JP3060804B2 - 情報提示装置 - Google Patents

情報提示装置

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JP3060804B2
JP3060804B2 JP5289762A JP28976293A JP3060804B2 JP 3060804 B2 JP3060804 B2 JP 3060804B2 JP 5289762 A JP5289762 A JP 5289762A JP 28976293 A JP28976293 A JP 28976293A JP 3060804 B2 JP3060804 B2 JP 3060804B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報提示装置に関し、
更に詳しくは、複数の情報単位を格納し、各々の情報単
位をその特徴に応じて、その特徴を表わす領域に各々の
情報単位の存在を意味する画像構成要素を提示する情報
提示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の情報提示装置に関する従来の技
術として、主に、数値データ視覚化技術、人工知能にお
ける知識表現技術、ハイパーテキストのブラウザ技術、
多変数データ視覚化技術などがある。これらの技術に関
しては、次のような文献[1]〜文献[5]において、
論じられている。
【0003】文献[1]:加治晶康,島津泰彦.「Ex
cel 2.2 入門」,(株)ビー・エヌ・エヌ,1
991年8月10日発行. pp.278-280. 文献[2]:特開平4−229380号公報「数値デー
タ視覚化方法および装置」(インターナショナル・ビジ
ネス・マシーンズ・コーポレーション) 文献[3]:Fairchild, Kim M., Poltrock, Steven
E., Furnas, George W.,“SemNet: Three-Dimensional
Graphic Representatios of Large Knowledge Bases",
In Cognitive Science and Its Applications for Huma
n-Computer Interaction, Lawrence Erlbaum Associate
s, Inc. HillsDale: NewJersey, 1988, pp. 201-233. 文献[4]:Halasz, Frank G., “Reflections on Not
eCards: Seven Issuesfor the Next Generation of Hyp
ermedia Systems", Communications of the ACM, Vol.
31, No. 7, 1988 July, pp. 836-852. 文献[5]:阿部俊広,「最前線レポート 創造力なき
人は去れ “活脳”うながす発想支援システム」,日経
情報ストラテジー,1993 August, pp. 60-67.
【0004】まず、数値データ視覚化技術について説明
する。この種の技術の最も一般的なものは、表計算ソフ
トなどにおけるグラフ作成機能である。上記の文献
[1]に記載されているように、例えば、「Microsoft
(登録商標」」社の「Microsoft Excel(登録商標)」
においては、数値データを表として入力し、それを散布
図などのグラフとして表現することができる。
【0005】また、科学データなどを可視化する用途に
も、この視覚化技術が利用されている。例えば、文献
[2]に記載されている「数値データ視覚化方法および
装置」の技術によれば、数値データを、階層データ構造
として表現された画像に変換する。これにより、その像
を3次元図形あるいは2次元図形として高速に表現する
ことができる。
【0006】また、文献[3]に記載されているよう
に、人工知能における知識表現の技術としてはSemNetが
ある。SemNetでは、大量の知識を保持する知識ベースの
状態をユーザーに提示するために、3次元空間に知識を
配置してユーザーに提示する。3次元空間への配置方法
は、各知識の属性による配置,知識同士の関係による配
置,ユーザーの指定による配置の3種類がある。特に、
各知識の属性による配置方法では、順序づけされたデー
タを知識ベースから受け取って、3次元空間へマッピン
グし、ノードを表示することができる。
【0007】また、文献[4]に記載されているよう
に、ハイパーテキストのブラウザ技術として、NoteCard
sがある。NoteCardsには、カード単位で記述された情報
を表現するアイコンを、2次元平面へ配置するブラウザ
機能がある。そして、ブラウザ機能を用いれば、カード
間の包含関係や参照関係などが、直線で自動的に表現さ
れる。このとき、更に、アイコンを指示すると、対応す
るカードが表示され、そのカードに含まれる情報の内容
を知ることができる。
【0008】また、多変数データ視覚化技術としては、
文献[5]に記載されているようなS−MAPがある。
この多変数データを視覚化する技術は、多くの変数を持
つデータを1画面に表示するための技術である。例え
ば、「社員数,売上高,営業拠点数,保有営業者数,
…」どのデータから構成される顧客データの関係を1
画面で表示することが可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような数値デー
タ,多変数データの視覚化技術では、数値データが予じ
め与えられており、その数値データを基にして視覚化す
る。そのため、そのままでは数値として扱えないような
データ、例えば、言語情報を基礎とするデータなどを読
み込んでも視覚的に表現することはできなかった。ま
た、視覚化されたデータは、そのデータそのものからは
直接に内容を知ることはできなかった。
【0010】このような数値データ視覚化技術,多変数
