクト310の側面24
4及び側面245には、映像場面210の題名、ユーザ
のコメントが合成され、3次元CGオブジェクト320
の側面244及び側面245には、ユーザの用意したメ
ニューと映像場面210のカテゴリーが合成されてお
り、図3に示す様に、本実施例の画像表示方法では、そ
の関係情報により、合成する情報の内容を選択しても良
い。
【0063】以上の様に、本実施例の画像表示方法によ
れば、複数の静止画像を該静止画像に付随する関係情報
と共に表示するので、複数の映像及びその付加情報の表
示効率を向上することが可能である。
【0064】(3次元CGオブジェクトの配置処理)以
下に、本実施例の画像表示方法において、場面データを
合成した3次元CGオブジェクトを時系列リンクに基づ
いて3次元仮想空間内に配置する処理手順について説明
する。
【0065】図4は、本実施例の画像表示方法におい
て、場面データを合成した3次元CGオブジェクトを時
系列リンクに基づいて配置する処理手順を示すフローチ
ャートである。
【0066】図4に示す様に、本実施例の画像表示方法
では、時間的につながりのある映像場面210を合成し
た複数の3次元CGオブジェクトを、その付加情報22
0の属性情報である時系列リンクに基づいてコンピュー
タ内の仮想的な3次元仮想空間内に配置する。
【0067】ステップ401の処理では、場面データ1
31の付加情報220の関係情報内に蓄積されている、
映像場面210の映像中の場所を示す時間データを参照
し、時系列リンクによってつながれた各代表場面の内、
時間的に最初であるエントリー場面を取り出す。
【0068】次に、ステップ402の処理では、前記取
り出されたエントリー場面の場面データ131の付加情
報220の関係情報内に蓄積されている配置位置を読み
出し、該3次元CGオブジェクトを前記3次元仮想空間
内に配置する。
【0069】ステップ403の処理では、配置した場面
データ131の付加情報220の属性情報内の時系列リ
ンクを調べ、該代表場面が他の代表場面と時間的につな
がりがあるかどうかを調べる。
【0070】該代表場面が他の代表場面と時間的につな
がりがある場合には、ステップ404の処理で、該時系
列リンクに蓄積された他の代表場面への識別コードを参
照し、前記の他の代表場面の場面データ131が合成さ
れた3次元CGオブジェクトを、該代表場面の場面デー
タ131が合成された3次元CGオブジェクトから一定
の距離tだけ離れた位置に配置する。
【0071】次に、ステップ403の処理に戻り、前記
時系列リンクによってつながれた代表場面を合成した全
ての3次元CGオブジェクトについて、前記3次元仮想
空間内への配置を行う。
【0072】ステップ403の処理で、前記時系列リン
クによってつながれた代表画面を合成した3次元CGオ
ブジェクトがなくなった場合には、ステップ401の処
理に戻り、他の時系列リンクによってつながれた最初の
代表場面であるエントリー場面を探し、前記エントリー
場面が見つからない場合には処理を終了する。
【0073】図5は、本実施例の画像表示方法におい
て、時系列リンクに基づいて3次元CGオブジェクトを
配置する過程を示す図である。図5において、510〜
560は3次元CGオブジェクトの並びを示す配置段階
である。
【0074】図5に示す様に、本実施例の画像表示方法
の3次元CGオブジェクトを配置する過程では、エント
リー場面を合成した3次元CGオブジェクトの位置指定
を行う配置段階510から始まり、配置段階520から
配置段階540を経て時系列リンクに基づいた3次元C
Gオブジェクトの配置を行う。
【0075】もし、時系列に基づいた配置を行った3次
元CGオブジェクトの中に、ハイパーリンクによってつ
ながれた3次元CGオブジェクトが存在する場合には、
配置段階550の様にハイパーリンクによる並びを作成
し、配置段階560の様に、ハイパーリンクに基づいた
3次元CGオブジェクトの配置を行う。
【0076】本実施例の画像表示方法では、付加情報入
力装置150によって特定の3次元CGオブジェクトを
指示して、論理的なつながりであるハイパーリンクを作
成している。前記ハイパーリンクが作成されると、それ
まで表示されていた時系列リンクに基づいた3次元CG
オブジェクトの配置位置が変更される。
【0077】図6は、本実施例の画像表示方法におい
て、ハイパーリンクに基づいて3次元CGオブジェクト
の配置位置を更新する処理手順を示すフローチャートで
ある。
【0078】本実施例の画像表示方法では、ハイパーリ