データ視覚化技術などを用いることにより、数値に基づ
いて画像を配置することが可能となる。しかしながら、
各データを表現する画像を、例えば、条件に従って特定
の領域に配置することはできなかった。人工知能におけ
る知識表現技術,ハイパーテキストのブラウザ技術など
においても、ある条件にあてはまるものを特定の領域に
配置することはできなかった。
【0011】本発明は、上述のような問題点を解決する
ためになさたものであり、本発明では、情報単位の存
在を意味する画像構成要素を、条件に従って特定の領域
に配置できるようにすることを第1の課題とする。ま
た、予め用意された画像と情報単位の存在を意味する画
像構成要素とを合成して表示することを第2の課題とす
る。同時に、配置された画像構成要素を直接指示するこ
とで、対応する情報単位の情報にアクセスできるように
することを第3の課題とする。
【0012】したがって、本発明の目的は、複数の情報
単位を格納し、各々の情報単位をその特徴に応じて、そ
の特徴を表わす画像上の領域に各々の情報単位の存在を
意味する画像構成要素を提示する情報提示装置を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するため、本発明の情報提示装置(請求項1)は複数
の情報単位を保持する情報単位保持手段(4b)と、情
報単位を選択する条件と前記条件により選択された情報
単位の存在を意味する画像構成要素を配置する領域との
関係を保持する領域条件保持手段(1a)と、領域条件
保持手段に保持された条件に基づいて情報単位がどの領
域に属するかを判別する条件適合判別手段(1b)と、
条件適合判別手段の判断に基づいて画像構成要素を配置
する領域における位置を決定する位置算出手段(2d)
と、画像構成要素を配置する各領域の全体を表示しそれ
ぞれの領域が領域条件を各表示部分で象徴する画像を保
持する融合画像保持手段(2b)と、融合画像保持手段
に保持された画像と位置算出手段によって決定された位
置に画像構成要素を配置した画像とを合成した画像を生
成する画像生成手段(2e)と、生成された画像を表示
する表示手段(2f)とを備えることを特徴とする。
【0014】また、本発明の情報提示装置(請求項2)
においては、更に、位置算出手段により算出された位置
に対して、融合画像保持手段に保持された画像の実体の
表示部分と重ならない位置に移動させる構成要素再配置
手段(2a)を備えることを特徴とする。
【0015】また、本発明の情報提示装置(請求項3)
においては、更に、位置算出手段により算出された位置
に対して、融合画像保持手段に保持された画像の実体の
表示部分と重なる場合に、情報単位の存在を意味する画
像構成要素または融合画像保持手段に保持された画像
半透明化する画像処理を施こす画像処理手段(2c)を
備えることを特徴とする。
【0016】また、本発明の情報提示装置(請求項4)
においては、更に、情報単位保持手段に保存されている
情報単位を評価した値を算出する評価値算出手段(3
a)を備え、評価値算出手段により情報単位を評価した
値により、領域に対して情報単位が選択される条件が変
わることを特徴とする。
【0017】更に、また、本発明の情報提示装置(請求
項5)においては、上記の情報提示装置の構成に加え
て、更に、表示手段に表示された画像構成要素に対する
指示を受け付ける構成要素指示手段(5a)と、指示さ
れた画像構成要素に対応する情報単位を検索する対応情
報検索手段(5b)と、検索された情報単位の内容を提
示する内容提示手段(5c)と、情報単位と当該情報単
位に対応する画像構成要素の位置との対応関係を保存す
る対応関係保持手段(4a)とを備えることを特徴とす
る。
【0018】
【作用】本発明の情報提示装置(請求項1)において、
情報単位保持手段(4b)は、複数の情報単位を保持す
る。領域条件保持手段(1a)は、情報単位を選択する
条件と前記条件により選択された情報単位の存在を意味
する画像構成要素を配置する領域との関係を保持する。
条件適合判別手段(1b)は、領域条件保持手段に保持
された領域条件に基づいて情報単位がどの領域に属する
かを判別する。また、融合画像保持手段(2b)は、
像構成要素を配置する各領域の全体を表示しそれぞれの
領域が領域条件を各表示部分で象徴する画像を保持して
おり、位置算出手段(2d)が、条件適合判別手段の判
断に基づいて画像構成要素を配置する位置を決定する
と、画像生成手段(2e)が、融合画像保持手段に保存
された画像と位置算出手段によって決定された位置に画
像構成要素を配置した画像とを合成した画像を生成す
る。生成された画像は表示手段(2f)により表示され
る。
【0019】これにより、格納されている複数の情報単
位に対して、その各々の情報単位をその特徴に応じて、
この情報単位の存在を意味する画像構成要素を、画像構
成要素を配置する各領域の全体を表示しそれぞれの領域
領域条件を各表示部分で象徴する画像の上の特定の領
域に配置して表示できる。このため、情報単位の特徴に
応じて、その特徴の領域条件を表わす画像の各表示部分
の領域に各々の情報単位の存在を意味する画像構成要素
を提示できる。更に、提示された画像構成要素により直
接にその情報単位の内容にアクセスできるようになる。
【0020】また、本発明の情報提示装置(請求項2)
においては、更に構成要素再配置手段(2a)が備えら
れている。構成要素再配置手段(2a)は、画像構成要
素を配置する場合、例えば、位置算出手段により算出さ
れた位置に対して画像の実体の表示部分と重なる場合、
この画像構成要素を配置する位置を画像の実体の表示部
分と重ならない位置に移動させる。これにより、画像構
成要素により、画像の実体の各表示部分(領域条件に対
する各表示部分)が隠れることがない。
【0021】また、本発明の情報提示装置(請求項3)
においては、画像処理手段(2c)が備えられ、情報単
位の存在を意味する画像構成要素または融合画像保持手
段に保持された画像を半透明化する画像処理を施こすこ
とができる。これにより、画像構成要素を配置する場
合、例えば、位置算出手段により算出された位置に対し
て画像の実体の表示部分と重なる場合は、画像構成要素
または画像のいずれか一方を半透明にする画像処理を行
うことにより、画像構成要素と共に表示する画像の実体
の各表示部分の双方が完全に隠れることがなく、共に表
示できる。
【0022】また、本発明の情報提示装置(請求項4)
には、評価値算出手段(3a)が備えられている。評価
値算出手段(3a)は、情報単位保持手段に保存されて
いる情報単位を評価した値を算出する。例えば、言語情
報などの情報単位に対して、各々の領域に分類する基準
を与える評価値を算出する。また、この評価値の算出方
法を変えることにより、この情報単位を評価した値によ
って、領域に対して情報単位が選択される条件(適用す
る条件)が変えられる。
【0023】情報単位の内容を表示する場合、本発明の
情報提示装置(請求項5)においては、対応関係保持手
段(4a)が、情報単位と当該情報単位に対応する画像
構成要素の位置との対応関係を保存しているので、構成
要素指示手段(5a)が、表示手段に表示された画像構
成要素に対する指示を受け付けると、対応情報検索手段
(5b)が、指示された画像構成要素に対応する情報単
位を検索し、内容提示手段(5c)は、検索された情報
単位の内容を提示する。これにより、画像の実体の表示
部分の領域に配置された画像構成要素を直接指示するこ
とで、対応する情報単位の内容にアクセスすることがで
きるようになる。
【0024】このように、複数の情報単位に対して、そ
の情報単位の存在を意味する画像構成要素を、それ自身
を画像上に配置する感覚を持ちながら、様々な条件に適
合するものを、画像上の領域に、例えば、領域条件を各
表示部分で象徴する画像の実体の表示部分の上の各々の
領域に配置することが可能となる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら具体的に説明する。また、実施例に基づいて本発明の
特徴を具体的に説明する。 (全体の構成)図1は、本発明の一実施例にかかる情報
提示装置の全体構成を示すブロック図である。本実施例
の情報提示装置は、図1に示すように、大きくは、条件
判別部1,表示処理部2,情報単位評価部3,情報保持
部4,および内容検索提示部5から構成される。
【0026】条件判別部1には、領域条件保持手段1a
および条件適合判別手段1bが備えられる。領域条件保
持手段1aは、情報単位を選択する条件と、選択された
情報単位の存在を意味する画像構成要素(ここでは後述
するように白抜きの小さな四角形を用いる)を配置する
領域との関係を保持している。すなわち、領域情報とそ
の領域に対応する条件を保存している。また、条件適合
判別手段1bは、情報単位を読み込み、領域条件保持手
段1aに保存されている領域情報とその領域に対応する
条件に照らし、情報単位がどの領域に属するかを判断す
る。
【0027】表示処理部2には、構成要素再配置手段2
a,融合画像保持手段2b,半透明画像生成手段2c,
位置算出手段2d,画像生成手段2e,および表示手段
2dが備えられている。
【0028】構成要素再配置手段2aは、位置算出手段
2dにより算出された画像構成要素の位置に対して、融
合画像保持手段2dに保持された画像の実体の表示部分
と重ならない位置に移動させる処理を行う。画像構成要
素を配置する時、例えば、位置算出手段により算出され
た位置に対して画像の実体の表示部分と重なる場合、こ
の画像構成要素を配置する位置を画像の実体の表示部分
と重ならない位置に移動させる。
【0029】融合画像保持手段2bは、画像構成要素を
配置する場合の背景となる画像を、つまり、複数の情報
単位の特徴に応じて、その特徴を表す領域に各々の情報
単位の存在を意味する画像構成要素を提示する情報提示
装置において、その表示のための背景となる画像を、予
用意して保存している。例えば、ネットワークシステ
ムに関する複数の情報単位を提示する場合に対しては、
ネットワークシステムの各々のシステム要素を各表示部
分で象徴する画像を、その背景画像として、保存してい
る。その場合、各々のシステム要素の各表示部分が領域
条件を象徴する。
【0030】半透明画像生成手段2cは、画像を半透明
化する画像処理を施こす。画像構成要素を配置する際、
例えば、位置算出手段により算出された位置に対して画
像の実体の表示部分と重なる場合に、情報単位の存在を
意味する画像構成要素または融合画像保持手段に保持さ
れた画像に半透明化する画像処理を施こし、画像構成要
素または画像のいずれか一方を半透明にする画像処理を
行う。
【0031】位置算出手段2dは、条件適合判別手段1
bの判断に基づいて、情報単位の存在を意味する画像構
成要素を配置する位置を決定する。この位置は、併せて
表示する画像上において、領域条件を各表示部分で象徴
する領域の位置である。画像生成手段2eは、融合画像
保持手段2bに保存された画像と位置算出手段2dによ
って決定された位置に画像構成要素を配置した画像とを
合成して生成する。また、表示手段2dは、合成して生
成された画像を表示画面上に表示する。
【0032】情報単位評価部3には、評価値算出手段3
aが備えられている。この評価値算出手段3aは、情報
単位保持手段に保存されている情報単位を評価した値を
算出する。例えば、言語情報などの情報単位に対して、
各々の領域に分類する基準を与える評価値を算出する。
これは、条件適合判別手段1bが情報単位から領域条件
に合うかどうかが判別できない場合に、読み込んだ情報
単位の情報を評価値算出手段3aに送るので、その情報
単位を評価した値を算出する。例えば、言語情報などの
情報単位に対して、各々の領域に分類する基準を与える
評価値を算出する。また、この評価値の算出方法を変え
ることにより、この情報単位を評価した値によって、領