ンクの存在を調べて前記ハイパーリンクによってつなが
れた3次元CGオブジェクトの配置位置を変更した後、
前記配置位置の変更よって影響を受ける他の3次元CG
オブジェクトの配置位置の更新を行う処理を一定時間毎
に繰り返す。
【0079】以下に、本実施例の画像表示方法におい
て、時系列リンクに基づいて配置された3次元CGオブ
ジェクトの配置位置をハイパーリンクに基づいて更新す
る処理手順について説明する。
【0080】図6に示す様に、ステップ601の処理で
は、3次元CGオブジェクトの論理的なつながりを示す
ハイパーリンクが存在しているかどうかを調べる。
【0081】前記ハイパーリンクが存在する場合には、
ステップ602の処理で、全てのハイパーリンクについ
て、前記ハイパーリンクによってつながれた複数の3次
元CGオブジェクトのハイパー関数を計算し、新しい配
置位置を最急降下法により求める。
【0082】ステップ603の処理では、前記の求めら
れた配置位置に前記ハイパーリンクによってつながれた
3次元CGオブジェクトを移動する。
【0083】次に、ステップ604の処理では、前記の
移動した3次元CGオブジェクトから時系列リンクによ
ってつながれた3次元CGオブジェクトが存在するかど
うかを調べる。
【0084】前記の移動した3次元CGオブジェクトか
ら時系列リンクによってつながれた3次元CGオブジェ
クトが存在する場合には、ステップ605の処理で、前
記時系列リンクによってつながれた複数の3次元CGオ
ブジェクトの時系列関数を計算し、新しい配置位置を最
急降下法により求める。
【0085】ステップ606の処理では、前記の求めら
れた配置位置に前記時系列リンクによってつながれた3
次元CGオブジェクトを移動する。
【0086】次に、ステップ604の処理に戻って、前
記の求められた配置位置に移動された3次元CGオブジ
ェクトに時系列リンクによってつながれた他の3次元C
Gオブジェクトが存在するかどうかを調べる。
【0087】前記の様にして、前記ハイパーリンクの作
成によって移動された3次元CGオブジェクトの時系列
リンクによってつながれた全ての3次元CGオブジェク
トの移動を行う処理を一定時間毎に繰り返す。
【0088】以下に、本実施例の画像表示方法における
ハイパー関数について説明する。
【0089】本実施例の画像表示方法におけるハイパー
関数とは、3次元仮想空間内に配置された複数の3次元
CGオブジェクト間に仮想的に生じる力を定義する関数
であり、ハイパーリンクによってつながれた2つの3次
元CGオブジェクト間では仮想的な引力が働き、ハイパ
ーリンクによってつながれていない2つの3次元CGオ
ブジェクト間では仮想的な斥力が働いている。
【0090】例えば、本実施例の画像表示方法では、図
5に示す様に、3次元CGオブジェクトbの代表場面
と、3次元CGオブジェクトaの代表場面との間にハイ
パーリンクが作成されており、前記ハイパーリンクの間
には
【0091】
【数1】
【0092】の引力が働いている。ここで、H(a、
b)は、ハイパーリンクによってつながれた3次元CG
オブジェクトaと3次元CGオブジェクトbとの間に生
じている引力、rは3次元CGオブジェクトaと3次元
CGオブジェクトbとの間の距離、hはハイパーリンク
によってつながれた2つの3次元CGオブジェクトの間
の理想的な距離、A及びBは定数である。
【0093】また、3次元CGオブジェクトaと3次元
CGオブジェクトbとの間に前記のハイパーリンクが定
義されていない場合には、前記2つの3次元CGオブジ
ェクト間には、
【0094】
【数2】
【0095】の斥力が働く。ここで、G(a、b)は、
ハイパーリンクによってつながれていない3次元CGオ
ブジェクトaと3次元CGオブジェクトbとの間に生じ
ている斥力、Cは定数である。
【0096】前記ハイパー関数による力が3次元仮想空
間内の全ての3次元CGオブジェクトに対して生じてい
るので、前記3次元仮想空間内には、前記ハイパー関数
による力の場であるポテンシャルが発生しており、前記
3次元仮想空間内の各3次元CGオブジェクトは、前記
ポテンシャルが最も低い配置位置で最も安定することに
なる。
【0097】そこで、本実施例の画像表示方法では、あ
る特定の3次元CGオブジェクトにハイパーリンクを作
成したときに、前記作成されたハイパーリンクによって
変化したポテンシャル状態の最も低い座標を前記最急降
下法により求め、前記求められた座標を前記3次元CG
オブジェクトの配置位置としている。
【0098】ここで、最急降下法とは、ある関数の極小
値を求める方法の1つであり、ある関数の微分値の負の
方向に座標を小刻みに変化させて、前記関数の極小値を
求める方法である。
【0099】例えば、図5に示す様に、本実施例の画像
表示方法の配置段階550で、3次元CGオブジェクト
aとハイパーリンクによってつながれた3次元CGオブ
ジェクトbは、3次元CGオブジェクトaと3次元CG
オブジェクトbとの間に働く引力により、3次元CGオ
ブジェクトaの配置位置方向に移動するが、あまり3次
元CGオブジェクトaに近付き過ぎると、3次元CGオ
ブジェクトaのまわりの3次元CGオブジェクトから斥
力を受けるので、最終的に、3次元CGオブジェクトa
との距離がr=hである配置位置の近傍に配置される。
【0100】前記ハイパーリンクが作成された3次元C
Gオブジェクトが移動するのに伴って、時系列リンクに
よってつながれた他の3次元CGオブジェクトの配置位
置も変わる。
【0101】前記時系列リンクによってつながれた2つ
の3次元CGオブジェクトの間には、以下の時系列関数
による引力が生じている。
【0102】
【数3】
【0103】ここで、T(a、b)は時系列リンクによ
ってつながれた3次元CGオブジェクトaと3次元CG
オブジェクトbの間に生じる引力、tは時系列リンクに
よってつながれた2つの3次元CGオブジェクトの間の
理想的な距離である。
【0104】前記時系列関数によって生じる引力は、前
記時系列リンクによってつながれた2つの3次元CGオ
ブジェクトの間にしか生じないが、全ての3次元CGオ
ブジェクトは、前記ハイパー関数の影響を受けるので、
前記時系列リンクによってつながれた3次元CGオブジ
ェクトの配置位置も、前記最急降下法を用いて求めてい
る。
【0105】前記ハイパーリンクによる3次元CGオブ
ジェクトの移動に伴い、時系列リンクによってつながれ
た3次元CGオブジェクトは、前記ハイパー関数及び前
記時系列関数によって発生するポテンシャルが最小とな
る様に移動することになる。また、時間的につながりの
ある代表場面は、連続したシーンを提示できる様に、ス
プライン補間され常に滑らかな列となって配置される。
【0106】図5に示す様に、本実施例の画像表示方法
の配置段階560では、3次元CGオブジェクトbは最
終的にr=hの位置に配置されている。
【0107】図7は、本実施例の画像表示方法の3次元
仮想空間内に配置された複数の3次元CGオブジェクト
に新たにハイパーリンクが加えられる過程を示す図であ
る。図7において、710〜750は3次元CGオブジ
ェクトである。
【0108】図7に示す様に、本実施例の画像表示方法
では、3次元CGオブジェクト710と3次元CGオブ
ジェクト720、並びに、3次元CGオブジェクト71
0と3次元CGオブジェクト730が、時系列リンクに
よってつながれており、また、3次元CGオブジェクト
710と3次元CGオブジェクト740が、ハイパーリ
ンクによってつながれている。
【0109】このときユーザが、3次元CGオブジェク
ト710と3次元CGオブジェクト750にハイパーリ
ンクを作成すると、3次元CGオブジェクト710と3
次元CGオブジェクト750との間に引力が働き、3次
元CGオブジェクト750と3次元CGオブジェクト7
20との間、3次元CGオブジェクト750と3次元C
Gオブジェクト730との間、並びに、3次元CGオブ
ジェクト750と3次元CGオブジェクト740との間
に斥力が働く。
【0110】2つの3次元CGオブジェクトに働く引
力、又は、斥力を加え合わせた値が最小となる座標を前
記最急降下法により求める。
【0111】すなわち、数1を微分した、
【0112】
【数4】
【0113】と、数2を微分した、
【0114】
【数5】
【0115】に従ってrを更新し、3次元CGオブジェ
クト750の座標を移動して、前記の引力と斥力の和が
最小となる座標を求め、前記求められた座標に3次元C
Gオブジェクト750を配置する。
【0116】本実施例の画像表示方法において、2つの
3次元CGオブジェクト間に働く斥力の有効範囲は、r
=2hの距離の領域である。前記領域に働く斥力によっ
て、3次元CGオブジェクト720、3次元CGオブジ
ェクト730、3次元CGオブジェクト740及び3次
元CGオブジェクト750が互いに反発し合い、図7に
示す様に、前記3次元CGオブジェクトの3次元仮想空
間内の配置位置が変わっている。
【0117】図8は、本実施例の画像表示方法におけ
る、3次元CGオブジェクトの配置例を示す図である。
図8において、810〜830は複数の3次元CGオブ