域に対して情報単位が選択される条件(適用する条件)
が変えられるようにもできる。
【0033】情報保持部4には、対応関係保持手段4a
および情報単位保持手段4bが備えられている。対応関
係保持手段4aは、情報単位と当該情報単位に対応する
画像構成要素の位置との対応関係を保存している。ま
た、情報単位保持手段4bは、この情報提示装置で提示
する複数の情報単位を保存している。
【0034】また、内容検索提示部5には、構成要素指
示手段5a,対応情報検索手段5b,および内容提示手
段5cが備えられている。構成要素指示手段5aは、表
示手段に表示された画像構成要素に対する指示を受け付
ける処理を行い、対応情報検索手段5bは、指示された
画像構成要素に対応する情報単位を検索する。そして、
内容提示手段5cは、検索された情報単位の内容を提示
する。例えば、表示画面上に、検索された情報単位の内
容情報を表示する。
【0035】図2は、本実施例の情報提示装置によって
表示された画面上に配置された画像構成要素とその画像
構成要素に対応して提示された情報単位の情報との表示
例を説明する図である。図2に示すように、本実施例の
情報提示装置の表示画面20には、情報単位の存存を意
味する画像構成要素21を画像と共に配置する第1の表
示領域22と、画像構成要素21の指定によりその対応
の情報単位の内容表示が指示された場合に情報単位の内
容を表示する第2の表示領域23が設けられている。
【0036】この情報提示装置の例では、ネットワーク
システムにおける各部分で発生した個々のトラブルの内
容を各々の情報単位として、複数の情報単位を格納し、
その情報単位の存在を意味する画像構成要素を小さな白
抜きの四角形図形で表わし、ネットワークシステムを表
示する画像上に配置して表示している。
【0037】このため、第1の表示領域22には、ネッ
トワークシステムを表示する画像と共に、ネットワーク
システムにおける各部分で発生した個々のトラブルの内
容を情報単位として、その情報単位の存在を意味する画
像構成要素21が当該画像上に配置され表示される。個
々の画像構成要素21は、ネットワークで発生したトラ
ブル内容の情報単位の存在を意味しているので、例え
ば、その1つをマウスカーソル24で指示すると、その
操作に対応して、当該情報単位の内容情報が第2の表示
領域23に表示される。
【0038】この場合、ネットワークシステムにおい
て、プリンタに関して発生したトラブルの情報単位の存
在を意味する画像構成要素は、プリンタを表示する画像
の表示部分の近傍25に配置される。また、ネットワー
クに関して発生したトラブル内容の情報単位の存在を意
味する画像構成要素が、ネットワークを表示する画像の
表示部分の近傍に配置される。このように、ネットワー
クシステムに関して発生したトラブルの各々の情報単位
の存在を意味する画像構成要素は、それぞれに配置され
るので、その配置状況から適格に、個々の情報単位の全
体としての位置付けが容易に判別可能となる。
【0039】図3は、情報提示装置で提示する情報単位
となる内容情報の一例を示す図である。図3に示すよう
に、ここでの情報提示装置で提示される情報内容の情報
単位30は、そのデータ形式がカード型とされ、このカ
ード型情報を識別する識別番号フィールド31と、情報
内容部フィールド32とから構成される。図2に示した
ような情報提示装置のネットワークに関する情報提示の
応用例では、情報単位の情報として、情報内容部フィー
ルド32には、ネットワークシステムの各部分で発生し
た個々のトラブル内容の情報が格納される。このような
情報単位30となる個々のカード型情報は、情報単位保
持手段4bに保持される。
【0040】図4は、融合画像として用いる画像データ
の一例を示す図である。図4に示すように、例えば、ネ
ットワークシステムに関する複数の情報単位を提示する
場合に対しては、ネットワークシステムの各々のシステ
ム要素を各表示部分で象徴する画像データ40が、融合
画像保持手段2bに保存される。この画像データ40
は、ネットワークシステムの各々のシステム要素の各表
示部分が各々の領域条件を表現(象徴)している。ま
た、ここでの画像データ40は、そのデータ形式がカー
ド型とされ、このカード型情報を識別する識別番号フィ
ールド41と、画像データフィールド42とから構成さ
れる。図2に示したような情報提示装置のネットワーク
のトラブル発生に関する情報提示の応用例では、画像デ
ータ40は、ネットワークシステムの全体構成を示す画
像データや、ネットワークシステムにおける各システム
要素の画像データとなる。
【0041】図5は、画像構成要素を配置する場合に設
定する領域条件の一例を示す図である。図5に示すよう
に、例えば、ネットワークシステムに関する複数の情報
単位を提示する場合には、その領域条件50は、ネット
ワークシステムの各々のシステム要素に対して設定され
る。この領域条件50の条件データは、図4に示した画
像データの各表示部分の表示位置に対応している。ここ
での領域条件50は、画像構成要素を配置する場合の基
準位置を与えるデータであり、そのデータ形式が表形式
とされ設定される。このため、点名フィード51,条件
(発生箇所)フィールド52,および位置フィールド5
3が設けられ、各フィールドにそれぞれのデータが設定
される。
【0042】このように、画像データ上のネットワーク
システムの各システム要素の表示部分を表示する位置
(点)に対応して、その領域条件が設定される。例え
ば、ここで設定されている第1番目の領域条件の条件デ
ータは、点名「Network1」,条件(発生箇所)「ネット
番号=129.249.234.000」,位置「(150,150)」として設
定されている。この領域条件の意味は、ネットワークで
発生したトラブル内容を提示する情報単位の存在を意味
する画像構成要素を配置する位置基準として、ネット番
号=129.249.234.000のネットワークで