ジェクトの並びを示す配置である。
【0118】図8に示す様に、本実施例の画像表示方法
による複数の3次元CGオブジェクトの配置では、時系
列リンクに基づいて3次元CGオブジェクトを並べた配
置810、ハイパーリンクに基づいて3次元CGオブジ
ェクトを並べた配置820、及び、時系列リンクとハイ
パーリンクに基づいて3次元CGオブジェクトを並べた
配置830がある。
【0119】時系列リンクに基づいて3次元CGオブジ
ェクトを並べた配置810では、複数の代表場面を、そ
の時間が経過する方向に配置するので、時間方向の映像
内容の一覧性に優れた配置となっており、映像の内容の
把握を促進している。
【0120】また、ハイパーリンクに基づいて3次元C
Gオブジェクトを並べた配置820では、論理的に関連
付けられた代表場面同志がハイパーリンクにより接近し
た位置に配置される為、1つの代表場面を見ている際
に、周辺視によって前記代表場面に関連した情報を見る
ことが可能で、人が立っている代表場面の周辺に、その
人の車や家の近所の風景等を見ることができる。
【0121】また、時系列リンクとハイパーリンクに基
づいて3次元CGオブジェクトを並べた配置830で
は、3次元仮想空間内を移動して視点位置を変え、代表
場面の配置を遠くから見ることにより映像情報の構造を
把握することが可能であり、中央の代表場面に、他の2
つの関連情報があることが分かる。
【0122】以上の様に、本実施例の画像表示方法によ
れば、前記静止画像を合成した複数の3次元CGオブジ
ェクトを3次元CG上に配置して複数の映像間の関係を
可視化するので、前記複数の3次元CGオブジェクトが
表示される映像情報空間の視覚的把握が可能である。
【0123】また、本実施例の画像表示方法によれば、
前記複数の3次元CGオブジェクトを、前記時系列リン
ク及びハイパーリンクに基づいて接近させて配置するの
で、時間的及び論理的につながりのある映像の表示を行
うことが可能である。
【0124】(3次元CGオブジェクト表示の変更処
理)以下に、本実施例の画像表示方法において、3次元
仮想空間内の視点位置を入力して3次元CGオブジェク
トの表示を変更する処理について説明する。
【0125】図9は、本実施例の画像表示方法におい
て、3次元仮想空間内の視点位置を変更した場合の3次
元CGオブジェクトの表示の変化を示す図である。図9
において、901は中央の3次元CGオブジェクトの並
びを示す映像シーケンス、902は左側の3次元CGオ
ブジェクトの並びを示す映像シーケンス、903は右側
の3次元CGオブジェクトの並びを示す映像シーケン
ス、910〜980は視点位置を変更したときの3次元
CGオブジェクトの表示である。
【0126】図9に示す様に、本実施例の画像表示方法
では、ユーザは、付加情報入力装置150から視点位置
を入力することによって、3次元仮想空間内の視点位置
を変更し、仮想的にユーザが3次元仮想空間内を自由に
散策しているかの様に、3次元CGオブジェクトの表示
を変更している。
【0127】本実施例の画像表示方法では、前記3次元
仮想空間内の視点位置の入力は、付加情報入力装置15
0に備えられた上下左右の4つの方向を入力する4つの
ボタンによって行い、上方向のボタンを押し続けると視
点位置は画面の奥に進み、下方向のボタンを押し続ける
と視点位置は画面の手前に戻り、左右のボタンを押し続
けると視点位置は左右に移動する。
【0128】図9に示す様に、本実施例の画像表示方法
では、始めに表示910の様に、遠くの視点位置から代
表場面群を見ている。次に、表示920の様に視点位置
を中央の映像シーケンス901に移動させ、次に、表示
930の様に左側の映像シーケンス902へのハイパー
リンクに沿って視点位置を移動させ、表示940及び表
示950の様に左側の映像シーケンス902を見てい
る。
【0129】続いて、表示960の様に左側の映像シー
ケンス902の代表場面の間を通過し、視点位置を中央
の映像シーケンス901に移動すると、表示970の様
に、左側の映像シーケンス902は視点位置の後方に移
動して、表示画面から消える。
【0130】更に中央の映像シーケンス901を横断し
て、視点位置を右側の映像シーケンス903に移動する
と、表示980の様に、中央の映像シーケンス901の
一部は、視点位置の後方に移動して表示されなくなり、
右側の映像シーケンス903が大きく表示される。
【0131】この様に、本実施例の画像表示方法では、
3次元仮想空間内を自由に移動することにより、ハイパ
ーリンクに依存せずに横断的に映像情報を見ることがで
きている。
【0132】図10は、本実施例の画像表示方法におい
て、3次元CG上に表示された代表画面を示す図であ
る。
【0133】図10に示す様に、本実施例の画像表示方
法を実施するGUI装置140のディスプレイ上には仮
想的な3次元仮想空間が表示され、代表場面が合成され
た複数の3次元CGオブジェクトが前記3次元仮想空間
内に並んでいる。連なって並んでいる代表場面は、時間
的に連続した映像から作られたものである。所々、違う
列の代表場面同志が近付いている所がハイパーリンクと
なっている。
【0134】ユーザは、代表場面が配置された3次元仮
想空間内を任意の方向に移動し、映像情報を見ることが
できる。
【0135】以上の様に、本実施例の画像表示方法によ
れば、前記3次元仮想空間内の視点位置を変更すること
によって前記3次元CG上の任意の3次元CGオブジェ
クトの映像を重点的に表示するので、複数の映像が表示
される映像情報空間の任意の映像を選択して表示するこ
とが可能である。
【0136】以上、本発明を、前記実施例に基づき具体
的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変
更可能であることは勿論である。
【0137】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0138】すなわち、複数の静止画像を該静止画像に
付随する関係情報と共に時間的又は論理的なつながりを
基に並べて表示するので、複数の映像及びその付加情報
の表示効率を向上することが可能である。
【0139】また、静止画像を合成した複数の3次元C
Gオブジェクトを3次元CG上に配置して複数の映像間
の関係を可視化するので、前記複数の3次元CGオブジ
ェクトが表示される映像情報空間の視覚的把握が可能で
ある。
【0140】また、複数の3次元CGオブジェクトを時
系列リンク及びハイパーリンクに基づいて接近させて配
置するので、時間的及び論理的につながりのある映像の
表示を行うことが可能である。
【0141】また、3次元仮想空間内の視点位置を変更
することによって前記3次元CG上の任意の3次元CG
オブジェクトの映像を重点的に表示するので、複数の映
像が表示される映像情報空間の任意の映像を選択して表
示することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像表示方法を実施する一実施例の装
置の概略構成を示す図である。
【図2】本実施例の画像表示方法の場面データを3次元
CGオブジェクトに合成する処理の概要を示す図であ
る。
【図3】本実施例の画像表示方法の場面データが合成さ
れた3次元CGオブジェクトの概略を示す図である。
【図4】本実施例の画像表示方法の場面データを合成し
た3次元CGオブジェクトを時系列リンクに基づいて配
置する処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本実施例の画像表示方法の時系列リンクに基づ
いて3次元CGオブジェクトを配置する過程を示す図で
ある。
【図6】本実施例の画像表示方法のハイパーリンクに基
づいて3次元CGオブジェクトの配置位置を更新する処
理手順を示すフローチャートである。
【図7】本実施例の画像表示方法の3次元仮想空間内に
配置された複数の3次元CGオブジェクトに新たにハイ
パーリンクが加えられる過程を示す図である。
【図8】本実施例の画像表示方法の3次元CGオブジェ
クトの配置例を示す図である。
【図9】本実施例の画像表示方法の3次元仮想空間内の
視点位置を変更した場合の3次元CGオブジェクトの表
示の変化を示す図である。
【図10】本実施例の画像表示方法の3次元CG上に表
示された代表画面を示す図である。
【符号の説明】
100…CPU、110…ビデオ入力装置、120…メ
モリ、121…サンプリング部、122…代表場面切り
出し部、123…合成部、130…外部記憶装置、13
1…場面データ、140…グラフィカル・ユーザ・イン
タフェース(GUI)装置、141…配置部、150…
付加情報入力装置、210…映像場面、220…付加情
報、230…メディア情報、240…3次元CGオブジ
ェクト。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 G06T 17/40 G06F 17/30 G06F 12/00 H04N 5/76