発生したトラブル内容の情報単位を提示する場合には、
その情報単位の存在を意味する画像構成要素を配置する
位置基準に、位置(150,150)を与えることを意
味している。このような領域条件50の条件データは、
領域条保持手段1bに保存される。
【0043】次に、本実施例の情報提示装置において、
情報単位の存在を意味する画像構成要素を配置する場合
の全体の処理動作を説明する。再び、図1を参照する。
情報提示装置において提示する複数の情報単位が与えら
れ、図3に示したように、個々の情報単位30が情報単
位保持手段4bに保持され、これに対して、図4に示し
たように、ここでの情報単位30の情報に対応する画像
データ40が融合画像保持手段2bに保持され、更に、
図5に示したように、画像データ40の各々の表示部分
(システム要素)に対応して、領域条件50が領域条保
持手段1bに保存された状態で、各々の情報単位を領域
の条件に照らして、情報単位の存在を意味する画像構成
要素を、各々の領域に配置して表示する場合の処理につ
いて説明する。
【0044】この処理では、条件適合判別手段1bが、
情報単位保持手段4bに保存されている情報単位を読み
込み、領域条件保持手段1aに保存されている個々の領
域条件のその領域に対応する条件に照らし、情報単位が
どの領域に属するかを判断する。条件適合判別手段1b
は、評価が必要な場合には、評価値算出手段3aへ送り
評価値を算出する。どの領域に属するかが判断された
後、位置算出手段2dによって画面上の位置が算出され
る。そして情報単位の存在を意味する画像構成要素が配
置された画像が、画像生成手段2eによって生成され、
融合画像保持手段2bに保存されている画像データの画
像と合成される。そして、合成された画像が、表示手段
2dに表示される。これにより、領域条件を各表示部分
で象徴する画像上に、条件に応じて情報単位の存在を表
現する画像構成要素を当該領域に配置して表示すること
ができる。
【0045】図6は、このような画像構成要素を配置し
て表示する画像表示処理を一連の流れで説明するフロー
チャートである。図6を参照して説明する。ここでは、
ネットワークシステムで発生した各々のトラブル内容の
各々の情報単位を順次読み込み、上述したような予じめ
設定されたネットワークシステムの画像データとその各
々の表示部分の領域条件に基づいて、その情報単位の存
在を表現する画像構成要素(四角形図形21)を、用意
された画像データの画像上に配置して表示する場合の処
理例について説明する。
【0046】前述したように、情報単位保持手段4bに
は、ネットワークシステムに関するトラブル内容の複数
の情報単位が、図3に示すような形態で保存されてい
る。また、領域条件保持手段1aには、図5のような形
式で、画像構成要素を配置する位置基準の領域およびそ
れに対する条件が保存されているものとする。ここでの
領域を指示する条件は、点として表現し、その点の位置
からその近傍領域を指示するものとしているが、これは
直接に矩形領域または円形領域など、その領域の形状を
そのまま指定しても良い。どのような領域指定でもかま
わない。また、融合画像保持手段2bには、予めネット
ワークシステムに関する画像データの情報が図のよう
に保存されているものとする。
【0047】処理が開始されると、まず、ステップS4
aにおいて、融合画像表示の処理を行う。画像生成手段
2eは、融合画像保持手段2bの画像データの情報を読
み込み、表示手段2dにより、画面上の第1表示領域2
2に、図7のような形態で、ネットワークの画像を表示
する。
【0048】以上の準備が終わると、次に、ステップS
4bにおいて、情報単位読み込みの処理を行う。この処
理は、条件適合判別手段1bが、情報単位保持手段4b
に保存されているネットワークの個々のトラブル内容の
各々の情報単位(図3)を読み込むことにより行う。
【0049】次に、ステップS4cにおいて、評価値算
出の処理を行う。読み込んだ情報単位のトラブル内容の
情報が単純に領域条件に合うかどうかを判別できない場
合、評価値算出手段3aへ情報を送り、評価値を算出す
る。例えば、ネットワークの個々のトラブル内容の情報
単位のトラブル発生箇所の情報が欠落している場合、ま
た、トラブル発生箇所が複数の箇所に渡たる場合など
に、その評価値を与えるために評価値算出の処理が行わ
れる。例えば、前者の場合、所定の位置不明の評価値を
返し、後者の場合、複数の箇所の中間の位置を算出し、
評価値として与える。もちろん、情報単位の情報が数値
自体であるような場合(例えば、トラブル発生箇所がア
ドレスとして与えられている場合)など、単純に位置を
決定できる場合は、評価値算出の処理は不要である。
【0050】次に、ステップS4dにおいて、領域選別
の処理を行う。前のステップの処理により算出した評価
値をもとに、条件適合判別手段1bが領域条件保持手段
1aに保存されている領域条件(図5)にもとづいて、
この情報単位がどの領域に属するのかを選別する。
【0051】次に、ステップS4eにおいて、位置算出
の処理を行う。この処理により、領域の条件に適合する
ものは、位置算出手段2dによって、その情報単位の存
在を意味する画像構成要素(四角形図形21)の表示位
置が算出される。ここで算出された画像構成要素の表示
位置は、対応のトラブル内容の情報単位と対応づけられ
る。
【0052】このため、次のステップS4fにおいて、
対応関係生成の処理を行う。前のステップの処理で求め
た画像構成要素の表示位置と、その画像構成要素により
その存在が意味される情報単位の識別番号との対応関係
情報の表が生成される。生成された対応関係情報の表
は、図8に示すような形態で対応関係保持手段4aに保
存される。図8は、画像構成要素の表示位置と当該画像
構成要素により存在が指示される情報単位の識別番号と
の関係を示す対応関係情報の表の一例である。この対応
関係表80においては、画像構成要素の表示位置81と