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元コンピュータ・グラフィックス上
    に映像を表示する画像表示方法であって、複数の動画像
    から複数の静止画像を抽出し、前記複数の静止画像に付
    随する関係情報を抽出し、前記複数の静止画像の時間的
    なつながりを示す時系列リンクを作成し、前記複数の静
    止画像の論理的なつながりを示すハイパーリンクを作成
    し、複数の静止画像と該静止画像に付随する関係情報と
    前記時系列リンクと前記ハイパーリンクを蓄積し、前記
    複数の静止画像と該静止画像に付随する関係情報を、前
    記時系列リンク及び前記ハイパーリンクに基づいて前記
    3次元コンピュータ・グラフィックス上に配置して表示
    することを特徴とする画像表示方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の動画像から抽出された複数の
    静止画像は、該動画像の各場面の映像を代表する複数の
    代表場面であることを特徴とする請求項1に記載された
    画像表示方法。
  3. 【請求項3】 前記時系列リンクの作成は、前記複数の
    静止画像の中の所定の静止画像に対して時間的につなが
    りのある別の静止画像の識別コードを前記所定の静止画
    像のデータに蓄積して行い、前記ハイパーリンクの作成
    は、前記複数の静止画像の中の所定の静止画像に対して
    任意の静止画像を選択し、前記選択された静止画像の識
    別コードを前記所定の静止画像のデータに蓄積して行う
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された画
    像表示方法。
  4. 【請求項4】 3次元コンピュータ・グラフィックス上
    に映像を表示する画像表示方法であって、複数の動画像
    から複数の静止画像を抽出し、前記複数の静止画像に付
    随する関係情報を抽出し、前記複数の静止画像の時間的
    につながりを示す時系列リンクを作成し、前記複数の静
    止画像の論理的なつながりを示すハイパーリンクを作成
    し、複数の静止画像と該静止画像に付随する関係情報と
    前記時系列リンクと前記ハイパーリンクを蓄積し、 前記蓄積された複数の静止画像と該静止画像に付随する
    関係情報とを、コンピュータ内に仮想的に生成された3
    次元仮想空間内の3次元の物体である3次元コンピュー
    タ・グラフィックス・オブジェクトに合成し、前記静止
    画像と関係情報が合成された複数の3次元コンピュータ
    ・グラフィックス・オブジェクトを前記蓄積された各時
    系列リンクと各ハイパーリンクに基づいて前記3次元仮
    想空間内に配置し、前記3次元仮想空間内の所定の視点
    位置から見た3次元コンピュータ・グラフィックス・オ
    ブジェクト群を表示し、複数の映像間の関係を可視化す
    ることを特徴とする画像表示方法。
  5. 【請求項5】 前記3次元コンピュータ・グラフィック
    ス・オブジェクトをコンピュータ内に仮想的に生成され
    た3次元仮想空間内に配置する際に、前記時系列リンク
    によってつながれた複数の3次元コンピュータ・グラフ
    ィックス・オブジェクトを配置する場合には、該3次元
    コンピュータ・グラフィックス・オブジェクトを互いに
    隣接して配置し、前記ハイパーリンクによってつながれ
    た複数の3次元コンピュータ・グラフィックス・オブジ
    ェクトを配置する場合には、該3次元コンピュータ・グ
    ラフィックス・オブジェクトを予め定められた一定距離
    まで互いに接近させて配置することを特徴とする請求項
    4に記載された画像表示方法。
  6. 【請求項6】 前記3次元仮想空間内の所定の視点位置
    から見た3次元コンピュータ・グラフィックス・オブジ
    ェクト群を表示する際に、前記視点位置を入力し、該入
    力された視点位置に基づいて前記3次元仮想空間内の視
    点位置を変更し、前記変更された視点位置から眺めた3
    次元コンピュータ・グラフィックス・オブジェクト群を
    表示し、任意の視点位置から見た複数の映像間の関係を
    可視化することを特徴とする請求項4又は請求項5に記
    載された画像表示方法。
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