この画像構成要素に対応する情報単位の識別番号82と
を対応させて、その関係が登録される。
【0053】次に、処理の流れはステップS4gに進
む。ステップS4gにおいては、先に算出された画像構
成要素の表示位置に基づき画像生成を行う。画像構成要
素の表示位置を受け取った画像生成手段2eは、情報単
位の存在を意味する画像構成要素の画像(小さな白抜き
の四角形図形)をその表示位置に生成する。次に、ステ
ップS4hにおいて、生成した画像構成要素の画像を表
示手段2dにおいて予じめ表示されている融合画像と合
成し、中間画像を表示する。
【0054】次に、ステップS4iにおいて処理の制御
を行う。ステップS4b〜ステップS4hまでの処理を
必要な情報単位の読み込みを終了するまで繰り返し行う
制御を行い、次のステップS4jにおいて、結果を表示
して終了する。すなわち、最終的に生成されたネットワ
ークシステムの画像の融合画像と画像構成要素の画像と
の合成画像を表示手段2d表示して終了する。ここで、
最終的に生成された画像は、図9に示すような形態とな
り、第1表示領域22には、ネットワークを表現する画
像上に、様々なトラブル内容の情報単位の存在を意味す
る白抜きの四角形図形(画像構成要素)21が配置され
た画像が表示される。
【0055】この結果、第1の表示領域22には、ネッ
トワークシステムを表示する画像と共に、ネットワーク
システムにおける各部分で発生した個々のトラブル内容
の情報単位が、その存在を意味する画像構成要素21に
より、ネットワークシステムの画像の対応位置に表示さ
れる。ここでの個々の画像構成要素21は、ネットワー
クで発生したトラブル内容の情報単位の存在を意味して
いるので、例えば、その内の1つの画像構成要素をマウ
スカーソル24で指示すると、その操作に対応して、当
該情報単位の内容情報が第2の表示領域23に表示され
ることになる。
【0056】次に、画像構成要素の指示によって、その
情報単位の内容(ネットワークのトラブル内容)を提示
する処理について説明する。図10は内容情報の提示処
理の処理フローを説明するフローチャートであり、ま
た、図11は、内容情報の提示操作の一例を説明する図
である。図10および図11を参照して説明する。
【0057】図11に示すように、マウスカーソル24
により、例えば、ネットワークで発生したトラブル内容
の情報単位の存在を意味する画像構成要素の四角形図形
を指示すると、その画像構成要素の表示色が変化し、そ
の画像構成要素が選択状態となる。これにより、この画
像構成要素に対応する情報単位の内容の提示処理が開始
される。すなわち、ステップS13aにおいて、画像構
成要素指示の処理を行うと、構成要素指示手段5aは、
ユーザからの画像構成要素の指示を受け取り、この位置
情報を対応情報検索手段5bへ送る。
【0058】次に、ステップS13bにおいて、対応関
係検索の処理を行う。この処理は、対応情報検索手段5
bが、先のステップの処理のユーザの指示による位置情
報を基にして、対応関係保持手段4aに保存されている
対応関係表(80:図8)を検索し、その位置情報から
情報単位の識別番号(ID)を得る。
【0059】次に、ステップS13cにおいて、情報単
位検索の処理を行う。この処理は対応情報検索手段5b
が、その識別番号(ID)をもとにして、情報単位保持
手段4bを検索し、対応する情報単位を取りだす。最後
に、ステップS13dにおいて、取り出した情報単位の
内容を内容提示手段5cへ表示して終了する。これによ
り、図11に示すように、表示画面の第2表示領域23
には、指示された画像構成要素に対応する情報単位の内
容情報が表示される。このような情報単位に含まれる情
報として、ここでは、ネットワークのトラブル内容を文
字情報で提示するようにしているが、このような文字情
報に替えて、音声・画像・動画などを含んだ情報であっ
てもかまわない。
【0060】このように、画像構成要素を指示すること
によって、対応する情報単位が提示されるので、対応す
る情報単位に容易にアクセスすることができる。この応
用例の場合、ネットワークシステムに関するトラブル内
容を情報単位として、その発生位置を領域条件として、
各々の情報単位の存在を意味する画像構成要素を表示し
ているので、プリンタに関して発生したトラブル内容の
情報単位の存在を意味する画像構成要素は、プリンタを
表示する画像の表示部分の近傍に配置され、また、ネッ
トワークに関して発生したトラブル内容の情報単位の存
在を意味する画像構成要素は、ネットワークを表示する
画像の表示部分の近傍に配置されることになる。
【0061】このため、例えば、ネットワークシステム
のプリンタに関して発生したトラブル内容が多く存在す
る場合には、プリンタの表示部分の近傍に多くの画像構
成要素が配置されて表示されるので、個々の画像構成要
素が重なって表示される。この場合、重なって表示され
た個々の画像構成要素は、見にくくなり、多くのそれぞ
れ個別の画像構成要素を区別して指示する操作が行いに
なる。これに対しては、個々の画像構成要素の配置
の位置を移動させる処理、または、個々の画像構成要素
の画像表示を半透過化することにより解消できる。
【0062】次に、このような本発明の情報提示装置の
実施例の変形例について説明する。図12は画像構成要
素の画像表示を半透過化した場合の表示例を説明する図
であり、図13は画像構成要素の画像表示位置を移動さ
せて重複回避を行った場合の表示例を説明する図であ
る。また、図14は画像構成要素の画像表示位置を移動
させてグラフ表示する場合の表示例を説明する図であ
る。
【0063】まず、画像構成要素の画像表示を半透明と
して、融合画像と合成して表示する場合の処理について
説明する。この場合の処理に対応して、本実施例の情報
提示装置には、半透明画像生成手段2cが備えられてい
る。この半透明化の処理は、画像構成要素の画像を生成
する場合(ステップS4g)に、画像構成要素の画像を
半透明画像生成手段2cに送り、画像構成要素の画像の
半透明画像を得る。そして、この半透明画像を合成す
る。この結果、最終的に得られるれ画像構成要素の画像
を表示した融合画像との合成画像は、図12に示すよう
な形態で表示される。これにより、画像構成要素の重な
り部分が明確に表示されるので、個々の画像構成要素が
重なって表示される場合にも、重なって表示された個々
の画像構成要素の存在が容易に確認され、多くのそれぞ
れ個別の画像構成要素を区別して指示する操作が行いや
すくなる。
【0064】次に、画像構成要素を融合画像と重ならな
いように表示するための処理について説明する。この場
合の処理では、図13に示すように、画像構成要素の画
像の表示位置を移動させて重複回避を行い表示する。こ
の場合の処理に対応して、本実施例の情報提示装置に
は、構成要素再配置手段2aが備えられている。この画
像構成要素の画像の重複回避の処理は、画像構成要素の
位置算出の処理(ステップS4e)を行う場合におい
て、位置算出手段2dが画像構成要素の表示位置を算出
すると、ここで算出された表示位置を構成要素再配置手
段2aへ送る。構成要素再配置手段2aでは、融合画像
の各表示部分と重複しない場合には、そのままの位置デ
ータを位置算出手段2dへ返すが、重複する場合には、
できる限り重複しないような位置を算出し、位置算出手
段2dへ返送する。重複するかどうかの判定は、融合画
像保持手段2bに保存されている融合画像の画像データ
の情報から判定する。また、表示手段2fに表示された
画像を検出することによって判定を行っても良い。これ
により、画像構成要素の重なり部分が解消されて表示さ
れる。このため、多くのそれぞれ個別の画像構成要素を
区別して指示する操作が行いやすくなる。
【0065】画像構成要素の画像の表示位置を移動させ
る新たな位置の算出方法は、本来の位置から乱数などを
使用して位置を決定する方法や、表示位置を移動させる
範囲を設定し画像の存在しない位置を検出する方法など
が用いられる。このよう処理を行なうことによって、
図13のように、あらかじめ用意された画像に重ならな
いように画像構成要素を配置することができる。
【0066】また、画像構成要素の画像の表示位置を移
動させる場合に、図14に示すように、その画像構成要
素の画像表示位置を移動させて、その領域条件に適合し
て当該表示位置に表示される画像構成要素をグラフ表示
するようにも変形できる。例えば、前述したように、ネ
ットワークシステムのプリンタに関して発生したトラブ
ル内容が多く存在する場合には、プリンタの表示部分の
近傍に多くの画像構成要素が配置されて表示されるの
で、プリンタの表示部分において、この多く表示される
個々の画像構成要素の四角形を縦に積み重ねてグラフ表
示となるように表示する。この結果、一部で重なって表
示され画像構成要素の個数が少なくなる。また、この
場合、ネットワークシステムのプリンタに関して発生し
たトラブルの個数が同時に示されることなる。このよう
な処理は、また、個々の画像構成要素の配置の位置を移
動させる処理を行う構成要素再配置手段2aにより行
れる。これにより、画像構成要素の重なり部分が一部で
解消されて表示される。このため、多くのそれぞれ個別
の画像構成要素を区別して指示する操作が行いやすくな
る。
【0067】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の情報提
示装置によれば、保存されている情報単位を読み込み、
情報単位の存在を表現する画像構成要素を、ユーザ自身
が設定した分析軸(視点)としての領域に配置するた
め、領域の条件に対応して予め用意された画像上の特定
の領域に配置することができるようになる。同時に、配
置された画像構成要素を直接指示することで、対応する
情報にアクセスすることができるようになる。これによ
り、情報単位それ自身を画像上に配置する感覚を持ちな
がら、様々な条件に適合するものを配置することが可能
となる。これは、大量の情報を分析する際や、今後の情
報収集の方向性策定、あるいはアイデアを考案する際な
どの場合に非常に有効である。また、特に、画像上に直
接に画像構成要素を配置することができるので、情報の
分析結果を他人に提示したりする際に、理解が深まった
り、説得力が増すという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例にかかる情報提示装
置の全体構成を示すブロック図、
【図2】 図2は本実施例の情報提示装置によって表示
された画面上に配置された画像構成要素とその画像構成
要素に対応して提示された情報単位の情報との表示例を
説明する図、
【図3】 図3は情報提示装置で提示する情報単位とな
る内容情報の一例を示す図、
【図4】 図4は融合画像として用いる画像データの一
例を示す図、
【図5】 図5は画像構成要素を配置する場合に設定す
る領域条件の一例を示す図、
【図6】 図6は画像構成要素を配置して表示する画像
表示処理を一連の流れで説明するフローチャート、
【図7】 図7は画面上の第1表示領域22に表示され
た融合画像の表示例を示す図、
【図8】 図8は画像構成要素の表示位置と当該画像構
成要素により存在が指示される情報単位の識別番号との
関係を示す対応関係表の一例を示す図、
【図9】 図9は標準的な画像構成要素の画像表示例の
示す図、
【図10】 図10は内容情報の提示処理の処理フロー
を説明するフローチャート、
【図11】 図11は内容情報の提示操作の一例を説明
する図、
【図12】 図12は画像構成要素の画像表示を半透過
化した場合の表示例を説明する図、
【図13】 図13は画像構成要素の画像表示位置を移
動させて重複回避を行った場合の表示例を説明する図、
【図14】 図14は画像構成要素の画像表示位置を移
動させてグラフ表示する場合の表示例を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1…条件判別部、1a…領域条件保持手段、1b…条件
適合判別手段、2…表示処理部、2a…構成要素再配置
手段、2b…融合画像保持手段、2c…半透明画像生成
手段、2d…位置算出手段、2e…画像生成手段、2d
…表示手段、3…情報単位評価部、3a…評価値算出手
段、4…情報保持部、4a…対応関係保持手段、4b…
情報単位保持手段、5…内容検索提示部、5a…構成要
素指示手段、5b…対応情報検索手段、5c…内容提示
手段、20…表示画面、21…画像構成要素、22…第
1の表示領域、23…第2の表示領域、24…カーソ
ル、25…表示部分の近傍、30…情報単位、31…識
別番号フィールド、32…情報内容部フィールド、40
…画像データ、41…識別番号フィールド、42…画像
データフィールド、50…領域条件、51…点名フィー
ド、52…条件(発生箇所)フィールド、53…位置フ
ィールド、80…対応関係表、81…画像構成要素の表
示位置、82…情報単位の識別番号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−35737(JP,A) 特開 平5−233730(JP,A) 特開 平2−230465(JP,A) 特開 平5−89173(JP,A) 上林、有川,「図形データベースにお ける概視機能とその実現」,情報処理学 会研究報告,Vol.86,No.48(D B−54),1986年7月21日,p.54−10 −1〜54−10−8 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/30 G06F 3/14 320 JICSTファイル(JOIS)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の情報単位を保持する情報単位保持
    手段と、 情報単位を選択する条件と前記条件により選択された情
    報単位の存在を意味する画像構成要素を配置する領域と
    の関係を保持する領域条件保持手段と、 領域条件保持手段に保持された条件に基づいて情報単位
    がどの領域に属するかを判別する条件適合判別手段と、 条件適合判別手段の判断に基づいて画像構成要素を配置
    する領域における位置を決定する位置算出手段と、画像構成要素を配置する各領域の全体を表示しそれぞれ
    の領域が領域条件を各表示部分で象徴する 画像を保持す
    る融合画像保持手段と、 融合画像保持手段に保された画像と位置算出手段によ
    って決定された位置に画像構成要素を配置した画像とを
    合成した画像を生成する画像生成手段と、 生成された画像を表示する表示手段とを備えることを特
    徴とする情報提示装置。
  2. 【請求項2】 複数の情報単位を格納し、各々の情報単
    位をその特徴に応じて、その特徴を表わす領域に各々の
    情報単位の存在を意味する画像構成要素を提示する情報
    提示装置であって、 複数の情報単位を保持する情報単位保持手段と、 情報単位を選択する条件と選択された情報単位の存在を
    意味する画像構成要素を配置する領域との関係を保持す
    る領域条件保持手段と、 領域条件保持手段に保持された条件に基づいて情報単位
    がどの領域に属するかを判別する条件適合判別手段と、 条件適合判別手段の判断に基づいて画像構成要素を配置
    する位置を決定する位置算出手段と、 画像を保持する融合画像保持手段と、 融合画像保持手段に保された画像と位置算出手段によ
    って決定された位置に画像構成要素を配置した画像とを
    合成した画像を生成する画像生成手段と、 生成された画像を表示する表示手段と、 位置算出手段により算出された位置に対して、融合画像
    保持手段に保持された画像の実体の表示部分と重ならな
    い位置に移動させる構成要素再配置手段とを備えること
    を特徴とする情報提示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の情報提示装置におい
    て、更に、位置算出手段により算出された位置に対して、融合画像
    保持手段に保持された画像の実体の表示部分と重なる場
    合に、 情報単位の存在を意味する画像構成要素または融
    合画像保持手段に保持された画像を半透明化する画像処
    理を施こす画像処理手段を備えることを特徴とする情報
    提示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の情報提示装置におい
    て、更に、 情報単位保持手段に保存されている情報単位を評価した
    値を算出する評価値算出手段を備え、 評価値算出手段により情報単位を評価した値により、領
    域に対して情報単位が選択される条件が変わることを特
    徴とする情報提示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2の情報提示装置
    において、更に、 表示手段に表示された画像構成要素に対する指示を受け
    付ける画像構成要素指示手段と、 指示された画像構成要素に対応する情報単位を検索する
    対応情報検索手段と、 検索された情報単位の内容を提示する内容提示手段と、 情報単位と当該情報単位に対応する画像構成要素の位置
    との対応関係を保存する対応関係保持手段とを備えるこ
    とを特徴とする情報提示装置。
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上林、有川,「図形データベースにおける概視機能とその実現」,情報処理学会研究報告,Vol.86,No.48(DB−54),1986年7月21日,p.54−10−1〜54−10−8

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